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IRUCAA@TDC : Influence of proximal supportive design of zirconia framework on fracture load of veneering porcelain

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Influence of proximal supportive design of zirconia

framework on fracture load of veneering porcelain

Author(s)

岡林, 茂慶

Journal

歯科学報, 114(1): 70-71

URL

http://hdl.handle.net/10130/3247

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 ジルコニアフレームによるオールセラミッククラウンでの失敗の多くは前装陶材のチッピングによるもの で,その多くは隣接面でのチッピングである。チッピング防止にはジルコニアフレームに舌側や咬合面にサ ポートを付与することが重要と報告されている。しかし隣接面サポートの形状に関しての報告はない。そこで 本研究は,ジルコニアフレームのオールセラミッククラウン隣接面に着目し,隣接面部のサポート形状が破壊 荷重に及ぼす影響を検討した。 2.研 究 方 法 前装陶材のサポート形状として曲率半径 R=0.5,1.0,1.5,2.0mm(以下 R-0.5,R-1.0,R-1.5,R-2.0)の 異なる幅を付与した金型を製作した。金型の大きさは上顎第一小臼歯の歯冠形態により決定した。その金型を CAD/CAM にてスキャンし,ジルコニアフレームを製作した。前処理後,前装陶材をジルコニアフレームに 築盛用金型を用いて築盛,焼成を行い試料とした。前装陶材部分はサポート形状最下点の試料上面より2mm 外側に張り出す形態とした。また,この試料と同一形態で前装陶材のみで築盛,焼成された試料を15個製作し た(以下 FP)。これらを固定用金型に設置し,万能材料試験機にて破壊荷重の計測を行った。荷重点はフレー ムサポート形状最下点直上のグループ(以下直上荷重:A),フレームサポート形状最下点直上から0.5mm 内 側のグループ(以下内側荷重:I),フレームサポート形状最下点直上から0.5mm のグループ(以下外側荷重: O)の3グループとした。試料はそれぞれのサポート形状で各5個作製した。クロスヘッドスピード0.5mm/ min で破壊するまで負荷し測定した。その後,試料破断面の観察を行った。統計処理は一元配置分散分析の 後,Fisher の最小有意差法を用いた。 3.研究成績および結論 荷重点が直上荷重(A)の破壊荷重の平均値は614.9N∼1415.2N であった。統計分析では,R-0.5-A と

FP-A,R-1.0-A と R-1.5-A,R-2.0-A のグループ間に有意差が認められた(p<0.05)。

荷重点が内側荷重(I)の破壊荷重の平均値は913.1N∼1414.3N であった。統計分析では R-1.0-I,R-1.5-I と R-2.0-I,FP-I のグループ間で有意差を認めた(p<0.05)。 荷重点が外側荷重(O)の破壊荷重の平均値は551.6N∼637.0N であった。統計分析ではどの群においても有 氏 名(本 籍) おか ばやし しげ のり

(高知県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1992 号(甲第1233号) 学 位 授 与 の 日 付 平成25年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Influence of proximal supportive design of zirconia framework on fracture load of veneering porcelain

掲 載 雑 誌 名 Dental Materials Journal 第32巻 4号 1−6頁 2013年4月

論 文 審 査 委 員 (主査) 小田 豊教授 (副査) 櫻井 薫教授 佐藤 亨教授 山下秀一郎教授 吉成 正雄教授 歯科学報 Vol.114,No.1(2014) 70 ― 70 ―

(3)

意差は認められなかった(p<0.05)。 試料破断面のマイクロスコープ像では内側,直上荷重の R-0.5,R1.0において試料の多くは界面破壊像を呈 した。R-2.0はサポート部付近のみでジルコニアが露出する傾向であった。一方,外側荷重の試料においては R-0.5,R-1.0,R-1.5,R2.0の全てにおいて凝集破壊が観察された。 SEM 観察では,破壊の波及方向を示すハックルラインが荷重点からサポート部辺縁に向かい放射状に波及 していた。荷重点が外側の場合,サポート部前装陶材が残存し,荷重点側を中心とする円弧上のリブマークを 持つ試料が観察された。 本実験において,サポート部直上とサポート部内側の荷重ではサポート形状の曲率半径が大きいと高い破壊 荷重を示した。よってサポート形状の違いは破壊荷重に影響を与えた。一方,サポート部外側の荷重ではサ ポート形状の曲率半径の大きさは破壊荷重に影響しなかった。 論 文 審 査 の 要 旨 ジルコニアフレームによるオールセラミッククラウンが普及してきたが,前装陶材のチッピングが従来のメ タルセラミックスより発生し易いとの指摘がある。チッピングの発生を減少するための方策として,これまで にジルコニアフレームのデザインに関する検討が行われてきたものの,隣接面部のサポート形状について検討 された報告が見当たらない。そこで,本研究では隣接面に着目し,隣接面部のサポート形状と荷重点が破壊荷 重に及ぼす影響を検討し,破壊荷重はサポート形状の曲率半径が大きい場合に大きくなること,および荷重点 の位置が影響することを報告したものである。 本審査委員会では,本研究の妥当性や得られた結果の解釈と意義などを中心に以下のような質疑が行われ た。⑴論文の主目的はサポート形状か荷重点のどちらなのか,⑵なぜ隣接面を想定し検討したのか,⑶今回の 試料形態はどのように決定したのか,などの質問があった。これらの質問に対する回答として,⑴本研究では サポート形状によるチッピングの防止を目的としており,荷重点は咬合条件を想定した,⑵臨床では前装部の チッピングが隣接面にも多く認められるにもかかわらず,隣接面部のサポートについては明らかにされていな いので,隣接面部のサポート形状を想定した,⑶審美修復として臨床応用され,チッピングへの対応が望まれ る上顎第一小臼歯の形態をモデルとした,などと説明された。 また,破壊の様式について典型的な破壊像の描記の追加をはじめとして,実験条件のより詳細な記載,統計 処理の記載,さらにその他用語の表現,英文表記,図の追加,など修正すべき点の指摘と要望がなされた。こ れらに関しては後日修正が行われ,再確認された。 以上より,本研究で得られた結果は,今後の歯学の進歩,発展に寄与するところ大であり,学位授与に値す るものと判定した。 歯科学報 Vol.114,No.1(2014) 71 ― 71 ―

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