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平成27年度 オリンピック・パラリンピック教育推進校実践報告

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Academic year: 2021

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(1)

平成27年度

オリンピック・パラリンピック

教育推進校実践報告

~道徳におけるオリンピック・パラリンピック教育~

(2)

学校の概要(1)

 校訓 文武両道・礼節・品格  教育目標 夢や目標をもって「主体的に活動する」ことができる、知・徳・体の 調和のとれた、自ら学び、思いやりのある、たくましい生徒を育成する。 <目指す生徒像> ○ 自ら学び、自ら考え、正しく判断し、実行する生徒 ○ 自他を尊重し、協力し合える、心豊かな生徒 ○ 心身ともに健康で、ねばり強くやり抜く生徒

(3)

学校の概要(2)

学年

男子

女子

クラス数

1年

69(9)

66(2) 135(11)

2年

72(6)

66(2)

138(8)

3年

70(8)

66(5) 136(13)

211(23)

198(9) 409(32)

12(4)

(  )の数は、特別支援学級在籍生徒

在 籍 生 徒 数 

(4)

学校の概要(3)

特色ある教育活動

教科教室型校舎を活用した学習 ・全ての教科に専用の教室と学習空間を用意 ・複数の教科教室とオープンスペースを活用して、多様な学習形態・ 集団、学習方法に対応 ・教科教室に隣接した場所に教科準備室を配置 ICTを活用した学習活動等 ・全ての教科に電子黒板を設置するとともに、生徒一人一人にタブ レット端末を貸与 ・校内ネットワークを活用した学習活動及び校務の推進 ・図書室を中心に配置したコンピュータ室、多目的ルームを学習セン ターとして活用する学習の推進 JRC(青少年赤十字)活動 ・全員がJRCに登録 ・「健康・安全、奉仕、国際理解・親善」の三つの実践目標 ・「気付き、考え、実行する」取組を推進

(5)

本校における

オリンピック・パラリンピック教育

平成27年度 オリンピック・パラリンピック教育推進校・研究開発校の指定を受ける。 研究開発内容と本校の教育活動との関連 研  究  開  発  内  容 (1) 教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動におけ るオリンピック・パラリンピック学習の実践 (2) 国際理解教育 (3) 学校行事における取組 (4) 運動・スポーツへの興味・関心を高め、基礎体力を向 上する体育授業等の内容・方法の改善 (5) 日常的な運動・スポーツの実践による健康増進に向 けた取組の充実や部活動の推進 (7) オリンピアン・パラリンピアン、アスリートやスポーツ指 導者と生徒との直接的な交流 (8) 日本の伝統的な礼儀・作法や習慣などの学習 (9) 国際的なマナー・エチケット、礼儀・作法や習慣など の学習 関連する本校の教育活動 ・道徳教育の充実 ・総合的な学習の時間における調べ学習 ・JRC活動の推進 ・外部講師の招聘による特別授業 ・調べ学習の展示(発表) ・体力向上に向けた保健体育の授業における 授業改善の推進 ・特別支援学級における毎朝のランニング ・恵まれた環境を活用した部活動の推進 ・オリンピアン・パラリンピアンの招聘による特 別授業 ・部活動における外部指導者の積極的な活 用 ・本校の伝統である、号令のない黙礼の励行 ・朝のあいさつ運動の推進 ・NEAを活用した英語における学習

(6)

道徳におけるオリンピック・パラリンピック教育

○人間としてよりよく生きるには、目標や希望をもつことが大切 ○目標を達成した時の達成感は自己の可能性を伸ばし、人生を切り拓く原動力 ○このことの積み重ねが、人生の理想や目標を達成しようとする強い意志を育成 ○自分の好むことや価値を認めたものに対して意欲的に取り組む態度が育つ。 ○希望と勇気をもって生きる崇高な生き方に憧憬をもつ。 ○障害や困難に直面すると簡単に挫折しものごとをあきらめてしまうこともある。 ○理想どおりにいかない現実に悩み苦しむこともある。 中学校学習指導要領解説 道徳編 平成20年7月 文部科学省 内容項目 1-(2) より高い目標を目指し、希望と勇気をもって着実にやり抜く強い意志をもつ。

(7)

<1年生> ○ 何かに取り組んでも、些細な失敗で簡単にあきらめたり、投げ出してしまう。 ○ 目標に向かって小さな努力を積み重ねていくことが苦手である。 <2年生> ○ 自立するため、自分の夢や理想を具体化しようと取り組んでいる。 ○ 一方で、理想どおりいかない現実に悩み苦しんだり、障害や困難に挫折する生徒 が見られる。 <3年生> ○ 卒業後の進路選択に向けて努力しているが、なかなか思うようにいかず、焦りや 不安を感じている生徒が多く見られる。 資料に登場する人物の生き方をとおし、 ○ (1年生)大きな目標も、小さなことの着実な積み上げにより達成できる。 ○ (2年生)目標や理想に向かってあきらめずに最後までやり遂げようとする意欲 ○ (3年生)より高い目標を目指し、強い意志をもってやり抜こうとする態度 を考えさせる。

(8)

1年生 「目標は小刻みに」 苦手なマラソン競争に参加した作者が、何度もくじけそうになりなが らも、小刻みに目標地点を一つ一つクリアしていくことでついに完走し、 自己の目標を達成する。マラソンの話ではあるが、目標を達成するまで の苦しみや困難、それに立ち向かって工夫する人間の姿が、普遍的価値 をもって描かれた資料 2年生 「人間であることの美しさ」 ロスアンゼルスオリンピックの女子マラソンに出場したアンデルセン 選手は、熱中症で意識が朦朧とする中、倒れそうになっては胸を起こし、 ゆらぎゆれ続けながら、ついにゴール・マークを踏んだ。資料は、アン デルセン選手のこの姿を扱った新聞の社説 3年生 「もう一つのゴールネット」 Jリーガーとして脚光を浴びていた京谷和幸さんが、突然の交通事故 により、下半身の機能を失い、車いすでの生活を宣告された。生きる目 標を失った彼は、リハビリのつもりで車いすバスケットボールを始めた が、最初は練習に身が入らなかった。しかし、長女の誕生を機に、車い すバスケットボールの日本代表としてパラリンピックに出場することが 彼の目標となった。辛い練習に取り組んだ彼は、いつしか自ら障害を受 け入れ、シドニーからロンドンまでのパラリンピック4大会連続出場を 果たした。

(9)

資料をとおして学んだこと、考えたことを更に深化

パラリンピアンから直接お話を聞く

この体験を保護者と共有する

(10)

~道徳授業地区公開講座~

「スポーツを愛し目標を達成する強い意志を育てる」

講演者 田口 亜希 氏

プロフィール 1971年3月12日 大阪府生まれ。大学卒業後、郵船クルーズ入社。2 5歳の時、骨髄の血管の病気を発症し、車いす生活になる。退院後、友人の誘 いでビームライフルを始め、その後ライフルに転向。 アテネ、北京、ロンドンと3大会連蔵でパラリンピック出場。アテネでは7 位、北京では8位入賞。2016年五輪招致活動では最終プレゼンターを務め た。2020年五輪招致活動では、国際オリンピック委員会評価委員の前でプ レゼンテーションを行った。現在、組織委員会のアスリート委員を務めている。 日 時 : 平成27年10月17日(土) 午前8時45分から午前11時40分まで 場 所 : 各教室、アリーナ、多目的室

(11)

11:10 移動 11:40 意見交換 (2F多目的室) 8:30 8:45 9:35 10:00 11:00 移動 公開授業 (各教室) 受付 講演 (アリーナ)

(12)

講演の要旨

○ 船のパーサーの仕事をしていたが、ある時、脊髄の病気を発症し、胸から下が不自由になった。 ○ 当時は、「一生車いす生活だよ。」と言われたことがとてもショックだったし、それまでの 仕事にやりがいを感じていたので、普通に歩けないことや働けないことがとても悲しかった。 ○ リハビリで出会った友人の勧めでビームライフルを始めた。その後、エアライフルを本格的に 行うようになり、世界選手権に出場することができた。目標をもつことによって、毎日の生活に も充実感を感じるようになった。 ○ エアライフルは、精神的に追い詰められる過酷で孤独なスポーツだが、終わった時には、達成 感や高揚感があり、頑張ってよかったなと感じている。 ○ パラリンピックは、1964年の東京大会で社会的に認知されるようになった。 ○ ロンドンパラリンピックは、観客の多さに驚いた。イギリスの人たちは、全ての選手に声援を 送ってくれ、とてもすばらしかった。ボランティアスタッフは、組織委員会のメンバーと共に 「大会を作っている」という誇りをもって仕事をしており、私自身も大会で支えてもらった。 ○ 現在の日本では、障がい者スポーツ大会にこれだけ多くの観客が集まることはないけれど、 2020年の東京パラリンピックの時にはたくさんの人に観戦してもらいたい。 ○ パラリンピックではオリンピックと異なり、障がいの度合いによって細かいクラス分けがある。 観戦するときには、競技の内容とともに、クラスの違いにも注目してほしい。 ○ アクセシビリティという考え方がある。車いす用の駐車場やトイレなど、環境が整っていれば、 障がいのある人も自分のことは自分でできる。アクセシビリティが整っていれば、障がい者は障 がい者でなくなる。 ○ 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ。」パラリンピック創始者である ルードヴィッヒ・グッドマン博士が唱えた基本理念です。皆さんも自分のもっている力を精一杯 発揮してがんばってください。

(13)

生徒の感想

○ 僕は、今までパラリンピックンに興味をもったことがありませんでした。見るのは、オリン ピックやワールドカップなどで、パラリンピックは名前を聞いたことがあるくらいでした。で すから、正直に言うと、今日の講演会は、はじめ面倒くさいと思っていました。 でも、話を聞いて「パラリンピックってすごんだな。田口さんや他の選手たちもすごいんだ な。」と実感しました。「使えるものを最大限に活かせ」という言葉どおり、パラリンピック に出場している選手は「できない」と絶対に言わない、そんなところに感動しました。 ○ パラリンピックもオリンピックと同様に、いや、それ以上に選手が頑張っていて、みんな かっこよかった。障がいのある人だということを忘れさせるくらい元気で前向きだった。田口 さんも、身体の不自由など感じさせないほど明るくて素敵だった。 僕は障がいもないし、健康な身体だから、田口さん以上に明るく前向きに頑張って、自分の 目標を必ず達成するような人になろうと思った。 ○ 今日の講演を聞いて、目標をもってあきらめないでがんばることの大切さを学びました。中 でも、田口さんの「今できることをやる」とい言葉に心が動かされました。挫折しそうになっ た時、自分に何ができるのかを考えて頑張っていきたいです。 また、今まであまり知らなかったパラリンピックについてたくさん知ることができました。 とても関心をもったので、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、ボランティア に参加して、実際にパラリンピックの試合も見てみようと思います。

参照

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