児童館における子育て支援に関する研究 : 父親への影響が母親にもたらす効果に着目して
2
0
0
全文
(2) イブに捉えた効果13項目とネガティブに捉えた. 「お母さんは行ったことを父親に話します. 効果4項目からなる。母親が獲得したポジティブ. か」「父親は児童館に行っているか知っていま. な効果の頃日は、小川ら(2010)のr地域子育て支. すか」「子どものことを父親と話す機会が増え. 援事業の効果に関する研究から引用した6項目に、. ましたか」 「夫婦の会話が増えましたか」 「父. 筆者が加えた11項目である。. 親の子どものことについて関心を示すことが. 次に児童館の子育て支援活動における遊びの. 増えましたか」という質問項目で、rよく話す」. 家庭へのつながり、父親への影響、夫婦の会話へ. rとても増えた」を選んだ母親が、r子どもの. の影響、父親の変化を問う項目を9項目挙げた。. 成長が楽しみになった」という項目を選んだ割. 以上の内容の質問紙調査を無記名で実施した。. 合は高かった。 「子どもの成長が楽しみになっ. 結果と考察. た」ということは、未来への見通しが立てられ. 1.母親が獲得した効果. るようになったということであり、ポジティブ. 「他の子どもと遊ばせることができた」が1番. な感情である。父親とコミュニケーションがと. 多く60人(78.9%)で、次いで「他の参加者と. れること・父親が関心を示すことが、子どもの. 話せた」が57人(75.O%)、rいろいろな遊びを体. 成長が楽しみになるという母親の効果の獲得. 験させることができた」「子育て中の親子と友人. に影響したことを表わしている。. になれたプ自分自身がリフレッシュできた」を. 本研究の結果とは反対の方向から、児童館の. 選んでいるのが54人(71.1%)となっている。参. 活動に参加し効果を得たことによって子育て. 加することによって、子どもにとっての効果とと. の不安が軽減され、父親とコミュニケーション. もに、母親自身の効果も獲得していた。. がよくとられるようになったことによって、父. 2.家庭や父親への影響. 親が子どものことに関心を持つようになった. 児童館の活動に参加した親子の3分の2の家. とも考えられる。. 庭において、児童館でおこなった遊びが家庭での. 4.今後の児童館の子育て支援活動に向けて. 遊びに、また子どもと母親が児童館の活動に参加. 3分の1の父親は関心を示すよう影響していな. することが父親と子どもや夫婦の会話に、子ども. かった。参加者の中には、r父親が、子どもの児. のことについてや子ども以外のことについての. 童館での様子を見たいと言って来ました。」と言. 夫婦の会話の増加に、さらに父親の子どもへの関. って、仕事の代休日に子どもや母親と一緒に親子. 心にっながっていることが明らかになった。. の活動に参加したり、土曜目に父親が子どもを連. 児童館の活動に参加することが子どもや母親. れて来館することもある。まさに母親の会話から. が父親に話をするきっかけとなり、夫婦の会話や. 父親が子どもに関心を示すようになったという. 父親の子どもの関心に影響していると考えられる。. ことであろう。今後の活動に向けて、来館した父. 3.家庭や父親への影響と母親の獲得する効果と. 親に母親や子どもから児童館での話を聞いてど. の関係. う感じたのか、母親には父親とコミュニケーショ. r児童館などでおこなった遊びを家でもし. ンがとれ父親が子どもに関心を示すようになる. ますか」という項目で、「よく遊ぶ」を選んだ. ことによってどう感じたのか、または父親に話さ. 母親が、 「子育てが楽しい」を選んだ割合が高. ない母親はなぜ父親に話さないのかを調査分析. かった。参加して遊びを覚えたことによって、. し明らかにし実践する必要がある。. どう接したら子どもが喜ぶか、どのような遊び があるのかを知ることが、子育てが楽しくなる. 主任指導教員 横川和章. 要因であると考えられる。. 指導教員横川和章.
(3)
関連したドキュメント
The ratios of childcare givers who reported having classes with "children with special care needs" increased with the age of the children. Problems associated with
わが国において1999年に制定されたいわゆる児童ポルノ法 1) は、対償を供 与する等して行う児童
する愛情である。父に対しても九首目の一首だけ思いのたけを(詠っているものの、母に対しては三十一首中十三首を占めるほ
In addition, the Chinese mothers living in Japan tend to accept and actively adapt to Japanese culture and lifestyle, such as eating, drinking, and way of childcare. Due to
Q3-3 父母と一緒に生活していますが、祖母と養子縁組をしています(祖父は既に死 亡) 。しかし、祖母は認知症のため意思の疎通が困難な状況です。
母子保健・子育て支援の領域では現在、親子が生涯
((.; ders, Meinungsverschiedenheiten zwischen minderjähriger Mutter und Vormund, JAmt
(注)