ユーザ各位
平成 26 年 2 ⽉ 10 ⽇
IJCAD 2014 のバージョンアップ概要
IJCAD 2014 は、旧来の IntelliCAD ベースではない CAD として開発された最初のバージョンとな ります。IJCAD 2014 では旧バージョンにあった機能のうちリリース当初は搭載されず、アップデー トで提供される予定の機能があります。それらの機能については、「今後対応予定の内容」の項⽬を お読み下さい。 尚、IJCAD 2014 では IJCAD 2013 のライセンスもご利⽤頂くことが可能となっております。 (同時に 1 ライセンス) ※ ドキュメント中の画⾯は開発中のものであり、製品では異なっている可能性があります。 IJCAD2014 の新しい機能・強化機能 ☆ パフォーマンス・安定性の向上 CAD の DWG エンジン(Teigha)を 2.04 → 3.05 に更新。 - 2013 DWG 形式時のパフォーマンスの向上。 - DWG エンジンに起因した不具合の解消。 ソフトウェアの ユニコード化。(アプリケーション API 含む) ブロック図形に対しての選択プレビューの⾼速化。
マルチディスプレイ環境下での動作改善。 PC の空きメモリが少なくなる状況の場合、ファイルを開く前に警告を表⽰します。 (訳:ファイルを開くとメモリ不⾜により不安 定になる恐れがありますが、開きますか?) パフォーマンスの⼤幅な向上。(下表は弊社テストプログラムによる計測) 項⽬ IJCAD 8 IJCAD 2013 IJCAD 2014 AutoCAD 2012(参考) 全図形のブロック化 10 回 77.957 4.726 1.520 3.694 全レイヤ ON/OFF の切替 10 回 12.581 10.748 2.715 1.218 ズーム (モデル)100 回 85.621 20.643 1.234 0.563 ズーム(レイアウト)100 回 24.256 16.339 0.727 0.568 デザインセンターの安定性・スピードの向上。
☆ データ互換性の向上 新しい⽇本語フォントを追加。 第 2 ⽔準や機種依存⽂字に対応した ExrFont2.shx や ExtSlim2.shx ExtHalf2.shx 相当のフォントとなります。フォントの詳細は、後ページにて説明。 ⾃動調整ハッチング領域の再現性の向上。 ビュー コピー(COPYLINK)対応。 らせん(HELIX)オブジェクトに対応。 マルチ引き出し線のプロパティ編集に対応。 IJCAD 2013 IJCAD 2014
表オブジェクトのプロパティ編集(⼀部)に対応。表スタイルの切り替えや⽅向などを変更可能 になりました。
IJCAD 2013 IJCAD 2014 ⽂字や⼨法、ハッチングなど異尺度対応(機能制限あり)。
↑:IJCAD 2013 の⼨法スタイル、↓:IJCAD2014 の⼨法スタイル
印刷関連の互換性向上。
名前の付いた印刷スタイル(STB)の対応・互換性向上。
印刷設定の独⾃項⽬の削除。
PUBLISH (連続印刷)コマンドの出⼒先に PDF と DWFx を追加。
画層状態管理の強化。
PDF 読み込み(PDFIN) 機能の強化 オプションをダイアログ化しました。 複数ページ読み込み時の配置を横⼀列のみから⾏ 数、列数での指定が可能になりました。 ページ枠の作図と塗りつぶしデータの対応。 PDF 上で重複図形にて表現されている⽂字を削除 するオプションを追加しました。 レイアウト ビューポート内の線種の尺度(PSLTSCALE)に対応。
レイアウト-モデル変換 (exportlayout)コマンドを追加。 LT・STD グレードにブロックエディタ(bedit)コマンドを追加。 (IJCAD 2013 の LT/STD グレードは refedit のみでした。) ▽ LT・STD グレードのブロックエディタ ▽ PRO グレードのブロックエディタ。(ダイナミックブロック対応。) ⼨法線折り曲げ(DIMJOGLINE)コマンドに対応。
☆インターフェイスの強化・改善
ユーザインターフェスや各種コマンドのダイアログを刷新。アイコンデザイン等の⾒直し。
↑:IJCAD 2013、 ↓:IJCAD2014
ワークスペースに対応。
ツールバーやメニュー位置のロック機能を追加。 関連システム変数:LOCKUI オブジェクトの選択表⽰(⾮表⽰)に対応。 関連コマンド: ISOLATEOBJECTS、HIDEOBJECTS、 UNISOLATEOBJECTS 関連システム変数:OBJECTISOLATIONMODE 表⽰スタイル管理パレットの追加。
レイアウトタブのボタンに先頭、末尾を追加とドラッグでレイアウトの順番移動に対応。
レイヤープルダウンの表⽰幅の⾃動調整
ビュー分割の 1 ウィンドウ化
リボンインターフェスに Plus ツールの項⽬を追加。
ステータスバーボタンのアイコン表⽰と⽂字表⽰の切り替え
印刷設定にて印刷スタンプに対応。
ブロック定義 ダイアログの強化。
↑:IJCAD 2013、 ↓:IJCAD2014
選択表⽰の⾊設定を強化。窓・交差選択範囲の⾊設定を追加。
↑:IJCAD 2013、 ↓:IJCAD2014
☆ 操作性の向上 カーソルがグリップ上にあるときのホバー表⽰や線分やポリライン、円弧の拡張グリップ編 集に対応。 複数の O スナップ候補がある場合の TAB キーによる次候補への切り替え。 Shift+マウスホイール のドラッグ操作を視点回転 3DORBIT に割り当て。 レイアウトウイザードの対応。 EXCEL 等への” 形式を指定して貼り付け” で選択できる形式にビットマップを追加。
★ アップデートにて対応予定の内容 CUI 関連機能(2014 年春頃を予定) ※ 当⾯メニューの読み込みは menuload を使⽤。 新しい CUI コマンド。 CUI でのリボン編集の対応。 ワークスベース編集の対応。 CUIX ファイルの対応。 アンダーレイ対応。(PDF ・DWF) 新しい検索(FIND)コマンド。 図⾯コンバータ(OLE リンクの変換)アプリケーション。 ネットワークライセンスにて、⼀定時間未使⽤時にライセンス返却する機能。
IJCAD 2014 の 64bit 化。※現在、64bit Windows では 32bit アプリとして動作します。 注釈尺度と異尺度の作成・編集対応。 ※ 設定されているデータの表⽰には対応済み。 リリース時の異尺度対応状況 表⽰・印刷 作成・修正 ⽂字スタイル - ○ ⼨法スタイル - ○ ⼨法図形 ○ △ 制限有※1 ⼀⾏⽂字 ○ × 段落⽂字 ○ × ブロックと属性 ○ × マルチ引き出し線 ○ × ※1 指定した注釈尺度で異尺度⼨法を作成や、作成した⼨法の表現を修正することは可能です が、異尺度⼨法を、複数の注釈尺度で表⽰できるように変更することは現在できません。 ※ × のものはアップデートで順次対応の予定。 .NET API 対応。
★ 旧バージョンから削除される機能 * 主に IntelliCAD 独⾃の機能や互換性向上のための機能整理となっております。 コマンド名(英語) コマンド名(⽇本語) 備考 COMMANDS コマンド⼀覧 IntelliCAD 独⾃だったもの COPYEDATA 拡張データ複写 IntelliCAD 独⾃だったもの。 拡張データは各種の API よりアクセ ス可能です。 DELEDATA 拡張データ削除 EDITEDATA 拡張データ作成編集 MOVEEDATA 拡張データ移動 REASSOCAPP 拡張データ連携
FULLRENDER フルレンダリング IntelliCAD 独⾃だったもの(PRO) NEWWIZ 新規作成ウィザード 互換性向上のため PMSPACE ワークスペース IntelliCAD 独⾃だったもの QPRINT クイック印刷 IntelliCAD 独⾃だったもの RECSCRIPT スクリプト記録 IntelliCAD 独⾃だったもの SCROLLBAR スクロール バー IntelliCAD 独⾃だったもの STOPSCRIPT スクリプト記録終了 IntelliCAD 独⾃だったもの VIEWCTL ダイナミックビューコントロール IntelliCAD 独⾃だったもの WOPEN 新しいウィンドウ IntelliCAD 独⾃だったもの SPELL スペルチェック LISPIDE Lisp エディター 通常のエディタで編集して下さい LISPDEBUG LISP デバッガ 独⾃だったもの DSVIEWER 上空表⽰ 互換性向上のため
☆ 新しい⽇本語⽤ SHX フォントについて
IJCAD 2014 にて Shift-JIS 第 2 ⽔準や機種依存⽂字に対応した⽇本語フォントを新たに搭載しま した。これまでの IJCAD バージョンでは、AutoCAD における ExtFont2.shx や ExtSlim2.shx ExtHalf2.shx に相当するフォントが⽤意されていなかったため、これらのフォントを使⽤した図⾯フ ァイルを開く場合、そのままでは⼀部の⽂字が "?"表⽰になるため、IJCAD2014 以前のバージョン ではインストール時にフォントの設定をして頂く⼿間がありましたが、IJCAD 2014 ではこれらのフ ォント設定は基本的に不要となります。 ⽂字の幅や⾼さも同等の作りになっているので、AutoCAD と IJCAD とのデータ交換時がより簡単 に⾏えるようになります。また、@extfont2ij.shx においては、句読点や括弧など AutoCAD の @extfont2.shx では縦書⽤に回転していない⽂字も回転しているため、縦書の注釈をより⾃然に記⼊ 可能になります。(表⽰⽐較参照) 追加される⽇本語⽤の SHX フォントの詳細は、以下のとおりです。 IJCAD2014 で搭載される新しい⽇本語⽤の SHX フォント AutoCAD における同等のフォント extfont2ij.shx (ビッグフォント) extfont2.shx … extfont2ij.shx と同じもの extfont2.shx @extfont2ij.shx (縦書⽤ビッグフォント) @extfont2.shx … @extfont2ij.shx と同じもの @extfont2.shx extslim2ij.shx (約 2/3 幅のフォント) extslim2ij.shx … extslim2.shx と同じもの extslim2.shx exthalf2ij.shx (約半分幅のフォント) exthalf2ij.shx … exthalf2ij.shx と同じもの exthaflf2.shx これまで通り、IJCAD2014 で他 CAD ⽤の SHX フォントをご利⽤頂くことも可能です。 (個々のフォントの著作・使⽤権はフォントの著作権者にご確認下さい。)
★ 既知の問題 (アップデートにて解消していく予定。 ) 印刷で隠線処理に設定した場合、隠線処理後の印刷スタイル適⽤にならない。 マテリアル関連の動作に未対応。 3D 関連機能使⽤時の表⽰や編集時の動作。 画層コントロールに外部参照図⾯の画層名が表⽰されない。 ダイナミックブロック編集後に CAD が不安定になることがある。 IJCAD 2013 よりパフォーマンスが⼤幅に落ちるケースがある。 (2 値イメージアタッチ時の 3D 視点表⽰など。) ⾃動調整⼨法が ON の状態で、⾃動調整が機能しないケースがある。 レイアウトやブロック図形に対しての⼨法作図など。 INSERTOBJ でリンクした Excel データを編集した際の編集結果が更新されない。 ログファイル機能を ON にしても動作しない。 Layer コマンドで画層状態の復元オプションが動作しない。 ヘルプボタンのクリックで、ヘルプが表⽰されないものがある。 DCL ファイルの color 属性で⾊名が使⽤できない。
環境により Windows 7 64bit 環境で VBA を起動すると CAD が終了する事がある。