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保育所送迎時のインフォーマルな子育て支援の実態調査

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Academic year: 2021

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神戸常盤大学紀要  第 8 号 2015 114 −  −

保育所送迎時のインフォーマルな子育て支援の実態調査

松尾 寛子 保育所保育指針には、保育所に入所している子どもの保護者に対する支援として、子ども の送迎時の対応、相談や助言、連絡や通信、会合や行事など様々な機会を活用して行うこと、 とある。保育を行う際は、保護者と保育者の双方向でコミュニケーションを必要とし、保育 所と保護者が一人の子どもを「共に育てる」という意識を持つ必要がある。日時を指定して 保護者から相談を受けることも保育所における子育て支援の一つであるが、保護者にとっ ては保育者と送迎時の短時間に行うコミュニケーションを通して、子育ての悩みを解消で きたり、増幅を抑えたりできることもある。保育者にとっては保護者の少しの変化を読み取 り、声をかけるきっかけづくりにもなることもある。それを本研究ではインフォーマルな子 育て支援と定義した。アンケート調査によると、子どもの送迎場所はおおむねが保育室内、 保育室前ということ、送迎時間の短縮の工夫なども考慮していることがわかった。 待機児童解消にのみとらわれず、保護者と保育者が子どもの育ちを共に喜び合える関係 作りのために、保育所として保護者とのコミュニケーションの重要性を認識し、フォーマル な形のコミュニケーションだけではなく、毎日のコミュニケーション場面を適切に確保し ていかなければならないのではないかと考える。本研究は科学研究費補助金(若手研究B) 課題番号 25750013 による研究である。

地域在住自立高齢者における口腔機能と体力との関連

泉野 裕美、堀 一浩、澤田美佐緒、福田 昌代、畑山千賀子 野村 慶雄、重信 直人、伊藤加代子、井上 誠 高齢者の体力と口腔機能は ADL や QOL に影響を与える.これまで咬合接触や咀嚼能力と 体力との関連性についての報告はされているが,舌や口唇の動きと体力との関連性を検証 した報告はあまりみられない.本研究の目的は,高齢者の舌や口唇の動きを含めた口腔機 能と体力との関連性を明らかにすることである.対象者は地域在住の高齢者 66 名(男性 24 名,女性 42 名,平均年齢 70.3±5.9 歳).調査内容は身体機能評価として体力測定 5 項 目(開眼片足立ち・長座位体前屈・ファンクショナルリーチテスト・握力・タイムドアッ プ&ゴーテスト),口腔機能評価 6 項目(最大舌圧・最大口唇圧・舌の左右運動・オーラル ディアドコキネシス・咀嚼能力・反復唾液嚥下テスト)とした.分析は体力測定結果・口 腔機能結果の相関を Spearman の相関係数を用いて算出し,さらに口腔機能と体力との関 連性を分析するために重回帰分析を行った.結果,オーラルディアドコキネシス/ka/と舌 の左右運動は,開眼片足立ちとの関連性が認められた.さらに舌の左右運動はファンクシ ョナルリーチテスト,タイムドアップ&ゴーテストと有意な相関を認めた.また,舌の左 右運動,最大口唇圧,オーラルディアドコキネシス/ka/および咀嚼能力は,握力に影響を 与える因子となった.これらの結果より,舌や口唇などを含めた口腔の機能は高齢者の体 力と関連し,口腔機能を評価することで高齢者の全身の体力を推測できる可能性が示唆さ れた. 1-3 1-4

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