• 検索結果がありません。

都市論を反映したレム・コールハースの建築設計手法 -オランダ構造主義との比較による考察- [ PDF

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "都市論を反映したレム・コールハースの建築設計手法 -オランダ構造主義との比較による考察- [ PDF"

Copied!
4
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)都市論を反映したレム・コールハースの建築設計手法 オランダ構造主義との比較による考察. 長友 渉 1. 研究背景と目的. 表1 コールハースの都市論.  本論の目的は、レム・コールハースの建築設計手法. 1970 建築としてのベルリンの壁. 2000 AMO 設立. 1972 エクソダス、あるいは建築の自発的な囚人 2001 『MUTATIONS』,『Project for Prada』. をオランダ構造主義の手法との比較を通して考察する ことで、構造主義的観点から解釈し直すことにある。. 1978 『錯乱のニューヨーク』. 2002 『Great Leap Forward』,『Guide to Shopping』. 1987 ムラン・セナール都市計画. 2004 『Content』. 1995 『S, M, L, XL』, Project on the City. 2007 『Gulf』.  コールハースは、組織設計 OMA とともにリサーチ 組織 AMO を組織し、世界中の商業施設における建築 的試みを扱った『SHOPPING』や、中国の珠江デルタ 地帯、アフリカのラゴスといった急成長する都市を 扱った『MUTATIONS』などのリサーチによって、現 代都市や社会状況を理論として定義している。. 図1 囚われの球を持つ都市 (1972).  一方で、オランダ構造主義は、CIAM を軸に展開し. 来、継続的に都市論を発表し続けている ( 表 1)。その. ていた近代建築に批判的な立場をとった、後期近代. 都市論を分析し、以下の 4 つの特徴を抽出した。. 建築運動である。オランダ構造主義を率いていたアル. ( i ) マンハッタン・グリッド ( 図 1). ド・ファン = アイクや、ヘルマン・ヘルツベルハーは、.  コールハースはグリッドが都市の多様性と建築的な. 1960 年代に雑誌『FORUM』の中でドゴンなどの集. 過密をつくりだしていることに着目した。グリッドに. 落の調査、また、TEAM10 の活動の中で様々な都市. よって街区を区切られたことで、建築家の介入できる. 論を発表している。. 領域がひとつのブロック内に納められた。それは、全.  このように両者ともに、人間がつくりだした都市、. 体主義の介入を防ぎ、一方でブロック内の自由を保障. 社会システムなどを対象とした人類学的なリサーチを. するものにもなった。同時に、建築は領域をひとつの. もとに理論を組み立てている。また、その建築作品に. ブロックの中に規定されたために、上空に伸びるこ. おいても、建築内部に都市的な状況をつくりだそうと. と、そして建築内部に都市的な過密を成立させる多様. する試みが共通している。オランダ構造主義の活動は. なプログラムを含み、過密の文化が生みだされること. 1950 年代後半から始まり 60 年代に活発になる。そ. になった。. の当時、コールハースはオランダで 1962 年より記者. ( ii ) 自律的生成のシステムへの興味. として働いた後、1968 年に AA スクールで建築活動.  コールハースの都市論は一貫して、自律的なシステ. を始めた。コールハースは、オランダにおいてポスト. ムが引き起こす都市の成長や、エネルギーに焦点が当. 構造主義の建築家と言えるが、その両者の比較は十分. てられている。. に研究されているとは言えない。.  コールハースは『錯乱のニューヨーク』において、.  そこで本論は、コールハースの実践を都市論、建築. マンハッタンのグリッドがつくりだした秩序をマン. 設計手法の 2 段階の観点から捉え、それぞれの段階. ハッタニズムと名付けた。それは計画が意味を成す. において、オランダ構造主義との類似性と差異を指摘. アーバン・デザインではなく、自生的秩序を持ったアー. する。2 章で文献による都市論の分析、3 章で図面、. バニズムであった。また、ラゴスに関するリサーチ1). 写真、文献をもとに建築設計手法の分析を行った。最. では、人々がブリコラージュ的に都市機能を進化させ. 後に 4 章で都市論と建築設計手法の関係を、コール. ていくプロセスに焦点が当てられている。当初、交通. ハースとオランダ構造主義者で比較し、結論とした。. 整理のために計画されたインターチェンジは、未完の. 2. 都市論. まま放置されてしまった後に、市場などが作られた。. 2.1 コールハースの都市論. そこでは、あらかじめ練られた計画は無効となり、住.  コールハースは 1960 年代に建築活動を始めて以. 民による都市機能の追加的発展が生じていた。. 20-1. 図 2 ヴォイドの戦略.

(2) 2.2 オランダ構造主義者の都市論.  また、 ローマの都市のリサーチ2)では、都市のオペレー ティング・システムが焦点となっている。ローマ帝国 は、領土を広げていく際に、都市を生成するシステム を作り出した。カルド ( 南北道路 ) とデクマヌス ( 東 西道路 ) という十字路、フォロ ( 広場 )、城門を配置し、 碁盤目状の道路で分割していくことによって、ローマ 都市はシステマティックにできあがる。コールハース. 図 3 ヘルツベルハーのスケッチ (1976) 図 4 ルッカの円形劇場跡. はオペレーティング・システムの反復可能性とできあ. ( i ) マンハッタン・グリッド. がった都市の差異に注目した。.  ヘルツベルハーもまたマンハッタンに関心を寄せて. ( iii ) ジェネリック・シティ. いたことが、彼のスケッチよりわかる ( 図 3)。彼が興.  コールハースは『S,M,L,XL』のなかで、グローバリ. 味を持っていたのもコールハースと同様、グリッドと. ゼーションによって世界中に増加しつつある無個性な. いう制限が生みだす多様性である。グリッドは、制限. 現代都市をジェネリック・シティと定義する。ジェネ. と選択可能性のバランスをシンプルなルールのもとで. リック・シティには、場所的な特徴がない。中心も周. つくりだしている。これは、ヘルツベルハーが求めて. 縁もなく、無個性な風景が永遠に続いていくような都. いた構造と合致するものであった。. 市像である。また、様々な人種、文化の混成で成り立ち、. ( ii ) 多様な解釈を与える構築物. 人々はノマドのように常に移動し続けるために、総体.  ヘルツベルハーはアルルやルッカの円形劇場 ( 図 4). としてきわめて不安定である。さらに都市が自分自身. を例に出し4)、構造の概念を説明している。アルルの. でメンテナンスを行なうかのように、建物はものすご. 円形劇場は転用を繰り返し、19 世紀までは人々の住. い早さで建て替えられる。ジェネリック・シティでは、. む街となっていた。これらの円形劇場は同じ目的で作. 計画概念は無効であり、すべては流動的な状態である。. られたのだが、変わりゆく状況の下で、違った役割を.  コールハースは資本主義社会がもたらした現代都市. 担うことになった。時代とともに要求は代わるが、建. をジェネリック・シティと定義することによって、建. 物は変化しない。しかし、多様な解釈を与える構築物. 築の与条件として受け入れる。コールハースは資本主. を、構造と呼んでいた。. 義が生みだした現代都市の状況から、新たな都市・建. ( iii ) 部分と全体. 築の可能性を追求し、ヴォイドの戦略を生みだした。.  ファン=アイクは、ドゴンの調査で集落の構造につ. ( iv ) ヴォイドの戦略. いて言及している。そこでは、部分が全体を表現し、.  コールハースは、AA スクールの学生時代 (1970 年 ). 一方で全体も部分に影響を与えると言う相互性が見ら. 3). にベルリンの壁のリサーチ を行っている。コールハー. れた5)。ファン=アイクはその相互性を、住宅と都市. スは壁が社会的な差異を生みだす力を持っていること. の概念において展開した。その概念は、住宅から都市. に着目した。ベルリンに建てられた壁は、既存の建物. までヒエラルキーを持ったコミュニティー像であっ. を取り込みながら、都市を分断していた。当時、壁に. た。. 囲まれたはずの資本主義社会の西ベルリンが「自由」. ( iv ) コンフィギュレーション. と呼ばれ、そのまわりの社会主義社会であった東ベル.  ファン=アイクは明確な構造のもとに、部分を集合. リンは自由と見なされないパラドックスを抱えた都市. させる概念をコンフィギュレーション6) と呼んだ。そ. 状況があった。. れは、部分と全体をつなぎ、全体の統一を図る方法で.  コールハースは無個性に広がるジェネリック・シ. あった。. ティに、差異を持ち込むことを考えた。そして、見い. 2.3 都市論の比較 ( 表 2). だされたのが、ジェネリックとヴォイドを対比させ.  ( i )( ii ) のように、多様性を生みだすグリッドや、. る方法であるヴォイドの戦略 ( 図 2) であった。ジェ. 生成システム的な理論が両者に共通する。( iii )( iv ). ネリックな空間に埋め込まれたヴォイドは結果的に、. のそれぞれの都市論では、コールハースが、都市の成. ジェネリックな状況から守られる。コールハースの設. 長、変化に着目し、差異の生みだすエネルギーに関心. 計したヴォイドの空間は、均質に広がったジェネリッ. があるということが指摘できる。他方、構造主義の描. ク・シティのなかに、資本主義社会に抗う公共性をもっ. く都市像は、部分と全体が分かれながらも相互性を持. た場所となる。. ち一体となったものであった。 20-2.

(3) 3. 建築設計手法. ( iv ) トラジェクトリー. 3.1 コールハースの建築設計手法.  ≪ジュシュー大学図書館≫では、街路を立体的に展.  コールハースの建築において、都市的状況をつくり. 開させていくことで、室内に街路がつくられている。. だしている建築設計手法に着目し、図面、文献の分析. 立体的な街路はトラジェクトリーと呼ばれ、敷地から. を行った。結果、以下の 4 つの手法を把握した。. 連続してつくられている。このことから、建築は建築. (i) プログラムの分節. (ii) プログラムの差異. 単体で完結するのではなく、都市のなかの一部として. (iii) ヴォイドの戦略. 考えられていることが分かる。トラジェクトリーは、 ≪在ベルリン・オランダ大使館≫においてヴォイドの 戦略と結びつき、3 次元的に建物を貫く公共空間とし て実現した。トラジェクトリーを歩くと、進むに従い インテリアが変化する。映画のように変化に富んだ展 ラ・ヴィレット公園. ZKM. 開を意図していたことがわかる。. フランス国立図書館. 3.2 オランダ構造主義の建築設計手法. (iv) トラジェクトリー.  オランダ構造主義の建築において、都市的状況をつ くりだしている建築設計手法に着目し、図面、文献の 分析を行った。結果、以下の 4 つの手法を把握した。 ジュシュー大学図書館. 事例 セントラル・ベヒーア・オフィスビル. 在ベルリン・オランダ大使館. ( i )プログラムによる分節  ≪ラ・ヴィレット公園≫では、内部のプログラムを 細かく分節することでプログラム同士の接触面積を増 やし、互いに干渉することを狙っている。また、分節 されたプログラムをすべて等価に扱い、プログラムの 構成にヒエラルキーがないこともわかる。. 2F 平面図. ( ii ) プログラムの差異. 2F 平面詳細図.  ≪ ZKM ≫では自由な断面構成を生みだすために、. ( i ) スケールによる分節. 構造であるトラスが室内化された。その上下階は、完.  ≪アムステルダムの孤児院≫では、ヒューマン・ス. 全に構造的に自由な空間とされ、その中には、多様な. ケールな場をつくるために、段階的なスケールで空間. プログラムを反映した、多様な設えが作られている。. が分節されている。そこで分節された小さな場は反復. コールハースはプログラムの差異を最大限に用い、建. され、全体を形作る。ファン=アイクは、小さな部分. 物内に過密の文化をつくりだしている。. の集合として全体へと設計していることがわかった。. ( iii ) ヴォイドの戦略. ( ii ) プログラムの融合.  ≪フランス国立図書館≫は、情報の塊としてフロア.  ≪フランデンブルグ・音楽センター≫では、ホール. の積層でジェネリックな空間が作られ、そこにヴォイ. とホワイエだけでなく、お店やオフィスなどが、柱の. ドの空間が空けられた。その手法は、15 年後に実現. グリッドによってまとめられている。オランダ構造主. した≪シアトル公立図書館≫においても見られる。こ. 義の建築では、複数あるプログラムは融合され、全体. こでは増加し続ける蔵書をジェネリックと見なした. の統一が図られている。. ヴォイドの戦略がとられている。両方のプロジェクト. ( iii ) 閾. において、ヴォイドの空間は公共空間であり、多様な.  オランダ構造主義者は、パブリックとプライベート. アクティビティが発生する場所である。ヴォイドと. の境界の空間を中間領域または閾と呼び重点的に設計. ジェネリックの空間は、その境界によって完全に領域. を行っている。閾は、異なる領域間の変化を円滑にす. を分断される。そこでは、ヴォイドとジェネリックの. る上で重要な役割を果たす空間と考えられていた。閾. 境界は差異を生みだすためのものであり、空間の変化. は、部屋の入り口や玄関、窓などの、ある領域の間に. を生みだし、ひとつの建物のなかで対比を生みだすも. つくられ、出会いや会話の場として、つなぐことを意. のとしてつくられている。. 識して設計されている。 20-3.

(4) ( iv ) 街路. 表2 キーワードでみた比較表.  ≪セントラル・ベヒーア≫では、街路のような動線. コールハース. 空間がつくられている。パサージュのような街路空間. ( i ) マンハッタン のグリッド. は断面構成が高く狭くなっており、上部から採光がと られている。そこに、街の中で見るような素材の床と 壁が作られており、建築内部に、都市的空間である街 路のように設計されることが意図された。街路はグ. 都市としての多様性 建築としての過密. 都市としての多様性. ( ii ) 自律的生成 都   への関心. 成長、エネルギー. 多様性な解釈、不変. 市   ( iii ) 現代都市の 論 認識. 均質さを ジェネリック・シティ として受容. 均質ではなく、 部分・全体のヒエラルキーが あるものと認識. ヴォイドの戦略 差異・対比の方法. コンフィギュレーション 部分と全体をつなぐ方法. ( iv ) 現代都市に 対する戦略. リッドに沿ってシステマティックに広がっており、全 体の統一を意識した上で計画されたことがわかる。. (i) 分節. 3.3 建築設計手法の比較 ( 表 2). 建 (ii) プログラム 築 設 計 (iii) 境界 手 法 (iv) 動線.  これらの分析から、分節という手法と街路のような 空間を建築内部に設けるという点で、コールハースと オランダ構造主義者たちには共通していることがわ. オランダ構造主義者. プログラムによる分節 ≠ スケールによる分節 差異をつくる ≠ プログラム同士の衝突. 融合. ヴォイドの戦略 差異をつくる. ≠. 閾 つなげる. トラジェクトリー 映画的・変化に富む. ≠. 街路 統一された全体. かった。しかし、その手法の性格はそれぞれ異なって いる。コールハースは、分節、プログラム、ヴォイド、. 3) 差異. トラジェクトリーと言った手法において多様性を持た.  コールハースもオランダ構造主義と類似した建築に. せながらも、その多様性の「差異」を強調しようとし. 都市性を持たせるという目的を持っていた。オランダ. ていることがわかった。それに対して、オランダ構造. 構造主義者は建築における都市性を、グリッドによる. 主義者は、分節や、閾と言った手法に見られるように. 分節や街路のような空間によって実現していた。コー. 多様性を持たせながら、場の連続を考え、 「つなぐこと」. ルハースは同じ、分節や、街路空間を用いるが、 「差異」. を意識して作っていることがわかった。. と言う手法を加えることで、無個性に広がる現代都市. 4. 考察とまとめ. に対するエネルギー発生装置のように、建築を設計し.  2 章と 3 章で行った分析からレム・コールハースと. ている。つまり、同じ都市の多様性を目指しながらも、. オランダ構造主義それぞれの、都市論と建築設計手法. コールハースはその多様性の差異を意識し、オランダ. の関係を読み解き、その類似点と違いを考察した。. 構造主義者は多様性の共通性を意識し、つなぐことを. 1) 都市論と建築設計手法の相互関係. 考えていたと言えるだろう。.  3 章で見られた建築設計手法のアイデアは各々が都.  本論では、レム・コールハースの都市論と建築設計. 市リサーチによって見つけ出されたアイデアもしくは. 手法を、構造主義的な観点から見ることで、両者の類. 空間がもとになっていた。よって、コールハースもオ. 似点と違いを明らかにした。それにより、コールハー. ランダ構造主義者も、両者ともに、リサーチをするこ. スとオランダ構造主義の歴史的な位置づけを行い、. とで、都市論を建築設計に反映していることがわかっ. コールハースの建築設計手法の特徴である「差異」を. た。しかしその都市論の視点は、建築家自身によって. 指摘した。両者ともに現在も、リサーチをもとにデザ. デザインされたことを忘れてはならない。コールハー. インを行っている。人類学的・社会学的なリサーチの. スが現代都市をジェネリック・シティと定義したのも、 ヴォイドの戦略を用いるためであったとも言える。. 視点と、都市的な建築に学ぶべきところは多い。 【註】 1) レム・コールハース、 『mutations』p.650. 2) 両者の類似点 - 都市的建築. と建築のパブリックスペース』p.100.  コールハースとオランダ構造主義それぞれに、都市 的な多様性を持った建築を実現している。これは、多. 2) レム・コールハース、 『mutations』p.10. 3) レム・コールハース、『S, M, L, XL』p.214 ている朽木順綱の参考文献 [T] に詳しい. 4) ヘルマン・ヘルツベルハー、『都市. 5) アルド・ファン=アイクの一連の研究を行っ 6) 朽木順綱の参考文献 [F] に詳しい. 7) レム・コールハース、『コールハースは語る』p.80 【参考文献】. 様性をどう制御するかという矛盾した問いに各々が答. [D] : RemKoolhaas : Delirioous New York, The Monacelli Press, 1978. えた結果だと言える。コールハースは建築と都市の関. [M] : Rem Koolhaas : Mutations, Actar, 2001. [S] : RemKoolhaas : S,M,L,XL,The Monacelli Press, 1995 [C] : Rem Koolhaas : Content, &&&, 2004. 係について、 「建築が制御の試み」であるのに対し、 「都. [A] : Wim J. van Heuvel : Structuralism in Dutch Architecture, 010Publisher, 1992. 市はそれが失敗した姿」と述べている7)。都市が制御. [L] : Herman Hertzberger : Lessons for students in architecture, 鹿島出版会 , 1995 、青土社、2009 [E] 『ユリイカ 特集*レム・コールハース』 :. できないことを前提とした上で、両者の建築では、都. [T] : 朽木順綱、『アルド・ファン=アイクの建築思想における「対現象」の概念につ. 市に見られる多様性や選択可能性を建築の中に実現し. いて̶ドゴン集落に関する論考を通して』、2005 [F] : 朽木順綱、『アルド・ファン=アイクの建築思想における「コンフィギュレーショ. ようとしている。. ン」の構造̶論考「コンフィギュレーション理論への歩み」を通して』、2006. 20-4.

(5)

図 2 ヴォイドの戦略

参照

関連したドキュメント

都市中心拠点である赤羽駅周辺に近接する地区 にふさわしい、多様で良質な中高層の都市型住

 チェンマイとはタイ語で「新しい城壁都市」を意味する。 「都市」の歴史は マンラーイ王がピン川沿いに建設した

自動車や鉄道などの運輸機関は、大都市東京の

エネルギー大消費地である東京の責務として、世界をリードする低炭素都市を実 現するため、都内のエネルギー消費量を 2030 年までに 2000 年比 38%削減、温室 効果ガス排出量を

・本計画は都市計画に関する基本的な方 針を定めるもので、各事業の具体的な

都における国際推進体制を強化し、C40 ※1 や ICLEI ※2

度が採用されている︒ の三都市は都市州である︒また︑ ロンドン及びパリも特別の制

このいわゆる浅野埋立は、東京港を整備して横浜港との一体化を推進し、両港の中間に