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高熱水に於ける石灰による長石類の分解並びにカリの溶出反應 第3報 カリ石英粗面岩を試料とする場合

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Academic year: 2021

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(1)

高熱水に於ける石灰による長石類の分解

並びにカリの溶出反感    第;l報

カリ石英粗面岩を試料とする場合

  山 崎 重 明 .坂 本 千 秋

      (文理学部化学徴室)

I 緒  言        ①   ③  翠一0鉱物なる加里長石にて得られた基礎資料(第1報、第2報)0結果をカリ石英粗面岩に実施 した場合には如何になるであらうか。何となれば伊豆牛島下田万蔵山0それは我国に於ける最ヽも規模 の大なるカリ資源として、カリ0抽出利用が望まれて居るからである。実施した結果は全くカリ長石 と類似で予想された如くo反応o起ることを確めた。 I賓瞼の鄙       ‘①  (i)  装置及操作並に分柝法は第1報第2報と同じ。

 試料は静岡県下田、万蔵山oカリ石英粗面岩でそo組成はSiO,, 69.4% AlA 16.9%Fe203 2.52タぶ

K。0 10.8%oもoであった。それを300∼326 ・4ツシュに粉砕飾分けたものを以てする。石友は沈降炭 酸石友を約1000°cに焼いた苛性の強いCaOをC02及湯気より保護したもoを以てする。 実験(1) 260°cと300°cに於て実施し温度と反応速度o関係を見る。    (2)300°co場合に石英粗面岩とCaOの配合比を1:2、l:1.76、1 : 1.5、h±25と変えて実 施し反応の終末量o差違を見出だして必要にして充分な石友の配合量を犀出すこと・    (3)長石o場合の如くNaOH o添加が反応を促進するや否やを見る。        / 蔓 結  果  (1)熱水0温度0影響・   第1図  第1図0如く石英粗面岩0反応(z)雛易に就いては大体長石と異らない。260°Cに於ける様子も第i  報0長石の反応速度と近い。又800°Cに於て長石の如く極めて短時間に反応を完結して居るoやはり  こ0場合も温度は反応0終末量には余り関係せす反応速度に関係する。  (2)石友0配合量0影響    第!図  石英粗面岩に対して石友が2倍の時と1.75倍0時は同じく速かに100 %反応、KOHの溶出を結  果して居るが1.5倍以下になると僅か乍ら終末の反応量を低下して居る。長石の場合に仮定した如く

 成分中O Silica 及Aluminaが反応生成物としてオルソ型のCaβi0、及Ca3Å1206 0形になる

 も0とすれば、カリ石英粗面岩の成分値から・所要CaO O量を計算出来る。SiO, 69.4%A1203

 16・9%とすると、1gのカリ石英粗面岩を使用した場合に声分中o、SiO,。及AlAをして完全に

 オルッ塩に変ぜ・しむるに必要にして充分なCaO o量は次o如く約1.58gとな、る。

   56.07×2×0.69'iト+ 56.07×3×_jkljUIr⇔1.58

 実際o結果は1.75、と1.5 o中間に限界量があるので理論o予想と大体一致して居る。

(2)

52

響肯

門川叫釧圃証  み了≒IE   2・こ I 20 旧 高知大学研究報告  自然科学  第2号 第1分珊 心 1 3 00°c 11111 1 1 1 1 − 1 1 − ○ ・ I 1 ・ 1 1 − 1 ’ 1 1 1 − 1 1 ︲ 1 4 1 1 1 . 5 ( 4 ; H D ) l - 2 5 ( x : 印 )       |       1       1 ゛       ●       1       1       1       1       1       1       l    0   ︷○ 一一一溶ま 如 2 0         ・・反原時数 第1図 島O溶出牢と湿度及び石女量との関仙  j −1︲11111一11︲゛11111      3 反尽時戯 時       第2図 K20溶出に対する苛性ソーダ添加の影響 温度は260°C  (3j)NaOH添加の触媒効果    第2図  NaOHを少量添加する手段として4%、2%、1 %(D 3通りCD NaOH液を水o代りに試料と配  合しそo効果を260°Cに於て桧討した。試料配合比は、粗面岩:CaO:水(若しくはNaOH液)  =1:1.75:6(重量比)とした。結果は第2図に示す通り、やはり相当著もしか効果があって、反応  が著るしく促進され反応時間を短縮することが明瞭であってNaOH.の濃度の大なる程効果も亦  大である。 V要 約       ‘  伊豆下田産カリ石英粗面岩を試料として、カリ長石と同様な方法で石女と水熱反応さしてみた。 結果(I)カリ長石と近似した反応o様子を示し、300°c附近で短時間に終了し100%を溶出する。   (2j〉100%反応o必要充分な石女の限界量は生成物がオルソ型石女塩として計算した理論値と      大休一致しこo量は鉱物o約1.6倍程度である。   (3)カリ粗面岩ヽ石女ヽ`水o反応系にNaOHを添加すると反応が促爆されることも長石の       (2j)

(3)

の分解並びにカリの溶出反応 第3報 (山崎・坂本) 53     場合と類似している。 參考文献  ①山崎重明     本誌第1号(昭和26年)第1分珊 19頁  ②山崎重明・坂木千秋 同上第2号(昭和27年)第1分珊47頁 SUMMARY (昭和26年9月30日受理2)

On the Reactions between Peldsparsand Lime in High

Hydrothermal Conditions    Ill

 In the Case of Potassium Liparite

 by Jumei YAxMASAKr, Cliiaki SAKAMOTO COheniical IjCihorai。・y,£成心j心戴皿的, Kochi Ui直心,・s㈲)

 The l!ydrolhermal reaction between potassium liparite (Shimorla, l2町J“l?.) aud lime

was sludierlin a similar way as ill the rase of potassium feldspar.

 Results.

 (1) The reactions look place rapiflly, and K20 垣 liparite w卵 ihoroughly fiissolvecl

   aboveヽtemperature 3000c.

 (2 1The sufficient quantity of C“O for co”!plele reaction w辿“bout ち6 tinies Ihe

   liparite quantity. It approximalely coincirleclwith the calculated quaality required lo

   change silica。and alumina compouents 1o calcium sails of orlhoform.

 (3) NaOH added to (he reaction System remarkably promolecl Ihe reaclions by its

   catalytic action sh!fiilarlyas in the case of potassium feldspar。

      (JEねBceJvecl September 30, 1951)

(4)

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