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バイブレータの施工速度に大きく依存することがわかってきた

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Academic year: 2022

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(1)土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅵ‑595. 動画による表面締固めバイブレータの施工管理手法 動画による表面締固めバイブレータの施工管理手法 鹿島建設㈱ 正会員 ○ 佐野 雄紀 関 健吾. 藤田 雄一. 今井 道男. 曽我部 直樹. 横関 康祐. 1.はじめに 1.はじめに 表面締固めバイブレータは,振動機付きの板でコンクリート表面 を叩打する敷き均し機(図1)で,スラブの仕上げ工法のひとつと して使用され,不陸の低減,ひび割れの防止,施工の効率化など多 くの効果が期待できる. 1). .一方で,その仕上がり品質は表面締固め. バイブレータの施工速度に大きく依存することがわかってきた. 2). .. そこで,ビデオカメラとパソコンを使った簡易な構成で,表面締固 めバイブレータの施工速度などを管理する手法を開発したので報告. 図1 表面締固めバイブレータ施工状況. する. 2.管理手法 2.管理手法 (1)システム構成と特長 表面締固めバイブレータの施工状況(施工速度や仕上げ範囲など) を確認するためには,その位置を検出する必要がある.そのために は,GPS や光波測量器,レーザセンサなど様々な方法が考えられるが, システムの低コスト化や汎用化を目指し,ビデオカメラ一台のみを 用いた手法での施工管理システムの構築を目指すこととした.シス テムの構成を図2に示す.ビデオカメラで撮影された画像により, 表面締固めバイブレータの施工状況をその場で確認できる.また, 決められた施工速度範囲を逸脱した場合,パトランプおよび警報音. 図2 施工管理システムの構成. で作業者に知らせることにより,適切な施工速度を保持できる.. START. (2)処理フロー. 各種設定値読み込み. 図3にシステムの処理フローを示す.その概要は以下の通りであ 1フレーム分のカメラ画像取得. る. マーカー位置検出. ① 1フレーム分のカメラ画像を取得する. ② 画像上でマーカー位置を検出する.. 固定マーカー位置がずれていない NO. ③ 施工範囲周辺の固定マーカー位置から,カメラ自体が傾いた. YES 表面締固めバイブレータの位置算出. りしていないことを確認する. ④ 両端のマーカー位置から表面締固めバイブレータの位置を算. Nフレーム前の位置が存在する NO. 出し,表示する(仕上げ範囲の表示).. YES 速度算出する. ⑤ Nフレーム前のマーカー位置からの移動量をもとに,施工速 度を算出し,表示する(施工速度の表示).. 速度が決められた範囲を越えたら警報. ⑥ 速度が決められた範囲を越えた場合に警報を発する. 施工終了. ⑦ 施工が終了するまで,上記①~⑥を繰り返す.. NO YES. 事前準備として,カメラの仕様,表面締固めバイブレータ両端の マーカー位置,施工範囲の大きさなどの設定を別途入力する.. END. 図3 処理フロー. キーワード 表面締固めバイブレータ,締固め,仕上げ,施工管理,画像処理 連絡先 〒182-0036 東京都調布市飛田給 2-19-1. 鹿島建設株式会社 技術研究所 TEL 042-489-6274. ‑1189‑.

(2) 土木学会第70回年次学術講演会(平成27年9月). Ⅵ‑595. 3.施工速度の 3.施工速度の検証 施工速度の検証 実際の施工状況を撮影した動画を用いて,本手法で適切に 表面締固めバイブレータの施工速度を把握できるか検証し た. 表面締固めバイブレータの表面に位置検出用マーカー(直 図4 ビデオカメラと施工範囲. 径 3.0cm の円形シール)を取り付け,施工範囲全体が見渡せ る位置からビデオカメラ (200 万画素,フレームレート 10fps) で撮影を行った.このとき,画像上の手前から奥側に向かっ て,秒速約 2.5cm で施工した(図4).撮影された 0.1 秒ご との各フレームからマーカー位置を検出し,そのすべてをプ ロットした結果を図5に示す.表面締固めバイブレータの軌 跡を,ばらつきなく安定して抽出できている様子が分かる. 次に,ビデオカメラと施工範囲の位置関係(図4参照)か. 図5 動画からの軌跡抽出. ら,得られたマーカーの移動画素量を実際の移動量へ換算, 施工速度を算出した.結果を図6に,またその一部を拡大し. 14. 平均)をそれぞれ併記する.前者はカメラから遠いほど大き. 10フレームの平均. 秒速 秒速[mm/sec] [mm/sec] 秒速 [cm/sec]. に算出された速度と,その 10 フレーム分の平均速度(1.0 秒. フレームごとの結果. 12. て図7~8に示す.グラフにはフレームごと(0.1 秒間隔). 10 8 6 4. くなる一方,後者はカメラからの距離に依存していないこと. 2. がわかる.カメラから離れるほど画像上でマーカーは小さく. 0 0.00. 1.00. 2.00. 3.00. 4.00. 5.00. 6.00. 7.00. 8.00. カメラからの水平距離 [m]. 見え,位置検出の分解能が下がるが,時間平均をとることに. 図6 施工速度の算出結果(全体). よって算出速度への影響は低減される.平均する時間を長く するほど算出速度は安定するが,リアルタイム性が低下する.. 14. フレームごとの結果 12. リアルタイム性と施工速度分解能を両立させるためには,マ が考えられる. 4.むすび. 秒速 秒速[mm/sec] [mm/sec] 秒速 [cm/sec]. ーカーサイズを大きくして位置検出の分解能を上げる方法. 10フレームの平均 10 8 6 4 2. 表面締固めバイブレータの施工速度および仕上げ範囲を,. 0 2.80. 2.85. 動画に基づいて管理する手法を考案した.そして,実際の施 工状況を撮影した動画を用いて,実用性について検証した.. 2.90. 2.95. 3.00. カメラからの水平距離 [m]. 図7 施工速度の算出結果(手前を拡大). その結果,施工速度をリアルタイムで計測,表示できる目途. 14 12. を得た.. フレームごとの結果. 今後,マーカーの改善などによる速度計測性能の向上や, 仕上げ範囲の表示機能の構築を経て,実施工での実証を行う. 秒速 秒速[mm/sec] 秒速[mm/sec] [cm/sec]. 10フレームの平均 10 8 6 4. 予定である.さらに,本システムによる結果と,表面締固め. 2. バイブレータによるコンクリートの品質についての分析を. 0 7.80. 進め,最適な施工管理を実現できる施工管理システムの構築. 7.85. 7.90. 7.95. 8.00. カメラからの水平距離 [m]. 図8 施工速度の算出結果(奥を拡大). を目指したい.. 謝辞: 謝辞 本技術のソフトウェアの開発において日本コントロールシステム株式会社にご尽力いただきました.ここに厚く御礼を申し上げます. 参考文献: 参考文献 1) 前川陽平ほか:表面締固めバイブレータによるスラブ部材の品質向上効果,土木学会第 69 回年次学術講演会,pp.1125-1126,2014.9 2) 関健吾ほか:表面締固めバイブレータの品質向上効果とそのメカニズム,コンクリート工学年次論文集,Vol.37,2015.7(投稿中). ‑1190‑.

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