1Fa11S 炭素汚染除去法に基づく無酸素パラジウム/チタン非蒸発ゲッター
(NEG)コーティングの排気特性の改善
総研大高エネ
1,東理大理工
2,東工大理工
3,KEK 物構研
4○宮澤徹也
1,狩野悠
2,中山泰生
2,小澤健一
3,菊地貴司
4,間瀬一彦
1,4Improvement of Pumping Characteristics of Oxygen-Free Palladium/Titanium Non-Evaporable Getter (NEG) Coating Based on Removal of Carbon Contamination
High Ener. Accel. Sci., SOKENDAI1, Sci. Eng., Tokyo Univ. Sci.2, Sci. Eng., Tokyo Tech3, KEK-IMSS4 ○Tetsuya Miyazawa1, Yu Kano2, Yasuo Nakayama2, Kenichi Ozawa3, Takashi Kikuchi4, Kazuhiko Mase1,4
最近我々は新しい非蒸発ゲッター(NEG)を開発した (無酸素 Pd/Ti)。無酸素 Pd/Ti は、H2と CO を排気できる (図1)、大気曝露と活性化を繰り返しても H2と CO に 対する排気速度が低下しない、従来の NEG より活性化温 度が低く 133 °C、12 時間加熱で活性化できる、といった 特徴を持つ。しかし、Pd 表面が炭素で汚染されていると、 排気速度が低下するという問題があった。そこで我々は 1.3 × 10−4 Pa の酸素雰囲気下で無酸素 Pd/Ti 薄膜を 150 °C の加熱(O2アニール)をすることで炭素汚染を除去する 方法を考案した。未処理、UHV で 150 °C の加熱(UHV アニール)を 3 h、O2アニールを 3 h の 3 種類の処理を施 した無酸素 Pd/Ti 薄膜を XPS で測定し炭素の被覆率を求 めた。未処理の表面は 0.9 ML であるところ、UHV アニ ール、O2アニール後は 0.3、0.04 ML になることがわかっ た。同様のアニーリングを施した無酸素 Pd/Ti コーティン グ ICF203 真空容器の排気速度を測定した結果、UHV ア ニールを12 h 行った場合の H2と CO に対する初期排気速 度はそれぞれ 510、960 L/s、O2アニールを 12 h 行った場 合の初期排気速度はそれぞれ 990、1250 L/s であった。以 上の結果から、無酸素 Pd/Ti 薄膜を O2アニールすると Pd 表面の炭素 汚染が除去 され、H2と CO に対す る排気速度 が改善され ることがわ かった。 図1:無酸素 Pd/Ti の排気機構