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野菜研究所 病虫部

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Academic year: 2021

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(1)137. タイトル. 研究室紹介 地方独立行政法人 青森県産業技術センター. 野菜研究所 病虫部 青森県産業技術センターは,平成 21 年 4 月に,それ まで青森県が設置していた工業系と農林水産系などの公 設試験研究機関を統合し,県内唯一の地方独立行政法人 の研究機関として発足しました。 青森県は,全国一の出荷量を誇るにんにく,ごぼうを はじめとして,ながいも,だいこん,にんじん等,出荷. ナガイモ根腐病. 量が全国の 10 位以内に入る品目が 10 品目以上もある東 北一の野菜産地です。 野菜研究所は,本県野菜の中心産地である上北地方に 立地し,本県野菜研究の拠点として,特産野菜のにんに く,ながいも等を対象に,栽培技術や病害虫防除の研究 と指導,優良品種開発のほか,にんにく,ながいものウ イルスフリー種苗を増殖し,全農あおもりや JA の行う. 他野菜等との輪作の被害低減効果についても検討してい. 優良種苗の確保を支援しています。. ます。. 植物防疫. 病虫部は,病害担当 2 名,虫害担当 2 名(うち 1 名は. 主に線虫担当) ,研究補助員 2 名の総勢 6 名からなり, 日々研究業務に取り組んでいます。以下に主な最近の研 究内容を紹介します。. 「ナガイモの土壌病害の防除対策」. 連作により発生が増加する根腐病に対して安定した防. 除効果の得られるクロルピクリンによる土壌消毒が行わ. れていますが,健康への影響や環境負荷の低減を求める情. 「ニンニクのイモグサレセンチュウの防除対策」 イモグサレセンチュウは収穫後のニンニクに腐敗を引. 勢に対応するため,生物くん蒸作物やガス難透過性資材を 利用したクロルピクリン低減技術を検討してきました。. き起こす重要線虫です。発生圃場では作付けしないこと. 次年度からは緑肥作物などを取り入れた輪作による土壌. が基本ですが,やむを得ず作付けする場合は,マルチ畦. 病害低減技術について検討を始めることにしています。. 内処理による土壌くん蒸消毒と処理前の深耕を組合せる と被害低減効果が高いことを明らかにしています。これ らの対策を行ったうえで線虫が内部まで侵入する前に早 期収穫する必要があり,併用する技術として,被害軽減. 「ダイコンのキスジノミハムシに対する防除対策」 播種時の粒剤の効果的な処理方法や粒剤と茎葉散布を 組合せた効果的な防除体系について検討しています。. できる収穫時期を判定する方法の開発に取り組んでいま. 以上の課題以外にも,ドローンを活用したナガイモの. す。また,土壌消毒によらない技術として,田畑輪換や. 薬剤散布の検討や,新農薬実用化試験,必要に応じて病 害虫の診断等も行っています。また,研修講師の依頼や, 県や農協等からの研究要望,生産者や普及指導員,農協 の営農指導員等からの問い合わせも多く,生産現場に密 着した研究機関として,これからも貢献できるよう努め ていきたいと思います。 (病虫部長. 新藤潤一). ニンニクのイモグサレセンチュウ被害とニンニク調査風景 〒 033―0071 青森県上北郡六戸町大字犬落瀬字柳沢 91 TEL 0716―53―7085. 植物防疫. 第 73 巻第 2 号(2019 年). 67.

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