JAIST Repository: 高温超電導体膜の交流測定
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(2) 高温超電導体膜の交流測定 影本 昇. (堀研究室). 高温超伝導酸化物が発見されてから十数年、結晶構造上の特徴からみて 30 種類の超伝導体が見出され、この間高温超伝導が起こるメカニズムを 明らかにしようとする様々な試みが行われてきたがその根本的な解決はは いまだなされていない。最近、このメカニズムをさぐるため多結晶 La2xSrxCuO4 膜を用いた一つの興味ある実験が報告された。La2-xSrxCuO4 は酸素ドープ量をコントロールして 100K 以下で半導体的な―Tの振る 舞いをするものを調べている。そして Pd/ La2-xSrxCuO4 / SrTiO3/ Pd で作ったキャパシタンス (C t) と Pd/ SrTiO3/ Pd で作ったキャパシタン ス (Csto) の比 C t/Csto を求め、4.2 Kで Sr ドーピングレベル x によっ て C t/Csto が 1 以上の値をとりながら周期的に変化するという結果を 得ている。この結果について極板間が大きいにもかかわらずキャパシタン スが増加していることから導かれる負の誘電率の存在と量子ホール効果と の関連性を議論している。 そこで我々は高温超伝導酸化物 YBa2Cu3Oy を用いキャリア濃度 y の値を振りながら直接常伝導状態から超伝導状態に 至る交流キャパシタンス測定により高温超伝導メカニズムを調べることを 試みた。YBa2Cu3Oy 膜は RF スパッタ法によって作成し、また膜生成過 程での基板温度、圧力などの条件で、膜の配向性、酸素のドープ量をコン トロールした。そしてそれに伴って Tc も変化していく。これらの技術を 用いて我々は RF マグネトロンスパッター法で X 線解析からも c 軸配向性 のよい超伝導膜を MGO(100) 面上に作れるようになった。膜の評価は-T 測定、ホール測定で行った。Tc は最大で 85K である。Sample の形状は Pd/ YBa2Cu3Oy(200nm)/ MGO(0.5mm)/Pd のキャパシタンス (C1) の ものと Pd/MGO(0.5mm)/Pd のキャパシタンス (C2) のものを並べて作成 し、測定は Lockin Amp を用いて C1,C2 にかかる電位差を直接みる方法と Capasitance Bridge を用いて直接コンデンサーの容量をみる方法の二つを 用いた。以上の実験から YBa2Cu3Oy のキャパシタンスを求め、誘電率に ついて議論した。 図は 平成 10 年度修士論文研究発表要旨集参照 keywords. YBCO, CAPACITANCE, 交流. Copyright c 1999 by Noboru Kagemoto.
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