はじめに
著者 中井 義明
雑誌名 同志社大学歴史資料館館報
号 14
ページ n
発行年 2011‑10‑30
権利 同志社大学歴史資料館
URL http://doi.org/10.14988/pa.2017.0000012834
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同志社大学歴史資料館にとって2010年度は、今出川校地におけるさまざまな事業に関わった年となり ました。今出川キャンパス整備に伴う第5次発掘調査を8月~3月にかけて行いました。また、今出川 校地ハリス理化学館では本学社史資料センターとの共催で『幕末と同志社―薩摩藩邸址にあって―』も 開催いたしました。
発掘調査では、幕末政局の中心であった薩摩藩邸の遺構・遺物が僅少ながら確認できたこと、相国 寺の室町時代~戦国時代の様相が明らかになったことなどが主要な成果です。企画展は薩摩藩邸に係 る出土品を中心に展示を行いました。中世相国寺については2011年度に展示会を開催いたします。
これらの活動は、いずれも、今出川校地の歴史性を紐解く調査・広報活動です。その直接的動機は、
2013年度に文系学部の全面今出川校地移転にともなってさまざまな建設事業などが行われたことで す。しかし、それを機会に、京都の中における同志社のありかたについて、多くの人にさまざまに考 え・感じて頂く機会を学内外に提供することが2010年度の歴史資料館の主要な仕事となりました。本 書の調査・研究報告も、京の歴史に係るものがその多くを占めています。
このような展示・研究・調査といった活動は、本学内外の様々な機関・個人のご協力によって成り 立っています。本館事業の継続と発展のために、今後とも多くの方々のご指導・ご鞭撻を賜りますよ うお願い申し上げ、緒言にかえさていただきたく存じます。
2011年10月30日 同志社大学歴史資料館 館長 中 井 義 明