冷凍機設置に関する手続の手引
平成25年4月
目 次 1 許可と届出・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 2 冷凍能力の算定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 3 高圧ガス製造許可の手続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 4 冷凍保安責任者及び代理者等の選任・・・・・・・・・・・・・・・8 5 高圧ガス製造届の手続方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 6 設置方法等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 7 保安検査・定期自主検査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 8 冷凍機設置後の点検・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 9 その他の許可、届出等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 10 その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
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許可と届出について
冷凍機を設置する際は1日の冷凍能力に応じた手続が必要です。下記の表を 参考にしてください。 許可申請及び届出の提出先は埼玉県危機管理防災部化学保安課企画・高圧ガ ス担当です。 ア ン モ ニ ア ユ ニ ッ ト 型 適用 除外 その他 製造者 第1種製造者 第1種製造者 二 酸 化 炭 素 等 ヘ リ ウ ム ・ プ ロ パ ン ガ ス そ の 他 の ガ ス 適用 除外 第2種製造者 定期自主検査 冷凍保安責任者および代理者(ユニット型を除く) 保安検査(ヘリウムを除く) 冷媒ガス種別規制体系一覧表 50 20 5 適用 除外 3 その他 製造者 第2種製造者 フ ル オ ロ カ ー ボ ン ( 不 活 性 ガ ス ) ユ ニ ッ ト 型 指 定 設 備 第2種製造者 定期自主検査 区 分 冷 媒 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 5 20 50 通 常 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 法令冷凍トン(トン/日) 定期自主検査 保安検査(R114を除く) 冷凍保安責任者および代理者(R114を除く) 定期自主検査 保安検査(R114を除く) (取扱責任者および代理者) フ ル オ ロ カ ー ボ ン {不 活 性 以 外 の ガ ス } 通 常 第2種製造者 60 第1種製造者 冷凍保安責任者および代理者 定期自主検査 保安検査(R21を除く) 定期自主検査 保安検査 (取扱責任者 および代理者) ア ン モ ニ ア ユ ニ ッ ト 型 適用 除外 その他 製造者 第1種製造者 第1種製造者 二 酸 化 炭 素 等 ヘ リ ウ ム ・ プ ロ パ ン ガ ス そ の 他 の ガ ス 適用 除外 第2種製造者 定期自主検査 冷凍保安責任者および代理者(ユニット型を除く) 保安検査(ヘリウムを除く) 冷媒ガス種別規制体系一覧表 50 20 5 適用 除外 3 その他 製造者 第2種製造者 フ ル オ ロ カ ー ボ ン ( 不 活 性 ガ ス ) ユ ニ ッ ト 型 指 定 設 備 第2種製造者 定期自主検査 定期自主検査 区 分 冷 媒 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 5 20 50 通 常 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 法令冷凍トン(トン/日) 定期自主検査 保安検査(R114を除く) 冷凍保安責任者および代理者(R114を除く) 区 分 冷 媒 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 5 20 50 通 常 適用除外 その他製造者 第2種製造者 第1種製造者 法令冷凍トン(トン/日) 定期自主検査 定期自主検査 保安検査(R114を除く) 保安検査(R114を除く) 冷凍保安責任者および代理者(R114を除く) 冷凍保安責任者および代理者(R114を除く) 定期自主検査 保安検査(R114を除く) (取扱責任者および代理者) 定期自主検査 定期自主検査 保安検査(R114を除く) 保安検査(R114を除く) (取扱責任者および代理者) フ ル オ ロ カ ー ボ ン {不 活 性 以 外 の ガ ス } 通 常 第2種製造者 60 第1種製造者 第1種製造者 冷凍保安責任者および代理者 冷凍保安責任者および代理者 定期自主検査 定期自主検査 保安検査(R21を除く) 保安検査(R21を除く) 定期自主検査 保安検査 (取扱責任者 および代理者) 定期自主検査 保安検査 (取扱責任者 および代理者) ※ 取扱責任者についてはp8を参照してください2
冷凍能力の算定方法
冷凍能力は高圧ガス保安法第5条3項、冷凍規則第5条により算定します。 (ただし、二つ以上の冷凍機がある場合、次の条件のいずれかに該当する場合 は冷凍能力が合算となり、一つの冷凍設備になります) (1)冷媒ガスが配管により共通となっている冷凍設備 (2)冷媒系統を異にする二つ以上の設備が社会通念的に一つの規格品と考 えられる設備(機器製造業者の製造事業所において冷媒設備および圧縮 機用原動機を一つの架台上に一体に組立てるものまたはこれと同種類 のもの)内に組込まれたもの (3)二元以上の冷凍方式による冷凍設備(二つ以上の独立化した各々違 った冷媒の冷凍機の組み合わせたもの) (4)モーター等圧縮機の動力設備を共通にしている冷凍設備 (5)第一種製造者の冷凍設備とブラインを共通にしている二つ以上の冷凍 設備3
高圧ガス製造許可の手続方法
高圧ガス製造の許可を受けようとする者は、次ページの書類を揃えて申請の 手続きを行ってください。(⑰~⑲はアンモニア冷媒等一部の冷凍機のみ必要) 申請の際、書類に不備があると受付け出来ない場合がございますので、工事 着工までの期間に余裕をみて、早めに御相談ください。 手続順序 [高圧ガス製造許可申請] ↓ 許 可(許可証及び申請書副本は直接取りに来ていただくか 簡易書留により事業所に送付します) ↓ 工事着工 ↓ 工事完成 ↓ [完成検査申請] ↓ 完成検査 ↓ 完成検査証の交付(直接取りに来ていただくか特定記録により 事業所に送付します) ↓ 保安教育計画策定 ↓ [危害予防規程届、冷凍保安責任者・同代理者選任届 又は取扱責任者・同代理者選任届] ↓ 製造開始 ↓ [製造開始届][必 要 書 類 ] 注 意 事 項 ① 高 圧 ガ ス 製 造 許 可 事 業 所 内 に 冷 凍 機 が 複 数 あ る 場 合 は 名 称 の 最 後 申 請 書 に 1 号 機 や No.1な ど と し 、 管 理 上 区 別 出 来 る よ う に し て く だ さ い 。 ま た 、 冷 凍 機 を 運 転 業 務 管 理 す る 会 社 で 許 可 を 取 得 す る 事 業 所 に 関 し て は 、 必 ず 管 理 会 社 名 を 名 称 の 中 に 盛 り 込 ん で く だ さ い 。 ② 製 造 計 画 書 記 入 漏 れ の 無 い よ う に し て く だ さ い 。 ③ 登 記 簿 謄 本 2 台 目 以 降 の 申 請 の 場 合 は 必 要 あ り ま せ ん 。 ④ 製 造 の 方 法 に 係 わ る 技 冷 凍 保 安 規 則 第 9 条 を 参 考 に し て く だ さ い 。 術 上 の 基 準 ( ※ 様 式 は 、 次 項 参 照 ) ⑤ 安 全 弁 、溶 栓 口 径 計 算 書 対 応 す る も の が 図 面 で 分 か る よ う に し て く だ さ い ⑥ 機 器 強 度 計 算 書 複 数 の 型 式 が 記 載 さ れ て い る 場 合 は 実 際 に 使 用 す る も の が 分 か る よ う に 色 分 け し て く だ さ い 。 ⑦ 事 業 所 案 内 図 最 寄 り の 駅 か ら 記 入 し て く だ さ い 。 ⑧ 製 造 事 業 所 状 況 図 設 置 平 面 図 ⑨ 機 械 室 構 造 図 基 礎 図 、 立 面 図 等 で 開 口 部 な ど 分 か る よ う な 図 面 ⑩ 機 械 室 内 機 器 配 置 図 (平 出 入 口 、 照 明 、 消 火 器 、 警 戒 標 な ど の 位 置 が 分 か 面 図 ) る よ う に 記 入 し て く だ さ い 。 出 入 り 口 が 複 数 あ る 場 合 は 、 そ れ ぞ れ に 警 戒 標 を 掲 げ て く だ さ い 。 ⑪ 機 械 室 機 器 配 置 、 配 管 、 高 圧 部 、 低 圧 部 な ど が 分 か る よ う に 色 分 け し て く だ ダ ク ト 図 ( 平 面 図 、 立 面 図 ) さ い 。 ⑫ 配 管 系 統 図 、 フ ロ ー 図 高 圧 部 、 低 圧 部 、 冷 水 、 冷 却 水 の 区 別 が で き る よ う に 色 塗 り し て く だ さ い 。 ⑬ 使 用 バ ル ブ 一 覧 表 フ ロ ー 図 で 位 置 、 個 数 、 高 圧 部 ・ 低 圧 部 が 確 認 で き る よ う に し て く だ さ い 。 ⑭ 冷 凍 機 姿 図 冷 媒 配 管 が 確 認 で き る も の 、 仕 様 書 等 ⑮ 電 気 配 線 図 冷 凍 機 内 及 び 警 報 等 を 管 理 室 で 発 報 す る 場 合 に は 管 理 室 ま で の 配 線 図 ⑯ 配 管 の 強 度 計 算 書 ユ ニ ッ ト 型 は 必 要 あ り ま せ ん 。 ( 非 ユ ニ ッ ト 型 は 現 場 配 管 部 ) ⑰ 検 知 警 報 設 備 、 緊 急 遮 例 示 基 準 1 3 を 参 考 ※ ア ン モ ニ ア を 含 む 断 装 置 の 位 置 図 可 燃 性 ガ ス 、 毒 性 ガ ス ⑱ 除 害 設 備 図 ( 安 全 弁 放 例 示 基 準 1 4 を 参 考 ※ ア ン モ ニ ア 等 毒 性 ガ ス 出 管 を 含 む ) ⑲ 保 護 具 の 種 類 、 数 量 、 保 例 示 基 準 1 4 を 参 考 ※ ア ン モ ニ ア 等 毒 性 ガ ス 管 場 所
(参考)製造の方法に係わる技術上の基準の様式例 注 完成検査時には機器耐圧気密試験合格証明書、安全弁試験証明書を用意 してください。 冷凍保安規則第九条の技術上の基準に対応する事項 項 号 基準項目 措 置 1 1 2 3 4
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冷凍保安責任者及び代理者等の選任について
(1)冷凍保安責任者及び代理者 冷凍保安責任者及び代理者は、以下の表の製造施設の区分に応じた者 を選任してください。選任届には冷凍機械責任者免状の写しを必ず添付 してください。 法定冷凍能力 必要な製造保安責任者免状 製造に関する経験 300t/日 以上 第一種冷凍機械責任者免状 法定冷凍能力100t/日以上 で1年以上の経験 100t/日 以上 第一種冷凍機械責任者免状又は 法定冷凍能力20t/日以上 300t/日 未満 第二種冷凍機械責任者免状 で1年以上の経験 100t/日 未満 第一種冷凍機械責任者免状、 法定冷凍能力3t/日以上 第二種冷凍機械責任者免状又は で1年以上の経験 第三種冷凍機械責任者免状 (2)取扱責任者及び代理者 冷凍保安責任者を選任しなくてもよい第一種製造者(冷凍規則第36条第2 項に該当する施設)では、取扱責任者、代理者を選任してください。取扱責任者 及びその代理者の届出様式は保安責任者と同様です。資格及び経験は問いませ ん。 なお、第二種製造者であっても、事業所内で製造施設の管理担当者を定めて いただくようお願いします。(届出は不要、資格及び経験は問いません)5
高圧ガス製造届の手続方法
冷凍機を使用して高圧ガスの製造を行う者は製造(使用)開始日の20日前 までに下記の必要書類を添えて提出してください。(⑩~⑬はアンモニア冷媒等 一部の冷凍機のみ必要) [必 要 書 類 ] 注 意 事 項 ① 高 圧 ガ ス 製 造 届 書 事 業 所 内 に 冷 凍 機 が 複 数 あ る 場 合 は 名 称 の 最 後 に 1 号 機 や No. 1な ど と し 、 管 理 上 区 別 出 来 る よ う に し て く だ さ い 。 ま た 、 冷 凍 機 を 運 転 業 務 管 理 す る 事 業 所 に 関 し て は 、 必 ず 管 理 会 社 名 を 名 称 の 中 に 盛 り 込 ん で く だ さ い 。 ② 高 圧 ガ ス 製 造 施 設 等 明 細 書 施 設 の 基 準 欄 も 記 入 も れ の 無 い よ う に し て く だ さ い 。 ( 安 全 弁 を 使 用 し て い る 場 合 に は 、 安 全 弁 元 弁 の 固 定 方 法 を 特 記 事 項 欄 に 記 入 し て く だ さ い ) ③ 事 業 所 案 内 図 最 寄 り の 駅 か ら 記 入 し て く だ さ い 。 ④ 製 造 事 業 所 状 況 図 設 置 平 面 図 ⑤ 機 器 配 置 図 ( 平 面 図 ) 警 戒 標 の 位 置 、 消 火 器 の 位 置 、 照 明 の 位 置 を 記 入 し て く だ さ い 。 出 入 り 口 が 複 数 あ る 場 合 は 、 そ れ ぞ れ に 警 戒 標 を 掲 げ て く だ さ い 。 ⑥ 配 管 系 統 図 ( フ ロ ー 図 ) 冷 媒 配 管 、 ブ ラ イ ン 配 管 、 冷 温 水 管 の 区 別 が つ く よ う に 色 分 け し て く だ さ い 。 ⑦ 冷 凍 機 仕 様 書 ⑧ 耐 圧 ・ 気 密 証 明 書 準 備 出 来 な い 場 合 は 必 要 あ り ま せ ん 。 ⑨ 配 管 強 度 計 算 書 ユ ニ ッ ト 型 は 必 要 あ り ま せ ん 。 ( 非 ユ ニ ッ ト 形 は 現 場 配 管 部 ) ⑩ 安 全 弁 強 度 計 算 書 例 示 基 準 8 参 考 口 径 計 算 書 ⑪ 検 知 警 報 設 備 、 緊 急 遮 断 装 例 示 基 準 1 3 参 考 置 の 位 置 図 ⑫ 除 害 設 備 図 ( 安 全 弁 放 出 管 例 示 基 準 1 4 参 考 を 含 む ) ⑬ 保 護 具 の 種 類 、 数 量 、 保 管 例 示 基 準 1 4 参 考 場 所 ⑭ 指 定 設 備 認 定 証 指 定 設 備 の み 必 要 ⑮ 使 用 の 経 歴 及 び 保 管 状 態 移 設 等 の み 必 要 の 記 録 不活性フロンガス冷凍機以外 必要な場合があります6
設置方法等
設置方法は高圧ガス保安法第8条第1号(冷凍規則第6条から第8条)、 高圧ガス保安法第8条第2号(冷凍規則第9条)、高圧ガス保安法第11条 第2項(第1種)高圧ガス保安法第12条第1項(冷凍規則第11条から第 13条)、高圧ガス保安法第12条第2項(冷凍規則第14条(第2種))及 び関係基準を参照するほか、次のとおりとします。 (1)冷凍機の設置場所 冷凍機は火気の付近(火気距離は例示基準参照)には設置できません。 また、冷凍機の廻りには、作業に必要なもの以外は置かないで下さい。 屋外に設置する場合には、第3者がみだりに立ち入らないような場所 に設置し、できればフェンス等で区画してください。 (2)サービススペース(保守管理距離) サービススペースは、メーカー指定の必要とするスペース以上確保し てください。 それ以外は、作業(点検を含めた保守管理)する際に必要なスペース を冷凍機の周囲に確保しておくことが保安上大切です。(もし事故など があった場合にスペースが狭いと対応が困難なため) (3)換気(屋外設置の場合を除く) a 可燃性ガス又は毒性ガスを冷媒ガスとする冷凍機については次のとお りとします。 ①開口部 冷凍能力1t当たり有効面積0.05㎡の直接外気に面した開口部 (扉や窓など)を設けてください。開口部は冷媒の比重を考慮し、有効 な位置(高さ)に設置してください。 ②機械換気装置 開口部が確保出来ない場合には、冷凍能力1t当たり2㎥/min以上の 換気能力を有する機械換気装置で、かつ地下室など滞留しやすい箇所の 換気は低所排気としてください。(設置の際には、冷媒の比重やメーカ ー等で示す設置高さや風の流れなどを考慮してください) また、換気装置は当該室の内部及び外部のいずれからも起動及び停止 できるようにしてください。b フルオロカーボン不活性ガスの冷凍機については次のとおりとしま す。 ①開口部 冷凍能力1t当たり有効面積0.03㎡以上を設けてください。開 口部は冷媒の比重を考慮し、有効な位置(高さ)に設置してください。 ②機械換気装置 開口部が確保出来ない場合には、下記の計算式を参考にして機械換気 装置を設置してください。、また地下室など滞留しやすい場所で空気よ りも比重の大きい冷媒を使用する場合の換気はなるべく低所排気として ください。(設置の際には、冷媒の比重やメーカー等で示す設置高さや 風の流れなどを考慮してください) また、換気装置は当該室の内部及び外部のいずれからも起動及び停止 できるようにしてください。 計算式 Q=2R0.65 ※高圧ガス保安協会の自主基準 Q:必要換気量(㎥/min) R:法定冷凍能力(t)) (4)消火設備 放水装置、水噴霧装置、散水装置及び粉末消火器、不活性ガス消火器 並びにスチーム又は不活性ガスを使用する消防火設備等を設置してくだ さい。また近くの施設の消火器を共用とすることも可能です。 数量、種類、組合せ及び配置は防護対象設備、施設の規模、冷媒ガス の種類及び周辺の状況その他を考慮して決定してください。 (5)警戒標 警戒標は、外部から見易い位置に設置してください。警戒標には、第 第三者から見ても危険のおそれがある旨や高圧ガスの製造を行っている 旨が解るように表示してください。(第1、2種や事業所の状況により 多少異なります) (例)①高圧ガス製造事業所 ②火気厳禁 ③関係者以外立入禁止 ④責任者・代理者氏名 ⑤冷媒名 ⑥緊急時の連絡先
(6)照明 バルブ等を確実に操作するために、また、機械類の各部、計器、銘板 や通路上の障害物等を、容易に識別できる明るさを確保するために、証 明設備を設置してください。なお、照明設備のスイッチは容易に点灯で きる位置に取り付けてください。 (屋外設置や照明設備が設置できない事業所は、照明設備の代替として 投光器や懐中電灯を設置もしくは管理上容易に取り出す事のできる場所 に備えてください(懐中電灯の交換用電池を含む)) (7)配管・バルブ 配管には、流体の種類及び流れ方向等を標示してください。 バルブ、コックには必ず開閉札を取り付けてください。 また、保安上重要なバルブは操作しやすい場所に設置してください。 (8)放出管 安全弁及び溶栓には放出管を設け、放出管の開口部の位置は、放出す る冷媒ガスの性質に応じた適切な位置にしてください。 一体型に組み立てられた冷凍設備では、冷凍設備内で処理する冷凍機 もあるため、メーカーに確認してください。 (9)緊急遮断装置 設備の種類に応じ、高圧遮断装置、安全弁、溶栓又は圧力逃がし装置 等の許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設置してください。毒 性ガス及び可燃性ガスを冷媒とする冷凍機はガス漏えい警報設備と連動 して、緊急停止可能とすることが望ましい。 (10)警報設備(可燃性ガス又は毒性ガス) 当該施設から漏えいするガスが滞留するおそれのある場所に、当該ガ スの漏えいを検知し、かつ、警報するための設備を設けてください。 設置する個数は設備群の周囲10mにつき1個以上の割合で計算した個 数以上にしてください。 (11)除害設備(毒性ガス) アンモニア冷凍機(ユニット式に限る)は例示基準に掲げる数量以上 の除害剤を保有してください。それ以外の場合は大量の水を保有してく ださい。
(12)保護具(毒性ガス)
毒性ガスの種類に応じて空気呼吸器、防毒マスク、保護手袋及び保護 長靴、保護衣を、従事する作業員に適切な予備数を加えた個数又は常時 作業に従事する作業員10人につき3個の割合で計算した個数のいずれ か多い方の個数以上のものを備えてください。