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幼児へのプレパレーションの促進要因と阻害要因の検討(第2報) : 病状、入院目的、退院後の生活に関することについて

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研 究 ノ ー ト 名古 屋 市 立 大学 看護 学部 紀 要 第12巻2013

幼 児 へ の プ レパ レ ー シ ョ ンの 促 進 要 因 と阻 害 要 因 の 検 討(第2報)

− 病 状

、 入 院 目的 、 退 院 後 の 生 活 に 関 す る こ と に つ い て −

山 口 孝 子1),堀 田 法 子1),下 方 浩 史2) 要 約 本研 究 目的 は、 幼 児 へ の病 状 、 入 院 目的 、 退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)に 関 す るプ レパ レー シ ョ ンの 意 識 、 実 態 、 意 識 と実 態 との ず れ 、 ず れ に対 す る促 進 要 因 と阻 害 要 因 を検 討 す る こ とで あ る。 看 護 師296名 を対 象 に 質 問紙 調 査 を 行 った(回 収 数114部 、 回 収 率38.5%)。 プ レパ レー シ ョ ンに対 す る意 識 、 実 態 で は、 患 児 の年 齢 が 進 む に つ れ プ レパ レー シ ョンを必 要 と思 い 、 実 施 して い た が 、 ず れ で は患 児 の 年 齢 が 低 い ほ どプ レパ レー シ ョ ンを 必 要 と思 って い て も十 分 実施 して い な い こ とが認 め られ た。 先 行 研 究 に て プ レパ レー シ ョ ンに対 す る意 識 と実 態 の理 由 か ら抽 出 した プ レパ レー シ ョンの影 響 要 因 の うち 、 病 状 で はず れ に 対 す る促 進 要 因 と して 『患 児 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 』、 阻 害 要 因 と して 『実 施 に対 す る 自信 の な さ』 が 、 入 院 目 的 で は促 進 要 因 と して 『患 児 の基 本 的 人 権 の尊 重 』 が、 退 院 後 の生 活 で は促 進要 因 と して 『患 児 の基 本 的 人 権 の 尊 重 』 『患 児 の要 因 』 『患 児 の 健 康 意 識 ・ セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』、 阻 害 要 因 と して 『ネ ガ テ ィブ な職 場 環 境 』 『実 施 に 対 す る 自信 の な さ』 が 関 与 す る こ と が示 唆 さ れ た。 キ ー ワ ー ド:幼 児 、 プ レ パ レ ー シ ョ ン 、 病 状 、 入 院 目 的 、 退 院 後 の 生 活 Iは じ め に 入 院 は慣 れ 親 しん だ環 境 や家 族 ・仲 間 との分 離 を伴 い、 と くに環 境 の 変化 に上 手 く対 処 す る能 力 が 備 わ って い な い乳 幼 児 に と って はス ト レス が大 きい。 そ の た め 、 入 院 中 だ け で な く、 退 院 後 に も様 々 な心 理 的 混 乱 を 引 き起 こ す こ とが 報 告 さ れ て い る1)。近 年 、 こ の よ うな心 理 的 混 乱 に対 し、 プ レパ レー シ ョン(心 理 的準 備)を 実 施 す る こ との 有 用 性 につ い て数 多 く報 告 さ れ て い る。 岡 崎 ら2) は、 入 院前 に子 ど もに ビデ オ視 聴 や病 棟 見学 ツ アー を取 り入 れ た入 院生 活 に 関 す るプ レパ レー シ ョンを 実 施 した と ころ、 入 院生 活 に適 応 しや す か った こ とを報 告 した。 さ ら に、 涌 水3)ら は外 科 的小 手 術 を 受 け た子 ど もの心 理 的 混乱 が低 い要 因 に入 院 の趣 旨 に対 す る理 解 や 病 気 に対 す る 自覚 が影 響 した こ とを 明 らか に し、 病 気 や 入 院 に対 す る子 ど もな りの 自覚 や理 解 を促 す こ との 必要 性 を 示 唆 した。 しか しな が ら、 蝦 名4)は3∼5歳 児 は そ れ以 降 の年 齢 に比 べ て プ レパ レー シ ョンが必 要 とい う看護 師 の意 識 は 低 く、 さ らに必 要 と思 って い て も十 分 実 施 す る こ とが で きな い実態 を報 告 した。現 在 で は看 護 師 のプ レパ レー シ ョ ンに 対 す る意 識 と実 施 状 況(以 下 、 実 態 とす る)と の ず れ に つ い て の 研 究 はま だ 少 数 で あ り、 小 児 の 人 権 尊 重 や 最善 の 利 益 の 享 受 を 考 え た 場 合 、 プ レパ レー シ ョ ンの さ らな る普 及 に 向 けた シス テ ムを 構 築 す る こ とが 急 務 とい え る。 そ こで、 著者 らは先 行 研究 にて幼 児 へ の プ レパ レー シ ョ ンの 影 響 要 因 と して 、 プ レパ レー シ ョ ンに対 す る意 識 や 実 態 の 理 由 か ら11主 成 分 を 抽 出 した 。 そ の うち 寄 与 率 の 高 か つた 第1∼6主 成 分 に つ い て そ れ ぞ れ 『患 児 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 』 「ネ ガ テ ィ ブな職 場 環 境 』 『患 児 の 要 因 』 「実 施 に対 す る 自信 の な さ』 『患 児 の 健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』 「ポ ジテ ィ ブな職 場 環 境 』 と命 名 し、 検 討 した5)。 本研 究 で は、幼 児 へ のプ レパ レー シ ョンに対 す る意 識 、 実 態 、 ず れ を 明 らか に し、 プ レパ レー シ ョ ンの 影 響 要 因 (第1∼6主 成 分)の うち、 意 識 と実 態 との ず れ に対 す る促 進 要 因 と阻 害 要 因 に つ い て 検 討 す る こ とを 目的 と し た 。 な お 、 調 査 は先 行 研 究4)を 参 考 に 「病 状 」 「入 院 目 的」 「処 置(注 射 ・点 滴 ・採 血)目 的 」 「処 置(注 射 ・点 滴 ・採 血)手 順 」 「手 術 目 的」 「手 術 手 順 」 「術 後 経 過 」 「退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)」 の8項 目 に関 す るプ レ 1)名 古 屋 市 立 大 学 看 護 学 部 2)独 立 行 政 法 人 国 立長 寿 医 療研 究 セ ン ター 予 防 開発 部

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パ レー シ ョンを 設 定 した が、 処 置 と手 術 に 関 す る項 目 は 他 誌 で 報 告 済 み で あ る こ とか ら、 今 回 は 「病 状 」 「入 院 目的」 「退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)」 に つ い て報 告 す る。 Ⅱ用 語 の定 義 プ レ パ レ ー シ ョ ン と は、 小 児 の 病 気 や 入 院 に よ っ て 引 き起 こ さ れ る心 理 的 混 乱 を 最 小 限 に し、 小 児 の 対 処 能 力 を 高 め る ケ ア を 意 味 す る 。 そ の 内 容 に は 、Information Provision、Modeling、Coping  Skill Trainingが あ る が6)、 今 回 はlnformation  Provision(情 報 提 供)に 限 定 し、 そ のlnformation  Provisionに あ た る 「小 児 に 対 す る説 明 」 を プ レ パ レ ー シ ョ ン と 設 定 した 。

Ⅲ研 究 方 法

1.調 査 対 象 と 調 査 期 間 A県 下 に あ る病 院 の 小 児 病 棟 お よ び小 児 専 門病 院 に 勤 務 す る看 護 師296名(計9施 設)を 対 象 に 、 平 成18年8 ∼9月 に調 査 を実 施 した。 2.調 査 方 法 お よ び 内 容 研 究 協 力病 院 の 看護 部 に 看護 師 へ の 無記 名 自記 式 質 問 紙 の配 布 を依 頼 した。 質 問紙 に は研 究 依頼 書 、 返 信 用 封 筒 を添 付 し、 郵 送 法 に て 回 収 した。 調 査 内 容 は、 「病 状 」 「入 院 目的 」 「退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)」 に 関 す る プ レパ レー シ ョンに つ い て、 患 児 の1∼5歳 児 の年 齢毎 の意 識(必 要 ∼ 不 必要:5件 法)と 実態(実 施 ∼非 実 施: 5件 法)、 お よ び 意 識 と実 態 そ れ ぞ れ の理 由 、 基 本 属 性 で あ る。 理 由 は、 先 行 研 究7-9)を 参 考 に、 「患 児 」 「親 」 「職 場 環 境 」 の3側 面37項 目か らな る選 択 肢 を独 自 に 設 定 した(複 数 回 答 可)。 基 本 属 性 は、 年 齢 、 小 児 病 棟 勤 務 年 数 、 看護 職 勤 務 年 数 、 性 別 、 プ レパ レー シ ョ ンの知 識(よ く知 って い る ∼知 らな い:5件 法)、 プ レパ レー シ ョンの定 義 に つ い て(大 変 賛 同 す る∼ 賛 同 しな い:5 件 法)で あ る。 ま た病 院 の概 要 は病 院長 も し くは看護 部 長 に調 査 し、 郵 送 法 に て 回 収 した。 3.分 析 方 法 各 項 目 を 単 純 集 計 し 、Cochran-Mantel-Haenszel法 に よ り個 人 差 を 調 整 した 上 で 、 意 識 で は 必 要 と 思 う か ど う か 、 実 態 で は 実 施 して い る か ど う か に つ い て 患 児 の 年 齢 に よ り そ の 割 合 が 増 加 す る の か 低 下 す る の か の 傾 向 性 の 検 定 を 行 っ た 。 さ ら に 意 識 と実 態 を 得 点 化 し(以 下 、 意 識 得 点 、 実 態 得 点 と す る)、 解 析 を 進 め た 。 プ レパ レ ー シ ョ ン に 対 す る意 識 に お い て 「必 要 」1点 ∼ 「不 必 要 」5点 、 実 態 に お い て は 「実 施 」1点 ∼ 「非 実 施 」5点 と し た 。 つ ま り、 得 点 が 低 い ほ ど 、 意 識 で は プ レパ レ ー シ ョ ンを 必 要 と 思 い 、 実 態 で は 実 施 して い る こ と を 意 味 す る 。 ま た 、 意 識 と 実 態 と の ず れ に つ い て も 得 点 化 した(以 下 、 ず れ 得 点 と す る)。 今 回 は と く に プ レ パ レ ー シ ョ ン が 必 要 と思 っ て い て も十 分 実 施 で き な い実 態 を 解 明 す る た め 、 「必 要 ・ ど ち ら か と い え ば 必 要 」 と い う 意 識 を も つ 者 の み に 着 目 し、 意 識 か ら 実 態 の 得 点 を 減 じ た(範 囲 一4∼1)。 つ ま り 、 意 識 得 点 と 実 態 得 点 の 差 が 正 の 場 合 は 個 人 内 に お い て プ レパ レー シ ョ ンが 必 要 と 思 っ て い る 以 上 に 実 施 し て い る こ と を 、0点 の 場 合 は 必 要 と い う 思 い と 同 程 度 実 施 して い る こ と を 、 負 の 場 合 は 必 要 と 思 っ て い て も 十 分 実 施 して い な い こ と を 意 味 す る 。 意 識 得 点 、 実 態 得 点 、 ず れ 得 点 、 そ れ ぞ れ と 患 児 の 年 齢 と の 関 連 は 、Mixed  Effect  Modelで 個 人 差 を 調 整 し た 。 さ ら に 対 象 の 背 景(施 設 、 プ レパ レー シ ョ ンの 知 識 、 プ レパ レー シ ョ ンの 定 義 へ の 賛 同 、 年 齢 、 性 別 、 小 児 病 棟 勤 務 年 数 、 看 護 職 勤 務 年 数 、 学 歴 、 病 棟 の 看 護 師 で あ る か)に つ い て の 調 整 も 行 っ た 。 そ の 上 で 患 児 の 年 齢 に よ る ト レ ン ド検 定 、Tukey-Kramerに よ る 多 重 比 較 を 実 施 した 。 プ レパ レー シ ョ ンの 影 響 要 因 に つ い て は 、 著 者 らが 既 に 報 告 した 第1∼6主 成 分 『患 児 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 』 『ネ ガ テ ィ ブ な 職 場 環 境 』 『患 児 の 要 因 』 『実 施 に 対 す る 自 信 の な さ 』 「患 児 の 健 康 意 識 ・セ ル フ ケ ア 能 力 の 育 成 』 「ポ ジ テ ィ ブ な 職 場 環 境 』 を 利 用 した5)。 こ れ ら6つ の 主 成 分 と ず れ 得 点 と の 関 連 をMixed  Effect  Modelで 個 人 差 を 調 整 して 、 そ れ ぞ れ の 主 成 分 の 固 定 効 果 を 推 定 し、 影 響 の 有 意 性 を 検 討 した 。 対 象 の 背 景 に つ い て は 各 主 成 分 と の 関 連 が 強 く過 剰 調 整 に な る 可 能 性 が あ り 、 調 整 を 行 わ な か っ た 。 統 計 処 理 はSAS  ver9.13を 使 用 し、p< 0.05を も っ て 有 意 と し た 。 4.倫 理 的 配 慮 調 査 は名古 屋市 立 大 学 看 護 学 部 研 究 倫 理 委 員 会 の 承 認 を 得 た 後 、 各 病 院 長 も し くは看 護 部 長 に 調 査 の 目的 と方 法 、 施 設 の 匿 名 化 に つ い て 口頭 と文 書 で 説 明 し、 文 書 で 同意 を 得 た。 看護 師 に は調 査 の 目的 、 自由 意 志 によ る参 加 、 個 人情 報 の守 秘 、 回 答 を も つて 同 意 とす る等 を 文 書 で説 明 した。

Ⅳ結

1.病 院 の 概 要 と対 象 の 背 景 本 研 究 の対 象 と な った 病 院 は、 い ず れ も病 床 数200床 以 上 、 高 機 能 病 院 ・子 ど も病 院 か 一 般 病 院 で あ り、 小 児

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病 棟 の 病 床 数 は27∼52床(混 合2施 設)、 平 均 入 院 日 数 は3.8∼22.0日 で あ っ た 。 質 問 紙 の 回 収 数 は114部(回 収 率38.5 %)で あ り、 分 析 対 象 の 背 景 は 表1に 示 す と お り で あ る。 表1対 象 の背 景 2.プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る 意 識 、 実 態 、 ず れ プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る意 識 と実 態 を 表2に 示 す 。 意 識 に お い て 病 状 、 入 院 目 的 、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)で は 、1歳 児 に 対 し 「必 要 ・ど ち ら か と い え ば 必 要 」 と 回 答 した 者 は そ れ ぞ れ27.2%、24.5%、14.9%で あ っ た が 、 患 児 の 年 齢 が 進 む に つ れ 増 加 し、 5歳 児 に 対 し て は94.7%、93.8%、 92.9%で あ っ た(p<0.01)。 実 態 で は 、 1歳 児 に 対 し 「実 施 ・ど ち ら か と い え 表2プ レパ レー シ ョ ンに 対 す る意 識 と 実 態 Cochran-Mantel-Haenszel法 に よ り個 人 差 を 調 整 した 傾 向 性 の 検 定 で 、 意 識 、 実 態 の いず れ にお い て も患 児 の 年 齢 が 高 く な る ほ ど必 要 あ る い は 実 施 の割 合 が高 くな って い た(p<0.01)。

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表3プ レパ レー シ ョンに対 す る 意識 と実 態 との ず れ ず れ得 点 の範 囲:-4∼1 N:「 病 状 」 「入 院 目的 」 「退 院 後 の生 活 」 に お け る1∼5歳 児 そ れ ぞ れ の 「必 要 ・ど ち らか と い え ば必 要 」 と回 答 した人 数 ば 実 施 」 と 回 答 し た 者 は そ れ ぞ れ7. 0%、2.7%、4.4%で あ っ た が 、 患 児 の 年 齢 が 進 む に つ れ 増 加 し、5歳 児 に 対 し て は62.3%、53.5%、57.0 %で あ っ た(p<0.01)。 プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る意 識 と 実 態 と の ず れ を 表3に 示 す 。 プ レパ レ ー シ ョ ン に 対 し 「必 要 ・ど ち ら か と い え ば 必 要 」 と い う意 識 を も つ 者 で の 実 態 と の ず れ は、 患 児 の い ず れ の 年 齢 で も み ら れ 、 と くに 患 児 の 年 齢 が 低 い ほ ど負 の ず れ が 大 き くな っ て い た(p<0.01)。 図1プ レパ レー シ ョン に対 す る 意識 得 点 、 実 態 得 点 、 ず れ 得 点 と 患 児 の年 齢 との 関連(対 象 の背 景 で調 整) 3.プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る 意 識 得 点 、 実 態 得 点 、 ず れ 得 点 と 患 児 の 年 齢 と の 関 連 プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る意 識 得 点 、 実 態 得 点 、 ず れ 得 点 と患 児 の 年 齢 と の 関 連 を 図1に 示 す 。 意 識 、 実 態 と も病 状 、 入 院 目 的 、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)で は 、 患 児 の 年 齢 が 進 む に つ れ 意 識 得 点(p<0.01)、 実 態 得 点 (p<0.01)が 低 く 、 す な わ ち プ レパ レ ー シ ョ ン を 必 要 と 思 い 、 実 施 して い る こ と が 認 め ら れ 、 さ ら に 患 児 の 年 齢 間 に 有 意 差 が 確 認 さ れ た 。 ま た 、 意 識 と実 態 と の ず れ も、 患 児 の 年 齢 が 低 い ほ ど 負 の ず れ 得 点 が 大 き くな っ て い た (p<0.01)。 4.主 成 分 得 点 に よ る6つ の 主 成分 と ず れ 得 点 との 関 連 第1∼6主 成 分 得 点 が正 の値 の場 合、 プ レパ レー シ ョ ンが 必要 と思 って い る以 上 に 実 施 して い る こ とを 、 逆 に 負 の場 合 は必 要 と思 って い て も十 分 実 施 して い な い こ と を意 味 す る。 な お 、 こ こで は主 成 分 毎 に患 児 の 年 齢 との 関 連 を 繰 り返 し検 定 して い る こ とか ら、 偶 然 によ る有 意 差 が 生 じ る可 能 性 が 高 い た め、p<0.01を も って 有 意 と した。 主 成 分 得 点 に よ る6つ の 主 成 分 とず れ 得 点 との 関 連 を 表4に 示 す 。 病 状 で は、 第1主 成 分 『患 児 の 基 本 的 人 権 の尊 重 』 得 点 は2∼5歳 児 で 正 、 第5主 成 分 『患 児 の 健 康意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の育 成 』得 点 は2歳 児 で負 で あ っ た。 患 児 の 年 齢 で 調 整 し患 児 全 体 で は、 第1主 成 分 『患 児 の基 本 的 人 権 の 尊 重 』 得 点 の 固 定 効 果 は正 、 第4主 成 分 『実 施 に 対 す る 自信 の な さ』 得 点 と第5主 成 分 『患 児 の 健 康意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』 得 点 の 固 定 効 果 は 負 で あ った 。 入 院 目的 は、 い ず れ の 主 成 分 で も固 定 効 果

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表4主 成 分 得 点 に よ る6つ の 主 成 分 とず れ 得 点 との 関 連 (Mixed  effect modelに よ って 個 人 差 を 調 整 し求 め た 固 定 効 果 の 各 推 定 値 とそ の 検 定 結 果) は有 意 で は な か った が、 患 児 の年 齢 で 調 整 し患 児 全 体 で は、 第1主 成 分 『患 児 の基 本 的人 権 の尊 重 』 得点 の 固 定 効 果 は正 で あ った。 退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)で は、 第1主 成 分 『患 児 の基 本 的 人権 の尊 重 』 得 点 は3∼5歳 児 と、 第5主 成 分 「患 児 の健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』得 点 は4歳 児 で正 で あ った。 第2主 成分 『ネ ガ テ ィ ブな職 場 環 境 』得 点 は4、5歳 児 と、 第4主 成 分 『実 施 に対 す る 自信 の な さ』 得点 も4、5歳 児 で 負 で あ った。 患 児 の年 齢 で調 整 し患 児 全 体 で は、 第1主 成 分 「患 児 の 基 本 的人 権 の尊 重 』得 点 と第3主 成 分 『患 児 の要 因 』 得 点 と第5主 成 分 『患 児 の 健康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』得 点 の 固定 効 果 は正 、 第2主 成分 『ネ ガ テ ィ ブな職 場 環 境 』得 点 と第4主 成分 『実 施 に対 す る 自信 の な さ』 得 点 の 固 定効 果 は負 で あ った。

V考

1.プ レパ レー シ ョンに 対 す る 意 識 、実 態 、ず れ に つ い て 1、2歳 児 で は、 意 識 、 実 態 と も病 状 、 入 院 目的 、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)に お い て はい ず れ も低 率 で あ った が 、 患 児 の 年 齢 が 進 む につ れ 、 プ レパ レー シ ョ ン を 必 要 と思 い 、 実 施 して い る者 の 割 合 が 増 加 して い た 。 蝦 名4)の 調 査 に お い て、3∼5歳 児 の 小 児 に対 し、 入 院 中 お よ び 退 院 時 の 病 状 説 明 は約1.5割 の 看 護 師 が 「必 ず 説 明 す る必 要 あ り」 と回 答 し、 「十 分 に説 明 して い る」 者 は1割 に満 た なか った 。 入 院 の理 由 の説 明 は9割 以 上 の 看護 師 が 必 要 と回 答 し、 実 際 に 子 ど も に説 明 して い る 者 は約6割 で あ った 。 退 院 時、 退 院 後 の生 活(注 意 事 項 を 含 む)の 説 明 は約1割 の 者 が 必 要 と 「よ く思 う」 と回 答 し、 「よ く説 明 す る」 者 は1割 に満 た な か っ た。 これ らよ り、 本 研 究 の 方 が 全 体 的 に 意 識 ・実 態 と も に高 い 結 果 で あ った 。 入 院 に つ い て は、 小 児 が 病 院 とい う不 慣 れ

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な 環 境 に 対 し心 の 準 備 を す る た め に 、 そ の 目 的 説 明 の 他 、 病 院 ・病 棟 見 学 や 入 院 そ の も の の 説 明 も 必 要 で あ る。 今 後 は そ れ ら に つ い て も調 査 を 実 施 し、 さ ら に 充 実 した プ レ パ レ ー シ ョ ン が 提 供 さ れ る よ う な シ ス テ ム 構 築 を 目 指 し て い き た い 。 ま た 、 プ レ パ レー シ ョ ン に 対 し 「必 要 ・ど ち ら か と い え ば 必 要 」 と い う意 識 を も つ 者 で の 実 態 と の ず れ は 、 患 児 の い ず れ の 年 齢 で も み られ た 。 先 行 研 究4,10-12)にお い て も意 識 と実 態 と の ず れ は す で に 報 告 さ れ て お り 、 本 研 究 も 同 様 の 結 果 で あ っ た 。 2.プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る 意 識 、 実 態 、 ず れ と 患 児 の 年 齢 と の 関 連 に つ い て 意 識 、 実 態 と も病 状 、 入 院 目 的 、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)で は 、 患 児 の 年 齢 が 進 む に つ れ 、 プ レパ レー シ ョ ン を 必 要 と思 い 、 実 施 して い る こ と が 明 ら か と な っ た 。 ま た 、 意 識 で は4、5歳 児 間 、 実 態 で は1、2歳 児 間 と4、5歳 児 間 に お い て は 患 児 の 年 齢 間 に 有 意 差 が 認 め ら れ ず 、 こ れ ら の 年 齢 間 で は プ レ パ レ ー シ ョ ン に 対 す る意 識 や 実 態 に 大 き な 違 い は な い が 、 そ の 他 の 各 年 齢 間 の 違 い は 大 き い こ と が 確 認 さ れ た 。 さ ら に 、 プ レパ レー シ ョ ン に 対 す る意 識 と 実 態 と の ず れ は、 患 児 の 年 齢 が 低 い ほ ど負 の ず れ 得 点 が 大 き くな っ て お り 、 つ ま り 必 要 と 思 っ て い て も十 分 実 施 して い な い 者 が 多 く存 在 す る こ と が 明 ら か と な っ た 。 3.主 成 分 得 点 に よ る6つ の 主 成分 と ず れ との 関 連 に つ い て 意 識 と実 態 との ず れ に お い て、 病 状 で は 『患 児 の基 本 的人 権 の尊 重 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョ ンが 必 要 と思 って い る以 上 に 実 施 し、 「実 施 に 対 す る 自信 の な さ 』 や 『患 児 の健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョンが必 要 と思 って い て も十 分 実 施 して い な か った。 入 院 目的 で は 『患 児 の基 本 的人 権 の尊 重 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョ ンが 必 要 と思 っ て い る以 上 に 実 施 して い た 。 退 院 後 の 生 活 (注 意 事 項 含 む)に お いて も 「患 児 の基 本 的 人 権 の尊 重 』 『患 児 の要 因 』 『患 児 の健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の育 成 』 を感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョンが 必要 と思 って い る以 上 に実 施 し、 『ネ ガ テ ィ ブな 職 場 環 境 』 や 『実 施 に 対 す る 自信 の な さ』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョ ンが必 要 と思 って い て も十 分 実施 して い な か つた。 これ らよ り、 プ レパ レー シ ョンを必 要 と思 い 、 そ れ を 実 施 す るに は、 患 児 の基 本 的人 権 の尊 重 に つ い て認 識 す る こ と が 既 報13,14)同様 に病 状 、 入 院 目的、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)に 関 す るプ レパ レー シ ョンの 促 進要 因 とな る こ とが示 唆 され た。 ま た、退 院 後 の 生活(注 意 事項 含 む) に 関 す るプ レパ レー シ ョ ンで は患 児 各 々 の 要 因 を 踏 まえ て 実 施 す る こ とが 必 要 と され るた め 、 これ ら につ い て 認 識 す る こ と は促 進 要 因 とな る と考 え られ る。 さ ら に退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)で は、 将 来 にお い て 患 児 自 ら が 健 康 意 識 を 持 ち 、 行 動 で き る こ とが 重 要 とな る。 そ の た め、 プ レパ レー シ ョ ンの長 期 的 な効果 で あ る健 康意 識 ・ セ ル フケ ア能 力 に つ い て 、 看 護 師 が 認 識 す る こ とが 促 進 要 因 とな る可 能 性 が 考 え られ る。 一 方、 実 施 に対 す る 自信 の な さ も既 報13,14)同様 に病 状 や退 院 後 の生 活(注 意 事 項含 む)に 関 す るプ レパ レー シ ョ ンの 阻 害 要 因 とな る こ とが 示 唆 され た こ とか ら、 そ の 対 策 を 早 急 に 検 討 して い くこ とが 課 題 で あ る。 ネガ テ ィ ブ な職 場 環 境 につ い て は、 と くに幼 児 後 期 く らい にな る と、 患 児 自身 に 対 す るプ レパ レー シ ョ ンの 重 要 性 や 有 効 性 が 高 ま るた め 、 他 の 看 護 師 や 他 職 種 の 理 解 ・協 力 は必 須 と な る。 よ って 、 そ れ らが 得 られ な い 状 況 で はプ レパ レー シ ョ ンを 必 要 と思 って い て も実 施 で きな い 、 つ ま り阻 害 要 因 とな る可 能 性 が あ る。 今 回 、 病 状 にお い て 患 児 の 健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 を 感 じて い る者 ほ ど、 プ レパ レー シ ョ ンを 十 分 実 施 して い な か った とい う結 果 と な った が 、 これ はプ レパ レー シ ョ ンの 直 接 的 な 阻 害 要 因 とい うよ り、多 くの看 護 師が 病状 に関 す るプ レパ レー シ ョ ンの長 期 的 効 果 と して その必 要 性 を意 識 して い た もの の、 現 状 で はな か な か 実 施 す る こ とが 困 難 な こ とが 多 く、 そ の た め 結 果 と して 有 意 差 が 確 認 され た もの と推 察 す る。 今 後 、 さ らに 調 査 を 重 ね 、 関 連 性 につ い て 検 討 を して い きた い 。 本 研 究 で は、 プ レパ レー シ ョ ンの 中 で も と くに 「小 児 に対 す る説 明 」 に 限 定 し、 意 識 や 実 態 につ い て の 理 由 を 詳 細 に 把 握 しよ う と試 み た 。 しか し、 この こ とで 多 くの 看護 師 が 回 答 す る こ とに 負 担 を 感 じ、 回 収 率 の 低 下 に繋 が った と考 え られ る。 ま た 、 看 護 師 の プ レパ レー シ ョ ン に対 す る意 識 や 実 態 を 数 値 化 し、 意 識 と実 態 との ず れ を 解 析 した が 、 これ らの 変 数 は名 義 尺 度 で あ り、 分 析 方 法 の妥 当 性 は高 くは ない。 したが って、 回答 者 は プ レパ レー シ ョ ンに 対 す る意 識 が 高 い こ と、 調 査 地 域 が 限 定 され て い る こ と、 研 究 協 力 病 院 は比 較 的 大 規 模 な 施 設 の み で あ る こ と、 分 析 方 法 は操 作 的 で あ る こ とか ら、 結 果 の 一 般 化 に は限 界 が あ る こ とを 申 し添 え る。

Ⅵ結

1.プ レパ レー シ ョ ン に 対 す る意 識 、 実 態 で は 、 病 状 、 入 院 目 的 、 退 院 後 の 生 活(注 意 事 項 含 む)と も 、 低 年 齢 で は プ レパ レー シ ョ ンを 必 要 と 思 い 、 実 施 して い る 者 の 割 合 は い ず れ も 低 率 で あ っ た が 、 患 児 の 年 齢 が 進 む に つ れ 増 加 して い た 。

(7)

2.プ レパ レー シ ョ ンに対 す る意 識 と実 態 との ず れ は、 患 児 の い ず れ の年 齢 で もみ られ 、 と くに 患 児 の年 齢 が低 い ほ ど必 要 と思 って い て も十 分 実 施 して い な か った。 3.ま た、 意 識 と実 態 と の ず れ に お い て 、 病 状 で は 『患 児 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 』 を感 じて い る者 ほ ど プ レパ レー シ ョンが必 要 と思 って い る以上 に 実 施 し、 「実 施 に対 す る 自信 の な さ』 や 「患 児 の健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育成 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョンが必 要 と思 って い て も十 分 実 施 して い な か った。 入 院 目的 で は 「患 児 の基 本 的 人 権 の尊 重 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョ ンが必 要 と思 って い る以 上 に 実 施 して い た。 退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)に お い て も 『患 児 の基 本 的 人権 の尊重 』 『患 児 の要 因 』『患 児 の健康 意 識 ・ セ ル フケ ア能 力 の 育成 』 を 感 じて い る者 ほ どプ レ パ レー シ ョンが必 要 と思 って い る以上 に 実 施 し、 『ネ ガ テ ィ ブ な職 場 環 境 』 や 「実 施 に対 す る 自信 の な さ』 を感 じて い る者 ほ どプ レパ レー シ ョンが 必 要 と思 って い て も十 分 実 施 して い な か った。 4.す な わ ち、 幼児 へ の 病状 に 関 す るプ レパ レー シ ョ ンの意 識 と実 態 との ず れ に対 す る促 進要 因 と して 『患 児 の基 本 的 人 権 の尊 重 』、 阻 害要 因 と して 『実 施 に対 す る 自信 の な さ』 が 関与 す る こ とが 示 唆 さ れ た が 、 『患 児 の 健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』 に つ い て は今後 さ らな る検 討 が 必要 で あ る。 ま た、 入 院 目的 で は 「患 児 の基 本 的 人権 の尊 重 』 が促 進 要 因 と して、 さ らに退 院 後 の生 活(注 意 事 項 含 む)で は 『患 児 の 基 本 的 人 権 の 尊 重 』 『患 児 の 要 因 』 『患 児 の 健 康 意 識 ・セ ル フケ ア能 力 の 育 成 』 が促 進要 因、 『ネ ガ テ ィブ な職 場 環 境 』 『実 施 に対 す る 自信 の な さ』 が 阻 害要 因 と して 関与 す る こ とが 示 唆 され た。 今 後 、 プ レパ レー シ ョンの さ らな る普 及 に 向 けた シス テ ム を 構 築 す るに は、 促 進 要 因 を 高 め、 阻 害要 因 を低 め る取 り組 み が 必要 と思 わ れ る。 謝 辞 本 研 究 の趣 旨 を ご理 解 い た だ き、 快 くご協 力 くだ さい ま した各 病 院長 様 、 看 護 部 長 様 、 看 護 師 の 皆 様方 に 深 く 感 謝 の意 を表 しま す。 な お、 本 研 究 は、 日本 小 児 看護 学 会第17回 学 術 集 会、 第54,55,56回 日本 小 児 保 健学 会 に お い て一 部 発 表 した。 文 献

1)  Richard  H.  T.,  Gene  S.:Child  Life  in

Hospitals:  Theory  and  Practice,  Charles  C.

Thomas,Publishers,1981,堀 正,病 院 に お け る チ ャ イ ル ド ラ イ フ − 子 ど も の 心 を 支 え る 遊 び プ ロ グ ラ ム,19-48,中 央 法 規,東 京,2000 . 2)岡 崎 裕 子,藤 原 恵 美 子,山 下 葉 子 他:計 画 入 院 を す る 子 ど も へ の プ レパ レ ー シ ョ ンの 効 果 の 検 討, 神 戸 市 看 護 大 学 紀 要,12,21-29,2008. 3)涌 水 理 恵,尾 関 志 保,上 別 府 圭 子:外 科 的 小 手 術 を 受 け た 子 ど も の 退 院 後 の 心 理 的 混 乱 お よ び そ の 関 連 要 因,日 本 看 護 科 学 会 誌,25(3),75-82,20 05. 4)蝦 名 美 智 子:「 子 ど も と 親 へ の プ レパ レ ー シ ョ ン の 実 践 普 及 」 の 報 告,平 成16年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究(子 ど も 家 庭 総 合 研 究 事 業)報 告 書(鴨 下 重 彦 主 任 研 究 者),390-409,2004. 5)山 口 孝 子,堀 田 法 子,下 方 浩 史:主 成 分 分 析 に よ る 幼 児 へ の プ レパ レ ー シ ョ ンの 影 響 要 因 に 関 す る 研 究,日 本 小 児 看 護 学 会 誌,18(2),1-8,2009. 6)涌 水 理 恵,上 別 府 圭 子:日 本 の 小 児 医 療 に お け る プ レパ レー シ ョ ンの 効 果 に 関 す る 文 献 的 考 察,日 本 小 児 看 護 学 会 誌,15(2),82-89,2006. 7)大 西 文 子,杉 浦 太 一,羽 根 由 乃:看 護 師 が 行 う 小 児 へ の イ ン フ ォ ー ム ド ・コ ンセ ン トの 現 状 一 全 国 400床 以 上 の 病 院 と 小 児 専 門 病 院 へ の ア ン ケ ー ト 調 査 結 果 か ら,日 本 看 護 学 会 誌,11(1),60-69, 2002. 8)山 崎 千 裕,尾 川 瑞 季,池 田 友 美 他:入 院 中 の 子 ど も の ス ト レス と そ の 緩 和 の た め の 援 助 に つ い て の 研 究 − 第2報 プ リパ レ ー シ ョ ン(心 理 的 準 備)に つ い て 小 児 科 病 棟 看 護 職 員 へ の 調 査 −,小 児 保 健 研 究,63(5),501-505,2004. 9)上 村 浩 太,丸 山 浩 枝,林 裕 子 他:看 護 師 の プ レパ レー シ ョ ン実 践 認 識 と 関 連 す る 要 因 ∼ プ レパ レ ー シ ョ ン普 及 に 向 け て ∼,日 本 小 児 看 護 学 会 第16回 学 術 集 会 講 演 集,348-349,2006. 10)鎌 田 佳 奈 美,楢 木 野 裕 美,高 橋 清 子 他:入 院 す る 子 ど も へ の プ リパ レ ー シ ョ ン に 対 す る 看 護 師 の 認 識 と そ の 実 施 状 況,滋 賀 医 科 大 学 看 護 学 ジ ャ ー ナル ,2(1),12-22,2003. 11)小 林 八 千 代,星 直 子:入 院 児 に 接 す る 看 護 師 の 意 識 と実 践,順 天 堂 大 学 医 療 看 護 学 部 医 療 看 護 研 究, 4,10-19,2008. 12)齋 藤 美 紀 子,高 梨 一 彦,小 倉 能 理 子 他:プ レパ レ ー シ ョ ンに 対 す る 看 護 者 の 認 識 と そ の 実 施 状 況,弘 前 学 院 大 学 看 護 紀 要,5,47-56,2010. 13)山 口 孝 子,堀 田 法 子,下 方 浩 史:幼 児 へ の 処 置 に 関 す る プ レパ レー シ ョ ンの 促 進 要 因 と 阻 害 要 因 の 検 討 一 意 識 と 実 態 と の ず れ に 着 目 して 一,日 本 小

(8)

児 看 護 学 会 誌,18(3),1-8.2009.

14)山 口 孝 子,堀 田 法 子,下 方 浩 史:幼 児 へ の プ レパ レ ー シ ョ ン の 促 進 要 因 と 阻 害 要 因 の 検 討(第1報)

手 術 に 関 す る こ と に つ い て,名 古 屋 市 立 大 学 看 護 学 部 紀 要,12,15-22,2013.

(9)

Accelerative

and Obstructive

Factors

in Nurses'

Preparation

for Preschoolers

(Report

2)

—Focused

on their

Disease

,

Purpose

of Hospitalization,

Life after

Discharge

Takako Yamaguchi1), Noriko Hotta1), Hiroshi Shimokata2)

1) School of Nursing, Nagoya City University

2) Department of Epitemiology, National Institute for Longevity Sciences

Abstract

The aims of this study were to clarify pediatric nurses' perceptions of the preparation of pre-schoolers regarding disease, purpose of hospitalization and life after discharge, approaches to these goals, the gap between their perception and approach, and to examine the accelerative and obstructive factors behind that gap. A questionnaire survey was conducted among 296 nurses in the pediatric ward of hospitals and the children's hospital.

It was clarified that nurses thought more preparation was necessary and older children were bet-ter prepared. Nurses felt unable to adequately prepare the younger preschoolers, however.

Analysis of the results suggests that the factors affecting preparation regarding disease are "re-spect for child patients' fundamental human rights" as the accelerative factor, and "lack of confidence in execution" as the obstructive factor in relation to the gap. "Respect for child patients' fundamental human rights" was indicated as the accelerative factor regarding the purpose of hospitalization, and

"respect for child patients' fundamental human rights

," "factors of patients" and "raising patients' health consciousness and ability for self-care" were indicated as the accelerative factors, while "lack of confidence in execution" and "negative workplace environment" were the obstructive factors for life after discharge.

参照

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