• 検索結果がありません。

〈教育実践報告〉近畿大学における「介護等体験」の事前・事後指導

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "〈教育実践報告〉近畿大学における「介護等体験」の事前・事後指導"

Copied!
17
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)近 畿 大 学 に お け る 「介 護 等 体 験 」 の事 前 ・事 後 指 導 戸井 田. 克. 己. (教職 教育部助教授). は. じ. め. に. 本 稿 は、 平 成10年. 度(1998)入. 学 者 よ り義 務 教 育 諸 学 校 の 教 員 免 許 状 取 得 希 望 者 に義 務 づ. け られ た 「介 護 等 体 験 」 の、 本 学 で の事 前 ・事 後 指 導 の あ らま しを報 じ、 併 せ て体 験 学 生 の 受 け止 あ方 を ア ンケ ー ト調 査(感 想 文)の 結 果 か ら検 討 す る と と もに、 運 営 に 当 た って の 若 干 の 問題 点 と課 題 とを 指 摘 しよ うとす る もの で あ る。 議 員立 法 に よ り実 施 が 義 務 化 さ れ る こ とに な った 「介 護 等 体 験 」 にっ いて は、 当初 、 教 育 行 政 当局 との あ いだ で 「大 学 側 は主 体 的 な役 割 を 果 た さな くて もよ い」 と の 申 し合 わ せ が な され た と され る。 しか しそ の後 、 文 部 省 教 育 助 成 局 教 職 員 課 長 名 で 出 され た平 成12年12月14日 付 の文 書 「介 護 等 体 験 の 円 滑 な実 施 にっ い て(依 頼)」(資 料1)は. 、 学 生 に対 す る事 前 指 導 の. 徹 底 ほ か の留 意 事 項 を 大 学 側 に 「依 頼 」 し、 実 質 的 な 方 針 転 換 が 図 られ て き た。 ま た、 も う一 方 の 「当事 者 」 で あ る社 会 福 祉 協 議 会 は府 内各 大 学 に対 し、 教 職 員 が 直 接 施 設 に 出 向 い て事 前 打 ち合 わ せ を お こな う こ とを なか ば 「義 務 化 」 して きて い る(本 学 本 部 地 区 が 関 係 す る大 阪府 社 会 福 祉 協 議 会 の場 合)(資 料2)。. 以 上 の経 緯 な ど か ら、 当 初 の 申 し合 わ せ 事 項 は事 実 上 変 質. を迫 られ 、 「大 学 側 も主 体 的 ・積 極 的 な役 割 を 果 たす べ き」 こ とが 求 め られ て い る と い う実 情 が あ る。 一 方 、本 学 に と って 実 質 的 な初 年 度(平 成12年. 度)、2年 目(平 成13年. 度)と. 「介護 等 体 験 」. が い ざ本 格 実 施 され て み る と、 さ ま ざ ま な問 題 点 を含 み っ っ も、 体験 か ら得 られ る教 育 的 ・学 習 的 意 義 を肯 定 的 に評 価 す る学 生 の 声 は決 して 少 な くな い こ とが わ か って きた 。 こ こ に体 験 実 施 に際 し、 「大 学 側 が ど こ ま で 関 与 す べ きか」 の 本 質 的 な デ ィ レ ンマ が あ る と い え よ う。 本 来 は大 学 教 育 に お け る責 任 事 項 で はな か った はず の 「介 護 等 体 験 」 に対 し、 大学 側 は ど こ まで 積 極 的 に関 与 す べ きな の か。 あ るい はそ れ が 可 能 な のか 。 本 稿 で は そ う した点 を も視 野 に入 れ な が ら、 体 験 の 円滑 実 施 に 向 け た提 言 を お こ な う こ と に した い。. 一45一.

(2) 近 畿 大学 教 育 論 叢. 第14巻. 第1号(2002・10). 平 成12年12月14日 文部 省教育助成局教職員課長. 介 護 等 体 験 の 円滑 な実 施 に っ い て(依 頼). 1学. 生 に対 す る事 前 指 導 の 徹 底 につ いて. 一 部 の学 生 の 心 構 え や 態 度 に 問題 が あ る との 指 摘 が 受 け入 れ施 設 側 か らな さ れ て お り、 特 に事 前 指 導 が 徹 底 して い な い大 学 等 の 学 生 に無 断 で の遅 刻 、 欠 席 等 が 多 い と報 告 され て い る こ とか ら、 大 学 等 に お い て、 介 護 等 体 験 に 関 す る指 導 資 料 の 作 成 ・配 布 、 事 前 説 明 会 の開 催 等 、 学 生 に対 す る事 前 指 導 の 徹 底 を図 って い た だ きた い こ と。 学 生 に 対 す る事 前 指 導 を行 う に あ た って は、 社 会 福 祉 協 議 会 や 特 殊 教 育 諸 学 校 の 校 長 会 か らの指 導 者 の派 遣 を要 請 す る こ と も効 果 的 な方 策 で あ る こ と。 な お、 介 護 等 体 験 中 の 学 生 の 態 度 等 に 著 しい 問題 が あ り、 施 設 利 用 者 に 不 利 益 を 与 え るお それ が あ る場 合 に は、 当該 学 生 の 介 護 等 体 験 を中 止 す る こと もあ り得 る こ と。. 2介. 護 等 体 験 の時 期 及 び場 所 に つ い て. 介 護 等 体 験 の希 望 者 に っ い て は、特 定 の 期 間(大 学 等 の休 業 期 間 中)や 特 定 の地 域(都 市 部)に 集 中 して お り、 希 望 者 が 来 年 度 も さ らに増 加 す る こ とが 予 想 さ れ る た め、 介 護 等 体 験 の 時 期 及 び場 所 に っ いて 、 学 生 の希 望 を 考 慮 す る こ と は非 常 に 困 難 で あ る こ と。 この こ とを 学 生 に対 して周 知 徹 底 して い た だ きた い こ と。. 3介. 護 等 体 験 中 の学 生 に対 す る大 学 等 の 側 の 配 慮 にっ いて. 介 護 等 体 験 の た め や む を え ず 講 義 等 を欠 席 す る こ と とな る学 生 に 対 して は、 レポ ー ト に よ る代 替 措 置 を 講 じる な ど履 修 上 の 支 障 が な い よ う配 慮 す る こ とに っ い て大 学 等 の側 と して全 学 的 な対 応 を 行 って い た だ き た い こ と。. 4受. け入 れ 施 設 側 の 負 担 へ の配 慮 にっ い て. 現 在 、 社 会 福 祉 施 設 等 に お いて は、 介 護 福 祉 士 資 格 取 得 者 の た め の実 習 等 も行 わ れ て い るが 、 さ らに 来 年 度 か ら は新 設 さ れ た 高 等 学 校 教 員 免 許 状 教 科 「福 祉 」 の必 修 科 目 と して 実 施 さ れ る実 習 等 も予 定 され て お り、 一 部 の受 け入 れ施 設 で は受 け 入 れ が さ ら に困 難 に な る こ と が 予 想 さ れ る た め 、 そ の点 に十 分 配 慮 し介 護 等 体 験 に っ い て 施 設 側 に過 重 な負 担 を求 あ る こ とが な い よ う適 切 な対 応 を行 って い た だ きた い こ と。. 資 料1「. 介 護 等 体 験 」 に関 す る文 部 省(当 時)か 一46一. らの 依 頼 文 書(抄).

(3) 近 畿 大 学 に お け る 「介護 等 体験 」 の事 前 ・事 後 指 導. 資料2「. 介 護 等 体 験 」 に関 す る事 前 打 ち 合 わ せ 要 請(大 阪 府 社 会 福 祉 協 議 会) -47一.

(4) 近畿大学教育論叢. 第14巻. 第1号(2002・10). 1.ガ. イ ダ ン ス の あ ら ま し. (1)教. 職 課 程 履 修 ガ イ ダ ンス(教 職 課 程 履 修 開始 年 度 の4月. に実 施). 本 学 で は教 職 課 程 の履 修 開始 希 望 者 に対 し、 各 年 度 当初 の4月 、 「教 職 課 程 履 修 ガ イ ダ ンス」 をお こな って い る。 これ は履 修 開 始 に際 して の諸 注 意 と 申 し込 み手 続 き等 に っ い て 説 明 す る も の だが 、 そ の 際 、A4判100頁. ほ どか らな る 『教 職 課 程 履 修 要 項 』 を 配 布 して い る。 そ の14. 頁 目 に は 「『介 護 等 体 験 』 に っ い て 」 の 一 項 が あ り、 こ れ に基 づ いて ま ず、 この 時 点 で 簡 単 な 事 前 説 明 を お こな って お く(資 料3)。 なお 、 体 験 希 望 者(予 定 者)に 対 す る実 質 的 な事 前 指 導 は、 以 後 、 以 下 に述 べ る諸 ガ イ ダ ン スを 通 じて 繰 り返 しお こな って い く(資 料4)。. (2)介. 護 等 体験 申 込 み ガ イ ダ ンス(2年. 次 の10月. に実 施). 「介 護 等 体 験 」 は、 大 阪 府 社 会 福 祉 協 議 会(以 下 、 府 社 協 と す る)が 管 理 当局 と な って お こ な わ れ る社 会 福 祉 施 設(以. 下 、 施 設 とす る)で の5日 間 の 体 験 と、 大 阪 府 教 育 委 員 会(以 下 、. 府 教 委 とす る)が 管 理 当局 とな って お こな わ れ る特 殊 教 育 諸 学 校(以 下 、 養 護 学 校 とす る)で の2日 問 の体 験 とに大 別 され る。 本 学 で は これ らを3年 次 に実 施 す る こと を大 原 則 と し、 前 者 に つ い て は す べ て の学 生 が そ の 前 期 日程(4∼9月)、. と りわ け 夏 季 休 業 期 間 中 の8月 か ら9. 月 にか けて 体 験 す る よ う指 導 して い る。 体 験 実 施 期 間 や 、 配 属 施 設 そ の他 は府 社 協 が調 整 して 決 定 す るが(資 料2)、. 前 期 日程 の 申 し込 み 締 め切 り は前 年 の10月. 末 日で あ る の で 、 こ れ に. 先 立 って2年 次 の10月. 、 具 体 的 な ガ イ ダ ンス を お こな う必 要 が あ る。 そ こで こ の時 期 に 「介. 護 等 体 験 申込 み ガ イ ダ ンス」 を実 施 し、 実 質 的 に最 初 の オ リエ ンテ ー シ ョ ンを お こな う。 こ の ガ イ ダ ンスで は 『「介 護 等 体 験 」 の 手 引 』 を 配 布 し、 これ に した が って実 施 に際 して の 諸 注 意 、 申 し込 み 手 続 き等 にっ い て説 明 す る。 た だ し、 介 護 一 般 に関 す る 「技 術 的 な側 面 」 は 一 切 指 導 せ ず(で. きず) 、 体 験 す る者 と して の 「基 本 的 な心 構 え」 を 中 心 に講 話 す る。 「実 習 」. で は な く 「体 験 」 で あ る こ とを確 認 し、 施 設 ・養護 学 校 の 職 員 や 教 職 員 の指 導 と管 理 の も とに 行 動 す べ き こ とを 強 調 す る。 とは い え、 慣 れ て きた ら 自 ら進 ん で も行 動 す る こ とが 大 切 で あ る とい うや や 矛 盾 した こ と な ど も述 べ て い る。 ま た、 施 設 の 違 い に よ り体 験 内 容 に もか な り違 い が あ るの で 、 前 年 の 配 属 実 績 に基 づ い て施 設 種 別 ご との体 験 内 容 にっ いて も大 まか に説 明 して お く。. 一48一.

(5) 近畿大学 にお ける 「介護等体験」 の事 前 ・事後指導. 「介 護 等 体 験 」 につ い て 1.「介 護 等 体 験 」 の 趣 旨 「介護 等 体 験 」 は 、 介 護 等 体 験 特 例 法(,.成10年. 度 入 学 生 よ り施 行)に 基 づ き、 義 務 教 育 諸 学 校. の教 員 に な る た め の必 須 要 件 とな っ た もの で す(高 等学 校 免 許 状 の み の 取 得 に は、 こ れ は必 要 あ り ま せん)。 「 介 護 等 体 験 」 が要 請 され た 背 景 に は、急 速 に進 む我 が 国 の少 子 ・高齢 化 の 現 実 が あ り ます 。 現 在 、 我 が 国 は総 人 口 の お よ そ15%を65歳. 以上 の 高 齢 者 が 占 め、2025年. に は25%を. 超 え る と予 想 され. て い ま す。 そ の一 方 で 、一 人 の女 性 の平 均 出生 数 は、1.4人 を 割 り込 み 、世 界 的 に も最 低 の 水 準 と な っ て い ま す。 これ らの こ と は、 日常 的 に 介 護 を 必 要 とす る お年 寄 りが確 実 に 増 え て い く一 方 で 、 介 護 の担 い手 とな る人 が 不 足 して い く現 実 を 示 唆 して い ます 。 こ う した我 が 国 の情 勢 に 鑑 み 、 将 来 を 見 据 え た教 員 の 資質 向上 の一 環 と して 、 特 に義 務 教 育 諸 学 校 の教 員 養 成 に お い て 、 高 齢者 や 障 害 児 ・障 害 者 に対 す る介 護 等 の体 験 を 自 らの 原 体 験 と して 持 ち、 そ う した体 験 を教 育 に生 か して い く こ とが 求 あ られ る よ うに な った の で す。 2.「介 護 等体 験」 の 法 的 性 格 「介 護 等 体 験 」 は、 教 育職 員 免 許 法 の 法 体 系 と は異 な る、 「特 例 法 」 の 中 に 位 置 づ け られ て い ます 。 それ ゆ え、 「 教 育 実 習 」 の よ う に大学 が 単 位 を 認 定 す る形 と は な って い ま せ ん(た だ し、 大 学 を窓 口 と して 必 要 な手 続 きを 行 う点 で は ど ち ら も共 通 します)。 中学 校 免 許 状 の 取 得 申請 時 に は、 本 学 で取 得 した教 職 課 程 の所 定 の単 位 に加 え 、 体 験 を 行 っ た施 設 が 発 行 す る 「介護 等 体験 証 明 書 」 が 必 要 に な り ます 。 3.「介 護 等 体 験」 の 内 容 以 上 の趣 旨 に基 づ き、 中学 校 免 許状 の 取 得 に は、 特 殊 教 育 諸 学 校(盲 学 校 ・聾 学 校 ・ 養 護 学 校 等)で 2日 間 程 度 と、社 会 福 祉 施 設(高 齢 者 ・障 害 者 施 設 等)で 連 続5日. 間程 度 の 、計1週. が 必 要 で す 。 特 に 中学 校 免 許 状 取 得 の 場 合 に は、 「教 育 実 習 」 と合 わ せ る と計4週. 間 の 「介 護 等 体 験 」 間 の実 習 ・体験 が. 必 要 と な りま す の で、 「 教 育実 習 に っ い て 」 も よ く読 ん で 、 十 分 な履 修 計 画 を立 て るよ う心 が けて 下 さ い。 なお 、 施 設 別 に予 想 さ れ る 体験 内容 は概 ね 次 の よ う な もの です 。. 社 会福 祉施 設(一 部施設 の例). 特 殊 教 育 諸学 校 盲学 校. 日常 の 学 習 指 導 ・ 生 活 指 導 の補 助 遠足 ・ 運 動 会 等 の 学 校 行 事 の補 助. 特 別養護 老 人ホー ム. 移動介助、食事介助、清掃、話 し 相 手 、 デ イ ケ ア見 学 等. 聾学 校. 日常 の 学 習 指 導 ・ 生 活 指 導 の補 助 遠足 ・ 運 動 会 等 の学 校 行 事 の補 助. 作業介助、食事介助、清掃、 レク. 養護 学 校. 日常 の 学 習 指 導 ・ 生 活 指 導 の補 助 遠 足 ・運 動 会 等 の 学 校 行 事 の補 助. 障害者通 所 授 産施 設 児童 養 護施 設. 遊 び 相 手 、 話 し相 手 、 散 歩 等. リエ ー シ ョ ン活 動 へ の参 加 等 食事介助、入浴着脱介助、清掃 、. 4.「介 護 等 体 験 」 の 実 施 学 年 と資 格 要 件 「介 護 等 体 験 」 を行 う学 年 は、 原 則 と して 、 「教 育 実 習 」 を 行 う学 年 の前 の学 年 に な り ます(「 教 育 実 習 につ いて 」 に あ る表 を参 照 して下 さい)。 ま た、 「介 護 等 体 験 」 を 行 え る要 件 は、8ペ ー ジの 表 1の. 「教 育 実 習 特 講(人 権 教 育 を 含 む)」 を 履 修 中 、 も し くは す で に修 得 して い る場 合 に限 り ます 。. 5.「介 護 等 体 験 」 の 申 し込 み 手 続 き と体 験 日程 、 派 遣 先 「介 護 等 体 験 」 の 申 し込 み手 続 きは、 体 験 を 実 施 す る前 年 度 の10月. に 「介 護 等 体 験 申込 み ガ イ ダ. ンス」を 行 っ て説 明 します 。 この ガ イ ダ ンス に 出 席 しな い と 「介 護 等 体 験 」 は行 え ず、 した が って 、 中 学 校 免 許 状 は取 得 で き な くな る の で十 分 注意 して 下 さ い。 なお 、 費 用 と して7,500円. の実費が必. 要です。 ま た、 具 体 的 な体 験 日程 と派 遣 先 は 、大 阪 府 教 育 委 員 会 な ら び に大 阪 府 社 会 福 祉:,.会 決 定 した後 、 「第1回. 介 護 等 体 験 直 前 ガ イ ダ ンス」(体 験 年 度 の6月. が 調 整 して. に実 施)を 通 じて 学 生 諸 君 に連. 絡 します 。. 資 料3本. 学 『教 職 課 程 履修 要 項 』 の 「介 護 等 体 験 」 に関 す る説 明(平 成14年. 一49一. 度 入 学 者 用).

(6) 資 料4「. 介 護 等 体 験 」 指 導 に関 す る年 間予 定 表(平 成14年 一50一. 度 、 介 護 等 体 験 委 員 会).

(7) 近畿 大学 にお ける 「介護等体験」 の事前 ・事後指導 以上 の ガ イ ダ ンス を受 け、学 生 は施 設 所 在 地 な ど も勘 案 して希 望 す る施 設 の種 別 を 選 択 す る。 府 社 協 の 申込 書 に は 「期 間」 「種 別 」 「地 域 」 を 各 々第2希. 望 まで 書 く欄 が あ るが 、 「期 間 」 に. つ い て は大 学 側 の 指 導 どお り夏 季 休 業 期 間 中 を希 望 す る学 生 が 大 半 を 占 め るが,概. ね希 望 の範. 囲 内 で 体 験 期 間 が 通 知 さ れ て くる。 しか し 「種 別 」 「地 域 」 に っ い て は、 配 属 先 の 決 定 通 知 を み て 、 「ま った く希 望 が反 映 され て い な い 」 と苦 情 を言 って くる学 生 もな か に はあ る。 な お 、 『「介 護 等 体 験 」 の手 引 』 はA4判15頁. ほ どの 冊 子 で 、 内 容 は実 施 に際 して の諸 注 意. と、申込 み手 続 きの方 法 を 中心 に 説 明 して い る。 そ の中 程 の頁 に は府 社 協 作 成 の『「介護 等 体 験 」 受 け入 れ マ ニ ュ ア ル』か ら転 載 した参 考 資 料3点. と、巻 末 に は ミ シ ン目 を入 れ た 申込 書2点(施. 設 用 、 養 護 学 校 用)、 「『介 護 等 体 験 』 証 明 書(社 会 福 祉 施 設 用)」 な どが 綴 じ込 ん で あ る。 証 明 書 は施 設 で の 体 験 終 了 後 、 各 自 の責 任 で 証 明 を も らい、 大切 に保 管 す る よ う指 示 す る。. (3)第1回. 介 護 等 体 験 直前 ガ イ ダ ンス(施 設 向 け、3年 次 の6月. に実 施). 施 設 で の5日 間 の 体 験 と養 護 学 校 で の2日 間 の体 験 は、 管 理 当 局 が 府 社 協(管 轄 は厚 生 労 働 省)と 府 教 委(管 轄 は文 部 科 学 省)と. い うよ うに実 施 母 体 が別 個 で あ り、 シ ス テ ムや 必 要 な注. 意 事 項 そ の他 も大 き く異 な って い る。 前 述 の よ うに、 本 学 で は前 者 を 夏 季 休 業 期 間 中 に実 施 す る よ う指 導 す る一 方 で、 後 者 は例 年 後 期 学 期 中 の10∼12月. 頃 に 実 施 さ れ るの で 、 体 験 実 施. を間 近 に控 え た 直 前 ガ イ ダ ンス も施 設 向 け と養 護 学 校 向 け に分 け 、2度 に わ た って 実施 す る必 要 が あ る。 そ の た め ま ず、7月 末 か らの 施 設 で の体 験 実 施 を 控 え 、6月 末 に 「第1回. 介護 等 体. 験 直前 ガ イ ダ ンス(施 設 向 け)」 を お こ な う。 この 時 ま だ養 護 学 校 で の詳 細 にっ い て は決 定 さ れ て お らず(た. だ し、 この 時点 で 配 属 され る学 校 名 と期 間 、 期 間 ご との受 け入 れ人 数 の 内 示 は. あ る)、 施 設 の み を 対 象 に して 実 施 直 前 の ガ イ ダ ンス を お こな う こ と にな るわ けで あ る。 これ よ り先 、 教 員 が 手 分 け して 全 施 設(例 年20施 る ので(資 料2)、. 設 程 度)に 挨 拶 と打 ち 合 わ せ に赴 い て い. そ こで 話 し合 わ れ た(施 設 か ら指 示 され た)注 意 事 項 に基 づ いて 施 設 ご と. に詳 細 な注 意 を与 え る。 この 際 も 「技 術 的 な 側 面 」 と い う よ りは、 服 装 、 集 合 時 間、 昼 食 の方 法 、必 要 実 費 、検 便 の 有 無 、そ の 検 査 項 目等 と い っ た なか ば事 務 的 な連 絡 と、「基 本 的 な 心 構 え 」 が 中心 と な る。 ガ イ ダ ンス は施 設 ご とに教 室 を 分 け、施 設 を訪 問 した担 当教 員 が 指 導 に当 た り、 施 設 が要 請 した 「ニ ュ ア ンス レベ ル」 の もの を 含 め た や や 細 や か な 指 導 を 目指 して い る。 この 時 、 複 数 の 学 生 が 同 一 施 設 、 同一 期 間 に割 り当 て られ て い る こ とが 大 半 な ので 、 学 生 相 互 に 自己紹 介 を させ 、簡単 な連 絡 網 を 作 らせ る。連 絡 網 は この 時 配 布 す る『「介 護 等 体 験 」の 記 録 』 の 当該 頁 に直 接 書 き込 ませ る。 『「介 護 等 体 験 」 の記 録 』 は施 設 職 員 と相 談 の うえ 、 利 用 法 を指. 一51一.

(8) 近畿大学教育論叢. 第14巻 第1号(2002・10). 示 して も ら うよ う指 導 す る(施 設 側 が あえ て求 め な け れ ば使 わ な くて もよ い 扱 い とす る)。 同時 に、 内 示 の あ った 養 護 学 校 にっ いて いず れ の時 期 に体 験 を希 望 した い か 学 生 に選 ばせ る (ち なみ に平 成13年. 度 の 場 合 、2校. 、計4っ. の 期 問 が府 教 委 か ら割 り当 て られ た)。 養 護 学 校. で の体 験 は学 期 中 にお こな わ れ る ので 、 授 業 と の兼 ね合 い で ど の 期 間(ど の 曜 日)に 実 施 す る か は学 生 に と って か な り重 要 な要 素 で あ る。 そ の た あ教 員 は、 学 生 の希 望 を 可 能 な 限 り生 か し て配 属 期 聞(学 校)を. 調 整 す るわ けで あ る。. な お、『「介 護 等 体 験 」 の記 録 』 はA4判15頁. ほ ど の冊 子 で 、自 己紹 介 頁 、オ リエ ンテ ー シ ョ. ンの記 録 頁(施 設 用 、 養 護学 校 用)、 今 日の記 録 頁(7日. 分)、 グル ー プ メ ンバ ー の 記 入 欄(連. 絡 網)、 出席 表 な どか らな って い る。 ち な み に、今 日 の記 録 頁 に は 「指 導 職 員 ・教 員 か らの指 導 ・ 批 評 そ の 他(本 人 ま た は指 導 者 が 記 入)」 とい う欄 が 設 け られ て お り、 受 け入 れ 施 設 や 養 護 学 校 側 が 必 要 とあ らば、 体験 学 生 と職 員 ・教 職 員 と の間 で この頁 を介 して や り と りす る こ とが 可 能 で あ る。 ま た、 出席 表 は既 存 の 「教 育 実 習 簿 」 の ス タ イ ル を踏 襲 し、 「出席 確 認 印」 を 押 印 す る欄 を設 け て い る。. (4)第2回 平 成13年. 介 護 等 体 験 直 前 ガ イ ダ ンス(養 護 学 校 向 け、3年 次 の9月. に実 施). 度 の 場 合 、 本 学 の 養護 学 校 で の体 験 は、 府 教 委 に よ り八 尾 養 護 学 校(以 下 、 八 尾. 養 護 とす る)と 寝 屋 川 養護 学 校(以 9月 、 寝 屋 川 養 護 が10・11・12月. 下 、 寝 屋 川 養 護 とす る)と に振 り分 け られ た。 八 尾 養 護 が の計4度. に分 けて い ず れ も連 続2日 間 の 日程 で 実 施 さ れ た。. これ に向 け、 「第2回 介 護 等 体 験 直 前 ガ イ ダ ンス(養 護 学 校 向 け)」 を実 施 す る が 、 日程 上 、 八 尾 養 護 の 直 前 ガ イ ダ ンス は夏 季 休 業 期 間 中 に実 施 せ ざ る を得 な か った の で 、 この年 度 の 場 合 、 寝 屋 川 養 護 対 象 者 は さ らに 時 期 を 分 けて3度. 目 の直 前 ガ イ ダ ンス を お こな う こ と とな った 。. 養 護 学 校 で の体 験 は 、 府 教 委 の考 え方 を 反 映 し、 大学 と養 護 学 校 との 間 で の 「ペ ア リ ング」 が 相 当 程 度 進 ん で い る。 す な わ ち、 大学 側 か ら見 て 、 学 生 が 体 験 を実 施 す る養 護 学 校 が ほぼ 固 定 化 して きて い る。 この こ と は大学 側 の 教 職 員 と、 養 護 学 校 側 の教 職 員 との意 思 疎 通 を 可 能 と し、 学 生 の事 前 指 導 に対 して も有 益 に作 用 して い る と考 え られ る。 例 え ば、 寝 屋 川 養 護 か らは 前 年 度 の 体験 終 了 後 に お こ な わ れ た 「職 員 会 議 」 で の 総 括 資 料(資 料5)が. 提 供 され る な ど、. 大 学 で の 「勘 所 」 を押 さえ た学 生 指 導 の一 助 と も な って い る。 同 時 に、 養 護 学 校 の教 職 員 が ど の よ うな気 持 ち の下 に体 験 学 生 を受 け入 れ 、そ の指 導 に 当 た って い るか を 垣 聞 見 る こ とが で き、 そ う した意 味 で も大 学 側 に と って有 益 な 資 料 と いえ る。 なお こ の際 、各 養 護 学 校 が 求 め る書 式 に応 じた 「『介 護 等 体 験 』 証 明 書(特 殊 教 育 諸 学 校 用)」. 一52一.

(9) 近畿 大学 にお ける 「介護等体験」の事前 ・事後指導. 介 護 等 体 験 につ い て 各 学 部 の意 見 各 学 部 と も学 生 に障 害 児 者 及 び 養護 学 校 にっ いて 理 解 を深 めて も ら う一 助 に な れ ば 積 極 的 に受 け入 れ るべ き で あ る と い う点 で は一 致 して い る。 小 学 部 … …4回 の 引 き受 け可 能 。 た だ し、 行 事 等 の 日程 に よ り多 少 は抜 け る学 年 が で き る こ と もあ る。9月 の 実 習 は難 しい。 中学 部 … …1年 2年. ・不 安 定 に な る 生 徒 が い る ク ラ ス が あ る の で は ず し て ほ し い. 。. ・学 生 の 中 に ジ ュ ー ス を 持 っ て く る も の が い て 、 生 徒 の 気 が 散 る の で や め て ほ しい。. 3年. ・一 度 に た く さ ん の 人 数 で も い い か ら、 少 な い 回 数 で す ま せ て ほ し い 。 で きれ ば一 回 で す ませ て ほ しい。 ・や る気 の な い 者 は放 り 出 して よ ろ し い か 。 ・食 事 中 に ジ ュ ー ス を 持 っ て き て い た 。 ・携 帯 電 話 が な っ た. 高 等 部 … …1年 2年. 。. ・給 食 指 導 の 時 の 態 度 が 問 題 。 指 導 中 で あ る こ と を 意 識 し て ほ し い 。 ・髪 型 、 色 を ど う に か し て ほ しい 。 教 室 で の 化 粧 直 し は し な い 。 ・学 校 で は な に が 起 こ る か わ か ら な い 状 況 で あ る こ と を 学 生 に 注 意 し 気 を っ け て も ら う。 ・大 学 側 の 事 前 指 導 の 徹 底 。(態 度 、 服 装 、 心 構 え) ・大 学 側 か ら教 職 員 を 派 遣 し て も ら う. 3年. 。. ・お しや べ りで 話 しか け る こ と が あ り特 に 校 内 実 習 中 は 困 っ た 。 ・ラ ン ニ ン グ に 一 緒 に 出 る が 実 習 生 自 身 が しん ど い 気 分 を 生 徒 に 訴 え る。 ・弁 当 を 持 って こ な く て. 、 給 食 を 分 け て あ げ る と 次 の 日 も持 っ て こ な. か っ た 。 近 く で 買 い 物 が で き な い の で 必 ず 用 意 し て く る こ と。 ・カ メ ラ を 持 っ て き て 写 す の は や め て ほ しい. 。. ・昼 食 の ご み 、 お 茶 の 缶 、 な ど は 教 室 に 捨 て ず 持 ち 帰 っ て ほ し い 。. 資 料5「. 介 護 等 体 験 」 の受 け入 れ 側 教 職 員 の意 見(大 阪府 立 寝 屋 川 養 護 学 校). 一53一.

(10) 近畿大学教育論 叢. 第14巻 第1号(2002。10). の 白票 を作 成 し、 学 生 に配 布 す る。 前 述 の 「社 会 福 祉 施 設 用 」 と も ど も体 験 終 了 後 に証 明 を受 け、 教 員 免許 状 申 請 時 まで 学 生 個 人 の責 任 で大 切 に保 管 す るよ う指 示 す る。. (5)「 教 育 実 習 特 講(人 権 教 育 を 含 む)」(半 期 、2単 位)の. 履修. 本 学 教 職 課 程 で は、「介 護 等 体 験 」 を実 施 す る た め の 「資格 要 件 」 を 定 め て い る。 そ れ は 「教 育 実 習 特 講(人 権 教 育 を 含 む)」(半 期 、2単 位)を 修 得 済 み で あ るか 、 現 に履 修 中 で あ る か す る者 に限 る とい う一 項 で(資 料3)、 これ に よ り、上 記 の諸 ガ イ ダ ン ス に よ る「直接 的 な事 前 指 導 」 の ほか に 「日々 の 授 業 」 を 通 じて も事 前 指 導 の一 部 を お こな え る仕 組 み が 確 保 され て い る。 こ の科 目 は、 直接 的 に は教 育 職 員 免 許 法 に規 定 され た教 育 実 習 の 「事 前 及 び事 後 指 導 」 に相 当す る もの で あ る が、 特 に 人 権 教 育 的 な 側 面 に配 慮 した 内容 とな って い る こ とか ら、 「介 護 等 体 験 」 の事 前 指 導 と して も役立 て う る もの と して 位 置 づ け て い るわ けで あ る。. 2.事. 前 ・事 中 の 受 け入 れ 施 設 へ の 対 応. (1)事. 前訪 問. 施 設 へ の事 前 訪 問 と打 ち合 わ せ は 全 教 員 が 手 分 け して お こな う こ とを す で に述 べ た が 、2校 の 養 護 学 校 へ の事 前 訪 問 は 「介 護 等 体 験 委 員 会 」 の 委 員 が これ に 当 た って い る。 養 護 学 校 との 間 で は、 学 校 側 ・大 学 側 双 方 の 前 年 度 の 反 省 に基 づ い て 意 見 交 換 を お こ な い(資 料5)、. より. 円滑 な 体験 実 施 が 可 能 と な る よ う一 年 ご とに 調 整 を:.一 て い る段 階 で あ る。. (2)事. 中訪問. 学 生 に よ る体験 が 実 施 され て い る期 間 中 の教 職 員 に よ る現 地 訪 問 は、 施 設 の場 合 基 本 的 に は 実 施 しな い が 、 養 護学 校 へ は原 則 的 に 「事 中訪 問」 を実 施 す る。 施 設 で の 体 験 に は1日 あ た り 1,500円 の 個 人 負 担 が 求 め られ て い るが 、 養 護 学 校 で の 体 験 に は学 生 の 費 用 負 担 が な く、 純 粋 に 「受 け入 れ側 の善 意 」 に基 づ いて 体 験 が 遂 行 さ れ て い る実 態 が あ る。 大 学 側 の教 職 員 に よ る 事 中 訪 問 に は そ う した こ とへ の 謝 意 も込 あ られ て い る。 各 々 の 期 間 中 、 計4回 養 護 学 校 を訪 問 す る こ と に な るが 、 これ に も 「介 護 等 体 験 委 員 会 」 の委 員 が手 分 け して 当 た って い る。 委 員 は 当 日朝8時 頃 に は養 護 学 校 に赴 き、 体 験 学 生 が 登 校 して く る様 子 を観 察 しな が ら、 教 職 員 が お こ な う 「出席 チ ェ ッ ク」 を手 伝 う。 その 後 、 当 日 プ ログ ラム が始 ま る と、 教 室 、 体 育 館 、 校 庭 等 の 授 業 場 所 を順 々 に訪 れ、 学 生 が 体 験 す る様 子 を視 察 す る。 一54一.

(11) 近畿 大学 にお ける 「介護等体験」 の事前 ・事後指導 す で に社 会 的 に も定 着 して い る教 育 実 習 の 「実 習 費」 は、 事 の 良 し悪 し は と もか く と して 、 1日 あ た り概 ね1,000円. を学 生 が 負担 す るの が 通 例 と な って い る。 これ に鑑 み、 ま った く無 償. で指 導 して くれ て い る養 護 学 校 の 「介 護 等 体 験 」に大 学 側 が 何 が しか の謝 意 を 行動 で 示 す の は、 受 け入 れ 側 の 先 生 方 か ら見 れ ば 至 極 当然 の こ と と は い え よ う(資 料5)。. 大 学 側 に よ る養 護 学. 校 へ の な か ば 自発 的 な 「事 中 訪 問 」 は、 両 者 の 関 係 を 円 満 な もの にす る と と もに、 学 生 の 円滑 な体 験 実 施 に も寄 与 して い る と考 え られ る。. 3.事. 後 ア ンケ ー トの 処 置 と そ の検 討. (1)事. 後 指 導(「 ア ンケ ー ト」 の実 施). 本 稿 は 「『介護 等 体 験 』 の 事 前 ・事 後 指 導 」 と い う表 題 を 冠 して い るが 、 上 記 した 事 前(あ る い は事 中)指 導 の よ う な あ る意 味 で の 「積 極 的 な 」 指 導 は、 「事 後 指 導 」 の 範 疇 と して は 目 下 の と ころ本 学 で はで きて い な い。 本学 が お こ な う 「介 護 等 体 験 」 に 関 す る指 導 の な か で 、 事 後 指 導 に類 す る もの は 唯一 、 体験 後 に学 生 に課 す2枚 設 用 、 特 殊 教 育 諸 学 校 用)(以. の 「介 護 等 体 験 」 レポ ー ト(社 会 福 祉 施. 下 、 ア ンケ ー トとす る)(資 料6)の. み で あ る。. なお 、 「介護 等 体 験 」 は授 業 科 目 の位 置 づ け に な い た め、 当然 の こ とな が ら成 績 評 価 もな い。 そ の ため 、一 部 ア ンケ ー トを 提 出 しな い者 が あ るが 、そ の こ と を も って何 らの指 導 もペ ナ ル テ ィ も課 して は い な い。. (2)ア. ンケ ー トの処 置. 各 々の 体 験 終 了 後 に提 出 され る ア ンケ ー トは、 施 設 用 ・養 護 学 校 用 と もす べ て を コ ピ ー し、 1部 を教 職 教 育 部 の 保 管 資 料 と し、1部. を礼 状 を添 え て施 設 ・養 護 学 校 に送 付 す る。 本学 で は、. これ を も って 当 該 年 度 の 「介 護 等 体 験 」 に関 わ る一 連 の業 務 を す べ て 終 了 す る。. (3)ア. ンケ ー ト結 果 の検 討. こ こで は、 平 成13年. 度 に 実 施 した ア ンケ ー トの結 果 か ら、 「介 護 等 体 験 」 に 対 す る学 生 の. 受 け止 あ方 の傾 向 を 簡単 に 分 析 して み た い。・. 一55一.

(12) 注)ア 資料6「. ン ケ ー トの 項 目 ・内 容 は施 設 用 ・養 護 学 校 用 と も ほぼ 同 様 で あ る。 介 護 等 体 験 」 終 了後 に 課 す 学 生 へ の ア ンケ ー ト(社 会 福 祉 施 設 用) -56一.

(13) 近 畿大学 にお ける 「介護等体験」 の事前 ・事後指 導 ①学生 の生の声 ま ず、 ア ン ケ ー トにみ る 「学 生 の生 の声 」 で あ る。 体 験 学 生 の 多 くは 「介 護 等 体 験 」 が広 い 意 味 で 自 らの 人 生 経 験 に深 く寄 与 した こと を語 って い る。 例 え ば 、 知 的 授 産 施 設 の一 っ で あ る い わ ゆ る 「作 業 所 」 で の 体 験 を終 え た あ る学 生 は、 体験 の 印 象 を 一 言 で い って 「非 常 に良 か っ た」 と回 答 して い る。 そ して 施 設 の 方 々へ の メ ッセ ー ジ と して 、 「5日 間 あ りが と う ご ざ い ま した。 介 護 体 験 は これ まで 全 く経 験 が な く、 自分 で は 出 来 るだ け考 え て 行 動 して い たつ も りで も、 実 際 は何 の お手 伝 い も出 来 なか っ たか も しれ ま せ ん。 けれ ど、 私 に と って 、 大 変 貴 重 な体 験 を させ て 頂 き、 あ りが と う ござ い ま した。」 と、 あ る種 の 感 動 と謝 意 とが 率 直 に 述 べ られ て い る。 これ は一 例 で あ るが、施 設 ・養 護 学 校 と も概 ね こ う した声 が も っ と も一 般 的 な傾 向 で あ っ た。 しか し一 方 で、施 設 に よ って は体 験 の 印象 が 「良 くな か った」とす る ものが な い わ けで はな い。 いわ ゆ る 「特 養 老 」 で体 験 を お こな っ たあ る学 生 の場 合 、 「施 設 の 方 々 の患 者 に接 す る態 度 が 、 痴 呆 が 進 む にっ れ て 『モ ノ』 に接 す る様 な 態 度 に思 え た。 しか し、 この こ と は働 い て いれ ば 当 然 と も思 え る こ とだ った。 私 に と って は、 そ れ よ り も施 設 の方 々 の性 格 が あ ま り に も表 裏 が 激 しい こ とに、 とて も悪 印 象 を 抱 い た。」 と い う。5日. 問 の体 験 で 人 の 「性 格 」 が 見 通 せ るの か. ど うか は と もか く、 少 な く も この 学 生 に と って 、 「介 護 等 体 験 」 が マ イ ナ ス の 原 体 験 と して 心 に刻 まれ たの で は な いか と危 惧 され る。 この よ うに、 「介護 等 体 験 」 は未 来 の 「教 師 の 卵 」 た ち へ の教 育 的 ・学 習 的可 能 性 を秘 め た もの で あ る こ と は否 定 で きな い。 しか しそ う した な か で も、 施 設(種 別)に. よ って は、 あ る い. は職 員 の 対 応 しだ いで は、 未 だ教 師 に な って い るわ けで もな い学 生 た ちが は た して そ こ まで 体 験 す る必 要 が あ るの だ ろ うか 、と疑 問 を 抱 か ざ る を え な い実 態 もな い わ けで はな い よ うで あ る。. ② 施 設 種 別 に よ る学 生 の受 け止 め方 資料7は. 、 資 料6に. あ る(1)の質 問 項 目 と、(3)の質 問項 目の 回 答 度 数 を数 量 的 に ま とめ て み た. もの で あ る。 施 設 単 位 で は数 人 か ら十 数 人 の母 数 に しか な らず 、 も と よ り統 計 的 な優 位 性 は計 れ な い。 しか しそ れ で も、 一 定 の傾 向 を窺 い知 る こ と はで き よ う。 表 の 諸 施 設 は、 入 所 者(通 所 者)の. お よ そ の年 齢 か ら三 っ の 類 型 に大 別 す る こ とが で き る。. 一 っ は幼 い年 齢 層 の い わ ば 「子 ど も」 を預 か る施 設 で、 表 で は 「児 童 養 護 」 「母 子 」 な ど と表 示 され た もの が そ れ で あ る。 一 っ は中 程 度 の 年 齢 層 の い わ ば 「青 年 」 が通 所 す る施 設 で 、 「∼ 授 産 」 と書 か れ た 施 設 な どが 該 当 す る。 そ して も う一 っ が年 老 いた 年 齢 層 の 「老 人 」 が 入 所 す 一57一.

(14) 近畿大学教育論叢. 第14巻. 第1号(2002・10). 「介 護 等 体 験 」 に 関 す る ア ンケ ー ト(集 計) (実数 介護等体験 を終 えた時の印象 は? 00 寝 屋川養護 施設 計 身障授産. ●o. 00. ●X. 84(78). 23(21). 1(1). 一. 104(59). 64(36). 5(3). 3(2). 00. ●o. 14(13). 64(59). 30(28). 一. 1:. 119(68). 40(23). 2(1). 176. 15(9). 5(100). 一. 一. 一. 4(100). 一. 一. 一. 一. 2(100}. 一. 一. 一. 一. 1(13). 一. 一. 一. 1(17). 一. 一. 一. 1(20). 一. 一. 一. 5(29). 一. 一. 2(29). 一. 一. 6(35). 一. 一. 1(20). 一. 知 的授 産 10(59). 6(35). 1(6). 一. 知 的授産. 一. 一. 知 的授産 身障授 産 母子. 7(88} 5(83). *特 養 老. 4(80). 知 的授 産 12(71) *特 養老. 5(71). 知 的更正 11(65) *特 養老. 3(60). 1(20). 2 一. 5. 4. 一. 一. 4. 2. 一. 一. 2. 1. 一. 8. 1. 一. 6. 一. 5. 3. 一. 17. 2. 一. 7. 5. 一. 17. 2. 一. 5. 一. 17. 2. 14. 4. 1. 7 5 5. 一. 12 5. 1 一. 11 3. 3. 14. 3. 7. 8(57). *特 養 老. 3(50). 3(50). 一. 一. 一. 5. *特 養 老. 2(50). 2(50). 一. 一. 一. 1. 知的授産. 2(50). 1(25). 1(25). 一. 一. 2. *老 人 保 健. 4(40). 5(50). 1(10). 一. 一. *老 人 保 健. 4(40). 5(50). 一. 1(10). 知的授産. 7(39). 9(50). 1(6). 1(6). 5. 児童養護. 5(38). 7(54). 1(8). 一. 1. *老 人 保 健. 1(25). 3(75). 一. 一. 一. 一. ●X. 一. 6(43). 注1)◎. 計. 00. 一. 児童養護. 人、括 弧%). 利 用 者 や 児童 ・生 徒 に 役 立 て た か?. 一. 2 1. 一. 6. 3. 一. 4. 2. 一. 4. 4. 6. 一. 10. 8. 2. 一. 10. 10. 3. 一. 18. 6. 6. 一. 13. 一. 4. 4. 一. は 「非 常 に良 か っ た(非 常 に役 立 った)」、 ○ は 「ま ず まず の 印 象(少. し役 立 っ た)」、. △ は 「あ ま り良 くな か った(あ × は 「良 くな か った(全 2)*は 3)回. ま り役 立 た なか っ た)」、. く役 立 た な か っ た)」 と回 答 した もの。. 高 齢 者 を 対 象 とす る施 設。 答 は体 験 終 了 後 、 提 出 さ れ た ア ン ケ ー トの な か か ら無 作 為 に抽 出。 した が って 、 「計 」. の 数 値 は体 験 者 総 数 と一 致 しな い。. 資 料7「. 介 護 等 体 験 」 に関 す るア ンケ ー ト(集 計) 一58一.

(15) 近畿大学 における 「介護等 体験」 の事前 ・事後指導 る施 設 で 、 「特 養 老 」 「老 人保 健 」 な ど と書 か れ た施 設 で あ る(こ の施 設 に は表 の 頭 に*印 を 付 けて お い た)。 さて これ らの うち、 体 験 を終 え た学 生 の 「印 象 」 が も っ と もか ん ば し くな い の は*印 が 付 い た 「老 人 」 が 関 係 す る施 設 で あ る と い う傾 向 を 読 み取 る こ とが で きる。 これ ら三 種 の 施 設 種 別 に よ る体 験 内 容 を きち ん と把 握 で きて い る わ け で はな いが 、 い わ ゆ る 「寝 た き り」 や 「痴 呆 」 と い った高 齢 者 の介 護 に は、 排 便 処理 や 入 浴 介 助 と い った、 た と え身 内 で あ って も相 当 の ス ト レスを と もな う ものが 少 な くな い と推 測 され る。 そ う した「介護 の 現 実(あ る い は 体験 の 実 態)」 は、「そ の道 を志 す実 習 者 」 で な い、「教 職 課 程 を履 修 す るだ けの 体験 者 」 の 体 験 内 容 と して は、 あ る意 味 で 刺 激 が 強 す ぎる の で はな い か と考 え られ る。. 4.問. 題 点 と課 題. 上 記 の よ う に、 「介 護 等 体 験 」 は制 度 化 の経 緯 が ど う で あ れ、 また 一 部 に 問題 点 が 指 摘 で き る と は い え、 大 筋 で 大 学 教 育(教. 員 養 成 教 育)の 一 部 と して 、 有 為 に機 能 しよ う と して い る。. そ の 意 味 で 、 本 学 が お こな う以 上 の諸 ガ イ ダ ン ス(事 前 ・事 後 指 導)は す で に水 準 以 上 の手 厚 い 内 容 とな って い る と いえ よ うが 、 これ を さ らに レベ ル ア ップ して 教 育 課 程 全 般 の積 極 的 な一 助 と して い くこ とが 肝 要 で あ ろ う。 そ こで、 現 状 の指 導 体 制(指 導 内 容)に み られ る 問題 点 と 課 題 とを 二 三 指 摘 し、 よ り円滑 な体 験 実 施 に 向 け た方 向性 を 標 榜 す る こ とで 、 本 稿 の結 び と し た い。. ① 夏 季 休 業 中 の バ ック ア ップ体 制 大 学 側 の 指 導 によ り、施 設 で の体 験 が集 中 す るの は8∼9月. で あ る。 これ は教 員 は も とよ り、. 事 務 職 員 も 「夏 休 み 」 を 取 って い る期 間 を 一 部 含 ん で い る。 換 言 す れ ば 、大 学 全 体 が 休 み に入 る この時 期 に学 生 た ち は 「介 護 等 体 験 」 を お こ な って い る とい う、 考 え て み れ ば 決 して 好 ま し くな い実 態 が あ る。 さい わ い 、 これ まで の 数 年 は 「大 過 な く」 日程 が消 化 され て きた の で 問 題 は な か った が 、 も し何 か あ っ た場 合、 大 学 側 の責 任 体 制 が 問 わ れ な い と も限 らな い 。 確 か に、 形 式 上 は施 設 担 当教 員 が マ ン ・ッー ・マ ンで 対 処 す る と い う こ とに な って は い るが、 決 して 十 分 な責 任 体 制 とは い え な い で あ ろ う。 全 学 的 に 、 「夏 休 み 」 に入 る期 間 に は体 験 実 施 を 避 け る とか、 そ う した期 間 に 体 験 が 入 って しま っ た場 合 、何 らか の か た ちで 受 け止 め る 「体 制 」 を準 備 す る とか の対 策 が必 要 で は な いか 。. 一59一.

(16) 近畿大学教 育論 叢. 第14巻 第1号(2002・10). あ る い は ま た 、 大 学 全 体 に 「介 護 等 体 験 」 を い っそ う認 知 させ る取 り組 み を 通 じ、 学 期 中 に も 体 験 が可 能 とな る道 を 探 る必 要 が あ る ので は な か ろ うか。. ②施設種 別の指導 筆 者 は過 去2年. 間 、 全 国 私 立 大 学 教 職 課 程 研 究 連 絡 協 議 会 の 「介護 等 体験 ワ ー キ ング グ ル ー. プ」 に所 属 して い た が 、 そ こで の 懇 話 で も、 じっ は 資料7に. み るよ うな傾 向 が 存 在 す る こ と は. 認 識 さ れ て い る よ うで あ った 。 つ ま り、 高 齢 者 が 入 所 す る施 設 で の 「介護 等 体 験 」 は、 本 来 的 に 「体 験 」 に は な じま な い 「実 習 」 的 な 側 面 が あ る と い う認 識 が な い わ けで はな い よ う な ので あ る。 一 部 の大 学 で は 、 県 の 社 会 福 祉 協 議 会 の 思 惑 と は別 個 に、 幼 児施 設 や青 年 施 設 と単 独 で 関 係 を切 り開 き、 そ こで学 生 を 体 験 させ て い る と ころ さ え あ る よ うで あ る。 本 学 の場 合 、 規 模 が 大 き い の で そ の よ うなか た ちを 模 索 す る こ とは 現 実 的 に不 可 能 で あ ろ う が 、 事 前 の ガ イ ダ ンス を通 じて 施 設 種 別 の 違 い に よ る体 験 内 容 の違 い を で き るだ け詳 細 に指 導 (情報 伝 達)す る必 要 が あ ろ うか と思 わ れ る。現 状 で は ご く簡単 に そ れ が な され て い る にす ぎず 、 今 後 研 究 を積 ん で よ り的確 な指 導 が は か られ る こ とが 望 まれ る。. ③ 外 部 講 師 と の連 携 本 学 の 場 合 、 こ れ ま で の事 前(・ 事 後)指 導 はす べ て 教 職 教 育 部 専 任 教 員 に よ って お こな わ れ て きた 。 それ ゆ え、 施 設 ・養 護 学 校 の 内情 に 精 通 して い る者 が 指 導 に あ た って い る とは い え ず 、 「基 本 的 な心 構 え 」 的 な 指 導 が 中 心 に な らざ る を え な い こ とを述 べ た。 確 か に 、 「体 験 」 で あ るの で 「技 術 的 な側 面 」 等 の専 門 的 な指 導 を お こな う必 要 性 はな いの で あ ろ うが 、 前 項 ② の 観 点 か ら も社 会 福 祉 協 議 会 関 係 者 や特 殊 教 育 諸 学 校 の 校 長 等 を 講 師 と して 招 き、 事 前 指 導 の一 助 とす るよ う な取 り組 み が あ っ て もよ い と思 わ れ る。 じっ は この 点 は 資料1で. も触 れ られ て お り、 文 部(科 学)省. 果 を謳 って い る。 年 間 指 導(資 料4)の. 当 局 も そ の よ うな 「連 携 」 の 効. あ る局 面 で、 外部 講 師 に よ る講 話 を 最 低1回 、 で きれ. ば施 設 と養護 学 校 に関 してi回 ず っ の計2回 設 定 し、 そ う した 「生 の 声 」 か らな る指 導 が 早 期 に実 現 され る こ とが 望 まれ る。. ④単位 化 「介 護 等 体 験 」 が 教 育 職 員 免 許 法 と は異 な る 「特 例 法 」 を 根 拠 と して い る こ と、 そ の た め に 大 学 の授 業 科 目で はな い こ とな どか ら、 これ を単 位 化 す る と い う発想 は あ ま りな か った 。 これ. .r.

(17) 近畿大学 における 「介護 等体験」の事前 ・事後指導 は他 大 学 に も共 通 して み られ る傾 向 で あ る。 しか し一 部 の大 学 で は、 当 初 か ら これ を1な い し 2単 位 の 「授 業 科 目」 と して 設 定 し、 自発 的 に単 位 認 定 す る動 き もみ られ る。 本 学 が 現 在 お こ な って い る事 前 ・事 後指 導 に 、 前 項 ③ の 外 部 講 師 に よ る1∼2回 1単 位 、 事 前 ・事 後 指 導1単. の講 話 を 付 け加 え れ ば、 体 験. 位 の 計2単 位 が 文 部 科 学 省 当局 に よ って も無 理 な く認 定 さ れ る で. あ ろ う。 現 状 で は そ れ が 単 位 を と もな わ な い 「体 験 」 で あ るが ゆ え に 、 夏 季 休 業 期 間 中 に の み 体 験 を お こ なわ せ る と い う、 上 述 した 問 題 を 含 む 実 施 形 態 を と らせ て い る面 が あ り、 「体 験 証 明 書 」 の 管 理 や ア ンケ ー トの位 置 づ け な ど も曖 昧 な もの と な っ て い る。 ま た、 「介 護 等 体 験 」 を 単 位 化 す れ ば、 工 夫 しだ い で 「教 科 に 関 す る科 目」 を 実 質2単 位 分 減 ず る こ と も可 能 で あ ろ う。 教 職 課 程 は近 年 、 取 得 必 須 単 位 が学 生 の 負 担 を 相 当 強 い て い る面 が あ るの で 、 そ う した意 味 か ら も、 「介 護 等 体 験 」 単 位 化 の 道 が 検 討 さ れ て よ い よ う に思 わ れ る。. 付記 本 稿 は、 全 国 私 立 大 学 教 職 課 程 研 究 連 絡 協 議 会 ・第22回. 研 究 大 会(於. 神 戸 国 際 大学)に. お いて 口頭 発 表 した 内容 と 資料 を も とに 、 これ に発 表 当 日得 られ た新 た な知 見 を一 部 盛 り込 ん で 書 き下 ろ した もの で あ る。 2年 間 にわ た り活 動 を と もに した、 同 「介 護 等 体 験 ワ ー キ ング グ ル ー プ」 委 員 の 先生 方 に御 礼 を 申 し上 げ ます 。. 一61一.

(18)

参照

関連したドキュメント

運営規程の記載例 運営規程の利用料を「介護報酬の告示上の額」と定めている事業所は、運営規程の変更届も必要となり

青少年にとっての当たり前や常識が大人,特に教育的立場にある保護者や 学校の

「職業指導(キャリアガイダンス)」を適切に大学の教育活動に位置づける

地域 東京都 東京都 埼玉県 茨城県 茨城県 宮城県 東京都 大阪府 北海道 新潟県 愛知県 奈良県 その他の地域. 特別区 町田市 さいたま市 牛久市 水戸市 仙台市

育児・介護休業等による正社

小学校学習指導要領総則第1の3において、「学校における体育・健康に関する指導は、児

小学校における環境教育の中で、子供たちに家庭 における省エネなど環境に配慮した行動の実践を させることにより、CO 2