フード・コミュニケーション・プロジェクト(FCP)
国際標準に関する勉強会
日 時:平成 26 年5月 30 日(金曜日) 14:00~17:30 場 所:中央合同庁舎4号館12階 第1219-1221会議室 議 事 次 第 1.開会挨拶 2.今年度の活動についての説明(資料3) 3.第1回国際標準戦略検討会の概要報告(資料4) 4.食品をめぐるISOの現状、課題(資料5) 東京海洋大学 先端科学技術研究センター 教授 湯川 剛一郎様 5.GFSIによる国際標準化の経緯と今後の展望について(資料6) テュフラインランドジャパン株式会社 岡田 綾子様 〈休憩〉 6.農業生産工程管理(GAP)について(資料7) 生産局 農産部技術普及課 課長補佐(新技術企画班)戸川 雄介様 7.グループディスカッション 食料産業における国際標準戦略に係る論点について(資料8) 8.質疑応答 9.事務局連絡 配 布 資 料 資料1:国際標準に関する勉強会 次第(本紙) 資料2:国際標準に関する勉強会 参加名簿 資料3:平成 26 年度国際標準に関する勉強会 資料4:食料産業における規格・認証をめぐる状況 資料5:食品をめぐるISOの現状、課題 資料6:GFSIによる国際標準化の経緯と今後の展望について 資料7:農業生産工程管理(GAP)について 資料8:食料産業における国際標準戦略に係る論点 資料12014.5.30(金)14:00~17:30 № 企業名 № 企業名 1 株式会社アール・ピー・アイ 36 テュフラインランドジャパン株式会社 2 株式会社アイ・エス・レーティング 37 東京海洋大学先端科学技術研究センター 3 アイエイチロジスティクスサービス株式会社 38 東京サラヤ株式会社 4 アグリヘキサファーム 39 西本貿易株式会社 5 味の素株式会社 40 株式会社日清製粉グループ本社 6 ANAフーズ株式会社 41 株式会社日本アクセス 7 イオン株式会社 42 日本ハム株式会社 8 イオンリテール株式会社 43 一般財団法人日本科学技術連盟ISO審査登録センター 9 伊藤忠食品株式会社 44 NPO法人日本GAP協会 10 伊藤ハム株式会社 45 日本検査キューエイ株式会社 11 イトウフレッシュサラダ株式会社 46 日本水産株式会社 12 IRCAジャパン 47 日本生活共同組合連合会 13 一般社団法人インターナショナル・バリューマネジメント協会 48 公益財団法人日本適合性認定協会 14 エスビー食品株式会社 49 一般財団法人日本品質保証機構 15 株式会社LSIメディエンス 50 日本マクドナルド株式会社 16 海外貨物検査株式会社 51 ネスレ日本株式会社 17 花王株式会社 52 ハウス食品株式会社 18 特定非営利活動法人環境リサーチ研究所 53 ハウス食品グループ本社株式会社 19 株式会社グローバルテクノ 54 BSIジャパン株式会社 20 群馬県 55 株式会社BMLフード・サイエンス 21 一般社団法人国際バイオマスセンター 56 フードテクノエンジニアリング株式会社 22 株式会社サトー 57 丸善食品工業株式会社 23 サントリービジネスパート株式会社 58 三菱食品株式会社 24 株式会社シー・アイ・シー 59 メトロキャッシュアンドキャリージャパン 25 白石カルシウム株式会社 60 株式会社モスフードサービス 26 株式会社損害保険ジャパン 61 横河ソリューションサービス株式会社 27 損保ジャパン日本興亜リスクマネジメント株式会社 62 株式会社ローソン 28 太平総研株式会社 63 29 太陽化学株式会社 64 30 株式会社タカキフードサービスパートナーズ 65 31 株式会社竹中工務店 66 32 株式会社立花屋 67 33 有限会社田向商店 68 34 合同会社 TFMHY研究所 69 35 テーブルマーク株式会社 70 ※企業名五十音順 <本日ご欠席> № 企業名 № 企業名 1 味の素株式会社 21 一般社団法人日本能率協会 2 ANAフーズ株式会社 22 株式会社フーズ・コミュニケーション 3 イオンアグリ創造株式会社 23 株式会社富士通エフサス 4 イカリ消毒株式会社 24 株式会社ベジテック 5 株式会社イトーヨーカ堂 25 株式会社ぺスカリッチ 6 カルビー株式会社 26 マネジメントシステムオフィス 7 キユーピー株式会社 27 三菱商事株式会社 8 K-OFFICE 28 森永製菓株式会社 9 サッポロビール株式会社 29 有限会社山智農園 10 株式会社シジシージャパン 30 11 株式会社シニアライフクリエイト 31 12 全日空商事株式会社 32 13 株式会社ちぼり 33 14 一般財団法人東京顕微鏡院 34 15 東京サラヤ株式会社 35 16 東洋冷蔵株式会社 36 17 株式会社日本アクセス 37 18 日本ピュアフード株式会社 38 19 日本ウォーターズ株式会社 39 20 日本水産株式会社 40 ※企業名五十音順 平成26年度 「国際標準に関する勉強会」 第1回 参加者名簿
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平成26年5月30日
国際標準に関する勉強会
資料3平成26年度FCP活動説明会
食 料 産 業 局 企 画 課 食 品 企 業 行 動 室
フード・コミュニケーション・プロジェクト事務局
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2,「国際標準に関する勉強会」の立ち上げの趣旨
立ち上げの趣旨
食品製造・流通のグローバル化が進展する中、輸出・国内取引等において食品安
全を確保するための共通の評価基準として、食品安全マネジメントシステムの認
証が求められる可能性が高まっています。
現状、国際的な食品安全マネジメントシステム認証に関しては、前提となる考え
方の違いや英語への対応等により中小事業者には取り組みにくいという現状にあ
ります。
こうした中、取引における要求をどう考えるのか、認証の現状をどう考えるのか
、多数のスキームの中からどのように自社に合ったスキームを選択するのか(認
証リテラシーの向上)、今後の戦略をどう考えるのか等について、情報共有・意
見交換をすることを目的として「国際標準に関する勉強会」を立ち上げます。
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「国際標準に関する勉強会」の内容とテーマ案について
《食品製造》のテーマ案
~国際的な食品安全マネジメントシステムについての現状と課題~
•
食品安全に係る国際標準をめぐる情勢について
•
国際的な食品安全マネジメント認証等の活用の仕方
•
規格・認証の内容についての意見交換 等
勉強会の内容
日本における食品安全の普及、評価、発信のあり方について検討します。
主に現状の把握、具体的基準についての議論を実施します。
勉強会は《食品製造》《農業》《物流保管》の業種毎に行い、必要に応じて専
門の講師に講演をいただきながら、グループディスカッションを実施します。
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「国際標準に関する勉強会」の内容とテーマ案について
《農業》のテーマ案
~農業生産工程管理(GAP : Good Agricultural Practice)についての現状と
課題~
•
「日本におけるGAPの現状と課題について」
•
「GAP取得農場の取組の状況と課題について」 等
《物流保管》のテーマ案
~物流保管の衛生管理等についての現状と課題~
•
「日本における物流保管に関する衛生管理の取組の現状と課題について」
•
「物流保管に係る国際標準をめぐる情勢について」 等
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第1回 FCP「国際標準に関する勉強会」 本日の内容
第1回 FCP 国際標準に関する勉強会について
• 平成26年4月18日(金)に開催された「FCP活動説明会」において、第1回国際
標準に関する勉強会では《食品製造》《農業》《物流保管》の業種毎ではなく、
国際標準をめぐる全体の状況等について勉強会を開催して欲しいとの意見があり
ました。
• よって「第1回国際標準に関する勉強会」では、食品産業における規格・認証を
めぐる状況及び国際的な食品安全マネジメントシステム規格の現状について勉強
会を実施します。
• 今後開催される《食品製造》《農業》《物流保管》の勉強会での内容への意見交
換及び他の業種についての要望について聞き取りを実施します。
• 5月16日(金)に開催された「第1回 食料産業における国際標準戦略検討会」に
ついての報告を実施します。
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勉強会の参加者への連絡事項
□ステークホルダー間でのWIN-WINの関係づくりを重視する
こと
□建設的・効果的な意見交換に貢献すること
(批判に終始せず、対案を提示するように努めること)
□個別の組織や団体に対する、誹謗・中傷は行わないこと
(研究会においては、事業者間の利害調整等は行いません)
□何らかの形で作成した用途別・目的別の編集例を使用していただ
くこと
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3,第1回「食料産業における国際標準戦略検討会」の概要報告
第1回「食料産業における国際標準戦略検討会」の
概要報告について
農林水産省食料産業局企画課
食品信頼対策班
課長補佐 田邉 浩之
食料産業における
規格・認証をめぐる状況
平成26年5月30日
食料産業局企画課 食品企業行動室
目次
1.国際標準化政策の方向性
2.食品流通の現状について
3.HACCPの導入状況について
4.世界における食品安全マネジメントシステム
規格・認証の現状
1-1.日本再興戦略(平成25年6月14日閣議決定)
第Ⅱ. 3つのアクションプラン 一.日本産業再興プラン 3.科学技術イノベーションの推進 ⑦ 知的財産戦略・標準化戦略の強化 グローバルな経済活動の拡大を踏まえ、国内のみならず、海外においても、中小企業を始め我が 国産業や国民が円滑にイノベーションを起こし、権利を取得し、活用するイノベーションサイクル が実現するよう、審査の迅速化、トップスタンダード制度の推進、グローバルに通用する認証基盤 の整備等により知財戦略・標準化戦略を抜本的に強化する。 ○ 国際展開を念頭に置いた標準・認証制度の見直し ・ 我が国企業の知見がより有効に活用されるよう、国際標準化機関における規格開発に係る 幹事国引受件数を2010 年末の78 件から2015 年末までに世界第3位に入る水準(95 件)に 増加させるなど、戦略的に国際標準化を推進する。また、国際的に通用する重要な認証基盤 の在り方について今年度内に検討・取りまとめを行い、国内の認証機関の強化などにより、 順次基盤の整備を行う。 二.戦略市場創造プラン テーマ4:世界を惹きつける地域資源で稼ぐ地域社会の実現 ① 世界に冠たる高品質な農林水産物・食品を生み出す豊かな農山漁村社会 ○ 国別・品目別輸出戦略の策定 ・ 日本の食品の安全・安心を世界に発信するため、海外の安全基準に対応するHACCP(危害分析・ 重要管理点)システムの普及を図る観点から、マニュアルの作成や輸出HACCP取得支援のための1-2.知的財産推進計画2013(平成25年6月25日知的財産戦略本部決定)
Ⅱ 「知的財産政策に関する基本方針」(注;平成25年6月7日閣議決定)及び「知的財産政策ビジョ ン」(注;平成25年6月7日知的財産戦略本部決定)で定める4つの柱に沿った具体的行動計画(短 期・中期) Ⅱ-1 競争力強化・国際標準化関連施策 ・ 第1 産業競争力強化のためのグローバル知財システムの構築 (6)国際標準化・認証への戦略的な取組の強化 【施策例】 (特定戦略分野における国際標準化戦略の推進) ・ 特定戦略分野(市場の規模・成長性、分野の広がり、我が国の優位性、国際標準化の意義といっ た事項を踏まえて選定)における国際標準化戦略について、国際的な議論を主導するとともに、関 係者による自律的な取組を推進する。(短期・中期)(内閣官房、内閣府、総務省、文部科学省、 厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省) (諸外国との連携による戦略的な国際標準化活動の推進) ・ アジア地域の成長性を我が国に取り込むことなどにより、我が国産業の国際競争力の強化や健全 な発展を図るべく、国際標準化や認証の分野におけるアジア地域との連携を強化する。(短期・中 期)(総務省、農林水産省、経済産業省、国土交通省) (国際標準化活動に関する財政支援) ・ 国際標準化機関などにおける戦略的な標準化活動への参画を促進するため、民間を含む関係者の 活動状況を踏まえた上で、財政的支援を強化する。(短期・中期)(総務省、農林水産省、経済産業1-3.農林水産業・地域の活力創造プラン
(平成25年12月10日農林水産業・地域の活力創造本部決定) Ⅲ 政策の展開方向 1.国内外の需要を取り込むための輸出促進、地産地消、食育等の推進 世界の食市場は、アジアを中心に、今後10年間で340兆円から680兆円に倍増すると見込まれる。「和食」がユネスコの無形文 化遺産に登録されたことも契機として、内外の食市場を積極的に取り込み、所得の向上に結びつけるため、国内外において日本 食・食文化への理解をより確固なものとし、日本の農林水産物・食品の強みを生かせる市場を国内外に創造する。 このため、世界の料理界での日本食材の活用推進、日本の「食文化・食産業」の海外展開、及び「農林水産物・食品の国別・品 目別輸出戦略」(平成25年8月29日公表。以下「国別・品目別輸出戦略」という。)に基づく日本の農林水産物・食品の輸出拡大を 一体的に推進する(FBI戦略)。 また、国内需要についても、少子・高齢化やライフスタイルの変化等により国内マーケットの構造が変化していることから、消費 者の視点を重視し、介護食品の開発・普及、薬用作物や加工・業務用野菜等の生産、地産地消、食育等を通じた新規需要の掘り 起こしを行う。 これらの取組の前提として、食品の安全性向上と食料の安定供給からなる「食の安全」と、正確な情報伝達による「食品に対す る消費者の信頼」を確保するための取組を推進する。特に、外食のメニュー表示を含む表示適正化に向け、政府一丸となって適 切な対策を講じる。 Ⅴ 具体的施策 1.国内外の需要を取り込むための輸出促進、地産地消、食育等の推進 ① FBI戦略による食文化・食産業のグローバル展開 (Made BY JAPAN) ・ グローバル人材を育成・確保 ・ 日本型食ビジネスのグローバル・スタンダードを形成 ③ 国内外の需要の取り込みの前提となる食の安全と消費者の信頼の確保 ・ 食品表示等のルールの明確化と遵守の徹底、不当表示に関する国及び地方の行政の監視指導体制の強化 ・ 食品表示法の施行に向けた「食品表示基準」の策定、適切な執行 ・ 輸出促進に向けた輸出検疫の情報提供・利便性向上、検疫協議の戦略的な実施、輸出に取り組む事業者等に対する GLOBAL G.A.P.の取得支援、HACCPに取り組む食品事業者に対する支援を推進2-1.人口の推移と見通し
2-2.食品産業の国内生産額の推移
●日本の食品産業の生産額は、横ばい~縮小傾向
2-3.世界市場の食料品輸出入額
2-4.世界の食市場の成長見込み
2-5.食品の輸入額
●食品(農林水産物・加工食品)の輸入額は2013年は9兆円弱
8.95
2-6.食品の輸出額
●食品(農林水産物・加工食品)の輸出額は、2013年は約5,500億円と
なり、過去最高を記録
5,505
2-7.主な相手国・地域別の輸出金額
●食品(農林水産物・加工食品)の主な輸出先は、香港、台湾、
アメリカなど
2-8.日系食品製造業の海外売上高の推移
2-9.日本の食品産業の構造ー①
大企業 484 中小企業 33,137 零細企業 13,294 28.3% 1.0%99%が中小零細企業
70.6% 資料:経済産業省「平成24年経済センサス・活動調査」 注1: 「平成23年工業統計調査」は、平成24年2月に実施した「平成24年経済センサス・活 動調査」の中の製造業に関する調査事項にて把握している。 注2: 品製造業は、食料品製造業及び飲料・たばこ・飼料製造業(たばこ製造業、飼料・有 機質肥料 製造業を除く。)の合計である。 注3: 零細企業:従業者数3人以下の事業所 中小企業:従業者数299人以下の事業所 大企業:300人以上の事業所2-10.日本の食品産業の構造-②
0.1%99.9%
大企業 598ヶ所中小企業
401,970ヶ所
大企業 9,701ヶ所中小企業
367,040ヶ所
2.6%97.4%
大企業 723ヶ所中小企業
76,455ヶ所
0.9 %99.1%
食品小売業の構造
食品卸売業の構造
外食業の構造
出所:経済産業省「平成21年経済センサス」 注:「飲食料品卸売業」の数値を使用 中小企業:従業者数99人以下の事業所 大企業:従業者数100人以上の事業所 出所:「平成21年経済センサス」 注:「飲食料品小売業」の数値を使用 中小企業:従業者数49人以下の事業所 大企業:従業者数50人以上の事業所 出所:「平成21年経済センサス」 注: 「飲食店」のうち、食堂・レストラン、専門料理店、 そば・うどん店、すし店、喫茶店及びその他の飲食店 の合計 中小企業:従業者数99人以下の事業所 大企業:従業者数100人以上の事業所2-11.近年の主な食品事件・事故①
時期 概 要 関係法令 備考 H19年1月 • 消費期限切れ原料(牛乳)を使用してシュークリームを製造、細菌数基準を超えた製品を出荷 食品衛生法 6月 • 食肉加工製品の虚偽表示の他、他商品での意図的な異種製品の混入、賞味期限の改ざん等 • 上記の行為を不正と認識した上で、社長もしくは幹部社員の指示により常態的に実施 不正競争防止法他 破産 8月 • 菓子製品の賞味期限改ざん、自主検査で製品から大腸菌群等が検出されたが公表せず回収 JAS法他 10月 • 和菓子製品の解凍・再包装、製造年月日及び消費期限表示の改ざん、原材料の不適正表示 • 店頭売れ残り返品の原材料を新たに同一製品に再利用・関連会社に販売 JAS法 食品衛生法 10月 • 商品の原材料を産地偽装して販売 不正競争防止法他 破産 11月 • 製品の消費期限等の改ざん、食肉原材料の原産地の偽装、調理食品の再利用 不正競争防止法他 廃業 H20年6月 • 販売先から返品された手延素麵を包装し直し、新たな賞味期限を表示して再出荷・販売 JAS法 7月 • 台湾から輸入したマンゴーを沖縄県産として販売 不正競争防止法他 7月 • 中国から輸入したトラフグやアンコウを国内産として販売 不正競争防止法他 廃業 7月 • 基準に満たない等級の牛肉をブランド和牛の「飛騨牛」と不正に表示して販売 不正競争防止法他 7月 • 鰻蒲焼の産地偽装、偽装するため製造や販売実績のない架空会社を経由し販売 • 事実と異なる不適正な表示がされたものを認識していながら販売 不正競争防止法他 8月 • 輸入原材料を使用したリンゴ果汁製品を青森県内産として販売、食品添加物の表示違反 不正競争防止法他 8月 • 自社の養鰻場で鰻を養殖し、自社の加工工場で蒲焼を製造したように偽装 不正競争防止法他 解散 9月 • 事故米を食用米として販売、偽装するため実態のない架空会社を経由し販売 不正競争防止法他 破産 12月 • 中国から輸入したタケノコ水煮に国産を混ぜて袋詰めし、「熊本県産」「鹿児島県産」に偽装 • 一部商品では罐詰メーカー社員の写真を使い、「農家の皆さん」と生産者のように表示 不正競争防止法2-12.近年の主な食品事件・事故②
時期 概 要 関係法令 備考 H21年1月 • 静岡県産のかつおのふしを「枕崎産」として販売 JAS法 5月 • 干しそば製品の原材料表示において、そばと小麦粉の順番を逆に表示。是正指導も無視 JAS法 5月 • 蜂蜜の濃度を偽装し、異性化液糖などで薄めた製品を販売 JAS法 6月 • 原材料に「ベニズワイガニ」を使用していたにもかかわらず、原材料名、商品名等に「ズワイガニ」と表示 して販売 JAS法・景表法 7月 • 中国産を原料に使った塩蔵ワカメを「鳴門産」と偽って販売 不正競争防止法 JAS法 11月 • おにぎりに「国内産鶏肉使用」と表示していたが、実際はブラジル産を使用 景表法 H22年3月 • 台湾産うなぎを国産と偽って販売 JAS法・景表法 5月 • 未検査米に「徳島県産」と表示。事実と異なる販売者、精米年月日を表示して販売 • トマト、なす他10品目以上の青果品に事実と異なる販売者を表示して販売 JAS法・景表法 6月 • 台湾産、中国産のうなぎを国産と偽って表示して販売 JAS法・景表法 H23年1月 • 33品のメニュー表示のうち、7品は記載内容と異なるものを使用し、1品は不使用 • 2万円で売られた実績がないのに"半額"を謳って販売 景表法 4月 • 加熱用食肉をトリミング等をせずに生食(ユッケ)として提供し、集団食中毒(O111)が発生 食品衛生法 廃業 H24年8月 • 以前にも基準を上回る細菌の数値が出ており保健所の指導を受けていたが、その後も消毒液の管理が徹底さ れておらず、白菜の浅漬けを原因とした集団食中毒(O157)が発生 食品衛生法 H25年9月 • 中国産米や加工用米を国産主食用米として、弁当・おにぎりメーカーに販売 JAS法・食糧法 米トレーサビリティ法 解散 10月 • グループのホテル・レストランの一部で、メニュー表示と異なる食材を使用して客に料理を提供 12月 • 工場の従業員が工場製造の冷凍食品に農薬のマラチオンを混入 食品衛生法・刑法3-1.HACCPの導入状況
○ HACCP導入率は、大手規模層は8割だが、中小規模層は
27%
全 体
中小規模層
(1億~
50億円)
大手層
50~100
億円未満
100億円
以上
(参考)
平成12年度
10%
-
35%
59%
平成18年度
15%
16%
68%
73%
平成22年度
19%
22%
77%
73%
平成23年度
24%
27%
67%
76%
平成24年度
24%
27%
80%
84%
出典:平成18年度は「食品産業動向調査」、平成22年度以降は「食品産業における
HACCP手法の導入状況実態調査」(農林水産省調べ)。平成12年度は回答の選
択肢が異なるため、参考として掲載。
3-2.国内のHACCP認証制度
2.
都道府県等における取組
(通称:自治体HACCP)
都道府県、政令指定都市等が、食品関連事業者を対象に、HA
CCPの考え方を参考にして構築した独自の衛生管理認証制度
1.
総合衛生管理製造過程承認制度
(通称:マル総)
HACCPの概念を取り入れた厚生労働大臣による承認制度(食品衛
生法第13条第1項)。「乳」、「乳製品」、「食肉製品」、「魚肉練り製品」、
「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」、「清涼飲料水」の6品目が対象。
4.
大手小売業者等における取組
大手小売業者等が、HACCPの概念を取り入れた衛生管理基準を定
め、取引先となる食品製造事業者に当該基準による管理を要求。取
引条件として用いられる場合がある。(大手コンビニチェーン等)
3.
業界団体等における取組
業界団体が、HACCPの概念を取り入れた業界独自の衛生管理基準
を定め、認証を実施。業界内の衛生管理水準の向上を図っている。
承認施設
530施設
(平成25年1月現在)自治体独自に
44制度
平成25年2月現在 農林水産省調べ導入状況
業界団体に
より多様
平成26年5月現在 8団体企業により
多様
3-3.主要国の状況
2.
EU
一次生産を除く全ての食品の生産、加工、流通事業者にHACCPの概念を取り入れた衛生管理を義務付 け。(2006年完全適用)ただし、中小企業や地域における伝統的な生産方法等に対しては、弾力的運用。1.
米国
一部の食品(水産物及びジュースの加工・輸入、食肉及び食肉製品)に、HACCPによる衛生管理を義 務付け。(1997年~2002年に、品目ごとに導入) 【食品安全強化法】 平成23年1月成立。米国内で消費される食品を製造、加工、包装、保管する全て の施設について、①FDAへの登録とその更新、②HACCPの概念を取り入れた措置の計画・実行を義務 付け。(なお、②は、細則を定めた規則案のパブコメ、最終案の公布後に施行(加工食品は2016.6、一時 生産品は2017.6まで。)3.
台湾
一部の事業者(食肉加工事業者、乳製品加工事業者、水産食品事業者)に対して義務化(2003年以降、 品目ごとに導入)。4.
韓国
一部の食品(①蒲鉾類、②魚類・軟体類・調味加工品、③冷凍品のうちピザ類・饅頭類、麺類)、④氷菓 類、⑤非加熱飲料、⑥レトルト食品、⑦白菜キムチ)に対して義務化。(2006年以降、企業規模により段階 的に適用)他に
カナダ、オーストラリア、シンガポール
でも、一部の食品又は事業者に対して義務化
3-4.日本からの輸出食品に対する主要国の対応
○ 日本から輸出する際に、日本政府又は国内の第三者認証
機関等によるHACCP認証が必要な国・地域と対象食品
・EU :水産物、水産加工品、牛肉
・米国 :水産物、水産加工品、牛肉
・カナダ:牛肉
・香港 :牛肉
・シンガポール:牛肉
・メキシコ:牛肉
・ニュージーランド:二枚貝(ホタテガイの貝柱を除く)
輸出促進のためには、輸出環境の整備の一環として
輸出先国が求めるHACCPに対応する必要
3-5.改正HACCP支援法のイメージ(H26年度~)
低温室等の 自動温度記録 器・警報機 手洗い施設 ソックダクト 空調機、冷蔵庫の導入 殺菌水供給装置HACCPシステム
高度化基盤整備
従業員教育、 コンプライアンスの徹 底等施設・設備の整備
スパイラル式野 菜洗浄機 こ の 部 分 の み の 計 画 で も 融 資 対 象 ( 新 た な 支 援 対 象 ) 従業員の衛生管理 食品製造設備の 保守管理 「 製 造 過 程 の 管 理 の 高 度 化 」 H A C C P 導 入 ま で を 定 め た 計 画 ( 高 度 化 計 画 ) に 基 づ き 融 資 対 象 実施しなければならない事項 ・HACCPチームの編成 ・危害要因、管理基準等の科学的分析 ・重要管理点での継続的な監視・記録 等 HACCPシステムの導入 「 高 度 化 基 盤 整 備 計 画 」課題
・人材確保
・技術的知識
・コスト
4.世界における食品安全マネジメント
システム規格・認証の現状
4-1.国際的な食品安全マネジメントシステム認証制度の例
ISO22000
(International Organization
for Standardization)
FSSC22000
(Food Safety System
Certification)
SQF
(Safe Quality Food)
運営主体 国際標準化機構(ISO) 食品安全認証財団(FFSC財団) 米国小売協会(FMI) 主な ターゲット 世界 欧州 米国・豪州市場 適用品目 一次産品から小売、製造・加工に 利用する機材、途中の運送など、 フードチェーンに直接・間接的に 関わる全ての組織が認証の対象 ・生鮮の肉、卵、乳製品、魚製品等 ・生鮮の果実・ジュース、野菜等 ・常温での長期保存品(缶詰、ビスケッ ト、スナック類、油、飲料水等) ・ビタミン、添加物等 ・一次産品 ・加工品 ・保管 ・物流 特徴 食品に限らず一般的な品質の管 理システムであるISO9001に、食 品安全の基本である食品の一般 的衛生管理とHACCPを統合した 管理システム ISO22000の一般的衛生管理部分をよ り具体化した管理システム ・システムの他に製品も 認証(製品に認証マーク 付与可) ・食品に対する認証レベ ルを3段階設置 ・レベル3では衛生の他に 品質における危害分析 も実施
4-2.日本における認証数の推移
●国際的なマネジメントシステム認証の広がり
4-3.世界の認証数
国名
認証取得数
世界総数
23,231
中国
8,228
インド
1,123
ギリシャ
1,097
ルーマニア
1,011
イタリア
820
日本
762
トルコ
741
ポーランド
659
フランス
486
スペイン
468
出典:FSSC22000ホームページ(http://www.fssc22000.com/en/)より作成 出典:ISO Survey(http://www.iso.org/iso/iso-survey_2012.zipより作成 2012年統計国名
認証取得数
世界総数
7,930
米国
815
中国
757
日本
661
インド
402
オランダ
330
メキシコ
322
ドイツ
262
フランス
241
ブラジル
212
南アフリカ
207
2014年4月28日現在ISO22000認証取得数
FSSC22000認証取得数
4-4.ISO22000シリーズ
規格番号
発行年
内容
ISO 22000
2005 フードチェーンを構成する組織に対する、食品安全マネジメントシ ステムの要求事項。HACCPシステムと品質マネジメントシステムの 考え方を組み合わせた規格。ISO/TS 22002-1
2009 「食品製造」の食品安全ための前提条件プログラムISO/TS 22002-2
2013 「調理場」の食品安全ための前提条件プログラムISO/TS 22002-3
2011 「農業、畜産業、水産養殖業等」の食品安全ための前提条件プロ グラムISO/TS 22003
2007 ISO22000の審査・認証を行う基幹に対する要求事項ISO/TS 22004
2005 ISO22000適用のための指針(中小企業用ガイダンス)ISO 22005
2007 トレーサビリティシステムの設計・実施のための一般原則及び基本 要求事項ISO 22006
2009 農産物生産段階へのISO9001適用の指針ISO/TS 22002-4
作成中 「食品包装材製造」の食品安全ための前提条件プログラムISO/TS 22002-5
作成中 「輸送・保管」の食品安全ための前提条件プログラム4-5.GFSI(Global Food Safety Initiatives)とは
● 2000年5月に、グローバルに展開する小売業が集まり、食品安全の向上と消費
者の信頼強化に向け、The Consumer Goods Forum(TCGF:世界70カ国、約400
社のメーカー、小売業者、サービス・プロバイダーによる国際的な組織。)の下部
組織として発足した機関。
● 食品安全リスクの低減とコストの最適化を目指し、
乱立する食品安全認証システ
ムの承認
や食品企業の能力向上等の取組を行っている。
食品事故の多発
原料の調達・加工・生産のグローバル化
監査コストの増大
食品安全スキームの多様化
食品安全のグローバル規格の必要性を共有
【目標】 食品安全性の向上
消費者の信頼
コスト削減
2000年5月 GFSI発足
(CIES(国際チェーンストア協会)の年次理事会にて)
食品安全マネジメントシステム間で等価性を図り、収束することにより、
食品安全リスクを軽減するとともに、コストを最適化する。
SQF
GRMS
FSSC22000
IFS
CANADA GAP
Alliance
BRC
Global GAP
Prims GFS
GFSI
承認
ガイダンスドキュメント
への適合性を審査
承認済スキーム
承認中スキーム
ガイダンスドキュメント4-6.GFSI 食品安全認証スキームの承認の仕組み
ガイダンスドキュメントの内容 パートⅠ:ベンチマーキングプロセス 1.ベンチマーキングプロセス 2.ベンチマーク委員会 パートⅡ:スキーム管理に対する要求事項 1.GFSIベンチマーキング申請に対する要求事項 2.食品安全スキームに対する要求事項-所有と管理 3.食品安全スキームに対する要求事項-システム パートⅢ:スキームの適用範囲と主な要素 セクション1:食品及び飼料安全マネジメント セクション2:適正業界セクター規範要求事項 セクション3:HACCP(危害要因分析・重点管理点)あるい は危害要因ベースの要求事項4-7.GFSIガイダンスドキュメント食品サプライチェーンのセクター関係図
○セクター関係図 バージョン6.3対象のセクター
分類コード セクター AI 動物の生産 AII 魚介類の生産 BI 植物の生産 BII 穀類・豆類の生産 C 動物の処理 D 植物性食品の前処理 EI 動物性要冷蔵生鮮食品の処理 EII 植物性要冷蔵生鮮食品の処理 EIII 動・植物性要冷蔵生鮮食品 (混合製品)の処理 EIV 常温保存性食品の処理 F 飼料の製造 L 化学物質・生化学物質の製造 M 食品包装の製造 C 動物の 処理 F 飼料の 製造 AI 動物の 生産 AII 魚介類 の生産 BI 植物の 生産 BII 穀類・ 豆類の 生産 D 植物性 食品の 前処理 EI 動物性要冷蔵 生鮮食品の処理 EI 植物性要冷蔵 生鮮食品の処理 EIII 動・植物性 要冷蔵生鮮食品 (混合製品)処理 EIV 常温保存性食品の 処理 J輸送及び保管サービスの提供(要冷蔵生鮮食品JI、常温保存性食品JII) I 食品安全サービスの提供 K 食品加工装置の製造 M 食品包装の製造 N 食品ブローカー/代理店 G ケ ー タ リ ン グ H 小 売 卸 売 G ケータリング H 小売り・卸売り I 食品安全サービスの提供 J 輸送・配送サービスの提供 K 加工設備製造 N 食品ブローカー代理店 ペットフードh t t p : / / w w w . f o o d - c o m m u n i c a t i o n - p r o j e c t . j p /
4,食品をめぐるISOの現状、課題
食品をめぐるISOの現状、課題
東京海洋大学
先端科学技術研究センター
教授 湯川 剛一郎様
食品をめぐるISOの現状,課題
FCP国際標準に関する勉強会
2014年5月30日(金)
於 中央合同庁舎4号館
東京海洋大学 先端科学技術研究センター
教授(食品流通安全管理専攻)
湯川 剛一郎
技術士(総合技術監理部門,農業部門(食品化学))
資料5
目 次
1. ISOにおけるFSMS関連規格の開発状況
2. ISOの課題
3. 我が国のISO対応の課題
1 ISO/TC34/SC17における
食品安全マネジメントシステム(FSMS)
関連企画の開発状況
1.1 ISO22000等をめぐる動き(1)
時 期
事 項
2001年3月
2001年7月
2002年5月
2003年3月
2003年7月
2004年6月
2004年11月
2005年5月
2005年8月
2005年9月
2005年11月
NWIP(新規作業項目提案)投票開始
NWIP投票結果公表(Pメンバー:39)賛成17,反対1,棄権2,無回答19
我が国がTC/34のPメンバーに
CD(委員会原案)投票開始
CD投票結果公表(投票:43)賛成22,反対6,棄権0,無回答15
DIS(国際規格案)投票開始
DIS投票結果公表(投票:41)賛成38,反対3(豪,仏,日)
FDIS(最終国際規格案)投票開始
FDIS 22000投票結果公表(投票44カ国すべてが賛成)
ISO 22000:2005「食品安全マネジメントシステム-フードチェーンのあらゆる組
織に対する要求事項」発行
ISO/TS 22004「食品安全マネジメントシステム-ISO 22000:2005の適用に関す
ISO22000をめぐる動き(2)
時 期
事 項
2007年2月
2007年5月
2007年7月
2008年7月
2008年7月
2008年8月
2008年10月
2008年12月
2009年5月
2009年9月
ISO/TS 22003:2007「食品安全マネジメントシステム-食品安全マネジメントシ
ステムの審査及び認証を行う機関に対する要求事項」発行
小冊子「ISO 22000 Checklist Are you ready?」発行
ISO 22005「飼料および食品チェーンにおけるトレーサビリティ-システム設計お
よび実施に関する一般原則と基本要求事項」発行
ISO 22000見直し投票
TC34による新SC設立投票
新SC投票結果(賛成28カ国(含む日本),反対8カ国)
BSI/PAS 220「食品製造に関する食品安全のための前提条件プログラム」発
行(ISO 22002-1発行に伴い廃止)
ISO 22000投票結果(確認25カ国,見直し11カ国(含む日本))
GFSIがFSSC 22000を承認(benchmark)
TC34/SC17第1回総会においてISO 22000「確認」を決定
ISO22000等をめぐる動き(3)
時 期
事 項
2009年12月
2011年7月
2011年9月
2011年12月
2013年1月
2013年2月
2013 年6月
2013年12月
2013年12月
ISO/TS 22002-1「食品安全のための前提条件プログラム第1部:食品製造」発
行
BSI/PAS 223「食品容器包装の製造に関する食品安全のための前提条件プロ
グラム及び設計要求事項」発行
BSI/PAS 222「動物飼料の製造に関する食品安全のための前提条件プログラ
ム」発行
SO/TS 22002-3「食品安全のための前提条件プログラム第3部:農業」発行
ISO/TS 22002-2「食品安全のための前提条件プログラム第2部:ケータリン
グ」発行
BSI/PAS 221「食品小売業における食品安全のための前提条件プログラム」
発行
“How to Use ISO 22000”の発行(中小企業によるISO 22000の実施を支援する
ハンドブック)
ISO/TS 22003:2013「食品安全マネジメントシステムの審査及び認証を行う機
関に対する要求事項」発行
ISO/TS 22002-4「食品安全のための前提条件プログラム第4部:食品包装材
の製造」発行
ISO 22000見直し投票(2014年6月まで)
1.2 ISO 22000見直しの論点(個人的な予想)
FSCS(Food Safety Control System:HACCPによるhazard
のcontrol)とFSMS(Food Safety Management System:
FSMSのmanagement)の関係の明確化。
ISO 31000に代表されるriskの概念の導入。Hazardとriskの
明確な区別。
コンサルティング及び外部開発された一般的な指針の取
扱い。
OPRPの管理手法の明確化に関連するAction limit, action
criteriaの用語の導入。
PRP要求事項の記述の詳細化。
食品の安全と関係する表示 (製造者の氏名・住所,食品添
加物,アレルギー物質,ロット符号等)の取扱い。
1.3 SC17戦略プラン
2013-2017
基礎
ISO 22000:2005
見直し決定。2014年1月
作業開始。
ISO 22000ととも
に用いられる特定
の指針
ISO/TS 22002,食品安全のためのPRP
第1部:食品製造(2009)
第2部:ケータリング(2013)
第3部:農業(2011)
第4部:食品包装材料製造
確認(2013)
2015見直し開始
2014見直し開始
2013発行
ISO 22000の使い
方の指針
ISSO 22005:2007
ISO/TS 22004:2005
ISO 22000-Are you ready?:2007
“How to use ISO22000”
(ISO Handbook 2013)
2014見直し開始
見直し作業中,2014年第3
四半期発行予定
見直し計画なし
見直し計画なし
認定付き認証
ISO/TS 22003:2013
2013年12月発行
1.4 作業計画提案
分 野 状 態 作業時期予想 畜産・水産業(動物) ISO/TS 22002-3でカバーさ れる。 2011年発行 農業(植物) 加工 1(腐敗しやすい動物性 製品) ISO/TS 22002-1でカバーさ れる。 2009年発行 加工 2(腐敗しやすい植物性 製品) 加工 3(常温での長期保存 品) 飼料生産 2014年新規作業項目として 提案 承認されれば2014年作業開始 ケータリング ISO/TS 22002-2でカバーさ れる。 2013年発行 流通 作業停止中 ニーズがあれば2014年検討開始 サービス 作業停止中 ニーズがあれば2014年検討開始 輸送及び保管 作業中(SC17/WG6) 2014年に作業再開 装置の製造 作業停止中 ニーズがあれば2014年検討開始 (生化学)化学製品製造 作業停止中 ニーズがあれば2014年検討開始 包装材料製造 ISO/TS 22002-4でカバーさ 2013年発行 資料:SC17 Doc ref N318 (2014/5/15)2 ISOの課題
GFSIとの関係
• ISO/TC34/SC17(以下「ISO」)としては,ISO規格を含むスキーム
であるFSSC22000を承認したGFSIの動きを重視せざるを得ない。
• SC17では,GFSIガイダンス文書見直しのスケジュールに合わせ
ISO 22002シリーズを検討。
• その一方でGFSIだけを重視する姿勢に対する意見も出されて
いる。
規格作成作業
• ISO 22002-x:PRP Transport and Storageについては幹事国が
決まらず作業に入れず。幹事国を担える国と人材が限られてい
る。
• 規格作成作業に参加する国が欧米諸国に片寄っている。
• BSIからGFSIガイダンス文書に関連する分野のPASが発行され
ており,ISOとしても規格発行を急ぐ必要。
3 我が国のISO対応の課題
ISO22000をはじめとするファミリー規格のいずれも国
家規格になっていない。
食品分野においてISO規格を含む有力な認証スキー
ムがない。
欧米の認証機関に比べ,我が国の認証機関の規模
が小さく,海外展開も遅れている。
国際会議に継続的に参加できる専門家が少ない。ま
た,民間組織からの参加が少ない。
規格の検討を行うWGを担える経済力,力量のある組
織,専門家がいない。
4 ISOについてこれから留意すべきこと
4.2 ISO 26000:2010
(JIS Z 26000:2012)
「社会的責任に関する手引き」
定義「社会的責任」:組織の決定及び活動が社会及び環
境に及ぼす影響に対して,次のような透明かつ倫理的な
行動を通じて組織が担う責任。
- 健康及び社会の福祉を含む持続可能な発展に貢献する。
- ステークホルダーの期待に配慮する。
- 関連法令を順守し,国際行動規範と整合している。
- その組織全体に統合され,その組織の関係の中で実践
される
社会的責任の中核課題(1)
人権
• デューディリジェンス
• 人権に関する危機的状況
• 加担の回避
• 苦情解決
• 差別及び社会的弱者
• 市民的及び政治的権利
• 経済的,社会的及び文化的権利
• 労働における基本的原則及び権利
労働慣行
• 雇用及び雇用関係
• 労働条件及び社会的保護
• 社会対話
• 労働における安全衛生
• 職場における人材育成及び訓練
環境
• 汚染の予防
• 持続可能な資源の利用
• 気候変動の緩和及び気候変動への
対応
• 環境保護,生物多様性,及び自然生
息地の回復
公正な事業慣行
• 汚職防止
• 責任ある政治的関与
• 公正な競争
• バリューチェーンにおける社会的責
任の推進
• 財産権の尊重
社会的責任の中核課題(2)
消費者課題
• 公正なマーケティング,事実に即した
偏りのない情報,及び公正な契約慣
行
• 持続可能な消費
• 消費者に対するサービス,支援,並び
に苦情及び紛争の解決
• 消費者データ保護及びプライバシー
• 必要不可欠なサービスへのアクセス
• 教育及び意識向上
コミュニティへの参画及びコミュニ
ティの発展
• コミュニティへの参画
• 教育及び文化
• 雇用創出及び技能開発
• 技術の開発及び技術へのアクセス
• 富及び所得の創出
• 健康
• 社会的投資
ISO 26000の意義
企業が社会の信頼を得るための指針。
企業の危機対応に際し,ISO 26000の中核主題に該当す
る事項で問題を抱えている場合,マスコミの非難が拡大
するおそれ。
企業が海外に進出した場合の,現地政府,国際機関や
NPOによる企業のパフォーマンス評価の基準となる可能
性。
組織にとって「安全」は当然満たすべき事項。ISO 26000
の中核主題は認証制度の差別化のために採用される可
能性も。
連絡先:東京海洋大学品川キャンパス
湯川剛一郎
電話 03-5463-0635(直通)
FAX 03-5463-0635
メール [email protected]
「ゼロ」
です。
東京海洋大学 大学院
海洋科学技術研究科(修士課程)
食品流通安全管理専攻
アドミッションポリシー:食品安全・品質管理について体系的に学習し基
礎力を蓄積すると同時に,問題解決能力・判断力の鍛錬を通じて,食品
安全・品質管理の専門家になること,さらに,食品安全に関わるリスクを
考慮した上での経営方針を企画策定し,実施の指揮を取ることが出来
る,総合的な能力を持つ経営者・管理者として自己の能力を開発したい
という強い意欲を持つ学生を求めます。
入学定員:8名(社会人枠)
選抜方法
• 一般選抜:学力試験(共通科目,専門科目,外国語,口頭試問)
• 社会人特別選抜:学力試験(小論文,口頭試問)
入学時期:10月,4月(出願:7月,1月,入試:8月,2月)
募集
h t t p : / / w w w . f o o d - c o m m u n i c a t i o n - p r o j e c t . j p /
5,GFSIによる国際標準化の経緯と今後の展望について
GFSIによる国際標準化の経緯と今後の展望
について
テュフラインランドジャパン
株式会社
岡田 綾子様
GFSIによる国際標準化の経緯と今後の展望について
テュフ ラインランド ジャパン 株式会社
製品部 リテーラーサービス 食品安全グループ シニアエキスパート岡 田 綾 子
2014年5月30日資料6
本日、お話をする内容
1. GFSI-民間による国際標準化
2. GFSI承認スキーム
64
1.GFSI-民間による国際標準化
1-1. 国際規格と民間規格
WTO -TBT協定 国際規格・ガイドライン等が存在する場合は、WTO加盟国は、その国際規格・ガイドライン等にもと づいて各国の規則策定およびその施行を進めるべきであると明記。 「コーデックス委員会 、国際獣疫事務局(OIE)、および、国際植物保護条約(IPPC)の枠組み内 で運営される関連国際および地域組織を含む関連国際機関によって開発された国際規格、ガイドライ ン、および、提言を基礎とした加盟国間での調和のとれた衛生および植物検疫措置の利用をめざす」 WTO -SPS協定 国際規格 例えば、HACCPの場合; コーデックス CAC/RCP 1-1969 条例(管理運営基準) 地方自治体 国(日本) 食品衛生法 食品等事業者が実施すべき管理運営基準に関す る指針(ガイドライン) 1979年GATT東京ラウンド貿易の技術的障害に関する協定: 1994年GATTウルグアイラウンド衛生および植物検疫措置の適用に関する協定: 民間規格 民間の持つスピードと、市場影響力で、GFSIによる国際標準化が促進。 ISOは国際規格?民間規格? 食品企業 遵守義務 任意 任意 1947年より国際標準を策定 ISO22000Presentation TÜV Rheinland 66 • 民間食品規格は、その範囲、所有、目的において大きく異なる。それゆえ、その影響を一般化する ことは不可能である。 • 民間規格の普及の主な要因は多くの政府が食品産業に対して彼らの製造・販売する食品の安全性を 確実にすることを要求したことによる。 • 民間規格がより処方箋的な指針を出していることについて、長所と短所の両方が示唆された。 • 民間規格への認証が開発途上国の多くの食品事業者にとって市場開放の機会となったものの、認証 コストは特に中小事業者に対して過度な負担となりうる。 • 開発途上国のコーデックス規格を実行する(およびこれらが効果的に実施されていることを表明す る)能力はこれらの国々の生産者・加工者による民間規格の実施への困難をかなりの程度低減する。 • コーデックスのプロセスは182か国に開放されており、コーデックス規格策定プロセスに関わる民間 分野を組み入れるメカニズムがある。 • ほとんどの民間規格およびそのスキームは、広いステークホルダーからのインプットに対して制限 がある。 • 規格構築だけでなくその実施において透明性が必要である。
1-2. コーデックス委員会による民間規格調査結果(2010年)
2005年、WTO-SPS委員会において、民間規格の台頭に関する問題提起があった。 その後、さまざまな国際機関でこの問題について討議され、コーデックス委員会では、 民間規格の市場における重要性を認めた上で、以下のように結論づけた。 国際機関・民間機関等ステークホルダーの協働の有用性を示唆している。 CX/CAC 10/33/13 抜粋・仮訳2000年、TCGF(旧CIES)の会議において、食品事業者のCEOたちは、“食品安全”は非
競争分野として取り扱われるべき課題であるとし、CIESの下位組織としてGFSIを設置
することに合意した。
~ TCGF(The Consumer Goods Forum)によって運営されている機関 ~
The Consumer Goods Forumの前身であるCIES(food Business Forum)は、1953年に設
立された、唯一の独立した国際食品業界ネットワークであり、現在では、3大陸、70ヶ
国、650以上の小売業者・製造業者等からなる機関。
Presentation TÜV Rheinland
GFSIウェブサイトより抜粋・加筆
2-1. GFSI(Global Food Safety Initiative)とは
消費者の食品安全を求める声が高まるとともに、消費者嗜好はさまざま多様化し、市場変化のスピー ドは速い。そういったなか、欧州市場で寡占化した(つまり市場で影響力をもつ)小売にとって、 増加していくPB(プライベートブランド)製品を効率的・効果的に管理していかなければならない という命題が背景にあった。 食品安全への取組の必要性 さまざまな小売による、さまざまな基準の存在 監査対応によって増えるサプライヤー負担
2-2. GFSI設立(2000年)の背景
欧州-食品安全行政 BSEやダイオキシン等の食品事故の発生、遺伝子組換え作物問題等 “食の安全”が議論されるなか、2000年「食品安全白書」が発行され、 食品安全行政に対する指針が提言された。 食品安全に関する全ての点から独立した科学的助言、ラピッドアラートシステムの運営、及び、リ スクコミュニケーションに責任をもつ機関の設立 「農場から食卓まで」の全ての食品の観点を網羅する、改良された法的枠組み 国による管理システムのさらなるハーモナイゼーション 消費者とその他ステークホルダーとのダイアログ 欧州-小売業界 ~ 世界の食品安全行政の方向性を明確にした文書 ~2-3. GFSIの目的および主な活動
Presentation TÜV Rheinland 70 サプライ チェーンの コスト管理 食品安全 リスク 低減 能力開発と キャパシティ ビルディング 知識共有及び ネット ワーキング以下4つの目的のもと・・・
第三者認証スキームの承認 第三者認証前段階の組織むけ指針の策定・活用2-4. GFSI承認スキーム -
2014年5月現在 9スキーム
GFSIウェブサイトより ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨Presentation TÜV Rheinland 72
2-5. GFSI承認スキーム - 概要
スキーム スキームオーナー マネジメントシステム 対象プロセス ①BRC Global Standard BRC-英国小売協会 HACCP・GMPを含む食品品質・安全マネジメントシステム 添加物等を含む一般食品・食品包装資材製造 ②CANADA GAP CanAgPlus(カナダ) HACCP・GAPを含む食品安全マネジメントシステム 農産物生産 ③FSSC22000 食品安全認証財団(オラ ンダ) HACCP・GMPを含む食品安全マネジメントシステム 添加物等を含む一般食品・食品包装資材製造 ④Global Aquaculture Alliance Global Aquaculture Alliance (米国) HACCP・GAPを含む食品安全マネ ジメントシステム 水産物加工 (養殖は承認範囲外) ⑤Global GAP Food Plus(ドイツ) HACCP・GAPを含む食品安全マネ
ジメントシステム 農産物生産・取扱
⑥Global Red Meat
Standard Danish Agriculture & Food Council (デンマーク)
HACCP・GAP/GMPを含む食品品
質安全マネジメントシステム 畜産、畜産製品加工
⑦International
Featured Standard HDE(ドイツ小売協会) HACCP・GMPを含む食品品質・安全マネジメントシステム 添加物等を含む一般食品・食品包装資材製造 ⑧Primus GFS Azzule Systems (米国) HACCP・GAP/GMPを含む食品安
全マネジメントシステム
農産物生産、農産物加工 (常温品含む)
⑨SQF Safe Quality Food Initiative-SQFI ( Food Marketing Institute-FMI)米国 HACCP・GAP/GMPを含む食品品 質安全マネジメントシステム 農業、畜産業、一般食品・飼料・食品包装資材製造、 保管・物流
Dutch HACCPを運営している食品安全認証財団(オランダ)が、ダノン、 クラフト、ユニリーバ、ネスレ等で策定されたPAS220とISO22000を採用 し、規格化した。認定規格はISO17021。納入要件として活用する場合、二 者監査との併用で活用される傾向にある。 2010年からGFSI承認スキームとして運営 90 登録認証機関 7000 被認証組織 144 ヶ国 トップ 5 国: 米国、中国、日本、インド、オランダ
2-6. GFSI小売系スキームと製造業系スキーム
小売系スキーム - IFS,BRC, SQF 製造業系スキーム - FSSC22000 GFSI設立初期段階に承認された規格として、英国小売協会に策定されたBRC、ドイツ 小売協会がフランス・イタリア小売協会と協働で策定したIFSの2つがあり、これら は広く世界に普及している。オーストラリア政府によって策定され、現在、米国FMI (食品マーケティング協会)の管理にあるSQFも、2005年に承認された。 小売系スキームは、ISO/IEC17065を認定規格に採用しており、小売によるPB製品の サプライヤー管理の色が強い。また、これらは品質要求事項を含む。ISO 17021 ISO/IEC 17065 マネジメントシステムの文書化、実施 製品とその製造の適合性 契約への適合 特に関連法への準拠システムの有効性 広範な適用範囲選択プロセスの二段階審査 製品グループ及びプロセスに関するシステマ ティックな適用範囲選択 報告書内容細部は、各認証機関が独自に設定。 顧客要求事項を含めた評価 3年の認証サイクル 製品及びプロセスに特定の監査員資格 スキーム・オーナーによるサーベイランスの標 準化された規則 1年の認証サイクル ー 有益な一貫性の保証 を提供 Presentation TÜV Rheinland 74
2-7. ISO17021とISO/IEC 17065比較
以下、IFSウェブサイトに掲載された、BRC、IFS、SQFの3者連名で発行されている“The Benefits of Choosing an ISO/IEC 17065 Managed Scheme”(ISO/IEC 17065管理スキームを選択する利点) より、抜粋・仮訳。尚、ISO/IEC17065管理スキームによる文書であるため、その点は考慮した上での理解が必要である。