• 検索結果がありません。

1970年代における賃金形成と労働生産性

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1970年代における賃金形成と労働生産性"

Copied!
20
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

法経論集67・68弩 論  説

1970年代における賃金形成と労働生産性

遠 山 弘 徳

1 はじめに

 1973年は、戦後の「黄金時代」ωを亨受した資本主義諸国にとって特別な 意味をもつ年である。この年にいたって、いずれの国も「黄金時代」が終え たことをはっきりと意識させられた。これ以降、さまざまなヴァリアントを 内に含みながらも「フォーディズム」として一様iに理解することができた戦 後の資本主義諸国が、多様な「国民的軌道」をみせはじめる(2)。そうした国々 の中で、社会コ・一一・Lポラティズムと呼ばれる北欧諸国とともに比較的良好な経 済パフォーマンスを示した国に数えられるのが、日本経済である。いずれも、

失業率、インフレ率の得失表において高いスコアーを記録している(3)。

 そこで本稿では、ネオeマルクス派アプローチにもとついて、こうした日 本経済の相対的に良好なパフォーマンスを説明する仮説を提示してみたい。

いいかえれば、1970年代の「危機」に対して資本主義日本がどのように対処 したか、ということである。

II賃金・労働生産性の国際比較

1970年代の長期不況からの日本資本主義の回復の速さは、70年代後半から 8◎年代に顕著になる力強い資本蓄積にあらわれているω。この資本主義のエ

ンジンたる蓄積の動きは   ネオ・マルクス派にしたがえば   利潤率 によって決定される。

ρ :II/K= (H/Y)。(Y/Z)s(Z/K)

(1>

ここでpは利潤率、IIは利潤、 Kは資本ストック、 Yは付加価値、 Zは潜

一一R3−一一 (318)

(2)

ユ97⑪年代における賃金形成と労働生鷹性

在的産出量である。つまり利潤率は利潤シェア(II/Y)、稼働率(Y/Z)、

潜在的産出量・資本スドック比率(Z/K)の3つの要因によって決定される。

ネオ・マルクス派のなかでも、3つの要因のうちどれをもっとも規定的なも のと考えるかで3つの恐慌論が描かれるが、ここでは、労働と資本の政治経 済的バランスにもとついて恐慌論を構築しているヴァリアントにしたが

う(5)。それによれば利潤率の決定要因としては、第1項すなわち利潤シェァが もっとも重要な意味をもつ。

 利潤シェアはつぎのように定義される。

びπコII/Y=(Y−W)/Y= 1 一一 crw

(2)

 ここでtrrrは利潤シェア、σwは賃金シェア、 Wは賃金総額である。この(2>

式より理解されるように、賃金シェアσwが上昇すれば、利潤シェアσπは低

下する。

 さらに賃金シェアはつぎのように定義される。

σw=W/Y=(W/Y>/Py=・Uw/Py=(w/y)/Py 3  ここでPyは産出価格デフレ・・…一ター、Yは現行価格表示の純産出、Yは不変

価格表示の純産出、UWは単位あたりの労働コスト、Wは貨幣賃金、 yは労働 生産性である。この〈3)式から理解されるように、賃金シェアは、単位あたり 労働コストが産出価格より急速に上昇する場合に上昇する。そして労働コス

トは貨幣賃金が労働生産性より速く上昇する場合に上昇する。

 したがって②(3>式より、利潤シェアが貨幣賃金と労働生産性に依存するこ とが理解される。ネオ・マルクス派にしたがえば、この貨幣賃金と労働生産 性という2つの指標は、労働市場と生産過程における労資間のコンフリクト

を調整する諸制度に依存する。いわばそれらは、労資間のコンフリクトを表 現するマクロ的指標といえよう。

 こうした理解にしたがって、貨幣賃金と労働生産性の長期的動向を示した ものが以下の図である。

 図1は、主要資本主義国のうち5か国の貨幣賃金および労働生産性の上昇 率をしめしたものである。趨勢をみるために3か年の移動平均を示してある。

容易に理解されるように、どの国も60年代の後半から70年代初頭にかけて、

労働生産性の低下と賃金の急上昇(いわゆる賃金爆発)を経験しはじめてい る。その結果、労働コストも急速に上昇しはじめている。上述の②(3拭から

(317) 一一一R4−一

(3)

篇⑳ロ   

の 

5 9

紹︐35鴨3 3 

法経論集67a68号     論  説

図1貨金ζ労縦産性

        臼本

②ウ

葛ィ艇e5触ー93健鋭﹃魚 砿 敏 a ㌫ a 翫 a 軌 軌

tg?e      柳ε   働鍾金上鼻率

   1980 鯉労働E産牲上算皐

アメリカ合綱

奪.£s

e.2巳

6.三§

$.se

9.¢5

     19?ケ

磯噸金上鼻褻

イギワス

  199 v       19BS

醤習働生産性上錨建

i No

6・

lsne      蕊ウ7ケ      198ρ

  麟霞金上購     轡労横主齪主上鼻壌

        一35−一 (316)

(4)

1970年代における賃金形成と労働生産性

フうンス

⑦.14 砧.捻

6.聾の

e.㈱

③.

駐.嗣

9、麗

e・D

欝蘭金上舞駆 愚労儲姓劇上鼻率

西ドイツ

8。38

9.

の。94

9.ee

磯災金よ算率 轡労働矧主上熈

資料:日本銀行調査統計局『国際比較統計遺

容易に理解されるように、こうした事態は賃金シェアの急上昇と利潤シェア の低下を招く。そしてそれは、ネオ・マルクス派の理論的枠組みのなかでは 資本主義経済のエンジンである蓄積に負の効果をあたえることになる。

 こうしたマクロ的指標は、資本主義諸国が「黄金時代」の好循環を形成し ていた所得分配と労働産性の関係、およびその背後にある賃労働・資本間の 妥協を   1960年代後半から   維持できなくなったことを物語るも のであろう。これ以降、資本主義経済は長期不況に陥ることになる。

 本稿の関心の中心は、こうした主要主義諸国間の経済パフォ・・・…マンスの相 違   とりわけ長期不況期にさいしてのそれ   にある。そこで1970年 代の長期不況期の動きに注目しながら上の図1をみると、賃金・労働生産性 調整における日本経済のきわだった速さが理解される。他の国がその調整に

(315) 一36−一

(5)

重i去経言命集67翁68号 ム融

2◎年近く要しているのに対し、日本はほぼ10年足らずで終えている。しかも この調整は、労働生産性の回復においても、賃金の抑制においても、他の国 以上に迅速な展開をみせている。たしかに、労働生産性は、1950年代中ごろ から1970年代初頭にかけての、いわゆる高度成長期と比較すれば、その平均 的な上昇率において大きく低下している。だが、つぎの表1において理解さ れるように、労働生産性の平均上昇率は、依然、他の国を凌駕していること

も事実である。

表1 労働生産性の国際比較

1960−−68    68−73     73−79     79−88

臼  本 8,5         7.6         2、9       3

アメリカ 2,6       1       0         1.1

イギリス 2.7         3.2         1.3       2

フランス 4.9         4.3         2。5       2

西ドイツ

4.2         4.1        2,9

出所:OECD, Hist◎rical Statistics,1960−89.

注:労働生産性は1人当たり実質GDP

 こうした比較においても、賃金調整、労働生産性の回復における日本経済 のきわだった速さがうかがわれる。したがって問題は、ig70年代の長期不況 期に日本経済において労働生産性の低下と賃金爆発に対処するために如何な る戦略がとられたか、ということである。また、賃金・労働生産性は生産プ ロセス・所得分配における労資間のパワー関係を表現するマクロ的指標であ るから、それはいいかえれば、「黄金時代」の終わりにあたり、高成長のシス テムを構成していた労資間の関係がいかなる方向に編成されていったかを問

うことでもあろう。賃金形成と労働生産性源泉、さらに両者をシステマティッ クに理解することが必要である。

III賃金と労働生産性

KI−・一 1 賃金分散と労働生産性   2つのパタン

Freeman[7]は1970年代以降の各国の経済パフォー一マンス   とりわ け雇用水準   の相違を労働市場の構造すなわち賃金分散wage disper一

一37一 (314)

(6)

197◎隼代における賃金形成と労働生産性

tionに関連づけた分析を展開している。その分析結果によれば、両者のあい だには非線形的な関係が存在する。すなわち賃金分散が高い経済(制度的特 徴として分権化した賃金交渉をもつ)と賃金分散が低い経済(集権化された 賃金交渉制度をもつ)が、両者の中間的な賃金分散をもつ国にくらべて良好 なパフォーマンスを示す、ということである。したがって経済パフォーマン スと労働市場の構造は、ラクダコブ形の関係を描くことになる。

図2 賃金の硬直性とコーポラティズ為

2、e

洛   .4  の∠   β

賃金の硬直性

陰β@鵬 04 02 ﹂0

0

鍬/

鱒幽

    ㊨襯訂H優Rりいのs

o齢糊y密  爾闘τ聖OK賄◎◎編

趣『側C薮

〜︐蓼肇肇睾000

e,2

宰  2   3   

567891。_213,4,5,6t,°

 出所:OECD〔11〕P.79  コーポラテイズムの順{立

 図2はこの関係を示したものである。これによれば、1970年代の「危機」

の時代にあって、相対的に良好な雇用パフォーマンスを実現できたOECD経:

済は、アメリカ、カナダ、日本等の賃金交渉が高度に分権化され賃金分散が 高い経済、およびスゥエーデン等の北欧諸国に代表される賃金交渉が高度に 集権化され賃金分散が低い経済一一いわゆる社会コーポラティズム諸国一 一一フ2つのタイプにかぎられる16》。

 いいかえれば、ラクダコブ形の両端の資本主義諸国は、1970年代の高失業 に対処するために、対照的な2つの戦略を採用したということである。すな わち賃金交渉を集権化されたレベルからより分権化されたレペルへと移行さ せる戦略と賃金交渉の集権化を強める戦略である。したがって社会コーポラ ティズムの方向をのぞけば、失業率の高い経済に対する処方せんの1つは、

アメリカ等の例に倣い、労働組合の力を弱め、賃金交渉の分権化を促進する というものになろう。たしかに雇用水準は上昇するかもしれない。だが賃金

(313) 一38一

(7)

      法蓬鋸i言命集67.68塔』         書禽    言艶

分散も上昇することになろう。しかも賃金分散の上昇は、長期的にみれば、

労働生産性のパフォーマンスに影響をあたえる、すなわち賃金分散が上昇す るか、低下するかで、労働生産性に   長期的にみて   異なった効果 をあたえることになろう(7)。とすれば、1970年代に、同じように良好な雇用 パフォーマンスをしめした2つの経済タイプであるにしても、異なった構図 がうかびあがってくる。そこで、さらに賃金分散が労働生産性にあたえる影 響もみることにしたい。

 高失業に対処するために採用された2つの戦略が、労働生産性にあたえる 効果としては・すでに経験的に、2つのパタンが確認されている。

 第1に、スゥエーデンの労働市場政策に代表されるパタンである。すなわ ち連帯賃金政策である(8)。スゥエーデンの連帯賃金は、簡単にいえぱ、企業の 賃金支払能力にかかわりなく「同一労働に同一賃金」というものである。す なわち賃金分散を抑えた、平等主義的な賃金体系の構築を目指したものであ る。だが・このモデルにおいては「同一一労働に同一賃金」がたんに社会的公 正を意図されて提案されているのではない。それは同時に、経済全体の生産 性を上昇させる手段として位置づけられている。

 「高賃金によって高収益の企業に『課税する』ことを避け、低賃金によっ て低収益の企業に『補助金を与える』ことを避ける」([11]P.78)。すなわち 衰退産業から成長産業への経済のリストラクチュアリングを促進することを 意図したものである。それによって同時に、効率の低い企業から押し出され た労働力を   積極的労働市場政策によって(9)  より効率の高い企業 へ再配分することを実現し、社会全体が労働力という資源を効率的に利用す ることを可能にする。こうして経済全体の生産性が上昇すると想定されてい

る。

企業レベルでみると、平等主義的な賃金(賃金分散の低下)は、限界的企 業にとって高賃金、高負担を意味することになる。したがって平等主義的な 賃金は効率の低い企業を淘汰していく重要な手段として位置づけられてい る。他方・成長企業にとって平等主義的な賃金は軽減された労働コストを意 味し・いっそうの投資を可能にする条件となる。こうして限界企業の淘汰と 成長企業のいっそうの成長によって経済全体の生産性が向上することにな

る。

賃金分散と労働生産性にかんして経験的に確認されている第2のパタン は、1970年代以降のアメリカを好例とするものである。1970年代以降、アメ

一一一R9一 (312>

(8)

1970年代における賃金形成と労働生産性

リカ企業は労働市場の規制緩和を推し進めながら、労働組合のパワーを弱め、

賃金交渉を集権的レベルから分権的レベルに移行させた。すなわち労働力を より可変的な生産要素にするために、雇用関係の再編をつうじて、企業の中 により大きなフレキシビリティを導入することである。いわゆる賃金のフレ キシビリティを高める戦略である。これによって賃金分散が上昇し、すでに雇 用されている多くの労働者は賃金を引き下げられ、あらたに創出された雇用

も低賃金化している(ゆ。

 こうして低賃金労働者層の拡大は、企業に誤ったシグナルを送ることにな る。つまり技術の改善や労働者の技能を高めることによってではなく、むし ろ労働コストの低下にもとついて他企業と競争を行う方向に企業を誘導す る。このことは同時に非効率的な生産、陳腐化した技術を残すことになり、

その結果企業は低水準の生産性に陥る。しかも、こうした生産性トラップに 陥った企業には、そこから抜けだそうとするインセンティブも形成されにく

い(11)。

 ごく単純化していえば、第1のパタンは、賃金分散の低下→労働生産性の 上昇であり、第2のパタンは、賃金分散の上昇→労働生産性の低下である。

Boyer〔4]のタームをつかえば、第1のものはr攻めのフレキシビリティ」

戦略、そして第2ものは「守りのフレキシビリティ」([4]P.36>戦略と呼 ぶこともできるであろう。すなわち、後者は、短期の雇用、非典型的な雇用 契約、ヒエラルヒィーをつうじた労働者のコントcr・・一ル、そして外的な経済 変化や労働市場の需給バランスにきわめて感応的な賃金によって特徴づけ られる。これに対し前者は、長期持続的な雇用、慣習的な労働契約、労働の 自律性および最新の設備、所得を個人・集団のパフォ・一一・・?ンスと連結させる 制度化された企業内ルーチンや職歴に基づく賃金によって特徴づけられる。

 1970年代の長期不況にさいして、高失業への対処策として採用された2っ の戦略は賃金形成において対照的な内容をもっていた。そしてその賃金形成 のあり方が労働生産性にあたえる効果としては、上述のように経験的に2つ のパタンが確認されている。そこでつぎに、こうした賃金分散と労働生産性 の経験的なパタンをもとに、1970年代の日本における賃金調整と労働生産性 の回復をみていくことにしたい。

lll− 2 1970年代の賃金分散

以下ではまず企業の財務構造から賃金コストの推移を再度確認したうえ

(311> 一40−一

(9)

法経論集67。68号 論  説

で、賃金分散をみていくことにしたい。

 1970年代の長期不況期には企業の財務構造から売上高の大幅な落ち込み が観察される。したがってもし賃金が60年代と同様のペースで上昇していた ならば、人件費が企業にとって大きな負担となったはずである。だが図3の 売上高に占める人件費の推移をみると、売上高の落ち込み以上に大きく落ち 込んだことが理解される。この時期、企業が人件費の抑制にいかに大きな努 力を傾けたかがうかがわれる(12)。しかも、他の固定費すなわち金融費用、減 価償却費と比較しても、この人件費の落ち込み幅は大きい。

、図3 人件費対売上高比率

②8

痘ル舵 9㊧の3 舩隅%鎗4

峨峨峨瓶噸

196の 19物 19S9

  一3ヵ年移動平均一各年上昇率

資料:日本銀行調査統計局『主要企業経営分析』

結論を先取りしていえば、1970年代の日本経済において、上述のような賃 金調整を可能にした要因の1つが、以下でみる賃金分散の上昇にあったと推 測される。いいかえれば、その背後にあって分配関係を形成していた労資関 係が、アメリカ資本主義と同様に、規制緩和、労働組合の弱体化、賃金交渉 の分権化を推し進める形で編成されていったことを示唆するものであろう。

 まず第1に、Freemanの分析にもとついて、国際比較のうえから日本経済 が賃金分散の高いグループに入ることを確認しておこう。表2は1970年代以 降の賃金分散の水準と変化にしたがって各国別にまとめたものである。それ によれば、日本、アメリカ、カナダ等で賃金分散が上昇している。他方、分

一一一S1 一一 (310>

(10)

      197◎年代における賃金形成と労働生灌1性

散がきわだって低下したイタリアをのぞけば、その他の国では変化はほとん どみられない。

 こうした国際比較から、日本資本主義が1970年初頭の賃金爆発に端を発し た長期不況に対して、賃金分散を高める方向に労資関係を編成していった経 済グルー一プに入ることが理解される。

       表2 賃金分散の国際比較

High and increasing アメリカ

日本 カナダ

オーストリア Increasing

ニュ・一一一一…ジs・一・一ランド

イギリス

オーストラリア ノルウェー

Moderate and stable ベルギー

アイルランド ドイツ

Decreasing イタリア

L◎w デンマーク スウェーデン フィンランド

      出所:Freeman〔7〕P.67

 つぎに時系列的に賃金分散の変化をみることにしよう。一般的にいって賃 金分散は長期的に低下傾向にある。だが、この長期不況期には、その傾向の

(309)       −42一

(11)

法経論集67・68号 論  説

逆転ないしは鈍化が観察される。表3は製造業の規模別の階級からそれぞれ 20の産業をとりだし、1967年と1979年の賃金分散を示したものである。こ れによって1970年代の不況期に賃金分散がどのように変化したかをみるこ とができる。変動係数をみると、1967年の0.17から1979年のO.22に上昇し ている。このことは、およそ10年間の不況のあいだに、企業間の賃金格差が 拡大したことを示すものであろうα3)。

表3 賃金分散 1967年

合 計 平  均 分  散 標準偏差 変動係数

賃金総額

樺闢熬タ金 樺闃O賃金

9490924 W557802 X04868

158182.06 P42630.03

P508LI33

770228539 S68575738 U4601839.

27752,991 Q1646,610 W037.5269

0ユ754496 O.1517675 O.532952娃

1979年

合計 平  均 分  散 標準偏差 変動係数 賃金総計

樺闢熬タ金 樺闃O賃金

9985714 W997571 X97248

166428.56 P49959.51 P6620.8

1.34E十〇9

X05912038 V8482773.

3665L116

R0098,372 W859.0503

Q。220黛213

O.2007099 O.5330098 資料:労働省統計情報部編『賃金・労働時間制度の実態』

 こうした賃金分散の傾向は労働市場の構造にも反映されている。雇用市場 に現われる労働者を正規労働者と非正規労働者の2つの層に分類し、非正規 労働者層が197◎年代の10年間にどのように推移していったかを示したもの が表4である。

表4では、製造業の正規および非正規労働者の構成比を示してある。ここ でいう正規労働者とは一般常雇い労働者、非正規労働者は臨時雇いと日雇い である。1962年から197i年にかけては、正規労働者層は拡大し、他方、非正 規労働者層が縮小していることが観察される。だが1971〜79年の長期的な不 況期においては、アメリカ経済と同様に、正規労働者層が部分的に非正規労 働者層に代替されたとみることができる。とくに、女性の正規労働者層でこ の傾向が顕著にあらわれている。女子正規労働者層は1971年の91.6%から 85.0%へと6.6ポイントも縮小している。

一43一 (308)

(12)

1970年代における賃金形成と労働生産性

表4 労働市場の構造

男性 女性

正規労働者 非正規労働者 正規労働者 非正規労働者

1962 91.0% 3.9% 92.0% 7.2%

1965 91.1% 2.9% 88.5% LO%

1971 9L3% 2.4% 91.6% 6.9%

1979 89.0% 3.2% 85.0% 1.3%

資料:総理府統計局『就i業構造基本調査報告』

 以上みてきた賃金分散の動向から推測すると、1970年代の日本資本主義で は、賃金調整においてアメリカ型の戦略が採用されたと理解される。すなわ ち、労働組合の弱体化、賃金交渉の分権化を追求する方向に労資間関係を集 約していったと考えられる〈1 4>。実際、労働組合組織率の国際比較をみると、

Ell本経済は、この1970年代の不況期に、組織率を大幅に低下させている。こ れに対し、社会コーポラティズムと呼ばれる北欧諸国は、同じ時期に、むし ろ、組織率を上昇させている㈹。

 III− 3 賃金分散と労働生産性

 III−・2でみたように、70年代の長期不況期に、賃金分散は上昇した。しかも 国際比較のうえからも、日本はアメリカとともに、賃金分散の高い国に数え

られている。こうした事実からすると、「下方へ」の賃金フレキシビリティ、

あるいは「守りのフレキシビリティ」戦略が採用されたかにみえる。いいか えれば、長期不況にさいして、日本経済はアメリカ型の方向へと労資間の編 成を強化したと理解される。ところが蓄積率をみると、「黄金時代」を下回る

とはいえ、依然、他の国より高い水準にあり、その回復は利潤率をうわまわっ て、力強い動きを示している。投資はGDPのおよそ15−17%にもおよぶ㈹。

 それゆえ賃金分散の上昇という事実から、アメリカにおけるように、「フレ キシブルな実質賃金が労働節約的イノベ・・・・…ションに代替的である」([4]

P.56)とは単純にはいえない。

 繰り返していえば、70年代において確認できた事実は、第1に、賃金分散 の上昇である。この蒔期に、賃金が労働生産性上昇率のうちに抑制されるよ

うに調整されたことは、この賃金分散の上昇が1つの説明をあたえてくれる。

(307> 一44一

(13)

法経霞命集67。68弩 論  説

したがって賃金分散の上昇が、1970年代初頭の賃金爆発に対処するための1 つの戦略としてi採用されたことは間違いなかろう。しかし日本経済では、賃 金分散とともに労働生産性も他の国以上に速いスピードで回復している。上 述の仮説にしたがえば賃金分散の上昇は   アメリカを典型的な事例とし て   労働生産性の低下につながると想定されていた。ところが、70年代 の不況期において、日本経済は相対的に速い労働生産性回復をみたのである。

 したがって、1970年代の日本資本主義の賃金調整・労働生産性の回復を理 解するためには、賃金分散の上昇と両立する労働生産性上昇のメカニズムを あきらかにしなければならない。理論的には3つのケースが考えられうる。

(1)賃金分散の上昇と労働生産性の回復という事実から考えられることは、

1つは、賃金格差が質の高い労働をより効率的な企業(したがって高収益・

高賃金の企業)の方に引き寄せるシグナルとして機能した、というものであ る。ここでは通常の経済理論にしたがって賃金が労働力という資源を効率的 に配分する価格として理解される。

(2)第2に考えられることは、「守りのフレキシビリティ」戦略と「攻めのフ レキシビリテ4J戦略の2つが同時的に採用されたということである。労働 市場の二重化(正規労働者層を非正規労働者層に代替)を推し進めることに より、マクロ・レベルでは低賃金層を拡大させ、ミクロ・レベルでは合理化 投資を推し進めながら正規労働者を外部労働力に代替させることによって労 働コストを低下させる。その一方で、正規労働者層を縮小させながら、その 層にかんしては雇用と高賃金を維持することにより、労働者の労働意欲を高 める〈i7>。さらにこの中核的な労働者の技能向上を追求していく。

③つぎに考えられるのは賃金形態の変化である。賃金形態は、基本的に、

固定給と能率給に分類される。簡単にいえば、固定給とは、労働効率に関わ りなく総労働時間に1時間あたりの報酬率を乗じて支払うものである。他方、

能率給とはこれと逆に、労働者の生産に対する貢献度の大小に応じて労働報 酬を決定するものである。したがってこの賃金形態の相違は労働生産性に異 なった影響をあたえると同時に労働生産性成果の分配の相違にも関係する。

 固定給という賃金形態の性格からすれば、労働生産性・生産量が急上昇す る時期   たとえば高度成長期   には、企業にとっては固定給の方が コスト上有利になる。ところが、生産量が落ち込んでくると固定給は企業に

とって大きな負担となる。むしろ生産高に応じた報酬の支払、能率給の方が 企業にとって有利となるc8)。

一45一 (306)

(14)

      1970年代における賃金形成と労働生塵性

 したがって不況期において、労働コストを抑えながら労働生産性の向上を 実現する1つの方法は、賃金形態を固定給から能率給にシフトさせることで ある。しかもこうした賃金形態のシフトは、1970年代に観察された賃金分散 の上昇とも矛盾することはなかろう。

 このように、賃金分散の上昇と労働生産性の回復という事実を説明しうる 3つのケースが考えられうる。だが直ちに理解できるように、第1のケース は非現実的である。たしかに理論的には賃金格差を放置することにより、高 収益の企業に労働者をプルする政策も可能ではあるが・外部市場よりも内部 市場が発達している日本の労働市場の現実に照らしてみれば・この仮説は非 現実的であるといってよいであろう《19)。したがって考察されるべきは第2お

よび3のケースであろう。

 賃金分散の上昇がマクロレベルで労働コストを低下させたことはすでに見 たとおりであるから、第2のケースを検討するさいには、成長産業と衰退産 業を区別したうえで、衰退産業および成長産業における賃金が労働生産性に

あたえる効果をみる必要があろう。また、第3のケ・・一一.一スにかんしていえば、

所定内賃金に占める基本給(固定給〉と能率給の時系列的な推移を見る必要

があろう。

 本来、それぞれのケースを個別に検討する必要があろうが・本稿では・成 長産業をとりあげ、そしてその産業の代表的な企業において賃金体系がどの

ように構築されているかをみるにとどめておきたい。だが・それをつうじて もマクロレベルで観察された賃金分散の上昇と労働生産性の上昇が企業レベ ルでどのようにして実現されたか、すなわち人件費の抑制と労働意欲の向上 がいかに実現されたか、その一端をみることができるであろう。

 III− 4 成長企業と賃金体系

 1970年代以降日本経済を牽引する成長産業の中から自動車産業、そしてそ の代表的1企業をとりあげることにしよう。この企業では、他の企業と同様 に、設備投資額が1970年代の不況期において低下してくるが、それにもかか わらず労働生産性の上昇は維持されている(2°)。これはいいかえれば、設備投 資による生産の大規模化にもとついた生産性上昇メカニズムと異なったとこ ろに生産性源泉が求められていることを示すものであろう・この企業の賃金 体系を示したものが以下の図である(21)。

(305) 一46一

(15)

法経論集67・68号 論  説

図4 自動車企業の賃金体系

出所:野村〔18〕333ページ。

 これによれば基本給と生産手当が賃金の大半を占めることが理解される。

すなわち基本給が28.3%、生産手当が39。8%である。基本給は一般的に固定 給的色彩を濃くするが、この企業では、基本給さえも個人の能率向上のため の努力が反映されるように決められている。

 そうした基本給以上に賃金全体において大きな割合を占めているのが生産 手当である。これは生産効率、しかも直接的生産部門の生産効率を反映する ように決定された賃金部分である。つまり全従業員の賃金に直接生産部門の 能率を反映させた部分である。したがって生産補助部門や事務・技術部門と

いった能率を管理しにくい部門の賃金も、直接生産部門の能率を反映するよ うに決められている◇

 このような能率給中心の賃金体系であれば、賃金が労働者の労働意欲を駆 り立てる、したがって賃金の上昇が労働生産性を上昇させることになろう。

ただし、ここで観察されるのは高賃金が労働生産性を高めるメカニズムで あって、賃金原資そのものの拡大ではない。この点は注意されるべきである。

したがって賃金を通じた労働意欲を向上させるメカニズムが成立したとして も、それが直ちに企業にとって労働コストの増加を意味するものではない。

しかも、すでに指摘したように、労働生産性も生産量もそれほど急激に伸び ない不況期にあっては、この能率給中心の賃金体系は人件費を抑制するうえ でも企業に有利な体系である。

 こうした賃金と労働生産性のシステムにこそ、生産の大規模化に代わる労 働生産性の源泉、それに加えて賃金調整のメカニズムが存在していたと理解 される。少なくとも、この企業においては、そうしたシステムが賃金調整お よび労働生産性の源泉となっていたと理解される。たしかにこれは1企業に

一47一 (304)

(16)

ig70年代における賃金形成と労働生麗性

すぎない。だが70年代の不況期から80年代にかけて成長産業になった自動 車産業、しかもその代表的企業において、こうした賃金・労働生産性システ

ムが成立していたことは注目に値する事実である。

IV 結びにかえて

 終わりにあたって、残された課題をあきらかにしておきたい。本稿の課題 は、ネオマルクス派アプローチにもとついて、1970年代における日本経済の 賃金調整と労働生産性の回復を説明することであった。この両者をシステマ ティックに理解するために本稿では賃金分散に注目したが、すでに指i摘した ように、1970年代には国際比較のうえから賃金分散の上昇にくわえて、相対 的に高い労働生産性上昇率が観察された。

 こうしたマクロ的指標からは、1970年代において北欧諸国型とアメリカ型 に代表されるような戦略が採用されたと理解される。すなわち賃金分散の上 昇からは賃金をコストとして賃金フレキシビリティを高める戦略、一方、労 働生産性の上昇からは賃金を労働努力のインセンティブとして賃金を高める 戦略が追求された、と理解される。しかしそれらはk長期不況期に対処する

うえで、相反する対照的な方法である。

 本論では、こうした対照的な事実を理解するために、若干の仮説を提示し た。だがその検証は残されたままである。しかも上述のマクロ的揃標は、所 得分配と生産過程における労資間のコンフリクト、ないしはその上で形成さ れる妥協を表現するものであるから、1970年代における労資聞のコンフリク

トを歴史的に追求し、それによって仮説を補完する作業も必要であろう。他 日を期したい。

1)この用語にかんし・てはMarglin[10]を参照されたい。

2)第2次世界大戦後のフォード主義的成長体制および1970年代以降の各   国の成長体制にかんしてはBoyer[5]をみよ。

3)1973年以降の各国の失業経験の比較にかんしてはRowthorn and Glyn   [14]およびOECD[12]を参照されたい。

4)各国の蓄積率の比較にかんしては、たとえばArmsrtr◎ng, Glyn and

(303) 一48一

(17)

量張経言甜集67り68S≡}

論  説

 Harrison([1]P.251 f)を参照されたい。

5)以下はアメリカ・ラディカルズのモデルにもとついている。この点にか   んしてはGord◎n, Weisskopf and Bowles[8],Weissk◎pf[15][16]

  を参照されたい。またアメリカ・ラディカルズの理論的性格にかんして   は磯谷[21]を参照されたい。

6)コ・・一一ポラティズムと失業。雇用パフォーマンスの関係にかんしては、

 Calmfors, Driffis[6]もあわせて参照されたい。

7)この関係にかんしてはRowthorn[13]を参照されたい。

8)スゥエーデンの連帯賃金政策にかんしては、たとえば戸原[19]を参照

  されたい。

9)積極的労働市場政策にかんしてはOECD[11]を参照されたい。

10)1970年代以降のアメリカの所得分配の動向にかんしてはHarrison  and Bluestone[2]を参照されたい。

11)Bell and Freeman[2]は、フレキシブルな賃金構造をもつ産業が雇用   を増加させるか否かを検討し次のような結論に達している。すなわち彼   らによれば、雇用にあたえる効果にかんしては、技術的にダイナミック  な産業における賃金の上方へのフレキシビリティが、停滞的な産業にお  ける賃金の下方へのフレキシビリティを超える。

12)この企業の財務構造からみた人件費は、貨幣賃金を消費財価格でデフ   レートした実質賃金と異なり、企業にとっての実際の労働コスト負担を  意味する。この人件費対売上高比率はいわば貨幣賃金を生産物価格でデ

  フレ・・…一一トした生産物賃金pr◎duct wageに同じものといえよう。

13)われわれは同じように、製造i業にサーヴィス部門をふくめた27の産業に  かんして賃金の変動係数をみたが、それによってもこの10年間に賃金格  差の上昇が観察された。

14>こうしたマクロ的指標による分析は、その背後にある現実の労資間のコ   ンフリクトを分析することによって補完されるべきであろう。この両者  から戦後日本経済を分析したものとしては宇仁宏幸[22]がある。

15)1970年代および1980年代初頭をつうじて、アメリカと日本では賃金労  働者に占める労働組合員の比率は着実に低下していった。とくにアメリ  カのケースは劇的であり、1970年に31%であった組織率が1985年には  18%に急落している。他方、ヨーロ.ッパ諸国は1970年代には組織率の上  昇をみている。とくにスカンジナビア諸国では90%に達している。

一49−一 (302)

(18)

197⑪年代における質金形成と労働生産性

16)蓄積の回復の理由として、Armsrtrong, Glyn and H arrison[1]は、

  ig70年代初頭における利潤率の急激かつ大幅な低下にもかかわらず、日   本経済の利潤率が、依然、他の国よりも高い水準にある点、そして1970   年代において大半の他の国よりも安定的である点を挙げている([1]

  P.252f)◎

17)賃金が労働生産性にあたえる効果にかんしては、Bowles and B◎yer[3]

  およびBoyer[4]を参照されたい。

18)賃金形態の性格にかんしては、尾高[17]を参照されたい。

19)内部労働市場という現実を考察すれば、「企業内調整」と賃金の関係もと   りあげるべきであるが、ここでは資料等の制約により考慮にいれていな

  い◎

20)伊丹[20]によって、第1次オイルショック後の1970年代後半が低い設   備投資率と高い生産性の上昇を両立させた時期であることが確認されて

  いる。

2i)以下の自動車企業の賃金体系にかんする叙述は野村[18]の実証研究に   基づいている。

引用文献

[1]Armsrtr ong, P, Glyn, A. and H arrison, J. C砂露厩s勉Since 2945.

  Blackwell,1991.

[2]Be正1, L, A. and Freeman, R. B.:tDoes a Flexible卜Industry Wage

  Structure Increase Emp1oyment? The US Experience. ム脇ER

  Wo r海ゴng 1: aPer,1V∂.1604,1985。

〔3ユBowles, S. a獄d Boyer, R.藍eDo stable wage−1ed employme鍛t Regimes   exist? m勿zeo.1991.

[4]Boyer, R、貿The ec◎n◎mics of job protectiorl and emerging capita1   −labour reiations., 《EPREM[ン4P.」へ〜b.9015,1990.

〔5]Boyer, R. c!The Capital Labour Relations in OECD Countries二Fr◎願   the Fordist璽℃01den Age t◎C◎ntrasted National Trajectories.

  (]ER〜〜EMAR 2>b.902G,1990.

[6]Calmfors, L。 and Driffill, J。℃entralization of Wage bargaining and

  Macroeco㎜ic Perforlnance. 翫o%o卿o勘碗y. April,1988.

(301) 一一 50一

(19)

法経論集67 ・ 68号 論  説

〔7]Freeman, R。 t{Lab◎ur markets. Economic Policy. April,1988.

[8]Gordon, D. M., Weisskopf, T. E and Bowles, S.㌦ong Swings and   the Nonreproductive Cycle.  4merican Economic Review VoL 73,

  No,21983

[g]Harrison, B., and B. Bluestone. Wage polarisation in the US and   the tflexibility debate.  Cambガdge/bptrnal Of Economics.1>b. Z4,

  1990.

[10]Margiin, S.駅Lessons of the Golden Age:An Overview. in Marglin,

  S.and Shor, J(eds.)The Go laen Age Of Cal》italism. Calrendon Press,

  1990.

[11]OECD, Economic Survays, Sweden.1989.

[12]OECD, The Chalenge Of Unemploツment。1982。

[13]Rowthom, B. tWage dispertion and employment in OECD countries.

  in Mizoguchi, T(eds.)Making Economics More Ef宏icient And More   Eqblitable Factors Dθ彪γ勉初伽8 Zncome Distribzation. Kinokusiya.

  1991.

[14]Rowthorn, B., and Glyn, A. q璽The Diversity of Unemployment Exper・

  ience Since 1973. in Marglin, S。 and J. Shor(eds)The Golden、Age Of   Cmpitalism. Calrendon Press,1990。

[15]Weisskopf, T. E.ξMarxian crisis theory and theτates o£profit in   the postwar U. S。 economy. Cambribge/burnal Of Economics.1979.

[16]Weisskopf, T。 E. t{The analytics of Neo・Marxian Crisi theory・An   illustrative mode1−. 「経済研究」Vol.39 N◎.31988.

[17]尾高燵之介r労働意欲と賃金形態一賃金形態論序説一」

   『経済研究』Vo1.40, No。3,1989年。

[18]野村正實「自動車産i業の労使関係(1)−B社の事例一」

   『岡山大学経済学会雑i誌』第20巻第2号、1988年。

[19]戸原四郎「スゥエーデンにおける平等主義と市場経済一連帯的賃金政策   を中心に一」

   (『現代日本社会2 国際比較[1]』東京大学出版局、1991年)

[20]伊丹敬之他著『競争と革新一自動車産業の企業成長』東洋経済新報社、

  1988年。         .

[21]磯谷明徳「アメリカeラディカルズ政治経済学の地平」『状況』1990年

一51 一一 (300>

(20)

       1970年代における賃金形成と労働生産性

  1G月号。

[22]宇仁宏幸「戦後日本資本主義とフォーディズム」『経済評論』1991年11   月号。

1299) 一一 T2一

参照

関連したドキュメント

     第軸章 序 言

• 1つの厚生労働省分類に複数の O-NET の職業が ある場合には、 O-NET の職業の人数で加重平均. ※ 全 367

賞与は、一般に夏期一時金、年末一時金と言うように毎月

非正社員の正社員化については、 いずれの就業形態でも 「考えていない」 とする事業所が最も多い。 一 方、 「契約社員」

育児・介護休業等による正社

契約社員 臨時的雇用者 短時間パート その他パート 出向社員 派遣労働者 1.

第9図 非正社員を活用している理由

が66.3%、 短時間パートでは 「1日・週の仕事の繁閑に対応するため」 が35.4%、 その他パートでは 「人 件費削減のため」 が33.9%、