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 「日本時間生物学会 第 25 回定期学術大会参加記」………………………………………………………………………………………………………鳥井 孝太郎……67

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Academic year: 2021

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鳥井 孝太郎

✉ 京都大学 生命科学研究科 統合生命科学専攻 2018 年 10 月 20 日から 21 日に長崎で開催された 第25 回日本時間生物学会学術大会に参加しました。 初めて参加した2014 年の大会では遠藤求先生のグル ープの学生は私1 人でしたが、今回は遠藤研の 6 人 の学生が参加し、賑やかな学会となりました。ただ、 長崎到着後、会場まで向かう道中では坂道が堪え、話 すこともままならず一人無口に歩く孤独な時間もあ りました。 多様性に富んだ時間生物学会は何度参加しても、驚 きと興味の尽きない場であり、今回も多くの発表に感 銘を受けました。アブラムシの姉世代、妹世代を継代 し続けることで、季節タイマーが世代数ではなく日数 による制御を受けることを示された、沼田英治先生の 話は特に記憶に残っています。また、生まれた直後の アブラムシの体内にすでに子がおり、その子の中にさ らに子がいるとお聞きした時には、生物の奥深さとそ の奥深さを学問として扱える時間生物学の懐の深さ に感動しました。また、マグマ活動によるredox 勾配 が原始生物における代謝ネットワークの駆動力であ る、とのお話には圧倒的な新鮮さを感じました。質疑 応答の際に『生物の起源はマグマなので』と言い切っ た中村龍平先生のお姿は今でも思い返すことがあり ます。 ポスター発表もまた毎回様々な議題があり、回り続 けても飽きることがありません。カニの話を聞いたか ら次は魚行くか、とまるで居酒屋にいるような気分で その多様性を楽しみました。また、時間生物学会には 多様性だけでなくテーマ間での親和性もあり、同様の 現象に対して様々なアプローチがなされている点も この学会の特徴だと思います。今回もシアノバクテリ ア概日時計についての多面的な解析と発表間でつな がりのあるストーリーを楽しむことができました。ポ スター発表の前にあるデータブリッツでは工夫を凝 らした発表もあり、参考になりました。私はデータブ リッツが得意ではなく、短さにかまけた手抜きスライ ドになっていたことに終わってから気づきました。や はり、ポスター発表の場では「君のデータブリッツは さっぱり分からなかった」と酷評をいただき、次はし っかりしたものを作ろうと自戒の機会となりました。 そんな、ポスター発表でしたが、運よくポスター賞を いただきました。賞状をいただいた経験が今までなか ったので、壇上では賞状を受け取る際の距離感がつか めず、終始前後にぶれ続け、自分らしい授与式となり ました。式後、賞金として懇親会費を参加した方のみ 頂けることを知りましたが、お金をケチり懇親会に参 加しなかったことが今でも心残りです。 今大会も多くのことを学ばせていただきました。今 大会を主催していただいた先生方、関係者の皆様にこ の場をお借りしてお礼申し上げます。稚拙な文章です が、お読みいただきありがとうございました。

第25 回日本時間生物学会学術大会関連

日本時間生物学会 第 25 回定期学術大会参加記

会場にて(筆者は前列右から3番目) 懇親会でふるまわれたというお寿司。逃した魚は大 きかったようです。 時間生物学 Vol . 25, No. 1 ( 2019) 67

参照

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