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2011 年度遺物整理報告

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Academic year: 2021

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― 103 ―  本研究所には、過去の調査に関わる大量の

考古遺物が保管されている。しかしそれらの 中には未整理のものも多く、台帳にも不備が ある。長年の間に生じた混乱もみられ、憂慮 すべき状態であった。そこで研究所では、3 年計画でこれらの整理を行うこととし、具体 的には ①全遺物の整頓収蔵、保存体制構築 および基本台帳の完備、②未報告遺跡の報告 準備等の目標をたてた。①についてはまず遺 物の保存状況の正確な把握、関係資料の収 集、図面類の確認をおこなった。作業の結果、

ダンボールに入れられたままの資料が大量 にあることが判明したため、それらを急ぎ恒 久保存ができるコンテナーに移す計画をた てた。またそれらの分別、破損した遺物の修 復、汚損した袋の交換、汚損した遺物の洗浄、

劣化した遺物の応急保存対策等を行った。着 手した遺跡は東原古墳群、徳台遺跡、坊入遺 跡、年長 1 号墳、炭焼平古墳群、地部道 1 号 墳等に及び、一応修復が完了し、状態の良い ものについては展示に供した。しかし、残さ れた部分も多く、台帳の作成、コンテナーへ の収納も一部にとどまった。

 ②の対象となるのは川田原遺跡(古墳)、河 原田遺跡(弥生時代)である。川田原遺跡に ついては分類を終了し、コンテナーに収納し た上で、大半の遺物の図化を終了した。河原 田遺跡については複数個の大型土器棺の接 合中である。その他の大量の土器片について は確認と記入を継続中である。① ②ともに、

まだ緒に就いたばかりであり、継続して地道 な努力を続けてゆきたい。

2011 年度遺物整理報告

参照

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