脱学研究
5 5:
189‑]98(1976)作 物 の 大 気 汚 染 被 害 の 発 生 機 構 に 関 す る 生 理 的 研 究
第 2 報
栄 養 条 件 お よ び 土 壌 還 元 が 作 物 の 亜 硫 酸 ガ ス被害 に及ぼす影 響
馬 場 趣 ・ 酒 井 慎 吾
一般 に大気汚 染に よる作物 の被害 の発牛は .作物 の育 つ環 第条件 に よって大 き く左 右 さ れ る.前報に おいては土壌水分が作物 の雅硫慨 ガス被 苔に大 き く影辞 し,大麦 ,水稲等 の 雅 硫恨 ガス 被害は,気 孔 の開度 と密接 な関 係を もつばか りで な く, ガス処射 こよる菜 の折 紙 汁液 の酸 化還 元
J t
E位 (Eh)お よびpHの 帆下 とも締描 な じIJ係のあ ることが 認 め られ た (馬場・
酒井1 9 75 )
.カ リの不足が 作物 の
S
O 2被告 を著 し くす る こと (米九 1 91 6
,前野1 9 6
1), チ ッ素の欠乏 が樹 木のS
O2被吾 を 大 き くす る こと (井上1 9 7 3)
等 か 指摘 され てい るが ,作 物 の栄養条 件 とS
O2被害 との関 酎 こつ いては 明 らかで'FCい点が多 い.著者 らは チ ッソ, リン恨 お よ び カ リの不hi等 の米華条 件を輿 に して育 てた大変お よび水稲 な らびに土 壁の還元程度 を典 に して育 てた 水稲 につ い て,薬 のS
O 2カス 被害 が 粟 の 組織汁液 のEhと弓削妾な関 係のあ る ことを認めたので ,そ の結果 を 細岱 す る.,1=研究に当 り不j恭な
助
貫を頂いた 山添文机 太El]保夫.析m)捗
う三 .
排野辛人,谷LIJS't即の 諸氏に深 謝するとともにrB駿に脇ブコした四辺佳代子,諌水防千両氏に.6謝する.実 験 方 法
娼験胡料 の‑,Ii戒は ,昭和
4 8
牛秋 か ら491
F‑掛 こわた り,大 左は紀宝 で,水仙 まガ ラス零 て 行 な った.巣 幾条件 を異 にす る大 安の実験 では ,供 訊材料 は11月
2 0
日育 苗用 バ ッ トに播種 し,砂耕 培 養法 で育 てた苗を1 2
月1()日に2
千分 の1
7‑ル ポ リ トに3
本ずつ移精 し,水耕 培養 を行な った.
粟 基条件 を輿 にす る水稲 の某放 ては, 5月24円水 口]土 壌 をつめ た育 苗 箱に栖唖 し,水 路 代状態で育 て,根 を よ く洗離 した苗 を フタ糎に2偶 の小形 ザル 如 まめ こんだ2千 分 の17
‑ル ポ ., トに,小 ザル当 り
2
本ず つ移雌 し,水川培頻 を行 な った.
供 試晶根 は,大安 は 車 力イ‑ タカ,水稲は ヤマ ピ コであ る.大麦,水稲 ともir=第 1表 の組成 の培 ili液 (C波贋) を供.iRL,移机 後 しば ら くは全区 同 一組成 の培養液 (第 1表 の棟準区 ) でL育て,生育 の中期 以後は第 1表 の各 区の組 成の培 燕 液にかえ て育 てた.
189
第1未 )
. ・ UT で
液 (111糊 ・.腔唯C)a)息日光 (成分mg/E)J J
F分(b J l 即I
N Ca O
llCO 入′rnOl l
CaCl2 Fe‑Cltrale MnCllZ H3BO3
0〃〃〃〃lヽJ
0仇〃〃〟〃
3,0 1.0 0.2
// // 〝
// ノ/ //
// 〃 //
// ノ/ //
作物の生育 に応 じて培養 液の濃度 をlJ.J.櫛 し大麦で は,移 凧後
2
i野間 は1/4碗度,そ の後 は1/2C〜 C濃度 を,出励 肌 1後は1/2C‑1/4C沢 渡 を用 いた.水稲では,移植後1週 間 は l/4C,その後は1/2C〜 C此度 を,.L臼砲 期以 後は1/2C‑i/4Cを用 いた.水耕液 の取換 えは大安では 冬季 は2
j L i 7 1
抑二日目 l
, 3月以 後::L遡1Jn),水 稲では,全 期 間週 1回行 な った .土 壌のjEf元 に関 す る水′稲のプさ獣 では,水 ltF土 壌をつめた5千分の17‑ルポ ノトに栄養 条件に関 す る実験 に
仇
.式 した ,もの と同 じ苗 を3
フ材 Li'T‑銅たした . 肥料 は,化成 肥料( 1 5:
15:15)を元肥 として1gを施J乱 追肥には8月5日に0.2gを 施用 した,
p+腰 帯 ノ己区では,土壌 の酸 化還元'TEiJ、技 ・lLtくす るために, 可利 生デ ソ粉 を8月15日に1 ポ ッ トに 3g, 8月25日に2gを 施 用 した
,
可浴性 テ ン粉 の分解 を促 進 す‑るためにIllJ時 に 硫 安0,2gを施用 し,同
F,I
.I
の硫′衣を標 準国 に も施 用 した.供試品柾 は, 卜壌還 元 お よび硫 化水耕 こよる根腐 れ に弱い といわれ る水r 什
膿 林2 2
号 と廉 い といわれ る農林37号であ る (馬 場1938).亜 硫棺 ガス (SO皇)処理 法は ,第1報 と同 じて, 大安 U)異験 では, nT.硫酸溶 液 を ガス処 理 箱内に蒸発 させ る方法 ,水 稲の')三昧 てほ,11用 己恨 ガスに 通 気 して 発 生 したSO2ガスに 空気 を混 じて稀釈 し処理 箱に適ず る方法であ る (馬場 ・酒井1975),
SO2ガス処理に供試 した H料It・i,人 菱の」射丁は,各区 の駿 良作6本ず つ 2組 を と り, こ れ を200mlの 三 角 フラス コの水 中に挿 Lた もの,水frBの場領 土,桶株 をザ/i,に植え た ま
ま フタ板 か らと りけず し,
増
庶液 を入れ た 1j容丑 の容肘 lこ移 した ものであ る.菓 (柴 身) の机 織 汁液 のEh,pH項川魔 法,
浸 刑
法に よる気孔用度 J)測定法,SO2ガス 被害に よる薬身 の被害
面机 の調TIT:法 は いずれ も第1附 とrJIJじて 有る( , E : 「 ; I J " i・
酒井 1975).葉 の飢織 汁液 のパ ーオキシ ターtfrr.性 を
7 H l
促 したれ測 定
法 は 金沢 ・瓜谷民 らの 方法に よ った (Kanazawa,Shichi.Uritani1965),実 験 結 果
1
. 栄養条件が 作物の亜 硫酸 ガス被害 に及 はす影 響(1
) 大 麦チ ッソ, 1)1/風 力 1)とSO2ガス 被害 との 関 係を しらべ るために,生 育 の中期以後第 2妻 の よ うな区別 を殻けて水耕培崩 した材料 につ き. 3月20日ガス処理 を行 な った.
SOZガス処理「射 制ま3時間 , 温度15‑18oC,湿度60‑70%, 日照 約8,000ル ノクス
190
出 ・ l r研究
薬 の SO2被等 (自化 した 兼 面枇/全案
面 机
×100%)は , カス処即 2日後 供 試金 隻U),第 1‑第 4葉 につ き調査 した(第2衰).
SO2ガス処理 蔭前,処理直後に薬身 の飢餓汁涯 の Eh。.pHを 求 めた,供 試薬 は3本 の茎か らとった第1‑ 3薬
の 3g
であ る.実験結果 は.第
3
表 の よ うに SO2ガ祁2:jq, SO2, ガス処理に供試した大淀の社有状況 および SO2ガス処理によるIjL:‑の被告
・ 言 別 1 品て 司I { 可 篭雷撃
1 冊巧Ii(N) 72.0 2. )/2N 64.2 3. 2N 87.5
;: :: † 喜芸:
≡
(旺) 生育時)恥ま触草働
…5,:
S L
喜:≡ 39.5 5.9 15.0l
4.0i
̲ ;二三 23.0ス処理 に よ り薬 の組織汁液 の Eh6,pHは 低下 したが , ガス処理 前,処坪 後 を通 じて標 準
L xI ;
†他区に くらべて Eh80)高い ことが認め られ る.第 3蓑 紫苑粂件を輿にする大 )左における SO2ガス池掛 こよる力ILIJ‑の 組織汁液の Eh.pHの変化
区 別
ガス処刑直前 ガス処理Ft後 Eho pH Eh6 Pfl I
mV AI
B l
mVA 2 8 2
・
・ [
・L,'f準 (N)巨3 0
6・05 I2 7 4 5 ・ 9 5
2
3: ‑;2N"
F 喜 ; … ≡
:; :
4. ̲P
】
316 5.762 3 8 5 . 7 7
2
5 2 5 . 8 0
m
v
Al
‑A21 B.‑B2∴
・ ‥ .‑251 5.70 65 5・ ‑K 1 263 6・10 1230 6・〔2 1 33
つ ぎに ガス処理前 お よび ガス処理 後の薬 の組織汁校 の Eh6,pHと共 の
SO
E被害 との関 係を しらべ ると,第 1閲の よ うに ガス処理 lJrT前お よび ガス処理JJft後の葉 の組織 汁液 のE hGと SO・Z被害菓面精 (% )との間に関 係が認め られ , ことに処理 後 の Eh8と被害#・面
机( %)
との闇に有意 の負の相関 (5% レベル)が認め られ た.
しか し薬 の組織 汁紋 のpHと被空襲
面
砧 (% )との間には臥J係か認め られ なか った.nUnh
O・〃及
S
ネ 0075Tu小̲S/
γET
t=260280300320340 220 240 260 28030 40 50 60 70 Eh6mV Ell6 mV Eh6 mV
S
O2カ′ス処J洲 摘S
OJTス処珊裾 垂 SO2ガス処理にJ:る低下 第1回 発掘条件を異にした)をl合の紫の組肘 十液の Ehと被角度両駅 (%)との開床 (大安)
(江) 表中の番号は折 2‑Jiの区許fJL
551JLF(1976) 191
(2) 水 稲
水 稲 の・)≦験 では ,第 ・1‑R u)′卜背 を示 す水 師 二つ い て,8月26ヒ15日邪 l]U)SO2カス処Jl旺 行 な った .温 度 約29oC,湿度 約85%, L‑H冊JJ8
, 0 0 0
ル ,クス,SO2減 摩 約25ppm.射 4
プ
<= SO巳ガス処Filに机.芯Cした水桶の/ l
てm Jこ況ト,よび SO。に よるrli=の純告区 別 l 草 丈 cm I lll
こ 亘
1壷当 ノ 重
しi亘
.・ri増 発 1 標 嘩 (N) 79.3・ .‑JJ こ1:
4. ‑P 71.6 10.5 1 7.8
168
1 2
QUnコ99 8 1 1 ・・l
I1MH∴臼 16.5 19.1 22.1 17.8 (托) I)′LTftま8月25
n
..ガは .SO2被部而昆'(,06は R月281欄 杏, 2)1纂叫
生 (I‑lf.=放( .
臓」
珊 110本のlZ・均他. 3)気孔のI
i H
鹿は8J‑j251日1‑ 12峠娼l主梓 4本の 第1‑ 3可での平均他 d)So空g .ii7矧甘
雌 tt全集,77J1‑ 4..LIt̲:J)平均値SO2ガス 池
月 抑
前,lJiLJl l l
直 後 お よび地坪 48時 間 後u)華 U欄 L搬
汁 液oT)Eh6PHを測 'i し たii.:恥 よ第 2川 の J:うに ,基 J相 聞 汁液C)Eh.〜,pHは /]ス lLL叩に よ り急速 に帆
Fしたか , 48時r ‑ '
iJ後には 咋び l二H L/こ.2
802
6 02
402
202
00180
Eh6
mV
U
o詣パーオキシ
ダ
ーゼ括.性i II lll 1 11 川 I TI TIT I TI 川 I II Ⅲ
柁 牡 (N) % N 2N Ip ‑K
866
6
.4.2.cc.H6
665p パー芋‑還什200150100%5耶2
円 SO2カス処雌 に よる.'11・;・の 緋純汁舷 の Eh.pH′rゴよび /:‑オ車 /てL‑‑ ビ情
1'Lの 酎 ヒ (水稲)(fい 1)7・SOCカフ、也町lJL揃iH.Sol̲カス処77紺Tl絶 m,SO2カース処71ll1
8
時n=t,.練 2)バーオヤ シ/J'‑・t=所作はたr叩 FTの伸 二対す,ILO6楽 の組 織 汁液 の Eh8は ガス処
町
Tl‑.前 ,処 理 直後 と もに標 準( N) >1 /2 N.2 N>‑P.‑K
で あ り,標 準 区 が 最 も高 か った. な お葉 の組 織 汁池 の バ ーオ キ シダー ゼ拍性 は ,第
2
図 の よ うに ガス処理 に よ り舵下 したが , 処 理48時E ' r H
後に は刊 び上 昇 した ,つ ぎに 薬 の組 織 ナ†液 の Ehoお よび
! , T L 孔
用度 とSO2経 常 紫蘭梢(
% )との関 係を 求 め る と 第3.4図 の よ うに SO2ガ ス 処軌 EL‑E杓 お よび ガス処 矧 F'(,後 の 薬 の糾 織 汁轍 の Eh。な らび に 気 孔 ufl度 とSO2縦雪 柴 面机(%)との間 に J姻孫が 認 め られ こ とに ガス処理I
ri後 の基 の組 織 汁 紋 の EheとSO2被詐 車 両 机(% )とのr 1
.mニELの有 悪 の 相 関(5% レベ ル )が , また気 孔 の192 且竺学 研 究
「
博 軒
㍉ 一
so被古楽両
的 (% ) Q O ①
①
2 1 0 2 3 0 2 5 0 2 7 0 1 8 0 2 0 0 2 2 0 2 4 0 2 0 3 0 4 0 5 0 Eh
6mV Eh
6mV Eh
6mV
SO2ガス処理血爪 SO2ガス処 理 此後 SO2ガス処J̲'Bによる低下 ,I:I'E3図 :
紫
苑AI1‑を蝿に した糊 合の史の糾品汁液のEh
と臥L l i
l‑1血flL.̲(%)と'J)L;‑IJ係 (水hli)(は)LSl・111の鯨LJは,tJTLt滋の蛙ali3・
so被古来両横(%
) 2 0 8 6 2
21 1
1 . 8 0 1 . 9 0 2, 0 0 6. 0 6. 5 7. 0 7. 5 8. 0 8, 5
浸 潤 指 数 /Jt孔 の開度 /柴 の
Eh
6(ガス処理前 ) 気 孔 のJ = l
tJl生 (ガス処理前 ) (×0. 0 0 1)
塀 4凶 火 発射 牛を矧 こした瑚 合の
' i孔
川度 htHLJ<r'たの細線汁敵のEh
と敏'‑if加
Iiil
.i(%) との関係 (水稲)(江) 第3回の
1 F . 容, W i
榊
, L E
/薬 の 削 織汁
液 のEh
6(ガス 処̲馴 汀)とSO2枇̀i
(脚 LJ f
L'i(% )との仙 こも有 意 の JlIの 相 関 (5% レベ ル ) ''ji認 め られ た .2,
土 壌 の 還 元 が 水 稲 の 亜 硫 酸 ガ ス 被 害 に 及はす影響
!1‑,r5必 こ小 され lL L蛾 ポ ノ ト
歳増
V)
/水稲)に一)L、⊂SO2力◆スI.'i州 .IL, '
H'った ・第5嚢 か ら刷 ,u柾 と もに
,
ヒ攻 に テ ン粉 を旭川 して」二
塊の 酸 化:,lit 元
'Lt;( ‑ ; i( Eh)
/a:灯 ドさせ た土 壌 還 元(,互̲で は , 標 準 l左に くらべ て硫 化 水 封 こよ る根 腐 れ に 伴 う
I .
l潤 の % が・' ・ ' ・ ' J
く, 吸 水 m J,lii,こよ る 削 宥鮭而 f・L'i当 ,棉. 1
枚Li
お よび射 し
川腰 が ′〃 亡く,
畔 Ji・ 豊 艶 /I‑‑芳 妾 敏 が 掛 少 した と考 え られ る.5 5J L ̲ i :( 1 0 7 6 )
ユ93窮 5姦 SO2ガス勉艶 こ供試 した水稲の生育状況 およひSO2ガス処理に よる基の鮫薯 区 畔壌元既
土運
RU 休
nLr,I.d2 1̲ヽIbtL‑
(21
ヽー
ヽ
‑3・
d「ね11川‑dZ﹄即騎元拙士道RU林号
は391・3 1 533 88.9 433
1 茎 当 黒 根 生仔脚 l
%
6.00 3.8
105 076 1001 253 0.63 89 313 070 103
0.6 4 94
(江) 1)生育は9月7U, ノIi存 姫数はi山蔓即 8本の平均値. 2)気孔UH度は9月4日11‑‑12時 およひ9月8日Ll〜L2時測定,,]'11‑ 2典が I/・均. 3)亜血鵜敵Liは 9月8日12‑13時測 定,那 1‑ 2葉のヤ均他. 4)敬譲曲面机%ほ SO2カス処坪Lj (9月9日),処理2日後 舶̲在,仝茎
) 3 4 号1‑2
東の平均値また これ ら土 壌還 元に 伴 う,'Ali.影 響は ,rl二塊還元 や 硫化水 素 に対 す る抵 抗 JJの大 きいnI rL林 37号は そ の小 さい段林
2 2
号に くらべ て少 な い こ とが 認 め られ る.9月9El4時 間 SO2カス処理 を行 った .温度25‑26oC, 湿度 約85%, 別 1/!.約8,000ル ックス,SO2濃 度 約35ppm.水 稲 の′「骨時 脚 よ題林22号 は 槌揃7日後 , 農林37号 は穂 揃
3
日後で あ る.SO2ガス処埋 前 後 の典 の組織 汁液 のEh6,PHお よび ガス処理 に よ るEh6,pHの低 下は 第
6
表 の通 りで あ る./
ifi.6
衷 土
塊還元粘度を恥 こする水稲.Pn甑におけるSO2カス処矧 二よる:‑fE‑の 組織汁液のEh.pHのJ変化SO2ガス処世敵前 SO2ガス処理i剛史
区 別 。
吉1 1 6
A.
訂 lmlE
,h
{ pB?‑
窒酎 竺舶 芸 ∑三日 去38 66引 :…… 呂:ム4?
畔 (3)
開 く望鵬 元 (4) こIl二 .r:日 .: ∴
l
Eh8の低下 pHの 低T C/A
.
Al
mV‑A
229 38 47 52
Bl ‑B
2(×00 0L )
3.;喜 L ….三言
呂…57 i 22.…… (注) Cは第5表a)気孔のFiu庇値
これ まで 農林37号は農 林2215'‑1・こくらべ て 力l・1.の組 織 汁液 のEh8が 高 く,土 壌 還 元 お よび 硫化 水)畑こよる板腐 れ に虹 抗)Jが 大 れ 、といわれ て い るが (馬場 ・稲EL]1955,.J馬場 1958), 第6表 のSO2ガス処理向前 お よび ガス処 理 血後 の典 のEhβに お い て も同 じ触 句が認 め ら れ た.
SO2ガス処理に よ り難 の組 織 汁 液 のEh,pHか 低 Fしたが, いず れ の品 種 に お い て も,
」二壌 還 元 区が標 準 区 よ り集 のEh6pHの 低下が 大 き く,SO2被害 薬 面 も1'・(% )が 大で あ っ た (第
5 , 6
表).薬 の組 織 汁甑 のEho,pHとSO之被告 案
両
描 (% )とのEkl係 を 求 め る と,第5周 の よ う に.SO2ガス処理 直 前 お よび処埋 由L後 の薬 のEh6とSO2被湾 兼而 精 (% )との間 に関 孫が)94 jillq‑L軒 先
詑 め られ , ことに ガス処理 直前 の兼 の組織 汁 液 の Eh。と SO2ガス被 害 菓面 積 (% )の間 に は負 の有意 の相 関 (5% レベル)が 認 め られ た. しか し 集 の組織 汁液 の pHと被害 薬面 も1 (% )との間 には 関 係が 認 め られ なか った .
また気孔 脱皮 (ガス処矧 1111)と薬 の
S O
之被薯 とのrhrjに は関 係が認 め られ なか ったが ,気 孔 開度 (ガス処 理前 )/カス処 理 前 の薬 の組餓 汁液 の Eh6と SO2ガス被 害 薬 dl械 (% )との 脚 こは正 の有意 の相関(5% レベル)が認 め られ た (第6
閲). したが って土 壌 の還 元程度 お よび 品種 を 掛 こす る壌 飢 こお い て も,糞 の SOヱ被害 は , 気孔 開度 お よび ガス処理 前 の 薬 の Eh6値 と柁 擦 な1月係が あ る と思 われ′乙).so 被
:lI準t.;榔完)i f
ie160 180200 22024
0 1 2 01 4 01 6 01 8 02 0 0 3 0 4 0 5 0
Eh6mV Eh.mV EhbmV
SO2ガス処」ユ†旭lljli
S
O2ガ ス処矧
圧碓S
O2カス処世 に1引氏 第5図 土壌避元粒度およびl胃胤 を界に した吸合のl'r:の組織汁液の Ehと被害来由在日%)
とのLig係 (水稲)
(注) 図の番 郡 上妨 5表の区 節EJ
0(ソ︼
so被書類両
枇
八%)6 0 0. 6 5 0. 7 0 0. 7 5 湿
潤 指 数 気 孔 関 71 (ガス処矧 IJV)‑‑
T 二‑ / ‑
(×0. 0 01)
第6回 土塀還元挫腔およびJl'lTJ櫛を異にした噸合の旬J
u‑ I u
舷および柴の組織汁液の Ehと 放啓部面研 し%)との閲係 (水櫛)(注) 第5岡の注参照
考 察
水稲 につ い て リン酸 , カ リ, マ グ すシ ウム, マ ンガ ンの欠乏 お よび チ ッソの多 用等 で基 の組織 汁按 の Eh6が 低下す る ことが 知 られ て い るか 川 る場 1958),本研 究 で も大麦 ,水
稲
55巻
( 1 9 7 6 ) 1 9 5
につ いてチ ッソ,リン酸. カ リの不足 お よびナ ・・/ソの 多用で,尭q)組織汁液 のEh6が 低下 す ることが 認 め られ , また 薬 の組織汁舷 の 低下に 平行 してSO2ガス破窯が 増大 す る こと
がわか った.
前報 の土壌水 分 とSO2ガス被宙 とo)Lig旅の Ijir験 に おいて,気孔開度 のほか ガス処 理に よる基 の組織 汁紋 のEh8の 低下 と 架 のSO2被宵 との附にrd.:接 な関 係が 認 め られ たが (馬 場 ・酒井
1 9 7 5 )
,栗 盛条 件 を IJr(・に す る 水 稲の 本実験 に お いてはSOZカス処理 LEl揃JT,宙後 の薬 の組 織汁紋 のEh6と薬u)SO2被管 とのr糾こは 側 係が 認 め られ たが,輩 の組織汁液 の Eh6の低 下 お よび 気孔 の開度 とL#のSOZ被害 との脚 こ鵬 係か 認 め られ なか った. しか し 気孔 の脚度/SO2処理 出前の兼 の組織 汁液 のEhOと薬 のSO2被i.lJlとの剛 こ密接 なl渦孫か認 め られ た.土壌 の還元程 度 お よび 品W:を矧 こした栗石如二お いて も
l ' 水
孔の用度/
カス処i i u 直
前の基 の 組織汁液 のEh6と輩 のSO2被̀ L
=Il
‑とのH
TJqこ繊 接 な供l係か.認め られ た,これ らの部実 を通 覧す ると.気孔 の糊度は か りで な く,薬 の組織 汁 液のEh6も葉 のSO2 ガス被害 と密接 な関係 を もち,す なわ ち 兼 のEhの 高 い ことがSO2ガス被告 の発生 を
4 t , /
減す るよ うに作用 してい ると推測 され る,土雄還 元t耳では標準区 に くらべ て水 仙 ま根 の陣富 に 伴 う吸 水閲 害, ひ いて気孔 闘皮 の減 少が y;し く,SO2ガスの菓 内侵入 は 少 な くな った と考 え られ るが,同時に集 のEhが 著 し く
低F
L,jJSのSO2被害が 増大 した. これ は,土壌還元 の 増 大に伴 う兼 のEh‑ の形轡 が,気孔囲度 の減 少の彫帝 よ り大 き くて, 典o)SO2被磐が 増 大す る ことに な った と推測され る.
水稲 では,土壌 還元や 硫 化水糸に よる根 腐れに釈 抗力の大 きい鷺林
3 7
1,,lは そ の小 さい 農林2 2
号に くらべ て髄のEhがrL.'fiく,SOylに よる薬 の被̀書か少 なか ったが. この ことは 水 稲の JIJ.T'横 間に おいて も,葉o)'I:̲体 形化㍊ 元IJttl立が SOまガス抵抗力 に 胸 陳か あ る ことを 示 唆 してい る.]'.▲千の植物には次 の よ うな呼吸系が あ る と考 え られ てい る.
脱水 束酵 素
‑NADP‑
デル タチオ ソー アス コル ヒン恨‑ アス コル ヒン恨化蛸 壷一 酸 素 (馬場1 9 5 7 ,1 9 5 8 )
‑ ■ ■
A
H 2N N A A D D ( ( P P ) ) H 2 ) 盟チ塑ナ元り化りノ叫也ノ酸シナ′̲\ \ ‑ ノンソオオ ′̲ 〜 際ア還ア/ ノンヒヒ型ル塑ル化ll HNILcq′′ー\\ーノノ恨酸 0
( 三宅 ・宇 野 1 9 7 2 ) .
‑掛 こ生体酸 化還元電位 (Eh)は 7ス コル ヒソ醸 お よび タル クサオ ンの酸化型/還 元型 比 と密接 な関係か あ り
,
娼位,
器官, l j変
,L ]
鮎米
英条
件を典 にす る場 合な らびに品 唖 の根腐れ 抵抗 力を卿 こす る場 合の葉 の/生体Ehは I/ス コル ビン恨 お よび クル タチオ ンの (還元型) /
(恨化型 十迎 元型 )の比で大 き く妙邪 を うけ る. この2
つの比 のいず れ か または 両省が大 き くなれ ばEhが 低 下し,反対に小 さ くなればEhが上 昇す る.す なわち純物 生 体Eh山
裾柳 本内外の裂.潤 に よって変 化 し, 上記 の よ うな呼 吸系 の支配 を うけ なが ら調節 維持 され てい ると考 え られ る (篤切 1 9 5
7).1t小 農 学 研 究
したが って 還 元物質 であ る
SO2
ガスが 梢物 体内に11人 した場 合に も これ ら恨化還 元物 'jlfや 呼吸系 と臣77{しあ いなか ら枇713が 劉 tると S・え られ る.な̲f SSO2
ガス
は 行封L彬 射 こ よ り恨化 され る ことが抑
測 され てい るか (米JL1 9 1 6 )
,本研究で もSO2
ガス処理 を うけ た 場 合,Jlj‑i;:のEh
6,PHの 変 化 と/く一十キ シ ター・L:癌 性 の推 移が・
J;・行 してい ることは ,/ミー オキシ ダー七に よるS02
の倍化の可 能性 を示唆 してい るよ うに)と(.われ る.摘 要
大安 お よび水
稲
につ いて, チ ッソ, リン楓 カ リの不足 お よび チ ノソの過剰等 の栄盛条 件お よび 」機 の還元が葉の SO
2ガス練譜 発竹 こ及ぼす 形Tlt).妻な らびに 被韻 発生 の機 作につ いて研究 を行 った.その結果 ほ っ ぎの通 りであ る.1 )
射 隼条 件の いかんにかかわ らず,SO
2ガ ス処理 に よ って 非 の組織汁酸 の慨 化還 元花 位 (葉 のEh
6)お よびpHは鵬 下 した.‑+ ソソ. リン酸, カ L)の不足 お よび チ ッソの過剰は
,SO
2ガス処坪 前 お よび カス処坪d l L T .
後の薫o ' )Eh
6を 低T す るとと もに 葉のSO2 批:
J7を増大 した. この場 合 ガス処理直 前 また は直後 の兼 のEh
6と鵜 のSO
2被出 との間に・#損 な朗 係が 認め られ た. また 水稲 では,葉 の気孔 のじ月度 (ガス処理 前)/ガス処稚 前 の 膿 のEh
4とS02
に よる葉 の 被害 との間に密接 な鵬 係が認 め られ た.2 )
一ヒ壌還元程度 お よび 晶櫛 の いかんにかか わ r)ずSO2
ガス処鳳r J
つて 水JI鍾 )栗 '))Eh
GとpHは低 卜した.デ ソ粉 を施用 して 上旗 の 道 元 を 搾し くした喝 汁には
,SO2
ガスklL理 に よる 水稲 の 醇のEh
6の低下は 大 き くな る とともに葉 のSO
2被雪 の発 /とが 多 くな った. こJ)場 合 ガス 処理 直 前の薬 のEh
6と灘 のSO
,被rLllEとの間に宵接 なl姻係が認め られ た.また硫 化水 耕 こよる板腐れ に机抗力の大 きい農林37号+.t挑抗 力の小 さい袋林
2 2
号に く らべ てSO
2カス処理
前 お よび ガ ス処理向 後の秦 のEh
Oが概 して高 く,SO
2ガスに よる兼 の被筈の発 生 も少 なか った. この場 合に も,気孔 の開度( SO2
ガス処理前) / SO
2カス 処理 前 の兼 のEh
6とS0
2に よる兼の
被鴇 とのI
LTlに密接 な関 係か認 め られ た.3 )
以 ヒのまI持 三か ら架 JYE灸件 お よび と壊 o)還 元牡 IEを料 こした喝
rTな らひr̲ 水 稲
ん'l粒 を 鼎 に した場 合において,柴 の組 織汁液 の 慨 化還 元唱 位 の高 い ことが, 姫〟 )SO
2カス被害 の発 生を少 な くす る <tうに作用 した と推
測 され る.文
献
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水
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2̲.J.
J i i L
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防)
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5 馬場
心
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