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 同報告書に示された米国連邦政府による 1988〜

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Science & Technology Trends SeptemberOctober 2011 9 TOPICS

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 米国の Battelle Memorial Institute は、2011 年 5 月にヒトゲノムプロジェクトに関する経済効果を 定量的に分析した結果を報告した

1)

。1988 年から 2010 年までのヒトゲノムプロジェクトおよびそれ に関連する研究と企業活動により、累積で 7,963 億 ドルの経済効果が生まれ、383 万人の雇用が創出さ れたと推定している。

 同報告書に示された米国連邦政府による 1988〜

2003 年に行われたヒトゲノムプロジェクトへの投 資額と、2004〜2010 年に行われたヒトゲノムに関 連する科学技術への投資額を図表 1 に示す。ヒト ゲノムプロジェクトが完了するまでの 1988〜2003 年に、米国国立衛生研究所(NIH)と米国エネルギー 省(DOE)から合計で 38 億ドルの投資が行われた。

2004 年以降は、ゲノム研究に関連する研究も含め た費用であり、2004〜2010 年に 66 億ドルが投資 された。2010 年を基準にして物価上昇率を考慮し た場合、これらの投資額は、それぞれ、56 億ドル、

72 億ドルに相当する。

 産業連関分析を用いて、ヒトゲノムプロジェク トおよび関連する研究と企業活動による経済効果 と雇用が推定された。この産業連関分析では、投 資による直接効果に加えて、直接効果により各産 業部門に誘発される第 1 次間接効果、直接効果と 第 1 次間接効果による雇用者所得から生み出され る第 2 次間接効果を推定している。分析には 420 を越える米国の産業部門間の関係を地域別に整理 した産業連関表を含む、米国 MIG 社の産業連関分 析用システム IMPLAN®が使用されている。

 同報告書に示された産業連関分析による経済効 果と雇用増加の推定結果を図表 2 に示す。経済効 果として直接効果と同等の第 1 次、第 2 次間接効 果が得られている。一方、創出された雇用におい ては直接効果よりも第 1 次、第 2 次間接効果の 比率が高い。ゲノム関連の研究開発では Cerela

Genomics 社など民間企業の寄与が大きく、民間セ クターによる経済効果と雇用増加が全体の 95% と 92% を占めている。

トピックス

4 ヒトゲノムプロジェクトによる経済効果の定量分析

 米国の Battelle Memorial Institute は、1988 年から 2010 年までのヒトゲノムプロジェクトおよび それに関連する研究と企業活動による経済効果を定量的に分析し、累積で 7,963 億ドルの経済効果と 383 万人の雇用が創出されたと報告した。経済効果と雇用の推定には産業連関分析を用い、米国の連 邦政府と民間セクターによるゲノム関連産業への投資による直接効果と間接効果を算出している。特 にゲノム解析に関する効果では Cerela Genomics 社など民間企業の寄与が大きく、結果として民間 セクターによる経済効果と雇用が 90% 以上を占めている。

参 考 1) Battelle Memorial Institute, Economic Impact of the Human Genome Project:

http://www.battelle.org/publications/humangenomeproject.pdf

図表 1 米国連邦政府によるヒトゲノムプロジェクトと関 連する科学技術への投資

( )内の数値は物価上昇率を考慮した金額

図表 2 ヒトゲノムプロジェクトおよびそれに関連する研究 と企業活動による経済効果と雇用増加

参考文献1)を基に科学技術動向研究センターにて作成

参考文献1)を基に科学技術動向研究センターにて作成

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参照

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