遺跡情報記録課程は、遺跡に関する情報を扱う上で必要な知識・技術を修得するための研修です。遺 跡・遺物の正確な記録を取る方法と、情報の保存活用手法としてのGISやデータベースの利用に関する 専門知識と技術を修得し、遺跡情報の公開・利活用を目指します。
開催日程
平成30年9月18日(火)~21日(金)
*文化庁『埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について1・2』(報告)
遺跡情報記録課程の主な内容
✔︎
デジタル技術の導入
行政課題の整理 埋蔵文化財保護行政におけるデジタルの位置付け デジタル写真・3次元 基礎知識、最近の動向、技術解説
✔︎
GIS 基礎知識と演習、各自治体の実践例
✔︎
報告書公開活用 報告書電子公開の実務、電子公開の意義・効果
✔︎
デジタルと法律 文化財のデジタルコンテンツに関わる法律
✔︎
既存資料のデジタル化 図面類・フィルム類の電子化
遺跡情報記録課程は、4日間の日程で行います。
Q. 事前に準備しておくことはありますか?必要な物品はありますか?
A. 研修では、QGISというGISソフトにて演習を実施します。オープンソースソフトウェアの ため、購入の必要はありません。事前準備の詳細は、受講者決定後、ご連絡します。受講 後もソフトウェアを使える環境が重要ですので、受講に当たってはパソコンの持参をお願 いしています。やむを得ない場合は、奈良文化財研究所から数台の貸し出しも可能です。
GIS実践例
○福岡市埋蔵文化財課のGISとその活用 板倉有大(福岡市)
○京都府・市町村共同統合型地理情報システム(GIS)における遺跡マップの活用について(京都府)
○府中市におけるGISの利活用 廣瀬真理子(府中市)
○調査データの活用 ー整理と公開ー 堀木真美子(愛知県埋蔵文化財センター)
報告書の公開活用
○全国遺跡報告総覧による文化財情報の発信 高田祐一(奈良文化財研究所)
○図書館からみた発掘調査報告書 矢田貴史(島根大学)
法律
○文化財デジタルコンテンツに関わる法律問題 数藤雅彦(弁護士)
3日目
9/20(木)
既存資料のデジタル化
図面類・フィルムの電子化・凸版印刷海老江工場見学 大橋秀亮(凸版印刷株式会社)
※閉講式は凸版印刷海老江工場(大阪市福島区)にて行い、現地解散となります。
4日目
9/21(金)
GIS演習
○GIS基礎・GIS演習 石井淳平(厚沢部町)
・DEM データを使った段彩図の作成
・単点測量図から等高線の生成
・公開されているデータを活用した所在確認調査報告書の作成
・遺跡立地地点の地形指標の取得と、遺跡立地条件の分析
研修参加時に、よく聞かれる質問をまとめました。ご参考にしてください。
Q. 研修内容は業務に役立つのでしょうか?
A. 研修講師として第一線で活躍している文化財担当者の方に講師をお願いしていますので、
実践的な内容が多くなっております。また各方面の専門家にもお願いしています。業務で 抱えている課題を各講師および受講生同士で共有し議論することで、解決策を考えること ができます。
2日目
9/19(水)
行政的課題の整理
○埋蔵文化財保護行政におけるデジタル技術の導入について 森先一貴(文化庁)
写真・3次元等
○文化財におけるデジタル技術活用の長期的動向 森本晋(奈良文化財研究所)
○写真におけるデジタル技術の導入 中村一郎(奈良文化財研究所)
○3次元技術等によるデジタル技術の導入 金田明大(奈良文化財研究所)
1日目
9/18(火)
等高線図
遺跡立地条件の分析
講義風景
Q. 持参するPCに要件はありますか?
A. 下記の要件を参考にご準備ください。準備できない場合はご連絡ください。
【ハードウェア要件】メモリ2GB以上、4GB以上を推奨
【OS】OSに依存しない環境にて行いますので、OS指定はありません。
※貸し出せるパソコンの台数には、限りがあります。
断彩図
講義風景