(1)シニア就業促進センター
厚生労働省 平成 31 年度生涯現役促進地域連携事業 啓発冊子
シニア活躍
ガイドブック
(運営:大阪府高年齢者就業機会確保地域連携協議会)
生涯現役をめざして
シニアが健康で
意欲と能力があ
る限り
年齢に関わりなく
働き続けることが
できる
社会の実現を
シニアが健康で
意欲と能力があ
る限り
年齢に関わりなく
働き続けることが
できる
社会の実現を
(2)はじめに
厚生労働省の発表によると日本人の平均寿命は、2017 年には男性で 81.09 歳、
女性で 87.26 歳となり、60 歳時点での平均余命は男性で 23.72 歳、女性で 28.97
歳となっています。
また、平均寿命は今後も伸びると見込まれ、長寿化がますます進展していくもの
と考えられています。
このことから、2025 年には総人口の約3割が 65 歳以上の高年齢者となり、さら
には、2060 年には総人口の約4割近くになるものと推計されています。
急速に進展する我が国の少子高齢化に伴う労働力人口の減少を跳ね返し、経済・
社会の活力を維持していくためには、若者・女性・高齢者・障害者の就業率の向上
を図り、意欲あるすべての人が働くことができる社会の実現が不可欠です。
とりわけ、シニア層については、その持っている長い職業人生で培ってきた職業
知識や経験を活かすことが重要です。また、平成 25 年度に、公的年金の定額部分の
支給開始年齢が 65 歳に引き上げられ、報酬比例部分についても段階的に引き上げが
開始されたことを踏まえ、生活の安定のためには、年金等の経済的プランを含めた
個々の生活設計が必要となってきました。
今や、人生 100 年時代を迎えようとしています。このことを見据え、高年齢者の
雇用機会や活躍の場をつくり、だれもが、健康で生きがいのある人生を送るために
は、高年齢者自らが職業生活設計を行い、当該設計を踏まえた働き方によって、生
涯現役社会の実現をめざしていくことが望まれます。
この冊子は、主に「就職プラン」「年金プラン」「健康プラン」について情報を集
約したものです。
ご自身のこれからの「生涯現役」実現のために、ご活用いただければ幸いです。
平成 31 年4月
大阪府高年齢者就業機会確保地域連携協議会
(厚生労働省委託事業「生涯現役促進地域連携事業」受託団体)
(3)Ⅰ
高齢化の現状と展望
1
Ⅱ
定年退職後の生活設計
2
Ⅲ
定年退職後の諸手続き
3
Ⅳ
再就職への準備
9
Ⅴ
雇用保険の各種給付
14
Ⅵ
公的年金のしくみ
17
Ⅶ
定年退職後の税金
24
Ⅷ
健康管理
26
巻末資料(施設一覧)
●ハローワーク
28
●シルバー人材センター
29
●地域就労支援センター
30
●年金事務所
31
もくじ
(4)1
わが国の高齢化は世界に類をみない速度で進み、2035 年には総人口の約 3 人に 1 人が
65 歳以上の高齢者となることが見込まれています。また、総人口は 2053 年には 1 億人
を割り、2065 年には 8,808 万人になると見込まれています。
人口の減少と高齢化に伴い、いわゆる生産年齢人口(15 歳~64 歳人口)も減少し、生
産年齢人口割合は、2015 年の 60.8%から 2065 年には総人口の 51.4%になると推計さ
れています。
平均寿命が年々上昇する一方で、生産年齢人口は減少の一途をたどっています。
こうしたかつてない少子高齢社会に対応していくためには、高い就労意欲を有する高
齢者が社会の支え手として活躍し続けることが求められています。
資料出所:2015 年までが総務省統計局「国勢調査」
2020 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成 29 年推計)中位推計」
Ⅰ.高齢化の現状と展望
少子高齢化の急速な進展
◆ 日本の人口推移と生産年齢人口割合 ◆
3 人に 1 人が 65 歳以上!
生産年齢人口も約半分に!
(5)2
高年齢者雇用安定法が改正され、平成25年4月から企業は原則65歳までの雇用の確保が義
務付けられました。 しかしながら、同じ待遇で65歳まで働き続けることが必ずしも可能とは
限りません。
一方、年金の支給開始年齢も段階的に引き上げられており、仮に60歳で定年退職し、その後、
再就職しなければ、年金の支給開始まで無収入といった事態も招きかねません。
これまでの職業生活を振り返り、今後の収入と、生活する上で当然に支出が伴うべきものをあ
らかじめ考えて、20年、30年後も安心して暮らせるプランを立てましょう。
総務省の統計によると、高齢夫婦の無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上)の家計で、月平
均約5万5千円の不足となっており、預貯金を取り崩す形になっています。(下図参照)
こうした日常生活を仮に20年続けるとした場合の収入面では、年金、退職一時金、企業年
金、個人年金、在職中の預貯金等金融資産など考えられますが、なおかつ不足分を補うとすれば、
就労(配偶者も含む)によって得る収入ということになります。
前述の数字は、あくまでも平均的な統計によるものですが、高齢者
個々人がより具体的に自身の将来を見据えた経済プランを考える必要
があります。
このことから、定年退職後どのような生活をしたいのか、そのため
の収入と支出の概算見通しを立て、仮に収支のバランスが取れない場
合は、
① 家計の合理化(ローンの見直し、教養娯楽等の節約、衣食住の節減等)
② 収入を増やす(定年後の再就職)
③ 資産運用と節税対策
など、自分の現状に見合ったプランを明確にした上で、早めに準備することが大切です。
◆ 高齢夫婦無職世帯の家計収支(2017 年)◆
Ⅱ.定年退職後の生活設計
食料 64,444円 (27.4%)
住居 13,656円 (5.8%)
光熱・水道 19,267円 (8.2%)
家具・家事用品 9,405円 (4.0%)
被服及び履物 6,497円 (2.8%)
保健医療 15,512円 (6.6%)
交通・通信 27,576円 (11.7%)
教養娯楽 25,077円 (10.6%)
その他 54,043円 (23.0%)
【消費支出内訳】
資料出所:総務省統計局「家計調査報告」(平成29年平均速報)
実収入(209,198円)
社会保障給付
191,880円
91.7%
その他
17,318円
8.3%
不足分
5 4 ,5 1 9 円
預貯金など
の取り崩し
可処分所得(180,958円)
支出合計(263,717円)
非消費支出
28,240円
消費支出
235,477円
税金・社会保険料の支払い
約 5.5 万円
不足!
(6)3
年金・健康保険・税金・再就職・・・・等、第二の人生は自らの手続きでスタートするものです。
年金、雇用保険、健康保険、税金等について必要な知識と手続きをご案内します。
(1)年金は、請求しないと支給されません。
退職前に年金支給額の試算をしておきましょう。
・ねんきん定期便・・・加入者には、毎年、誕生月に通知され、50歳以上の方には年金の見
込額が記載されています。
※節目年齢(35 歳、45 歳、59 歳)の方は、封書で、それ以外の方はハガキで送付されます。
・ねんきんネット・・・・日本年金機構のホームページを利用して、試算することができます。
≪手続きの流れ≫
(2)その他
・配偶者の国民年金の種別変更届(※) 市区町村役場へ(14 日以内)
・厚生年金基金に加入していれば請求手続き 各基金や企業年金連合会へ
・就職したら 年金手帳を再就職先担当者へ
※退職すると、これまで国民年金の第3 号被保険者であった配偶者(60 歳未満)は、自らの保険料を納める第1 号被保険
者となります。市区町村役場に「種別変更」の届けをしなければなりません。届けを忘れていると将来、年金を受けら
れなくなる場合もありますから、退職後早めに手続きが必要です。
令和元年度の国民年金保険料は、月額16,410 円です。
国民年金の加入期間は原則、20 歳から60 歳までです。60 歳の誕生日の前日の属する月の前月まで支払います。
①日本年金機構から「年金に関するお知らせ(ハガキ)」が届きます。
●受給権が発生する方には、「青色のハガキ」、
受給権が確認できない方には、「緑色のハガキ」
③年金請求書を提出
● 国 民 年 金 第 1 号 被 保 険 者 の み に 加 入 → 住 所 地 の 市 区 町 村 役 場
● そ れ 以 外 → お 近 く の 年 金 事 務 所
④年金証書・年金決定通知書が届きます。
さらに
1~2 ヶ月後 ⑤偶数月に2 カ月分ずつ指定口座に振り込まれます。
※ 支 給 開 始 対 象 は 、 誕 生 日 の 前 日 の 翌 月 分 か ら
②日本年金機構から「年金請求書(事前送付用)の書類が届きます。
※支給開始年齢については、P20 を参照
Ⅲ.定年退職後の諸手続き
1.年金の手続き
1~2 ヶ月後
支給開始年齢の
誕生日の前日以後
支給開始年齢の誕生日
の約 3 ヶ月前
約 3 か月前
60 歳の約 3 か月前
(7)4
(1)退職前は、特に必要な準備はありませんが、次の事項については知っておきましょう。
雇用保険は、失業中の生活の安定を図るとともに、就職を助けることを目的としており、再
就職を希望する場合、必要書類をそろえて、原則、住居地の管轄ハローワーク(公共職業安定
所)に行き、所定の手続きをして失業給付を受け取ることになります。
また、特別支給の老齢厚生年金と雇用保険の基本手当は、同時に受けられません。
年金給付と雇用保険の失業給付(基本手当)の額等を十分考慮の上、手続きしましょう。
※年金給付には、所得税、住民税が課税される場合があります。雇用保険は非課税です。
≪手続きの流れ≫
勤
務
先
会社に離職票を請求。ハローワーク提出前に記載内容を確認のうえ
記名・押印または署名
離職票は、退職後にハローワークから会社に交付されます。
それを会社から受領
ハ
ロ
ー
ワ
ー
ク
離職票 運転免許証等、手続きに必要な書類を用意してハローワークへ
退 職 直 前
退 職 日
退職後(離職票の受領)
解雇・定年・契約期間満了等により、
離職された方
求職申込み(受給資格決定)
提出された書類(離職票等)により、受給資格の決定を行います。
7日間の待期
受給資格決定をした日から起算して、失業の状態が7日経過した後の日から、基本手当の支給
対象期間となります。ただし、自己都合等の理由により離職された方はさらに3 か月の給付制
限がかかります。
説明会/講習受講
雇用保険制度とこれからの求職活動の仕方などについて、詳しい説明があります。
自己都合等の理由により、
離職された方
失業の認定
自己都合または重責解雇で離職された方
は、7日間の待期の後、3か月の給付制
限が経過しないと基本手当の支給はあり
ません。
失業の認定
4週間に1回指定された日時にハローワ
ークに行き、失業の認定を受けます。
(失業の認定を受けた日数分の基本手当
が約1週間後に、自身の金融機関の口座
に振り込まれます)
失業の認定
給付制限のある方の最初の基本手当の
支給にかかる失業認定
失業の認定
※失業の認定は、再就職が決まるまで、あるいは支給終了(受給期間満了)になるまで
受けることになります。
3
ヶ
月
7
日
間
の
待
期
支
給
対
象
期
間 支
給
対
象
期
間
給
付
制
限
3
か
月
2.雇用保険の受給手続き
失業の認定
失業の認定 失業の認定
7
日
間
の
待
期
(8)5
(2)雇用保険の失業給付(基本手当)と年金は同時に受けられません。
ハローワークに求職の申込をした日の翌月から、基本手当の受給(期間)が終了する月まで、
基本手当等の給付を実際に受けた月については、年金の全部が支給停止となります。つまり、
同一月に雇用保険と年金を重複して受けることができなくなります。
また、雇用保険の終了後も、ただちに年金の支給が開始されるわけではありません。年金給
付と雇用保険給付の額等を検討の上、手続きしましょう。
※年金の支払は、原則、前 2 か月分が偶数月の 15 日に支払われます。
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
年
金
支給
4月分
11月分10月、 12月、
1月分
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
年
金
の
支
払
月
雇
用
保
険
〈
失
業
給
付
〉
基本手当受給
求職
申込
受給期間
経過
年金は全額支給停止 支 給
◆支給停止の基本的な仕組み◆
(9)6
(1)健康保険加入の 3 つのケース
退職後の医療保険には、いくつかの選択肢があり、各人のおかれている立場によって検討し
ておきましょう。退職後、常用雇用の形で再就職しない方は次のような3つのケースが考えら
れます。
定年退職すると自動的に健康保険の被保険者の資格を失いますが、被保険者でなくなった日
までに継続して2ヶ月以上の被保険者期間があった人で、希望すれば任意継続被保険者となる
ことができます。任意継続被保険者となれる期間は2年間です。加入手続は、退職日の翌日か
ら 20 日以内に「健康保険任意継続被保険者資格取得申出書」をお住まいの協会けんぽ支部ま
たは健康保険組合に提出します。
≪平成 31 年4 月以降の保険料計算式≫(都道府県によって料率が異なります)
例:退職時の月額給与が 30 万円の場合(※)
標準報酬月額上限額30 万円が適用され、
(大阪府の場合) 健康保険料率:10.19% 保険料額: 30,570 円
介護保険料率: 1.73% 保険料額: 5,190 円
月間合計額: 35,760 円
年間合計額: 429,120 円(最大)
(※)任意継続の場合、標準報酬月額の上限額は 30 万円となっていますので、報酬月額(退職した時点で
の月額給与=交通費などを含む総支給額)が 29 万円以上のときはいくら収入があっても 30 万円の
標準報酬月額で保険料が計算されます。任意継続のメリットは、被扶養者が認められることです。
定年退職するとその多くは、市区町村が行う国民健康保険に加入することになります。
退職日の翌日(健康保険の被保険者資格喪失日)から 14 日以内に、住所地の市区町村の国民
健康保険の窓口へ届け出て手続きをします。
この場合、前年所得により保険料額が決定するので、割高になるかもしれません。
(例)大阪市の令和元年度の年間保険料は世帯当たり最大「930,000 円」です。
※市区町村によっては、減免措置制度がありますので、相談してみてください。
40 歳~64 歳の国民健康保険料=医療分+後期高齢者医療制度支援分+介護分 からなります。
3.健康保険の手続き
① 任意継続被保険者となるケース
② 国民健康保険の被保険者となるケース
40 歳から 64 歳までの介護保険第 2 号被保険者に該当する方は、この保険
料率が加わります。
(65 歳からは、介護保険第 1 号被保険者となり、「所得段階別保険料」
により原則、年金からの天引きとなり、さらに保険料額も大きくなること
が見込まれます。)
(10)7
被扶養者として認定されるためには、年間収入が 130 万円(60 歳以上の者や障害年金受
給者の場合は180 万円)未満の年収基準を満たしていて、原則として被保険者の年収の2分
の1未満(別居の場合は、収入が被保険者からの仕送り額未満)を下回らなければなりませ
ん。この場合の年間収入とは、被扶養者としての認定を受ける指定日以降の日々(月々)の
継続した収入を1年間に換算した予想収入のことです。つまり、過去1年間で 130 万円以上
の収入があったとしても、現時点で将来にわたっての年間の総収入が 130 万円未満でした
ら、被扶養者になれます。収入は、給料やパート収入、公的年金、地代、家賃などの継続性
のあるものに限定されており、不動産の売却卸代金や退職金などの一時的なものは除かれま
す。
(2)退職後のタイムスケジュール
①在職中の健康保険への
任意継続の場合
②国民健康保険に加入の場合
退職の翌日から 20 日以内
住所地の協会けんぽ支部または健康保険組
合に手続き
退職の翌日から14日以内
市区町村役場で手続き
③家族の被扶養者になる場合
事実発生から 5 日以内
「健康保険被扶養者(異動)届」を家族の
勤務先へ
③ 健康保険の被保険者になっている家族の被扶養者になるケース
(11)8
(1)退職金に係る納税について
退職金には所得税と住民税がかかりますが、勤務年数に応じた退職所得控除が設けら
れているので、税負担はかなり軽くなります。
退職金を受けた時には、勤務先に「退職所得の受給に関する申告書」を提出しましょ
う。(分離課税になっているので、他の所得と切り離されて税金がかかり、退職金にかかる
納税が終わります。)
■退職所得控除額表
勤続年数 退職所得控除額
20 年以下 40 万円×勤続年数
20 年超 800 万円+70 万円×(勤続年数-20 年)
※勤続年数に 1 年未満の端数があるときは、たとえ 1 日でも 1 年として計算します。
■退職所得の源泉徴収税額の速算表
【退職金にかかる所得税と住民税の計算例】
~38 年勤務した方が、退職金を 2,400 万円受け取った場合~
(退職所得控除額) 800 万円+70 万円×(38 年-20 年)=2,060 万円
(課税退職所得金額) (2,400 万円-2,060 万円)÷2=170 万円
(所得税と復興特別所得税) 170 万円×5%×102.1%=86,785 円
(住民税) 170 万円×10%=170,000 円
(2)退職後のタイムスケジュール
①公的年金等の受給者の扶養親族等の申告書 厚生年金の請求、年金事務所へ
②住民税納税通知書 1~2ヶ月後、市区町村役場から通知あり
③所得税の確定申告 毎年2月16日~3月15日までに住所地の税務署へ申告
平成 27 年以後の退職所得の源泉徴収税額の速算表
課税退職所得金額(A) 所得税率(B) 控除額(C) 税額=((A)×(B)-(C))×102.1%
195 万円以下 5% 0 円 ((A)×5%)×102.1%
195 万円を超え 330 万円以下 10% 97,500 円 ((A)×10%-97,500 円)×102.1%
330 万円を超え 695 万円以下 20% 427,500 円 ((A)×20%-427,500 円)×102.1%
695 万円を超え 900 万円以下 23% 636,000 円 ((A)×23%-636,000 円)×102.1%
900 万円を超え 1,800 万円以下 33% 1,536,000 円 ((A)×33%-1,536,000 円)×102.1%
1,800 万円を超え 4,000 万円以下 40% 2,796,000 円 ((A)×40%-2,796,000 円)×102.1%
4,000 万円超 45% 4,796,000 円 ((A)×45%-4,796,000 円)×102.1%
サラリーマンに関係ある所得税、住民税は、在職中は毎月の給料から天引きされ、年末には確定申告の代わりに会
社が年末調整しますが、退職後は、自分で年金収入などを計算し、確定申告をすることになります。また、住民税は、
前年の総所得をもとに課税されますので、退職の翌年は現在の収入に比べて相当の負担になります。したがって在職
中に天引きされた住民税額を参考にして用意しておきましょう。 (P24 Ⅶ 定年退職後の税金 参照)
4.税金の手続き
(12)9
(1) 働く目的と期間の設定
・余暇の活用、経済的理由、趣味や夢の実現、社会貢献等
(2) 働き方について家族とのコンセンサス(健康管理、収入、労働条件等)
(3) 職業的資産の棚卸し(今までの職業生活を顧みる)
(4) キャリアを生かすか、さらにキャリアアップを図るか(資格取得、職業訓練)、
異職種にチャレンジするか
(5) 職種、労働条件(賃金、休日、通勤時間等)の決定
(6) 各種情報収集
・退職前後の諸手続きについて(退職後の諸手続きについては、前章Ⅲにて記述)
・雇用保険(失業給付、継続給付、教育訓練給付)、社会保険、税金について
再就職先などを探す方法として、次のようなものがあります。
(1) ハローワーク等の公共職業紹介機関
(2) 新聞広告、新聞の折り込みチラシ、求人情報誌
(3) 民間の職業紹介機関
(4) インターネット
(5) 縁故
(6) その他(地域での就業、人材派遣登録、起業、内職、ボランティア活動など)
(1)ハローワーク等の公共職業紹介機関
①ハローワーク
大阪府内には、16 か所のハローワークがあります。全国のハローワークとコンピュ
ータによるシステムでつながっていますので、どこのハローワークを利用しても全国
のハローワーク求人をコンピュータで検索することができます。
こうしたハローワークには、「求人検索パソコン」が設置されており、利用申し込み
すれば、ご自身で希望の職種、就業場所、賃金等の条件を入力することで、簡単に条
件に合った求人を探すことができます。
さらに、窓口では仕事探しや職業訓練についての相談・紹介に応じています。
また、ハローワークには、高年齢者専門の窓口(生涯現役支援窓口)もあり、職業
生活再設計に係る相談・援助・セミナー等を行っています。
ハローワーク及びその関連施設では、平日の通常利用時間外もオープンしている施
設もありますので、在職中の方もご利用できます。
(ホームページ http://osaka-hellowork.jsite.mhlw.go.jp)
(P.28 のハローワーク一覧参照)
Ⅳ.再就職への準備
1.退職前準備(職業生活設計)
2.求職活動(退職前 2 ヶ月頃から)
(13)10
②OSAKAしごとフィールド
大阪府とハローワークが一体的に実施する就職支援施設で、高年齢
者等に対する就職活動に関するカウンセリングやセミナーの実施、ハ
ローワークの職業相談・職業紹介、職業訓練の受講に係る相談業務を
行っています。
大阪市中央区北浜東 3-14 エル・おおさか 本館 2・3 階
TEL:06-4794-9198 ホームページ
http://shigotofield.jp
(2)新聞広告、新聞の折り込みチラシ、求人情報誌
①新聞広告
新聞には、一般紙のほかにスポーツ紙などの娯楽紙、経済、工業、金融などの専門
紙があり、それぞれ読者層が異なります。求人広告を出す側は、こうした点に着目し
て、広告効果が高いと思われる紙面を選択して掲載しますので、希望の職種によって
新聞を選択することがポイントとなります。
②新聞折り込みチラシ
チラシの特徴は、地域に密着した情報が掲載されていることです。また、比較的パ
ートタイムの求人が多いことから、地元で短時間の仕事を希望している場合には有効
となります。
③求人情報誌
職種を分けて発行しているもの、さまざまな職種の求人を集めたものなど、多くの
求人情報誌が発行されており、一度に多くの求人を手元で見られるという利点があり
ます。
(3)民間の職業紹介機関
民間の職業紹介機関には、手数料又は報酬を受けて行う有料職業紹介事業と、職業紹
介に関し、いかなる名義でも手数料又は報酬を受けないで行う無料職業紹介事業の 2 種
類があります。
(4)インターネット
インターネットの普及により、自社ホームページ上で求人募集する企業や、求人情報
サイトを設ける新聞社や情報紙会社が増えてきました。
ハローワークでも、「ハローワークインターネットサービス」を開設していますので、
全国のハローワークで受け付けた求人情報を求人事業主の希望によりインターネット
で提供しています。(事業主の希望で事業所名等が非公開となっている場合もあります。)
・ハローワークインターネットサービス ⇒
https://www.hellowork.go.jp
(14)11
(5)縁故
高年齢者は、縁故による就職が比較的多いと言われています。新たな仕事を探す際に
は、友人や親戚、知人、これまでの仕事上のつながりを持った人等に、自分の希望する
仕事を伝えておくことで、再就職に結びつくことも考えられます。
(6)その他
①シニア就業促進センター
国からの事業委託を受けて、大阪府高年齢者就業機会確保地域連携協議会が運営する
施設で、高年齢者の生涯現役を実現するために、それぞれの働き方の希望に合わせた仕
事探しのアドバイスや関係機関について案内します。また、本センターや府内で実施さ
れる就職イベント(企業面接会やセミナー等)の案内などを行います。
大阪市中央区北浜東 3-14 エル・おおさか 本館 3 階
TEL:06-6910-0848 月~金 9:30~17:00 土日祝を除く
ホームページ https://www.senior-center.jp/
②(公社)大阪府シルバー人材センター協議会
府内各市町村にあるシルバー人材センター(下記③)と相互間の密接な連絡調整を図
り、シルバー人材センター事業の発展・拡充、機能の強化に取組んでいる公益法人です。
また、多様な高齢者の就業ニーズにこたえるための国の委託事業、高齢者の多様な働
き方に対応した雇用・就業機会を確保するため、一般労働者派遣事業にも取り組んでい
ます。
●高齢者スキルアップ・就職促進事業(厚生労働省委託事業)
55 歳以上の求職活動中の方を対象とした技能講習会(マンション管理員、介護職員初任者
研修など 11 種類 50 コース)で、講習最終日には企業との就職面接会が予定されています。
●高齢者活躍人材育成事業(厚生労働省委託事業)
60 歳以上の方が、技能講習を受けて、シルバー人材センターで就業する
ための事業です。
●シルバー派遣事業
「臨時的・短期的・その他軽易な業務」に限った労働者派遣事業で
シルバー人材センターに登録された会員を派遣先(企業・団体等)に派遣します。
詳細はホームページ http://www.daisikyou.or.jp/ TEL:06-6265-8111
③各市町のシルバー人材センター
シルバー人材センター(以下、「センター」という。)は、国や地方公共団体の指導・
援助を受け、定年等で現役を引退した方々に対して就業機会を提供する公益法人です
(一部を除く)。
センターは、地域社会における日常生活に密着した臨時的かつ短期的な就業又はその
(15)12
他の軽易な業務を、家庭、民間事業所、官公庁等から有償で引き受け、これを会員に提
供し、仕事の内容と就業の実績に応じて、会員に報酬(配分金)を支払います。ただし、
通常の雇用関係とは異なり、生活のために働くことを望む人を対象としたものではあり
ませんので、一定の収入保証や就業日数の保証はありません。
会員には、おおむね60歳以上の高齢者で、働く意欲と能力の
ある方ならどなたでもなれます。お住まいの市や町のセンター
に申し込みましょう。
(P.29 の大阪府内のシルバー人材センター一覧参照)
④地域就労支援センター
各市町村に設置している「地域就労支援センター」では、就労支援コーディネーター
が一人ひとりの状況に合わせて、求職や雇用に関する相談に応じています。
(P30 の大阪府内の地域就労支援センター一覧参照)
⑤人材派遣登録
登録型の人材派遣では、自分のキャリア・技術を活かして自分の希望に応じて働くこ
とができますが、人材派遣会社への登録だけでは、収入につながりません。派遣先での
仕事があってはじめて収入になります。雇用契約は派遣元になり、派遣先での指揮命令
を受けて仕事をすることになります。事前に労働条件等を十分確認することも必要です。
常用型の人材派遣は、派遣元に常時雇用されることから、派遣先での派遣期間が終了
しても、派遣元との雇用関係は継続します。
厚生労働大臣の許可を受けた事業主は、現在、港湾運送業務、建設業務、警備業務、
医療関係の業務の一部を除いたすべての業務において人材派遣をすることが可能にな
っています。
(60 歳以上で、臨時・短期的な仕事を希望する場合は、大阪府シルバー人材センター協議
会(前記②)が運営する「シルバー派遣事業」を参考にしてください。)
⑥起業・独立・開業
定年退職後は、独立起業を目指す方もいます。しかし、何となくそう考えているだけ
で、何から手がけていいのか、どう情報を集めて行けばいいのか、そうした方のために、
下記の機関では、さまざまなイベント、セミナー、塾などによる支援をしています。
●大阪産業創造館(公益財団法人大阪市都市型産業振興センターが運営)
TEL:06-6264-9800(代) ホームページ
https://www.sansokan.jp/info/
⑦在宅ワーク支援機関
大阪府内の内職を含む在宅ワークに関する情報提供や電話相談を行っています。
●社会福祉法人大阪府家内労働センター
TEL:06-7505-8647(平日 10 時~16 時 電話による相談のみ)
おおさか在宅ワーク支援ナビ
https://www.osaka-zaitaku-work.com
(16)13
⑧ボランティア活動
退職を機にボランティア活動を始めたいと考える方もいます。活動の仕組み等につ
いて十分理解した上で、自分にあった活動を見つけましょう。
市区町村の社会福祉協議会は、「ボランティア・市民活動センター」などを設置して
活動に関する相談・情報提供、活動先の紹介を行っています。
●大阪府ボランティア・市民活動センター(大阪府社会福祉協議会)TEL:06-6762-9631
●大阪市ボランティア・市民活動センター(大阪市社会福祉協議会)TEL:06-6765-4041
◆
65 歳からの再就職
~平成 29 年 1 月 1 日より 65 歳以上の方も雇用保険の適用対象となりました~
これまでは、65 歳以降に新たに雇用された人は、雇用保険の適用対象となっていま
せんでした。
平成 29 年 1 月 1 日からは、65 歳以降に新たに雇用されたら、就職先で「高年齢被
保険者」として雇用保険に加入することになりました。
※雇用保険の加入には要件があります。
①1 週間の所定労働時間が 20 時間以上あること
②同一の事業主の適用事業に継続して 31 日以上雇用されることが見込まれる場合
上記のいずれにも該当する場合、本人の意思に関わらず、原則として雇用保険の被保
険者となります。(※雇用保険料は、2020 年 3 月まで労使とも納付が免除されます。)
65 歳以上で離職した場合、受給要件を満たせば高年齢求職者給付金の対象となりま
す。(P15 の(2)65 歳以上で離職した場合 参照)
65 歳以降に就職
ここから高年齢被保険者
s
(17)14
ここでは、ハローワークにおいて給付される雇用保険の各種給付の中から、高年齢者
に関わる主な給付の概要について紹介します。
また、雇用保険制度に係る給付には、下記以外にも、「就職促進給付」「教育訓練給
付」などもあります。個々人によっていろいろなケースが考えられますので、詳細につ
いては、最寄りのハローワークまでお問い合わせください。
(1)65 歳未満で離職した場合
《受給資格》
次の①及び②のいずれにも該当すること。
① 離職前2年間に、雇用保険の被保険者であった期間のうち 11 日以上の賃金支払
のあった完全な月が 12 カ月以上あること。
ただし、倒産、解雇等により離職された方又は、期間の定めのある労働契約が更
新されなかったこと、その他やむを得ない理由により離職された方は、離職前1年
間に、雇用保険の被保険者であった期間のうち 11 日以上の賃金支払いのあった完
全な月が6カ月以上あること。
② 労働の意思と能力があるにもかかわらず、仕事に就けない状態であること。
《受給期間》
基本手当を受けることができる期間を「受給期間」といいます。
原則として、離職日の翌日から起算して 1 年間です。
《受給期間の延長》
病気、看護など一定の理由により、離職後も職業に就くことができない状態にある
場合は受給手続きができませんので、受給期間を延長することができます。
定年退職等でしばらく求職活動しない場合も、最大1年延長できますが、いずれに
してもハローワークで手続きが必要です。
《所定給付日数》
① 一般の離職者(②以外の離職者。定年退職者や自己の意思で離職した者。)
被保険者期間
離職時の満年齢
10年未満 10 年以上
20 年未満 20年以上
65歳未満 90日 120日 150日
Ⅴ.雇用保険の各種給付
1.求職者給付
(18)15
② 倒産、解雇、又は期間の定めのある労働契約が更新されなかったこと等による離職者
被保険者期間
離職時の満年齢
1 年未満 1年以上
5年未満
5年以上
10年未満
10年以上
20年未満 20年以上
45 歳以上
60 歳未満
90日
180日 240日 270日 330日
60 歳以上
65 歳未満 150日 180日 210日 240日
《基本手当日額》
離職時の年齢に応じて「基本手当日額の上限額」「賃金日額の上限額」「給付率」が
定められています。
基本手当日額は原則として、賃金日額の 50~80%で、60 歳以上 65 歳未満の方に
ついては、賃金日額の 45%~80%となります。
賃金日額とは、離職前 6 か月間の賃金を 180 で割った額です。
なお、基本手当日額は毎年 8 月 1 日に見直しが行われます。
離職時の年齢区分 賃金日額の上限額 基本手当日額の上限額
45 歳以上 60 歳未満 16,500 円 8,250 円
60 歳以上 65 歳未満 15,740 円 7,083 円
(平成 30 年 8 月現在)
(2)65 歳以上で離職した場合
高年齢求職者給付金として一括支給されます。
《受給資格》
離職前 1 年間に、雇用保険の被保険者であった期間のうち 11 日以上
の賃金支払いのあった完全な月が 6 カ月以上あること。
《受給期限》
離職日の翌日から起算して 1 年間です。
《給付の額》
基本手当の日額に相当する額に下表の日数分を乗じた額が一括して支給されます。
被 保 険 者 で あ っ た 期 間 1 年未満 1 年以上
高年齢求職者給付金の額 30 日分 50 日分
(19)16
「高年齢雇用継続給付」は、60 歳以降引き続いて働く場合や、一旦、退職して再就職
した場合の賃金が、60 歳到達時点の賃金に比べて 75%未満となった時に支給されます。
下記の支給要件を満たした場合、再就職後の賃金の低下率に応じて、低下した賃金の
最大 15%の給付が受けられます。
《支給要件》
①60 歳以上 65 歳未満の雇用保険の被保険者であること。
②60 歳(又は離職)時点で、雇用保険の被保険者期間が通算して 5 年以上あること。
(※1)
③60 歳(又は離職)時点と比べて、再就職後の賃金(「支給対象月に支払われた賃金」)
が 75%未満に低下していること。(※2)
支給を受けるには、事業主に対して支給を受けたい旨申し出た上で、原則、事業所を経
由して支給申請書等を事業所管轄のハローワークに提出することが必要です。
退職して失業等給付の基本手当
または再就職手当等を受けずに
就職した場合
退職して失業等給付の基本手当を受給したが、
100 日以上残して再就職した場合
高年齢雇用継続基本給付金
高年齢再就職給付金
《支給期間》
支給残日数が 200 日以上⇒2 年間
100 日以上 200 日未満 ⇒1 年間
(失業等給付の再就職手当との
併給はできません)
再就職手当(※3)
就業促進
定着手当(※3)
2.高年齢雇用継続給付
《支給期間》
最長 65 歳に達する月まで
(年金が減額調整される場合が
あります)
※1 「5 年以上」とは、過去に失業等給付の基本手当や再就職手当等を受けたことがある場合は、その受給後の期間
となります。また、60 歳時点で 5 年間に満たない場合は、5 年に達した日を 60 歳到達時とみなし、その時点の
賃金が 60 歳到達時等の賃金として登録されます。
※2 60 歳到達時等に受けていた賃金には上限額が設けられており、472,200 円(平成 30 年 8 月 1 日現在)を超え
る場合は、472,200 円から 75%未満に低下した場合に該当するということになります。
※3 支給要件がありますので、詳細についてはハローワークにお問い合わせください。
(20)17
ここでは、公的年金の仕組みの概要について見ていきましょう。年金制度は、個々人
によっていろいろなケースが考えられます。ここでは、そのあらましについて紹介しま
すので、詳細については、最寄りの年金事務所又は住所地の市区町村までお問い合わせ
ください。
■1 階部分:国民年金(基礎年金)
日本国内に住む 20 歳以上 60 歳未満の人は、必ず国民年金に加入することになって
います。
会社などに勤め、厚生年金保険や共済組合等に加入している方は、国民年金にも同時
に加入していますが、国民年金の保険料を直接納めることはありません。これは、厚生
年金保険や共済組合等が国民年金に必要な費用を拠出しているからです。
(平成31 年4月~令和 2 年3月までの国民年金保険料は 月額 16,410 円です。)
国民年金の給付には、「老齢基礎年金」「障害基礎年金」「遺族基礎年金」があります。
■2 階部分:厚生年金
平成 14 年 4 月 1 日からは、70 歳未満の人は、厚生年金保険の適用事業所に勤めれ
ば、自動的に加入することになりました。保険料は、厚生年金保険に加入している方と
事業主がそれぞれ半額ずつ負担します。
被用者年金制度の一元化に伴い、平成 27 年 10 月 1 日から、公務員及び私立学校の
教職員もこれまでの共済年金が厚生年金に統一されました。
また、平成 28 年 10 月 1 日から、1 週間の所定労働時間及び 1 月の所定労働日数が
通常の労働者の 4 分の 3 未満であっても、①週の所定労働時間が 20 時間以上、②勤務
期間が 1 年以上見込まれること、③月額賃金が 8 万 8,000 円以上に該当し、従業員 501
人以上規模の企業に勤務している場合は、厚生年金保険に加入することになりました。
厚生年金保険の保険給付には、「老齢厚生年金」「障害厚生年金」「遺族厚生年金」があ
ります。
2階部分
(70歳未満)
1階部分
(20歳~60歳未満) 国民年金 国民年金
(加入期間)
第1号被保険者 第3号被保険者
自営業者・学生
農業・漁業従事者等 民間サラリーマン 公務員等
第2号被保険者の
被扶養配偶者
第2号被保険者
◆2階建ての公的年金制度◆(平成27年10月からの被用者年金一元化後のしくみ)
国民年金(基礎年金)
厚生年金
2階部分
(70歳未満)
1階部分
(20歳~60歳未満) 国民年金 国民年金
(加入期間)
第1号被保険者 第3号被保険者
自営業者・学生
農業・漁業従事者等 民間サラリーマン 公務員等
第2号被保険者の
被扶養配偶者
第2号被保険者
◆2階建ての公的年金制度◆(平成27年10月からの被用者年金一元化後のしくみ)
国民年金(基礎年金)
厚生年金
Ⅵ.公的年金のしくみ
2階部分
(70歳未満)
1階部分
(20歳~60歳未満) 国民年金 国民年金
(加入期間)
第1号被保険者 第3号被保険者
自営業者・学生
農業・漁業従事者等 民間サラリーマン 公務員等
第2号被保険者の
被扶養配偶者
第2号被保険者
◆2階建ての公的年金制度◆(平成27年10月からの被用者年金一元化後のしくみ)
国民年金(基礎年金)
厚生年金
(21)18
老齢基礎年金を受けるのに必要な期間が、下記の受給資格期間を満たした人に、65 歳
になった時から支給される年金です。
● 受給資格期間
次のア~ウの期間等を合わせて、10 年(120 月)以上ある人に支給されます。(※)
ア
イ
ウ
※平成 29 年 8 月 1 日から年金受給に必要な資格期間が、25 年(300 月)から 10 年(120 月)に短縮されました。
詳しくは、年金事務所へお問い合わせください。
● 受給開始年齢
65 歳(繰り上げ受給や繰り下げ受給が可能です)。
● 年金額
20 歳から 60 歳になるまで(加入可能年数 40 年)の保険料を全
て納めると、満額の老齢基礎年金が受けられます。
老齢厚生年金は、厚生年金保険の被保険者であった方の老後の保障として給付さ
れ、65 歳になった時に、上記1の老齢基礎年金に上乗せする形で支給されます。
ただし、当分の間は下記の受給資格を満たしていれば、65 歳になるまで「特別支給
の老齢厚生年金」が支給されます。
● 受給資格期間
以下のア・イの期間を全て満たしていること
ア.老齢基礎年金の受給資格期間(10 年以上)を満たしていること。
イ.厚生年金保険の被保険者期間が12カ月以上あること。
1.老齢基礎年金
2.老齢厚生年金
年金額(満額)=年間 780,100 円(月額 65,008 円) ※令和元年度
① 60 歳から 65 歳に達するまでの老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金)
保険料を
納めた期間
・国民年金の保険料を納めた期間(第 3 号被保険者期間を含む)
・厚生年金保険・共済組合・船員保険の被保険者期間
保険料を
免除された期間 ・国民年金の保険料を免除、または納付特例・猶予を受けた期間
合算対象期間
(カラ期間) ・任意加入できたが、加入しなかった期間(海外居住など)
(22)19
● 受給開始年齢
60 歳以上 65 歳に達するまで(支給開始年齢は、生年月日に応じて段階的に引き上
げられています。また、男性と女性では支給開始年齢に差があります。)※P20 の「厚
生年金の支給開始年齢」参照
● 年金額
生年月日に応じて、報酬比例部分が支給されます。
ア. 報酬比例部分
過去の報酬等に応じて決まります。
イ.
定額部分
65 歳未満で、老齢厚生年金の報酬比例部分を受給できるときに、特例として
①厚生年金保険の障害等級 3 級以上の障害にある人
②厚生年金保険の被保険者期間が 44 年以上ある人
③坑内員と船員の被保険者期間の合算した期間が15年以上ある人
については定額部分が報酬比例部分とあわせて支給されます。
ただし、①と②の人は厚生年金の被保険者である間は支給されません。
また、条件を満たしていれば加給年金も支給されることとなります。
● 受給資格期間
以下のア・イの期間を全て満たしていること。
ア.老齢基礎年金の受給資格期間(10 年以上)を満たしていること。
イ.厚生年金保険の被保険者期間が 1 か月以上あること。
● 受給開始年齢
65 歳(繰下げ受給が可能です。)
● 年金額
報酬比例部分が支給されます。
また、要件に該当すれば、
加給年金が支給されます。
ア.
報酬比例部分
65 歳に達するまで受給する「特別支給の老齢厚生年金」の報酬比例部分と同じ
計算になります。
イ.
加給年金
65 歳で老齢基礎年金の支給が開始されるときに厚生年金保険の被保険者期間
が、「20 年以上」ある等一定の要件に該当する場合は、生計を維持する「65 歳未
満の配偶者、18 歳未満の子、1 級または 2 級の障害の状態にある 20 歳未満の
子」がいるときに支給されます。
② 65 歳からの老齢厚生年金
(23)20
昭和26年4月2日~昭和27年4月1日 68歳 60歳 平成23年度
(2011) 60歳
平成23年度
(2011) 63歳
平成26年度
(2014) 65歳
平成28年度
(2016)
昭和27年4月2日~昭和28年4月1日 67歳 60歳 平成24年度
(2012) 60歳
平成24年度
(2012) 64歳
平成28年度
(2016) 65歳
平成29年度
(2017)
昭和28年4月2日~昭和29年4月1日 66歳 61歳 平成26年度
(2014) 60歳
平成25年度
(2013) 64歳
平成29年度
(2017) 65歳
平成30年度
(2018)
昭和29年4月2日~昭和30年4月1日 65歳 61歳 平成27年度
(2015) 60歳
平成26年度
(2014) 65歳
令和元年度
(2019)
昭和30年4月2日~昭和31年4月1日 64歳 62歳 平成29年度
(2017) 60歳 平成27年度
(2015) 65歳 令和2年度
(2020)
昭和31年4月2日~昭和32年4月1日 63歳 62歳 平成30年度
(2018) 60歳
平成28年度
(2016) 65歳
令和3年度
(2021)
昭和32年4月2日~昭和33年4月1日 62歳 63歳 令和2年度
(2020) 60歳
平成29年度
(2017) 65歳
令和4年度
(2022)
昭和33年4月2日~昭和34年4月1日 61歳 63歳 令和3年度
(2021) 61歳
令和元年度
(2019) 65歳
令和5年度
(2023)
昭和34年4月2日~昭和35年4月1日 60歳 64歳 令和5年度
(2023) 61歳
令和2年度
(2020) 65歳
令和6年度
(2024)
昭和35年4月2日~昭和36年4月1日 59歳 64歳 令和6年度
(2024) 62歳
令和4年度
(2022) 65歳
令和7年度
(2025)
昭和36年4月2日~昭和37年4月1日 58歳 62歳 令和5年度
(2023) 65歳
令和8年度
(2026)
昭和37年4月2日~昭和38年4月1日 57歳 63歳 令和7年度
(2025) 65歳
令和9年度
(2027)
昭和38年4月2日~昭和39年4月1日 56歳 63歳 令和8年度
(2026) 65歳 令和10年度
(2028)
昭和39年4月2日~昭和40年4月1日 55歳 64歳 令和10年度
(2028) 65歳
令和11年度
(2029)
昭和40年4月2日~昭和41年4月1日 54歳 64歳 令和11年度
(2029) 65歳
令和12年度
(2030)
昭和41年4月2日~昭和42年4月1日 53歳 65歳 令和13年度
(2031)
昭和42年4月2日~昭和43年4月1日 52歳 65歳 令和14年度
(2032)
昭和43年4月2日~昭和44年4月1日 51歳 65歳 令和15年度
(2033)
※1 公務員等の共済年金加入者は女性の場合でも男性と同じ開始年齢となります。
※2 報酬比例部分は、65歳から老齢厚生年金になります。
※3 定額部分は、65歳から老齢基礎年金になります。
特別支給の
老齢厚生年金
(定額部分)は
ありません
特別支給の
老齢厚生年金は
ありません
特別支給の
老齢厚生年金は
ありません
◆厚生年金の支給開始年齢◆
報酬比例部分
(※2)
報酬比例部分
(※2)
定額部分
(※3) +
老齢厚生年金支給開始年齢一覧表(60歳台前半の人の老齢厚生年金の見直しを段階的に実施)
生 年 月 日
平成
31
年度
満
年
齢
支給開始年齢(※1)及びその年度
男 性 女 性 男女共通
老齢基礎年金
老齢厚生年金
(24)21
老齢厚生年金を受給できる 60 歳以上の方が、働いて厚生年金に加入した場合には、
年金月額と賃金(標準報酬月額※1
)及び賞与(標準賞与額※2
)の合計額によって年金
の一部又は全額カットされ、「在職老齢年金」として支給されます。年金はどれくらい
カットされるのでしょうか?
(1)60歳以上65歳未満の在職老齢年金
老齢厚生年金の月額(年金月額)がどれくらい減額されるかは、「年金月額」と
「給与」(総報酬月額相当額※3
)の関係で次の表のように決まります。
※1標準報酬月額とは、労務の対償として受ける報酬をいくつかの等級に区分した仮の報酬。
※2標準賞与額とは、実際の支給額から 1,000 円未満を切り捨てた額。上限 150 万円。
※3総報酬月額相当額=その月の標準報酬月額+(その月以前の1年間に受けた標準賞与額の合計×1/12)
高年齢雇用継続給付との調整 (高年齢雇用継続給付についてはP.16 参照)
高年齢雇用継続給付を受給した月について、「標準報酬月額」の最高 6%相当額を限度に、
減額して在職老齢年金が支給されます。
なお、在職老齢年金を受給していた方が退職されたときは、在職中の被保険者期間を加え
て年金額が再計算されます。
3.在職中の年金額は?~在職老齢年金を受給しながら働く~
全額支給
年金の支給停止額
(月額)
は
い 年
金
平成31年4月1日現在
=年金月額
=総報酬月額相当額
全額支給
年金の支給停止額(月額)
はい
はい
いいえ
いいえ
( -28万円)÷2
28万円以下
28万円を越える
47万円÷2+( -47万円 )
÷2
47万円を越える
(47万円+ -28万円)÷2
+( -47万円)
28万円以下
年金
はい
47万円以下
28万円を越える
28万円以下
給与
年金
年金
年金
年金
年金
年金
年金
年金
給与
給与
給与
給与
給与
給与
給与
(25)22
(2)65歳以上70歳未満の在職老齢年金
ア.老齢基礎年金は全額支給されます
イ.老齢厚生年金については、次のようになります。
(3)70歳以上の在職老齢年金
ア. 現行の 60 歳代後半の在職老齢年金制度が適用されます。
イ. 老齢厚生年金についての具体的な仕組みは、現行の 60 歳代後半の被保険者を対象
とした在職老齢年金の仕組みと同じです。
ウ. 60 歳代後半の場合とは異なり、厚生年金の被保険者ではありませんので、保険料
徴収の対象にはなりません。
平成31年4月1日現在
※老齢厚生年金が全額支給停止となった場合、
加給年金がある方は加給年金も全額支給停止となります
=年金月額
=総報酬月額相当額
47万円以下
( -47万円)
年金の支給停止額(月額)
はい
いいえ
全額支給
給与
年金
年金
年金
年金 給与
給与
(26)23
報酬月額
相当額
16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 40
年金
月額
万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円
5万円 5.0 5.0 5.0 5.0 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0 0.0 0.0 0.0
6万円 6.0 6.0 6.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 0.0 0.0 0.0
7万円 7.0 7.0 7.0 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0 0.0 0.0
8万円 8.0 8.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 0.0 0.0
9万円 9.0 9.0 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0 0.0
10万円 10.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 0.0
11万円 11.0 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0
12万円 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0
13万円 12.5 11.5 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5
14万円 13.0 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0
15万円 13.5 12.5 11.5 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5
16万円 14.0 13.0 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0
報酬月額
相当額
30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52 54
年金
月額
万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円 万円
5万円 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0 0.0
6万円 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 0.0
7万円 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5 0.0
8万円 8.0 8.0 8.0 8.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0
9万円 9.0 9.0 9.0 9.0 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5 0.5
10万円 10.0 10.0 10.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0
11万円 11.0 11.0 11.0 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5 1.5
12万円 12.0 12.0 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0
13万円 13.0 13.0 12.5 11.5 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5 2.5
14万円 14.0 14.0 13.0 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0
15万円 15.0 14.5 13.5 12.5 11.5 10.5 9.5 8.5 7.5 6.5 5.5 4.5 3.5
16万円 16.0 15.0 14.0 13.0 12.0 11.0 10.0 9.0 8.0 7.0 6.0 5.0 4.0
※老齢基礎年金は全額支給されます。
◆60歳台前半層の在職老齢年金の支給額早見表◆
(単位:万円)
全額受給できます 一部受給できます 全額支給停止
全額受給できます 一部受給できます 全額支給停止
◆60歳台後半層の在職老齢年金の支給額早見表◆
(単位:万円)
(27)24
定年後、年金にあわせて給与もある人の税のしくみについて示します。
給与、公的年金など収入に応じた所定の方法で所得金額を計算し、合算します。そこ
から、所得控除を行ったものが課税所得です。課税所得の金額に応じた税率をかけて税
額が算出されます。
所得税率は、分離課税に対するものなどを除くと、5%から45%の7段階に区分さ
れています。
課税される総所得金額(千円未満の端数金額を切り捨てた後の金額)に対する所得税
額は次の速算表から求められます。
〈例〉「課税される所得金額」が 600 万円の場合
600 万円×税率 20%-控除額 42 万 7500 円=77 万 2500 円(所得税)
《復興特別所得税(※)を含む場合の計算》
77 万 2500 円×1.021=78 万 8722 円(1 円未満切り捨て)
※復興特別所得税:平成 25 年から令和 19 年までの各年分については、東日
本大震災からの復興を図るための施策に必要な財源確保のために、基準所
得税額の 2.1%を併せて納付することになります。
住民税とは、都道府県民税と市町村民税の総称で、前年の所得をもとに税額が計算さ
れ、6月1日を起点として年度が始まります。住民税には、均等割部分と所得割部分が
あります。
均等割部分の標準税額は、全国一律で 5,000 円ですが、大阪府の場合、森林環境税と
して平成 28 年度~令和元年度まで 300 円が加算されます。
所得割部分は、前年所得から所得控除額を引いた課税所得金額に対して、一律 10%
の税率です。
課税される所得金額 税率 控除額
195 万円以下 5% 0 円
195 万円超 ~ 330 万円以下 10% 97,500 円
330 万円超 ~ 695 万円以下 20% 427,500 円
695 万円超 ~ 900 万円以下 23% 636,000 円
900 万円超 ~ 1800 万円以下 33% 1,536,000 円
1800 万円超 ~ 4000 万円以下 40% 2,796,000 円
4000 万円超 45% 4,796,000 円
Ⅶ.定年退職後の税金
1.所得税の税率
2.住民税について
(28)25
◆住民税の内訳(大阪府の場合)
(1)給与所得控除額の計算(平成 31 年分)
給与所得の金額は、給与等の収入金額から給与所得控除額を差し引いて算出します。
この給与所得控除額は、給与等の収入金額に応じて、以下のようになります。
給 与 年 収 給与所得の控除額
180 万円以下 給与年収×40% 65 万円未満の場合は 65 万円
180 万円超 ~ 360 万円以下 給与年収×30%+18 万円
360 万円超 ~ 660 万円以下 給与年収×20%+54 万円
660 万円超 ~1000 万円以下 給与年収×10%+120 万円
1000 万円超 220 万円(上限)
※給与等の収入金額が 660 万円未満の場合には、上記の表にかかわらず所得税法
別表第五により、計算されます。
(2)公的年金等控除額の計算
ア 受給者の年齢が 65 歳未満の場合
公的年金等の収入金額(A) 公的年金等控除額
130 万円未満 70 万円
130 万円以上 410 万円未満 A×25%+37.5 万円
410 万円以上 770 万円未満 A×15%+78.5 万円
770 万円以上 A×5%+155.5 万円
イ 受給者の年齢が 65 歳以上の場合
住 民 税 府 民 税 市町村民税 合 計
均等割部分 1,500 円+300 円 3,500 円 5,300 円
所得割部分 課税所得の 2% 課税所得の 8% 課税所得の 10%
公的年金等の収入金額(A) 公的年金等控除額
330 万円未満 120 万円
330 万円以上 410 万円未満 A×25%+37.5 万円
410 万円以上 770 万円未満 A×15%+78.5 万円
770 万円以上 A×5%+155.5 万円
3.給与所得控除と公的年金等控除
(29)26
高年齢者が、生涯設計を立てるにあたって、経済的プラン、職業プランとともに重要なのが健
康管理です。
生涯現役をめざすには、まず何よりも健康でないと他のプランも困難となります。
高齢化とともに、生活習慣病の発症は高くなります。少しでもそのリスクを回避するために、
日頃から食習慣、運動習慣などの改善に努めましょう。
生活習慣病とは、糖尿病、心臓病、高血圧症、脳卒中、肝機能障害、腎
臓病、痛風など毎日の食生活の乱れや、運動不足などによる生活習慣の積
み重ねによって引き起こされる病気とされています。
これらの病気は、初期の段階では自覚症状がなく、症状が現れたときには深刻な段階に来て
いるのが特徴です。
「ブレスローの7つの健康習慣」は、米国のブレスロー教授が生活習慣と身体的健康度の関
係を調査し、次の7つの生活習慣を実践することによって、病気の罹患が少なく、寿命も長い
ことが調査研究でわかってきました。
飲酒は適量を守るか、しない
1日日本酒1合、ビールなら
中瓶1本、週2日は
休肝日を。
朝食は毎日食べる
毎日朝食をとることで、
規則正しい
食生活を。
喫煙をしない
喫煙は、血管が収縮し
て血行を悪くし、ビタ
ミンCを消費
します。
定期的な運動
ウォーキングや軽スポーツなどで
有酸素運動を。
1日1万歩で300kcal の
エネルギー消費。
間食はしない
間食の習慣か
ら脱け出しま
しょう。
1日7~8時間の睡眠
睡眠は、高血圧、糖尿病、肥
満とも関係することがわかっ
てきました。生活のリズムを
整え、ぐっすり快眠を。
適正体重を維持する
肥満は、生活習慣病のもととなるだけでなく、腰痛、膝関節病をひき起
こす。やせ過ぎは、骨粗しょう症の原因にも。
適正体重の判定式:BMI= 体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)
BMI値が 18.5~25 なら適正体重。
★★★
ブレスローの 7 つの健康習慣
★★★★
Ⅷ. 健康管理
1.生活習慣病とは
2.ブレスローの 7 つの健康習慣
(30)27
現役を退いた高年齢者は、社会的な関わりが少なくなり、日常生活を非活動的
にし、身体的生活機能のみならず、精神的、社会的な生活機能も低下させる大き
な要因となるとされています。
現代社会においては、家事や仕事の自動化、交通手段の発達などにより身体活動
量が低下し、食生活の変化とともに、近年の生活習慣病増加の一因ともなっています。
身体活動、運動の意識の向上を図り、日常の生活の中で、健康の維持・増進のために意識的に
体を動かすことを心がけましょう。
~まずは、“ウォーキング”から始めましょう~
日常生活において、身体活動量を増やす手段として、まず、手軽に始めることができる“ウォーキン
グ”で無理なく運動不足を解消していきましょう。
歩くことも、ただ漫然と歩くのではなく“正しい歩き方”を意識して健康づくりに取り入れましょう。
また、多くの専門家が提唱しています“1 日1 万歩”を目標に歩きましょう。
生活習慣病の予防効果は、身体活動量の増加に従って上昇するとも言われており、週当たり2000
kcal(1 日当たり約300kcal)以上のエネルギー消費に相当する身体活動が推奨されています。
【 体重60㎏の人が、歩幅70㎝で10分歩いた場合(700m、1000歩)、消費エネルギー
は約30kcal となり、1日300kcal のエネルギー消費は1万歩に相当する 】
≪正しい歩き方のポイント≫
3.健康な体づくりのための運動
あごを引いて
背筋を伸ばし
軽く胸を張る
首、肩、腕の力を抜いて
視線は前方数メートル先を
腕は大きく前後に振って
ひざを伸ばし
ややつま先を上げて
かかとから着地を つま先で地面を
押し出すように
歩幅はいつもより少し大きく
(31)28
平成 31 年 4 月 1 日現在
安定所名 〒 所 在 地 電話番号 管轄区域
大 阪 東 540-0011 大阪市中央区農人橋 2-1-36
ピップビル 1 階~3 階 06-6942-4771
天王寺区、東成区、生野区、
城東区、鶴見区、中央区(大
阪西公共職業安定所の管轄
区域を除く。)
梅 田 530-0001 大阪市北区梅田 1-2-2
大阪駅前第 2 ビル 16 階 06-6344-8609
北区、都島区、福島区、此花
区、西淀川区、旭区
大 阪 西 552-0011 大阪市港区南市岡 1-2-34 06-6582-5271
西区、港区、大正区、浪速区、
中央区のうち安堂寺町、上本町西、
東平、上汐 1~2、中寺、瓦屋町、高
津、南船場、島之内、道頓堀、千日
前、難波千日前、難波、日本橋、東
心斎橋、心斎橋筋、西心斎橋、宗右
衛門町、谷町 6~9 丁目、松屋町(松
屋町住吉はハローワーク大阪東)
阿 倍 野 545-0004 大阪市阿倍野区文の里 1-4-2 06-4399-6007 住之江区、住吉区、西成区、
阿倍野区、東住吉区、平野区
淀 川 532-0024
大阪市淀川区十三本町3-4-11 06-6302-4771 淀川区、東淀川区、吹田市
布 施 577-0056 東大阪市長堂 1-8-37
イオン布施駅前店 4 階 06-6782-4221 東大阪市、八尾市
堺 590-0078 堺市堺区南瓦町 2-29
堺地方合同庁舎 1~3 階 072-238-8301 堺市
岸 和 田 596-0826
岸和田市作才町 1264 072-431-5541 岸和田市、貝塚市
池 田 563-0058
池田市栄本町 12-9 072-751-2595 池田市、豊中市、箕面市、豊
能郡
泉 大 津 595-0025 泉大津市旭町 22-45
テクスピア大阪2階 0725-32-5181
泉大津市、和泉市、高石市、
泉北郡忠岡町
藤 井 寺 583-0027 藤井寺市岡 2-10-18
DH藤井寺駅前ビル 3 階 072-955-2570
柏原市、松原市、羽曳野市、
藤井寺市
枚 方 573-0031 枚方市岡本町 7-1
ビオルネ・イオン枚方店6階 072-841-3363 枚方市、寝屋川市、交野市
泉 佐 野 598-0007
泉佐野市上町 2-1-20 072-463-0565 泉佐野市、泉南市、阪南市、
泉南郡
茨 木 567-0885 茨木市東中条町 1-12 072-623-2551 茨木市、高槻市、摂津市、三
島郡島本町
河内長野 586-0025
河内長野市昭栄町 7-2 0721-53-3081 河内長野市、富田林市、大阪
狭山市、南河内郡
門 真 571-0045 門真市殿島町 6-4
守口門真商工会館 2 階 06-6906-6831
守口市、大東市、門真市、四
條畷市
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