九州工業大学研究報告(工学)No.39 1979年9月 65
マークガード方式による成績処理プログラム
(昭和54年5月31日 原稿受付〕
AProgram for Grading Tests using a Mark−Card System
by Hiroshi NAKANO TatSuo ENDO
SY〕NOI」SIS
Amark card systern is reported for eva阯ating test results in schools.
The features of the program are: − 1)The ability to check rnistakes s亡udents rnヨke when they answer quest{ons on cards.
2)The ability亡o selec亡many kinds of questions. Questions can be ei亡hel・required and/or free]}・
selec[ed.
3)The capac忙y of giving irldivjdual students different questions by changing a parameter. The rlunlerical answer can be invidually graded depending on the studenピs ID Number.
Lまえがき 相当な汎離を持ってし}る・すなわち露数5剛
内,選択問題2問以内で自由に設定できる。
多人数教育による教育の効率化に電子計算機を利用す {3〕全学生に各人別々の故値で解答させる問題を作る ることは,近年の教育界の傾向である。 ことができる。
大学教育に於て電子計算機による成績処理を行なうこ
とは,適用の鯖によって好ましい効果醐待されるこ 2誠頗処理プ゜グラムの鞭
とが多し㌔例えば,機械工学系学科の材料力学,流体力 入力データは,出題型式と配点を記入したマークカー 学,熱力学、機械設計など数値計算を要求し,その結果 ド各一枚と,学生達が記入した解答マークカードである。
が一定の誤差範囲にあるものを正解として処理できる学 解答のデータは,まず文宇型で読み込まれ,サプルーチ 科では,学生の理解の程度や心理的状況を配慮しつつ, ンASDで,学生の記入ミスのチェックを行い,記入ミ 適量の小試験及び演習を適時に行なうことにより,教育 スのない場合は,整数型または実数型の数宇に変換され 効果をあげ,勉学意欲を促すことも可能と考えられる。 る。次にサプルーチンQWEで学生番号の顧にデータの 並び換えを行なう。このあと、メインルーチンで,採点 本報告は,このことをねらって開発したプログラムで, され,採点結果、平均点,ヒストグラムが,出力される、
200人以内の学生を対象とした場合を,例にとワ,故値解 なお記フ、ミスのあった場合は,エラーメッ七一ジと記入 答方式の試験問題の成頴を評価処理するプログラムの詳 ミスを印刷する。
細について述べたものである,
本プ・グラム喘長は,次の脚である。 3・使用方法
(1}マークカードへの解答の記入ミスをチェックし, 3、1、使用機及び使用言語
これに対処するシステムをもっている・ 使用機情報処理教育七ン声一 IBM370.115 ② 出題型式として,出題鼓・必修・選沢を指定でき、 使用言語 フォー1ラン
始 め
データ読み込み
ASD QWE
採 点
平均点の評汀 ・ 一ヒストクフム
フ作戊
印 刷
終 リ
始め ㌣㍍1・・ サ帯∫・ この例では・躍数6問のうち1鋤の鋼は必修で・
デ_タ読み込み 記辿ミ緬
サプルーチン
@ASD
記辿ミスの
̀ェ・ソク
整数型・実 伯^へ変;摸
RETURN
データの 並び摸え
(学生岳号↑三「D
残り2間の中から1題選択することになる。
3.2.2.配点、
マークカードに各]題ごと2欄使用して配点を記入 し,これを2枚目の入力データとする。
記入例(出題数6問,必修4問,選択1問の場合)
数型へ変摸 RETuRN 1⑪2030351515(第]欄〜第12欄)
QwE 配点は,問1から順に10,20,30,35,15,15点とな RETURN る。
採 点 3.2、3.解答記入方法
記入事項,記入例を表1,図一2に示す。学生の記入ミ スを防ぐ為,試験終了後に時間を与え,記入させるのが よい。
印 刷 表一1 解答記入事項
記入噸1記入1{・一言己入形式
学 年 第1欄 i整 数
学生番号12−51墨鞠
図一1成績処理プ。グラム概酬 」王 ∋6−131・一マ宇
選択・∋・ @14と151撫tた,,樋翻
解 答[1問鯉二言5欄匿議川i〒)
3.2、使用手順
川 学生番号の下2桁をAIDとおき,これを用いて {1)選択問題
解く問題を作成し,正解の式を導く。ついでプロブ 選択コードの記入は,選択1問の場合は第14欄 ラムの所定の位置に正解を与える式を組み込む。 に,選択2問の場合はMと15欄に田く。選択問題の ② 出題型式(出題数,必修,選択)と配点とを決め 解答は,必修問題の解答の次の枠から,順番に,選 各1枚のマークカードに記入する。 択コードの14欄,15欄の解答を書く。
{3}試験を行い,試験終了後,学生に必要事項と解答 {2}解答
を,マークカードに鉛筆で記入させる。 解答は,原則として有効数字3桁とする。解答枠 3・2・1・出題型式 は,1題につき5欄としたので,解答が大きすぎた 学生1人に付きマークカード1枚を使用するものとし り,小さすぎる場合には,学生番号の下2桁(AI たため,繕数は鋼以内・出題型式1ま下記の範囲内に D)に淀雛力口減瓢し抽嘩恥て問題を作
なっているが,その拡張は容易である。 成するとよい。
出題型式(入力データの第1枚目) 3.2,.1.試験後の手順
出題数 1〜7問(マークカード第1欄) ソースプログラムど入力データとを図一3に示す順に 必修問題頴 1〜5問{マー効ニド第2脚 並べ,カードリーダーにか1ナる。
選択問題数 0〜2間(マークカード第3聞) この際,データカ_ドのあとのコントロ_ルカ_ドを のけておき,リードさせる。そして,り一ドチェックに 記λ例(出題数6問,必修4問,選択1問の場合) ひっかかったカードを,逐次抜き取り,最後に訂正して 6射 {マークカード第]栩〜第3欄) コントロールカードと一緒に再リー一ドさせるとよい。
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223・15TANAKA 6 −23・ 24・64・.21 111. −3・3
図一2 解答記入例(出題数6問,必修4問,選択ユ問の場合)
出題麟12劉\合搭群 メインルーチンと2つのサブ、レーチンから成る.ソー
採点基準(GOSA) コントロ_ノレ.ヵ_ド スプログラムは・今回・フォートランで書き・パンチカー 正解の ドを用いた。入力データは,マークカードを用いた。
4、1. メインルーチン
コン1、ロ_ル.ヵ_ド 出題型式、配点を整数型で読み込み,次に解答群 を文宇型でプランクカードが現れるまで読み込む。
(2)採点
サプルーチンASD, QWEから戻ったデータを 図_3 カードの構成 もとに採点する。記入ミスがある場合は・エラーメッ セージとエラー個所を印刷する。学生番号の記入ミ 3.2.5.出題例とその場合の正解を導くプログラム スがある場合,採点を省略し点数を0とおく。選択 材料力学の章末テストに,本プログラムを使用して成 コードまたは解答に記入ミスがある場合は,その箇 紐の評価を行った。その中から,出題例と正解を導くプ 所の答を0とおいて採点する。
ログラムを示す。 なお,今回採点基準の誤差範囲を,±3%とおい 出馴2。0(,pm}で、 AID(PS)の醐を伝達する軸の ているが・こFL蹴況に応じて適駿えること耐 離繊D{⇒は,いくらか.ただL許容 きる・
応力,。=3kg/m,fと.。 (3〕平均点『計算する・
{41 ヒストクラムを作成する。
正解のプログラム 」.2.サプル_チンASD
公式より,{∫=71.5㌔聴『π一 マークシート方式では,かならず学生違の記7sミスを 4=71.53、厄1D 200x3 考慮しなければならない。記入ミスの内容としては,マー ニご ゆえに,プログラムは, ク不良,マークミス,プログラム中の変数と:さ イブが異 A(X)=71.5x(AID/600}o・3 なる等があり,これらの対象として次の方法が考えられ X:問題措号(1〜7) る。
AID:学生語号の下2桁 川 データを、整数または、旦三数型で読み込んで実行さ
せ,正しい結果が得られるまでこれを繰り返す。 学生番号順に,入力データ,チェックコード,変換さ ②実行を2度に分け.最初は文字型で読み込み れたデータを並びかえる。
チェックだけのプログラムにかける。次にエラー箇
所を証し,麟また膜麹で講込み実行させ 5誠髄理プ゜グラム
る・ 蹴処理プ・グラムのリストを、表2,1〜2,3に示
(3)文宇型で1文字ずつデータを読み込み,記入ミス す。
のチェックと処理を行い,記入ミスのないものは,
麟ま献鞠へ変換する.解答につ、、ては,さら ε・あとがき
に5文宇分を1つ吸数躍換レ鏑テさせる・ 電子計算機による繍評価栖う胎使閥の醐,
今回は・記入ミスの対策として・最も手間のかからな 状況によっては,本プ・グラムを参考にして適宜修正し,
い(3}の方法を用い・これをサブルーチンASDとした。 使用されれば幸いである。
次にチェック事項と内容を述べる。 採点に関しては,解答のみが評価の対象となり,思考 4.2.1.学生番号のチェック 過程が把握しがたい。この欠点は次の工夫によって幾分 記入ミスがあれば 学生番号に仮の数値(9999) 改善されるであろう。すなわち,a)難易度のことなる がはいり,チェックコードにユが記憶される。記入ミス 問題を出す。b)1つの出題について設問を多くする.
がなければ,整数型へ変換される。 c)易しいものから順次問等う。
4.2.2.選択コードのチェック
記入ミスがあれば.選択コードは0となり,チェック 謝 辞
コードに2または3がはいる尊記入ミスがなければ,整 本プログラム作成にあたって御指導いただいた九州工 数型へ変換される。 大fi!」報処理教育センターの方々及びProf. Wechselblatt 4.2.3.解答コードのチェック に深く感謝いたします。
記入ミスがあれば,その箇所の解答は,0.0となリ チェックコードに,記入ミスをした問題番号が記憶され
る血
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衷 2 1 成紐処理プログラム
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選」尺コード(」)」・エ・ツクと匠可llgll
解言キのチ.エックと1ヨ]1訓
表一2−2
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〔 H↑STうnlL門 P o 〜aSu3EI 4、:TEt6,∠ト50ハ
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ヒストグラムの作成
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I九IIヨ・IJ=口 臼±11−6 1↓:II4,エハ=1晦
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C .C口LLつ 4 10−4n■ 真 」SHEn °¶し:コ1)C−1
n「】 30 f1コq,HC,5 1K=111−4}ノ5 %1=0 呂三 ロ0 κ1コ0 うP〕 33 11コ1,5 3ヨ nlI11コo■
「1咋 40 12巳=115 に=11+12 1)0 50 1ユコ1.10
学生岳号のチェック
1自!焔川=mf凸川 @ }名前
選択コードのチェック
表一2−3
11:11DIK.1}・[…O.AII:31, 弓こ〕 f[ハ 40
50 Clr1TlnUE
τFIIDlK.1,・E「]■HlnAS1 弓つ TO 白O IFIIDlK・11■Eコ・〜P五CE} 弓〔ハ 下0 40 1F(IDlK,!ハ■∈う●TE討, 輌コT TO 40 民}=Klq
+O Cゴ〕tlTIHUE . IFIK1■1…コ唱O】 6口 T口 :]2 3白 克AtI1く,11=1「)−
1L=1忙←3 1CIIL,11=IK
¶FIjく1直Eコ■10ハ ICllL.11二白 日0丁nユ0
32κ1コO
o「] 白5 1三=1,5
Kざ11tl2 文宇型散字 oロ5513=hlo l l IFIIDIK.1,・E勺●直ll3」} 〕{IZ,=FL口ATtII[〕1民,1】−IO]ノnR} ▼ 55cう・汀17川E ヨ{・数型教三㌻
IFIlDt民曽1}●EOIHIH4S) K2≒12◆10 lFIID K●11,〔…口.5PACI…, ワll2,=O・
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毘丁=Kコ・■10 9=.,.
9く2=トく2−10 [)o・凸o l4己1・5 13竃5−1寺
tFII4・Eウ.K2》 GO TO 6つ IFII白,Eq甲Kユ, G口 τ0 弓〒
!ニコ10...11 nコ9命D【工≒1●C Gn TO 60 「7 nコ島ノ10・
60 COア」TIトIU∈
IFt札2.GE・1」 弓コー5 叫nコ5一民3
5=10・●■HrI AA【1杖・11■1巳ノ5 コO C[ハL11ト1トハUE L500 Cα゜41†H1」E nErun性 E1コ
解答への変換
5つの変.辻を実致型 の1つの変数におく。
解答のチェック
皇UBnOUT!NE 『1冒E
cOWHOH I白13有,〜o田,lc¶10.200hlDC【T、2001,AP」〜1丁,加o】,H,nc,N□XY 一一}ユ・り・プノレーチンQWE
,、措い〜° .学蠕号mニユll:びか已.
JU 10 K=1.r」
UKコ!DCl2,]く1●100←!1コc{3,Kj D〔】 2〔〕 L呂民.閉
鴫コL+1
°IL耳1口CI三. ,,100◆IDCl1・H1 lFl国民●LT.rぜL, GO I「} Pつ !〕【〕 30 Jコ1.T
τu=!E]閃:1」・K,
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wo1轟HsIJ,K1 ° 九 」SlJ,K}富且r」S¶JIH)
32 九NStJ.H,=冒0 DI〕 34 Jコ 1,UC lH::lE〕{」,Kl 1「〕 」音K,ヨ10lJIHハ ヨ与 IDlJ・H,11H J1コLコ丁.ID其〒
0「〕 〕6 」コ1,Jl IH4:lC IJ,片,
IClJ.杖ハ=ICIJ・門1 〕6 1Ct」,呵}担∫冒
}1トξコIDCl2r1く,●1100+lOC{3・K1 どu cu 」Tlnuピ
10 ;口 」TI句UE REh凪討 P旧
71