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看護教員の実習指導力形成に関する研究 : 実習前研修のための研修ガイドの作成

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(1)

> ′一 }

I

看護教員の実習指導力形成に関する研究

―実習前研修のための研修ガイドの作成―

平成

1

3年

十 1

5年度

長野県看護大学療別研究

fL

-

成 果報告書

、′

平成

1

6

3

研究代表者唐澤由美子

(

長野 県看護大学

看護学部)

? ∴ ・ .

(2)

◆ 研究課題 看護教員の実習指導力形成 に関す る研究 一実習前研修のための研修ガイ ドの作成-◆ 研究組織 研究代表者 唐津 由美子 (長野県看護大学看護学部助教授) 研究分担者 八尋道子 (長野県看護大学看護学部助手) 曽根千賀子 (長野県看護大学看護学部助手) ◆ 研究経費 平成 13年度 243千円 平成 14年度 707千円 平成 15年度 459千円 合

1,409千円 ◆ 研究経過 平成 13年度 ○看護教員の実習指導に関す る研究、実習指導力形成 に関す る研究等 について文献の 収集および検討 を行 う。 ○実習前研修 について、数名 の看護教員か ら研修方法 ・内容等の聞き取 り調査 を行 う。 平成 14年度 ○全国の公立看護系大学に所属す る看護学助手を対象 として、実習前研修について調 査票による実態調査を行 う。 平成 15年度 ○実習指導の準備 のために実習施設で行 う研修の 「研修ガイ ド」の試案 を作成す る。

O

「研修ガイ ド」の評価 を行 う。

(3)

は じめに

実習施設で行われ る実習前研修の実態調査

1

. 日的

・・・・・・・・・・・・

2

.

調査枠組みの検討

・・・・・・

3.

方法

・・・・・・・・・・・・

4.

結果及び考察

・・・・・・・・

実習前研修のための研修ガイ ドの作成

1

. 研修のあ り方

・・・・・・

2.

研修モデルの作成

・・・・

3.

研修ガイ ドの内容

・・・

4.

研修ガイ ドの評価

・・・・

5.

改訂版

研修ガイ ド

・-Ⅳ

今後の課題

資料

● 質問紙

● 研修ガイ ド

1

2

2

4 4

3

4 5 9 5

2

2 2 2 3

(4)

は じめに

看護系大学は全国で 107校にな り、来年度 も新たに数校が新設 され る予定 と聞く。まだ まだ看護系大学の新設 ラッシュは続いている。 したがって、各県に1校以上の看護系大学 が設置 され、看護大学生が地域の病院や老健施設、保健所や市町村保嘩センター、訪問看 護 ステーシ ョンな ど看護が提供 され る場で実習を行 うことに対 しての珍 しさはなくな り、 大学生を実習で受 け入れ る抵抗感や不安感 は薄れつつあると思われ る。そ して、大学生だ か らとい う特別な見方はな くな り、専門学校生 も短大生 も大学生 も同 じ学生 として各校の 実習 目的 ・目標 に したがって指導がなされている。 このよ うな状況の中で、学生の実習指 導を直接担 う大学の教員は専門学校の教員 とは異な り、教育の基礎 についてほとん ど教育 を受けずに指導にあたっている。教育方法を例にとるとカ リキュラムの考え方や編成方法、 講義や実習で使 う指導案の作成、教授方法、実習指導体制作 りな ど専門学校の教員は教員 養成講習 とい う場で机上での学習 と教育実習 とい う形での学習によ り丁寧に教育を受けて いるが、大学の教員はそのよ うな具体的な教育を受けずに教職 に就いている。つま り、新 人の教員は学生指導や実習指導に関す る知識の獲得 と訓練を受ける機会がないままに教育 活動に携わっているのである。 しか しなが ら、全 く準備す ることな く実習指導を行っているわけではな く、各大学や各 講座の判断により、実習が始める前に必要な準備 として実習施設で研修 を行 っているとこ ろが多い。大学によっては常に看護現場 と教育現場が リンクしていて、最新の知識や技術 を現場で実践 しなが ら学び、大学で整理 し研究す る、そ して現場-還元 してい くとい う循 環 をもた らせ るような体制 としてユニフイケ-シ ョンシステムをとっているところもある。 そのような体制 をとることができる大学は限 られているため、研修 とい う形で、 日頃、教 育現場にいる教員が看護の現場に出て看護 を行い実習指導の準備を行っているのである。 だが残念なことに、研修は行っているが、.実習指導が始まってみると 「看護師 としての 自分 と教員 としての自分の間で葛藤す る

「現場のナースたちにどのように学生指導をして もらった らよいか伝えられない、調整できない

「自分の指導に自信がもてない」な どの不 安や戸惑いの声が聞かれている (佐藤,2002;出羽滞,2001)。 そこで、本研究では実習前に行われ る実習施設での研修が実際に どのようになされてい

(5)

実 習 施 設 で行 わ れ る実 習 前 研 修 の 実 態 調 査 1. 日的 看護学実習指導を担 当 している助手が実習指導 に入 る前に実習施設で研IrLfli・どV).Iこ/)に 行い、 どのよ うに実習指導 に活か しているのか等の実態 を明 らかに し、その

,rll・/)、「,/・)JII'.I 的な研修 を検討す る。 調査では研修 を次のよ うに定義 して行った。 研修 とは、「ケア現場 (実習場所)に身をおいて '(参加 して)行 う、実Tl711号竹の/i・..I/)U)lps 備 とす る。机上の実習要項の説明や指導担 当者 との打ち合わせのみである場介は

[

'

L

)

川JL.:Lt_・し ない。」 とした。 2.調査枠組みの検討 1)文献検討 医学中央雑誌 CD-Rを用い、2901年 よ り5年間 さかのぼ り検索を行 った

強'

.

J

l

、(

i

護 に限定 した上でキー ワー ドを設定 し、「助手」で75件、「実習指導」で160作が伯購 さ .れた. 「臨床実習指導」で検索 された 79文献を概観 し、その中か ら助手の

J

I

.

:

l

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l

川了

I・.の 悩み ・不安 を扱 った研究、実習指導における教員の行動 を扱 った研究 と 「助手」

×r

').( 習」で検索 された6件の文献 を加 え 9文献を検討 した。 文献検討の結果、教員 (助手)の実習指導における不安や課題、役割意識にr父け る研 究は されてい るが、実習の準備 として行われている教員の事前研修 に関す る研究はされ ていない ことがわかった。 また、実習 を効果的に行 うために臨床 と学校の連携の必iJi(他 や情報交換 の必要性 は論 じられているが、指導教員が実習指導のための準備 として どの よ うな事 を行 っているのか、必要なめかについて言及 したものは見つか らなかった. 2)研修事例の分析 公立看護大学に所属す る 2 人の助手のイ ンタビューを行い、実習前の研修で どのよ う なことを行ってい るかについて情報を得た。 ■ 事例 1 教員紹介 :教育経験な し。臨床経験

2

年。実習指導を初めて行 うため、実習指導のイ メージが持てず不安があった。 研修施設の概要 :老人保健施設で、大学生の受 け入れ は前年度か ら始 まったばか りで ある。学生担 当の指導者が決まってお らず、窓 口として主任 (病院では師長 にあたる) が対応 していた。 研修期間 :実習開始前の時期 に約3週間を当て延べ 15日間行った。 研修 内容 :①職員 ・入居者 に教員 を覚えて もらう、受 け入れて もらう、また教rlも職 員や入居者 を覚える事 を中心に、全体の把握 に務 めた。②施設で行われているケア (ケ アの方法、ケアに対す る考 え方 な ど)や業務の流れ を把握 し、③受 け持 ち患者 の

補を 挙げる。また、④職員間の関係や指示系統 を知 り学生が実習 に入 った とき困 らない.I:I) に環境 を整 える準備 を した。 研修方法 :職員 の一員 になってケアに参加 しなが ら全体 を把握 し、職n との

r

州′7・.li・n・: る。責任者 と相談 しなが ら受 け持 ち患者の候補 を リス トア ップす る0 2

(6)

■ 事例2 教員紹介 :教育経験 3年o臨床経験 3年o実習指導経験はあったがこそこは初めての 実習場所だった。 研修施設の概要 :公立の総合病院で、大学生の受 け入れは前年度か ら始まったばか り である。学生担当の実習指導者は決まってお り、窓 口は実習指導者お よび師長が対応 し ていた。 研修期間 :L実習開始前の時期 に約2ケ月を当て1回/週、延べ8日間行ったo 研修内容 :①職員 ・患者 に教員 を覚えてもらう、受け入れてもらう、また教員 も職員 や患者 を覚える事を中心に、病棟の把握に務めた。②施設の概要を知る (施設の機能 ・ 構造を知る、病棟のスケジ ュール他部門 との関係な どを知 る)③病棟で行われているケ ア (ケアの方法、ケアに対す る考え方な ど)や業務の流れ を把握、学生が参加できるケ ア場面 ・行事な どの把握す る④実習指導者 と指導に関す る打ち合わせ (実習 目標 を伝 え る、学生の レディネスを伝 える、学生の居場所や事故の対処な ど)を行い実習指導者 に 実習す る学生のイメージを持ってもらうよ うに務めた。⑤ 自身の臨床能力を高めるため にケアを行 うことや⑥実習指導者の勤務 (シフ ト)を知 り調整の依頼 を行 う⑦人的資源 の把握 を行 う (学生が好 きな医師やモデル となるナースの発掘)な ど積極的に施設-の 働 きかけを行い実習の準備 をした。 研修方法 :実習指導者の 日勤時に合わせ研修 を行い、ペアを組んで患者のケアを行 う。 師長 と実習指導者がそろ う時を見計 らって実習についての説明や依頼、調整を行 う。 研修場所の状況が異な り、教員の研修の仕方 も異なっていたが、研修内容には部分的 に共通点がみ られた。 この事例か ら、研修場所の状況や研修す る教員の希望やニーズに よって、研修内容 ・方法は多様である事が予測 された。 3)調査枠組み 文献検討お よび事例検討の結果か ら、次のよ うな調査枠組みを設定 した。

(7)

3.方法 -1)調査の対象および時期 \'1三

日 _、

;7、E;_ lト ー 調査は公立の看護系大学

29

校 (新設校を除く)で、看護学実習の指導を担当して い.、、ノミいる助手

435

名 を対象に

200

2

年8月に行った。

J2

)調査方法 ーrこ.一 一l

f

< ノ〔 Jt 調査は自作の調査票を用いて、郵送法にて行った。内容は、①個人属性②研修先 の属性③研修の動機④実習施設での研修⑤研修の評価⑥指導力を向上 させるために ,I(-)必要 と思 えことである。、∴ .′ ( 3)一分析方法 さF悠、

二 、

tLー工 .J、、 ヤ-こ:I,,rT統計的分析および自由記載の内容分析を行った。統計的分析は

SPSSl

l

.

0

を用い単 ・,号 」純集計および9,日.ス集計を行うた。内容分析は、研究者 3名で記載 された内容の読 ∴:'T上 -み合わせを行い('文脈に沿って内容を区切った。二切 り取わた文章を何度 も読み返 し、 -㌔ .・内容の類似す るものをま とめカテゴ 1)十一化 して、.カテゴリーの命名および件数のカ ∴ _∴ウン・トを行うた. ■∴ _ _ ●、ノー4).倫理的配慮 t.∫ L書面にて調査の主旨を説明七て依頼を行った。その際( 自由意志に基づ く無記名 の調査であること、回答にかかるおよその時間、∴個人が特定されないようデータを ・.it扱 うこ七、.本研究以外でデ丁タLを使用 しない等を功記 した。 言 ミまた、r研究者の所属する大学の倫理委員会での審査を受けた。i. ・4.1、結果及び考察し∼.、、_バ し .I

-

/

jL

.

.

,、

-1調査票の回収数;回収率は

1

96(

45.

1

%)

であ.り、tその うち有効回答数は

1

92

(

4

4.

1

%)

であった。 .∴ ∴∴ ∴ 二 1)個人属性 -平均年齢は

3

3

8

(

s

I

)

=

5

:

0

)

であっ'たふJ'幅は

2

5

歳か

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3

歳までで(最 も多かっ たのが

3

6

歳で

2

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1

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㌻2

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2

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1

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5

%であった。 I

i

性別は、女性が

1

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J

人(

9

3

‥8%)7-・男性が_ヽ†

-

-

I

-

1

軍で

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6

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3

%)で奉った。 i 大学で?助手

+

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.

1

t;ての経験年数はJ平均

3.

1

(

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-

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7

)

.で.・一最 も勲 丁のが

2

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4

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3

年 目

3

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3

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l午

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3

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3

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。5

年 目まで

五 91

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6

軽 率った。最 も畢い八は,.‖∴

l

P年 目

1

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0

.

5

%)であった。 // I(,Iっぽ ラ〔億床経験は、ヰ 均

6

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3

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8

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‥で、最 も多い人が

3

3

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%)、

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次いで

5

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1

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摘 )であ元 。少ない人は

0

1

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5

%)、舟 、・長

1

2

6

季 2

.A (

1

.

擁 )であった。i・増 員の経験時嘩らつきやミあるものの比較的浅く、臨床の 経験は比較的豊富な対象であるといえるだろう -(図 1)0 ・ T_,\ ..LJ,/J_∴二 t L ,-I′ノ-ーV., ぐ)-ji--.A.、 JI∫"Ilit:∴圭■二、-jri'l

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二と圭 リj:ll7 ''人 - 1 さ′J_、 r t 、 、・JJ .‥ 二、1 .㌧ .、.い こ

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i丁,

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. _ノ、 4

(8)

t一 二 J L・ て `-( Ir rH 教員養成講習の受講 については、ある人が

2

6

(

1

3.

5

%)

であった。主たる実習場所 での勤務経験 については、ある人が

3

9

(

2

0.

3

%)

であった。 主に実習指導 を担 当す る看護 の領域 について尋ねた ところ、図

2

の とお り成人系が 最 も多 く

4

5

(

23

.4%)、次いで基礎系

41

人(2

1

.

4

%)

、母性

2

2

(

l

l

.

5

%)

であった。 ・T-\':ト、l・.HJ

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ジ ル ・∫ノこ、:-i-,一山 、-1

1

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:.訂 ::.∼.、、ノ.

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(,.項 iiY f言 :

j

1.\--,.一 、 ・ .,ノ∴ ノ. :′..、り 1クール の実習指導 で担 当す る夷習場所 (病棟 また は施設 ) の数 は、平均 1.8 (芦D=

1

7

)

カ所 であった。最 も多かった甲が

「1

カ所」で

1

04

(

5

5

0

%)

、次V,、で

r

2

カ所

」5

4

(

2

8.

6

%)

であった。最 も多 くの場所 を担 当 してい る'人 は

1

9

三カ所 であ った。又、実習指導場所 の固定 について尋ね た ところ、「固定 している・」,が最 も多 く、 i.・{:十

.

1

2

4

(

6

4.

6

%)

であ り、・次いで 「固定 していない」が

5

7人(

2

9

1

1

7

%)

であった∴

(9)

習場所 の特徴 とい えるだ ろ う。 研修先 の実習指導体制 について尋 ねた ところ、図 3の とお り 「実習指導者 (学生 担 当 として決 め られ てい る人)」が 「実習期 間 中専任 でい る」 は

1

9

(

9

.

9

%)

と思 っ た よ り少 なか った。多 くが 「業務 と兼務 でい る

」1

4

3

(

7

4.

5

%)

で あ り、「いない」が

2

4

(

1

g

.

5

%)

あった。 口①実習期間中は学生指導を専任とする実習指導者がいる □②業務と兼務で実習指導者がいる ロ③実習指導者はいない ロ噂)その他 l・L 、J L LI 実習施設の指導者 いなし24、

-0% 10%t∴20% 30%- 40%, 50% 60% 70%- 80% 90%

1

0

0% 図 3{実習施設での指導者の配置 (n-:191) 、 大学 の実習 の受 け入 れ につ い て は、 「数 年 来受 け入 れ てい るJが最 も多 く

1

4

2

(

7

4.

0

%)

であった。 「全 く受 け入れ ていない

」31

(

1

6.

1

%)

もあ り、常 に実習場所 を開 拓 してい る公 立看護 系大学 の様子 が うかが える。 「 3)研修 の実施状況

t 房鹿 を行 ってい る人 は

1

61

(

8

J

3

.

9

%)

、行 ってい ない人 は

2

8

(

1

4.

6

%)

であった。 多 くの助手が実習前 に研修 を行 ってい るこ とが明 らか になった0 研修 を行 う理 由については、 「

研修 システムはないが希望 によ り行 う」が最 も多 く 1 F

9

5

(

4

9

.

5

%)

で あった。′二次いで 「研修 システ ムはなt、が上 司の命令 で行 う

」3

4(

1

7

.

7

%)

で あった。 「研修 システ ムが あ り行 うこ とになってい る」 は

3

2

(

1

6.

7

%)

いた。研修 を しない理 由 としては 「必要性 を感 じない

l

l

(

3

9.

3

%)

、「時間的余裕 がない

」8(

2

8

.

6

%)

で あった乙 \ニ '- √- ト ト .

l

▲lニ I▲4)i実習施設 での研修 r1 L'

-(1)研修 目的ー ′ j i 研修 を行 ってい る と回答 した者

(

1

61

人)に対 して、研修 の 目的 を

1

3

項 目挙 げ、その中 か ら5件 を指摘す るよ う尋 ねた ところ、次 の表 の よ うな結果が得 られ た。 ( .. i ・ ・ 1■ -- -・、 . -L ・ . ‥ ・I T に ゝfj- 、1-r、 .IJ -, ,-t\、 1 . し - ∴ 〕卜 ,'3月 , 一一(\ rTh 1,4 . 日'`/ /-(、 て3りT, しま, 一 ・'

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、川 、 1

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(10)

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1∴ 研修の目臥

1

1

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巨 ;i :_'⑤;三三㌔学生が参加牽きるキ学ネるゲラ塙

さ行事ご指導など(学習=d)機会)杏 -S1--:㌻; -,_1 F! 「_ の .、 7 -

_。

_-_∴ -T,-=:I,_二 & { .I ..' ヽ ■- TT⊥÷93-T57. 8-② こ看 護職員の日勤帯の業務を知るため

6

. 1-.A:.∴∴.,. 67 二41.6 ⑥_ナ大学として学生に体鹸させたいこと、.実習目的.内容を伝えるため○ 46 -_、■28.6 p -

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淡 立ちが学生をど うtt受けと モC1,細 学生来由弥 躍 -…J⑬ 笠指導技術を高媒鋳 た串毒察 率 圭 し‥ '一一 }` 、

(5件を選択) : l、∫ 「 .... .ー . I... ... ..∴ .. 1.. .. .「./ .-. . . ・ .最 も指摘が多かった甲は ,r施設の特徴を知るj'1124'人(77:0%)であ呪 r次いや 「学年

-

が参加できる・学べる機会 を把握する

.120人(74.5%)(.r実習場所の人 との関係を作る」1 … ーi18人(73.3%)壱あったi逆に指摘が少なかったのは

「指導技術

を高

める

め」-14

,

(8.7%)

,「実習場所の人草ちの学生の受けとめの把握」16人(9.9%)

(

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「指導を受けるた めに適当な人材の把握十23

人(

1

4

3

%

)

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が指導を受けるために適当な人材の把握」1 23J

大(

i

4

5

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/

a

)

.「多 くの人の学生人の関心を高め′るため」∼26人(16-.1%)であうた

研修 目1的 として重要視 されていることは、施設の特徴を知 り、-どのようなケア等 が ーtー′ざれているかを把握することで毎 り、藩 っ 自分を知って もらい施藷の人 との関係を築

7

(11)

指導者の有無において 「指導方針がずれないよ うに施設側 と打ち合わせ る」について 5%水準で有意差が見 られた。また、研修先の大学生受け入れの有無において 「看護職 員の 日勤帯の業務を知 る」 と 「大学 として学生に体験 させたい こと、実習 目的 ・内容 を伝える」の2項 目について5%水準で有意差が見 られた。以上のことか ら、属性 (個 人 ・研修先)と研修 目的の捉え方について、特徴的な関連はあま り認められなかった。 表2 研修の目的と属性 との関連 項 目 教 員経験年数 勤務経験 実習指導者 大学生の受 け入れ ① 病院 .病棟などの施設の特徴を理解する. (診 看護職員の 日勤帯の業務を知る. * ③ 学生が指導を受けるためた適当な人材 (モデルとなるナース など)を把握する○ ④ 学生が体験すると予測されるケアなどを事前に体験してお く○ ⑤ 学生が参加できる.の機会)を把握する○学べるケア琴面、行事、指導など(学習 * ⑥ 大学として学生に体験させたいこと、実習目的.る○ 内容を伝え * ⑦ 指導方針がずれないよう施設側と打ち合わせる(の共通理解、学生へ求めるものが高くなりすぎないように)○実習 目標 * (参 教員と実習指導者との学生指導に関する役割を調整する○ (9 看護実践能力を取り戻す(看護技術のカン、看護観の明確 _化など)○ ⑩ 指導拝術を高めるO * ⑪ 実習場所の人たちとの関係を作る○ ⑫ 実習場所の人たちが学生をどのように受けとめているか(早

実習指導者のみならずスタッフに対して、学生に関心を持つ * *

:

P<0.

05

(2)研修内容 研修 目的 13項 目について、それぞれ どのよ うなことを行っているか該当す る再′7㌔を すべて指摘 してもらった.以下に、目的ごとに指摘の多かった上位 5項 目を列IT・:・1-るo 8

(12)

3

日的 :「病院 ・病棟などの施設の特徴を理解するため」に行っていること

n

=

1

2

4

項 目 #& .

%

② 病院t病棟などの施設.設備 く物品.備品.構造も含め)知る

1

0

4 8

3

.

9

①一病院 .看護部門の方針 .目標)病棟などの施設の概要 (を知るたとえば病院の理念、病院の機能、

9

7 7

8

.

2

④ 学生が記録する場所 .荷物置き場 .ロッカー.休憩場所などを知る

8

4 6

7

.

7

@ 学生が実習中出入りする関連部署の場所 .行き方を知る

7

5 6

0

.

5

⑤ 看護職員の勤務体制 (看護体制、人員、シフト)を知る

4

4 3

5

.

5

施設 の特徴 を理解す るために行 うこととして、建物 の構造や設備 面の理解や施設 の理 念 ・機能面の理解 といった概要をつかむ ことが多 く挙げ られた。 表

4

日的 :「学生が参加できる・学べるケア場面、行事、指導など(学習の機会)を把握る ため」に行っていること

n

=1

2

0

項 目 件数 ●● (参 実習場所で行われている主な検査 .ケアなどに参加する

6

6 5

5

.

0

(罫 実習場所に出入りしている人的資源 (リ

.

S

Wなど)を知る 医師.栄養士 .検査技師 り ハビ

5

1 4

2

.

5

⑩ 実習場所で使われているもの (ど)を知る 記録類、オーダーシステム、看護用異な

4

9 4

0

.

8

⑥ 業務の流れ

.

1

日のスケジュールを知る

4

0 3

3

.

3

⑪ 看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナースなど)を知

3

8 31

.

7

実習 中学生が体験できそ うな事柄 を把握す るために行 うこととして、検査 ・ケア-の参 加、関係 をもちそ うな人的資源の把握、使いそ うな物的資源の把握が多 く挙げ られた。 表

5

目的 :「実習場所の人たちとの関係を作るため」に行っていること

n

=

1

1

8

⑳ スタッフと親しくなる、顔なじみになる

9

6 81

.

4

(13)

表6 日的 :

r

学生が体験すると予測されるケアなどを事前に体簾しておくため」に行っているこ と

-n

=

9

3

項 目. 件数

% ⑧ 実習場所で行われている主な検査 .ケアなどに参加する _

71 7

6

.

3

⑩ 実習場所で使われているもの くど)を知る 記録類、オ「ダーシステム、看護用異な

3

5 3

7

.

6

⑥ 業務の流れ

.

1

日のスケジュールを知る

3

2 3

4

.

4

⑪ 看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナースなど)を知

2

5 J

-

2

6

.

9

学生が体験す るケア等について事前 に把握 してお くために行 われ ることとして、ケア等 に参加す ること_について最 も指摘が多かった。指摘数 として多 くはないが 4番 目に 「スタ ッフ同様 に業務 を行 う」についての指摘 もあった。実際に現場で行われていること、現場 で大切 にされている看護 を理解す る上では、教員が現場に入 り込んで看護実践す ることが 有効な方法なのであろ う。 表

7

日的 :「看護職員の 日勤帯の業務を知るため」に行っていること

n

=

6

7

項 目 件数 _._0^ ⑥ 業務の流れ

.

1

日のスケジュールを知る

61 91

.

0

⑤ 看護職員の勤務体制 (看護体制、人員、シフト)を知る

4

6 6

8

.

7

⑩.実習場所で使われているもの (ど)を知る 記緑類、オーダーシステム、看護用異な

1

9 2

8

.

4

実習場所に出入りしている人的資源 (リ

.

S

Wなど)を知る 医師.栄養士.検査技師.リハビ

_

1

3 1

9

.

4

看護職員の 日勤帯の業務 を把握す るために行われ ることとして、 「業務o),流れ ・1日のス ケジュールを知 る」ことが 1番 に挙げ られた。そのほかに 「勤務体制 を知 る」が挙がった。 ・10

(14)

8

日的 :「大学として学生に体験させたいこと、実習 目的 ・内容を伝えるため」に行って いること

n

=

4

5

項 目 件数 %

実習要項の内容にpついて説萌し、実習の 目標を伝える

3

4 7

5

.

6

⑭_.指導方法の打ち合わせ (画の立て方 .兵施 、事故の-実習の進め方、ケアへの参加の仕方、看護計際の対処、報告d)仕方)

2

8 6

2

.

2

⑯ 学年に関する情報碍供 (生の興味など) 大学での学習内容、実習へのレディネス、学 -

1

9 4

2

.

2

⑳ スタッフと親しくなる、顔なじみになる

9 2

0

.

0

⑰ .教員.が指導スタンネをつかむ (実習指導者との役割の持ち方、誰を通

8 1

7

.

8

大学 として施設側-大学の意向 ・考え方 を伝 えるために行われ ることとして、 「実習要項 の説明

「指導方法の打 ち合わせ」が挙げ られ た。学生 を受 け入れ る立場で どの よ うな考 え や 関心があるか を把握す るこ とについての項 目である 「スタ ッフ ・指導者 の看護 の考 え方 を知 る」や 「師長 の実習-の関心 ・関与の程度 を知 る」についての指摘 は少 な く上位 5位 に入 らなかった。 表9 日的 :「指導方針がずれないよう施設側と打ち合わせるため (実習 目標の共通理解 、 学生へ求めるものが高くなりすぎないよう)」 に行っていること

n

=

4

5

項 目 度数 % 画の立て方 .実施 、事故の際の対処、報告の仕方) ⑬ 実習要項の内容について説 明し、実習の 目標を伝える -

2

7 6

0

.

0

⑬_生の興味など)学生に関する情報提供 (大学での学習内容、実習へのレディネス、学

2

7 6

0

.

d

⑱ 受け持ち患者の候補をあげる

1

3 2

8

.

9

指導方針がずれない よ うにす るため行われ ることとして、 「指導方法の打ち合わせ」tが1

(15)

1

0

日的 :「教員と実習指導者との学生指導に関する役割を調整するため」に行っている こと n=43 項 目 ⑭ 画の立て方.指導方法の打ち合わせ (実施、事故の際の対処、報告の仕方)実習の進め方、ケアへの参加の仕方、看護計

2

4 5

5

.

8

⑰ 教員が指導スタンスをつかむ(じてどのように関わるかなど)実習指導考との役割の持ち方、誰を通

_

1

9 4

4

.

2

⑯-学生に関する情報提供 (生の興味など) 大学での学習内容、実習へのレディネス、学

1

4.3

2

.

6

⑬ 実習要項の内容について説明し、実習の目標を伝える

1

3 3

0

.

2

実習指導者 との指導の役割調整 として行われ ることとして、「指導方法の打ち合わせ」が 1番 に挙げられた。また、実質的な調整が とれ るよ うに 「教員が指導スタンスをつかむ」 ことも重要である し、「学生に関す る情報提供

「実習要項の説明」を通 して実習指導者に 何 を してほ しいか、 どのよ うに学生に関わってほ しいか、 どのよ うに学生を両者で支えて い くかについて話 し合って調整をしていると考えられ る。 表

1

1

日的 :「実習指導者のみならずスタッフに対して、学生に関心を持ってもらうよう にするため」に行っていること

n

=

2

6

項 目 件数 % ⑳ スタッフや実習指導者の看護の考え方を知る

1

6 61

.

5

⑳ スタッフと親しくなる、顔なじみになる

1

4 5

3

.

8

⑳ 師長の実習への関心.関与の程度を知る

1

3 5

0

.

0

⑯ 学生に関する情報提供 (生の興味など) 大学での学習内容、実習へのレディネス、学

9 3

4

.

6

実習指導者 ・スタッフに対 して学生-の関心を持ってもらう働 きかけとして行われてい るのは、「スタッフ ・実習指導者の看護の考え方を知 る」が1番に挙げ られた。やは り、教 員は師長 (責任者)の存在が重要 と認識 してお り、「師長の実習-の関心 ・関与の程度を知 る」が 3番 目に多 く指摘 されていた。

1

2

(16)

表12 日的 :「看護実践能 力を取り戻すため (看護技術のカン、看護観の明確化など)」 に行っていること n=24 項 目 件 数 %

■実習場所で行われている主な検査 .ケアなどに参加する 15 62.5 (勤 スタッフ同様に看護業務を行う ll 45.8 ⑩ 実習場所で使われているもの くど)を知る 記録類、オーダーシステム、看護用異な 8 33.3 ⑥ 業務の流れ.1白のスケジュールを知る 8 33.3 ⑪ 看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナースなど)を知 7 29.2 看護実践能力 を取 り戻す ために行われ ることとして、 「主な検査 ・ケア-の参加」や 「ス タ ッフ同様 に看護業務 を行 う」が挙 げ られた。 「患者 と親 しくなる ・顔 な じみ になる」は上 位5以内に入 らなかった。 表13 日的 :「学生が指導を受けるために適 当な人材 (モデルとなるナースなど)を把握する ため」に行っていること n=23 項 目 件 数 %

る看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナースなど)を知 17 73.9 ⑫ スタッフ間の関係性 (指示系統)を知る 10 43.5 ⑧ 実習場所で行われている主な検査 .ケアなどに参加する 6 26.1 ⑨ スタッフ同様に看護業務を行う 5 21.7 ⑦ 実習場所に出入りしている人的資源 (医師.栄養士 .検査技師 .リハビ 5 21.7 学生が指導 を受 けるために適 当な人材 を把握す るために行われ ることとして、 「看護職員 のケアの状況」が1番 に挙 げ られた。 「スタッフ間の関係性 を知 る」については、スタ ッフ の中で影響力 を持つ人や誰 に どの よ うに働 きか けた ら良いのかについて把握す るために重 要である と考 え られ る。

(17)

実習場所の人たちが学生をどのよ うに受けとめているか把握す るために行われ ることと して、「スタッフ ・実習指導者の看護の考え方を知る」が1番 に挙げ られた。 「患者 と親 し くなる ・顔な じみになる」は上位 5位内に挙げられなかった。実習場所の人たちとして実 習指導者 ・スタッフ ・師長が主にイメージされているように思われ る0``患者''が実習のた めにやって くる学生をどのよ うに受けとめているかについては、考えの外 にあるのか、施 設 の人を介 してつかむ ことと捉えているのかわか らないが、今回の調査では重要祝 されて いないことがわかった。 表15 日的 :「指導技術を高めるため」 に行っていること n=14 項 目 件数

%

⑪ 看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナ-スなど)を知る 5 35.7 ⑳ スタッフや実習指導者の看護の考え方を知る 5 35.7 ⑨ スタッフ同様に看護業務を行う 4 28.6 ⑩.実習場所で使われているもの くど)を知る 記録類、オーダーシステム、看護用具な 4 28二6 ⑰ 教員が指導スタンスをつかむ(実習指導者との役割の持ち方、誰を通じ . 4 28.6 教員が指導技術を高めるために行われ ることとして、 「看護職員のケアの状況

「スタッ フ ・実習指導者の看護の考え方を知 る」 といった人的資源 の活用のためにな され ることや 「実習場所で使われているものを知 る」 といった物的資源の活用 になされ ることが挙げら れた。また、「スタッフ同様に看護業務を行 う」や 「指導スタンスをつかむ」 といった教員 自身が看護実践力 ・指導力 を高めるためになされ ることが挙げられた。全体に指摘数が少 ないので指導技術を高めるために重要視 されている内容ははっき りしない。 14

(18)

(3)研修方準 研修の時間帯を尋ねた ところr日勤帯ずっと」が最 も多 く

1

06

(

65.

8

%)

であった。 次いで 「午前中

」2

8

(

1

7

.4%)であ り、これ らが主なもので_bった. 研修の間隔については、「週

1

1

2

回」が

85

(

5

2.

8%)

、「週

3-

4

」5

5

(

3

4.

2%)

、 「毎 日

」3

(

1

.

9%)

であった。述べ回数 (日数)は

、5

回までが

7

2.

6%

を占め、平均

4.

8

(

SD=4.

3

)

であった。最 も多い回数が

2

回で

3

8

(

26.

0%)

であった。実習前いつごろ か ら研修に人為か尋ねた ところ

、4

週間前までに

7

4.

8%

の人が研修を始吟ていた.平 均

4.

9

(

SD=5.

9

)

であった。最 も多いのが

2

週間前で

3

5

(

25.

2%)

であった。これ ら のことよ り、実習開始か ら遡 って1ケ月以内に集中 して研修に出ていることがわかっ た。また、研修をどのように行っているかについては、表の通 り 「日勤のスタッフナ ースとペアを組んで患者に関わろ ・見て回る」が最 も多 く

47

(

2

9.

2%)

、次いで 「実 習指導者 とペアを組んで患者 に関わる ・見て回る」で

45

(

2

8.

0%)

であった。また、 「単独でフリーに見て回る」人も

43

(

2

6.

7

%)

お り、「単独で受け持ち患者 を決めて 患者に関わる」 も

1

0人

(

6.

2%)

あった。 表

1

6

研修の主な方法

n=1

61

(か スタッフ(て回る その日勤務していたナ-ス)とペアを組んで患者に関わる.見

4

7 2

9

.

2

② 実習指導者 (それに準ずる人)とペアを組んで患者に関わる.見て回る

4

5 2

8

.

0

③ 単独でフリーに見て回る

4

3 2

6

.

7

④ 単独で受け持ち患者を決めて患者に関わる

1

0

6

.

2

無回答 -

1

6

9

.

9

(4)研修の評価 ①研修は必要 と思 うか 行った研修について、実習前に行 う必要があったか どうか尋ねた結果が次のグラフで ある。「大いにあった」としている者が

1

1

7

(

7

2.

7

%)

と最 も多 く、次いで ▲「ややあっ た

」25

(

1

5.

5

%)

であった。 「あま りない

「まったくない」 と否定的に回答 していた のは併せて

2

人(

1

.

2%)

であった。概ね研修は必要であると考えているようである。

(19)

あまりない

2

全くない0 ロ①大いにあった日②ややあったo③どちらともいえない どちらともいえない6 -.t'ノ &、汀p-JJ

駁軽

②研修は役 に立った と思 うか 行 った研修について、実習に役だったか どうか尋ねた結果が次のグラフである。 「大 いにあった」 としている者 が

9

2

(

5

7.

1

%)

と最 も多 く、次いで 「ややあった

」37

人 (23.0%)であった。 「あま りない

「まった くない」 と否定的に回答 していた者 はいな かった。研修 は役 に立った と捉 えているよ うである。必要性 と比較す ると、「大いに あった」 とす る者が若干減少す る傾向が見 られた。 ない・全くない0 口①大いにあった E3②ややあった ロ③どちらともいえない □④あまりない ■⑤全くない

無回答

ややあった

37

5

研修 の役立ち

(参必要がなかった と思 う研修内容 23項 目挙げた研修の内容の中で、行 う必要がなかった項 目について 3つまで指摘 し て もらった ところ、次の表のような結果であった。少数の助手か ら 11件について不 要だった とい う指摘があった。実習領域や実習施設 によって、実習準備の進め方には 違いがあると思われ るため、また、研修中に行 う内容 として何 を含 めるかによって と らえ方が異なって くる と思われ るため、一概 に不要 とは言 えないだろ う。 16

(20)

1

6

行う必要がなかったと思う研修内容

n

=1

6

1

(回答者

1

5

3

人) 件数 ⑬ 実習要項の内容について説明し、実習の 目標を伝える

4

⑯ 受け持ち患者の候補をあげる

3

⑱ 他教員の学生指導に参加する(見学を含む)

3

⑫ スタッフ間の関係性 (指示系統)を知る. 2 ⑮ 学生に由する情報提供 (など) 大学での学習内容、実習へのレディネス、学生の興味 2 ③ 学生が実習中出入りする関連部署の場所 .行き方を知る 1 ⑧ 実習場所で行われている主な検査 .ケアなどに参加する 1 (9 スタッフ同様に看護業務を行う 1

看護職員のケアの状況 (看護実践能力、モデルとなるナ-スなど)を知る 1 ⑭ て方 .指導方法の打ち合わせ (実施、事故の際の対処、報告の仕方)実習の進め方、ケアへの参加の仕方、看護計画の立 1 ⑳ 患者と親しくなる、顔なじみになる

1

① 病院 .方針 .目標)病棟などの施設の概要 (を知る たとえば病院の理念、病院の機能、看護部門の

0

② 病院 .病棟などの施設 .設備 (物品.備品.構造も含め)知る

0

④ 学生が記録する場所 .荷物置き場 .ロッカー .休憩場所などを知る

0

⑤ 看護職員の勤務体制 (看護体制、人員、シフト)を知る ◆

0

⑥ 業務の流れ.1日のスケジュールを知る

0

(∋ 実習場所に出入りしている人的資源 (ど)を知る 医師 .栄養士 .検査技師 .リハビリ

.

S

Wな

0

⑩ 実習場所で使われているもの (る 記緑類、オーダーシステム、看護用具など)を知

0

教員が指導スタンスをつかむ (ように関わるかなど) 実習指導者との役割の持ち方、誰を通じてどの

0

⑩ 実習指導者と親しくなる、顔なじみになる

0

⑳ スタッフと親しくなる、顔なじみになる

0

⑳ スタッフや実習指導者の看護の考え方を知る

0

(21)

(5)指導力 を向上 させ るた禦 こ勲雫 き・:gj L=と:-:-. _… t.E I. ・ -「 =①研修を行 う上I・-・1 I、・、

-ノ・ Co重要 と思 うこと 'p-lr次の表は{研修の 目的 としてあげた! ー13項 目にう里,. ′._.てこ研修を行 う上で重要 と思 うか∼L.I■ -・ 二 ㌧どうかを

5

件法で尋ねた結果である。 -二IL- l・LP卜 _L、..■- : 表

1

7

研修 を行 う上で重要 と思 う程度 n= 191 -.a". Ltl い JTー 二七 あ r, I/ヽ十十十 I tJ る L:__ミ■ :+ JL = -.ql亨--=47_;妻:--I二,-13i=三 6二5!_ @ 看 護 職員の 日勤帯 の 業 務 を 知 る ○ J一 一 ! : o :: 16; 二'B3 「 :4二27 0.19 L@ 8 - -≡寺 ≡三㌢ ・Iql. ㊨ f学 生が体敦する と 予 測 さ れ る ケ ア な ど を 事 前 に 験 しておく. 11、=: 9 -.-24 、,_ 由 _ -4.28 b.9l I_亨 押-こ≡-一㌔.一く; 17l i.5阜-中.ラ I--iL--:≒主 -0:8 ;-//㌔⊥__a.__二 _つ一 〇;_-- !3-_≡ ⑧ 教員と実習指導者との学生指整する○ に醜する役 割 を調 2 6 18 63 101 二34 !事0.8iiJ _=_郵 若草喪声践韓寿華放り零す (看護捷軒¢ カ 孝 三看護軽 ‡ t ◆ 三_簿きll_三…21‡ぎ…4=早芸≡- ≡≡:5.碑 :=;-1.q6ー=. 東 軍_:≡ 三宝__1-El J= B=≡こ≡=≒:.-:I L=_、こ ⑪ 言.実習場 所ゐ人た音とゐ関係を作る{---__--_I lP十室O

I

5-き_- 婆.春季?;強 申

夷習場所の人たちが学生をどのように受けとめてい 1 8 29 79 74 4.14 0.86 るか く学生への関心の程度、受け入れの気持ち)把 1 8

(22)

比較的 どの項 目も 〔重要である

V-_と捉える傾向カ予見 られた

聖でも特に 「学生が参

三言:加 できるTT-学習できる機会を把握す

〕㌻ 「病酢 一病棟など面施酸面特徴を痩解す石工

7

-

-

r

実習場所中人たちとの関係を作る」、「指導方針がずれないように施設側 と打ち合わ 凍 る」、r大学 と-して学生に体験 させたいこと、実習 目的 ・内容 を伝える」が重要 と指 十二 滴 していた いH扇 ぎう工 「看護実践能万を取サ戻す

Ir指導技術を南軍耳

丁学生が指-1

-

…/-導を受けるのに適当な人材の把握

-に-ついては 「重要であるfrとの指噂がやや減少ずT_T--∼+r_ T1 --- --る傾向が簸 られ

「どちら-と肯けえI

桝 ,

l

J

.

-

.r.あ苦 り遷 要でな吋 IHE.の指格が増加す冬傾Tl 向がみられたO . ・,(,.-itt、 叫,研修の目的と して1-r重要でない.LJ

_- i

T

Tあま り重要でない」 とい う指摘やミ... 、 . ・ ∼他の項 引 手I-、∴.

I

警i

∴:

I/多 くみ られた 「看護実践能力を取 り戻す」や r指導技術を高める」や 「学生が指導を--'′

3

叫. ー受けるのに適当な人材の把握」止-はこ.- I研修により達成 しよう†■′ .i/ . と参考 り考えていない人声亨I、、ー-・-・l .TI 若干多い項 目と捉えることができる。 これ らについては、助手り臨床経験歴や実習指 ! E--・一一一一導経験歴などの個人属性にIよって変わって くるのではないか と考え.j、.-- LI・,.久

p

ス集計を行 ..IL -, い、 x2検定を行ってみた.妾 の結果、、助手の臨床経験年数においてJr看護職員の 日勤 一一一一一一帯の業務を知る」rと 「指導方針がずれないrように施設側 と打ち合わせ る」の 2項 目に--jいて5%水準で有意差が見 ら重 たO,・言 :I,tニ′、 ′-I _…一一二き た、__助手が担当_I Lfいる実習週数に卑り寸 言学生が体験す ると予測 されるケアな どを事敵 手体験 しておく」や i頭 目にらいて5h/.水準で有意差が見 られた。 大学 と研修先 とのつなが りの有無において 「看護職員の 日勤帯の業務を知る」と 「指パ 導方針がず43,なし.、_ように施設側 と打ち合わせる」の2項 目について5%水準や有意差が 見 られた。実習施設の実習指導者の有無において 「学生が体験すると予測_され争タブ 二三 などを事前に体験 してお く」の1項 目について1%水準で有意差が見 ら匹たi'他の属性 については有意差が認められなからた{以上のことか ら、-属性 (個人 一・]研修先) と跡 ・E 倭 目的の重要度の捉え方について、特徴的な関連は認められなかっ

た'

0

1

ゝヽ 十・,_ )■J

-

ナ1 1-、iT ', . --「1 I ● 一 _ . 一 一 . 一 二{

‥J

(23)

1

8

研修の 目的の重要度 と属性 との関連 項 目 種族塩床年数 -施設のつながり 遇数実習 実習指導者 (か 病院.病棟などの施設の特徴を理解する. ② 看護職員の 日勤帯の業務を知る○

*

学生が指導を受けるために適当な人材 (モデルとなるナース など)を把握する○ ④ 学生が体鞍すると予測されるケアなどを事前に体験しておく。

*

**

⑤ 学生が参加できる.学べるケア場面、行事、指導など(学習 の機会)を把握する. ⑥ 大学として学生に体験させたいこと、実習 目的.内容を伝え る○ (∋ 指導方針がずれないよう施設側と打ち合わせる(の共通理解、学生へ求めるものが高くなりすぎないように)。実習 目標

*

*

⑧ 教員と実習指導者との学生指導に関する役割を調整する。 ⑨ 看護実践能力を取り戻す (看護技術の力ン、看護観の明確 化など)。 ⑩ 指導技術を高める○ ⑪ 実習場所の人たちとの関係を作る○ ⑫ 実習場所の人たちが学生をどのように受けとめているか (早 生への関心の程度、受け入れの気持ち)把握する. ⑱ 実習指導者のみならずスタッフに対して、学生に関心を持つ

*:

P<0.05

*

*

:

P<0.01

20

(24)

(参 自分の指導力を向上 させ る上で必要 と思 うこと 自身の指導力を向上 させ るために必要なこと ・あると良いこと」 として自由記載を 求めた。その結果

1

0

8

人か ら回答が得 られ、その内容 を整理 し、表のよ うにま とめた。 表

1

9

自分の指導力を向上させる上で必要 と思 うこと カテゴリー サブカテゴリー なまえ(キーワード) 件敬 具体的記述の例 個人的 努力 看護実践能力 看護実践 力 15 看護実践を続 ける.実践の感覚を失わない 看護租 8 看護観を明確にする、看護に誇りを持つ 路床経験 7_実習場所での臨床経験、経験を積む 看護過程展開 2 看護理論を活用する力、看護過程の理解 ロールモデル 2 学生に対し見本となる 自己研鏡 (学習) 知識を得る自己学習 ll7 最新の知識を得る、医学 .日々学習する、痩求心を持って自己学習する看護p)変化に遅れない 人間性 6 向上心、豊かな人間性 教育能力 指導の具体 23 学内の学習が結びつくよう指導 、個 々の学生に応じた指導 学生の理解 21 学生の心理状態の把握、レディネス 現場の理解 19 現象を分析する力、現場から学べる事を明確に 関係調整 10 学生 一指斗著聞の調整、場の交渉方法を知る 指斗経験 6 指斗経験を積む 指年税 2 措辞観 .教育観を明確にする 学びの*会を 得る.作る 学習する機会 研修 29 臨床での研修 講習会 ll 教員養成講習 学会 .研究会参加 5 研究、勉強会への参加 システム 4 学会へ参加できる体制 客観視する機 A = 振り返り 13 指導の振り返 り 評価 13 上 司の評価 時間 5 時間的余裕

(25)

必要 と思 うことの中には、実習施設での研修が数多 く挙げ られていた。表現 とし ては 「臨床の感覚を失わない」であった り、「臨床経験 を積む」であった り、「臨床で の研修 を行 う」であった り、様々だった。研修以外の内容 も多 く挙げ られてお り、今 回は、【個人的努力】【学びの機会を得 る ・作る】【大学 としての仕組み作 り】の 3つの カテゴリーに集約 した。 【個人的努力】のカテゴリーは 「個人 レベルで努力できること」 として 自己研鎖 し 続 ける努力や看護実践能力お よび教育力 ・指導力を磨 く努力な どにまとめた。【学びの 機会を得 る ・作る】のカテ ゴリーは 「日常あるいは周囲にある学習の機会を活用す る こと」 として学習す る機会や客観視す る機会の上手な利用や先達者か らの教 えを得 る な どにま とめた。【大学 としての仕組み作 り】のカテゴリーは 「個人 レベルではできな い組織的な体制作 り」 として教員相互の理解や個々の教員が持つ能力 を活かす しくみ 作 りや連携の しくみ作 りな どにま とめた。 実習での指導力を向上 させ る方策の中で、助手の立場ではなかなか積極的に働 きか けにくいこととして、教員間の相互理解 を深 める機会 を組織的に作 ることや、実習施 設での指導体制作 りや、実習施設 と大学 との関係 を作 り ・深 める仕組み作 りが挙げら れ るだろ う。それ らの側面については、実習担当の責任者である教授やそれに準ず る 立場の教員が学部 ・学科の課題 として投げかけ、改善できるところを改善 し、新たな 試みや工夫 を行 う努力が必要なのではないだろ うか。いっぽ う、個人 レベルできるこ ととして挙がっているよ うな努力は誰に言われな くて も行 うのは当然であろ うし、教 員 として 自己研鎮 しっづけることは教える立場にあ り続 けるために必要不可欠な行為 であるだろ う。 さらに、学習の機会を与えられ ることを待つばか りでな く、助手が 自 ら上司や周囲-積極的に働 きかけて機会 を作ることも大切なことだ と考える。 以上のことを総括す ると、実習指導のために教員が指導力 を向上 させ る上で、実習 施設で行 う研修は大変重要である。学生を直接指導す る立場の教員が指導力を問われ るのは、学生が流動的な看護実践現場の中で、いかに患者 (看護の対象者)-の適切 な看護 を理解 し実践できるかではないだろ うか。そ して、教員に求められているのは、 学生が看護 を実践できるよ うになるために、ナースに実践を示 して もらった り教員 自 身が示 した り、学生が 自ら学習行動が とれ るように導 くことではないだろ うか。その ための準備 として実習施設での研修が必要なこととな り重要視 されてV_、ると思われ る。 しか しなが ら、実習施設で行 う研修 をどのよ うに位置づけるかによって研修で重視す ることが変わって くると思われ る。学生が実習に入 る前に教員が先に現場に適応 して いる事 を最優先に考え、大学 と現場 との実習の捉え方がずれない ことや指導方針がず れない こと等の最低限の共通認識 を得 るとい うことに価値 を置 くとすれば、現在実施 されている研修の 目的 ・内容で良い と思われ る。 しか し、 さらに大学 と現場の連携が とれ、整った指導体制のもとで実習を展開す る事を最優先に考 え、具体的な指導方法 の調整や実習に関わる人々 との役割の調整、教員 自身の指導技術の向上、実践力の向 上を研修の価値 として置 くな らば、現行の研修 目的 ・内容では不十分なのではないか と思われ る。研修が もっと有意義なものになるためには、研修 をなぜ行 うのか とい う 意義や位置づけを明確に した上で、 目標の設定や内容 ・方法の設定をする必要がある のではないだろ うか。 もう少 し幅広い捉え方で、研修 をする助手の希望やニーズに対 応できるrような研修を行 うことを提案 していきたい。

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実 習 施 設 で行 わ れ る実 習前 研 修 の ため の 研 修 ガイドの 作 成 1.研修のあ り方 質問紙調査の結果、研修を行 う第一の 目的が実習場所にな じむためであった。 現在の研修の状況は、「具体的な学生指導のための調整や環境作 りのため」とい うより「教 員の現場適応のため」になっているように思われ る。研修の 目的 として、実習指導のため に、、指導の具体的内容 を実習指導者やスタッフの方たちと詰 めること、スタッフの持って いる能力をどのよ うに活用できるか見極めることについての重要性 は若干薄 らぐようであ る。また、教員 自身が役割 を明確化す ることや磨かなければな らない臨床能力を向上す る ことについての重要性 も薄 らぐ傾向がある。研修の 目的 として、 どれ を重視するかについ ての重み付けが教員個々によ り異なっている可能性があるといえよ う0 経験が浅い教員の場合、 目先の現場-の適応のみに 目が向きがちである。それは当然で ある。教員によっては実習前に行 う研修は慣れ るために絞っておいて、クールの実習が繰 り返 し行われ る中で、実習 しなが ら指導者 と指導の具体的調整や役割調整 をしているのか もしれない。そ うであれば、それでよいのだが、問題 は、適応のみで研修が終わ り、指導 の調整が行われないまま実習が展開 され終了 して しま う場合である。 どんなに短期であっ ても学生にとっては一期一会の重要な実習である。学習効果が最大限あがるよ うに準備 さ れて実習が行われ る必要があることを考 えると、教員は 「効果的な研修」を行 うために、 単なる適応のみでな く、指導上起 こりうる問題 に対処できるよ う予測を して事前に現場の スタッフや指導者 と調整を行ってお く必要があると考 える。 したがって、効果的な実習を 行 うために次のよ うな研修 目的 ・方法を考えた。 【第1の 目的 ・方法】:教員の現場適応 ;実習直前2・3週に週 1・2回、計2・3回程度行 く (過 去に実習指導経験、臨床経験があれば1・2回で十分か もしれない) 【第 2の 目的 ・方法】:指導に関す る具体的な情報交換、指導役割の調整、指導上の問題点 の把握 と対処法 ;実習前 1ケ月位 に週 2-3回、計 6・8回程度行 く 【第3の 目的 ・方法】:教員の臨床能力の向上 ;通年で定期的に現場での経験を積む (個人 のスケジュールに合わせて予定を組む) 【第 4の 目的 ・方法】:教員の指導技術の向上 ;通年で他教員の実習指導があ り自身は指導 がない時期に研修 として指導に参加する経験 (カンファレンスの進 め方、面接場面、記録 -のコメン ト、スタッフとの関係調整の方法な ど学ぶ) その他、-研修 と併せて行 うと良い と考えられ ることとして次の7項 目を挙げたい。 ① 学生か ら指導についての評価 を受ける

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2.研修モデルの作成 研 修す る 上 で 重 要 視す る 目 的 の ス テ ッ プ

研修モデルの図式化

指 導 経 験 が ある教員 初 め て 指 導 を行 う教員 実習施設で行 う研修について、研修 目的を軸にモデル図 として表 したものがこの 「研修 モデルの図式化」である。初めて実習指導を担当す る教員は、指導の基盤 となる施設のス タッフとの関係づ くりか らスター トし、施設の状況把握 と環境づ くり、実習要項に沿って 実習が展開 され るよ うに調整 を してい く。経験のある教員が研修す る場合は、関係づ くり 等は踏まえた上で、指導上の役割の調整や、教員の個性を生か した指導スタイルの確立に 重点に置いて研修を行 うことによ り効果的な研修になると考えた。 そ して、このモデル を基に研修に役立つ情報 を集約 して 「研修ガイ ド」を作成す ること にした。

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3.研修ガイ ドの内容 1) タイ トル 実習指導の準備 のために実習施設で行 う研修 「2003年版研修ガイ ド」 (本報告書巻末 に添付の 「2003年版研修ガイ ド」 を参照) 2)構成 A4版冊子体 カラー 本文6ペー ジ A3版折 り込みチェ ック リス ト付 き 3)研修 ガイ ド作成の背景お よびね らい 臨床実習指導の前に看護教員が行 う準備は種々あ り、そのなかで も実習施設での研修は 多 くの教員が実施 している。 このよ うな研修は教員あるいは講座 単位 で独 自に工夫 され行 われてい るが、そのスキル は公開 されていないのが現状であ り、文献検討 において も実習 指導の準備 のために実習施設で行 う研修 について該 当す るものは見当た らなかった。 この ことか ら、実習施設での研修 に役 に立つ情報 を 「研修ガイ ド」 として集約 し明文化す るこ とは有用であ り、教員 として初めて実習指導を担 当す る教員 はもちろんのこと、これまで 実習指導 を行 ってきてい る経験のある教員に とって も、研修ガイ ドを用いることによ り、 実習指導前の準備 として行 う研修が効率 よく効果的にできるのではないか と考え られた。 本研修ガイ ドは、「どんな準備 を して どのよ うに研修 を行 った らよいのか」の疑問に答 え られ るよ う指南的意味を込めて編集 している。 しか しなが らあ くまでガイ ドであるので、 従来の研修方法 を否定す るもので も、新 しい方法 を強制す るもので もない。 したがって使 用す るにあたっては、 このガイ ドを参考に して、各教員が各 自の必要 に応 じ目的を定め、 それ にふ さわ しい内容 と方法 を選択 し研修 を実施 してい くことが望ま しい と考える。研修 が充実 し、実習指導に活か され、よ りよい看護学実習が展開 され ることが、この 「研修ガ イ ド」作成の本来のね らいである。 4)研修ガイ ドの対象者 研修ガイ ドの対象者 は、初 めて臨床実習指導 を担当す る教員 (た とえば新任の助手)か ら、 これまで実習指導 を行 ってきている経験のある教員まで、実習指導の準備 のために実 習施設で行 う研修が必要 と考 えてい るあ らゆる教員である。対象が必要に応 じて 自分の 目 的に合わせ使用できるよ う工夫 している。

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チェック リス トも活用 してい くことで抜けのない研修 をお こな うことができるよ う作成 し ている。 (2)研修す る時期および期間 研修す る時期 は、た とえば施設 に適応す ることを目的 とす るのであれば実習直前 1-2 週間前か ら現場に入 り、 自分の到達度に合わせ週1-2回のペースで、計2-3回程度研修 を行 うとよい。また指導技術の向上や臨床能力の維持向上を中心 とした研修 目的にす るの であれば、通年で定期的に現場での経験を積む方法がよい と考 えられ る。 このよ うに、対象が必要に応 じ自分の 目的に合わせ、研修ガイ ドをどう使ってい くか最 初に予定を立てることが活用のポイン トとなる。 6) 研修ガイ ドの構成 と内容 研修ガイ ドは、大きくわけて 「研修に入 る前の準備」、「研修の 目的」、「研修の方法」、「研 修のすすめ方」、「研修を行 う上での留意事項」、「研修チェック リス ト」の 6つの項 目か ら なる。以下に、それぞれの項 目についての概要を記す。 (1)研修に入 る前の準備 この項には、臨床実習施設に実習の許可を得 るため、初めて施設を訪問す る時の入 り方 か ら、新任の挨拶、公文書の提出方法や、教員側の諸準備な ど、実際の研修に入 る前の段 階で必要 と思われ る事項 を リス トア ップ している。 (2)研修 目的 実習指導の準備のために実習施設で行 う研修 としての 目的を

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段階で明記 した。新任教 員 と経験のある教員では重点の置き方が異なると考えられ、その点を区別 している。 ① 看護師長 、実習指導者をは じめとす る施設のスタッフに、学生を受け入れてもら う働 きかけができるよ うな関係性 をつ くる。 ② 実習施設の状況 を把握 し、指導に役立つ環境作 りができる。 ③ 看護師長、実習指導者 と話 し合いを持ち、実習要項に沿った指導が行われ るよ う 調整ができる。 ④ 教員 と実習指導者の役割を明確 に し、どのように指導を分担 し行ってい くか具体化 す る。また、施設 と一体 となって実習が展開 され るような準備ができる。 ⑤ 第三者の意見をもらいなが ら指導スキルの向上を目指 し、 自分の指導スタイルを 確立できる。 ・新任教員が施設-適応す ることを目的にす る場合は、上記①∼③ を重点的に行 うと よい 。 ・経験のある教員の場合は、上記④∼⑤ を重点的に行 うとよい。 (3)研修の方法 ここでは、研修施設-の入 り方や研修 を実際にどのように行 うかを、新任の教員 と経験 のある教員が、それぞれ 自分 にあった到達度や 目的に したがって一覧できるよ う表に して 26

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いる。研修の方法は、各 自の研修のね らいに合わせて 「適応 を中心 として」、「指導に役立 つ環境作 りを中心 として」、「施設 と一体 となって実習が展開 されるような準備 として」、「指 導スキル向上のために」 とい う4項 目に分け、先の5段階の研修 目的に添って研修 を初級 編か ら上級編-進むプ ログラムに してい る。それぞれの段階に目標が設定 され、 さらに具 体的な方法が箇条で明記 されている。また、一覧表 とは別に、これまでの研修の経験か ら 効果的に研修を進めるための とくにおすすめ したいコツを記 している。以下に目的①-⑤ とその月標 をあげる。 <適応を中心 として> ① 施設に慣れ、関係構築の手がか りを得 ることができる a.指導者 ・スタッフを知 る b.対象を知 る C.実習中の自分の動きがイメージできる <指導に役立つ環境作 りを中心 として> ② 施設の概要を知 り、指導に役立つ環境作 りができる a.施設の特徴 を理解す る b.実習中に学生が 1日どのよ うに動 くのかイメー ジす る C.対象 と顔見知 りになる d.スタッフとの関係 を作る。 <施設 と一体 となって実習が展開 され るよ うな準備 として> ③,④実習要項に沿った指導ができるよ うに調整 し、教員 と実習指導者がそれぞれの 役割 を具体化す ることができる a.実習の 目的 ・方法についての理解 を得る b.学生によい影響 を与えて くれそ うなス タッフをさがす C.受け持ち対象者 を決める d.教員 と実習指導者の役割 を明確に し、 調整 を行 う <指導スキル向上のために> 6)これまでの自分の指導スタイル を振 り返 り課題 を見つける a・.自分の指導を客観視す る b・他の教員の指導の対比によ り自分の指導 との違い、指 導の ヒン トを得 る C.自分の指導の強みを発揮できる (4)研修のすす め方 いつまでに何 を達成 した らよいか、そのためには具体的に どのよ うなことを行ってお く か、 とい う研修のすす め方を 「初盤」、「中盤」、「終盤」 とい う3期に分けてガイ ドしてい る。お もに初盤で行ってお くことでは、研修施設全体の概要を知 ることと、 自分を知って もらうことがある。また、中盤で行ってお くことでは実習をイメージ しなが らの施設側 と

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(6)研修チェック リス ト 研修 目標が効率的に抜 けな く達せ られ るよ う内容 をチェ ックす るために作成 した。 リス トア ップ した項 目は 「研修 に入 る前」 と 「研修 中」に大 き くわけ、「済み」、「要確認」、「不 要」のチェ ック欄 と 「メモ」欄 を設 けている。文字通 りチェ ック リス トであるので リス ト ア ップ した項 目はあ くまで 目安であ り、各 自が使いやすい よ うに使 えばよい と考 えている。 (7)巻末に添付資料 として、実習先-提出 して説 明や打ち合わせ に使 えばわか りやすい と 思われ る、実習 日程表のサンプル を掲載 している。 2S

表 3 日的 :「 病院 ・ 病棟などの施設の特徴を理解するため」に行っていること n = 1 2 4 項 目 #&amp; . % ② 病院t 病棟などの施設. 設備 く 物品
表 6 日的 : r 学生が体験すると予測されるケアなどを事前に体簾しておくため」に行っているこ と ‑n = 9 3 項 目 . 件数 ■ % ⑧ 実習場所で行われている主な検査
表 8 日的 :「 大学として学生に体験させたいこと、実習 目的 ・ 内容を伝えるため」に行って いること n = 4 5 項 目 件数 % ⑬ 実習要項の内容にp ついて説萌し、実習の 目標を伝える 3 4 7 5
表 1 0 日的 :「 教員と実習指導者との学生指導に関する役割を調整するため」に行っている こと n =43 項 目 ⑭ 画の立て方. 指導方法の打ち合わせ ( 実施、事故の際の対処、報告の仕方) 実習の進め方、ケアへの参加の仕方、看護計 2 4 5 5
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参照

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