(1)現状は?
①毎年、全国で1,000人以上の方が住宅火災で亡くなっている。
西尾市でも、昨年(平成21年1月∼12月)は2名、過去10年間(平成1 2年∼21年)では、19名の方が住宅火災で亡くなっています。
②亡くなった方の6割以上が逃げ遅れで、火災に早く気が付いていれば助かって
いた可能性のある方々です。
(2)注意喚起と住宅用火災警報器の普及
①火災予防のPR活動を試行錯誤し、より市民に伝わる注意喚起をする必要があ
る。
②住宅用火災警報器の設置普及をPRし、設置率の向上を図る必要がある。
(3)住宅用火災警報器の設置率の向上
①平成20年6月から市内全ての住宅で住宅用火災警報器の設置が義務化され、 県内の設置率は72.9%(平成22年6月時点推計)に対し、当市においては、 57.5%(平成22年11月調査)に留まっており、昨年は、設置率が県下ワー スト4位であった。
②アンケート調査から、設置していない方の理由として、「自分で設置するのが
難しい」、「義務化されているのを知らなかった」、「効果があるかわからない」など
が上位にあげられ、PR不足であることが判明した。
→もっと市民にPRできる方法はないだろうか。
① 問題・課題
マネージャー、リーダー始め10人 予防でござるグループ
住宅火災根絶に向けて
改善テーマ
効果の高いPRを実施すること。
(1) 子どもに、住宅防火と住宅用火災警報器の必要性を理解させ、子どもたち から親に伝わることで、PR効果を高める。
↓
自分の子どもが、「お父さん、ライターをこんな所に置いちゃダメだよ!」、「お
母さん、家には住警器ついてないの?」と言うことで、消防職員が直接訴えるよ り効果が期待できる。
【具体策】
市内保育園・幼稚園へ、 花火指導や防火講話に行き 子どもたちに、楽しく理解し 易い方法でPRを実施する。 パンダの着ぐるみ、腹話術 人形等を使用し、寸劇により 日頃の住宅防火の大切さや、 住宅用火災警報器の必要性を 訴える。
より多くの市民に周知するために。
(2) 市民の集うイベントなどに積極的に参加し、PRを実施する。
↓
関係機関と協力し、可能な限り市民の注目が集まるようなPR活動を実施し、 住宅防火と住宅用火災警報器の必要性を周知する。
【具体策】
事務局の許可を得て、西尾 市駅伝フェスティバルに仮装 して参加し、市民の注目を集 め周知を図る。
レスキューファイアーの借 用、住警器マンの作製、のぼ り旗を持って走るなど、楽し くアピールすることで多くの 市民に印象付ける。
② 改善案
火災予防運動として、腹話術を披露
住警器のPRをして走るメンバー
我々の改善テーマは、様々な要因が内在する課題で、今回の改善策が具体的にどれ だけの効果があったかどうかを計る事は不可能であるが、新しい試みは、多くの市民 の関心を引くことができたと、手ごたえを感じました。
目標は、住宅火災の根絶と、火災による犠牲者をなくすことで、今後の火災統計や 住宅用火災警報器の設置率調査などで、我々の活動がある程度反映されてくるものと 期待しています。
今後もこの様にグループでアイデアを出し合って、積極的に市民にアピールしてい きたい。
③ 改善効果
西尾幡豆の合併で市の規模が大きくなることにより、今まで以上に住民に対する説
明・対応能力など、職員としてのレベルアップが必要となるが、人的、時間的な余裕
は減少していることから、いかに効果的で効率の良いPRが出来るかを考えることは
必要不可欠なことである。
その様な中で、今回の改善案は、市民に親しみを持って接する方法であったことが 特徴的で、とかく法的根拠を振りかざし、高圧的になりがちな行政から転換し、市民 に寄り添った温かみの感じる指導を目指したものであると言える。
具体的な効果が見えにくい課題であるからこそ、住宅防火と住宅用火災警報器の必
要性をいかにして市民に上手く伝えるかを創意工夫し、取り組んだことに評価した い。
我々の活動にゴールはないが、今後も積極的に様々な改善策に取り組み、市民の理 解が得られるように努められたい。