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今理解しておくべきWeb PKIを支えるトラストの動向

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Academic year: 2021

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(1)

今理解しておくべき

Web PKIを支えるトラストの動向

セコム株式会社IS研究所

島岡 政基

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自己紹介

認証局サービスの設計・構築(2000~)

運用視点からのPKIに関する調査研究(2001~)

各種PKI相互運用プロジェクト(JNSA, Asia PKI Forumなど)

IETFでの標準化活動(RFC 5217)

認証業務における本人確認コストのモデル化

数少ない国内ルートCAの設計・構築・運用(2004~)

各ブラウザベンダへのルートCA登録など

国内初のWebTrus for CA認定取得

最近はトラストの研究がメイン

トラスト勉強会はじめました(次回12/18)

https://sites.google.com/view/trust-study

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(3)

今日お話しすること

Web PKIを支えるトラストの歴史

CTをはじめとする技術的取り組み

CA/ブラウザフォーラムを中心とする運用的取り組み

CA安全神話崩壊がもたらした変化

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まずは

ウォーミングアップ

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(5)

サーバ証明書の種類

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種類

説明

DV証明書

(Domain Validation)

ドメイン名に関する身元確認

WHOISデータベースなどを参照

OV証明書

(Organization Validation)

ドメイン名および組織の身元確認

上記に加えて企業信用情報データベースなどを参照

EV証明書

(Extended Validation)

ドメイン名および組織(法人格)の身元確認

上記に加えて(商業)登記簿などを参照

DV/OVと異なりグリーンバーによる視認性を確保

HTTP

DV

OV

EV

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(6)

CA/RAの役割

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代理店など

LRA

認証局事業者

CA

RA

失効情報

サーバ管理者

(Subscriber)

DV/OV/EVなどの

発行審査

(本人確認)

権限承認など

証明書発行

証明書発行申請

失効届など

鍵ペア生成

CSR生成

エンドユーザ

(Relying Party)

証明パス検証

証明書発行

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CA: Certification Authority

(L)RA: (Local) Registration Authority

CSR: Certificate Signing Request

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Web PKIのトラストモデル

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用語の説明

WebTrust for CA(WTCA)

認証局運用監査規準のデファクトスタンダード

AICPA/CICA(米・加公認会計士協会)が2000年に策定

CABF設立後はCABFの各種

要件・ガイドライン

を参照

毎年の外部監査を必須要件としている

CA/Browser Forum(CABF)

CA事業者とブラウザベンダの業界団体として2006年に設立

WG活動をもとに認証局の各種

要件・ガイドライン

を策定

動議・投票による合意形成

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(9)

Root Store Policy, Root Program

Apple

https://www.apple.com/certificateauthority/ca_program.

html

Google Chrome

https://www.chromium.org/Home/chromium-security/root-ca-policy

Microsoft

https://aka.ms/rootcert/

Mozilla

https://www.mozilla.org/projects/security/certs/policy/

Opera

https://www.opera.com/docs/ca/

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WebPKIに

何が起きているのか

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(11)

Web PKIのトラストの歴史

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SSL2

Netscape Navigator 1.1

(最初のSSL実装)

TLS 1.0 (RFC 2246)

VeriSign社のMicrosoft社に

対するコード署名証明書

セコムが日本初の

WTCA準拠CA構築

TLS 1.1 (RFC 4346)

TLS 1.2 (RFC 5246)

Thawte社とlogin.live.com

StartComセキュリティ侵害

CertStarのMozilla証明書

MD5偽造RapidSSL証明書

SSL Observatory

Comodoセキュリティ侵害

StartComセキュリティ侵害

DigiNotar

DigiCert Sdn. Bhd.

Flame

TURKTRUST

CA Security Council

Certificate Transparency

(RFC 6962)

ZMap

インド情報工学センター

Gogo社

Superfishとその仲間

CNNIC

Censys.io

Let's Encrypt

1994

1996

1998

2000

2002

2004

2006

2008

2010

2012

2014

2016

2018

主なマイルストーン

証明書インシデント

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プロフェッショナルSSL/TLS

(Ivan Ristić 著・齋藤孝道 監訳)

をもとに島岡が作成

(12)

Web PKIのトラストの歴史

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SSL2

Netscape Navigator 1.1

(最初のSSL実装)

TLS 1.0 (RFC 2246)

VeriSign社のMicrosoft社に

対するコード署名証明書

セコムが日本初の

WTCA準拠CA構築

TLS 1.1 (RFC 4346)

TLS 1.2 (RFC 5246)

Thawte社とlogin.live.com

StartComセキュリティ侵害

CertStarのMozilla証明書

MD5偽造RapidSSL証明書

SSL Observatory

Comodoセキュリティ侵害

StartComセキュリティ侵害

DigiNotar

DigiCert Sdn. Bhd.

Flame

TURKTRUST

CA Security Council

Certificate Transparency

(RFC 6962)

ZMap

インド情報工学センター

Gogo社

Superfishとその仲間

CNNIC

Censys.io

Let's Encrypt

1994

1996

1998

2000

2002

2004

2006

2008

2010

2012

2014

2016

2018

主なマイルストーン

証明書インシデント

CA安全神話の崩壊

典型的には2011年の

DignNotar以降

(13)

ルートストアの変遷

自堕落な技術者の日記 - Windowsルート証明書の更新プログラム(2014.09)と戯言など

http://blog.livedoor.jp/k_urushima/archives/1767480.html

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(14)

いまWeb PKIに起きていること

CA安全神話の崩壊

2008年以降証明書の不正発行・偽造などが本格化

2011年のオランダのルート認証局DigiNotarへの不正侵入による不正発行が

典型的なターニングポイント

数の膨張による人^H質的運用の限界

NSAをはじめとするPervasive Surveillanceの顕在化

従来の想像を超える攻撃技術・資源の投入 (stuxnet, flame, etc.)

より高度な暗号技術の開発競争へ (TLS 1.3, 耐量子暗号など)

暗号技術(標準・実装)に対する攻撃の本格化

BEAST, Lucky13, Heartbleed, POODLEなど

MD5証明書偽造、RC4解読など

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より強固な暗号化通信のニーズ

信頼基盤・暗号技術の安全性回復

認証局を盲目的に

信頼できる時代は終わった

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今のインターネットに必要なこと

より強固な暗号化通信のニーズ

中長期的にも確実に必要

プロトコルアーキテクチャなどにも

Security by Designが求められる時代に

信頼基盤・暗号技術の安全性回復

今すぐ乗り換えられる代替手段・選択肢はない

実装の洗練と普及、エコシステムの確立、スイッチングコスト

中長期的な観点はまた別に必要

質から量のアプローチへ

定量的・

システマチック

な運用管理(Operation Technology)へ

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Web PKIのチャレンジ

~技術と運用の両面~

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技術的取組み

証明書の不正発行・誤発行対策

HPKP(廃止), CT, CAA

常時HTTPS化

HSTS

Web PKIに代わるトラスト基盤の期待

DANE

証明書の有効性を制限

Tech

-constrained Approach

Short-Lived Certificate

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島岡政基, 「トラストアンカーを巡る課題と最新動向 ~インターネットの信頼の起点として~」,

PKI Day 2014, NPO日本ネットワークセキュリティ協会, 2014.

http://www.jnsa.org/seminar/pki-day/2014/data/AM03_shimaoka.pdf

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本日は時間の都合で赤枠のみ解説します。

他の詳細は下記資料等をご覧ください。

(18)

Certificate Transparency

自分の証明書が勝手に発行されないための技術

勝手に = 他の認証局から or 他の誰かに

DigiNotar事件を受けてGoogleが提案(2011)、

2013年にRFC 6962

すべての認証局の発行ログを

衆人環視するための技術

拙速が故に功罪両面あり

→ただちに6962bisがWG itemに

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大角祐介, 「 Certificate Transparencyを知ろう ~証明書の透明性とは何か」,

PKI Day 2016, NPO日本ネットワークセキュリティ協会, 2016.

http://www.jnsa.org/seminar/pki-day/2016/data/1-2_oosumi.pdf

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本日は時間の都合で概説のみ説明します。

詳しくは下記資料をご覧ください。

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CTの仕組み(1)

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Webサイト

(Logクライアント)

認証局

CTログサーバ

CTモニタ

(Auditor)

1) 証明書発行要求

4) SCT付証明書発行

CTログサーバ

CTログサーバ

プレ証明書のチェーン(CTログ)

をハッシュ木で分散管理

複数のログサーバ

に分散登録

ブラウザ

(TLSクライアント)

Signed Certificate Timestamp,

プレ証明書にタイムスタンプと

署名を付与したもの

(20)

CTの仕組み(2)

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ブラウザ

(TLSクライアント)

Webサイト

CTログサーバ

CTモニタ

(Auditor)

1) アクセス

2) SCT付

証明書発行

CTログの継続的な検証により

example.comの証明書が他CAから

(無断で)発行されたことを検知できる

CTログサーバ

CTログサーバ

アクセス先の

SCTを取得・検証

認証局

(Logクライアント)

1’) CTログの

取得・検証

3) CTログを取得、

SCTを検証

2)が最新の証明書で

あることを確認

(21)

主なCTログサーバ

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Name

Operator

Size

Status

Pilot

Google

164,039,310

Available

Rocketeer

Google

158,805,020

Available

Icarus

Google

136,315,966

Available

Aviator

Google

46,466,471

Frozen

WoSign log

WoSign

6,717,011

Available

Symantec

Symantec

6,067,807

Available

Skydiver

Google

6,064,152

Available

DigiCert log

DigiCert

3,224,377

Available

StartCom log

StartCom

334,643

Available

VEGA log

Symantec

323,970

Available

Venafi log

Venafi

99,824

Available

各ログサーバの保有している

証明書ログ件数

(22)

(HTTP) Public Key Pinning

概要

アクセス先のサーバ鍵を事前共有しておくことで,中間者攻撃を検知する

狭義のPKP(ブラウザにハードコーディング)と,広義のPKP for HTTPがある

前者はブラウザにハードコーディング

後者は初回HTTPヘッダを使ってサーバからブラウザにPublic KeyをPinする (RFC 7469)

実装

Chrome46以降, Firefox35以降, Android 4.2以降

課題

ハードコーディングだとスケールしない→PKP for HTTPで解決

TOFU問題 → 後述のpreloaded HSTSと組み合わせて解決する

類似技術

Trust Assertions for Certificate Keys (TACK)

DNS-Based Authentication of Named Entities (DANE)

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Public-Key-Pins:

pin-sha1=”4n972HfV354KP560yw4uqe/baXc=”;

pin-sha1=”qvTGHdzF6KLavt4PO0gs2a6pQ00=”;

pin-sha256=”LPJNul+wow4m6DsqxbninhsWHlwfp0JecwQzYpOLmCQ=”;

max-age=10000; includeSubDomains

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HPKPからCTへ?

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(前略)Chromeのセキュリティ担当チームは、「Chrome 67」でHPKPのサポートを取りやめる

計画を明らか

にした

。Chrome 67の安定版がリリースされるのは、2018年5月29日頃の見込みだ。

HPKPをめぐっては、これまで複数のセキュリティ研究者がさまざまな問題を指摘してきた。たとえば、

サイト運営者が誤ってサイト訪問者をブロックしてしまったりする可能性があるという。

Chromeのチームは開発者に対し、ピンではなく、Certificate Transparency(CT:証明書の透明性)

と比較的新しいExpect-CTヘッダーと呼ばれる仕組みの利用を推奨している。

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出典:https://japan.cnet.com/article/35109624/

(24)

DNS CAA レコード (RFC 6844)

Certification Authority Authorization

当該FQDNに証明書を発行するCAをCAAレコードで指定する

CABF BRでCA検証が必須化(2017年9月以降)

CAは、発行申請されたFQDNにCAAレコードが設定されて

いた場合には、これに従わなければならない(MUST)

一部例外規定あり

Webサイトが必ずCAAレコードを設定しないといけないわけ

ではない

example.com. CAA 0 issue "example.net"

example.com. CAA 0 iodef "mailto:[email protected]"

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(25)

Tech

-constrained Approach

認証局が発行する証明書の名前空間と拡張鍵用途を技術的に

制限することによってリスクを縮減させるアプローチ

課題

すべてのルートCAにすべてのgTLDの証明書を発行できる権限を与えて

いる (cf. *.google.com)

多くのルートCAがコード署名証明書を発行する権限を持っている

実態

多くのルートCAは発行先TLDが偏っている

gTLD + 自国のccTLD

.comに証明書を発行していないルートCAも3割近く存在する

アプローチ

認証局が発行する証明書の名前空間を技術的に制限する

証明書ベース:X.509 nameConstraints拡張

実装ベース:ブラウザ依存

認証局が発行する証明書の拡張鍵用途を(CA単位で)技術的に制限する

実装ベース:ブラウザ依存(X.509のextendedKeyUsage拡張とは別)

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(26)

名前制約の効果の分析と試算

MozillaのRichard Barnesによるレポート(2015年3月)

過去1年間の実績では

60%のルートは、発行する証明書のTLDが11以下である

28%のルートは.comに証明書を発行していない

各ルートが発行可能なTLDを適切に制御できたら?→試算してみた

仮に実績ベースで発行可能なTLDを

制限すると、attack surfaceは42%に

削減される

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Mozilla, Empirical measurement of the DNS scope of Mozilla root CAs, Fig. 2(a), 2015.

https://docs.google.com/document/d/1nHcqeuWlgM9a1jZ6MjoOyJX7OL2p3GzAR9AJeNaxTV4/

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(27)

名前制約の一例

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ANSSI(フランス政府認証局)

フランス管轄下のccTLDのみ(.fr, .gp, .gf, .mq, etc.)に限定

Kamu SM(トルコ政府認証局)

トルコのccTLDの一部に限定

Technical Constrained CAはWebTrust for BRの

監査要件が一部緩和される

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(28)

Short-Lived Certificate

証明書の有効期間を短期間化することで失効メカニズムを不要とする

などしてリスクを縮減するアプローチ

Let’s Encryptは控えめに90日とした

Grid Computing分野では約10日間の運用事例あり[1]

CABFでの議論 (Ballot 140, 153)

有効期間96h(4日間!)を発行可とする動議→却下された

あくまでもオプショナルという位置づけ(強制ではない)

IETFでの議論 (draft-ietf-acme-star

[2]

)

Short-Term, Automatically-Renewed (STAR)

Short-termについても若干議論あり

1~2週間程度 vs. 24~72h程度

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[1] https://gridka-school.scc.kit.edu/2011/downloads/AAI_SLCS_20110909_Andres_Aeschlimann.pdf

[2] https://tools.ietf.org/html/draft-ietf-acme-star

ブラウザベンダは4/5が賛成

CAベンダの賛同はわずか4/21

(29)

WTCA v1.0

EV SSL v1.0

EV SSL v1.1

EV SSL v1.2

EV SSL v1.3

WTCA v2.0

BR v1.0

EV SSL v1.4

EVCS v1.1

Network v1.0

BR v1.1

WTEV v1.4.5

WTBR v2.0

WTEVCS v1.1

EVCS v1.2

EV SSL v1.5

EVCS v1.3

BR v1.2

BR v1.3

EVCS v1.4

EV SSL v1.6

BR v1.4

WTBR v2.1

WTEV v1.6

WTBR v2.2

WTEVCS v1.4

WTCS v1.0

Network v1.1

BR v1.5

1994

1996

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2004

2006

2008

2010

2012

2014

2016

2018

運用的取組み

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CABFによる取組み

WebTrustによる取組み

CA安全神話の崩壊

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(30)

CABFによる取組み

EV SSL Guideline (2007~)

EV SSL証明書のガイドライン (法人組織の確認規準)

Baseline Requirements

(BR)

(2011~)

WebTrust for CAの技術曖昧性を解消

DV/OV/EV認証局すべてを対象とする規準

Network Security (2012~)

DigiNotar事件を受けて不正侵入対策などを規定

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WebTrustによる取組み

WebTrust for CA 2.0 (2011)

すべてのパブリック証明書を発行する認証局の認定規準

Baseline Requirementsに合わせて11年ぶりに改訂

WebTrust for EV (2014~)

EV証明書を発行する認証局の認定規準

WebTrust for BR (2014)

BR + Network Securityにもとづく認定規準

WebTrust for CS/EVCS

(2017~)

コード署名証明書を発行する認証局の認定規準

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HTTPS Telemetry

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古典的Telemetry

マーケットリサーチ分野

NetCraft、

SecuritySpace

[1]

、W3Techs

[2]

など

Alexa上位サイトを中心とした分析

一般的なトレンドを知るには十分

SSL Observatory[3]

世界でおそらく初めて全IPv4空間のHTTTPSノードを調査した

調査に2~3カ月を要した

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[1] http://www.securityspace.com/s_survey/sdata/201710/certca.html

[2] https://w3techs.com/technologies/overview/ssl_certificate/all

[3] Eckersley, Peter, and Jesse Burns. "An observatory for the SSLiverse."

Talk at Defcon

18 (2010).

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(34)

SSL Pulse

TLSサーバの定点観測サイト

https://www.ssllabs.com/ssl-pulse/

Qualys社SSL Labsが提供

Alexa上位の15万件のHTTPSサイトを、

2012年4月から毎月定点観測している

Let’s Encryptの影響はあまり見られない

過去の月次スナップショットも取得できる

証明書以外にもHSTSやCAAレコードなど関連

技術の普及状況、TLS関連の主要な脆弱性対応

状況を調査している

Heartbleed, CCS Injectionなど

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(35)

ZMapとCTモニタの登場

ZMap (2013)

[1]

ミシガン大学が開発した超高速インターネットスキャナ

45分間で全IPv4空間をスキャン可能

(ただしミシガン大並の環境が必要)

定期的な観測の頻度を向上させただけでなく、インシデントなどで

スナップショットをとることが可能に

従来の大手Webサイトの観測による標本調査から全数調査へ

中小Webサイトの状況を正確に把握できるようになった

CTモニタ (2015~)

現在の証明書のCT対応率は約96.8%(Censys調べ)

CT非対応証明書は2.35M枚 (EVも何故か44K枚ある)

Chrome特有の要件

2015年以降、全EV証明書のログ提供が必須化

2018年4月以降、OV/DVを含む全証明書のログ提供が必須化

CTログにより外部から観測困難な情報も取得可能になった

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EVは93.2%

[1] Durumeric, Zakir, Eric Wustrow, and J. Alex Halderman. "ZMap: Fast Internet-wide Scanning and Its

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ZMapとCTモニタの登場によって

世界規模の証明書データセットが構築された

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ZMap Project ( https://zmap.io/ )

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( https://censys.io )

ZMapが定期的に収集するインターネットデータセットの

検索ポータルとして2015年から公開[1]

定期的にIPv4空間をスキャン、データセットを収集している

検索性能、使い勝手ともに飽くことなく進化中でオススメ

2017年12月

から有償化の予定

商利用可、学術用途の無償提供は継続

データセットの種類

IPv4 Hosts (110Mノード)

Websites (970K件)

Certificates (244M件)

CTログサーバとも連携して大規模化の一途

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[1] Durumeric, Zakir, et al. "A search engine backed by Internet-wide scanning."

Proceedings of the 22nd

ACM SIGSAC Conference on Computer and Communications Security

. ACM, 2015.

(38)

Censysで証明書データセットを検索

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絞り込み

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CT対応証明書

エンドエンティティ証明書

DV/OV/EV証明書

有効期限内/期限切れ

自己署名証明書

中間証明書

ルート証明書 など

発行者組織別

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クロス分析も可能

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検索例

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parsed.issuer.organization.raw

parsed.issuer.organization.raw

parsed.issuer.organization.raw

parsed.issuer.organization.raw:

:

: “Let’s Encrypt”

:

“Let’s Encrypt”

“Let’s Encrypt”

“Let’s Encrypt” AND paypal.com

AND paypal.com

AND paypal.com

AND paypal.com

(Let’s Encryptから発行された”paypal.com”を含む証明書)

Let’s Encryptから発行されたものは全6,980枚

現在も有効なものは1,010枚

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(42)

crt.sh ( http://crt.sh/ )

COMODOが提供するCTモニタ

CTログ検索エンジン

APIやAtomフィードも提供

各種準拠性チェッカが充実

cablint, x509lint, zlint

Mozilla CA Certificate Disclosures

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(43)

cablint (1-week Summary)

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規準から逸脱した証明書を

各CAが何件発行しているか

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(44)

cablint (Issues)

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規準から逸脱した証明書の

種類と枚数

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(45)

Mozilla CA Certificate Disclosures

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Mozilla Root Certificate Policyと

整合しない認証局証明書

(ただちに違反なわけではない)

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(46)

ct-observatory

https://www.ct-observatory.org/

ボン大学のUSECAPグループが

2016年5月に立ち上げ

言わば”

CTダッシュボード

扱う情報はcrt.shとほぼ同等

可視化に注力

理想的なCTモニタ

指定したFQDNのCTログが投稿される

とアラートを送信してくれる

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第三者が勝手に個別監視できること

に対するもやもや感もあり

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(47)

HTTPS Telemetryがもたらした変化

新たなデータセットの誕生

→OTの加速

証明書のリスクや課題を、定量的・多面的に

分析・検証できるようになった

認証局のPDCAサイクルが

実質的に

短縮化

CTモニタによって異常・不正の検知サイクルが短期化

一方でブラウザベンダによる審査は長期化

機械的な検知ルールによるセキュリティ疲れ??

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Let’s Encrypt

(LE)

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Internet Security Research Groupが2015年10月に開始した

証明書無償発行サービス

Technical Advisory Boardには有名どころが大勢

Mozilla, Akamai, Cisco, EFF, Chrome, OVHなどが出資

証明書を自動発行・更新するACMEプロトコルを策定中

draft-ietf-acme-acme-08

DV証明書のみがスコープ

HTTP/JSONベースのプロトコル、署名フォーマットはJWS

CertbotなどOSS実装多数あり

統計値など

有効証明書枚数:約60M枚

有効ドメイン数:約20M件

のべ発行枚数:約165M枚(約2年間)

現在のCTログにある証明書枚数が

のべ250M枚…

( https://letsencrypt.org )

(50)

証明書と証明書チェーン

証明書プロファイル

有効期間は90日間

サーバ証明書はECDSAでもOK

ECDSAルートは2018年3月予定

CT、CAAレコード、IDNに対応済

ワイルドカード証明書は2018年1月予定

証明書チェーン

独自ルートCA(ISRG Root X1)を運用しつつIdenTrustからもクロスルート

Mozilla, Appleには独自ルートを搭載

MicrosoftはIdenTrustからのクロスルートで対応

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出典:https://letsencrypt.org/certificates/

(51)

Let’s Encryptの成長ぶり?

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(52)

マーケットシェアへの影響

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出典:https://w3techs.com/technologies/history_overview/ssl_certificate/ms/q

IdenTrust≒Let’s Encrypt

Let’s Encrypt

サービスイン

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(53)

LEの功罪

証明書の無償化と普及

DVのホワイトナイトとしての期待

証明書管理の自動化・OTの加速

ACMEによるOTの徹底→他CA事業者へのプレッシャー

証明書有効期間の短縮→証明書アジリティの改善

自動発行・更新により、有効期間を意識しなくてよくなった(24カ月→3カ月)

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フィッシングサイトのTLS化

ACMEプロトコルに則っている限りは機械的に発行される

Human-readabilityのないドメイン名

(Machine Generated Domain Name)

CTへの負担?

CTログの約2/3がLet’s Encrypt (164M/248M件)

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Root Store Providerの

迷走?苦闘?

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(55)

Web PKIのトラストモデル

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(56)

トラストアンカーとしてのブラウザベンダ

形式上のトラストアンカーはルートCAだが…

ルートCAを入れる審査をするのはブラウザベンダ

実質的なトラストアンカと言える

ブラウザベンダ>>ルートCA

ルートCAは証明書の信頼の基点になる強い存在だが、

そのルートCAに対して更に強い権限を持っているのは

実はブラウザベンダである

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(57)

CABFにおけるパワーバランス

可決票数に関する規定

(In section 2.3 (f), Bylaws, v.1.7)

認証局事業者(50)の2/3以上 (最大:50 * 2/3 ≒ 34)

および

ブラウザベンダ(6)の過半数 (最大:6 * ½ + 1 = 4)

事例:Adopt Code Signing BRs (Ballot158)

コード署名用ガイドライン策定の動議

認証局事業者 賛成17, 反対1, 棄権3 (94%支持)

ブラウザベンダ 賛成2, 反対3 (40%支持)

賛成:Microsoft, Qihoo360

反対:Google, Mozilla, Opera

ブラウザベンダ3社が反対に回ると絶対に可決されない

OSベンダとブラウザベンダでも微妙に立ち位置が変わる

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(58)

Chromeグリーンバー問題

Chrome53→55 (2016/08/21~12/01)

ChromeのCT検証機能の不具合によりSymantecの一部の

EV証明書が正しくグリーンバー表示されなくなる

GoogleからSymantecへ再三の是正勧告を行っていた最中で

のGoogle側の粗相…

Chrome57→58(2017/03/09~05/18)

ChromeのEV証明書判定機能の不具合により、Symantecの

一部のEV証明書が正しくグリーンバー表示されなくなる

GoogleによるSymantecへの制裁措置が騒がれた直後だけに

色々な憶測が飛び交った

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Microsoft “Reinforce trust”事件

(2015/12/17)

同社Root Policy改訂(2015年6月)に合わせてルートCAの審査見直しを行い、

2016年1月から複数のルートCAを無効化するとのアナウンス[1]

ダメだった点:

無効化予定とされたルートCAの件数は二転三転し、関係者は翻弄されることに。

当初20件→14件に修正→最終的には6件[2]

公式チャネル[3] より先に別筋のブログ[4]で公表された

[3] Microsoft Trusted Root Certificate Program Updates

[4] Microsoft Malware Protection Center (現Windows Security blog)

原因:Microsoft担当者とCA事業者側のコミュニケーションミス・不足

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[1]

https://web.archive.org/web/20151218085547/https:/blogs.technet.microsoft.com/mmpc/2015/12/17/microsoft

-updates-trusted-root-certificate-program-to-reinforce-trust-in-the-internet/

[2]

http://aka.ms/rootupdates#JAN16_B

[3]

http://aka.ms/rootupdates

[4]

https://blogs.technet.microsoft.com/mmpc/2015/12/17/microsoft-updates-trusted-root-certificate-program-to-reinforce-trust-in-the-internet/

[5]

http://aka.ms/rootupdates#JAN16_C

One more incident for Symantec [5]

Root Updatesでは、一部のSymantecルートについてEKUメタ情報が誤編集され、

一時的に同ルートが検証できなくなるというインシデントもあった(2016/01/20~28)

(60)

CNNICの無効化

2015年3月、CNNICの下位CAであるMCS Holdingsが

Googleの所有ドメインに不正に証明書を発行していた

ことが発覚

CNNIC曰く、MCSは特定のドメインにしか発行できない

契約だった

下位CAであるMCSの私有鍵は、HSMで管理されていない

どころかMITMプロキシに格納されていた

組織のF/Wなどに配備されることで中間者攻撃が可能に

2015年3月、MCS Holdingsを各ブラウザが失効

CNNIC自体も塩漬け状態に

CNNICが過去に発行した証明書は検証可能

以降に発行する証明書は検証できなくなる

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(61)

WoSign/SmartComの無効化

期限を越えたSHA-1証明書の発行(2015/01~03)

BRによるとSHA-1証明書の有効期間は2016年末までとすべき

(SHOULD NOT)

証明書の二重発行(2015/03~04)

シリアル番号の重複

規定外の公開鍵暗号アルゴリズムの使用(SM2)

StartComの買収(2015/11)

SHA-1証明書のバックデート発行

証明書自動発行サービスの脆弱性

Mozilla, Google, Apple, Microsoftが相次いで両ルートを失効

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(62)

Symantec問題(1)これまでの流れ

SymantecはこれまでGoogleやMozillaから再三にわたり証明書誤発行・

規準違反などの指摘を受けてきた[1]-[4]

不正なテスト証明書発行(O=TESTやgoogle所有ドメインなど)

期限超過のSHA-1証明書発行 など

2017年3月、Googleは改善の見込みがないと判断し、Chromeにおいて

同社のルートCAを段階的に無効化していくことを提案[5]

2017年8月、SymantecはPKI事業をDigiCertに売却することを発表[6]

2017年9月、ChromeにおけるSymantecルートの段階的な無効化計画を

発表[7][8]

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(63)

Symantec問題(2) ロードマップ

新インフラ:

DigiCertが新設する、Symantecの既存PKIサービスを収容するためのManaged Partner

Infrastructure[9]

Chrome70以降でも引き続き利用可能な証明書を発行できる

証明書有効期間は13カ月に制限される(他CAは39カ月)

旧インフラ:

Symantecの既存PKIサービス:

Thawte, VeriSign, Equifax, GeoTrust, RapidSSL

Chrome70以降では信頼されなくなる

2017.12.01

GoogleとSymantecの合意にもとづき、この期日までに新インフラを利用可能に

しなければならない

Symantecによれば実際の移行開始は2018年の予定[10]

2018.03.15 Chrome 66ベータ公開→04.17 同安定版公開

旧インフラで2016-06-01より前に発行された証明書は無効となる

2018.09.13 Chrome70ベータ公開→10.23 同安定版公開

旧インフラのすべての証明書が無効となる

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ただし2018年3月以降は

他CAも825日未満に制限

(64)

Symantec問題(3)参考URL

[1] CA:Symantec Issues,

https://wiki.mozilla.org/CA:Symantec_Issues

[2] Sustaining Digital Certificate Security (2015-10-28),

https://security.googleblog.com/2015/10/sustaining-digital-certificate-security.html

[3] Improved Digital Certificate Security (2015-09-18),

https://security.googleblog.com/2015/09/improved-digital-certificate-security.html

[4] Misissued/Suspicious Symantec Certificates (2017-01-20),

https://groups.google.com/d/msg/mozilla.dev.security.policy/fyJ3EK2YOP8/yvjS5leYCAAJ

[5] Intent to Deprecate and Remove: Trust in existing Symantec-issued Certificates (2017-03-24),

https://groups.google.com/a/chromium.org/d/msg/blink-dev/eUAKwjihhBs/rpxMXjZHCQAJ

[6] DigiCert to Acquire Symantec’s Website Security and Related PKI Solutions (2017-08-02),

https://www.symantec.com/about/newsroom/press-releases/2017/symantec_0802_01

[7] Chrome’s Plan to Distrust Symantec Certificates (2017-09-11),

https://security.googleblog.com/2017/09/chromes-plan-to-distrust-symantec.html

[8] Chrome が Symantec の証明書に対する信頼を破棄する予定について (2017-09-28),

https://developers-jp.googleblog.com/2017/09/chromes-plan-to-distrust-symantec.html

[9] PUBLIC: Symantec Managed Partner Infrastructure (2017-07-27),

https://docs.google.com/document/d/1Yd079EsKQ-QawTvWgjIfrCV6d0NNlwoS1ftB0MaJkBc/edit#heading=h.48fu6bs40er0

[10] SymantecからDigiCertへの売却にあたってのFAQ,

https://www.websecurity.symantec.com/ja/jp/digicert-and-symantec-faq/faqs#a1

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(65)

オランダ政府への牽制

オランダで2018年1月から情報セキュリティサービス法が

施行される

Mozillaの開発者は、これによりインターネット監視が合法

的に行われるようになることを懸念

Mozillaのトラストリストからオランダ政府のルート認証局

を取り消す提案が行われ、議論が続いている(?)

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Root Store Providerの悩み

数が膨れ上がった認証局の安全性をどうコントロールするか

ルートCAだけで400件超

中間CAまで含めれば5,000件超

質から量への転換

ブラウザベンダという本業からすればあまりにも重い!?

Web以外の責任まで負いたくない (cf. CodeSigning, S/MIME)

既にOTを持つブラウザベンダと、

OTの進みが遅いCA事業者のギャップ (私見)

グローバルなCA事業者:代理店を抱えすぎてコントロールが難しい

ドメステックなCA事業者:規模が小さくてOTの障壁が高い

OTによってCA事業者の淘汰が進むと、

結果的に量から質への回帰が進む可能性もあり得る??

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まとめ

Web PKIに起きていること

CA安全神話の崩壊

Pervasive Surveillanceへの懸念

暗号技術に対する攻撃の本格化

今のWeb PKIに必要なこと

やっぱり暗号化通信は欠かせない

信頼基盤と暗号技術の安全性の回復

運用的・技術的取組み

Certificate TransparencyとHTTPS Telemetry

定量的・技術的な管理(OT)へのシフト

ブラウザベンダの迷走と苦闘

ルートストアプロバイダとしての責任と焦り

OTの適用が難しい?世界とのギャップ

CA事業者に対する新しいガバナンスの模索

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推薦書籍

プロフェッショナルSSL/TLS (Bulletproof SSL and TLS)

Ivan Ristić 著、齋藤孝道 監訳

紙書籍+電子書籍(PDF):税込¥5,339

電子書籍(PDF)のみ:税込¥4,860

SSL Pulseを立ち上げたIvan Ristićの力作

紙書籍+電子書籍(PDF)がお買い得

暗号技術やプロトコルの解説だけでなく、

認証局も含めて過去のインシデントが

概観できます

もちろん典型的な暗号設定の解説もあります

大津さんもレビュアーです!

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参照

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