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切迫早産で入院している妊婦の看護実践評価尺度の 開発

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Academic year: 2021

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

切迫早産で入院している妊婦の看護実践評価尺度の 開発

山本, 洋美

https://doi.org/10.15017/1931808

出版情報:Kyushu University, 2017, 博士(看護学), 課程博士 バージョン:

権利関係:© 2017 Yamamoto et al. This is an open-access article distributed under the terms of the Creative Commons Attribution License.

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(様式6−2)

氏      名 山本  洋美 

論  文  名 Development of a Nursing Practice Rating Scale for Hospitalized Pregnant Women with Threatened Preterm Labor

(切 迫 早 産 で 入 院 し て い る 妊 婦 の 看 護 実 践 評 価 尺 度 の 開 発) 論文調査委員 主  査    九州大学  教授  橋口  暢子   

  副  査    九州大学  教授  加来  恒壽        副  査    九州大学  教授  谷口  初美 

論  文  審  査  の  結  果  の  要  旨

本研究の目的は、看護職のための切迫早産入院妊婦の看護実践評価尺度(Nursing Practice Rating  Scale for Hospitalized Pregnant Women with Threatened Preterm Labor: NPRS-HTPL)を開発す ることである。 

研究方法として、(1) Needs Assessment Tool、達成動機測定尺度、Nursing Intervention  Classificationなどのケア項目から271項目を抽出し、質問項目の意味内容の重複、表現の明確性に 関しての検証、ケア概念との照合から、67項目のNPRS-HTPL原案を作成した。(2) ケア項目の適切性 を検討するため、1年以上切迫早産入院妊婦のケアに携わっている看護職15名に対し調査を行い、

適切性が確保された63項目のNPRS-HTPLを作成した。さらに、(3)-1 NPRS-HTPL原案の信頼性、妥当 性の検証のために、一次調査として、日本における周産期医療センターがある、またはそれに相当 する88の総合病院で切迫早産入院妊婦の看護に携わっている744名を対象に、郵送法による自記式質 問紙調査を行った。 (3)-2 二次調査として、一次調査の研究対象者のうちの133名を対象とし、尺 度の安定性の検討のため、再テストを実施した。 

結果として、項目分析、探索的因子分析を経て、最終的には、5因子45項目採用された。採用され た5つの因子は、【セルフケア能力を高めていくケア】、【状況によって変化するケア】、【切迫 早産入院妊婦の意思を尊重していくケア】、【切迫早産入院妊婦が今後の生活を予測していく情報 に関するケア】、【妊娠継続への実践的ケア】であった。Cronbach s α係数の算出、折半法によ る信頼性の検討の結果、NPRS-HTPL尺度の十分な信頼性が確認された。また、NPRS-HTPLの妥当性に ついては、既存尺度との関連から基準関連妥当性が確認され、構成概念妥当性についても、既知グ ループ法により、経験年数の違いによる有意差が認められ、モデルの適合度の確認からも基準を満 たしていることが示された。

以上のことから、本研究において開発された NPRS-HTPL は、切迫早産入院妊婦の看護実践を客観 的に評価することに寄与する臨床的にも意義ある尺度と考えられる。審査においては、各調査委員 より専門的な視点から論文内容及びこれに関連した事項について質問を行い、概ね適切な回答が得 られた。よって、調査委員の合議の結果、本論文は博士(看護学)の学位に値するものと認める。 

参照

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