中 学 校
平 成9年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
團
東 京 都 教 育 委 員 会
平成9年 度
教 育 研 究 員 名 簿(技 術 ・家 庭)
分 科 会 区 市 名 学 校 名 氏 名
江 東 区 深 川 第 六 中 学 校 鷲 尾 和 久
木 目 黒 区 東 山 中 学 校 保 谷 満
材 練 馬 区 谷 原 中 学 校 ◎ 金 井 武 義
江 戸 川 区 葛 西 第 二 中 学 校 山 本 良 治 加 福 生 市 福 生 第 二 中 学 校 鈴 木 敏 夫
工 多 摩 市 多 摩 中 学 校 川 上 晃 男
八 丈 町 末 吉 中 学 校 赤 井 紀 文
新 宿 区 戸 山 中 学 校 金 児 京 子
家 大 田 区 安 方 中 学 校 脇 若 恵 子
庭 中 野 区 北 中 野 中 学 校 ○ 石 田 清 江 生 板 橋 区 志 村 第 五 中 学 校 浦 野 やす 江
活 足 立 区 青 井 中 学 校 谷 川 美 智恵
八 王 子 市 打 越 中 学 校 新 井 貴 子
◎ 世話人 ○ 副世話人
担当 東 京 都 立 教 育 研 究 所 統 括 指 導 主 事 高 橋 和 夫 都教育庁指導部 中学校教育 指導課 指導主 事 小谷野 茂 美
1H
目
研究主題設 定の理由 と研究の主 な内容 研究主題 設定 の理由
各分科 会の内容 研究 内容
次
1 2
「木 材 加 工 」 1
(1) (2) 2
(1) (2) (3) 3
4指 導 事 例 (1)
(2) (3) (4) 5
「家 庭 生 活 」 1
2
3実 態 調 査 (17
(2}
(3) 4 5
6指 導 事 例
!1}
(2) (3}
(4}
(5) (6) 7
研 究 の 構 想
副 主 題 設 定 の 理 由 研 究 の 進 め 方
実 態 調 査(ア ン ケ ー ト集 計 結 果) 調 査 内 容
集 計 結 果
調査結果 の考察
「試 作 モ デ ル 」 を 取 り 入 れ た 指 導 計 画
試 作 モ デ ル の 指 導 計 画 授 業 の 展 開
指 導 事 例1 指 導 事 例2
指導時数
研 究 の ま と め と今 後 の 課 題
副 主 題 設 定 の 理 由 研 究 の ね ら い と方 法
調 査 内 容 集 計 結 果 調 査 結 果 の 考 察 指 導 計 画 と 指 導 目 標 研 究 の 経 過
指 導 事 例1 指 導 事 例2
指 導 事 例1の 考 察 指 導 事 例2の 考 察 指 導 事 例3
指 導 事 例3の 考 察
(そ の 商 品 、 ど う 選 ぶ?)
(そ の 買 い 物 、 な ぜ 失 敗 し た の?)
(買 い 物 ア ド バ イ ザ ー に な る た あ に)
研 究 の ま と め と今 後 の 課 題
一1一
2
3
4只UρU7QU1⊥9041⊥‑⊥‑ 51 781⊥‑ ∩口01り乙Qり41り乙り乙り乙り乙2
研 究 主 題
生 徒 の 考 え る 力 や 工 夫 し実 践 す る 力 を 育 て る/措導 法 の 工 夫
1主 題 設 定 の理 由 と研 究 の主 な 内容
1主 題 設 定 の 理 由
物 が 豊 富 で 、 多 種 多 様 な 情 報 が 氾 濫 して い る 現 代 で は 、 必 要 な 物 を 自分 で 設 計 ・工 夫 して 製 作 す る よ り も、 安 い 値 段 で 簡 単 に 手 に 入 れ る こ とが で き る。 ま た 、 少 し の 手 間 を か け れ ば 修 理 が で き る 物 で も、 わ ざ わ ざ 修 理 して 直 す よ り は 、 新 し い 製 品 を 買 っ て し ま う。 生 徒 の 実 生 活 に お い て は 、 自 ら 考 え 、 工 夫 し作 り出 す 場 面 や 、 修 理 す る た め に 仕 組 み を 考 え 、 課 題 に 立 ち 向 か う な ど の 実 践 的 ・体 験 的 な 場 面 が 少 な く な っ て い る。 こ の 実 践 的 ・体 験 的 な 場 面 の 減 少 と と も に 、 指 示 さ れ た こ と や 決 め られ た 活 動 は で き る が 、 自 ら考 え 、 行 動 す る 主 体 性 に 欠 け る 生 徒 や 、 自 分 で 解 決 して い こ う と す る 意 欲 に 欠 け る生 徒 が 見 られ る よ う に な っ た 。
こ の よ う な 社 会 の 変 化 に 主 体 的 に 対 応 す る た め に 、 必 要 な 物 や 情 報 を 自 ら選 択 す る 力 や 判 断 す る 力 が 求 め ら れ て い る。 生 徒 の 中 に は 、 衝 動 的 に 、 必 要 も な い 物 、 使 っ て み る と 不 便 な 物 、 役 に 立 た な い 物 、 高 価 な 物 な ど を 購 入 し た り、 誤 っ た 情 報 を 信 じ、 情 報 に 振 り回 さ れ た り す る 者 も い る 。 自分 に と っ て 本 当 に 必 要 な 物 や 情 報 を 選 択 して 判 断 す る た め に は 、 物 や 情 報 に 対 す る 基 礎 的 ・基 本 的 な 知 識 が 必 要 で あ り、 主 体 的 に 考 え る 力 が 必 要 で あ る 。 さ ら に 、 生 活 を よ り よ く豊 か に す る た め に は 、 選 択 し た 物 や 情 報 を 工 夫 し活 用 す る 力 が 必 要 で あ る 。 こ れ か ら の 学 校 教 育 に お い て は 、 生 涯 を 通 じ て 社 会 の 変 化 に 主 体 的 に 対 応 し、 た く ま し く 生 き る 人 間 の 育 成 が 強 く求 め られ て お り、 本 年 度 は 教 育 研 究 員 に 「生 徒 の 学 習 意 欲 を 高 あ 、
[生 き る力]を は ぐ くむ 指 導 の 工 夫 」 と い う 共 通 研 究 主 題 が 設 け ら れ た 。 研 究 を 進 め る に 当 た っ て は 、 こ の 共 通 研 究 主 題 の 趣 旨 を 踏 ま え て 、 各 部 会 ご と に 研 究 主 題 を 設 定 し、 研 究 を 進 め る こ と に な っ た 。 技 術 ・家 庭 科 は 、 自 ら学 ぶ 意 欲 を も ち 社 会 の 変 化 に 主 体 的 に 対 応 で き る 人 問 の 育 成 を 目 指 して 、 生 活 に 必 要 な 基 礎 的 な 知 識 と技 術 の 習 得 を 第 一 の 目 標 と し、 そ の 学 習 を 通 して 家 庭 生 活 や 社 会 生 活 と の か か わ り に っ い て 理 解 を 深 め さ せ 、 生 活 の 充 実 ・向 上 を 図 る 能 力 と実 践 的 な 態 度 の 育 成 を 究 極 の 目 標 と し て い る。 そ こ で 、 本 部 会 で は 「生 き る 力 」 を は ぐ く む た め に 実 践 的 ・体 験 的 な 学 習 活 動 を 通 して 、 生 徒 が 主 体 的 に 課 題 を 見 い だ し、 自
ら考 え 工 夫 し、 課 題 解 決 の た め に 実 践 す る 力 を 付 け さ せ る こ と が 大 切 で あ る と 考 え こ の 研 究 主 題 を 設 定 した 。
2各 分 科 会 の 内 容
(1)木 材 加 工 分 科 会 副 主 題 「思 考 場 面 を 設 定 し、 課 題 解 決 ま で の 見 通 し を も た せ る 指 導 法 の 工 夫 」
生 徒 が 主 題 的 に課 題 を 見 い だ す 思 考 場 面 の 設 定 や 課 題 解 決 ま で の 見 通 し を も っ た 考 え 方 が で き る よ う な 指 導 法 の 工 夫 に っ い て 研 究 を 進 め た 。
② 家 庭 生 活 分 科 会 副 主 題 「消 費 者 と し て 主 体 的 に判 断 し、 生 活 に 生 か す 力 を 育 て る た め の 指 導 法 の 工 夫 」
物 資 ・サ ー ビ ス の 選 択 の 場 面 を 中 心 に 、 興 味 ・関 心 の も て る 導 入 や 、 自 分 の も の と して と ら え ら れ る 教 材 ・教 具 の 工 夫 、 思 考 や 話 合 い が 深 ま る た め の 発 問 の 研 究 を 進 め た 。
一2一
皿 研 究 の 内容
「木 材 加 工 」 1研 究 の 構 想
(1)副 主 題 設 定 の 理 由
「生 徒 の 考 え る 力 や 工 夫 し 実 践 す る 力 」 を 育 成 す る た め に は 、 授 業 の 中 で 生 徒 が 考 え る 場 面 を 教 師 が 意 図 的 に 設 定 す る こ と も 必 要 で あ る 。 教 師 か ら 言 わ れ た 通 り に 行 う 作 業 学 習 で は そ の 能 力 を 育 成 で き に く い 。 生 徒 が 主 体 的 に 疑 問 点 を 見 い だ し 、 思 考 し 、 解 決 し て い
く 場 面 の 設 定 が 必 要 と な っ て く る 。
さ ら に 、 生 徒 が 思 考 し、 課 題 解 決 を し て い く た め に は 、 そ の 場 限 り の 思 考 で は 不 十 分 で あ る 。 課 題 解 決 ま で の 連 続 的 な 見 通 し を も た な け れ ば な ら な い 。 生 徒 が 失 敗 や 試 行 錯 誤 の 経 験 か ら 学 ん だ こ と を 、 次 の 作 業 に 生 か し 、 完 成 に っ な げ て い く と い う 、 製 作 の 見 通 し を も た せ る よ う 指 導 法 の 工 夫 が 大 切 で あ る と 考 え た 。 こ の よ う な 理 由 か ら 、 研 究 副 主 題 を
「思 考 場 面 を 設 定 し 、 課 題 解 決 ま で の 見 通 し を も た せ る 指 導 法 の 工 夫 」 と 設 定 し た 。 (2)仮 説 の 設 定
生 徒 の 考 え る 力 や 工 夫 し 実 践 す る 力 を 育 て る た め に 、 一 枚 板 に よ る 木 製 品 の 自 由 製 作 を 題 材 と す る こ と と し た 。 一 枚 の 板 か ら 必 要 な も の を 自 ら 作 り 出 す 過 程 は 、 生 徒 が 失 敗 し た り 試 行 錯 誤 す る な ど 、 多 く の 思 考 場 面 が あ る も の と 考 え た 。 「設 計 」 「け が き 」 「部 品 加 工 」
「組 み 立 て 」 の 各 工 程 を 進 め て い く に は 、 最 初 の 設 計 段 階 で 見 通 し を も っ こ と が 大 切 で あ る 。 し か し 、 研 究 を 進 あ る に 当 た り 事 前 に 行 っ た 実 態 調 査 か ら は 、 生 徒 の こ れ ま で の 製 作 で は 木 工 具 や 木 工 機 械 の 使 用 経 験 の 不 足 が 指 摘 さ れ 、 一 枚 板 で の 自 由 製 作 は か な り 難 し い の で は な い か 、 製 作 の 見 通 し を も っ こ と も 困 難 で は な い か と い う 意 見 が 出 さ れ た。
そ こ で 、 「実 体 験 の 中 で 主 体 的 に 思 考 す る よ う 援 助 す る な ら ば 、 課 題 解 決 ま で の 見 通 し を も っ て 製 作 で き る よ う に な る 」 と い う 仮 説 の も と に 、 実 際 の 製 作 活 動 の 導 入 と し て グ ル ー プ に よ る 「試 作 モ デ ル の 製 作 」 を 取 り 入 れ る こ と と し た 。 「試 作 モ デ ル の 製 作 」 で は 、 生 徒 の 失 敗 や 試 行 錯 誤 を 生 か し 、 自 ら 考 え て 工 夫 す る き っ か け に す る こ と や 、 一 通 り の 製 作 を 経 験 す る こ と で 、 作 業 に 対 す る 見 通 し を も た せ る よ う に し た 。 そ の 際 、 部 品 の 組 み 方 、 寸 法 の 関 係 、 工 具 の 選 定 、 工 具 の 特 徴 な ど を 、 教 師 が 一 方 的 に 説 明 す る の で は な く 、 生 徒
自 ら考 え る こ と が で き る よ う に 、 援 助 の 在 り 方 を 工 夫 す る よ う に し た 。 (3}研 究 の 進 め 方
本 研 究 に お い て は 、 一 枚 板 に よ る 木 製 品 の 製 作 を 、 「試 作 モ デ ル の 製 作 」 を 取 り 入 れ る こ と で 、 生 徒 が 自 ら 考 え 工 夫 し て 課 題 を 解 決 す る た あ の 学 習 過 程 と し て 設 定 す る こ と を ね ら い と し た 。
以 上 の 研 究 を 進 め る に あ た り 、 次 の よ う な 構 想 を 立 て た 。
① 実 態 調 査 と そ の 分 析
② 適 切 な 「試 作 モ デ ル 」 の 選 定 と ワ ー ク シ ー ト の 工 夫
③ 「試 作 モ デ ル 」 を 取 り 入 れ た 指 導 計 画
④ 授 業 研 究 及 び 検 証
⑤ 研 究 の ま と め と 今 後 の 課 題
一3一
2 実 態 調 査(ア ン ケ ー ト集 計 結 果)
研 究 を 進 め る に 当 た り、 生 徒 の 実 態 を 正 確 に 把 握 す る た め に 、A中 学 校(83人)、B中 学 校(111人)の1年 生 を 対 象 に ア ン ケ ー ト調 査 を 行 っ た 。
(1) 調 査内容
《経 験 に っ い て 》 《関 心 に っ い て 》
1年 蹄 ・家庭科
.
「
事苗アンケー ト調査 董年 組 番 ・氏名2
■.小 学 校 で の 授 第 に つ い て 伽 、と獣 た人 は3 .
《ア}燦 叢 で木阿 を使 って、何 か作った ことガ あ ります カ㌔ そhは,何 の授 震で† か.
1あ る1な いlIl
くイ}何 を作 り雲したか.倶 体的 に書 いて 下さい}
.授 業 以 外 に つ い て
̀71侵 藁 以外で 木"を 使 って.何 か作 った 二とがあ りま† か.そhは 、 ど 二で作 り ま
した か.か ら答 えて下 さい)
1あ る1な いIIl
〔イ1何 を作nま したか.(Rls的 に番 いて 下さい}
1 I
I
【ウ}そhは いつ ごろ悸 リま した オ㌧(何 年生で 答 えて下 さい[
̀ウ}そ れ はいつ ごろ作 りま したか.(fi4生 で誓 えて 下さい, 1
̀エ)製 作 の時に,ど んな 工異 を使い ましたか.
・の 二ぎり ・げん の う ・Fり ・糸の こ蟹
・かん な ・やす り
・そ の他(}〔}ll (エ》製 作の 時に、 どん な■典 を使 い ました か.
。の こE"n・ げん の う ・2り ・糸の こ盤
・かん な ・や† り
。その 亀()()〔} {オ】製 作 宇に図 面を見ま したか.
1見 たlarzn・ っ 動 (才》 製俸 叩に図面 を見 ましたか.
1見 た1見 なか った1 {カ}製 伸の ために 図面 を■参 玄したか.
くカ}製 作の ため に図面を番 きま したか.
1書 い た[書 かな かったI
lキ,そ の作 晶のm#Hえ は,臼 分と してはど うで した か.
1書 い た1書 かなか ったi
(キ}そ の作 晶の出 甕ぱ えは.8分 と して雌 どうで した か.
'大 憂 よ か っ た ・ よ か っ た ・ふ つう
・よ く な かoた ・ 全 然 よ く な か っ た
〔ク,襲 作を してみて.う まくで きた と思 う点を 書いて 下さい.
・大変 よか った ・よか った 'ふつ う
.
・よ 《 な か っ た ・全 然 よ く な か っ た 【1
̀ク}勲 作を してみ て.う まくでき た と思 う点 を書いて 下さい. (ケ}製 作を してみて.苦 雪 した と思 う点を書い て下 さい.
lI
̀コ)そ の作晶 は.今 ど うな ってい ま†か.
くケ》製 作セ してみ て.苦 弼 した と.思う点を番い て下 さい. 1吟 械 ってい る ・あるが使 ってい ない 囎 てた1
3.興 味 に っ い て
〔ア}物 を作 る;は 好 きでナか 。 1好 き1き らい1 {コ}そ の怖島 は.今 ど うなってい ま†か.
1・ 今も便 ってい る1・ ある炉便oて い ない 」・捨て た1
̀イ)ど んな物 を作 ウたいでず か.
i
(2) 集計結果
o
《経 験 に つ い て 》
木 材 を 使 っ て 、 何 か 作 っ た こ と が あ り ま す か 。
(‑r)
【授 業 】 あ る(教 科 名) な い
A中 学校 83(図 工) 0 B中 学 校 111(図 工) 0
何 を 作 り ま し た か 。
(単 位 ・人)
【授 業 以 外 】 あ る な い
A中 学校 34 49 B中 学 校 55 56
(単 位 ・人)
A中 学校 箱 ・動 く お も ち ゃ ・舟 ・本 立 て ・パ ズ ル ・笛 ・組 木 ・木 の 車
B中 学 校 テ ー プ カ ッ タ ー ・ ア タ ッ シ ュ ケ ー ス ・壁 掛 け ・パ ズ ル ・笛
ω 製 作 の 時 に 、 ど ん な 工 具 を 使 い ま し た か 。 の こ ぎ り
A中 学 校
…i/ii 2.4%ii 使 わ なか っ た
1
使 っ た 97.6%
B中 学 校
....==・i≒....
.=.=.=.i.i.i.i.=.i 1.、、.譲….i導…'...
…iii 醸 ……::纏 … 粥:1≒…職:1:i..
きL:
ii'...1=塔i=擁 92.3°rb ... 使 っ た
〜57 .7%
「:r=ririii忌.i÷.irL:i=L爵.i;1;i;1.iiLi=鐸==…レ:=..
.わな カ》 つ.た
・レ.;・L.二.L・二・.・L..==..=.=,=.∫戴 卜 .饗 …..
げ ん の う
A中 学校
埴靴 史
悶%州0渥2瑞ユ﹁蔦÷中4箋
使 わ な か っ た
使 った 88.0%
B中学 校
1…{勲纒 難撫 裁 つ鵡 使 った
75.7%
一4一
き り
A中 学校 B中 学校
か ん な
A中学校B中 学校
薦:20.5%譲 鯛 鹸 、, ャ:::蒙;賑
叢 蕪 難難1屡 蓼:鑑1
鷺灘;鑑 欝 蔓灘 誕 鍵拶
㈲ 製 作 中 に 図 面 を 見 ま した か 。
A中 学校B中 学校
糸 の こ盤
A中 学 校 3.6%
使 わ なか っ た
や す り
A中 学校
32.5 使 わ な か った
使 っ た 67.5%
B中 学 校 譜 麗i
$.1%...
わ な か っ た
博 鷲
B中 学校 1.8%H わ なか っ た
1
使 っ た 98.2%
㈲ 製 作 の た め に 図 面 を 書 き ま した か 。
A中 学校B中 学校
書 い た45 .5%
54.2%
酔鷺ガ '轡 なか・耀 ミ纒
80.2%'一'
(の 製 作 を し て み て 、 苦 労 し た と 思 う 点 を 書 い て 下 さ い 。
A中 学校 ・ く ぎ う ち ・切 断 ・ や す り が け ・色 ぬ り
B中 学 校 ・ く ぎ 打 ち ・切 断 ・色 ぬ り
《関 心 に つ い て 》
(コ)そ の 作 品 は 、 今 ど う な っ て い ま す か 。
A中 学校B中 学校
….。・.9つ て い る 灘 難 、 使 つて い る 't'541%汎 三ミ㍉
猟 一螺 ・
簸 盤 羅皐 懲 嚢 熱こ拶
(3)調 査 結 果 の 考 察
(f)物 を 作 る こ と は 好 き で す か 。
A中 学校
i21・7%=..、
好 き 78.3%
B中 学 校
8.1%4f
閃
好 き 91.9
小 学 校 の 図 工 、 ま た は 地 域(児 童 館 ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン セ ン タ ー 等)で の 学 習 や 趣 味 で 、 ど の 生 徒 も 木 材 を 使 っ た 作 品 を 製 作 し た 経 験 は あ る が 、 キ ッ ト製 品 に よ る も の が ほ と ん ど で あ り 、 作 業 内 容 も 組 立 て が 中 心 で あ る 。 自 ら が 作 品 を 構 想 し 、 製 作 す る と い う 生 活 経 験 が 少 な い こ と が わ か っ た 。 製 作 に っ い て の 関 心 は 高 い が 、 作 品 を 作 る 際 の 見 通 し(ど
う い う 物 を 作 る の か 。 材 料 が ど の 位 必 要 な の か 。 ど う い う ふ う に 組 み 立 て る の か 。 な ど) や 使 用 条 件 、 使 用 目 的 に つ い て 深 く 考 え て い る と は 言 い 難 か っ た 。
ま た 、 木 工 具(の こ ぎ り ・ げ ん の う ・ き り ・や す り)や 木 工 機 械(糸 の こ 盤)の 使 用 経 験 は 、 か な ら ず し も 十 分 と は 言 え ず 、 使 用 し た と し て も 単 な る 作 業 に 終 わ っ て い る 。 生 徒 の 多 く は 、 木 工 具 や 木 工 機 械 の 正 し い 扱 い 方 や 、 素 材 と の か か わ り に よ る 使 用 法 に つ い て の 理 解 は 十 分 で は な か っ た 。
一5一
3 「試 作 モ デ ル 」 を 取 り入 れ た 指 導 計 画 (合 計 授 業 時 数35時 間)
指導項 目 指 導 目 標 指 導 内 容 評 価 の 観 点 授業
時間
1.木 材 と 1.木 材 と生 活 との 関 係 を 考 え させ る。 ① 日常生活 の身近 に ・木 製 品 に関 心 を 持 ち、 身 の回 り の木 材 の わ た した 2.木 材 の 特 徴 や 性 質 を 考 え させ る。 あ る 木製 品 の観 察 特 徴 を 進 ん で 学 習 す る態 度 が み られ る。
ち の生 活 3.事 前 ア ン ケ ー ト調 査 を さ せ る 。 ② 木 材 と生 活 との か ・木 材 の 特 徴 や 性 質 等 を説 明 で き る。 2 か わ り
③木材 の特 徴 と性質
2.木 製 品 4.図 面 の 見 方 を 考 え さ せ る 。 ① 図面 の 見 方 、 条 件 ・4想 図 を正 し く読 み 取 る事 が で き る。
の設 計 と 5.製 作 の 準 備 を さ せ る 。 ②道 具使用上の注意 ・道 具 の 使 用 上 の 注 意 に つい て説 明で きる。
製作 〜〜 〜一 ト
i6・ 製 作 を させ る・
③ グル ープ で 部 品 図 と製 作 図 を 見 な が
・進 ん で 製 作 図 を見 なが ら部 品 図 を書 こ う とす る態 度 が み られ る。
f
ら検討 ・作 業 に興 味 、関心 を示 しすすんで取 り組
・試 作 モ デ 7.試 作 モ デ ル の 反 省 、 ま と め を さ せ る。 ④ グ ル ープ で 工 程 を ん で い る 。
ル の製 作 8.グ ル ー プ で の 発 表 会 を さ せ 、 反 省 し 考 え させ なが ら自 ・作 業 で 気 が付 い た点 に っ い て 進 ん で ワ ー ど うす れ ば 失 敗 しな いか を考 え させ る。 由 に製作 ク シ ー トに 記 入 す る 態 度 が み ら れ る 。 5
一
・材 料 糊 暮蕊 灘 活した使用方法を理議
⑤ ワ ー ク シ ー ト に 記 入
・学 習 内容 を反 省 して、 進んで評価を し、
次 の作 品製 作 に意 欲 を 示 して い る。 12
・機 能 と構 造
させ る。
10。 使 用 目的 、 使 用 条 件 に応 じた 製 作 品
⑥欝 徴 考えさi
・進 ん で構 想 図 や部 品 図 ・組 立 て 図 を 書 こ
・図 面 の 見 の 機 能 ・構 造 にっ い て 考 え させ る。 うと す る態度 が み られ る。
方 と説明 11.構 想 図 を キ ャ ビ ネ ッ ト図 。等 角 図 で ⑦材料 の特徴 ・製 作 品 の構 想 図 を キ ャ ビ ネ ッ ト図 や 等 角
・道 具 の 使 書 く こ と が で き る よ う に す る。 ⑧構想図 図 で 書 く こ と が で き る 。
い 方 12.製 作 に必 要 な部 品 図 と組 立 て 図 を 第 キ ャ ビ ネ ッ ト図 ・ ・第 三角 法 で部 品 図 や 組 立 て 図 を 書 くこ と 三 角 法 に よ る正 投 影 図 で 書 く こ とが で 等角図 が で き る 。
き る よ う に す る 。 ⑨ 組 立 て図 、部 品図、 ・工 具 の 各 名称 を 理 解 で き る。
13.工 具 の名 称 や構 造 を 理 解 させ 、 正 し 第三角法 ・工 具 の 構 想 を 理 解 し、正 しい使 い方 を説 い使 い方 が で きる よ うに す る。 (正投 影 図) 明 で き る 。
3.木 製 品 14.製 作 工 程 と作 業 工 程 を 理 解 させ る。 ①製作工程 と作業工 ・進 ん で 作 業 計 画 に 取 り組 もう と して い る。
の 製 作 と 15.試 作 モ デ ル の 経 験 を 活 か し 、 正 し く 程 ・試 作 モ デ ル の 反 省 を 活 か そ うとす る態 度 準備 と製 設 計 し設 計 図 を 書 く こ とが で き る よ う が み ら れ る 。
作 に す る 。
けが き ・進 ん で 材 料 に けが き を して い る態 度 が み
ら れ る 。
16.け が き ・材 料 取 りの 方 法 を理 解 させ ② さ しが ね に よ る け ・正 確 な 寸 法 で 線 が 引 け る。
る 。 が きの 仕方 ・基 準 面 や 、 けが き の仕 方 を説 明 で きる。
17.の こ ぎ り 。か ん な の 仕 組 み と 切 断 ・ ③ の こ ぎ りの 構 造 と ・の こ ぎ りの 構 造 を 理 解 し、使 い方 を説 明 切 削 の 原理 を 理 解 させ 、 正 しい取 り扱 使 い 方 で き る 。
い方 が で き る よ う に す る。 ・作 業 に興 味 ・関 心 を示 し進 ん で取 り組 ん
切断 で い るQ
切削 18.複 数 の 加 工 方 法 の 中 か ら、 個 々 の技 能 に 応 じた 加 工 法 をi択 さ せ、 正 確 な
仕 上 げ が で き る よ う にす る。
④加工 法のi択 ●鞭 欝 最蹴 欝 驚
19
組 み立 て 19.仮 組 立 て を しな が ら組 立 て の順 序 ・ ① 仮組立て と補修 ・進 ん で 仮 組 立 て を す る態 度 が み られ る。
補修 の 方 法 を 理 解 させ る。 ・点 検 ・補 修 の あ と、進 んで組立 てをす る
aa.接 着 剤 。釘 の 正 しい使 い方 を理 解 さ ② 接 着 剤 ・釘 等 の 正 態 度 が み られ る。
せ 、 組 立 て が 正 確 に で きるよ うにす る。 しい 使 い方 ・目的 や条 件 に応 じて接 着 剤 や 釘 等 を 選 び 組 立 て が で きる。
塗装 21.素 地 磨 き ・塗 装 の方 法 を理解 させ る。 ① 塗 装 面 の 仕 上 が り を よ くす る た め の
・朧 畿 謄 一 ・とし1
素地磨 きの方法
反省 22.製 作 品 の 総 合 評 価 ・学 習 内容 の反 省 ① 総 合 評 価 ・反 省 ・学 習 内容 を反 省 して 、 進 ん で 評 価 を し、
を さ せ る 。 次 の作 品製 作 に意 欲 を 示 して い る。
・作 品 の完 成 す るま で の 工 程 を ま と あて 説 明 で き る。
4.木 材 の 23.木 材 の 利 用 価 値 と 木材 が 生活 に 果 た ①木材の資源保護 ・木材 の 役割 を 考 え 、木材資源保護 と有効
利 用 して い る役 割 を考 え さ せ る ②木材の有効利用 利 用 に 関心 を 示 して い る。 2
24.資 源 と して の木 材 を考 え さ せ る。 ・木製 品 の使 用 方 法 に 工 夫 を し、活用 して
い る 。
一6一
4指 導 事 例
試 作 モ デ ル の 製 作 で は 二 通 り の 検 証 授 業 を 行 っ た 。 事 例1は 道 具 の 使 い 方 を 事 前 に 学 習 し て い な い 製 作 で 、 事 例2は 道 具 の 使 い 方 を 事 前 に 学 習 し た 製 作 で あ る 。 材 料 は 事 例1は 桂 材 (1000×210×12)、 事 例2は 桐 材(1200×210×12)を 使 用 し た 。 ま た 、 長 さ の 違 っ た 釘 を 数 種 類 用 意 し た 。1班5人 か ら6人 に 対 し 一 枚 の 板 を 与 え 、1人 が 一 っ の 部 品 を 加 工 し 作 品 を 完 成 さ せ る 。
(1)試 作 モ デ ル の 指 導 計 画:指 導 時 数(5)
①②④⑤
け が き (1)
③ 部 品 加 工(切 断 、 切 削)・ …(2) 組 立 て
反 省 と 発 表
② 授 業 の 展 開
(1) (1)
以 下 の 道 具 を 生 徒 に 自 由 に 選 ば せ た
・さ しが ね ・か ん な と や す り
・の こ ぎ り ・ き り
・か ん な ・げ ん の う
・木 工 や す り ・紙 や す り
指 導 内 容
1
生 徒 の 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
け が き 組 立 図、1枚 板 の平 面 図 を 木 取 りに つ い て 検討 させ る 切 り い う な ど 取 っ て い る も とに木 取 り図 を 配 布 す る (必要 部 品数 、 寸 法 な ど) か を机 間 巡 視 す るが 示 唆
平 面 図 が で きた班 は板 を取 り に は与 え な い 来 る
切 断 道 具 の使 用 に っ い て は 安 全 面 両 刃 の こ ぎ りを使 って切 断 す る 切 断 す る 際 、 ど こ を 切 っ
の み 注 意 す るよ う指 導 す る て い る か に 注 目 す る
切 削 加 工 道 具 を生 徒 に選 ば せ る 切 断 面 を 加 工 す る 1道 具 の使 い方 が 正 し い か 、
・ カ ン ナ 4枚 の 部 品 を一 人1枚 ずつ 分 捌 確 に作 業 が で きて い る
・木 工 ヤ ス リ し加 工 す る か 、 部 材 が 割 れ た り して
・紙 ヤ ス リ い な い か を 調 べ て ま わ る
・ か ん な ヤ ス リetc .
組 立 釘 も数種 類 の中 か ら選 ば せ 釘 で 各部 品 を 接 合 す る げん の うの使 い方 を見 る
る 今 回 は接 着 剤 は使 わ な い 下 穴 を あ け て い た か
1 組 立 順 序 を見 る
発 表 今 まで の 作 業 記 録 を もと に 作 業 記 録 を も とに作 業 の ま とめ 今 まで あが った意 見 疑 問 疑 問 点 、 失 敗 し た と こ ろ な の プ リ ン トを 全 員 で 検 討 す る 点 を 残 さず 記 入 させ る
ど を あ げ 反 省 させ る項 目 ご 各 班 の代 表 が 発 表 す る 自分 達 の 作 業 上 の失 敗 点 と に発 表 させ る
他 の班 の作 品 を 見学 させ る 1に 気 付 か せ る事 が で き た
1か
▼ ・
レ 移 羅
睡"
一7一
(3)指 導 事 例1
こ の 事 例1で は 、 あ え て け が き の 方 法 、 繊 維 方 向 、 道 具 の 使 用 法 等 は 教 え ず に 、 グ ル ー プ 毎 に 製 作 活 動 に 取 り 組 ま せ た 。 危 険 防 止 の た め 、 最 低 限 の 安 全 指 導 は し た が 、 生 徒 は 、 今 ま で の 経 験 を た よ り に 、 グ ル ー プ で 相 談 し な が ら 作 業 を 進 め て い っ た 。 グ ル ー プ は 、 男 女 混 合 の5人 を 基 本 と し た 。
① け が き
次 の3点 に つ い て は 、 簡 単 な 説 明 を 行 っ た 。
アイウ
ア
全 体 の 寸 法(12ペ ー ジ の 背 板2枚 の 図 参 照)
背 板 の 巾 、 側 板 の 斜 め 切 り 落 と す 部 分 の 寸 法 は 、 自 由 に 設 定 し て よ い こ と 。 さ し が ね の 目 盛 り(メ ー トル 法 の 目 盛 り 以 外 に 、 角 目 と 丸 目 が あ る)に っ い て 。 以 上 の 説 明 で 、 生 徒 は 相 談 し な が ら 次 の 点 に 自 分 た ち で 気 付 き な が ら 作 業 し た 。 板 の 厚 み を 考 え て 、 部 品 各 部 の 寸 法 を 読 み と る こ と → ほ と ん ど 全 部 の グ ル ー プ が で き た 。
イ 部 品 と 部 品 の 間 を 少 し あ け る(切 り し ろ ・削 り し ろ を と る こ と)→4っ の グ ル ー プ は こ の こ と に 気 づ き 、 隙 間 を あ け て い た 。2〜5mm程 度 と 差 が 見 ら れ た 。 生 徒 の ワ ー ク シ ー ト の 中 に は 「木 く ず の 分 ま で 計 算 し た 」 と い う 記 述 も 見 ら れ た 。
し か し 、 部 品 は 左 や 上 に つ め て し ま う(あ ま り を 中 央 に と れ な い)等 、 作 業 を 効 率 よ く 進 め る た め の 工 夫 に 関 し て は 、 気 付 く グ ル ー プ は な か っ た 。
② 切 断
切 り し ろ ・削 り し ろ を と ら な か っ た 班 は 、 け が き 線 上 を 切 断 し て い た 。 切 り し ろ ・削 り し ろ を と っ た 班 は 、 線 と 線 の 間 を 切 断 し て い た 。 線 か ら ず れ る と 、 な か な か 途 中 か ら 修 正 で き な い た め か 、 反 対 側 か ら切 り 直 す 生 徒 が 多 か っ た 。
ま が る 原 因 に つ い て は 、(ワ ー ク シ ー ト よ り)「 体 と の こ ぎ り が ま が っ て い た 」、 「体 と の こ ぎ り が 一 直 線 上 に な っ て い な か っ た 」 と い う よ う に 、 そ の 原 因 に 気 付 く 生 徒 が 見 ら れ る な か で 、(ワ ー ク シ ー ト よ り)「 ど う し て も ま が っ て し ま う 」 「難 し く て ま が っ て し ま う 」 と 答 え た 生 徒 も 多 く い た 。
の こ 身 の 傾 き は 、 切 断 後 、 多 く の 生 徒 が 次 の よ う に 気 付 い て い た 。
ワ ー ク シ ー ト よ り … 「の こ ぎ り の 角 度 が 違 っ て い た 」
両 刃 の の こ ぎ り の 線 引 き 用 の 刃 ・ 横 引 き 用 の 刃 の 使 い 分 け に つ い て は 、 次 の 三 通 り が 見 ら れ た 。
ア 縦 引 き と 横 引 き の 刃 の 違 い に 最 後 ま で 気 付 か な い 。
・[三 ヨ
一g一
ワ ー ク シ ー ト よ り … 「の こ ぎ り の 刃 が 板 に 引 っ か か っ て 大 変 だ っ た 」
「少 し ひ っ か か っ て ぎ ざ ぎ ざ に な っ た 」
イ 最 初 は 横 引 き 用 の 刃 で 切 断 し、 途 中 か ら綱 引 き 用 の 刃 を 使 用 ウ 両 方 を た め し て 、 切 り や す い 方 の 刃 を 使 用
ほ と ん ど の 生 徒 が 、 の こ ぎ り 引 き を 経 験 し て い た が 、 意 味 や 使 い 分 け を 知 っ て い る 生 徒 は い な か っ た 。 ま た 、 切 断 時 は 交 代 で 板 を 押 さ え る ・切 り く ず を 下 敷 き で あ お い で と ば す 等 、 協 力 し て 作 業 し て い た が 、 刃 の 選 択 の 点 で は 、 班 の 中 で の 統 一 性 は 見 ら れ な か っ た 。 椅 子 を 倒 し て 、 そ の 上 に 材 料 を 置 き 、 足 で 押 さ え て 両 手 引 き す る 生 徒 も 見 ら れ た 。
③ 切 削
切 削 で は 、 木 工 や す り を 選 択 す る グ ル ー プ が 多 か っ た 。
ア 切 断 面 の で こ ぼ こ が な く な っ た 段 階 で 、 終 わ り と す る 生 徒 が 多 い 。 イ 平 ら に し よ う と す る が 、 で き な い 。
→ 木 工 や す り を 机 の 上 に 置 い て、 板 の 方 を 動 か し た り し て い た 。
紙 や す り に 、 あ て 木 を す る 生 徒 も 少 数 だ が 見 ら れ た 。(ワ ー ク シ ー トよ り)「 丸 く な っ て し ま う 」 「部 品 が 小 さ く な っ た 」 「削 り す ぎ た 」 と 気 付 く生 徒 も 見 ら れ た 。
は じ め か ら 、 か ん な を 手 に す る 生 徒 は 少 な か っ た 。 刃 の 調 整 は 生 徒 で は 困 難 な た め 、 教 師 が 行 う こ と と し た 。 数 名 の 生 徒 が か ん な を 選 択 す る が 、 そ の 使 い 方 は 次 の よ う で あ っ た 。
アイウ
か ん な を 机 の 上 に ひ っ く り 返 し て 置 き 、 板 を 動 か し て 切 削 す る 生 徒 が 多 い 。 板 を 木 工 万 力 に は さ ん で 切 削 す る 。
板 を 机 の 上 に た て て 手 で さ さ え 、 切 削 す る 。
そ の た め 、 効 率 が 悪 く 、 面 を 平 ら に 仕 上 げ る こ と が で き な か っ た 。 し か し 、 よ く 削 れ て 削 り く ず が ど ん ど ん 出 て く る と 、 興 味 を も っ た 生 徒 が 、 次 々 に 試 し て い た 。
ま た 、 こ ば と 木 口 の 切 削 方 法 の 区 別 な く 、 一 気 に 削 る 生 徒 が 多 か っ た 。 こ ぼ を 削 っ た 後 、 木 口 が 同 じ よ う に 削 れ な い た め 、 教 師 に 調 整 を 依 頼 に く る 生 徒 も い た 。
部 品 を 机 上 に 立 て て み て 、 平 ら に 削 れ て い る か 、 確 認 し て い る 生 徒 も 少 数 な が ら 見 ら れ た 。
ワ ー ク シ ー ト よ り … 「な な め に な っ た 」 「削 れ な か っ た 」
④ 組 立
仮 組 立 を す る 班 も あ る が 、 細 か な 寸 法 の 違 い に は 気 付 か な い グ ル ー プ が 多 い 。 こ の 段 階 で 、 部 品 の 長 さ を 計 り 直 す 班 は な く 、 次 の よ う な 様 子 だ っ た 。
ア 実 際 に 組 み 立 て て か ら 長 さ を 合 わ な い こ と に 気 付 い た 。
イ 背 板 の 寸 法 に あ わ せ た た め 、 底 板 に 対 し て 、 側 板 が 直 角 に な ら な か っ た 。
仕 上 が り 線 を 切 断 し て し ま っ た グ ル ー プ の 中 に は 、 こ の 段 階 で 底 板 の 寸 法 を 変 更 し、
調 整 す る も の も あ っ た 。
く ぎ 打 ち で は 、 き り と く ぎ 、 げ ん の う を 同 じ テ ー ブ ル に 準 備 し て お い た が 、 き り を 持 っ て い か な か っ た グ ル ー プ が 大 多 数 で あ っ た 。 ま た 、 き り を 持 っ て い っ た 班 も 、 き
一g一
り の 先 端 を 押 し っ け て 印 を つ け る 程 度 や 、 く ぎ が 立 っ 程 度 の 下 穴 を あ け る 位 に し か 使 用 し て い な い た あ 、 次 の よ う な 結 果 と な っ た 。
アイウ
釘 が 曲 が る 材 料 が 割 れ る
32mmの く ぎ を 最 初 に 選 ん で も 、 打 ち に く い と25mmに か え る
原 因 を 考 え さ せ る と 、(ワ ー ク シ ー ト よ り)「 釘 打 ち が へ た だ か ら 」 「力 を 入 れ す ぎ た か ら 」 「く ぎ を ま っ す ぐ 立 て な か っ た か ら」 「く ぎ が 長 す ぎ た か ら 」 と 多 く の 生 徒 が 答 え た が 、(ワ ー ク シ ー ト よ り)「 き り を 使 わ な か っ た か ら 」 と 気 づ く 生 徒 も 若 干 見 ら れ た 。
ま た 、 ほ と ん ど の 生 徒 は げ ん の う を 使 用 し た 経 験 が あ っ た が 、 平 面 ・曲 面 の 違 い を 知 識 と し て 知 っ て い る 生 徒 は 少 な く 、 こ れ も く ぎ が 曲 が る 原 因 と な っ た 。
側 板 の 寸 法 は 、 縦 と 横 が 同 じ な た め 、 組 立 の 段 階 で 繊 維 方 向 が 選 択 で き た 。 繊 維 方 向 の 特 性 を 教 科 書 を 見 て 調 べ た グ ル ー プ も あ っ た が 、 ほ と ん ど 意 識 せ ず 、 「偶 然 そ う な っ た 」 と 答 え た グ ル ー プ が ほ と ん ど で あ っ た 。
⑤ ま と め
グ ル ー プ の 発 表 後 、 グ ル ー プ で 解 決 で き な か っ た 次 の 問 題 点 に つ い て 、 全 体 で 再 度 考 え さ せ た 。
アイウ
工 オ
出 来 上 が り の 寸 法 が 、 予 定 よ り 小 さ く な っ た 。 釘 打 ち の 時 に 板 が 割 れ た 。 く ぎ が 曲 が っ た 。 底 板 と 側 板 の 角 度 が 直 角 で は な い 。
側 板 の 繊 維 方 向 。 道 具 の 使 い 方 。
ア に っ い て は 、 各 グ ル ー プ の け が き の 方 法 を 比 較 し 、 部 品 間 に 隙 間 を 空 け る こ と の 必 要 性 が あ げ ら れ た 。 ま た 、 切 り し ろ ・削 り し ろ を と っ た 班 で も 、 で き 上 が っ て 見 る と 、 部 品 が 小 さ く な っ た と こ ろ は 、 「切 る と き は 気 を 付 け て い た が 、 削 る 時 は 気 に し て い な か っ た 」 「最 後 ま で 線 を 残 せ ば よ か っ た 」 と い っ た 意 見 が 出 さ れ た 。
イ に っ い て は 、 き り を 使 用 し て も 板 が 割 れ た 班 が あ り 、 「は じ に 打 っ た か ら 」 「強 く 打 ち す ぎ た 」 と 、 下 穴 の 深 さ に は 気 付 か な か っ た 。 そ こ で 教 師 の 指 導 で も う 一 度 下 穴 を あ け 、 く ぎ を 打 っ て み た 。 げ ん の う を 観 察 さ せ る と 、 面 の 違 い に は す ぐ 気 付 い た 。
ウ に っ い て は 、 再 度 、 各 部 品 の 寸 法 を 計 り 直 し て 、 同 じ 長 さ に 部 品 を そ ろ え る こ と な ど や 、 接 合 面 の 仕 上 げ の 仕 方 に つ い て 、 生 徒 か ら 対 策 が 出 さ れ た 。
エ に っ い て は 、 割 り 箸 等 の 身 近 な も の の 話 か ら 、 同 じ 大 き さ で 繊 維 方 向 の 異 な る 材 料 を 割 っ て み て 、 繊 維 方 向 に よ る 強 さ の 違 い を 体 感 さ せ た 。 こ の こ と を 通 し て 、 側 板 の 正 し い 方 向 を 見 付 け る こ と が で き た 。
オ の 道 具 の 使 い 方 は 、 か ん な で こ ば や 木 口 を 削 っ て み せ る に と ど あ 、 今 後 の 作 業 の 中 で 指 導 し て い く こ と と し た 。
全 体 を 通 し て 、 生 徒 は 楽 し く 協 力 し て 作 業 し、 す べ て の グ ル ー プ が 完 成 さ せ る こ と が で き た 。 ま た 、 教 師 の 予 想 以 上 に 、 自 分 た ち で 気 付 く こ と が 多 く 、 問 題 も グ ル ー プ
一10一
で 相 談 し 解 決 し よ う と い う 姿 勢 が 見 ら れ た 。 し か し 、 問 題 を 問 題 と 気 付 か な い こ と も 多 く 、 課 題 を 具 体 的 に 理 解 さ せ る 方 法 を 工 夫 す る 必 要 を 感 じ た 。
(2)指 導 事 例2
事 例2で は 試 作 モ デ ル の 製 作 の 前 段 階 で 道 具 の 使 い 方 を 学 習 し た 。 内 容 は 、 の こ ぎ り 引 き 、 か ん な が け 、 げ ん の う の 使 い 方 な ど で あ る 。
指 導 の 重 点 は 、 の こ ぎ り 引 き で け が き 線 を 切 ら な い 、 消 さ な い こ と と 、 か ん な を 用 い て 木 口 削 り で 板 割 れ を お こ さ な い よ う に す る こ と で あ っ た 。1班 を5〜6人 で 構 成 し 、 指 導 上 、 工 夫 し た と こ ろ は 、 作 業 は 全 員 が そ れ ぞ れ 一 枚 の 板 を 加 工 す る が 、 仕 事 別 に 責 任 者 を 決 め て 自 覚 を 促 し 、 班 で 困 っ た と き の 対 応 や 手 持 ち 無 沙 汰 な 生 徒 が 出 な い よ う に し た 。 役 割 分 担 を 次 の よ う に し た 。 尚 、 担 当 の 人 数 は 班 毎 に 決 め さ せ た 。
・設 計 木 取 り 主 任 ・…1枚 の 板 か ら 部 品 を 取 り 方 を 検 討 し
、 班 員 に ア ド バ イ ス し な が ら 、 作 業 を 進 め て い く 。 全 体 の リ ー ダ ー 格 。
・部 品 加 工 主 任 ・・・… 図 面 か ら板 に け が き し た あ と
、 切 断 か ら 加 工 ま で の 責 任 を 持 つ 。 道 具 の 正 し い 使 い 方 や 、 安 全 面 に も 注 意 さ せ る 。
・組 み 立 て 主 任 ・一 一 ・4枚 の 板 を 組 み 合 わ せ て、 一 っ の 製 品 に 組 み 立 て る 責 任 者 。 構 造 や 強 度 を 考 え 、 組 立 て 方 を 検 討 す る 。
・作 業 記 録 主 任 ・一 一 ・班 員 の 作 業 を 注 意 深 く見 守 り
、 発 生 し た 疑 問 点 や 失 敗 、 解 決 策 な ど を 具 体 的 に 「本 日 の 作 業 記 録 」 に 記 録 す る 。
① け が き
事 例1と 同 様 に 木 取 り 図 に 切 り し ろ 、 削 り し ろ を と る こ と は 指 導 し て い な い が 、 調 査 対 象 の24班 の う ち19班 が 木 取 り 図 に 切 り し ろ 、 削 り し ろ を と っ た 。
ま た 、 切 り し ろ 、 削 り し ろ を 取 ら な か っ た 班 も 、 作 業 に 入 る 段 階 で そ の 必 要 性 に 気 付 い た と こ ろ も あ っ た 。 し ろ の 部 分 の 寸 法 は 最 小 の 班 で2mm、 最 大 の 班 で10mmで あ っ た 。
ワ ー ク シ ー トよ り … 「の こ ぎ り で 切 断 す る の で 板 と 板 の 間 を2〜6mmあ け よ う 」
「の こ ぎ り で 切 る と き に 落 ち る 部 分 も 考 え て 平 面 図 に 書 く 」
「切 断 線 を 書 く の を 忘 れ な い 」
② 切 断
両 刃 の こ ぎ り の 刃 の 区 別 や 、 板 の 切 り 終 わ り 処 理 等 は 指 導 を 行 っ た の で ス ム ー ズ に い っ た 。 ま た 、 設 計 を い か に 丁 寧 に す る か を 説 明 し て お い た こ と で 、 正 確 な 作 業 が 良 い 作 品 を っ く り 出 す 事 を 理 解 し て い た よ う だ 。 さ ら に 班 で 一 っ の 物 を っ く る と い う 作 業 ス タ イ ル は 一 人 が 適 当 に や る と 全 員 に 迷 惑 が か か る の で 真 剣 に 作 業 し て い た。
ワ ー ク シ ー ト よ り … 「切 断 線 を 真 っ 直 ぐ 見 よ う 」
「木 の 長 さ が 短 く な ら な い よ う に 気 を 付 け る 」
「斜 め に い か な い よ う に 気 を 付 け よ う 」
・ 「1回
、1回 確 認 す る 」
③ 切 削
か ん な の 使 用 に 際 し 、 作 業 始 め は 、 作 業 の 早 い 班 が ど の 道 具 を 使 う か に 影 響 さ れ て い た 。 し か し、 作 業 が 進 む に 連 れ 、 削 り し ろ の 能 率 を 考 え た 場 合 、 抵 抗 な く 作 業 に 活 用 し
一‑‑一
て い た 。 一 度 経 験 し た こ と が 生 か さ れ て い た と 考 え る 。
木 口 削 り は 、 そ の 難 し さ と 失 敗 を 何 度 か 体 験 し て い る の で 、 慎 重 に 作 業 し て い た 。 ワ ー ク シ ー ト よ り … 「か ん な で 削 る と き 曲 が ら な い よ う に と 心 掛 け た 」
「な な め に 削 れ て し ま っ た 」
「は じ の 所 が 割 れ て し ま っ た が 劔 あ に 切 る 所 は 割 れ た 大 き さ に 合 わ せ た 」
④ 組 立 て
き り の 使 い 方 や 有 効 性 を 理 解 し て い な い 生 徒 が 多 か っ た 。 そ の た め 板 割 れ や 釘 の 曲 が り が 意 外 に 多 く 見 ら れ た 。 釘 打 ち に お け る 下 穴 の 大 切 さ を 指 導 す る 必 要 を 感 じ た 。
ワ ー ク シ ー ト よ り … 「釘 が 飛 び 出 し た 」
「釘 が 変 に 曲 が っ て や り 直 し た 」
i
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派 記 鋒 者 は で き るだ け 網 か く虻 録 ↓ よ う.図 に 裏 して も い い よ.cur.:』 』 』==
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☆ 関 々 の 作叢 分処 はRIEを 拘 って す すめ ら れ た か?③ 一3‑‑
a作 鼓 の 流れ 膿 ス ム ー ズ にい った か?④ 一3‑一
☆1471し て作 遷 す る と こ ろは うま く い った か?㊥ 一3‑一
☆ 粗 の 作栗 を露 倉 し てみ る と ・6‑3‑一
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