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速報!  平成27年度税制改正セミナー

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(1)

【ご注意】本レジュメは、平成29年12月22日に閣議決定された「平成30年度税制改正の大綱」をもとに作成し

速報!平成30年度税制改正

(2)

目 次

【第1章 個人所得課税】

■1-1 給与所得控除・公的年金等控除から基礎控除にシフト ■1-2 給与所得控除の見直し ■1-3 公的年金等控除の見直し ■1-4 基礎控除の見直し ■1-5 基礎控除の引上げ及び給与所得控除の引下げに伴う調整措置

【第2章 資産課税】

■ 2-1-1 現行の事業承継税制の問題点 ■ 2-1-2 新たな事業承継税制の特例の創設 ■ 2-1-3 特例後継者、特例認定承継会社、特例承継計画とは? ■ 2-1-4 承継パターンの拡大 ■ 2-1-5 経営環境の変化を示す一定の要件とは? ■ 2-1-6 減免額の計算方法(原則) ■ 2-1-7 減免額の計算方法(特例) ■ 2-2-1 一般社団法人等を活用した相続税の回避事例の問題点 ■ 2-2-2 一般社団法人等に対して贈与等があった場合の 贈与税等の課税の見直し ■ 2-2-3 特定の一般社団法人等に対する相続税の課税 ■ 2-3 土地の相続登記に対する登録免許税の免税措置の創設 ■ 2-4 特定の美術品に係る相続税の納税猶予の創設 ■ 2-5 農地等に係る納税猶予制度の見直し ■ 2-6 小規模宅地等の特例の見直し

【第3章 法人課税】

■ 3-1 所得拡大促進税制の見直し(大企業) ■ 3-2 租税特別措置の適用要件の見直し(大企業) ■ 3-3 申告書の電子情報処理組織による提出義務の創設(大企業) ■ 3-4 情報連携投資等の促進に係る税制の創設 ■ 3-5 所得拡大促進税制の見直し(中小企業) ■ 3-6 生産性向上の実現に向けた中小企業者等の 固定資産税の軽減措置 ■ 3-7 中小企業等経営力向上計画の認定事業者の合併等による 不動産の移転登記の軽減

【第4章 消費課税】

■ 4-1 国際観光旅客税(仮称)の創設 ■ 4-2 たばこ税率の引上げ ■ 4-3 加熱式たばこの課税方式の見直し

(3)

第1章 個人所得税

(4)

1-1 給与所得控除・公的年金等控除

から基礎控除にシフト

〈個人所得課税の見直し〉 様々な形で働く人を応援するため、特定の収入のみ適用される給与所得控除や公的年金控除から、どのような所得に でも適用される基礎控除に、負担の比重が移行されます。 学生 サラリーマン 年金生活

人生100年を生きる時代 〈改正の背景〉 経済社会の著しい構造変化の中で、働き方が様々な面で多様化しています。 かつては、「学校卒業後、1つの会社で定年まで勤めあげ、年金生活に入る」といったライフコースが典型的で、現 在は特定の企業や組織に属さず専門分野の能力等を活かしてフリーランスとして業務単位で仕事を請け負う、子育て をしながら会社員時代に培った技能を活かして在宅で仕事を請け負う、高齢者が長年培った能力や経験を活かし業務 単位の仕事の請負や起業支援等の形で活躍するなど、多様な働き方が増えつつあります。 人生100年を生きる時代には、さらにこうした傾向が強まることが想定されます。 在宅 働くお年寄り 業務請負 典型的なライフコース

(5)

1-2 給与所得控除の見直し

(1)給与所得控除の見直し 〈見直しのポイント〉 (1)給与所得控除の見直し ①控除額を一律10万円引き下げる。 ②給与所得控除の上限額が適用される給与等の収入金額を850万円、その上限額を195万円に引き下 げる。 ※平成32年分以降の所得税について適用されます。 (2)所得金額調整控除 給与等の収入金額が850万円を超える者一定の場合には、負担増を生じさせない措置が講じられる。 (2)所得金額調整控除 給与等の収入金額 給与所得控除額 改正前 改正後 162.5万円以下 65万円 55万円 162.5円超 180万円以下 収入金額×40% 収入金額×40%-10万円 180万円超 360万円以下 収入金額×30%+18万円 収入金額×30%+8万円 360万円超 660万円以下 収入金額×20%+54万円 収入金額×20%+44万円 660万円超 850万円以下 収入金額×10%+120万円 収入金額×10%+110万円 850万円超 1,000万円以下 195万円(上限額) 適用条件 給与等の収入金額>850万円 + (ア)本人が特別障害者に該当する (イ)23歳未満の扶養親族を有する (ウ)特別障害者である同一生計配 偶者、又は扶養親族を有する 給与所得の金額からの控除額 (給与等の収入額-850万円)×10% ※1,000万円を超える場合には1,000 万円。当該控除は年末調整において 適用できる

(6)

雑所得以外の所得に かかる合計所得金額 定額控除 (50万円控除後の公的年金等の収入金額)定率控除 最低保証額

1,000万円以下

40万円

360万円以下の部分

25%

360万円超720万円以下の部分15%

720万円超950万円以下の部分 5%

65歳未満 60万円 65歳以上 110万円

1,000万円超

2,000万円以下

30万円

65歳未満 50万円65歳以上 100万円

2,000万円超

20万円

65歳未満 40万円65歳以上 90万円

1-3 公的年金等控除の見直し

〈見直しのポイント〉 ① 控除額を一律10万円引き下げる。 ② 公的年金等の収入金額が1,000万円超の控除額に、195万5千円の上限を設ける。 ③ 公的年金等に係る雑所得以外の所得にかかる合計所得金額が、1,000万円超2,000万円以下の場 合の控除額を、上記①及び②の見直し後の控除額から更に一律10万円2,000万円超の場合の 控除額を上記①及び②の見直し後の控除額から更に一律20万円、それぞれ引き下げる。 ※平成32年分以降の所得税について適用されます。

【公的年金等控除額】

定額控除及び定率控除の合計額 ※合計額が最低保証額未満の場合は最低保証額

(7)

1-4 基礎控除の見直し

【改正後の基礎控除額】

〈見直しの趣旨〉 「1億総活躍社会」を作り上げるにあたり「働き方改革」を後押しする観点から、個人所得課税について 給与所得控除・公的年金等控除の制度の見直しを図りつつ、一部を基礎控除に振り替える対応を行う。 〈改正のポイント〉 基礎控除額を現行38万円から一律10万円引き上げ、同時に合計所得金額が2,400万円を超える個人に ついては、その金額に応じて控除額が逓減し、2,500万円超控除額が消滅するように調整する。 ※平成32年分以降の所得税について適用されます。 48万円 ① 32万円 ② 16万円 ③ 2,400万円 2,450万円 2,500万円 基 礎 控 除 額 《納税者本人の所得に応じて基礎控除額が逓減》 改正前 38万円

合計所得金額

控除額

2,400万円以下

48万円

2,400万円超2,450万円以下

32万円

2,450万円超2,500万円以下

16万円

2,500万円超

適用なし

(8)

1-5 基礎控除の引上げ及び給与所得控除

の引下げに伴う調整措置

基礎控除の10万円の引上げ、給与所得控除の10万円の引下げに伴い、各種控除対象となる親族等の合計所 得金額要件10万円引き上げられます。 各種控除 改正内容 改正前 改正後 配偶者控除 控除できる同一生計配偶者の合計所得金額要件の引上げ 38万円以下 48万円以下 扶養控除 合計所得金額要件の引上げ控除ができる扶養親族の 38万円以下 48万円以下 配偶者特別控除 合計所得金額要件の引上げ控除ができる配偶者の 38万円超123万円以下 48万円超133万円以下 青色申告特別控除 正規の簿記の原則 青色申告特別控除額の10万円引下げ 65万円 55万円 青色申告特別控除 正規の簿記の原則 (電子帳簿保存・電子申告) IT推進のために、いったん10万円 引下げた控除額を10万円引上げ 65万円 65万円 家内労働者等の 事業所得等の 所得計算の特例 家内労働者等の必要経費 最低保証額の引下げ 65万円 55万円 ※平成32年分以降の所得税について適用されます。

(9)

主な要件

問題点

1

発行済議決権株式総数の最大3分の2が対象 特例制度が利用できる株式数に制限がある

2

相続の場合取得した株式に係る納税猶予の割合80% 贈与の場合は、全額納税猶予されるのに対し、相続の場合は全額猶予されない

3

事業承継後5年間、平均8割の雇用の維持が必要 経営環境の変化に対応した猶予規定がない

4

会社を譲渡(M&Aなど)・解散した場合は、猶予された相続税・贈与税を遡って全額納付する必要が ある 譲渡・解散した時に株価が下がっていても、 承継時の株価による猶予税額を納付しない といけない

5

先代経営者(1人)から後継者(1人)へのみ相続・贈与 株式を 株式保有者が複数人に分かれている場合、株式を後継者に集めることができない

2-1-1 現行の事業承継税制の問題点

【概要】 事業承継税制とは、後継者が経済産業大臣の認定を受けた非上場会社の株式等を先代経営者から相続 又は贈与により取得した場合において、相続税・贈与税の納税が猶予される特例制度です。先代後継 者や後継者の死亡等により、猶予税額が免除されます。

(10)

2-1-2 新たな事業承継税制の特例の創設

現行 改正案 発行済議決権株式等の最大3分の2 取得した全株式が対象 納 税 猶 予 税 額 納税猶予税額の80% (相続の場合) 全額 雇 用 維 持 要 件 承継後5年間(経営承継期間)について平均8割の雇用維持が必要 雇用維持要件を弾力化 (平均8割を満たせず、かつ、経営悪化している場合など について、その理由を記載した書類(認定経営革新等支援 機関の意見が記載されたもの)を都道府県に提出すれば納 税猶予は継続) 承継パターンの拡大 先代経営者(のみ 1人)から後継者(1人) ①複数人(代表者以外の者を含む)から 特例後継者への承継も適用対象 ②先代経営者から複数(3名まで)への 承継も適用対象 相続時精算課税制度 の適用対象者 贈与者:贈与をした年の1月1日に おいて60歳以上の父母 受贈者:同日において20歳以上の者 のうち、贈与者の直系卑属等 贈与者(贈与の年の1月1日において60歳以上)の 推定相続人以外の者(同日において20歳以上) の特例後継者も適用を受けることが可能 会社を譲渡(M& A 等)・解散した場合 猶予された相続税・贈与税を全額納付 譲渡・解散した時点の株式価値で税額を再計算 して差額を減免 「特例後継者」が「特例認定承継会社」の代表権を有していた者から、平成30年1月1日から平成39年 12月31日までの間に贈与又は相続若しくは遺贈により「特例認定承継会社」の非上場株式を取得した 場合には、現行の制度によらず、下記のとおり改正されます。

(11)

特例認定承継会社の特例承継計画に記載された当該特例認定承継会社の代表権を有する後継者(※1)で あって、当該同族関係者のうち、当該特例認定承継会社の議決権を最も多く有する者(※2)をいいます。

2-1-3 特例後継者、特例認定承継会社、

特例承継計画とは?

平成30年4月1日から平成35年3月31日までの間に特例承継計画を都道府県に提出した会社で、中小企業 における経営の承継の円滑化に関する法律第12条第1項の認定を受けたものをいいます。

(1) 特例後継者(仮称)

(2) 特例認定承継会社(仮称)

(3) 特例承継計画(仮称)

認定経営革新等支援機関の指導及び助言を受けた特例認定承継会社が作成した計画であって、当該特例認 定会社の後継者、承継時までの経営見通し等が記載されたものをいいます。 (※1)同族関係者と合わせて当該特例認定承継会社の議決権の過半数を有する者に限ります。 (※2)当該特例承継計画に記載された当該後継者が2名又は3名以上の場合には、当該議決権数において、 (※2)それぞれ上位2名又は3名の者(当該総議決権数の10%以上を有する者に限る。)

(12)

2-1-4 承継パターンの拡大

●事業承継税制の適用対象者の拡大

「先代経営者」 現行 「後継者」 複数人からの承継 複数人への承継 「先代経営者」 「後継者」 「後継者」 「後継者」 「先代経営者」 「先代経営者の 配偶者(例)」

●相続時精算課税制度の適用対象者の拡大

特例後継者が贈与者の推定相続人以外の者(その年の1月1日において20歳以上である者に限る。) であり、かつ、その贈与者が同日において60歳以上の者である場合には、相続時精算課税の適用を 受けることができる。 先代経営者1人から、後継者1人 への承継のみを適用対象とする。 複数人から特例後継者への承継も適用 対象とする。 複数名(最大3名)への承継も適用 対象とする。 特例

(13)

2-1-5 経営環境の変化を示す

一定の要件とは?

経営環境の変化を示す一定の要件を満たしていれば、特例承継期間経過後に、特例認定承継会社の 非上場株式を譲渡するとき、特例認定承継会社が合併により消滅するとき、または、特例認定承継会社 が解散をするとき等の、納税猶予税額が免除されることになります。 指標 原則 特例 (※判定時期の特例) 利益金額 直前の事業年度終了の日以前3年間のうち2年以上、特例認定承継会社が赤字 直前の事業年度終了の日のち2年以上、特例認定承継会社が赤字1年前の日以前3年間のう 売上高 直前の事業年度終了の日以前3年間のうち2年以上、特例認定承継会社の売上高が、その年の前年の売上高 に比して減少 直前の事業年度終了の日の1年前の日以前3年間のう ち2年以上、特例認定承継会社の売上高 が、その年 の前年の売上高に比して減少 負債の額有利子 直前の事業年度終了の日における特例認定承継会社の 有利子負債の額が、その日の属する事業年度の売上高 の6月分に相当する額以上 直前の事業年度終了の日の1年前の日における特例認 定承継会社の有利子負債の額が、その 日の属する事 業年度の売上高の6月分に相当する額以上 上場会社の株価 特例認定承継会社の事業が属する業種に係る上場会社の株価(直前の事業年度終了の日以前1年間の平均) が、その前年1年間の平均より下落 特例認定承継会社の事業が属する業種に係る上場会 社の株価(直前の事業年度終了の日の1年前の日以前 1年間の平均)が、その前年1年間の平均より下落 その他 特例後継者が特例認定承継会社における経営を継続しない特段の理由がある(解散の場合を除く) - 納税猶予額の免除を受けるためには下記の要件のいずれかを満たす必要があります。 また、「譲渡」 「合併」 「解散等」の時期によっては、特例の要件で判定することができます。 ※判定時期の特例⇒譲渡等が直前の事業年度終了の日から6月以内(下記4については1年以内)に行われた場合

(14)

2-1-6 減免額の計算方法(原則)

譲渡、合併、解散時に再計算した贈与税額等と直前配当等の額との合計額が当初の納税猶予税額

を下回る場合、その差額については免除されることになります。

※再計算した贈与税等 1.譲渡、合併の場合⇒譲渡若しくは合併の対価の額を基に再計算 2.解散の場合⇒解散の時における株式の相続税評価額を基に再計算 ※直前配当等の額 譲渡等の前5年間に特例後継者及びその同族関係者に対して支払われた配当及び過大役員給与等に相当する額 ※再計算した贈与税額等と直前配当等の額との合計額 合併の対価として交付された吸収合併存続会社等の株式の価額に対応する贈与税額等を除いた額とし、当初の 納税猶予税額を上限とする。

<贈与・相続時> <譲渡・合併・解散時> 特例承認期間(5年) 経過後 免除される額 当初の納税猶予税額 再計算後の納付金額 (税額+直前配当等の額) 譲渡又は合併の対価の額 又は 解散時の相続税評価額 (当該譲渡又は合併の時の相続税 評価額の50%に相当する額を下限)

(15)

2-1-7 減免額の計算方法(特例)

※再計算した贈与税等 実際の譲渡又は合併の対価の額を基に再々計算 ※再々計算した贈与税額等と直前配当等の額との合計額 合併の対価として交付された吸収合併存続会社等の株式の価額に対応する贈与税額等を除く ※譲渡又は合併後2年を経過する日における一定の要件を満たす場合 ⇒下記のいずれも満たす必要があります。 1.譲渡後の特例認定承継会社又は吸収合併存続会社等の事業が継続していること 2.特例認定承継会社の譲渡又は合併時の従業員の半数以上の者が雇用されていること

担保の提供を条件に、譲渡又は合併時に再計算した納付金額は一旦猶予され、譲渡又は合併後2年を 経過する日において、一定の要件を満たす場合には、再々計算した贈与税額等と直前配当等の額

との合計額が再計算した猶予金額を下回る場合、その差額については免除されることになります。

<贈与・相続時> <譲渡・合併時> <譲渡・合併後2年経過時> 2年を経過 免除される額(第2段階) 再々計算後の納付金額 (税額+直前配当等の額) (税額+直前配当等の額) 特例承認期間 (5年)経過後 当初の納税猶予税額 免除される額(第1段階) 再計算後の納付金額 ⇒猶予金額 額× 50 (譲渡又は合併の対価の額<その時の株式の相続税評価額の50%相当額の場合)

(16)

2-2-1 一般社団法人等を活用した

相続税の回避事例の問題点

一般社団法人の特徴

①株式会社のような

株式の持分という概念がない

登記だけで設立

できる

代表権を譲り渡すのみ

で、一般社団法人が保有する不動産等の資産を次世代に承継できる

相続税がかからない

※①にて、個人から一般社団法人に

贈与・遺贈をした場合

に、贈与税または相続税が不当に

減少する結果となるときは、

一般社団法人を個人とみなして贈与税・相続税が課税

されます。

一般社団法人

理事(役員)となり支配

①資産を一般社団法人に移転

③相続税なしで支配権を子供に承継できる

(17)

2-2-2 一般社団法人等に対して贈与等が

あった場合の贈与税等の課税の見直し

公益社団法人等、非営利営利型法人等を除いた一般社団法人及び一般財団法人が、以下の全て の要件を満たすこと。 1 運営組織が適正であるとともに、役員等に占める親族等の割合が1/3以下である旨を定款 等で定めていること。 2 当該法人に財産の贈与もしくは遺贈をした者等に対し、特別の利益を与えないこと。 3 当該法人が解散した場合に、その残余財産が国等に帰属する旨の定めが定款等にあること。 4 当該法人につき法令に違反する事実や、公益に反する事実等がないこと。

個人から一般社団法人に贈与・遺贈をした場合

に、贈与税または相続税が不当に減少する結果

となるときは、

一般社団法人を個人とみなして贈与税・相続税が課税される

ことになりますが、

その要件が明確

になりました。

「贈与税または相続税が不当に減少する結果」と

ならない

場合とは?

※現行では、

申告時までに上記の要件を満たせば、

「贈与税または相続税が不当に減少する

結果」と

ならない

など、

判定の時期等に曖昧な部分があった

ため、

要件のいずれかを満た

さない場合に課税する

ものとして、

規定が明確化

されました。(平成30年4月1日以後

の贈与、遺贈に適用)。

(18)

2-2-3 特定の一般社団法人等に対する

相続税の課税

(※1)特定一般社団法人等とは、相続開始の直前における同族役員数の総役員数に占める割合が2分の1を超え る、もしくは相続開始前5年以内において、同族役員数の総役員数に占める割合が2分の1を超える期間の 合計が3年以上ある一般社団法人等をいう。 (※2)同族役員とは、一般社団法人等の理事のうち、被相続人、その配偶者又は3親等内の親族その他当該被相 続人と特殊の関係がある者(被相続人が会社役員となっている会社の従業員等)をいう。 (※3)上記の改正は、平成30年4月1日以後に開始した相続に係る相続税について適用する。 ただし、同日前に設立された一般社団法人等については、平成33年4月1日以後の役員の相続に係る相続 税について適用する(平成30年3月31日以前の期間は、※1に定める2分の1の期間に含まれない。)

例:純資産額が2億円、同族役員が4名なら、5,000万円が課税対象となる

特定一般社団法人等

理事(役員)として支配

特定一般社団法人等(※1)の理事(相続開始前5年以内に理事であった者を含む)が死亡し た場合には、特定一般社団法人の純資産額を被相続人を含む同族役員(※2)の人数で割った金 を課税対象として、その法人に相続税が課税されるようになります。

死亡

相続税が課税!

(19)

相続登記を促進する観点から、相続登記に係る登録免許税を免税とする特例措置が創設されました。 被相続人が前の相続時に所有権移転登記をしないまま亡くなった場合に、その相続人が平成30年4月 1日から平成33年3月31日までの間に、被相続人を登記名義人とするために行う相続登記の際の登録 免許税が免税になります。

新設!

2-3 土地の相続登記に対する

登録免許税の免税措置の創設

●登録免許税が免税になるケース

祖父

登録免許税

免税

孫が祖父名義のまま の自宅を父名義に相 続登記する場合

自宅

一次相続

免税

二次相続

課税

(20)

2-4 特定の美術品に係る相続税の

納税猶予の創設

文化財保護法の改正を前提に、個人が一定の美術館と特定美術品(仮称)の長期寄託契約を締結し、文化財保 護法に規定する保存活用計画(仮称)の文化庁長官の認定を受けて特定美術品を寄託した場合、その特定美術 品に係る課税価格の80%に対応する相続税の納税が猶予されます(担保の提供が必要となります)。 「保存活用計画」の策定

更新 更新 保存活用計画・長期寄託契約を継承

相続税・贈与税

猶予

3年毎に 報告 長期寄託契約

・重要文化財

・登録有形文化財

(美術工芸品)

※文化財保護法の改正と同時に実地予定 美術品・文化財の次世代への確実な承継と公開・活用を目的に、美術館等に寄託・公開された 重要文化財・登録有形文化財(美術工芸品) について、相続税の納税猶予の特例が創設されます。

新設!

美術館等

(21)

2-5 農地等に係る納税猶予制度の見直し

(1)相続税の納税猶予制度の見直し

1.次に掲げる貸付けがされた生産緑地についても納税猶予が適用できるようになります。 ① 都市農地の貸借の円滑化に関する法律(仮称)に規定する認定事業計画に基づく貸付け ② ①の法律に規定する特定都市農地貸付けに供されるための貸付け ③ 特定農地貸付法の規定により地方公共団体や農業協同組合が行う特定農地貸付けに供されるため の貸付け ④ 特定農地貸付法の規定により地方公共団体や農業協同組合以外のものが行う特定農地貸付け (その者が所有する農地で行う貸付けで、①の法律に規定する協定に準じた貸付協定を締結して いるものに限る)のための貸付け 2.三大都市圏の特定市以外の地域内の生産緑地について、営農継続要件を20年から終身とします。 ②③④は いわゆる市 民農園とし ての貸付け ※①の法律の施行日以後に、相続又は遺贈について取得する農地に係る相続税について適用されます。 同日前に相続税の納税猶予を受けている人は選択により上記1.の適用ができ、その場合には、上記2.も 適用されます。

(22)

3.納税猶予が受けられる特例農地等の範囲に、特定生産緑地及び三大都市圏の特定市の 田園住居地域内の農地が加えられます。 4.特定生産緑地の指定又は指定期限の延長がされなかった生産緑地については、既に受けて いる納税猶予に限り、その猶予が継続できます。 ※田園住居地域は都市計画で決定

(2)贈与税の納税猶予制度の見直し

※特定生産緑地とは生産緑地指定から30年を経過する平成34年において買取の申し出を10年延長 した生産緑地をいいます。以後指定期限は10年ごとに更新されます。 贈与税の納税猶予制度については、上記3.と4.が適用されます。

(1)相続税の納税猶予制度の見直し(つづき)

2-5 農地等に係る納税猶予制度の見直し

(23)

2-6 小規模宅地等の特例の見直し

見直し内容 改正前 改正案 適用時期 特定居住用宅地等 の家なき子特例 別居親族の対象者 要件 宅地等を取得する親族について、 下記①、②の要件を満たすこと ①その親族が相続開始前3年以 内にその者又はその者の配偶者 の所有する家屋に居住したこと がない者 ② その被相続人の配偶者又は 同居親族で被相続人の法定相続 人に該当する者がいないこと 改正前要件に下記①、②を追加 ①相続開始前3年以内に、その者の 親等内の親族又はその者と特別の関係 のある法人が所有する国内にある家屋 に居住したことがない者 ② 相続開始時において居住の用に供し ていた家屋を過去に所有していたこと がない者 平成 30 年4月 1日以後の相続 又は遺贈に適用 貸付事業用宅地等の 範囲 被相続人等の貸付事業の用に供された宅地等 改正前の範囲から下記を適用外とする 相続開始前3年以内に貸付事業の用に 供された宅地等※1 平成 30 年4月 1日以後の相続 又は遺贈に適用 ※2 小規模宅地等の特例のうち特定居住用宅地等(家なき子特例)の対象者・貸付事業用宅地等の範囲の 適正化が行われます。 (※1) 相続開始前3年を超えて事業的規模で行う貸付事業を除く。 (※2) 同日前から貸付事業の用に供されている宅地等には適用しない。

(24)

第3章 法人課税

第4章 消費課税

(25)

3-1 所得拡大促進税制の見直し(大企業)

所得拡大促進税制について、大企業(資本金1億円超)については要件の見直しが行われた上で税額控除が拡充されます。 【適用期限は平成32年度末】 (地方税の付加価値割の課税標準からの控除においても同様の見直しが行われます。) 現行要件 税額控除 ①(雇用者給与等支給額 - 基準雇用者給与等支給額) / 基準雇用者給与等支給額 ≧ 一定割合(2~5%) 左記①~③要件を満たす場合 給与等支給額の増加額の10%を税額控除 前年度からの増加分は12%の税額控除 (法人税額の10%が上限) ② 雇用者給与等支給額 ≧ 前事業年度の雇用者給与等支給額 ③ (平均給与等支給額-比較平均給与等支給額) /比較平均給与等支給額>2% 改正要件 税額控除 ① (平均給与等支給額-比較平均給与等支給額) /比較平均給与等支給額≧3% 左記①及び②の2要件を満たす場合給与等支給額の前年度からの増加額の15%を税額控除 さらに、左記③の要件も満たす場合 人的投資に積極的な企業は20%の税額控除 (法人税額の20%が上限) ② 国内設備投資額/減価償却費の総額≧90% ③(教育訓練費の額 - 比較教育訓練費の額)/比較教育訓練費の額≧20% 前年度比2%以上 給 与 等 支 払 総 額 10%控除 12%控除 5%以上増 4%以上増 給 与 等 支 払 総 額 通常 15%控除 人的投資による上乗せ 20%控除 現行 改正

(26)

1.改正の概要

大企業(※)が、次の要件のいずれにも該当しない場合には、イ:研究開発税制 ロ:地域未来投資促進 税制 ハ:情報連携投資 等の促進に係る税制(平成30年税制改正で創設)において、適用対象外となる。 但し、当期所得金額が前期所得金額以下の一定の事業年度に ついては除かれる。 ※大企業とは、中小企業者又は農業協同組合等以外の法人をいい、中小企業者とは資本金が1億円以下の法人(資本金1億円超の法人に発 行済株式の50%以上を所有される一定の法人及び平成31年4月1日以後開始 事業年度からは前3年間の年間平均所得金額15億円超の法 人を除く)をいう。

3-2 租税特別措置の適用要件の見直し

3その他の留意事項

2適用時期

平成30年4月1日から平成33年3月31日までの間に開始する事業年度から適用される。 ①上記1の但し書きの所得金額計算は、欠損金の繰越控除前の所得金額とするほか、 必要な調整を 行う。なお、受取配当等の益金不算入、外国子会社から受ける配当等の益金不算入等の調整は 行わない。 ②上記1の但し書きの一定の事業年度からは、設立事業年度又は合併等の日を含む事業年度を除く。 ③平均給与等支給額及び比較平均給与等支給額は、その計算基礎となる継続雇用者がない場合には 上記1の要件①は満たすものとする。 ④上記1の要件②の減価償却費の総額には、前期の償却超過額等を除き、特別償却準備金として 積み立てた額を含む。 要 件 ①平均給与 平均給与等支給額が比較平均給与等支給額を超えること ②設備投資 国内設備投資額が減価償却費の総額の10%を超えること

ポイント

(27)

3-3 申告書の電子情報処理組織による

提出義務の創設

大法人について平成32年4月1日以後に開始する課税期間について、 法人税や消費税の電子申告(e-TAX、eLTAX)が義務化されました。 ただし、回線故障、災害その他やむを得ない場合は書面により提出することができます。 対象法人(大法人) 対象税目 対象書類 ・事業年度開始時の資本金又は出資金が 1億円超の内国法人 ・相互会社、投資法人、特定目的会社 ・消費税は国及び地方公共団体を含む ・法人税・地方法人税 ・消費税・地方消費税 ・法人住民税 ・法人事業税 ・確定申告書・中間申告書 ・修正申告書 ・消費税の還付申告書 ・添付書類 (法人税は光ディスクも可) H29.8国税庁「平成28年度におけるe-TAXの利用状況等について」より 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度 前年比 所得税申告 51.8 52.8 52.1 53.5 +1.4 消費税申告(個人) 53.5 56.0 58.8 63.2 +4.4 法人税申告 67.3 71.6 75.4 79.3 +3.9 消費税申告(法人) 65.9 70.3 73.4 77.3 +3.9 (単位:%) 【参考】e-TAX利用率

(28)

3-4 情報連携投資等の促進に係る

税制の創設

企業内外のデータを連携・高度利活用することにより生産性の向上を図る等、「生産性向上の実現のための臨時措置法(仮 称)」の要件を満たすものとして認定された計画に基づき、一定の設備投資を行った場合には、特別償却又は税額控除ができ る制度が創設されました。 適用要件 ①青色申告書を提出する法人 ②「生産性向上の実現のための臨時措置法(仮称)」の革新的データ活用計画(仮称)の認定を受けること ③革新的データ活用計画(仮称)に従って、ソフトウエアを新設又は増設した場合で、一定の要件を満たす情 報連携利活用設備の取得等をし、事業の用に供すること 対象資産 ①取得価額の合計額:5,000万円以上 ②対象範囲 :ソフトウエア・機械装置・器具備品(開発研究用資産を除く) ※機械装置:データ連携・利活用の対象となるデータの継続的かつ自動的な収集を行うもの又は分析を踏まえた生産活 動に対する継続的な指示を受けるものに限る。 ③取得時期 :「生産性向上の実現のための臨時措置法(仮称)」の施行の日から平成33年3月31日までの間 税制措置内容 (選択適用) 特別償却 税額控除 取得価額×30% 所得拡大要件を満たす場合 :取得価額×5%(法人税額×20%上限) 所得拡大要件を満たさない場合:取得価額×3%(法人税額×15%上限) 【所得拡大要件】 (平均給与等支給額-比較平均給与等支給額) /比較平均給与等支給額≧3% その他要件 データ連携・利活用とは、生産性向上の実現のための臨時措置法の革新的データ活用(仮称)のうち次の要件を満たす ものをいいます。 ①次のいずれかに該当すること。 イ、収集・保有するデータ又はセンサーを利用して新たに取得するデータを、既存の内部データと合わせて連携・利活用すること。 ロ、同一の企業グループの法人間又は事業所間において、漏洩・毀損した場合に競争上不利益が生ずる恐れのあるデータを、外部ネット ワークを通じて連携・利活用すること。 ②次の全てが行われること。 イ、①のデータの継続的かつ自動的な収集及び一体的な管理 ロ、①のデータの継続的な連携及び分析 ハ、上記②ロの分析を踏まえた生産活動に対する継続的な指示 ③上記②を行うシステムのセキュリティについて、セキュリティの専門家が確認をすること

(29)

3-5 所得拡大促進税制の見直し(中小企業)

所得拡大促進税制について、中小企業(資本金1億円以下)については制度をシンプルにした上で、税額控除が拡充れます。【適用期限は平成32年度末】 (地方税の付加価値割の課税標準からの控除においても同様の見直しが行われます。) 現行要件 税額控除 ①(雇用者給与等支給額 - 基準雇用者給与等支給額) / 基準雇用者給与等支給額 ≧ 一定割合 ・左記①~③要件を満たす場合給与等支給額の増加額の10%を税額控除 ・要件③の増加率が2%以上の場合 前年度からの増加分は22%税額控除 (法人税額の20%が上限) ② 雇用者給与等支給額 ≧ 前事業年度の雇用者給与等支給額 ③ 平均給与等支給額 > 比較平均給与等支給額 改正要件 税額控除 ① 雇用者給与等支給額 > 前事業年度の雇用者給与等支給額 ・左記の①と②の要件を満たす場合給与等支給額の前年度からの増加額の15%を税額控除 ・下記上乗せ要件を満たす場合 給与等支給額の前年度からの増加額の25%を税額控除 (法人税額の20%が上限) ② (平均給与等支給額-比較平均給与等支給額)/比較平均給与等支給額≧1.5% 給 与 等 支 払 総 額 10%控除 【要件③の増加率2%以上】 22%控除 給 等 支 払 総 額 通常 15%控除 人的投資による上乗せ 25%控除 現行 改正 ※上乗せ要件 上記改正要件②の増加率が2.5%以上であり、かつ、次のいずれかの要件を満たすこと ■教育訓練費が対前年度比10%以上増加 ■中小企業等経営強化法に基づく経営力向上計画の認定を受けており、経営力向上がなされていること

(30)

3-6 生産性向上の実現に向けた

中小企業者等の固定資産税の軽減措置

⑤商工会等と提携し「設備導入計画」作成 ⑥申請 ⑦認定 赤字を含む中小企業の投資を強力に後押しするために、要件を満たす新規の設備投資に係る償却資産税 をゼロ~1/2に軽減する3年間の時限的な措置が設けられます。

新設!

法人・個人事業主などの申請事業者

市町村

②導入促進基本計画策定

③協議 ④同意

①導入促進指針

対象地域 市町村が国から導入促進基本計画の同 意を受けていること 対象企業 中小企業者等のうち、大企業の子会社 でないもの (資本金1億円以下の法人、従業員 1,000名以下の個人事業主など) 3要件 ①市町村認定の設備投資であること ②労働生産性が3%以上向上するもの ③企業の収益向上に直接つながるもの 対象設備 生産性向上に資する指標が、旧モデル 比で年平均1%以上向上する新品設備 ◆機械装置(160万円以上) ◆測定工具及び検査工具(30万円以上) ◆器具備品(30万円以上) ◆建物付属設備(60万円以上) ※詳細は市町村で異なる 対象期間 平成30年4月から3年間予定

(31)

移転登記の原因 本則税率 軽減税率 合併 4 1,000 2 1,000 分割 20 1,000 4 1,000 その他 20 1,000 16 1,000

3-7 中小企業等経営力向上計画の認定事業者の

合併等による不動産の移転登記の軽減

本則 特例 不動産価格 × 税率 不動産価格 × 5 6 × 税率 中小企業等経営強化法に規定する経営力向上計画の認定を受けた事業者 が、当該計画に基づき不動産の所有権の移転登記を行った場合

登録免許税

中小事業者等が、中小企業等経営強化法に規定する経営力向上計画に 従って一定の不動産の譲渡を受けた場合 登録免許税税率が軽減されます 不動産取得税について 課税標準の特例が受けられます

不動産取得税

(32)

4-1 国際観光旅客税(仮称)の創設

観光立国実現に向けた観光基盤の拡充・強化を図る観点から、観光促進のための税として、わが国からの出 国に広く薄く負担を求める国際観光旅客税(仮称)が創設されました。 この財源は、①ストレスフリーで快適に旅行できる環境の整備、②わが国の多様な魅力に関する情報の入手 の容易化、③地域固有の文化、自然等を活用した観光資源の整備等による地域での体験・滞在の満足度の向 上、に資する施策に充てるものとされています。

納税義務者

国際船舶等(本邦と外国との間で観光旅客その他の者の運送の用に供される船舶又は航空機をいう。)により、本邦から出国する国際観光旅客等(※)

非課税となる者

・航空機により入国後、24時間以内に出国する乗継旅客 ・天候その他の理由により本邦に寄港した国際船舶等に乗船等していた者 ・2歳未満の者 ・本邦に派遣された外交官等のうち一定の出国をする者

税率

出国1回につき、1,000円

納付

① 国際運送事業を営む者による特別徴収等 国際運送事業を営む者は、国際観光旅客等が国際船舶等に乗船等する時までに国際観光 旅客税(仮称)を当該国際観光旅客等から徴収し、翌々月末までに国に納付 ② 国際観光旅客等による納付 国際観光旅客等は、国際船舶等に乗船等する時までに国に納付

適用時期

平成31年1月7日以後の出国に適用 ※出入国管理及び難民認定法による出国の確認を受けて本邦から出国する観光旅客その他の者等をいい、船舶又は航空

(33)

たばこ税の負担水準を見直し、税率引上げとなりました。消費者及びたばこ関係事業者の予見可能性 を高めるため、3回に分けて段階的に実施されます。

4-2 たばこ税率の引上げ

旧3級品の製造たばこに係るたばこ税、たばこ特別税の税率の経過措置について平成30年4月1日か ら平成31年3月1日までの間の税率は、平成31年9月30日まで適用されます。

(たばこ1000本当たり)

現 行 改 正 案 平成30年10月 平成32年10月 平成33年10月 国のたばこ税 5,302円 5,802円 6,302円 6,802円 地方のたばこ税 6,122円 6,622円 7,122円 7,622円 道府県たばこ税 860円 930円 1,000円 1,070円 市町村たばこ税 5,262円 5,692円 6,122円 6,552円 合 計 11,424円 12,424円 13,424円 14,424円 (現行より増加額) (+1,000円) (+2,000円) (+3,000円) たばこ1本当たり 1円ずつ3段階に分 けて増税されます

(34)

4-3 加熱式たばこの課税方式の見直し

1.課税区分の見直し 加熱式たばこは、現行税法上「パイプたばこ」に分類されていましたが、喫煙用具(アイコス やブルームテック、グローなど)を製造たばことみなし、たばこ税法及び地方税法の規定が適用 されます。また、喫煙用の製造たばこの区分として、新たに「加熱式たばこ」が創設されました。 2.換算方法の見直し 現行の換算本数:葉タバコを詰めるスティックなどの重量を基に税額を算出 →価格が同じでも、各社の製品の重さによって税額格差が生じていたことが問題 新換算本数:重量に加え、小売価格も勘案して税額を決める新方式に移行 ※具体的な課税標準は、平成30年10月より、5段階に分けて下記日程で行われます。 換算方法 現行 現行の換算本数×1.0 改正案 第一段階(平成30年10月) 現行の換算本数×0.8+新換算本数×0.2 第二段階(平成31年10月) 現行の換算本数×0.6+新換算本数×0.4 第三段階(平成32年10月) 現行の換算本数×0.4+新換算本数×0.6 第四段階(平成33年10月) 現行の換算本数×0.2+新換算本数×0.8 第五段階(平成34年10月) 新換算本数×1.0 平成30年10月から5 年連続で増税、新課税 方式に移行されます。 上記により、加熱式たばこは、現行、紙巻たばこの14%~78%の税額となっておりますが、平成34 年10月からは紙巻たばこの約7~9割の税額とする、実質的な増税となります。 喫煙者の減少、税額の低い加熱式たばこの普及による税収減を食い止める為、加熱式たばこの課税区 と税額算出の為の換算方法の見直しが行われました。

(35)

参照

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