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投資環境ウィークリー

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Academic year: 2021

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今週の主要経済指標と政治スケジュール

注)上記の日程及び内容は変更される可能性があります。国名等は7ページの脚注をご参照ください。 出所)Bloomberg等、各種資料より当社経済調査室作成 F o cus

投 資 環 境 ウ ィ ー ク リ ー

経 済 調 査 室

月 火 水 木 金 8/28 29 30 31 9/1 (欧) 独、仏、伊、スペイン首脳会談 (日) 7月 家計調査(実質消費支出、前年比) (米) パウエルFRB理事 講演 (日) 政井日銀審議委員 講演 (日) 4-6月期 法人企業統計調査(設備投資、前年比)  6月:+2.3%、7月:(予)+0.7% (米) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比年率) (日) 7月 鉱工業生産(速報、前月比)  1-3月期:+4.5% (日) 7月 完全失業率  1-3月期:+1.2%  6月:+2.2%、7月:(予)▲0.3%  4-6月期:(予)+8.3%  6月:2.8%、7月:(予)2.8%  4-6月期:(予)+2.7%(1次速報:+2.6%) (米) 7月 個人所得・消費(前月比) (米) 8月 米供給管理協会(ISM)製造業景気指数 (日) 7月 有効求人倍率 (米) 8月 ADP雇用統計  所得 6月:0.0%、7月:(予)+0.3%  7月:56.3、8月:(予)56.5  6月:1.51倍、7月:(予)1.52倍 (民間部門雇用者増減数、前月差)  消費 6月:+0.1%、7月:(予)+0.4% (米) 8月 雇用統計 (米) 6月 S&P コアロジック ケース・シラー住宅価格指数  7月:+17.8万人、8月:(予)+18.8万人 (米) 7月 中古住宅販売仮契約指数(前月比) 非農業部門雇用者増減数(前月差)  (20大都市、前月比)  6月:+1.5%、7月:(予)+0.5%  7月:+20.9万人、8月:(予)+18.0万人  5月:+0.10%、6月:(予)+0.10% (米) 7月 個人消費支出(PCE)デフレーター(前月比) 失業率 7月:4.3%、8月:(予)4.3% (英) 英EU離脱交渉再開  除く食品・エネルギー 平均時給(前年比) 7月:+2.5%、8月:(予)+2.6%  6月:+0.1%、7月:(予)+0.1% (米) 8月 新車販売台数(輸入車含む、年率) (他) 韓国 金融政策決定会合 (印) 4-6月期 実質GDP(前年比)  7月:1,669万台、8月:(予)1,660万台  7日間レポレート:1.25%⇒(予)1.25%  1-3月期:+6.1%、4-6月期:(予)NA (米) NAFTA再交渉 第2回協議(~5日まで) (中) 8月 製造業PMI(国家統計局) (中) 8月 製造業PMI(マークイット) (他) ブラジル 4-6月期 実質GDP(前年比)  7月:51.4、8月:(予)51.3  7月:51.1、8月:(予)51.0  1-3月期:▲0.4%、4-6月期:(予)0.0%

米政治懸念と朝鮮半島を巡る地政学リスクが引き続きリスク資産の重しか

先週は米欧の株価が前週比で反発したものの、朝鮮半島を巡る地政学リスクや 米政治の混乱が意識され、市場は神経質な動きを続けました。週初21日に米韓合 同軍事演習が始まると北朝鮮は「核戦争に向けた無謀な一歩」と批判。しかし、翌 22日に米太平洋軍司令官が「外交的解決を望む」と発言、緊張はやや緩みました。 米政治混乱が続く中、9月末までに暫定予算を成立させ政府機関の閉鎖を回避 できるか、9月末から10月半ばまでに債務上限の引上げか一時停止を行い米国債 のデフォルトを回避できるかに注目が集まります。上下院と大統領を同一政党 (共和党)が占めており、通常なら問題は生じないはず。しかし、今回は共和党内 の分断と大統領と議会共和党との対立が生じており平時とは言えません。先週23 日には、 同大統領がメキシコ国境の「壁」の建設費用確保のために議会への圧力が 必要なら政府閉鎖も辞さないと発言(上下院の共和党指導部はこの考えを否定)。 リスク回避の動きが強まり米欧株価が下落し米10年債利回りは低下しました。 従来と同様、最終的には瀬戸際で合意が成立し最悪の事態が回避されるとみら れるものの、そこに至るまでは大統領による不規則な発言も加わり市場の変動性 が高まるでしょう。大型減税やインフラ投資等への期待は一層低下。9月末にか けて政府機関の閉鎖や米国債のデフォルトが回避されただけでも、市場はこれを 歓迎し、低迷していたリスク資産価格を回復させる可能性が高いでしょう。 政治混乱が続く米国を始め、欧州や主要新興国でも景気は順調に拡大、政治リ スクがくすぶる中でも本格的なリスク回避は起こりづらい模様です。先週の米 ジャクソンホール会議では、イエレン米FRB議長が金融政策見通しに関わる見解 を示さず。タカ派的な発言を警戒した市場には安心感が広まり、米10年債利回り は低下、米ドルが対円・ユーロで下落しました。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁も、 金融刺激策の解除には慎重さが必要と7月の記者会見とほぼ同様の見解を示すに 留まり、先週最大のイベントは無難に終わりました。今週は、米雇用統計や米 ISM製造業景気指数など重要指標をにらみつつ金融政策動向を探る展開となるで しょう。26日には北朝鮮が短距離ミサイル3発を発射するなど、地政学リスクや 米政治リスクは容易に後退せず、当面市場はやや不安定になると予想されます。 ◆米国:1日の米雇用統計(8月)では、平均時給の前年比が+2.6%と前月の+2.5%を 僅かに上回るに留まり、改善する雇用下でも上がらない賃金が確認されるでしょ う。1日のISM製造業景気指数は56.5と前月の56.3より改善すると見込まれるもの の、年内の米利上げへの確信を高めるには至らないと考えられます。 ◆中国:31日の製造業PMI(8月)は51.3と前月の51.4より小幅に鈍化する見込みで す。9月は銀行の譲渡性預金(NCD)の大量償還が控えており短期金利の変動が増す でしょう。当局が市場の動揺を抑え込めるかに注目が集まります。(入村)

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投資環境ウィークリー 2017年8月28日号

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03/4/28 7,607 07/7/9 18,261 02/10/9 7,286 07/10/9 14,164 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000 22,000 24,000 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 (年) 主要国株式:日経平均株価、NYダウ、DAX® (日経平均、円) (NYダウ、ドル) 日経平均株価 (左軸) 03/3/12 2,202 DAX® (右軸) NYダウ (左軸) (DAX®、ポイント) 07/7/16 8,105 09/3/9 6,547 09/3/10 7,054 09/3/9 3,692 2017年8月25日 12,167 21,813 19,452 02/4/1 5.425 03/6/13 3.114 06/6/28 5.245 07/6/12 5.295 02/5/17 5.258 03/6/12 0.435 07/6/13 1.960 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 (年) 主要国金利:日米独の10年国債利回り (%) 米国 日本 ドイツ 07/7/9 4.669 08/12/30 2.055 08/12/30 1.165 10/10/6 0.840 2017年8月25日 2.167 0.380 0.015 07/7/13 168.95 02/1/31 135.20 07/6/22 124.14 02/1/31 0.8593 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 2002 2004 2006 2008 2010 2012 2014 2016 (年) 主要為替相場 (円/ドル、円/ユーロ) ユ ー ロ円相場 (左軸) ト ゙ル円相場 (左軸) (ドル/ユーロ) ユーロ安 ド ル高 ユーロ高 ド ル安 ド ル安 ユーロ安 円高 ド ル高 ユーロ高 円安 ユ ー ロドル相場 (右軸) 2017年8月25日 1.1924 109.36 130.39 08/7/23 169.96 08/7/15 1.6038

直近1週間の株式・長期金利・為替・商品価格

出所)Bloomberg 出所)Bloomberg 出所)Bloomberg 注)使用しているデータは引値、値表示はザラバベースによる。 出所)Bloomberg

金融市場の動向

日経平均 株価 (円) TOPIX (ポイント) 日経ジャス ダック平均 (ポイント) NY ダウ (ドル) S&P500 種指数 (ポイント) ナスダック 指数 (ポイント) ドイツ DAX® (ポイント) 英国 FT100 (ポイント) 差 -17.80 -0.37 +44.58 +139.16 +17.50 +49.12 +2.75 +77.48 日本 米国 ドイツ ドル円 (円/ドル) ユーロドル (ドル/ユーロ) ユーロ円 (円/ユーロ) WTI原油 (ドル/バレル)(ドル/オンス)-0.015 -0.028 -0.034 +0.18 +0.0163 +1.99 -0.64 +6.80 先週末 8月 25日 1,292.50 商品市況:先物価格 7,323.98 7,401.46 先々週末 8月 18日 先週末 8月 25日 8月 18日 先々週末 欧州株 1,285.70 12,167.94 19,470.41 1,597.36 3,334.51 21,674.51 2,425.55 6,216.53 12,165.19 48.51 0.015 2.167 0.380 109.36 1.1924 130.39 47.87 0.030 2.195 0.414 109.18 1.1761 128.40 日本株 米国株 長期金利:10年国債利回り(%) 為替相場 19,452.61 1,596.99 3,379.09 21,813.67 2,443.05 6,265.64 注)使用しているデータの値は、引値ベースによる。値表示は小数点以下切捨て。商品先物価格は期近物。 注)使用しているデータの値は、引値ベースによる。値表示は小数点以下切捨て。 注)使用しているデータの値は、引値ベースによる。

【金利】 年内米利上げを確信できない中で米長期金利は上昇せず

【株式】 地政学リスクや米政治リスクから株価の上値はやや重い

【為替】 米ドル安基調が続き、ユーロや新興国通貨が堅調か

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0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 480 490 500 510 520 530 540 550 560 570 2000 2004 2008 2012 2016 (年) (兆円) 名目GDP (左軸) 全産業経常利益 (右軸) (兆円)

【図1】 生産・雇用は好調維持へ、8月消費は一時的に鈍化か

【図2】 好調な企業収益を背景に株価は上昇余地あり

日本 生産と企業業績は良好、先行き不透明感が払拭すれば株価反発も

注)直近値は在庫指数が2017年6月、実質輸出指数が2017 年7月、鉱工業生産指数が2017年6月までが実績、7月、8月 が生産予測(実現率修正)で延長。 出所)日銀、経済産業省より当社経済調査室作成 注)直近値は2017年6月。 出所)総務省、厚生労働省より当社経済調査室作成 先週の日経平均株価は6週連続の下落となりました。北朝鮮の地政学リスクに僅 かな安堵感がみられる一方で、米政治動向は債務上限問題などにより混迷、また、 米ジャクソンホール会議での欧米中銀総裁の講演を控え、様子見姿勢が強まりま した。今週は一服感のみられる円高がリスク後退から円安反転するかが焦点です。 7月の鉱工業生産の予想は前月比0.3%減(Bloomberg集計)が見込まれています。 しかし、予測調査では8月に大幅な増産が予想され、海外景気拡大による外需好調 を背景に増産基調を維持するとみています(図1左)。また、好調な生産や輸出か ら企業の人手不足はさらに強まるとみられ、有効求人倍率は今後も上昇が予想さ れます(図1右)。生産、雇用が好調ななか消費も堅調が見込まれ、7月の家計調 査実質消費支出は2ヵ月連続前年比増が予想されています。一方、8月は東日本中 心に悪天候が続き消費は一時的な減速が懸念され、消費者態度指数や景気ウォッ チャー調査(家計動向関連)など8月の消費関連指標には要注意です。(小笠) 日本 鉱工業生産、在庫、実質輸出 日本 有効求人倍率と完全失業率 4-6月期の企業決算は東証一部ベースで約7割が上方修正、経常利益は前年同期比 で2割増益となりました。全規模全産業でみても経常利益は過去最高を更新してお り、伸び率は名目GDPを上回っています(図2左)。売上高の改善に加え、原材料 費や販売管理費の抑制が利益率の上昇に寄与しているとみられます。業種別にみ ると電気機器、機械、鉄鋼、化学など輸出関連、素材業種の好調が目立ち、海外 需要の拡大が企業収益の増加につながっている模様です。4-6月期のGDPは内需拡 大が加速しており、内外需の増加が年後半の収益に貢献する見込みです。 日経平均株価は8月8日以降2万円台を割り込み、先週末は19400円台に下落して います。ただ、株価をPERと一株当たり利益(EPS)に分解すると今期の業績予想 は高水準を維持しています(図2右)。PERの低下にある様に北朝鮮情勢や米政権 不安によるリスク回避の進行が下落の要因です。金融市場に安心感が戻ってくれ ば、堅調な企業収益を背景に株価は回復する公算が高いとみています。(向吉) 注)直近値は2017年8月25日。EPSは株価/PERで算出。 出所)日本経済新聞、Bloombergより当社経済調査室作成 注)直近値は経常利益が2017年1-3月期、GDPが同 年4-6月期。季調年率換算値。 出所)財務省、内閣府より当社経済調査室作成 日経平均の予想PERと予想EPS 経常利益と名目GDP 1.51 2.8 1 2 3 4 5 6 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 (倍) (%) (年) 有効求人倍率 (左軸) 完全失業率 (右軸) 80 85 90 95 100 105 110 115 -6 -3 0 3 6 9 12 15 18 2011 2013 2015 2017 (%) (赤2010=100、青2015=100) (年) 実質輸出指数 (右軸) 鉱工業生産指数 (右軸) 在庫指数 (前年比、左軸) 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 2012 2013 2014 2015 2016 2017(年) (倍) ②日経平均予想PER (右軸) ①日経平均予想EPS(左軸) (円) 日経平均株価=①×② (2017/8/25)1417 13.73 (2017/8/25)

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投資環境ウィークリー 2017年8月28日号

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-30 -20 -10 0 10 20 30 2007 2009 2011 2013 2015 2017 (%) (年) 民間部門 公共部門 総合 0 2 4 6 8 10 12 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 2008 2010 2012 2014 2016 (%) (%) (年) 平均時給 (含む管理職、前年比、左軸) 雇用コスト (前年比、左軸) 失業率(右軸) 20 25 30 35 40 45 50 55 60 65 70 2007 2009 2011 2013 2015 2017 (年) 総合 雇用 改善 ↑ ↓ 悪化 30 35 40 45 50 55 60 65 70 1/27 2/27 3/27 4/27 5/27 6/27 7/27 8/27 (%) (月/日) 不支持 支持 注)左図の直近値は雇用コストが2017年4-6月期(四半期)、平均時給と失業率が2017年7月(月次)。 右図の直近値は2017年6月。 米国 建設支出(前年比)

【図1】 続く大統領支持率低下、政権運営混迷の影響を注視

【図2】 経済指標は年内の追加利上げ実施を後押しか

米国 減税政策への期待が再浮上、今週もトランプ政権が相場を左右か

米国金融市場では内政動向に翻弄される展開が続いています。22日に減税のた めの財源確保手段に関して政権と議会共和党が共通見解に達したと報道されると 政策進展への期待が再浮上。株安の流れに歯止めがかかる一因となりました。し かし、続く支持率低下を背景に(図1左)、大統領による議会共和党への批判は激 化し、双方の対立が深刻化。メキシコ国境での壁建設予算を承認しなければ政府 閉鎖も辞さないとの大統領発言をきっかけに、政府閉鎖や債務上限の引上げ失敗 の現実味が意識されはじめ、ドルは依然として安値圏での推移に留まっています。 週末コーン国家経済会議委員長は、30日の税制演説を皮切りに大統領は年内の 法案成立へ向けて注力すると言及。期待が更に高まる一方、議会との対立関係は 収束の糸口をつかめず、9月5日に議会再開を控え、今週も大統領の言動に一喜一 憂する不安定な展開となりそうです。9月1日には8月ISM製造業景気指数が公表さ れ(図1右)、政治混乱による企業の景況感や雇用への影響の有無も注視されます。 25日のジャクソンホール会合における講演にて、イエレンFRB(連邦準備制度 理事会)議長は金融規制強化策の正当性を主張し、緩和への慎重姿勢を提示。金 融政策への言及はされず、ドル売りを支える内容となりました。追加利上げ見通 しへの新たな判断材料は得られず、FOMC(連邦公開市場委員会)9月会合までは、 経済指標やFOMC参加者の発言から政策の先行きを探る展開が継続しそうです。 今週は実質GDP改定値(30日)や雇用統計(9月1日)など、重要指標の発表が 相次ぎ、利上げ見解を二分する物価動向への影響度が高いとされる平均時給が最 大の焦点となりそうです(図2左)。労働需給の逼迫や良好な企業業績から緩やか な上昇率加速が見込まれるだけに、予想を下回れば金利低下・ドル安要因となる可 能性があります。また同日には、7月建設支出も公表されます(図2右)。建設支 出はGDPの約2割を構成し、企業・個人等の幅広い景況感を反映するとされ、民間・ 公共部門ともに伸び率が低下傾向にあり回復を示せるか注目されます。(吉永) 出所) 米労働省、米商務省より当社経済調査室作成 出所)Real Clear Politics、ISMより当社経済調査室作成

米国 雇用コストと 平均時給、失業率 米国 ISM製造業景気指数

注)直近値は左図が2017年8月27日(日次)、右図が2017年7月。

米国 大統領支持率

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投資環境ウィークリー 2017年8月28日号

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-30 -20 -10 0 10 20 0.70 0.75 0.80 0.85 0.90 0.95 2016/1 2016/7 2017/1 2017/7 (英ポンド/1ユーロ) (%) (年/月) (左軸) ユーロ・ポンド (右軸) ユーロ・ポンド騰落率 (2016年6月23日対比) 2016年6月23日 英国民投票 ↑(ユーロ高 英ポンド安)↑ ↓(ユーロ安 英ポンド高)↓ ▲20.9% 0.9255 8月25日 0 10 20 30 40 50 60 2011 2013 2015 2017 (%) (年) S&P500 (VIX) 米10年国債先物 ユーロドル 4.0% 7.7% 11.3% 8月25日

欧州 今週初の金融市場、投資家はリスクテイクを再開か

【図2】 ユーロ高続けばフランス株式には追い風か

【図1】 金利と為替、異なる利上げ見通し

4 5 6 7 8 9 2016/1 2016/7 2017/1 2017/7 仏)BNPパリバ 独)ドイツ銀 仏)ソシエテ・ジェネラル 西)バンコ・ サンタンデール 6.57 2017年 6月8日 5.86 5.43 5.31 4.99 (年/月) ユーロ・英ポンド ■注目のECB(欧州中銀)ドラギ総裁による米ジャクソンホール講演は無風 今週初めの金融市場はひとまずリスクオン再開か 米ジャクソンホールでのECBドラギ総裁、米FRB(連邦準備理事会)イエレン議長 の講演は、予想通り金融政策の次の一手を示唆する言及はなし、しかし自由貿易の 重要性をテーマとしたドラギ総裁の講演は、保守主義志向を強める政治、危機を誘 発する過剰な金融政策に警鐘を鳴らす思慮深い内容でした。もっとも、今週初の金 融市場はひとまず台風一過さながら、米国中心に市場変動率(ボラティリティ)の 低下(図1左)を追い風に世界的にリスク資産は買いムード、特に先週以降やや警戒 感の高まった新興国株式や債券市場への資金流入が再開されるとみています。 ■ユーロ圏短期金利市場と為替市場での異なる見解 米欧金融政策首脳の講演を受け、先週のユーロ・ドルは1ユーロ1.19ドル超えとユー ロ高が進行しています。一方、短期金利市場はむしろECBによる利上げ期待が剥落 (図1右)、やはり足元はユーロ高というよりドル安、米政権の支持率低下が効いて いる模様です。もっとも、こうしたユーロ高は対ドルに限った話ではありません。 ■英ポンドは今後も更なる下落圧力に晒されると予想 ユーロ圏経済の2大貿易相手国の一角である英国(最大は米国)、その通貨ポ ンドは対ユーロで2008年世界同時金融危機時に匹敵する下落圧力に見舞われて います(図2左)。今週再開するEU(欧州連合)との離脱交渉が難航しているた めです。英メイ首相率いる英政府は早期の貿易交渉に入りたいとする一方、EU は貿易交渉を前にまず英国の離脱に伴う費用負担を明確にしたい考えです。 2019年3月の離脱まで実質的な交渉期間はあと約1年余り、英4-6月期実質GDP成 長率は前期比年率+1.3%と、景気モメンタムもいよいよ減速してきました。英ポ ンドは当面、見えない出口を嫌気され下落圧力に晒されると注視しています。 ■ユーロ高はドイツ企業につらく、フランス企業には追い風 対ドル、対英ポンドでのユーロ高は、フランス株式をドイツ株式に対しアウ トパフォームさせるとみています(図2右)。内需主導型経済のフランスにと り、通貨高による輸入物価下落は実質購買力を高めるとみられるためです。今 次局面でのユーロ高はフランス株式を勢いづかせるとみています。(徳岡) ユーロ名目実効為替レートとフランス・ドイツ相対株価 ユーロ短期金利(フォワードレート)とユーロ・ドル 米国 株・債券・為替 市場変動率(ボラティリティ) 0.90 0.91 0.92 0.93 0.94 0.95 0.96 0.97 0.98 0.99 1.00 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 2016/1 2016/7 2017/1 2017/7 (1999年3月=100) (フランス株価指数/ドイツ株価指数) (年/月) (右軸) 相対株価 フランス / ドイツ (左軸) ユーロ 名目実効為替レート ↑フランス株価上昇 ↓ドイツ株価上昇 ↑ユーロ上昇 ↓ユーロ下落 注)直近値は2017年8月25日。将来の短期金利は4年後の 1年ユーロ短期金利、足元の短期金利は1年後1年ユーロ 短期金利。 出所)Bloombergより当社経済調査室作成 出所)Bloombergより当社経済調査室作成 出所)Bloombergより当社経済調査室作成 注)直近値は2017年8月25日。 出所)MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成 1.00 1.05 1.10 1.15 1.20 1.25 1.30 1.35 1.40 1.45 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 利上げ期待は 後退するが ユーロは 上昇 (%) (年) (ドル/1ユーロ) (左軸) 将来の短期金利 と足元の短期金利 の差 (右軸) ユーロ・ドル 1.1924 0.69

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投資環境ウィークリー 2017年8月28日号

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アジア・新興国 タイ:先週のバーツ相場下落は、年初来のバーツ高基調の終わりを意味するのか

出所)タイ商務省、CEICより当社経済調査室作成 出所)タイ銀行(BoT)、CEIC、Bloombergより当社経済調査室作成

【図1】 27ヵ月ぶりの貿易赤字(左)の主因は金輸入の増加(右)

【図2】 バーツ相場上昇(左)をもたらした多額の経常黒字(右)

タイ・バーツが軟調です。先週23日、政府は7月の貿易収支(通関統計)が▲1.9米 ドルと27ヵ月ぶりの赤字に転じたことを公表(図1左)。その直後よりバーツが下落、 対ドルで前日比▲0.3%と多くの新興国通貨が上昇する中で軟調さが目立ちました。 タイ銀行(BoT)がバーツ高への懸念を表明し、同行による介入等への警戒感も浮上。 また、4-6月期の実質GDPは前年比+3.7%と前期の+3.3%より加速しており、今後は 内需とともに輸入が伸び貿易収支が悪化するとの連想も働いたと考えられます。 もっとも、内需の加速に伴う貿易収支の悪化懸念はやや誇張されています。4-6 月期のGDPの伸びは、在庫投資の高い寄与や農林漁業の急伸など一時的な要因に よって加速。7月の輸入の加速は主に変動の大きい金輸入の増加によります。同品 目を除くと、輸入は同+11.4%の伸びに留まり、貿易収支は+10.9億ドルの黒字でし た(図1右)。6-7月の海外からの来訪者は同+7.8%と5月の+4.6%より加速するなど好 調であり、同来訪者の伸びは今後もサービス収支黒字を支えると予想されます。 バーツは年初より先週22日にかけて対米ドルで+7.8%と(図2左)と、主要アジア 通貨最大の上昇率を記録。多額の経常黒字を背景に国際収支が黒字となり(図2右)、 通貨高圧力を生みました。外貨準備(先物を含む)は、今月18日時点で2,244億ドル と年初より267億ドル増加(図2左)。BoTはドル買い介入によって相場上昇の速度を 抑えたものの、相場の上昇そのものを止めるには至らなかった模様です。 BoTが投機的資金への警戒を強める中、海外投資家の一部には資本取引規制へ の懸念も浮上した模様です。しかし、2006年末に短期資金流入によるバーツ高を 懸念した当局が強硬な資本流入抑制策導入した際には金融市場が大きく混乱。同 規制は歴史的な失策として記憶されており、同様の政策がとられる可能性は低い でしょう。もっとも、BoTは投機的な動きを警戒し非居住者バーツ預金への資金 流入の監視を強化しています。経常黒字に伴う通貨高圧力は依然強いものの、当 局の監視等への警戒感から相場上昇の速度は鈍化すると予想されます。(入村) -100 -80 -60 -40 -20 0 20 40 60 80 100 -60 -40 -20 0 20 40 60 2009 2011 2013 2015 2017 輸入 (右軸) 輸出 (右軸) 注) 輸出入: 通関統計 米ドル建て額の前年比、 直近値は2017年7月 貿易収支 (左軸) (億米ドル)輸出入の前年比と貿易収支(月次) (%) (年) -80 -60 -40 -20 0 20 40 60 2009 2011 2013 2015 2017 金貿易収支 その他貿易収支 注) 通関統計。 直近値は2017年7月 (%) 貿易収支(通関統計)の内訳(月次) (年) 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 2,200 2,400 2007 2009 2011 2013 2015 2017 (バーツ/米ドル) 為替相場と外貨準備 広義外貨準備 (先物を含む) 棒: 左軸、 直近値:2017年8月18日 バーツ相場(線:右軸) 直近値: 2017年8月25日 (年) バ ー ツ 高 ↔ バ ー ツ 安 (億米ドル) -80 -60 -40 -20 0 20 40 60 80 100 2009 2011 2013 2015 2017 国際収支(月次) (億米ドル) 経常収支 (a) 資本収支 および 誤差脱漏 (b) 総合収支 (a+b) (年) 注) 直近値は 2017年6月

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出所)Bloomberg等、各種資料より当社経済調査室作成

今週の主要経済指標と政治スケジュール

注) (米)は米国、(日)は日本、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(独)はドイツ、(仏)はフランス、(伊)はイタリア、(加)はカナダ、(豪)はオーストラリア、(中)は中国、(印)はインドをそれぞれ指します。 赤字は日本、青字は米国、緑字はユーロ圏とEU全体、黒字はその他のイベントを表します。経済指標と政治スケジュール、企業決算の日程及び内容は変更される可能性があります。 月 火 水 木 金 8/21 22 23 24 25 (米) 米韓合同軍事演習 (米) トランプ大統領 アリゾナ州で集会 (米) カプラン・ダラス連銀総裁 講演 (米) 7月 中古住宅販売件数(年率) (日) 7月 企業向けサービス価格(前年比) (米) 7月 新築住宅販売件数(年率)  6月:551万件  6月:+0.7%、7月:+0.6% (他) タイ 4-6月期実質GDP(前年比) (独) 8月 ZEW景況感指数  6月:63.0万件、7月:57.1万件  7月:544万件 (日) 7月 消費者物価(総務省、前年比)  1-3月期:+3.3%  現状 7月:+86.4、8月:+86.7 (米) 8月 製造業PMI(マークイット) (米) ジャクソンホール会議(~26日)  総合    6月:+0.4%、7月:+0.4%  4-6月期:+3.7%  期待 7月:+17.5、8月:+10.0  7月:53.3、8月:52.5  除く生鮮 6月:+0.4%、7月:+0.5% (米) 8月 サービス業PMI(マークイット) (日) 7月 消費者物価(日銀、前年比) (他) インドネシア 金融政策委員会(~22日)  7月:54.7、8月:56.9 (英) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比)  除く生鮮食品・エネルギー  7日物リバースレポ金利:4.75%⇒4.50% (欧) ドラギECB総裁 講演  1-3月期:+0.2%  6月:0.0%、7月:+0.1% (欧) 8月 製造業PMI(マークイット)  4-6月期:+0.3%(1次速報:+0.3%) (米) イエレンFRB議長 ジャクソンホールで講演 (他) OPECとOPEC非加盟国  7月:56.6、8月:57.4 (米) 7月 耐久財受注(航空除く非国防資本財、前月比) 主要産油国の合同専門委員会(JTC)会合 (欧) 8月 消費者信頼感指数  6月:0.0%、7月:+0.4%  7月:▲1.7、8月:▲1.5 (独) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比) (独) 8月 製造業PMI(マークイット)  1-3月期:+0.7%  7月:58.1、8月:59.4  4-6月期:+0.6%(1次速報:+0.6%) (独) 8月 ifo景況感指数  7月:116.0、8月:115.9   28 29 30 31 9/1 (米) 7月 卸売売上・在庫(在庫、前月比) (日) 7月 家計調査(実質消費支出、前年比) (日) 7月 商業販売額(小売業、前年比) (日) 政井日銀審議委員 講演 (日) 4-6月期 法人企業統計調査(設備投資、前年比)  6月:+0.7%、7月:(予)+0.3%  6月:+2.3%、7月:(予)+0.7%  6月:+2.2%、7月:(予)+1.0% (日) 7月 鉱工業生産(速報、前月比)  1-3月期:+4.5%、 (日) 7月 完全失業率 (米) パウエルFRB理事 講演  6月:+2.2%、7月:(予)▲0.3%  4-6月期:(予)+8.3% (欧) 独、仏、伊、スペイン首脳会談  6月:2.8%、7月:(予)2.8% (米) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比年率) (米) 7月 個人所得・消費(前月比) (日) 8月 消費者態度指数 (日) 7月 有効求人倍率  1-3月期:+1.2%  所得 6月:0.0%、7月:(予)+0.3%  7月:43.8、8月:(予)43.6  6月:1.51倍、7月:(予)1.52倍  4-6月期:(予)+2.7%(1次速報:+2.6%)  消費 6月:+0.1%、7月:(予)+0.4% (日) 8月 新車登録台数(軽自動車除く、前年比)

(米) 6月 S&P コアロジック ケース・シラー住宅価格指数 (米) 8月 ADP雇用統計 (米) 7月 中古住宅販売仮契約指数(前月比)  7月:▲1.1%、8月:(予)NA

 (20大都市、前月比) (民間部門雇用者増減数、前月差)  6月:+1.5%、7月:(予)+0.5% (米) 7月 建設支出(前月比)  5月:+0.10%、6月:(予)+0.10%  7月:+17.8万人、8月:(予)+18.8万人 (米) 7月 個人消費支出(PCE)デフレーター(前月比)  6月:▲1.3%、7月:(予)+0.5% (独) 9月 GfK消費者信頼感指数 (英) メイ首相来日(~9月1日)  除く食品・エネルギー (米) 8月 米供給管理協会(ISM)製造業景気指数  8月:+10.8、9月:(予)+10.8  6月:+0.1%、7月:(予)+0.1%  7月:56.3、8月:(予)56.5 (仏) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比) (米) 8月 シカゴ購買部協会景気指数 (米) 8月 雇用統計  1-3月期:+0.5% (印) 4-6月期 実質GDP(前年比)  7月:58.9、8月:(予)59.2 非農業部門雇用者増減数(前月差)  4-6月期:(予)+0.5%(1次速報:+0.5%)  1-3月期:+6.1%、4-6月期:(予)NA (中) 8月 製造業PMI(国家統計局)  7月:+20.9万人、8月:(予)+18.0万人 (他) ブラジル 4-6月期 実質GDP(前年比) (英) 英EU離脱交渉再開 (他) 韓国 金融政策決定会合  7月:51.4、8月:(予)51.3 失業率 7月:4.3%、8月:(予)4.3%  1-3月期:▲0.4%、4-6月期:(予)0.0% (伊) 4-6月期 実質GDP(改定値、前期比)  7日間レポレート:1.25%⇒(予)1.25% (他) ブラジル 7月 失業率 平均時給(前年比) 7月:+2.5%、8月:(予)+2.6% (中) 8月 製造業PMI(マークイット)  1-3月期:+0.4% (米) 8月 新車販売台数(輸入車含む、年率)  6月:13.0%、7月:(予)13.0% (米) 8月 ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)  7月:51.1、8月:(予)51.0  4-6月期:(予)+0.4%(1次速報:+0.4%)  7月:1,669万台、8月:(予)1,660万台 (米) NAFTA再交渉 第2回協議(~5日まで)  7月:93.4、8月:(予)97.3(速報値:97.6) 3 5 6 7 8 (他) BRICS首脳会談 (米) 7月 製造業受注 (日) 7月 現金給与総額 (日) 7月 景気動向指数 (日) 4-6月期 実質GDP(2次速報) (日) 7月 経常収支 4 (日) 8月 銀行貸出

(米) Labor Day(労働者の日) (米) 連邦議会再開 (米) 7月 貿易収支 (欧) 欧州中央銀行(ECB)理事会 (日) 8月 景気ウォッチャー調査

(米) 7月 卸売売上・在庫 (欧) 4-6月期 実質GDP(確報) (米) 8月 米供給管理協会(ISM) 非製造業景気指数 (独) 7月 鉱工業生産 (米) 7月 消費者信用残高 (仏) 7月 鉱工業生産 (他) ブラジル 7月 鉱工業生産 (米) ベージュブック(地区連銀経済報告) (英) 7月 鉱工業生産 (中) 8月 貿易統計 (豪) 金融政策決定会合 (豪) 4-6月期 実質GDP 9 (中) 8月 消費者物価 (中) 8月 生産者物価 先     週 今     週 来     週

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投資環境ウィークリー 2017年8月28日号

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