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調査タイトル : 一般名処方に関する調査 調査方法 : インターネットリサーチ 調査対象 : 医師 医療従事者向け専門サイト CareNet.com 医師会員 有効回答数 :1,000 サンプル 調査日時 :2011 年 12 月 19 日 ( 月 )~20 日 ( 火 ) 設問詳細 一般名処方 に

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(1)

2011 年 12 月 28 日

株式会社ケアネット

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、

代表取締役社長:大野元泰、証券コード:2150)は 12 月 19~20 日、当社医師会員 1,000 人に対し、薬

剤の一般名処方に関する意識調査を実施しました。

厚労省による後発医薬品の使用促進策のひとつとして、個々の商品名ではなく一般名による処方を

推進する動きがあることを受け、現在の処方実態および今後の意向について調査したもので、一般名

処方を行なっている医師は全体の 2 割未満という結果となりました。以下、詳細を報告いたします。

【結果概要】

◆ 医師の 8 割以上が、『一般名処方は行なっていない』と回答

『一部行なっている』という医師 11%を含めると、一般名処方を行なっている医師は全体の 17%。現状

では、8 割以上の医師が商品名での処方のみという結果になった。

◆ 『今後は行なっても良い』派、「ジェネリック薬が増え、名前を覚え切れない」

現在一般名処方を行なっていない医師に今後の意向を尋ねたところ、6%が『行いたい』、44%が『薬

剤によっては一般名処方でも良い』と回答。理由については、「次々に増えるジェネリック薬の商品

名を覚え切れない」「投薬ミスが減りそう」といった回答が多く見られた。

◆ 『今後も行いたくない』派、「新たに一般名を覚えるのが大変」「ジェネリック薬全てを信頼できるわけ

ではない」

現在一般名処方を行なっていない医師のうち 50%が、『今後も行いたくない』と回答。理由として特

に多く見られたのが、「一般名は長く覚えにくいため、記載時のミスがこわい」「商品名で既に記憶し

ている。新たに覚えなおす時間が無駄」といったもの。また「製品によって効き方にばらつきがある」

「一般名処方ではどの薬剤が実際に渡されるのかわからない中、責任が持てない」など、ジェネリッ

ク薬の信頼性が高くないことからのコメントも多く寄せられた。

◆ 『今後、薬剤によっては OK』派、「一般名が既に浸透しているもの」「変更に慎重な薬剤以外」

今後について『薬剤によっては一般名処方でも良い』とした医師も、一般名の長さ、煩雑さを挙げ

「既に名称が浸透していれば OK」といった意見が多い。また、「薬効の厳密さを求めない、かつ品質

に差がないもの」「命に関わるような薬剤については絶対に一般名で処方したくない」といった、ジェ

ネリック薬への信頼感で左右される意見も見られた。

ケアネット、医師 1,000 人に調査

一般名処方を行なっているのは全体の 2 割未満

今後の意向「行ってもよい」「行いたくない」、意見真っ二つに

(2)

【設問詳細】

「一般名処方」についてお尋ねします。

12 月 15 日付の『日刊薬業』によると、

『厚生労働省は14日の中医協(中央社会保険医療協議会)総会に、後発医薬品の使用促進について骨子案を提

示し了承された。「後発医薬品調剤体制加算」の加算要件変更や、「薬剤情報提供文書」を活用した後発品の情報

提供など、診療報酬や調剤報酬上の促進策を盛り込んでいる。

(中略)

また保険薬局の後発品の在庫負担を軽減するため、医師が処方箋を交付する際の一般名処方を推進する。骨子

では具体的な推進方法までは明記していないが、厚労省保険局は総会終了後の会見で「療養担当規則の改正や

報酬上の評価が想定される」と述べた。また、処方箋様式については、個々の医薬品について変更の可否を明示

する様式に変更する。』

とのこと。そこで先生にお尋ねします。

Q1.先生の勤務施設では、一般名処方を行なっていますか?

1. 行なっている

2. 一部行なっている

3. 行なっていない

Q2.Q1 で「行なっていない」と回答した先生にお尋ねします。今後一般名処方を行う予定はありますか?

1. 行いたい

2. 薬剤によっては一般名処方でも良い

3. 行いたくない

Q3.上記を選択された理由、その他コメント・ご意見をお願いします。

調査タイトル

:一般名処方に関する調査

調査方法

:インターネットリサーチ

調査対象

:医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員

有効回答数

:1,000 サンプル

調査日時

:2011 年 12 月 19 日(月)~20 日(火)

(3)

◇ 医師からのコメント抜粋 ◇ (一部割愛・編集しています)

「後発品を患者さんが自由に選んでほしい。 医師は適応をあわせる義務だけで十分と思うから」(40 代,病院勤務) 「具体的薬品名が重要でないと考えているため」(40 代,病院勤務) 「処方する時薬剤師にも十分勉強してもらっていることが大前提になるが、薬剤の選択の幅が広がるから。」(40 代,診療所勤務) 「調剤薬局でジェネリックも含め選択することになっています。」(40 代,病院勤務) 「電子カルテなので自動的に」(40 代,病院勤務) 「病院の電子カルテシステム上、一般名処方となっているから」(50 代,病院勤務) 「憶えているものに関しては、一般名処方を行っている。」(40 代,診療所勤務) 「ジェネリックのある薬では一般名で処方することが可能です。」(50 代,病院勤務) 「後発品の名前を混同することが多く間違いのもととなるため、若い先生への指導として一般名を使うようにしています。」(30 代, 病院勤務) 「後発品の採用品目が薬局毎に異なるから」(50 代,診療所勤務) 「ジェネリックを採用したい患者さんのため。」(50 代,その他) 「院外処方については実施。」(50 代,病院勤務) 「出来ると思うし、慣れた薬は一般名で出しているが、最近メーカーから形状や効果の違いについて説明があり、きちんと知らな い薬の一般名処方は控えようと考えている。」(30 代,診療所勤務) 「例えばタキソールとタキソテールなど混同しやすい薬剤は一般名処方を行なっている」(40 代,病院勤務) 「ジェネリックに変更となったとき、正確な名前が出てこない場合に使用する程度。」(70 代以上,病院勤務)

◆「今後は行いたい」 6%

「ジェネリックが次々に導入されており,混乱を避けるためにも必要である」(50 代,病院勤務) 「他院・他科とも共通言語で話したいから.」(20 代,病院勤務) 「後発医薬品が多く(名前が多く)、投薬ミスを避けるためにも、一般名のみでの処方が望ましい。」(20 代,病院勤務) 「施設のPC入力が商品名にしか対応できず困っている」(50 代,病院勤務) 「同種異名の薬剤をチェックする必要がなくなる」(60 代,病院勤務) 「間違いが少なくなりそうだから。」(40 代,病院勤務) 「学術論文を読むのに、一般名を知っておくほうが良いから。」(50 代,診療所勤務) 「多数のジェネリック医薬品名をすべて覚えることは困難となりつつある.類似商品名に起因する薬剤誤投与がおこりやすい.」 (50 代,病院勤務)

「行なっている」 6%

「一部行なっている」 11%

「行なっていない」 83%

(4)

「信頼できる文献を検索するときは一般名だし、一つの薬剤にわざわざ商品名を、それもメーカーによって別々のものを覚える のは煩瑣。そのエネルギーを診療に回したい。」(40 代,病院勤務) 「後発品が採用されているが、商品名を覚えないと、 入力時に該当薬品なしと表示され、不便でかつ、こちらの思った治療が出 来ない」(40 代,病院勤務)(40 代,病院勤務)

◆「薬剤によっては一般名処方でも良い」 44%

「一般名がポピュラーなものとそうでないもので、考えたい。」(50 代,病院勤務) 「一般名で使用した方が気が楽なときがある。たとえば、同じ薬を2つのメーカーが発売するときなど。」(50 代,診療所勤務) 「今まで商品名を覚えてきたので、すべての薬剤を一般名で覚えなおすのは大変である。」(30 代,病院勤務) 「使い慣れた「商品名」で処方を行なってきたので、いきなり全てとはきつい。院外調剤薬局で対応して欲しいと思う。」(50 代,病 院勤務) 「一般名で検索することはできるが、商品名に変換された薬剤が表示され、選択することになっている。院外処方の場合は、一 般名入力で薬価などにより患者さんに選択してもらえればよいのかもしれない。」(30 代,病院勤務) 「種類によっては指定したい薬剤があるため。」(50 代,病院勤務) 「薬局や病院が変わっても、その都度製品名を覚えなくてすむから。」(40 代,病院勤務) 「電子カルテではないので全ての一般名を覚えることは不可能であるし、無理をするとミスに繋がる恐れがある。」(50 代,診療所 勤務) 「降圧剤など、変更に慎重な薬剤がある。」(50 代,診療所勤務) 「合剤はどうするのか、OD 錠はどうするのか、フロモックスなど一般名が長いものはどうするのか、問題山積のため。」(40 代,診 療所勤務) 「商品名のほうが慣れている。プレドニゾロンのように一般名も一人歩きしているようなものは一般名でもいいと思う。」(40 代,病 院勤務) 「後発品も良いですが、溶けない坐薬・降圧しない降圧剤・突然の販売中止等、全てをどんな後発品に変えて良い訳ではない。」 (40 代,病院勤務) 「後発品も様々で、信頼できない製品もあるから。」(50 代,診療所勤務) 「先発品使用が「悪」で後発品使用が「善」のような考え方です。それならば後発品が出た先発品は廃止すればよい。しかし、先 発品にはその信頼性と、永続性があります。一方後発品は安いのみ、永続性はない。と思われる。」(50 代,その他) 「命にかかわるような薬は絶対一般名で処方したくない」(50 代,その他) 「後発品の名前が変わるたびに新しい名前を覚えなければならず、間違いが起こりやすいと考えるから。一方、新製品について は製品名の方が覚えやすいので、すべてを一般名に、というのは今のところかえって難しい。」(50 代,病院勤務) 「最近のジェネリックは一般名になっていますので、そちらは一般名で良いと思います」(50 代,診療所勤務) 「先発品の名が知れ渡っているものを改めて一般名で覚え直すのは労力がいる。それならはじめから先発品も一般名で発売し た方がいい。」(30 代,病院勤務) 「精神科なので、剤形や名前にこだわりのある患者がいるため。」(30 代,診療所勤務) 「後発品は一般名+メーカー名に統一すべきである。」(40 代,病院勤務)

◆「(今後も)行いたくない」50%

「処方の際の最終責任は処方した医師にある訳だから、一般名処方して実際にどれが患者に処方されたか処方した医師自身 に不明ならば、一般名処方はしたくない。」(50 代,病院勤務) 「希望しない薬剤が出される可能性がある。」(60 代,その他) 「ジェネリックの信頼性がいまひとつであり、現時点ではまだ使用したくない。」(60 代,病院勤務)

(5)

「患者さんも商品名で覚えていることが多く、先発・後発を問わず、有効成分が同じとしても変更は嫌がられることが少なくない。」 (50 代,その他) 「ジェネリック医薬品の情報提供や副作用時の対応の悪さなどをきちんとしない後発品メーカーのためにそんなことはしたくな い。」(30 代,病院勤務) 「頻回に使用する薬に関しては問題ないが、そうでない場合、一般名を覚えるには、あるいは調べるには時間がかかります。誤 記する可能性も高くなります。」(40 代,病院勤務) 「一般名は、覚えにくい、思い違いで、間違いが怖い。先発品名で処方した上で、ジェネリック変更が可能でいけないものか?薬 剤師さんという専門家がおられるのでジェネリックなどの使い分けはお任せして、医師は診断・治療に専念すべきではないか? 」 (50 代,診療所勤務) 「一般名で処方すると、実際に処方された商品名が分からないので(また、後発薬品の商品名を多くの医師は知らない)、患者さ んからの問い合わせがあったときなど情報伝達ミスの元になる。」(50 代,病院勤務) 「一般名は長く、これを間違いなく書いたり覚えることは時間的に無理、無駄がある。そのような時間を診察に使いたい」(50 代, 病院勤務) 「その薬を処方するには意図があるから」(40 代,病院勤務) 「覚えにくい薬剤名ばかりだから」(40 代,その他) 「薬効・系統・一般名・剤形・用量で理解しており,一般名での処方となると煩雑。手書きあるいは電カル処方でも煩雑と思う。後 発薬で一般名に類似した薬剤もあるのでかえってトラブルがふえるのでは・・。」(40 代,病院勤務) 「ジェネリックの効能は先発品とは雲泥の差であり,使用したくない。ジェネリックに移行させるより,薬価自体を下げる方向でお 願いしたい.」(40 代,病院勤務)

【『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)について】

10 万人の医師会員を含む、15 万人の医療従事者向け臨床医学情報専門サイトです(会員制、無料)。

日々の診療に役立つ情報、“臨床力”の向上に役立つ医学・医療コンテンツを提供しています。

多忙な医師がスピーディーに医薬情報(病態・作用メカニズムなど)を習得できる『e ディテーリング®』、

抗がん剤の適正投与量や副作用の対処法を解説した『実践!化学療法』、その他医療ニュースや各種

学会情報、動画インタビューなど、医師・医療従事者の効率的な情報収集を支援するサービスとなって

います。

【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp

◇所在地

〒102-0074 東京都千代田区九段南 1-5-6 りそな九段ビル

◇設立

1996 年 7 月 1 日

◇代表者

代表取締役社長 大野 元泰

◇公開市場

東証マザーズ (証券コード : 2150)

◇事業内容

製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス

・インターネットによる医薬情報提供システム 『eディテーリング®』

・インターネットによる市場調査システム『e リサーチ™』

医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス

・臨床研修指定病院向け e ラーニングシステム『レジデント Japan』

http://www.resident.jp/

・臨床医学情報専門サイト 『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム) 会員制・無料

http://www.carenet.com

・開業医向け医療情報・動画サイト『医楽座』

http://irakuza.carenet.com/

・ケアネット TV の人気番組を DVD 化した医学映像教材 『ケアネット DVD』

◆お問い合わせ先◆

株式会社ケアネット メディア本部 広報担当

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