長 野大学 紀要 第15巻 第4号 64-91頁 (433-460頁)1994
年長 自閉症者の空間認知の特徴 に関す る研究
― 配 列 課 題 及 び 配 置 課 題 に よ る 検 討 ―
Unique Cognitive Features of Autistic Adults
植
木
佳
巳
細
測
富
夫
Yoshimi Ueki Tomio Hosobuchi
Ⅰ.は じめに
自閉症 の認知障害の特 異性 につ いては、いまだ 明確 になっていないが 、 自閉症 児の認知障害 に関 す る研究は、Ru
t
t
e
r
ら(
1
9
6
8)
が言語 ・認知障害 説 を提起 して以来、多方面か らさまざまなアプロ-チがなされて きた。例 えば、
He
r
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l
i
n
と0′
Co
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r
(
1
9
7
0)
は 自閉症 児の感覚や認知 -思考 -記憶過程 を実験的に検討 し」自閉症 児は基本的に刺激 を有意 味に記号化 し、それを表象や概念に発展 させ ること ができないとい う認知の障害 を有 していることを示 唆 した。またWi
n
g(
1
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6
9、
1
9
7
6)
及びWi
n
g&Wi
n
g
(
1
9
7
1)
は各感覚 において感覚情報の処理 ・統合が 困難であ るこ とを指摘 し、 自閉症 児の特徴 のひ と つ として、右 一左 、上 一下 、前 -後な どの 「空間 概 念」の障害 を示唆 した。 さらに、太 田 ら(
1
9
7
8)
は ビネ- テス トの結果か ら、 自閉症 児は基本的な 空間概 念 (「前後」 とか 「上下」)や 「大小」 でみ られ る比較の概念な どの 「関係の概 念」の形成に 障害が ある と述べ た。 この ような 「関係 の概念」の障害 につ いては、 神 経心 理 学 的研 究 か ら も指 摘 され て いる。十亀(
1
9
7
8、
1
9
8
0)
は、 自閉症 児に、数 と品詞 、同時認 知 、空間、色彩の想起等の神 経心理学的検査 を行 い、空間や関係把握 に関わる語 を含む文章 の理解 が著 し く劣 るこ とを明 らか に した。そ して、十亀(
1
9
8
8)
は、 自閉症 児は部分認知が優勢 で多要素の 絡んだ場面の意味 を全体 として直感的に知 るこ と が 困難 とし、空間的順序 の弱 きと二次元的空間に おけ る相互 の位置関係 をまとめて再現す るこ とと が苦手 であ ることを指摘 している。 また、 自閉症 児では視空間知覚 の レベ ルでは障害が認め られな いが 、言語教示の 多い位 置関係 の理解課題 では困 難 を示す とい う研究 もな され て い る(
Ho
b
s
o
n
、1
9
8
4)
。これ らは、位置関係の理解の障害の要因に言 語的要 因が深 く関与 している可能性 を示唆 している。 さらに、近年、
Fr
i
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h(
1
9
8
9)
は 自閉症 児が「埋 没図形 検査」の成績が良好 なこ とか ら、彼 らが 情報 を統 合 して意味あるもの として理解 しようとす る力、 す なわち "中枢 での高次の統合 力"に弱 きが ある との仮説 を提起 している。 しか し、この仮説は実 験的に統制 された状 況での検証 がなされていない。 そこで、本研究 では "中枢 での高次の統合力"の 弱 きを実験的に検討す る。 こ うした観点に よる研究 としては、高原(
1
9
9
1) の研 究がある。高原(
1
9
9
1)は この仮 説に基づ き、 統合 の概 念 を 「2つ以上の情報 を取 り入れ、さら にひ とつの まとま りとして意味づけ、 さらにそれ らを一定時間維持す ること」 と規定 した うえで、 情報 の統合 とい う観 点か ら自閉症 児 ・者の認知 の 特性 につ いて、位 置関係 の理解課題 を用 いて検討 した。 その結果、 自閉症 児 ・者 は取 り入れた情報 を意味づ け ること、及びそれ らを維持す るこ とが 困難 であるこ とが示 された。 しか し、この研究に はい くつか検討すべ き課題が残 されてい る。第一 に、対象 とした 自閉症者の年齢範囲が大 きす ぎる ため (6
歳4
か 月∼2
3
歳7
か 月)、発達 的変化が考 慮 されていないこ とが問題 である。 この結果 、青 年期 自閉症者の認知特性 を把握す るこ とがで きな い。従来の 自閉症研究 では、 ともすれば幼児期 ・ 学童期 の研究が中心 であって、学童期以降の年長 児の障害像 の把握が不十分 である。十亀(
1
9
7
3)
は 自閉症青年期 は対 人関係 の改善-の第二の転期 で ある として積極的な取 り組みの必要性 を指摘 して *栃木県立富屋養護学校 *'長野大学 -64-植 木 佳 巳 ・細 測 富 夫 年 長 自閉症 者 の 空 間 認知 の 特 徴 に 関 す る研 究 いる。 また、中根(1983)も自閉症青年期 特有 の危 機構造 を指摘 してお り、取 り組みの基礎 資料 を得 るこ とは重要 な課 題 で あ る。第二 に、位置 関係 の 理解課題 として二 次元 空間 (画用紙 )での2つ の カ ラーマ グネ ッ トの配置課題 を用 いてい るが 、 この 課題 では 、空間的順序 化 の能 力につ いては検討 で きない。 第三 に、異 な った課題場面 で も同様 の結 果が得 られ るか調べ られていない。第四に、位 置 関係 の理解 の発達 につ いて検討 されていない。 以上か ら、本研 究 では、筆者 らが独 自に作成 し た空 間的順序化 の能 力 を必要 とす る配列再現課題 (以下 、配列課題 と記す )及 び空間的位 置づ けの能 力 を必要 とす る配 置再 現課題 (以下 、配 置課題 と 記す )を用 いて 、 自閉症者 の認知 の特徴 を上述 し た観点か ら分析す る。 なお 、今 回は統制群 として 3-6歳 の健 常幼 児 を対象 とした。 この年 齢群 は 基本的 な空間概 念が獲得 されつつ あ る年齢群 で あ る。 この健 常幼 児群 との比較 を通 して 自閉症 者 の 空間認知 、特 に位 置関係 の理解 の特徴 を明 らか に す るこ とを 目的 とす る。 t.方 法 1.被験者 (1)統制群 につ いて 統制群 では、対象 とした健 常幼 児は
、S
県内の M幼稚 園に通 う3-6歳の 園児33名 であ る。各年 齢 の内訳 人数 及び男女数 を示 した ものが表1(1)で ある。 表1(1)統制群 (健常幼児 33名)一覧 年 齢 群 人数 (男、女 ) 3才 (7名 ) 前半 2名 (男 0名、女2名 ) 後半 5名 (男3名、女2名 ) 4才 (7名 ) 前半 3名 (男 1名 、女2名 ) 後半 4名.(男2名、女2名 ) 5才 く11名 ) 前半 6名 (男4名、女2名 ) 後半 5名 (男2名、女3名 ) 6才 (8名 ) 前半 8名 .(男4名、女4名 ) (2)実験群 につ いて 実 験群 とした 自閉症 者 の性 別 ・精神年 齢(MA)・ 知能指数(IQ)・生活年齢(CA)・社会生活年齢(SA)・ 434 言語 につ いて ・その他 の障害 等 を表1(
2
)
に示 す。 自閉症 者 は、M県S市 内の小規模地域 作業所N ホー ムに適所 中の者 であ るO 自閉症 者10名 の精神 年齢(MA)は、 9歳の者が1名 い るが他 は2歳か ら5、 6歳であ り、平均 は 4歳 9カ月 となってい る。知能指数(IQ)では、51の者か ら13の者 まで お り平均 は27.9であ る。生活年 齢(CA)は、27歳 1カ月の者か ら17歳3カ月の者 までお り、平均 は 20歳7
カ月であ る。 表1(2)実験群 (自閉症者 10名)一覧 No. 氏名 性 精神 知能 生活 社会生 三重仁:1Fj五lコ その他 年齢 指数 年齢 活年齢 の の刺 (MA)(ⅠQ)(CA) (SA) 有無 障 害 ① K.T. 罪 9:0 51 20:6 6:1 有 @ U.A.男 6:4 36 21:6 5:6 有 ③ ・S.T.男 5:4 30 19:2 ′5:0 有 ④ S.M.男 4:10 29 19:7 5:10 有 てんかん G) A.K. 輿 4:6 30 17:3 6:9 有 ⑥ T.M.男 4:6 25 20:3 5:2 有 ⑧ K.S. 輿 3:1 18 19:2 4:6 有 てんかん ⑨ W.S. 罪 2:5 16 27ニ1 4ニ6 有 平 均 4:8 27.2 20:7 5:2 CA ;1992.12.1現 在 IQ ;仝訂坂田研 ・田中ビネ-知能検査 SA ;S-M社会生活能力調査 (1992.10.1実施 ) 2.実験期 聞及び場所 実験期 間は、健常幼 児は、1992年7月7日か ら 10日までの4日間にか けて 、 自閉症 者 は、1992年 7月16日か ら12月3日までの期 間 (夏期休業 中は 除 く)主 に木 曜 日と金 曜 日の午後 (室 内 日課 の時 間 )に行 った。 また、場所 は、健 常幼 児はM幼稚 園の空 き教 室 にお いて、 自閉症 者 は
N
ホー ムの個別指導室 にお いて それ ぞれ個別 に実施 した。 3.実験 に用 いた材料 本実験 では、被験者が静か に集 中 して課題 に取 り組め るよ うな教 室 (部屋 )にお いて、図1に示 す よ うに机 に対 し被験者 と実験 者が椅子 に座 り個 別 に行 った。被 験者 と実 験者 の位 置 をこの よ うに した理 由は 、実験 を行 う際 に、被験 者 に とって実435 良酎大学紀要 第15巻 第4号 1994 験者の存在が威圧 的にな らない よう配慮 したため であ る。 また、本実験に使用 した物 は、刺激図形 カー ド ・刺激色 カー ド ・カー ド提示 (再現 )板 ・ つ い立てである(図 2(1)∼(3))。 そ して、記録用紙 (資料 )・VTRを用いて被験者の反応 を記録 した。 ・ 窮 メラ
㊥ロ コ
晶
)
図1 実験状況 図形 カー ド 色 カー ドL
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伽 図2(1)国形カー ドと色カー ド重工o
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〔単位:cm〕 刺激図形 カー ドとは、形の描かれたカー ドで、 黒塗 りの8種 の形 (〇・△・□・凸・
〇・〇・十・☆)が 、 白 く塗 られた縦3cm ・横3cm・厚さ0.5cmの板 の 中央に描かれた物 であ り、各形2
枚ずつ合計16枚 ある。 刺激色 カー ドとは、色の塗 られたカー ドで、8 種の色 (赤 ・青 ・黄 ・紫 ・樟 ・ピンク ・緑 ・水色 ) が、縦3cm・横3cm・厚 さ0.5cmの板 の全面に塗 られた物 であ り、各色2枚ずつ合計16枚 あ る。 ま た、8種 の色の三属性 (色相 ・明度 ・彩度 )の数 値 (マ ンセル値 )は、以下 に示す。 赤-4R4.5/14.育-5PB3.5/9、黄-5Y 8/14、 紫-1P6.9/7、穫-5YR6.5/13、ピンク-2.5R 7/7、線-4G4.5/9、水色-9B7.5/5.5 配列課題のカード提示(再現)板 配列課者のカード提示 (再現)板出
1辺が0.2。m 二二蔓
二≡
≡
卜 ".I :i 一一・S i 〔単位 ;cm) 図2(2) カー ド提示 (再現)板 カー ド提示 (再現 )板 とは、配列課題用 と配置 課題用 とがある。配列課題用 では、カー ドを横並 びに置け るように一辺が0.2cmの角材で枠 を付け た板 で、2種 を置け る物か ら6種 を置け る物 まで 5枚 あ る。配置課題用 では、 4マス (2×2) と 9マ ス (3×3)とがあ り、一辺が0.2cmの角材 で枠 を付けている。角材 で枠 を付けた理由は、被 験者が課題 を再現す る際にカー ドを置 く場所が 明 らかになるよう配慮 したため と、実験者が被験者 の反応 を正確 に記録 し正 誤の判断 を明確 にで きる ため である。 図2(3) つい立て -66-植木佳 巳 ・細測富夫 年 長 自閉症 者 の空 間認知 の特 徴 に関す る研 究 つ い立て とは、被験者が課題 を見てか ら5秒後 に再現す るまでの間材料 を隠すのに用 いた り、次 の課題 を実験者が準備 す る間その様子 を被験者に 見せ ない ようにす るために用 いた りす る物 である。 材質は、厚 さ0.2cmの乳 白色 (透 けて見えない) のエ ンビバ ンである。 4.予備検査 本実験 (配列課題及び配置課題実験 )を行 うに あた り、予備検査 として、刺激 として用 いる8種 の図形 と色 との識別 ・弁別検査 を本実験に先立 っ て実施 した。識別検査 は、 8種 の図形 と色 それ ぞ れの呼称課題 を、そ して弁別検査 は、8種 の図形 と色 それ ぞれのマ ッチ ング課題 を行 った。識別 ・ 弁別検査 を行 うこ とは、視知覚 の異常 を確かめ る ため と、図形 と色 との識別 ・弁別能力が本実験の 成績 に影響があるか ないか を後 で調べ るために行
つ。
予備検査は、次の とお り実施 した。 まず 、図形の呼称課題 では、8種 の図形 カー ド を被験者の正面に横一列 に等間隔に並べ る。そ し て、8種 の図形 カー ドの内の1種 と同 じ図形の カ ー ドを被験者 と横一列 の8種 のカー ドとの間に置 き、ポインテ ィングしなが ら 「この形は何 てい う の」 と尋 ね、被験者の答え を記録用紙 に記入 して い くO次に、他 の図形 カー ドについて も同様 に行 い、8種全部 に実施す る。色 カー ドにつ いて も、 図形 カー ドの時 と同様に行 う。 図形のマ ッチン グ課 題では、8種 の図形 カー ド を被験者の正面 に横一列 に等間隔に並べ る。そ し て、8
種の図形 カー ドの内の1
種 と同 じ形の カー ドを被験者 と横 一列 の8種 のカー ドとの間に置 き、 ひ とつずつ ポインテ ィングしなが ら、「これ と同 じ 形は、この中で どの形か な」「同 じ形の上 に置いて ね」 と言い、8種 のカー ドの中か ら選 ばせ る。続 けて横一列 に並べ た他 の図形につ いて も行 い、8 種全部 に実施す るO色 カー ドにつ いて も、図形 カ ー ドと同様 に行 う。 5.本実験 436 (1)課題内容 1)配列課題 について 8種 の図形 (色 )カー ドを使 って、 2か ら 6種 の配列 を再現 させ る課題 である。(表2(1)・(2)参照) i)図形におけ る2
種 の配列課題 では、〇
・△ ・ 口の3種 の組み合 わせ に よる問題3問、凸 ・〇 ・
〇の3
種 の組み合 わせ に よる問題3
間、 そ して+ ・☆の問題 1問の計7問ある。 3種 か ら6種 の配列課題 では、8種 の図形の中か らランダムに選 んだ問題 で、各種 の配列課題 が3間ずつ計12問あ る。 よって、図形の配列 課題 は全部 で19間ある。 ii)色の配列課題 では、図形の配列課題の図形 カー ドを色 カー ドに換 えた課題 であ り、19問 か らなるOつ ま り、○ を赤に、△ を青に、口 を黄に、凸 を紫に、O
を燈 に、O
をピンクに、 十を緑に、そ して☆ を水色 に換 えた。 表2(1) 形の配列評烏の問題 表 2(2) 色の配列課題の問題 (番号 ) ( 問 題 ) (番号 ) ( 問 題 ) 恥 恥 仙 恥 恥恥
恥 恥 仙恥
仙 仙恥
恥 Nd 仙 N。 Nn 恥 恥 N. 恥 仙 恥 N Zd 仙恥
恥 恥 Nn 恥 恥 仙 仙 N。 仙 N 2)配置課題 につ いて 本実験 では、配列課題実験 と配置課題実験 とを 4と9のマ ス 目の中に置か れた1か ら3種 の カ 実施 したが 、それ ぞれにつ いて図形 カー ドで行 う - ド (図形一
〇 ・□ ・ +、色 -赤 ・黄 ・緑 ) を 場合 と色 カー ドで行 う場合 とがあ る。 再現 させ る課題 である。(表2(
3
)
・
(
4
)
参照)437 長町大学 紀要 第15巻 第4号 1994 i)図形の配置課題 では、 まず
4
マ スにおけ る 1種 の配置課題 (4間)そ して 2種 の配置課 題 (3問 )を行 い、次に9マ スにおけ る1種 、 2種 、 3種 の配置課題 (各3間ずつ で合計 9 問)の順番に行 う。 よって、配置課題 は全部 で1
6
問ある。 ii)色の配置課題 では、図形の配置課題の図形 カー ドを色 カー ドに換 えた課題 であ り、1
6
問 か らなる。つ ま り、
○ を赤 に、口を黄に、そ して+を緑に換 えた。表
2
(
3) 形の配置課題表
2
(
4) 色の配置課題l
番
号
日
間
雷) (番号) (問題)(
番
号
)
l
(
間
贋
) (番剖 (問題 )≡
≡
二≡
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≒
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N。3
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Nl
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≡
≠
≡
N1
N1
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1
N1
N1
≡
≡
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≡
iニ
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≡
N。-N。2
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仙1
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Nn6
Nn7
仙8
仙9
Nl
Nq ll \lヽ 12 d 3 d 4 N 1 N 1 0 5 d 6 N 1 N 1 (2)手続 き 1)配列課題 につ いて 配列課題の実験手続 きでは、〔準備-課題提示一 再現 させ る〕の順 に行 う。 (彰準備 では、被験者に 「今 か らカー ドを見 せ るよ」「後 で、同 じように並べ てね」と教 示 し、被験者の正面 に置いたつ い立ての裏 側 で被験者に見 えない ように、カー ド提示 板 に図形 (色 )カー ドを並べ て課題 を用意 す る (課題提示時にカー ド提示板が被験者 の正面に位 置す るように、 また図形の向 き が被験者か ら正 しく見えるように準備す る)。 ②課題提示 では、つ い立て を取 り除 き 「さ あ、 よ く見て ごらん」「このカー ドを覚 えて いてね」 と教示 し、課題に注意 をむけ させ るようにす る。提示時間は5秒間 とし、時 間になった らつ い立てで課題 を覆い隠す。 ③ その後 、図形 (色 )カー ドをカー ド提示 板か ら取 り除 き、被験者か ら見てカー ド提 示板 (カー ド再現板 )の右側 に必要枚数 だ け置 く。置 き方は、間隔 をあけて縦にラン ダムに並 べ る。そ して、課題 を隠 してか ら 5秒後に、つ い立て を取 り除 き 「さあ、さ っきと同 じように並べ てみ よう」 と教示 し、 被験者の 自由に再現 させ る。 この時に、被験者が どの位 置にあるどの図形 (色 ) カー ドを取 り、カー ド再現板 の どこに置 くか を記 録用紙に記入す るO図形 (色 )カー ドを並べ終 え た頃、「終わったかな」と聞いて再現 活動 の終わ り を確認す る。 もし再現す る様子が30秒以上見 られ ない時は、問題 を中止 し次の問題に移 る。次の問 題につ いて も以上の ような手続 きを同様に行 い進 め る。 課題の合格基準は、2
種 の配列課題 では、7
間 中5問正解 の場合 を合格 とし3種 の配列課題に進 む。 3種以上の配列課題 では、 3間中 2問以上正 解の場合 を合格 とし次の種 の課題に移 り、不合格 となった時点で課題 を中止す る。 2)配置課題 について 次に、配置課題の実験手続 きでは、配列課題の 手続 き同様 〔準備-課題提示一再現 させ る〕の順 に行 う。 ①準備 では、被験者に 「今か らカー ドを見 せ るよ」「後で、同 じように置いてね」と教 示 し、被験者の正面に置いたつ い立ての裏 側 でカー ド提示板 に形 (色 )カー ドを置い て課題 を用意す る (課題提示暗にか- ド提 示板が被験者の正面に位 置す るように、ま た形の向 きが被験者か ら正 しく見えるよう に準備す る)。 ②課題提示 では、つ い立 て を取 り除 き 「さ -68-植木佳 巳 ・細測富夫 年 長 自閉 症 者 の 空 間 認 知 の 特 徴 に 関 す る研 究 あ、よ く見て ごらん」「この カー ドを覚 えて いてね」 と教示 し、課題に注意 をむけ させ るようにす る。提示時間は5秒間 とし、時 間になった らつ い立てで課題 を覆 い隠す。 ③ その後 、図形 (色 )カー ドをカー ド提示 板か ら取 り除 き、被験者か ら見て カー ド提 示板 (カー ド再現板 )の右側 に必要枚数 だ け置 く。置 き方 は、間隔 をあけて縦にラン ダムに並べ るようにす る。 そ して、課題 を 隠 してか ら5秒後に、つ い立 て を取 り除 き 「さあ、 さっきと同 じように置いてみ よう」 と教示 し、被験者の 自由に再現 させ る。 この時に、被験者が どの位置にあ るどの図形 (色 ) カー ドを取 り、カー ド再現板 の どこに置 くか を記 録用紙に記入す る.図形 (色 )カー ドを置 き終 え た頃、「終わ ったか な」と聞いて再現活動 の終わ り を確 認す る。 もし再現す る様子が30秒以上見 られ ない時は、課題 を中止 し次へ進む。次の課題 につ いて も以上の よ うな手続 きを同様 に行 い進め る。 課題の合格基準は、 4マスにおけ る1種の配置 課題 では4間中3間以上正解 した場合 を、これ以 外の課題では3間中 2問以上正解 した場合 をそれ ぞれ合格 とす る。 また、 4マ スにおけ る 1種及び 2種 の配置課題、 9マスにおけ る1種 の配置課題 まで (課題N0.1か らNo.10まで)は、被験者全員に 実施す る。そ して、 9マスにおけ る 2種 の配置課 題は
、4
マ スにおけ る2
種 の配置課題 を合格 した 者に行 い、合格の場合 は更に9マ スにおけ る3種 の配置課題 を実施す る。日.結 課
1.予備検査 配列課題及び配置課題 を行 うにあた り、課題 に 用 い られ る形 と色 とを視覚 的に弁別 で きるこ とが 必要 であ ると考 え、初 めに予備検査 として形 と色 それ ぞれの呼称課題 、そ してそれ ぞれのマ ッチ ン グ課題 を実施 した。 (1)統制群 (健 常幼 児) 健常幼 児の図形 と色 との呼称及びマ ッチン グ課 題の結果は、表3(1)・(2)に示す。 横軸 に刺激図形 と色 とを示 したが、並べ万は、 438 呼称 、マ ッチ ングし易か った順 に した (○印は正 答、● 印は誤答)。 また、縦軸 は被験 児であ り、年 齢順 に並べ た。 呼称 の仕方の合格基準は、次の ように した。 形 正 解 ○ まる、サー クル ☆ ほ し、おは しさま △ さんか く ロ しか く + 十字架 、ばつ 、ば ってん 病 院のやつ∠
⊃
まるの半分 別の半刺、まるがされている,かまれてる -_-○ ろ つか くけ い 亀 (の背 中 .の 甲羅 )、宝石 色 名 正 三解 赤 . あか ピンク ピンク、 ももい ろ 燈 オ レンジ、だいだい みかん 黄 きい ろ .緑 み ど り、 グ リー ン は っぱ (の色 ) 垂_I弓 あお、ブルー 水色 みずい ろ 1)図形の認知 と弁別 (表3(1)参 照 ) i)呼称課題 8種頬の内 5図形 (〇、☆、△、口、+)は、 正 し く呼称 されやすか った(86.7%)O これ らの図 形 を正 し く呼称 で きなか った者は、3歳代 で 目立 ち(正 答率57.1%)、 4歳以上 ではわずか (正 答率 94.6%)であったO正 しく呼称 で きに くか ったB] 形は、凸、
0、
〇 で 、正 答率 はそれ ぞれ36.4% 、 15.2%、12.1%であった。 これ らの図形の正 答率 を年齢別 にみてみ る と、3歳代 で4.8% 、4歳代 で14.3%、5歳代 で24.2%、6歳代 で33.3%であ り、年齢に よ り正 答率 の向上がみ られ、図形の呼 称課題 におけ る年齢に よる発達傾 向が うかが えた。 ii)マ ッチ ング課題 8種 中5図形 (☆、△ 、口、+、凸 )につ いて は、年 齢 を問わず全員マ ッチ ングで きた。誤 りを おか した図形 (〇、〇、〇)につ いてみ ると、そ れ ぞれ正 答率 は、〇一90.9%、0-72.7 %、0-81.8%で、O
と○ とが最 も誤 りが 多 く、年齢別 に み る と、 3歳代 で52.4%と最 も誤 りが 多か った。439 長 野 大学紀要 第15巻 第4号 1994 表3(1) 図形の呼称及びマ ッチング 【健常幼児】 図形の呼称
〔
○;
正答、●;誤答〕 図形のマッチング No. 生活年齢0
.: ☆ △〔8種 の 図 形 〕□ +a
○
() ① 6:5○
;○ ○ ○ ○(
⊃
● ● ② ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ● ○ ○ ③ 6:2○
(⊃ ○ ○ ○○
● ● ④○
○ ○ ○ ●(
⊃ ● ●
⑤ 6:0○
○ ○ (⊃ ○ (⊃ ○ ● ⑥○
○ ○ ○ ○●
●
●
⑦○
○○
○ ●○
● ● @○
○○
○ ●●
●
●
⑨ 5:10○
○○
○ ○●
●
●
⑲ 5:9○
○○
○ ○○ ● ●
⑪ 5:8○
○ ○ ○ ○●
●
●
⑩ 5:7○
○ ● ○ ○●
●
●
⑬ 5:6○
○ ○ ○ ○○ ● ●
⑲ 5:5○
○○
○ ○ ● ○ ○⑮
○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:4○
○ ○ ○ ○●
●
●
⑫ 5:2○
○○
○ ○○ ● ●
⑲○
○ ○ ○ ○●
●
●
⑲ 5:0○
○ ○ ○ ○○ ● ●
㊨ 4:9○
○ ○ ○ ○ ● ○ ● ㊨ 4:8○
○ ○ ○ ○ ● ● ● ㊨○
○ ● ● ○●
●
●
㊨ 4:6○
○ ○ ○ ○●
●
●
㊨ 4:5○ ●
○ ○ ○●
●
●
㊨ 4:4○
○ ○ ○ ○○
● ● ㊨ 4:3○
○ ○ ○ ○ ● ● ○ ㊨ 3:ll○
○●
●
●
● ● ● ㊨○
○ ○ ○ ○●
●
●
㊨ 3:10 ● ○●
●
●
● ● ● ㊨ 3:6○ ● ○
● ●○ ● ●
㊨○
○ ○ ○ ●㌻
●
●
●
㊨ 3:3○
○○ ● ●
●
●
●
㊨ 3:1○
○ ● ○●
● ● ● (○の数) 32 31 28 28 24 12 5 4 iii)呼称課題 とマ ッチ ング課題 との 成紙の比較 マ ッチ ング課題の方が 、呼称課題 に比べ て明 ら か に成績が良か った。 3歳代 を除けば、ほぼ全被 験 児において、本実験 で使用す る刺激図形の弁別 が可能 であ る といえる。 3歳代 でO
とO
のマ ッチ ングの成績が低か ったこ とは、これ らの図形の弁 No. 生活年齢○
☆ △〔8種 の 図 形 〕[コ +d
○
くつ ① ② 6:5○
(
⊃
○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○(⊃ ○○ ③ 6:2○
○ ○ ○ ○○ ●
○ ⑤ 6:0○
○○
○ ○ ○ ○ ○ @○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑧ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㌧○ ⑨ 5:10○
○ ○ ○ ○○ ●
○ ⑲ 5:9○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑪ 5:8○
○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ⑫ 5:7○
○ ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ⑬ 5:6(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑮○
(⊃○
○ ○ ○ ○ ○ ⑮ 5:4○
○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ⑳ 5:2○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ⑲○
○ ○ ○ ○○
○ …○ ⑲ 5:0○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:9 ● ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:8 (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨○
○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:6(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨ 4:5○
○ ○ ○ ○○
(⊃ ○ ㊨ 4:4○
○ ○ ○ ○○ ●
○ ㊨ 4:3○
○ (⊃ ○ ○ ○ (⊃ ● ㊨ 3:ll○
○ ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ㊨(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ ● (⊃ ㊨ 3:10○
○ ○ ○ (⊃ ○ ● ○ ㊨ 3:6○
○ ○ ○ ○ ○ ● ● ㊨ 3:3 ● ○○
○ ○(
⊃ ● ●
㊨ 3:1●
○○
○ ○(
⊃
○ ● (○の数) 30 33 33 33 33 33 24 27 別が3歳代 では困難 であ るこ とを示 している。後 の本実験 で、これ らの図形が含 まれた課題の成績 が、 3歳代 で低 か った場合 、その成績の低 さはO
とO
との図形の弁別能 力 を反映 している可能性が ある。 呼称課題 の成績が、マ ッチ ング課題の成績に比 べ て低 く、呼称 しやすい図形 としに くい図形 とが -70-植 木佳 巳 ・細測 富夫 年長 自閉症者 の空 間認知 の特徴 に関す る研究 あるこ とが明 らか となった。 この こ とは、後の実 験結果 に影響 を与 える可能性 が高 い と思 われ るの で、後 に検討す るこ とに した0 2)色の認知 と弁別 (表 3(2)参 照 ) i)呼称課題
8
種類全色につ いて正 し く呼称 されやす く、最 440 も誤 りの 多か った 「紫」 で も正 答率 は78.8%であ った。年齢別 にみ る と、 3歳代 で71.4%、 4歳代 で83.9%、 5歳代 で94.3%、 6歳代 で98.4%であ り、年齢 に よ り正 答率 の向上がみ られ、色の呼称 課題 におけ る年齢に よる発達傾 向が うかが えた。 ii)マ ッチ ング課題 全色 につ いて全年齢 で正 答率100%であ り、誤 表3(2)色の呼称及びマッチング 【健常幼児】 色の呼称 〔○;正答、● ;誤答〕 色のマッチング No. 生 活年齢 赤 ピンク 程〔8黄種 の 色緑 〕育 水色 輿 ① 6:5○
○●
○
○ ○ ○ ○ @○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ③ 6:2○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○④
○ ○ ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○⑤
⑥ 6:0○
○
○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○(⊃ ⑦○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑧○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑨ 5:10○
○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ㊨ 5:9○
(⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ⑪ 5:8○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑩ 5:7○
○ ○ ○ ○ ● ○ ● ⑬ 5:6○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:5○
○ ○ ● (⊃ ● ○ ○ ⑮○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑯ 5:4○
○ (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ⑩ 5:2(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○⑬
(
⊃
(⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 5:0○
○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨ 4:9(
⊃
(⊃ (⊃ ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨ 4:8 ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ㊨○
○ (⊃ (⊃ ● ○ ● ● ㊨ 4:6○
○●
○
○●
○
(⊃ ㊨ 4:5○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:4○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ⑳ 4:3○
○ ● ○ ● ○ ○ ● ㊨ 3:ll○
○ ○ ○ ○ ○●
○
㊨○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 3:10 ○ (⊃ ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ㊨ 3:6○
(⊃ (⊃ ● ● ● ● ● ㊨ ○ ○ ○ ○ ○ ○●
○
㊨ 3:3○
○ ○ ○ ● ● ○ ○ ㊨ 3:1○ ●
○●●●
●
●
(○の人数) 33 32 30 30 28 27 27 26 No. 生 活年齢 赤 ピンク 燈〔8黄種 の 色緑 〕畠日 水色 紫 ① 6:5○
○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○②
⊂
)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ③ 6:2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ④○
○ ○ ○ ○ ○ C) ○ ⑤ 6:0○
○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ⑥○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ a)(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑧(
⊃
○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ⑨ 5:10○
○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ㊨ 5:9○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑪ 5:8○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑫ 5:7○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 5:6(
⊃
○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ⑲ 5:5 ○ ○ ○ f○ ○ ○ ⊂) ○ ㊨ ○ ;○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 5:2○
○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ⑬○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 5:0 ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ㊨ 4:9○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:6○
(⊃ ○ ○ ○ ○ ⊂) ○ ㊨ 4:5 ○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 4:4○
○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ㊨ 4:3 ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ㊨ 3:ll○
○ ○ (⊃ ○ (⊃ ○ ○ ㊨(
⊃
○ ○ ○ t:○ ○ ○ ○ ㊨ 3:10○ o
;o ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨ 3:6○
(⊃ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ㊨ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 3:3○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 3:1 ○ ○o
io
(⊃ ○ ○ ○ (Oの人数) 33 33 33 ;:33 33 33 33 33441 長 野 大学 紀要 第15巻 第4号 1994 r)は 1つ もみ られ なか った。 iii)呼称課題 とマ ッチ ング課題 との 成績の比較 マ ッチ ング課題の万が 、呼称課題 に比べ て明 ら かに成績が良か った。本実験 で使用す る刺激色の 弁別 は、仝被験児において可能 である といえる。 呼称 については、年齢 に よ りやや成績が悪か った ので、図形同様本実験結果の成績 と比較検討す る こ とに した。 3)図形 と色 との呼称及 びマ ッチ ング課題の 成績の比較 図形 、色 ともにマ ッチ ング課題の方が成績が高 か った。色 の万が図形 よ りも、呼称 、マ ッチ ング 課題 ともに成績が高か った。 (2)実験群 (自閉症者) 自閉症者の図形 と色 との呼称及びマ ッチ ング課 題の結果 は、表
4
'(1)・(
2
)
に示す。 統制群 (健常幼児)同様 、横軸 には成績順 に刺 激図形 と色 とを、縦軸 には精神年齢順 に被験者 を 示 した。 呼称の仕方の合格基準は、統制群 同様 であった。 形 正 解 ○ まる .口 しか く☆
ほ し、お ほ しさ ま+
ばつ 、 じゆ う、 たす 日赤病 院 、 クロス △ さんか くa
はんげっ、スイカのかたち、あたま 0 ごか く (の形 ) 色 名 正 解 育 あお 赤 あか 茸 きい ろ 樫 オ レンジ、だ いだ い ピン ク ピンク、 ももい ろ 輿 む らさ き 緑 み ど り 1)図形の認知 と弁別 (表4(1)参 照 ) i)呼称 問題1
0
名 中4
名が全 問不合格 であった。その内答 は、 被験者⑦ と⑲ は、発声はす るが言語 はな くこのた め 回答で きなか った。被験者⑧ は、図形の呼称の ための質問に対 し、 自分の名前 を繰 り返 し答 えた。 被験者⑨ は、 日常生活で時折要求 のための簡単 な 発語や独 り語 はみ られ るが、検査場面 では応答が なか った。 他 の6名 につ いてみ る と、 8種 中3種 の図形 (〇、D、☆ ) につ いては全員正 答 であった。+ と △につ いては各1名誤答、凸につ いては2名誤答、 そ してO
とO
につ いては4
名の誤答であった。 MA別 に よる成績の有意差は、み られなか った。 ii)マ ッチ ング課題1
0
名 中2
名 (被験者④ 、⑨ ) を除 き8
名全員が 全図形のマ ッチ ングがで きた。被験者④ と⑨ とは、 実験者の教示 に対 し反応 を示 さなか った。 iii)呼称課題 とマ ッチ ング課題 との 成績の比較 マ ッチ ング課題の方が、呼称課題 に比べ成績が 高か った。被験者④ と⑨ とを除 き、呼称問題 で成 績の低か った者 も、図形の弁別能 力は保持 してい るこ とがわか った。呼称課題 での図形の言語化 と 本実験結果 との比較 は、後に検討 したい。 2)色の認知 と弁別 (表 4(2)参 照 ) i)呼称 問題 図形の呼称課題 の時 と同 じ4名 を除 くと、青 、 赤 、黄、鐙 、 ピンクの5色 で全員正 答 した (被験 者⑧ も青 のみ正 答 )。紫については6
名中5
名、縁 は6名 中4名 、水色 は6名 中4名 と、全体 に正 答 率 は高か った。 ii)マ ッチ ング課題 図形のマ ッチ ング課題の結果 と同様 で、被験者 ④ と⑨ とを除 く全員が全色につ いてマ ッチ ングで きた。 iii)呼称 問題 とマ ッチ ング課題 との 成績の比較 マ ッチ ング課題の方が 、呼称課題 に比べ成績が 高か った。被験者④ と⑨ とを除 き、呼称課題 で成 績 の低か った者 も、色の弁別能 力は保持 している こ とが分か った。呼称課題での図形の言語化 と本 ー72-植 木佳 巳 ・綿剤富夫 年 長 自閉症 者 の空 間認知 の特徴 に関 す る研 究 実験結果 との比較 は、後に検討 したい。 3)図形 と色 との呼称及びマ ッチ ング課題の 成績の比較 色の方が図形 よ りも、呼称 とマ ッチ ング課題 と ともに成績が高か った。そ して、図形 と色 ととも にマ ッチ ング課題 の方が 、成績が高か った。 (3)実験群 と統制群 との結果の比較検討 健常幼児 と自閉症者 との検査結果 を比較す る と、 次の3点でほぼ同様 の結果が得 られた。 ・マ ッチ ング課題 と呼称課題 とでは、図形 、 色 ともにマ ッチ ング課題の方が成績が高 く、 健常幼 児 も自閉症 者 も図形 、色 ともに良 く弁 別 できた。 表4(1) 図形の呼称及びマッチング 【自閉症者】 図形の呼称
〔
○;
正答、●;誤答〕 No.精神年齢 知能指数 ○ □ 〔8☆ 種 の 図 形 〕+ △ (⊃ ○ ○ ① 9:0 51 ○ ○ ○ ○ ● ○ ○ (⊃ ② 6:4 36 (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ;● ● ③ 5:4 30 ○ (⊃ ○ ● (⊃ ● …● ● ④ 4:10 29 ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ○ ○ ⑤ 4:6 30 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● @ 4:6 25 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● LP 4:3 24 ● ● ● ● ● ● ● ● ⑧ 3:1 18 ● ● ● ● ● ● ● ● ⑨ 2:5 16 ● ● ● ≦● ● ● ● ● ㊨ 2:4 13 ● ● ●、≡● ● ● ● ● (6) (6) (6) (5) (5) (4) (2) (2) 図形のマッチング〔
○;
正答、● ;誤答〕 No.精神年 齢 知能指数 ○ ロ ☆〔8種 の 図 形 〕+ △ :∠⊃ () ○ \㌢ 9:0 51 ○ ○ (⊃ (⊃ 0 .:0 ○ ○ ② 6:4 36 ○ !○ ○ ○ o ○ ○○
@ 5:4 30- -
-④ 4:10 29 ○ ○ ○ ;○ ○ ○ ○ (⊃ ⑤ 4:6 30 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑦ 4:3 24 (⊃ ○ ○ ○ i○ ○ ○ ○ @ 3:1 18
(
⊃ ○
(⊃ ○ ○ (⊃ ○○
⑨ 2:5 16-
-442 ・図形 と色 とでは、マ ッチ ング課題 、呼称課 題 ともに色の方が成績が高 く、健常幼 児、 自 閉症 者 ともに色の方が認知 、弁別 Lやすか っ た。 ・呼称課題において、図形 では、健常幼 児、 自閉症者 ともに〇、☆、△、口、+の
5
図形 が正 し く呼称 され、凸、
〇、
〇の3
図形が言 語化 されに くか った。 また、次の点で、健常幼 児 と自閉症者 との間で 異な る結果が得 られた。図形のマ ッチ ング課題に お いて、3
歳代 の健常幼 児は誤 りがみ られた(
〇、 〇、
〇の図形で)が、 自閉症者 では被験者⑨ を除 くとMA2歳代 で も誤 りはみ られなか った。す な わち、 自閉症者の方が、図形の弁別 においては健 常幼 児 よ り成績が高か った。 表4(2)色の呼称及びマッチング 【自閉症者】
色の呼称〔
○;
正答、●;誤答〕 No.精神年 齢 知能指数 青 Lr赤 黄〔8穫種 の 色 〕ピンク 栄 級 水色 @ 6:4 36 ○ (⊃ ○ f○ ○ ○ ○ ○ ③ 5:4 30 ○ ○ ○ (⊃ ○ ● ● ● ④ 4:10 29 (⊃ ○ (⊃ ○ ○ (⊃ ○ ○ @ 4:6 30 ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ (⊃ @ 4:6 25 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑦ 4:3 24●
●
●
●
●
●
;
●
●
⑧ 3:1 18 ○ ● ● ● ● ● :● ● ⑨ 2:5 16●●●●●●●●
⑲ 2:4 13 ● ● ● ● ● ● ● ● (7) (6) (6) (6) (6) (5) (4) (4) 色のマッチング〔
○;
正答、●;誤答〕 No.精神年齢 知能指数 三円岳二 赤 黄〔8穫桂 の 色 〕:ピンク 栄 緑 水色 ∫ 9:0 51 ○ ○ ○ (⊃,:o ○ ○ ○ ② 6:4 36 ○ ○ ○ ○ ;○ ○(
⊃
○
③ 5:4 30-⑤ 4:6 30 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑥ 4:6 25 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑦ 4:3 24 ○ ○ ○ C) ○ ○ ○ ○ ⑧ 3:1 18 ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ○
○
⑨ 2:5 16-⑲ 2:4 13 (⊃ ○ (⊃ ○ ○ ○ (⊃ ○
443 長町 大学紀要 第15巻 第4号 1994 2.本実験 (1)統制群 (健 常幼児) 1)配列課題 3歳か ら6歳前半 までの各年 齢群 (横軸 ) と各 課題の成績 (縦軸 )についてみた ものが 、図3と 図4であるo i)図形 図形におけ る配列課題 の成績 (図3)では、 2 種 の配列課題がで きない者は、3歳代 (7名 )で 4名 いるが 4歳以降にはみ られない。他 の 3歳代 3名は2種 の配列課題が で き、内 1名は3種 の配 列課題 までで きた
。4・5
歳代 では、全員(
1
8
名 ) が2種 または 3種 の配列課題 までの成績 である。 6歳前半 では、8名中1名は5種の課題 までで き たが、 7名は 4 ・5歳代 同様 2種 または 3種 の配 列課題 までの成績 であ った。以上 よ り、形におけ る配列課題の成績 は、 3歳代 と4歳代 との間で成 績の上昇がみ られ るが、4
歳以降はみ られないo ii)負 色におけ る配列課題の成績 (図4)では、 3歳 代 では7名 中 3名が 2種 の配列課題がで きなか っ たが 、他の4
名 はで きた。4
歳代 では、7
名全員 が2種 の配列課題以上 で き、前半の1名 は3種 ま で、後半の1名が4種 までで きる。 しか し、 5歳 代 (11名 )では1名 ではあるが2種 の配列課題が で きな く、 また4種以上で きた者 はいない。 6歳 代 では、 8名 中 2名 は 4種の配列課題 までで きた が、 5種以上 で きた者 はいない。そ して、他 の6 名 は2種 または 3種 の配列課題 までの成績 であっ た。以上 よ り、色 におけ る配列課題の成績は、形 同様3歳代 と4歳代 との間で成績の上昇がみ られ るが 、 4歳以降 はみ られない。 5 種 @ tい 4 種 (0) 3 種 ㊨ ㊧ ⑳ ㊨ ⑮ ⑲ ⑰ ⑲⑲ ① ② ⑤⑥ (tや 2種 可 ㊨ ㊨ ㊨ ⑳ ㊧ ⑳ ⑲ ⑲ ⑬⑨ ⑪ ⑲ ③ ④ @ (15) 不可 ㊨ ⑳ ⑲ ㊧ (4) 前 (2) 後 (5) 節 (3) 後 (4) 節 (6) 級 (5) 前6(才8) (年齢群 ) 図3 図形における配列課題の成績の年齢傾向 【健常幼児】
5 種 (0) 4 種 ㊨ ① ⑦ (3) 3 種 ㊨ ⑲ ⑫ ⑲ ⑲⑲ ⑪ ⑲ ② ④ 巾 2種 可 ㊨ ⑳ ⑳⑳ ⑳ ⑳ ⑪ ⑳ ⑳ ⑲ ⑮ ⑲ ㊨@ @ @ (16) 不可 ㊨ 歯 ⑳ ⑨ (4) 前 (2) 後 (5) 前 (3) 徳 (4) 節 (6) 徳 (5) 節6才(8) (年轡群 ) 図4 色における配列課題の成績の年齢傾向 【健常幼児】 - 74-植木佳 巳 ・細測 富 夫 年長自閉症者の空間認知の特徴に関する研究 iii)結果の比較検討 ア)予備検査 におけ る図形及び色の 言語化 との関係 健常幼児の形及び色の呼称 の可 ・不可 につ いて 各8種の内で呼称 で きた数 の順 に並べ た ものが 、 表5(1)・(2)である。 そ してそれ をもとに、各課題 の成績 と形及び色の言語化 との関係 につ いてみた 表 5(1)図形の呼称の可 ・不可について 【健常幼児
】
〔○ ;可、●;不可〕 呼 称 No.生活 言語化し易い その中間の図形 言語化 し易い 可の数 年齢 ○ :☆ △ [コ + a ○ O 8 ⑲ 5:5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 ② 6:2 ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ○ ○ ⑤ ⑲ 6:05:5 ○○ ○○ ○○ ((⊃ ○⊃ ○ ○● ○○ ●○ 6 ① 6:5 ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ● ③ 6:2 ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ● ● ⑲ 5:9 ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ● ⑬ 5:6 ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ● ⑲ 5:2 ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ● ● ㊨ 4:9 ⊂) ○ _○ (⊃ ○ ● ○ ● ㊨ 4:4 ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ● ● ㊨ 4:3 ○ ⊂) ○ ○ ○ ● ● ○ ⑥ 6:0 (⊃ ○ ○ ○r ○ ● ● ● ⑦ 6:0 (⊃ ○ ○ ○ ● (⊃.● ● ⑨ 5:10 (⊃ (⊃ (⊃ ○ ○●
●
●
⑪ 5:8 (⊃ (⊃ ○ (⊃ ○●
●
●
⑲ 5:4 ○ (⊃ ○ ○ ○●
●
●
⑲ 5:2 (⊃ ○ ○ ○ ○ ● ● ● ㊨ 4:8 ○ (⊃ ○ ○ (⊃●
●
●
㊨ 4:6 ○ ○ ○ ○ (⊃●
●
●
㊨ 3:ll ○ ○ ○ ○ (⊃●
●
●
4 ⑧㊨ 5:76:0 ○○ (○⊃ ○● ○○ ●○●
●
●
●
●
●
㊨ 4:5 ○ ● ○ ○ ○●
●
●
㊨ 3:6 (⊃ ○ 0 ;0 ● ● ● ● 3 ㊨㊨ 3:64:8 (○⊃ ○● ●(⊃ ●● ●(⊃ ●○
●● ●● ㊨ 3:i・
○
(⊃ ●-○
.
●
、、・● ・● ● 1 ⑳ 3:10 ● ;○●
●
●
.
●
●
●
(○の数)32:31 28 28 24 12 5 4 444 ものが図5・6である。 図5の配列課題の成績 と図形の言語化 との関係 につ いてみ る と、 8種 中 4種 までの形の呼称が で きた者 の内には2種 の配列課題がで きない者が10 名 中4名 いるが 、 5種以上の形の呼称が で きた者 は2
種以上の配列課題が で きた。 しか し、2
種 の 図形 しか呼称 がで きない者 (㊨ )が3種 の配列課 表 5(2)色の呼称の可 ・不可について 【健常幼児】 〔○ ;可、● ;不可〕 呼 称 可の数No.生活年齢 蘇 :Lピンク:榎 :l薫 :l緑 :'青 !水色 :l紫 8 ② 6:5 ○ ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ③ 6:2 ⊂) ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ④ 6:2 ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ (⊃ (⊃ ⑤ 6:0 ○ ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ @ 6:0 (⊃ ○ ○ …○ ○ ○ (⊃ ○ ⑦ 6:0 ○ ⊂) ○ ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ⑧ 6:0 ○ ○ (⊃ ○ (⊃ ○ ○ ○ ㊨ 5:9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑪ 5:8 ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ⑬ 5:6 ○ ○ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:4 (⊃ (⊃ (⊃ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ㊨ 5:2 ○ (⊃ (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ⑬ 5:2 ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ⑲ 5:0 ○ ○ (⊃ ○ ○ (⊃ ○ (⊃ ㊨ 4:9 ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ㊨ 4:8 ○ (⊃ ○ ○ ○ (⊃ ○ ○ ㊨ 4:5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ㊨ 3:ll ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 7 ① 6:5 ○ (⊃ ● ○ ○ ○ (⊃ ○ ⑨ 5:10 ○ ○ (⊃ (⊃ ○ (⊃ ● ○ ㊨ 4:4 ○ ○ (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ● ㊨ 3:ll ○ ○ (⊃ (⊃ (⊃ ○ ● ○ ㊨ 3:10 ○ ○ (⊃ ○ (⊃ ○ (⊃ ● ㊨ 3:6 ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ● ○ 6 ㊨ 5:7⑲ 5:5 ○(⊃ ○○ ○○ ●○ ((⊃ ●⊃ ● ○○ ●○ ㊨ 4:6 (⊃ ○ ● ○ (⊃ ● ○ ○ ㊨ 3:3 ○ ○ O ○ ● ● ○ ○ 5 ㊨ 4:8 ○ ○ ○ ○ ●_○ ● ● ㊨ 4:3 ○ ○ ● ○ ● ○ ○ ● 3 ㊨ 3:6 ○ ○ ○ ● ● ● ;● ● 2 ⑳ 3:1 (⊃ ● ○ ● ● ● ● ● (○の数)33 32 30 30 28 27 27 26445 長 野 大 学 紀 要 第15巻 第 4号 1994 5 種 ⑦ 4 種 3 種 ㊨ ⑥ ⑲ ⑳ ⑮ ⑳① ⑲ ⑲ ⑲ ② ⑤ ⑲ 2種 可 ⑳ ㊧ @ @ @ ㊧ ⑳④ ⑨ ⑪ ⑲ ③ ⑬ ⑳ ⑲ 不可 ㊨ ⑲ ⑬ ㊨ 1 2 3 4 5 6 7 8 呼 称 可 の 数8種 の図形の lH (1) (4) (4) (佃 (9) (3) 一日 (人数 ) 図図5 図形の配列課題の成績 と言語化 との関係 【健常幼児】 題 までで きた り、一番成績の よい者 ((診 )は
5
種 の図形の呼称がで きた者 で5種 の配列課題 までで きた りしている。 また、5
種以上の図形の呼称が で きた者 (23名 )は、 1名 を除 き 2または 3種の 配列課題 までで きた成績の中にいる。 よって、呼 称 で きる種が増 え'るに したが い成績が良 くなる と い う傾 向はみ られない。 図6の配列課題の成績 と色の言語化 との関係 に つ いてみ ると、 6種や 7種 の色の呼称が で きるに もかかわ らず、2
種の配列課題がで きない者が4
名 いる。対 して、 2種や 3種 の色の呼称が で きる 者が2種の配列課題が で きている。 8種全部の色 の呼称が で さる者 (19名 )をみ る と、 4種 の配列 課題がで きる者が2名 いるが、 9名は 3種の配列 課題が で きていない。 よって、色において も呼称 で きる種が増 えるに したが い成績が良 くな る とい う傾 向はみ られない。 イ)図形 と色 との比較 配列課題におけ る図形 と色 との成績 をみた もの が、図7である。図中の斜線部 は図形の場合 と色 の場合 とで成績が同 じこ とを示 し、太線内は成績 差が1種以 内 を示 している。 また、その成績差 を 年齢 内でみた ものが表 6である。 図7で配列課題におけ る図形 と色 との成績 をみ てみ る と、図形の成績が優位 の者、色の成績が優 位 の者 、そ して成績が同 じ者の人数 に明確 な差 は み られない。その中で、成績差が2種以上 の者は 1名 (㊨ )だけで、色の成績が優位 の者 であ ったO 5 種 4 種 ① ⑦ ⑳ 3-種 ⑲ ㊨ ⑬ ⑯ ⑲ ⑲② ④ ⑲ ⑪ 2種 可 ㊨ ㊨ @ @ ⑲ ⑳ ㊨ ㊨⑬ ⑲ ㊧ ⑳③ ⑤ ⑥ ⑧ 不可 ㊨ ⑨ ⑳ ◎ 1... 2 3 4 -5 6 7 8 呼称可の数8種の色の 図6 色の配列課題の成績 と言語化 との関係 【健常幼児】 -76-植 木佳 巳 ・細測富夫 年 長 自閉症 者 の空 間認知 の特徴 に関す る研 究 図 5 種 I ⑦ チ の 4種 列 課 3 種 ⑲ ⑳ ⑲ ⑳⑤ ⑥ ⑮ ⑲ ⑳② ⑲ ⑲ ㌧ざ 2種 可 ⑨ ⑳ ㊧ ⑳ ㊧ ⑳③ ⑧ ⑲ ⑲ ⑲④ ⑪ ⑩ ㊨ 不可 ⑳ ㊧ ⑳ ⑬ 不可 可 の配列課3 種 -題 l4種 5 種 i 図7 配列課題における図形 と色の成績 【健常幼児】 表6 配列課題における図形 と色の成績差 【健常幼児】 446 3 オ 4 オ 5 才 _6 才 合計 (% ) 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 形の方が成績が良い者 1名 1名 1名 1名 2名 1哀 3名 (30.103% )名 ′ 形 と色 とで成績が同 じ者 0名 3名 写名 2名 3名 1名 3名 (42.14名4% ) また、表6で各年 齢 におけ る成績差 をみてみ る と、 どの年齢群 において も明確 な差 はみ られない。 2)配置 課題 i)図形 図形 におけ る配 置課題の成績 (図8) をみ る と、 3歳代 と4歳前半 の者 (10名 )では 3名が 4マ ス におけ る1種 の配 置課題が で きなか った。3歳代 では3名の者が9マ スにおけ る1種 の配 置課題 ま でで き最 高の成績 であ るか、 4歳前半 では1名 で あ るが4マ スにおけ る 2種の配置課題 までで きた。 4歳後半 と5歳前半 では、4マ スにおけ る1種 の 配置課題が で きない者 はな く、10名 中4名 は9マ
3
2
種
種
(
93
マ
×
3
ス
)
⑲ ⑫ Q (3)㊨ ⑮
⑫
⑲ ⑪
-⑦
⑧ (
7
)
4
マ
ス
(
2
×
2)
㊨
㊨ ③
⑤ (
4
)
1種 (93×3)マ ス ㊨ ⑳ ⑳⑳
⑳
⑳
⑲
⑲⑨
②
④
⑥
(1
2
)
4マス (2×2)⑳
㊧㊨ ⑬
(4) 不可 ㊨ ㊨ _ ㊨ (3) 節 (2) 後(5) 前 (3) 徳 (4) 節 (6) 徳 (5)再節 (オ8) (年齢群 ) 図8 図形における配置課題の成績の年齢傾向 【健常幼児】447 長 野 大学 紀要 第15巻 第4号 1994
3
種
(
93
マ
×
3
ス
)
⑫ ① ⑤ ⑦ (4) 2種
⑲
⑮
⑲
⑲
⑰⑪ (
6
)
4
マ
ス
(
2
×
2
)
⑲
⑬
⑧
②
③
⑥(
6
)
1嘩 ((493×3)2×2)マ スマ ス ㊨ ⑳ ⑳ ⑪㊨ ⑳ ⑮⑳ ⑳ ㊧ ⑳㊨ ⑲ ⑨ @ ((123))不
可
㊨ ㊨ (2) 前(
2
)
徳 (5) 前 (3) 後 (4) 前(6) 後 (5) 節6オ(8) (年齢群) スにおけ る2種 の配置課題 までで きた。 5歳後半 と6歳前半 では、13名全員 4マスにおけ る 1種 の 配置課題はで き、内3名は9マ スにおけ る3種の 配置課題 までで きた。以上 よ り、形 におけ る配置 課題の成績は、 4歳前半 と後半 との間そ して 5歳 前半 と後半 との間でそれ ぞれ成績の上昇がみ られ る。 ii)負 色におけ る配置課題の成績 (図9)では、 4マ スにおけ る1種 の配置課題がで きない者が3歳代 (7名 )に2名 いるが、4歳以降にはいない。 3歳 代 の4名が9マ スにおけ る1種の配置課題 までで きたが、 2種以上の課題が で きた者はいない。 4 歳代 (7名 )は、全員が9マスにおけ る1種 の配 置課題 までで きた。 5歳以降 では、19名 中 3名が 1種 の配置課題 までであったが、他 の者は 4マス におけ る2種の配置課題はで きた。 5歳後半 ・6 歳前半の者の内4名 は、 9マスにおけ る 3種の配 置課題が で きた。以上 よ り、色におけ る配置課題 の成績は、 3歳 と4歳の間そ して 4歳 と5歳以降 の間でそれ ぞれ成績の上昇がみ られ る。 iii)結果の比較検討 ア)予備検査 におけ る図形 と色 との 言語化 との関係 図10で配置課題の成績 と形の言語化 との関係 に つ いてみ ると、3種や4種の形の呼称が で きる者 (8名 )の中に、 4マ スでの 1種 の配置課題がで き ない者が3名 いる。 しか し、 1種や 2種 の形の呼 称 しか で きない者 で も1
種の配置課題 はで きた。 また、 4種以上 の形の呼称が で きた者 をみ る と、 成績がば らば らに示 されている。 よって、呼称が で きた数 と成績 とに相関はみ られない。 3種 2種 9マ ス ji g ⑫ i (訂⑲ I⑧
⑦⑱⑲⑳
⑫
⑮
4マス
③
⑬
⑳ ⑤
1種 94マ スマ ス ㊨ ㊨ ⑳⑳ ㊨ ㊨⑳④ ⑥ ⑨ ⑲ ⑲ ⑳㊨ ②⑲ 不 可 ⑳⑬ ㊨ 1 2 3 4 . 5 6 7 8 呼 称 可 の 数8種 の図形の 図10 図形の配置課題の成横 と昔話化 との関係 【健常幼児】 -78-植 木 佳 巳 ・維 測 富夫 年 長 自閉症 者 の 空 間認知 の 特 徴 に 関 す る研 究
4
4
8
3種 2種 9マス i l ㊨ ① l ⑤ ⑦⑲ ⑲⑪ ⑮ ⑲ ⑰l 4マ ス ⑲ ⑬@ @ @ @ 1種 9マス4マ ス ㊧ ⑳ ⑳ ⑳⑲ ⑨ ⑮ ⑳ ㊧ ㊨㊨ ④ ⑳ ㊧ ⑳ 不可 ㊨ ㊨ 1 2 3 4 5 6 7 8 呼称可の数8種 の色の 図11 色の配置課題の成績 と言語化 との関係 【健常幼児】 図11で配置課題の成績 と色の言語化 との関係 に つ いてみ る と、 2種や 3種 の色の呼称が で きた者2
名 とも1
種 の配置課題が で きな く、他 の5
種 以 上の色の呼称が で きた者は1種 の配置課題が で き た。 しか し、 3種 の配置課題がで きた者に6種 の 色の呼称がで きた者 (⑲ )が いれば、 8種 の色全 部 を呼称 で きる者 (19名 )の内で も、9マスの1 種 の配置課題 まで の者か ら3
種 の配置課題が で き た者 まで分散 している。 よって、色の呼称が 多 く で きて も成績が良 くなる とはいえない。 図12で配置課題 におけ る形 と色 との成績 をみて み る と、成績が同 じ者 (20名 )が各成績 に分散 し てい る。そ して、図形の成績が優位の者 (4
名 ) の中で成績差が2種以上 の者が2名 (⑲ ・㊧ )に 対 し、色の成績が優位 の者 (9名 )の 中で成績差 が2種以上の者は 4名 (⑤ ・⑲ ・⑲ ・㊨ )いる。 また、表7で各年齢におけ る成績差 をみてみ る と、3
歳代 では7
名車1
名が色の成績が優位 であ り他 の者は同 じ成績 であった。 4 ・5歳代 では、図形 優位 の者 と色優位 の者 といるが、人数 に明確 な差 3種 3種図
形 の 2種 配置課 題1
種(
9
3
マ
×
3
ス
)
⑲ ① ⑫ ㊨ -⑧ ⑪ ⑮ ⑫⑲ ⑦ 4マス (2×2) ・l ⑳ . ③ ⑬ ⑤ 9マス (3×3) :l:④ ⑨ ⑳ ㊧ ⑳@ @ @ I________∴ _4
マ
ス
(
2
×
2
)
⑲ ⑳ ⑳⑳巨可
⑳ ⑬ ㊨ 不 可 4マ ス 9マス . 4マス 9マ ス (2×2) (3)く3) (2×2) (3×3) ・ 種 i 2 種i
3 種 一 色の配置課鹿 l
図12 配置課題における図形 と色の成績 【健常幼児】449 長野大学紀要 第15巻 第4号 1994 表7 配置課題における図形と色の成績差 【健常幼児】 3 才 4 才 5 才 6 才 合計 (% ) 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 〔後 半〕 〔前 半〕 形 の方が成績が良 い者 0名 0名 1名 1名 0名 1名 1名 (12.4名1%) 形 と色 とで成績が同 じ者 2名 4名 0名 3名 4名 4名 3名 (620.0名6%) はみ られない。 6歳代 では、8名車図形優位 の者 が
1
名 に対 し色優位 の ものは4
名 であ り、この差 が合計におけ る色優位 の結果に表れている。 (2)実験群 (自閉症者) 1)配列課題 i)図形MA
を横軸 に 自閉症者1
0
名の成績 を表 した もの が、図13である。 図形におけ る配列課題の成績 では、比較的MA
が低 い (2- 3歳前半 )者 (⑲ ・⑨ ・⑧ )は、 2 種 の配列課題 で1名はで きな く2名はで きた。対 して、比較的MA
が高 い (6
歳以上 )の者 (① ・ ② )は、 4種 の配列課題 までで きた。 しか し、そ の 中間 (4- 5歳)のMA
の者 (5名 )は、2
種 の配列課題が で きない者 (⑤ ・⑦ )か ら5種の配 列課題 までで きた者 (④ )まで成績がば らば らで ある。 ii)負 色におけ る配列課題の成績 では、 2種の配列課 題がで きない者が比較的MA
が低 い者に1
名 (⑲ ) そ してその中間の者 に1名 (a))いる0 2種 の配 列課題 までで きた者 をみ る と、 どのMA
群 に もい る。 3種 の配列課題 までできた者では、比較的MA
の高い者 とその中間の者 に各1
名ずつ (① 、⑥ ) お り、 4種以上の成績の者 はいない。 iii)結果の比較検討 ア)予備検査 におけ る図形 と色 との 言語化 との関係 自閉症者の図形及び色の呼称の可 ・不可につ い て各8種 の内で呼称 で きた数 の順 に並べ た ものが 、 表8(1)・(2)である。そ してそれ をもとに、各課題 の成績 と図形及び色の言語化 との関係 につ いてみ 5 種 ④ 4 種 ② 3 種 ③ 2種 可 ⑲ ⑨ ・ @ 不可 ⑧ ⑦ @ l l i I l 図13精神年齢 (MA)からみた図形の配列課境の成績 【自閉症者】 5 種∴
4 種 3 種 ㊨ 2種 可 ⑨ @ @ ④ @ ② 不可 ⑲ ⑦i
図14 精神年齢 (MA)からみた色の配列課題の成績 【自閉症者】 -80-植 木佳 巳 ・紳測富夫 年 長 自閉症 者 の 空 間 認知 の特 徴 に 関す る研 究 表8(1) 図形の呼称の可 ・不可について 【自閉症者】 〔○;可、● ;不可〕 呼 称 No.精神 知能 〔 8種 の 図 形 〕 可の数 年 齢 指数 ○ [コ ☆ + △ 亡) ○ ○ 7 ① 9:0 51 (⊃ ○ ○ ○ ● ○ ○ ⊂) ④ 4:10 29 ○ ○ ⊂) ○ ○ ● ○ ○ 6 a 6:4 3⑤ 4:6 306 ○ ○ (○ ○ (⊃ ○ ○ (⊃ ○ (⊃ ○ ● ●⊃
●●
⑥ 4:6 25 (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ● ● 4 ③ 5:4 30 ○ ○ ○ ● (⊃ ●●●
@ 3:1 18●●●●●●●●
⑨ 2:5 16●
●
●
●
●
●
●
●
⑲ 2:4 13●●●●●●●●
(正答率 %) (60) (60) (60) (50) (50) (40) ¢ 0) ¢ 0) た ものが 、図15、16である。 図15の配列課題の成績 と図形の言語化 との関係 につ いてみ ると、図形の呼称が全 くで きなか った 者 4名の成績は、 2名が 2種 の配列課題 までで き たが 、他 の2名 はで きなか った。次に 4種以上 の 形の呼称が で きた者 (6名 )をみ る と、4種 の図形 の呼称がで きた者 (③ )で3種 の配列課題 まで、 6種の図形の呼称が で きた者 (② )で4種 の配列 課 題 まで、 そ して7種 の 図形 の呼称 が で きた者 (④ )で5種 の配列課題 までで き、呼称可 の数が 増す ごとに成績の上昇がみ られ る反面、6種 の図 形の呼称 がで きるに もかかわ らず、図形の呼称が 全 くで きなか った者 と同様の成績の者 (⑤ ・⑥ ) も2名 いる。 よって、呼称 で きる種が増 えるに し たが って成績が良 くな るとはいえない。 図16の配列課題の成績 と色の言語化の関係 につ いてみ る と、2種 の配列課題が で きない者は、呼 称が全 くで きない者3名 中2名 いるが、 1種以上 450 表8(2)色の呼称の可 ・不可について 【自閉症者】 〔○;可、● ;不可〕 呼 称No.精神 知能 〔 8種 の 色 可の数 年 齢 指数 去l弓 赤 黄 榎 ビング 栄 緑 水色 8 ② 6:4 36 (⊃ (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ (⊃ ⑤ 4:6 30 (⊃ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ⑥ 4:6 25 (⊃ ○ (⊃ ○ ○ ○ ⊂) (⊃ 6 Lfl9:0 51 ○ (⊃ ○ ○ 〇 三〇 ● ● 5 @ 5:4 30 ○ ○ (⊃ ○ ○●●●
1 @ 3:1 18 ○ ● ● ● ● ● ● ●0
⑨\訂 4:3 22:5 146●
●●●●●●●●
● ● ● ●●●●
(正答率 %) (70) (60) (60) (60) (60) (50) (40)(
4
0
)
の色 の呼称が で きた者の中にはいない。 2種の配 列 課 題 まで で きた者 は、呼称 が全 くで きない者 (3名 中1名 )もいれば、5種 の色の呼称が で きる 者 もお り、 また8種 全 部 の色 の呼称 が で きた者 (4名 中 3名 )までいる。 3種 の配列課題 までで き た者 は、6種 の色 の呼称が で きた者 (1名 ) と8 種 の色の呼称がで きた者 (1名 )である。 4種 の 配列課題が で きた者はいない。 よって、色の呼称 が 多 くで きる と成績が明 らか に良 くな る とはいえ ない。 イ)図形 と色 の比較 配列課題及び配置課題 を基準に形 と色 との成績 をみた ものが、図17である。国中の斜線部 は形の 場合 と色の場合 とで成績が同 じこ とを示 し、太線 内は成績差 が1
種以内 を示 している。 また、その 成績差 の 自閉症老1
0
名 の内訳 を示 した ものが表9 であ る。 図17で配列課題 におけ る図形 と色 との成績 をみ 5 種 】 ④ 4 種 ② 甘 3 種 ③ 不可 Lf.しぎ ⑤0
1 2 3 4 5 6 7 8 呼 称 可 の 数8種 の図形の 図15 図形の配列課題の成績 と言語化 との関係 【貞閉症者】451 長 野 大学 紀要 第15巻 第 4号 1994 5 種 4 種 3 種 ① ⑥ 2種 可 ⑨ ⑧ ③ (② ④9 不可 ⑦ ⑲
0
1 2 3 4 5 6㌧ 7 8 可 の 数8色の呼称 図16 色の配列課題の成績 と言語化 との関係 【自閉症者】 5 種 @ 形 4 種 @ G) 配 3 種 ③ tt 題 2種 可 ⑲ ⑨ @ 不可 ⑦ ⑤ ⑧ 不可 可 3級 4級I5級 2種 図17 配列課題における図形と色の成耕 【自閉症者】 表9 配列殊題における図形 と色の成練差 自 閉 症 者 形 と色 とで成績が 同 じ者 2名 (20%) 色の方が成績 が良 い者 . 3名 (30%) ると、成績が同 じ者 (成績 に差が ない者 )が1
0
名 中2名で、他の 8名は成績差がみ られた。色の成 績が優位 の者は3
名 (⑤ ・⑥ ・⑧ )いるが、全員 成績差 は 1種 である。図形の成績が優位 の者は5
名お り、内3名 (① ・③ ・⑲ )の成績差 は1種 で あるが 、② の成績差 は2種 そ して④ の成績差 は 3 種 であった。 また、表 9で内訳 をみ る と、形の成 績が優位 の者5名 に対 し、色の成績が優位の者は 3名であった。2
)配置課題 i)図形 図18にお いて、図形の配置課題の成績 では 、比 較的MAの低 い者は全員9マ スにおけ る1種 の配 置課題 までで きたが 、その中間の者の中で も同 じ 成績以下 の成績 の者が2
名 (⑦ 、⑤ )いる。比較 的MAの高 い者は、9マスにおけ る2種 又は3種 の配置課題 までで きたが 、その中間の者の中に も 2名 (④ 、⑥ )が9マスにおけ る3種の配置課題 までで きている。 3種 9マス @ ④-
」
①
-
-2
種
4
マ
ス
③
②
1種9
4
マ
マ
ス
ス
⑲
⑨
@ ⑦
早
不
可
l
図18、精神年齢 (MA)からみた図形の配置課堰の成績 【自閉症者】 -82-植 木佳 巳 ・細測富夫 年 長 自閉症 者 の空間認知 の特徴 に関す る研究 3種 9マス @
②
一
宇
2種
4マス
1
種
9
4
マ
不
マ
可
ス
ス
⑲
⑨
⑧A④③
早
l
l t t ∼ 図19 精神年齢 (MA)からみた色の配置課題の成績 【自閉症者】 ii)負 図19において、色の配置課題の成績では、4
マ スにおけ る1種の配置課題ができない者が比較的 MAの低 い者の中に1名 (⑲ )いるが、他 にはい ない。 1種の配置課題 までで きた者は、比較的M Aの低 い者の中に2名 (⑨ 、⑧ )そ してその中間 の者の中に も4
名 いる。比較的MAの高い者は、 9マスにおけ る2種又は3種 の配置課題 まででき たが、その中の者で も1
名 (⑥ )だけだが同 じ成 績であった。 以上 よ り、比較的MAの低 い者 と比較的MAの 高い者 を比べ ると、比較的MAの高い者の方が成 績が良い。 しか し、その中間の者の成績 をみ ると、 比較的MAの低い者 と同 じ成績の者か ら比較的MA
の高い者 と同 じ成績の者 までいる。その中で特 徴 的な者 として、④ と⑥があげ られ る。④ は、色 におけ る配列課題 ・配置課題の成績は他の 自閉症 452 者 と比べ て良い方でないのに対 し、形におけ る配 列課題 ・配置課題の成績は他の 自閉症者 と比べて 上位 である。⑥ は、形において、配列課題の成績 は他の 自閉症者 と比べて良い方ではないが、配置 課題の成績は上位である。 iil')結果の比較検討 ア)予備検査における図形 と色 との 言語化 との関係 図20で、配置課題の成績 と図形の言語化 との関 係 についてみ ると、図形の呼称が全 くで きなか っ た者4名は、全員 9マスにおける 1種の配置課題 までで きた。 4種の図形の呼称ができた者(1名 ) は、4
マスにおける2
種の配置課題 までで きた。 6種 の図形の呼称ができた者(3名 )は、1名 (⑤ ) は4マ スにおけ る1種 の配置課題 までの成績であ ったが、他の2名 (② ・⑥ )はそれぞれ 9マスに おけ る2種 そ して 3種の配置課題 までで きていた。7
種の図形の呼称ができた者 (2
名 )は、2
名 と 3種 2種 9マス ⑥ ① ④ I ②4
マス
ふ
1種 49マスマス ⑦ ⑧ ⑨⑲ @ : 不可0
1 .2 3 ∼4 5 6 7 8 呼 称 可 の 数8種の図形の 図20図形の配置課題の成雑と言語化 との関係 【自閉症者】453 長 野大学紀要 第15巻 第4号 1994 3種 9マス @ @ 2種 \㌢ 4マス 1種 9マス ⑦ ⑨4マス @ ③