• 検索結果がありません。

Tateo HASHIMOTO(Recieved Oct。31,1986)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Tateo HASHIMOTO(Recieved Oct。31,1986)"

Copied!
18
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

小学校における科学クラブの役割

橋  本  健 夫*

(昭和61年10月31日受理)

A Study on the Role of Scientific Clubs in Primary Schools.

Tateo HASHIMOTO

(Recieved Oct。31,1986)

はじめに

 現在,小学校の教育課程は,「各教科」,「道徳」及び「特別活動」の3領域から成り立っ ている。そしてそれぞれが各発達段階において有機的に関連することによって,次の目標

の達成をねらっている(1)。

 ①人間性豊かな児童生徒の育成

 ②ゆとりあるしかも充実した学校生活の享受

 ③国民として必要とされる基礎的・基本的な内容を重視するとともに,児童生徒の個性  や能力に応じた教育の実施

 しかし,後述するように「特別活動」は教育課程内に位置づけられた歴史が浅く,その実 践についてはとまどいも見られた。この反省に立ち,近年「特別活動」の実践の充実が強調 されるようになり,教師むけの「特別活動」に関する書籍も目につくようになった(2)〜(5)。

しかし教育現場ではその改善にむけての努力は見られるものの,十分な成果が上がってい るとはいえないようである。

 また学校教育における特別活動,特にクラブ活動の実態やその役割についての研究報告 は中学校,高等学校を対象にしたものが多く(6)〜(13),小学校のクラブ活動に関する研究報告 は余り見られない(14)(15)。一方,小学校から高等学校までのクラブ活動の実態を調査した報 告もある(16)(17)。これらの報告は,ほとんどがクラブ活動全体を取り上げた調査であり,小 学校段階で単一のクラブ活動を対象として調査研究した報告は全く見られなかった。さら に長崎県における組織だったクラブ活動の実態を調査した報告も見つけることができな

かった。

 そこで小学校段階で理科に最も関係が深いと考えられる科学クラブに焦点をあて,その 長崎県における実態を調査するとともに,問題点の抽出やその役割について考察を加え,

それをもとにクラブ活動のあり方,教科との関連そして教師教育の立場からの意見を述べ てみたい。

*長崎大学教育学部理科教育教室

(2)

クラブ活動と学校教育

 学校教育の場におけるクラブ活動は,明治時代初頭の高等専門学校や大学に於いてまず 発生し(16)(18),次いで中学校でも盛んになっていったようである。この時代のクラブ活動 は,スポーツや弁論に関した活動が中心であり,指導者の養成という含みもあったようで ある。さらに,大正年間を通じて益々スポーツに関係するクラブが全国的に広がり,それ とともに課外活動の教育的意義も認識され始めた。その結果,昭和6年に「中学校令施行 規則」によりP「自由研究」が新設された。この中では生徒の自発的研究を奨励し,毎週2 時間以内の課程外の指導の必要性が指摘されている。しかし教育現場では,この時問の有 効的利用が充分なされなかったようである。その後,昭和12年の日華事変が始まるととも

に課外活動に対する考え方は従来の自由な雰囲気を失い,「修練」の中で論じられるように なり,課外活動の統制化が見られるようになった。

 科学クラブに関しては,これらの時代に存在したかどうかの報告や記述は見つけるこ とはできなかった。さらに,この時代に発行された理科教育の目標や内容,方法を概説し た書籍にも科学クラブ等について言及した箇所はみられなかった。ただ堀氏が「堀実験理 科教授」の中で教科を離れた所で自然科学に興味を持たせるような 読物 玩具 活用が図られるべきであると述べている程度である(19)。

 しかし「自由研究」を支持した考え方が小学校の理科の教科書の表現の変化となってあ らわれているような気がする。それは尋常小学校の教科書(20)と国民学校の教科書(21)を比較 すれば顕著である。それらの内容を表1に示す。この原因は尋常小学校から国民学校へ移

尋常小学理科書 第四学年(大正10年)

 らふそくの火はらふがとけてしんにしみこんでから気髄になって︑もえる火である・

アルコールランプの火はアルコールがしんにしみこんでから気艦になって︑もえる火

である︒このやうに気膣がもえる火をほのほといふ︒

 炭火は炭がこたいのままでもえる火である︒しかし炭火が盛に起ると︑ほのほが出

ることがある︒木がもえるときはほのほが出る︒又炭火が出来る︒らふやアルコール

や炭や木はあつくなってから︑もえるのである︒もえると︑これから熱と光を出す︒

さうして︑もえる物はだんだんにへる︒

 らふやアルコールや炭や木がもえるには新しい空気がいる︒ 第四十

初等科理科 二(昭和18年)

    12 火ト空気

〔1〕昔ノ火ノ作り方

下の図ハ,古クカラ出雲大社二傳ハッテヰル 火ヲ作ル道具デアル。

私タチノ祖先ガコノヤウナ道具デ火ヲ作ルノ ニ,ドンナニ苦心シタカ考ヘテミヨウ。

○イロイロナ物ヲコスッテミヨウ。

マッチガ廣ク使ハレルヤウニナル前ニハ,火 打石ヲ使ッテ火ヲ作ッテヰタ。火打石デ火ヲ 作ツテミヨウ。

○ドウスレバ,火花ガヨク出ルカ。

○ドウスレバ,マキヤ炭二火ヲツケルコトガ  デキルダラウ。

o何力火ノツキヤスイモノハナイダロウカ。

火打石ノ火花ヲ火ロニ移シ,火ロノ火ヲツケ 木二移シテ,燃エル火ヲ作ル。

火ロハガマノ穂ヲホグシテ,ニブイ火薬ヲツ ケタモノデ,ツケ木ハイワウヲトカシテ,ウス イ板ニツケタモノデアル。

      (以下略)

表1.教科書の「火」に関する記述(1)

(3)

行した際の学校教育に対する考え方に差が見られることにも起因するが,自発的研究を重 視したあらわれでもあろう。

 表1でわかるように国民学校の初等科理科の教科書には「〜デ〜シテミヨウ」という表 現が多く,合理創造の精神の酒養とともに自発的な活動育成の意図が感じられる。

 しかし実際にはこれらの目標を達成することは戦争の激化とともに不可能となり,さら に個人の自発的な活動を引きだすこととは全く逆の方向にむかって教育は進んでいった。

 クラブ活動を奨励する,つまり生徒の自主的で協同的な集団活動の教育的意義を認める 考え方が再度力を得るのは戦後になってからである。昭和22年の学習指導要領の中に,小 学校においても自由研究が登場し,4年以上に週2〜4時問の配当を明記している。この 内容は,①個人の興味と能力に応じた教科の発展としての自由な学習,②クラブ組織によ る活動,③当番の仕事や学級要員としての仕事に類別される。このうち①と②が主眼となっ た。この時代の教科書の記述は表2のようになる(22)(23)。ここでみられるように「たのしい 理科」では,「秋子の研究」という記述を用い,国民学校時代の表現をさらに進めている6

しかし自由研究については指導方法や内容が現場に徹底せず,本来の趣旨が生かされな かったようである。

理科の本 第五学年用(昭和22年)

12火と空気

〔1〕昔の火の作り方

次の図は,古くから傳わっている火を作る道 具である。

私たちの祖先がこのような道具で火を作るの に,どんなに苦心したか考えてみよう。

 ○いろいろな物をこすってみよう。

  マッチが廣く使われるようになる前には,

 火打石を使って火を作っていた。火打石で  火を作ってみよう。

 ○どうすれば,火花がよく出るか。

 ○どうすれば,まきや炭に火をつけることが  できるだろう。

 ○何か火のつきやすいものはないだろうか。

 火打石の火花を火口に移し,火口の火をつけ 木に移して,燃える火を作る。

 火口はがまの穂をほぐして,にぶい火薬をつ けたもので,つけ木はいおうをとかして,うす い板につけたものである。

 手ぢかにある材料で,火口とつけ木を作って みよう。

〔2〕マッチ

マッチの棒の先の薬から火の出るようすを調 べてみよう。

(以下略〉

 たのしい理科 第4学年  (昭和25年)

火と熱はどうつかったらよいか 3 れん炭・たどん

秋子たちは,まきや炭のほかに家でつかって いるねんりょうをしらべることにした。

  秋子の研究

 わたしの家ではれん炭をつかっている。れん 炭はどうしてつくるのか,おかあさんにきいた。

おかあさんは,「れん炭は,石炭のこなにふのり やつのまたなど,つなぎになるものをいれ,こ ねてかためて,つくるのです。」といった。わた しの家では,れん炭火ばちをつかっている。と ちゅうできえたりせず,また火力もよくかげん できるので。たいへん便利である。

  一略一

石油やアルコールは,うちではあまりねん りょうとしてはつかわないが,自動車や飛行機 やそのほかのいろいろな発動機を動かすのにな

くてはならないねんりょうである。

◇火ばちの炭やたどんを長もちさせるには,ど  うしたらよいか。

◇自分のうちのねんりょうのつかいかたに,

 もっとくふうする必要はないか,しらべてみ  よう。

       (以下略)

表2.教科書の「火」に関する記述(2)

その後,クラブ活動は昭和26年に特別教育活動の一領域に位置づけられ,昭和33年には

(4)

学校教育法施行規則の中に特別活動が教育課程の一領域として位置づけられた。さらに昭 和47年の学習指導要領ではクラブ活動の必修化を示した。そして現在のクラブ活動の位置 づけは表3のようになる。

 このようにみてく・ると特別活動の中      生徒会活動 でもクラブ活動は最も歴史が古く,自

発的精神(自主・自律)の発露として 発生し,その教育的価値を認められ育

       特別

成されてきたように感じられるが,ク ラブの必修化を規定した頃から,現実 には受験勉強や知識注入に追いまくら れている児童生徒にとって息抜きの場 としての役割しか果さないようになり,

本来のねらいを達成することが不可能 になってきたと考えられる。

活動

生徒活動  クラブ活動        学級会活動

学級指 1難

学校行事

1繕

表3 特別活動におけるクラブ活動の位置づけ

長崎県における小学校の科学クラブの実態

 特別活動におけるクラブ活動の役割や教科との関連そしてそのあり方を考えるにあたっ ては,現在のクラブ活動の実態を充分把握する必要がある。そこで長崎県下の小学校の科 学クラブを対象にその実態調査を行った。調査はアンケート方式で行い,実施時期は昭和 60年9月〜12月である。調査対象となった小学校は長崎市内の全小学校(54校)と,県下 の小学校のうち無作為に抽出した31校(図表では市外校と表示)である。またアンケート を送付した小学校は,前者が25校,後者は16校であり,回収率はそれぞれ84%,94%であっ た。アンケート調査をしなかった学校に対しては,クラブの活動状況等についての聞きと り調査を行った。アンケートの調査用紙は科学クラブ担当の教諭に記入してもらい,担当 教諭がいない所は,クラブ活動の責任教諭にお願いした。

 調査内容は,資料として掲げるアンケートを参照していただきたいが,科学クラブの有 無,クラブの実施時問,科学クラブの内容,児童の参加方法と参加状況,担当教諭の任務,

クラブ活動の目標,教科との関連,クラブの効用などから成り立っている。それぞれの調 査結果から述べていきたい。

     長崎市内        長崎市外        (1)科学クラブの有無

B A B

A:理科クラブがある B:理科タラブがない

A

図1 小学校における理科クラブの有無

 科学クラブ(あるいは科 学的クラブ)の必修クラブ としての有無を調査した結 果は図1の通りである。こ の図からわかるように,科 学クラブは約半数の小学校 に設けられているにすぎな い。またその名称も理科ク ラブ,科学クラブ,栽培ク

(5)

ラブ,飼育クラブと5種しかなく,滋賀県の小学校における科学に関するクラブ数(26)と 比べると非常に少ないことがわかる(14)。これは児童の希望が少ないことや科学クラブを担 当するのを嫌う教諭が多いこと,小規模校などでは体育系クラブだけで充分であることな

どに起因するようである。

(2〉クラブ活動の実施学年 と実施日時及び単位時間  表4に示すように,クラ ブ活動への参加は全ての小

学校で4年生以上に義務づ      表4 クラブ活動の実施学年と実施時間 けられており,実施時間は

月曜日から金曜日までの最終校時の5校時ないしは6校時がほとんどであり,活動時問は 教科学習と同じ45分がほとんどを占める。しかし,60分に延長している小学校が2校,夏 期60分,冬期45分としている小学校が1校見られた。

(3)クラブ活動への参加方法

 各児童がどのようにしてクラブ活動に参加するか,つまり各児童が参加するクラブがど のように決定されるかということは,クラブ活動の目標達成にとって大きな要因となる。

 そこで長崎の小学校において,まず各クラブ活動をどのようにして児童に知らせるのか,

次いで児童をどのようにして各クラブに配当していくかについて調査した結果が図2であ

る。

実施学年 実施時間 単位時間 3学年 上 4学年 上 5校時 6校時45分 60分

長崎市内 0 % 100 % 29 % 71 % 100%  %0 長崎市外 0 100 40 60 80 20

タラブの紹介所属クラブの決定方法

ノ、

長崎市内

b

イ:クラブ見学の時間を設けている ハ ロ:クラブ活動の記録を展示する ハ:上級生にクラブの紹介をさせる 二:教師かクラブの紹介をする ホ:その他

長崎市外

      a     a:第1希望,第2希望は一応聞くカ        できるだけ第1希望に所属させる       b:所属希望クラブ名をいくつか聞き        そのいずれかに所属させる

       図2 クラブ活動への参加方法

 この結果からわかるように,教師が積極的にオリエンテーションを行うという小学校は 少く,できるだけ児童の目で確める方法をとっている。またクラブの配当についても児童 の第1希望を優先させる方法がほとんどの小学校でとられていた。これは児童の自発性を 重んじる結果であろう。この結果,科学クラブでは前例がないが,体育系クラブでは人数

にアンバランスが生じ充分な活動をさせられないため,やむなく人数調整を行い,第2,

(6)

第3希望へまわしているとの記述もあった。

(4)科学クラブの活動テーマ及び活動計画の決定方法

 科学クラブの活動テーマ及びその実践計画の立案と実施形態についての調査結果は図3

主題の決定

ノ、

長崎市内

活動計画の立案

イ:児童が希望するものを主題にする ロ:児童と教師が話し合って主題を決  定する

ハ:主題は教師が決める

:児童が自由に計画を立てる

:児童と教師が話し合って計画を立 てる

二教師力疇十画を立てる

長崎市外

C

b

a

      図3 クラブ活動計画等への児童の参加

のようになる。この図からわかるように科学クラブの一般的な活動は,テーマと活動計画 については児童と教師が話しあって決定し,活動については児童にまかせるという形態が 主となっている。ただテーマや活動計画の決定にあたっては,児童の希望は一応聞くもの の教師が主導権を握らざるを得ないことも実状のようである。それは児童が希望をもたない

こと,希望を持っていても設備等で実施不可能な場合が多いことなどによる。

 一方,活動にあたってはリーダーをまず養成し,そのリーダーに科学クラブの活動をま かせている小学校は長崎市内,市外共に約90%を占める。またり一ダーが必要な理由とし ては,1.活動が円滑になる,2.自主的な活動をさせられる,3.児童たちの連帯感が 深まる等が挙げられていた。

 他方「教師がクラブ活動にどのように関わっているか」という問に対しては,市内の小 学校では半数が「教師は助言するだけ」と答え,残り半数が「教師も児童と一緒になって 活動する」と答えていたが,市外の小学校では「教師は助言するだけ」が80%を占めてい

た。

 このように科学クラブに於いては,テーマや活動計画の段階では教師主導の形で進めら れ,次いでリーダーを育て,リーダーを中心とした活動が展開されているようである。

(5〉科学クラブの成果の発表

 一年間を通じた科学クラブの活動成果を発表することは,活動する際の励みになったり,

今後の発展を考える上で非常に重要なことであるが,各小学校ではどのような形態をとっ ているのであろうか。図4のように学校内の一定場所に掲示・展示したり,クラブ発表会 を持つ小学校が大部分を占める。

(7)

ノ、

ノ、

       ロ

      ロ       イ:学校内の一定の場所に掲示

      ・展示する

      ロ:クラブ発表会で発表する

       長崎市内   ハ:文化祭や学芸会で発表する   長崎市外       二:特に発表しない

       図4 クラブ活動の成果の発表形態

(6)科学クラブの予算

 科学クラブの活動を維持発展させるためには予算の裏付けがなくてはならないと考える が,各小学校の科学クラブの年間予算をまとめたのが図5となる。

b

長崎市内 a

a:クラブの予算がある b:クラブの予算がない

b

長崎市外 a

図5 クラブの財政

 この表からわかるように,クラブの予算を持たない小学校が半数以上を占めている。予 算がついている小学校でも多くて15,000

円,少ない場合はわずかに1,700円であ る。このため,理科室の実験器具に頼ら ざるを得なかったり,児童の身の廻りの 物を利用せざるを得ないとのことであっ

た。

(7)科学クラブの活動内容

 科学クラブの活動内容の顕著な例を表 5として示し,他の小学校の活動内容に ついては,資料1として巻末に示す。ま た科学クラブの活動テーマを物理・化 学・生物・地学の各領域毎にまとめたの が図6となる。

A 小 学 校 B 小 学 校

4月 磁石作り 金属のサビとメッキ 5月 水中の小さな生物の

酸・アルカリの実験

6月 葉脈標本作り 蒸気機関の実験

7月 ポンプのしくみ 酸素と二酸化炭素 8月 自主研究

9月 モーターで動くおも

ゃの作成 デンプンの実験 10月 植物の細胞の観察 水素の実験 11月 ハレーすい星調べ 12月 酸素と二酸化炭素の・

1月 クラブ発表のための

料作り

2月 クラブ発表

表5 代表的な科学クラブの活動内容

(8)

D

C D

B

長崎市内

A

A:生物領域 B二物理領域 C:地学領域 Dl化学領域

B C

長崎市外

A

1.植物の採集・調査

.顕微鏡観察

1.飛行機・タコの製

3.植物栽培 2.モーターの製1乍 4.葉脈標本作成 3.ポンプの製作 5.動物の飼育 4.電磁石の製1乍

5.ピンホールカメラ

の製作

1.星の観測 1.火起し

2.星座早見盤の製作

2.気体の発生 3。プラネタリウム見学

.月の観測 3.02とCO2

。物の溶け方 5.地層の観察 5.酸とアルカリ

1.植物の採集・調査

.植物の栽培 1.うごくおもちゃの 製作

3.顕微鏡観察 2,飛行機・タコの製 4、葉脈標本の作成

5.葉緑体調べ 3.電磁石の製作

4.光の実験

5.笛の製作 1.星の観測 1.サイダー作り 2.星座早見盤の製作

2.ガラス管工作 3.プラネタリウム

.川の観察 3,火起し

.02とCO2

図6 科学クラブの活動テーマの分類と各領域における上位5テーマ

 図6からわかるように活動テーマとしては生物領域が過半数を占め,次いで物理領域と なる。材料等を得やすいために生物領域が多くなることは考えられるが,理科室や実験器 具を利用できる化学領域の活動が少ないのはなぜだろうか。また物理領域のテーマには科 学工作のおもしろさがあり,児童の興味を強くひきつけることも見逃せない。

 表5に注目すると,A小学校では,物理,化学,生物,地学の各分野にわたっての活動 が見られ,夏休みには自主活動も組まれている。さらに,ハレーすい星の接近という今日 的なトピックスもとり上げられているが,B小学校では活動の大半が化学領域になってい る。これは,担当教師の姿勢によるものか,児童の強い要望によるものか明確ではないが,

一般的には児童の興味,関心の喚起という点からA小学校の形態がとられている場合が多 いようである。

(8)教師によるクラブ活動に対する評価

 クラブ活動の教育的意義については,前述の報告書等で詳細に述べられているが(16)(17),

今回はそれをもとに質問を組み,各小学校の教師の反応を調査した。結果を図7として示 す。この表からわかるようにクラブ活動の教育的な意義として,1.興味,関心の拡大,

2.学校生活を楽しむ,3.協力的態度の育成,4.特性の発見の4項目が比較的多数の 教師から支持を得ている。しかし,前述の報告では前項の1,2,4が調査した教師の半 数以上から支持され,他に「人間関係の円滑に役立つ」も6割以上の教師がクラブ活動の 意義として指摘しているのであるが,長崎ではその傾向がみられない。これは,クラブ活 動に対する考え方が他県と異なることを意味するというよりもむしろ,活動そのものが低

(9)

リヌ

ノ、

長崎市内

興味・関心の拡大 ロ:学校生活を楽しくする ハ:協力的態度の育成

性の発見

ホ0 間関係を円滑にする へ:余暇の利用

ト:責任感の育成 チ:教科学習への意欲の増大

リ.進取的態度の育成 ヌ:根気強さの育成

  リ チ ヘ    ヌ

ノ、

図7教師がとらえてし、るクラブ活動の意義長崎市外

調なためなのではなかろうか。

 一方,現在のクラブ活動に対す る教師の評価をまとめたものが表 6である。これを見てもわかるよ うに,機能していると肯定する割 合も機能していないと否定する割 合も非常に低い数字となってあら われている。図7と表6を関連さ せて考えてみると,クラブ活動が 目標を達成しているかどうかの評 価が明確でないことから,クラブ

      表6 現在のクラブ活動における担当教師による評価 活動の教育的な意義を充分に考え

ながら指導している教師が少ないのではないかという推測が成り立つ。

(9〉科学クラブを指導するにあたっての問題点

 科学クラブを指導するにあたって何らかの形で問題があると答えている教師はほぼ全員 である。その理由をまとめたものが図8となる。

ノ、

長崎市内

機能している 機能していない 長崎市内 長崎市外 長崎市内 長崎市外 興味・関心の拡大

  %33   %26

 %7

学校生活を楽しむ 29 33 0 0

特性の発見 14 13 0 0

協力的態度の育成 10 13 5 7

教科学習への意欲づけ 10 0 10 33

余暇の利用 5 7 5 7

進取的態度の育成 5 7 5 7

人間関係の円滑 0 7 5 0

他人への思いやり 0 0 5 7

イ:施設・設備の不足

ロ。 間不足 ハ.参加意欲の欠如  予算不足 ホ◎児童の関心の持続  が困難 へ:その他

ノ、

長崎市外 図8 科学クラブ指導にあたっての問題点

 予算不足や設備不足が問 題点としてもっとも高い数 字になると予想したのであ るが,約30%にとどまった。

このように問題点として挙 がる項目の数字が低いこと は,他のクラブとの比較で 答えているせいかも知れな

い。

(10)クラブ活動と教科活動

 クラブ活動を教科活動と関連させることは,教科に対する興味関心の喚起につながる場

(10)

クラブ活動を教科学習と関連させることに関して

B

長崎市内

A A

A クラブ活動と教科学習を   B  関連させることに賛成

B クラブ活動と教科学習を

 関連させることに反対   長崎市外

賛成 す る 理 由 割 合 市内 市外 教科への意欲喫起 62% 40%

教科学習の補充・強化 29 60

その他 9 0

    イ

       イ.教科との 教科との関連を考慮して指導

・.教科とは別のものとして指導

反 対 す る 理 由 割合

市内 市外 クラブ活動と教科は本来別物 71% 67%

教科から解放したい 29 20

その他 0 13

        口

慮して指導

図9 クラブ活動と教科の関連に対する教師の意義

合が多いが,この両者をどのように考えるかについて教師の意見をまとめたものが図9に なる。この図からわかるようにクラブ活動と教科学習と結びつけて考えようという教師は 長崎市内で40%,市外で30%にしかすぎない。両者を結びつけて考えようとしないほとん どの教師は,特別活動と教科学習は本来別であるという立場をとっている。さらにクラブ 指導にあたっては,クラブ活動と教科学習を結びつけるべきだという教師の何割かも,教 科とは別ものとして指導しているようである。この状況は特別活動と教科活動の有機的な 関連が十分認識されていないことを示すものではなかろうか。

学校教育におけるクラブ活動

 クラブ活動が学校教育の中に一つの位置を占めるようになった過程は上述したが,それ が47年に必修化される過程については小畑氏の報告に詳しい(24)。それによれば,文部省の 視学官が挙げた高等学校におけるクラブ活動の必修化の意義は次のように記載されている。

1.クラブ活動の教育的意義を全員の生徒に味あわせたい。

2.大学受験や就職準備から1週間に1度でいいから開放させる。

3.部活動の背景的人口を増やす。

 これは一視学官の話であったとしても中学校,高等学校の指導書とは非常なギャップが ある。つまり中,高等学校におけるクラブ活動の意義は「教師と生徒及び生徒相互の人間 的な接触を深め,社会連帯の精神や自治的な能力を育て,集団の向上発展に尽くす能力を 養い,個性の伸長を図る」と要約できるし,小学校の場合は「児童の自発的・自治的な実

(11)

践活動を通して,健全な自主性と豊かな社会性を育成し,個性の伸長を図る」とまとめら れるからである。

 私は前述の報告書(18)にも紹介されているような課外活動の積極的な意義を小学校から 高等学校までのクラブ活動に求めたい。つまり学校生活全体を教育の場とすべきであり,

その場ではクラブ活動を除外するわけにはいかないこと,さらに正規の教科課程とクラブ 活動が有機的な関係を維持することによってはじめて教育が効果的になるという考え方で ある。だから自主性の育成や社会性の育成さらに個性の伸長を真に考えるならば,クラブ 活動の充実した展開を模索する以外に道がないと考えられる。社会教育の分野に「クラブ 活動」を追いやろうという考え方もよく耳にするが,学校教育の中でのクラブ活動の意義 をもう少し深く考える必要がある。この観点から長崎県の小学校の科学クラブの実態を見 た時,その目標が充分に達成されているとは考えられない。その原因としてはいろいろ考 えられるであろうが,根本的には四つの原因がある。その一つは,必修化から約15年経過 した現在においても教育現場においてはクラブ活動の教育課程への位置づけが充分になさ れていないことである。そのために教師は,クラブ活動の教育的な意義を掌握しきれず,

実践にあたってとまどいが見られる。それがクラブ活動の教育的な意義を問う解答の中に あらわれている。二つめの原因は,科学クラブ等がよい例であろうが,教科との関係が明 確でないことであろう。クラブ活動を支える一つの側面は教科学習から芽ばえ,発展し,

又教科に戻っていくと考えるのが妥当ではないかと思うが,何故か教科活動とクラブ活動 の間に明確な線をひこうとする教師が多い。そして原因の三つめとして考えられるのは,

「クラブ活動の時間が少ない」,「予算の裏付けがない」ことであろう。これは指導要領で 立派な目標を掲げながら,その実を結ばせるような実践への手当を文部省がおこたってい るからである。さらに原因の四つめは,クラブを担当する各教師がクラブ活動のおもしろ さを味わったことが少ないことからくるクラブ活動充実へむけての努力不足であろう。ク ラブ活動には見習い学習的な面が多分に存在すると考えられるが,知識・技能不足から教 師が活動の先頭に立てない。これではクラブ活動の広がりや充実は期待できない。これら いくつかの原因を取り除くためにはどのような工夫が必要なのだろうか。

クラブ活動の充実にむけて

 クラグ活動を充実・発展させ,その目標を達成させるためには,まず現在の教育課程の 編成を根本から考え直すべきであろう。現在のように週1時間のクラブ活動という形態が 続く限り,その目標は半分も達せられないのではなかろうか。現場では教科指導,生徒指 導に追われて,クラブ活動の時間が息抜きの時間になっている感じがする。過密の学習内 容を抱え,個人差の激しい児童を前にしては,このような傾向に走るのは当然のことかも 知れない。教科の内容をもっと精選し整理すべきである。そして何か物を作っていく,あ るいは1つの作業を行っていくことができる時間を生み出すべきであろう。そうすれば児 童自身が工夫する喜びを持つと同時に,個性の伸長も期待できるであろう。それがクラブ 活動の充実へとつながっていくのではなかろうか。

 一方,昭和62年度の学習指導要領の改訂にあたっては「道徳教育の充実」が強調される 見通しであるという。そして副読本も積極的に活用していく方針とのことである。「道徳」

が掲げる目標は単にお話とか書物を読むことによって達成されるのであろうか。学級内や

(12)

クラブ内で友人と一緒に一つの目標にむかって努力し,自分の役割を果していく中で社会 を保つルール,仕事を行う上での約束事を自分なりに身につけていくものではなかろうか。

そういう意味では今回の改訂にあたって「クラブ活動のあり方は再検討,道徳教育は強化」

という方針は全く逆ではないかと考える。社会の約束事などに関して教師が児童に教えて いくのは最終的な段階であるべきであり,それまでは児童が気付き,身につけていくよう に環境整備をすべきであろう。

 次にクラブ活動と教科学習をもっと有機的に関連させるべきである。前述したように特 別活動の目標と教科学習の目標は異なるから,指導にあたっても常にそれが頭から離れな いという教師が多かったが,本来,クラブ活動を支える原動力は教科学習を出発点として いる場合も多く,その成果を身につけることで,もう一度教科を見直すということになる のではなかろうか。教科学習はおもしろくなくても,クラブ活動は楽しくなければならな いとの話もよく耳にしたが,教科学習も楽しくなければならないのである。だから教科学 習では充分追求できない点をクラブ活動で補い,その成果を教科学習に生かしていくとい った相補的な関係が樹立されなければならない。そして科学クラブでいえば理科の学習内 容以上の知識を持つ児童も育成していくべきであると考える。その児童らが学級に帰った とき,到達度の低い友人を積極的に助けていく。これが一斉授業の良い所ではなかろうか。

習熟度別の促進が今回の学習指導要領の改訂の中間報告として出されているが,自分でた くさんの知識を身につけて先に進むことと,自分の知識を総動員して到達度の低い友人が 向上しようと努力するのを助けていくこととどちらが未来の社会にとって有意義なのだろ うか。現在の小学校の教科学習は教える人=教師,教えられる人;児童の構図があまセ)に も明確になりすぎている。身についたと思っている知識でも,他人に教えようとした時に 案外あやふやなのに気付く。そしてその知識をもう一度強化していく必要1生を感じる。こ のような繰返しが自己教育の基本ではなかろうか。

 さて「学校生活全体を教育の場に」という考え方に沿うならば,大学における教師教育 はどうなければいけないのであろうか。現在各教員養成大学に於いてはそれぞれの学問体 系に従って知識を与えていくことによって単位を認定し,教師の免許状を取得する資格を 与えてきている。そして一人で数種類の免許状を取得していく学生達も多い。これでは知 識のかきあつめ,単位のかきあつめに過ぎない。前報(25)でも述べたように教科で培った知 識のみに頼る教師を育成するρではなく,教科の知識を有機的に関連させ,又教科の枠を 超えた知識を獲得することによって,それまで身につけてきた知識と融合させ,物を作っ たり,何かを追求したりする時問に有効利用できる生きた知識として再生していける教師 の育成が急務である。このためには,数種類の免許資格を取得させるのではなく,各学校 段階における必要能力をもう一度洗い出し,その能力育成のためのカリキュラム編成を行 うべきであろう。自然科学に限って述べるならば,自然科学の体系的な知識を授与するだ けではなく,「何故その知識が生まれてきたのか」,また「その知識を使ってどのようなこと が可能になったのか」という歴史上の必然性,将来の展望まで踏みこむ必要があるのでは なかろうか。

(13)

おわりに

 小学校教育を支える一点であるクラブ活動特に科学クラブに焦点をあて,その実態を知 り,クラブ活動のあり方等を述べてきたのであるが,長崎県下の小学校とはいっても市内 はともかく市外においては調査対象校を多く設定することができなかった。しかし,個人 的にではあるが市外の先生方に会う毎に,この調査結果を伝え,実状を聞いているが,お おむね賛意を頂いている。だから調査結果にはそう大きな変動が出てくるとは考えられな

いo

 一方,クラブ活動の充実にむけての考察の中では,現実には一学校,一教師ではどうす ることもできない事も含まれている。しかし,提言したような展望をもつ必要があると考 えている。さらに大学の教師教育に対しては,現段階において具体的な方索が提言できな いのは残念である。今後この点に絞り,研究を続けていきたいと考えている。

 なお,アンケート調査にあたっては現場の先生方,その整理にあたっては,永田康隆君 の助力を得た。この場を借りてお礼を申し上げたい。

 小学校教員の資質を考える過程において,特別教育活動,特にクラブ活動における教師 の役割を考えざるを得なくなった。そこで理科に最も近いと思われる科学クラブに焦点を あて,その実態調査を行うとともに,各県におけるクラブ活動に関する報告書を読み,そ の問題点等を明確にした。特に長崎県では教師のクラブ活動に対する関心が低いように感 じられる。それは設備・予算がないということよりも,クラブ活動の教育課程への位置づ けが明確になっていないことによるものと思われる。そこで①クラブ活動の位置づけを含 めた教育課程の見直し,②教科学習とクラブ活動の有機的な関連,③大学の教師教育カリ キュラムの中に従来の教科を超えた視点,つまり培った知識を再編成したり,人格を向上 させるような視点を組み入れるべきであるとの考えを示した。しかし,具体的にどのよう な一歩を踏み出すかについては今後の検討課題として残った。

引用文献

(1〉文部省 小学校学習指導要領 1977

(2)青木孝頼他2名編 学校教育と特別活動 ぎょうせい 1985

(3)岩田茂樹 特別活動の心理 東洋館出版 1986

(4)青木孝頼他2名編 クラブ活動のすすめ方 ぎょうせい 1986

(5〉岡本孝司 特別活動 小学館 1986

(6)松永淳一 必修体育クラブにおける現状と問題点 長崎大学教育学部教育科学研究報告 No25       1978

(7)松永淳一 必修体育クラブにおける現状と問題点一その2一 長崎大学教育学部教育科学研究       報告 No26 1979

(8)松永淳一 必修体育クラブにおける現状と問題点一その3一 長崎大学教育学部教科教育学研       究報告 No3 1980

(9)安井庸之助 クラブ活動に関する研究 全国教育研究所研究報告 No18 1968

(1① 今利信幸 クラブ活動の運営について 長崎市教育 No24 1971

(14)

⑪ ⑰ ㈲αφ ㈲ ㈹ 

qの

㈹㈹㈲¢D⑳㈲⑫勾㈲

多田良章 教科外教育活動(クラブ活動)の問題点とその解決策 福井県教育研究所研究紀要      No65  1973

久留米教育研究所 クラブ活動実施における諸問題とその考察 久留米教育研究所研究紀要          Nα6 1973

多田良章 クラブ活動の現状と課題 福井県教育研究所研究紀要 No69 1975

山本隆男 小学校におけるクラブ活動の望ましいあり方に関する研究 滋賀県教育研究所研究      紀要 No10 1968

菅原慈郎 小学校クラブ活動におけるクラブ選択についての一考察 秋田県教育センター研修      集録 No6 1975

岡山県教育センター クラブ活動の教育的効果に関する調査研究 岡山県教育センター研究紀       要 1979

新潟県立教育センター 新潟県内における小学校,中学校,高等学校のクラブ活動の教育的効果       新潟県立教育センター 1980

千葉県教育センター 課外クラブ活動に関する調査研究(II) 千葉県教育センター紀要 1977

堀七蔵堀実験理科教授中文館1922

文部省 尋常小学理科書 第4学年 文部省 1921 文部省 初等科理科 文部省 1941

文部省 理科の本 第5学年用 1947 理科研究会 たのしい理科 4年生 1950

小畑政男 クラブ活動必修化の過程について 日本私学教育研究所紀要 No7−1 1972−3 橋本健夫 教員養成学部のカリキュラムと教師教育 長崎大学教育学部教科教育学研究報告      Nα9 1986

(15)

資料1 小学校における科学クラブの月別テーマー覧

C 小学校 D 小 学校 E 小学校 F 小学校

4月 顕微鏡を使った観察 グライダーの製作 活動計画の作成 生物に関心をもとう(顕微鏡観察・葉脈標本)

5 ノノ 花のつくりの調査 ノノ

6 ノノ モーターで動くおもゃの製作 気体の発生 7 モーターの製作 活動の反省及び成果発表 二L学期の反省

8

9 モーターの製作 ハレーすい星軌道模型くり 2学期の活動計画作成 化学実験をやろう(木炭作り,サイダー作り)

10 ノノ 星座早見盤の製作 自由に研究

ノノ

11 望遠鏡の製作

12 ノノ 活動の反省 火起し 、

1 3学期の活動計画作成 科学工作手品をやろう

2

G 小 学 校 M 小 学校 1 小 学 校 」 小 学 校

4月 動植物の採集 重さについて考えよう(比重・天秤・ばねばかり)

磁石の性質を調べよう

5 標本作成 ノノ 水中の小さな生物 年間計画の作成

6 顕微鏡での観察 ノノ 葉脈しらべ 吸い上げポンプの製作

7 自由研究 ポンプの仕組 浮力実験

8 ノノ 自由研究

9 星の観察 溶解について考えよう 電池でうごくおもちゃ でんぷんを調べる

10 あま酒づくり

ノノ

植物の細胞 ポンプの仕組 11 飛行機の製作 電磁石で遊ぼう ハレーすい星について

べよう 浮力の実験

12 酸素と二酸化炭素 ものの溶け方

1 雪の観察 動くおもちゃ 地層調べ

2 モーターを使用した工作

ノノ

てこについて考えよう

K 小 学 校 L 小 学 校 M 小 学 校 N 小 学 校

4月 活動計画の作成 海辺の生物を調べよう 計画を立てよう 春を探そう

5 植物の名前を覚えよう 身のまわりの植物を調べよう

植物採集をしよう 土を調べよう

6 ノノ 海辺の植物を調べよう 植物図鑑を作ろう 動くおもちゃを作ろう 7 1学期のまとめと反省 ソーラーバルーンを作 カビを観察しよう 理科室を知ろう

8

9 2学期の計画作成 紙飛行機を作ろう 永久プレパラートを作 川のようすを知ろう 10 動くおもちゃの製作   (廃物利用)

竹笛を作ろう プランクトンを見つけ

秋を探そう

11 ノノ ガラス管を曲げよう グライダーを飛ばそう 電池の種類と働き 12 2学期のまとめと反省 野山を歩こう ノノ 氷を作ろう

1 3学期の計画作成 葉脈しおりを作ろう たこを作り,あげよう 星座を学習しよう 2 実験観察をしよう アイスクリームを作ろう 貝殼採集と釣大会 冬の植物を知ろう

(16)

 資料2

 現在・特別活動の一つとしてのクラプ活動は,教育課程の中でどの ような役割を果たしているのでしょうか。

 いくつかの教育センターなどの報告をまとめると次のようになりま

す。

 まず・教師と児童がクラブ活動を各観点毎にどのように評価するか について,あらわしたものが,図1です。

102030405060708090100%

学校生活を楽しむ とができる。

児童 教師 人間関係が円滑に

る。

児童 教師 教科学習への意欲

わく。

児童 教師 興味・関心が拡大

れる。

児童 教師 自己の特性の発見

役立つ。

児童 教師 自由研究の課題や

践に役立っ。

児童 教師 将来の進路を決定

るのに役立つ。

児童 教師

     図1 児童と教師のクラブ活動に対する評価  この図から一般的に言えることは・教師の方が児童よりもクラブ活 動による多面的な教育的効果を認めているということです。具体的に は教師はクラブ活動が・学校生活を楽しむのに効果的であり,人間関 係の円滑化にも役立ち,学習への興味・関心も喚起していると判断し ているのですが,児童は必ずしもそのように思っておらず,クラブ活 動は自由研究の課題や実践や特性の発見に役立っていると答えている のが6割に達しているにすぎません・また,クラブ活動によって自主 性・社会性を育てることは余り期待できないという報告もあります。

さらに,クラブ活動は教科の学習と結びつきにくいという報告も見ら れます。

 しかし,私は特別活動としてのクラブ活動は学年や学級を越えて,

児童が伸び伸びと自発的に活動することによって,各自の特性や能力 は十分に発揮できる場として位置づけられていることから,児童に とってもっと多面的な効果が認識されるべきだと思います。

 このような教師,児童,そして私の認識の違いはどのようにして起 こってきているのでしょうか。それは,クラブ活動が十分に機能する ような形態が各地の学校でとれていないからではないでしょうか。例 えば,クラブ活動の時間やクラブの決定方法に問題があるという声も 聞こえてきます。

 そこで私はともすれば教科に重点を置きがちな教育活動の中におい て,特別活動,特にクラブ活動について,その意義や教育的効果,ま たその本来のあり方を研究したいと思いました。

 しかし,今までの報告の多くが中学校,高校を対象としたものであ り,小学校のクラブ活動の実態は十分に把握できません。

 そこで,今回の実態調査では理科クラブや科学クラブに焦点をあて,

長崎の小学校のクラブ活動の意義,教育的意義,その本来のあり方の ほか,活動に際しての問題点とその改善策,さらには活動にあたって のくふうなどについても調査したいと思います。お忙しい時期とは思

いますが,先生方の御協力をお願い致します。

 尚,この調査の結果は,まとまり次第,改めてお知らせいたします。

1.失礼ですが,在職期間と性別をお聞かせ下さい。

    ( )年  (男・女)

2.現在,担当されているクラブ名をお聞かせ下さい。

   ア。理科クラブ  イ.科学クラブ  ウ.栽培クラブ    エ.飼育クラブ  オ.その他(   )クラブ

3.現在のクラブを担当されて何年ですか。  ( )年

4.a.クラブ活動の実施日時はいつですか。

    ( )曜日  ( )校時

b.単位時問は何分ですか。  ( )分

c.クラブ活動の実施は何学年からですか。

  ( )学年以上

5 4月から現在までの活動のテーマとその結果,また,これからの 予定等をお聞かせ下さい。

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

テ   マ 活動 内 容

6.a 夏休みなど休暇を利用して研究させていますか。

   ア.はい  イ。いいえ

  b 「はい」と答えられた先生にお聞きします。休暇を利用しての   研究の意義についてお聞かせ下さい。

   ア.自由な活動ができる。

参照

関連したドキュメント

22年度 23年度 24年度 25年度 配置時間数(小) 2,559 日間 2,652 日間 2,657 日間 2,648.5 日間 配置時間数(中) 3,411 時間 3,672 時間

19年度 20年度 21年度 22年度 配置時間数(小) 1,672 日間 1,672 日間 2,629 日間 2,559 日間 配置時間数(中) 3,576 時間 2,786 時間

□一時保護の利用が年間延べ 50 日以上の施設 (53.6%). □一時保護の利用が年間延べ 400 日以上の施設

令和4年10月3日(月) 午後4時から 令和4年10月5日(水) 午後4時まで 令和4年10月6日(木) 午前9時12分 岡山市役所(本庁舎)5階入札室

中学生 高校生 若年者 中高年 高齢者 0~5歳 6~15歳 16~18歳 19~39歳 40~65歳

撤収作業 コンサート開始 1 時間 30 分前:舞台監督 小学校到着. コンサート開始 1 時間前:出演者・スタッフ

「Long Interval Time」には、ロングインターバル時間(0~355)(単位: ms)を指定し、GUI 上で算出したロング インターバルベース時間(Measurement Mode

年次 時期