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ILO169号条約 : 先住民・種族民の権利保護と教育の役割

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Academic year: 2021

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しかし植民の歴史を通じて,教育とくに初等教育を 通じた学校教育が,先住民族の言語と文化を否定し, その衰退を促進してきたことも事実である。植民地政 策における同化主義は第二次大戦後まで猛威を振るっ た。 ILO169 号条約の採択と前後して,各国で植民地主 義と同化政策は否定されるようになり,先住民族の権 利保護とアイデンティティーの尊重,文化と言語の復 興の取組みが広く行なわれるようになった。このよう な流れのなかで,教育は先住民族の最も配慮すべき事 項,権利のうち言語と文化の二つまでも担うことので きる優れた手段として重要視されることになった。 本稿では,先住民族の教育において ILO169 号条約 が果たしている機能を,各国の具体的な施策を推進す るための法制度の分析を踏まえて検討している。同化 政策に対する反省は,非正規の教育を通じた先住民族 の文化と言語の回復,権利保護の実践として積み重ね られてきた。ILO169 号条約と関連する国際法規,国 際文書は,各国の先住民族に対する権利保護施策を担 う法制度の大きな拠所となっている。 一方で,我が国の取組みは本稿の 7.で詳述してあ る通り,世界の一般的な状況とは,かなり異なった様 相を呈している。我が国の先住民族に対する施策にお いて教育や権利といった事柄に言及があるのは,平成 も 20 年代に入ってからのことである。教育は一般国 民の先住民族に対する理解を促進する手段という位置 づけにとどまっており,積極的に先住民族の権利保護 を実現する機能を果たすまでには至っていない。

1)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 129. 2)ibid. p. 133.

3)Guidelines for Combating Child Labour among Indigenous and Tribal Peoples, ILO 2007.

4)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 130. 5)ibid. p. 131.

6)ibid. p. 133.

7)ibid. p. 134.

8)UNESCO: Atlas of the Worlds Languages in Danger of Dis-appearing, 2001.

9)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 136. 10)United Nations Declaration on the Rights of Indigenous

Peoples, A/RES/61/295. 11)UNESCO 2001 年 11 月第 31 回総会採択 12)EFA, UNESCO 1990 年 13)2000 年 4 月ダカール行動枠組み 14)htpp://www. unesco. org/education/efa. 15)国連児童の権利委員会 2003 年 10 月

16)John Heriksen: Key Principles in Implementing ILO Con-vention No. 169, ILO, 2008.

17)CRC/C/GC11.

18)http://www. unesco. org/culture/ich.

19)Tool Kit; Best Practices for Including indigenous Peoples, DANIDA, 2004.

20)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 138. 21)ibid. p. 138.

22)Henriette Rasumussen; The Power of the Word, ILO, 2008. 23)『ウタリ政策のあり方に関する有識者懇談会・報告書』(平 成 8 年 4 月)2 頁 24)上掲 3 頁 25)上掲 4 頁 26)「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(第 2 回)議 事概要」(平成 20 年 9 月)3 頁

27)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 137. 28)ibid. p. 138.

29)ibid. p. 139.

30)John Henriksen; Key principles in Implementing ILO Con-vention No. 169, ILO, 2008.

31)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009, Chapter 10, p. 142. 32)John Heriksen; Key Principles in Implementing ILO

Con-vention No. 169, ILO, 2008.

33)Indigenous and Tribal Peoples’rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2007, Chapter 10, p. 141. 34)ibid. p. 142.

(15)

37)『ウタリ政策のあり方に関する有識者懇談会・報告書』(平 成 8 年 4 月)9 頁

38)上掲 10 頁

39)Indigenous and Tribal Peoples'rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2007, Chapter 10, p. 136. 40)ibid. p. 137.

41)ibid. p. 137.

42)Venant Messe: Best Practices of the Implementation of ILO Convention No. 169 in Education Matters, ILO 2008. 43)Indigenous and Tribal Peoples'rights in Practice - a Guide

to ILO Convention No. 169, ILO, 2007, Chapter 10, p. 137. 44)ibid. p. 138.

45)http://www. formabiap. org. 46)CRC/C/129/add. 16 oct 2004.

47)Indigenous and Tribal Peoples'rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, Chapter 10, ILO, 2009, p. 133. 48)ibid. p. 134. 49)ibid. p. 140. 50)ibid. p. 141. 51)ibid. p. 138. 52)ibid. p. 139. 53)『ウタリ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書』(平成 8 年 4 月)11 頁 54)『アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(第 2 回)議 事概要』(平成 20 年 9 月) 55)『アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(第 7 回)議 事概要』(平成 21 年 4 月) 56)『ウタリ政策のあり方に関する有識者懇談会・報告書』(平 成 8 年 4 月)5 頁 57)上掲 58)上掲 7 頁 59)上掲 8 頁 60)上掲 9 頁 61)上掲 11 頁 62)上掲 12 頁 63)『アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(第 1 回)議 事概要』(平成 20 年 8 月) 64)『アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会(第 2 回)議 事概要』(平成 20 年 9 月) 文献・資料一覧

Indigenous and Tribal Peoples'rights in Practice - a Guide to ILO Convention No. 169, ILO, 2009.

Guidelines for Combating Child Labour among Indigenous and Tribal Peoples, ILO 2007.

UNESCO: Atlas of the Worlds Languages in Danger of Disap-pearing, 2001.

John Heriksen: Key Principles in Implementing ILO Convention No. 169, ILO, 2008.

Tool Kit; Best Practices for Including indigenous Peoples, DA-NIDA, 2004.

Henriette Rasumussen: The Power of the Word, ILO, 2008. John Henriksen: Key principles in Implementing ILO

Conven-tion No. 169, ILO, 2008.

Venant Messe: Best Practices of the Implementation of ILO Convention No. 169 in Education Matters, ILO 2008.

『ウタリ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書』(平成 8 年 4 月)

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