沖縄県那覇市に住む高校生のエミリーさんが行った,沖縄県とその県庁所在地である那覇市周 辺地域の調査に関して,問 1 〜問 4 に答えよ。 問 1 エミリーさんは,資料 1 中のア〜エの地点の上空から,那覇港にある四つのふ頭をそれぞれ の方向に撮影した航空写真を得た。このうち,資料 1 中のイから撮影した写真として 最も適切なものを,あとの 1 〜 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 9 。 資料 1 【共通問題】
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(国土地理院発行 50,000 分の 1 地形図「那覇」平成 19 年発行などに一部加筆) ア イ エ ウ 新港ふ頭 那覇ふ頭 泊ふ頭 浦添ふ頭(那覇港湾・空港整備事務所のホームページによる)
1 2
3 4
問 2 エミリーさんは,那覇市をはじめとする沖縄県へ進出した情報通信関連産業に関する資料 2 ∼資料 4 を得た。これらの資料から読み取った文として最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 10 。 資料 2 沖縄県へ進出した情報通信関連産業の企業数及び雇用者数の推移 注)2011 年は 1 月末,その他の年は 3 月末 (「新沖縄県情報通信産業振興計画(仮称)策定調査事業報告書」などにより作成) 雇用者数 企業数 0 50 100 150 200 250 企業数(社) 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 (年) 雇用者数(人)
資料 3 情報通信関連産業が沖縄県へ進出した主な理由 資料 4 情報通信関連産業が沖縄県へ進出した後の課題(%) 1 資料 2 から,企業数及び雇用者数は,2002 年に比べ 2011 年はいずれも 10 倍以上増加 している。 2 資料 3 から,情報通信関連産業が沖縄県へ進出した主な理由は,温暖な気候・自然環境 をあげた企業数が最も多い。 3 資料 3 と資料 4 から,情報通信関連産業の進出後の課題は,人材不足を挙げているもの が最大だが,進出した主な理由としては,若い人材や優秀な人材が多いと回答している企 業もあった。 4 資料 4 から,沖縄県へ進出した後の課題として,今のところ特に不満はないとの回答が 50 % 以上ある。 注)有効回答総数 72 件(複数回答可) 人件費が安い 若い人材が多い オフィスの賃料が安い 優秀な人材が多い 本土との同時被 災可能性の低さ アジア諸国への近さ 雇用補助金 温暖な気候・自然環境 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45(件) 42 24 18 13 12 11 10 8 注)有効回答総数 69 件(複数回答可) (「新沖縄県情報通信産業振興計画(仮称)策定調査事業報告書」などにより作成) 支援制度が使いづらい 21 沖縄進出の対費用効果が低い 13 その他 7 施設設備に不満 6 行政側の支援が不十分 9 人材不足 29 今のところ特に不満はない 15
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問 3 エミリーさんは,那覇空港を起点とした日本とアジアの主要都市間を結ぶ航空ネットワー クに関心をもち,資料 5 ∼資料 7 を得た。これらの資料から読み取った文として最も適切な ものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 11 。 資料 5 那覇空港からの主要航空路線とその所要時間 資料 6 那覇空港を利用する航空会社のタイムテーブル 那覇空港は,2011 年 8 月に国際物流関連産業において地域の中継点となるハブ空港 としてオープンし,アジアの複数の都市とつながった。夜中に各空港から着いた飛行機 は,那覇空港で貨物を積み替え,翌朝にはアジア各地に向けて出発する。 (『日本の再生はアジアから始まる』などにより作成) シャンハイ ペキン ハノイ ソウル 羽田 関西 成田 ホンコン バンコク 那覇空港 タイペイ シャンハイ 2 時間 5 分 ソウル 2 時間 15 分 羽田 2 時間 40 分 関西 2 時間 15 分 成田 3 時間 1 時間 2 時間 3 時間 4 時間 ホンコン 2 時間 20 分 バンコク 4 時間 10 分 航空路線と所要時間 タイペイ 1 時間 25 分 那覇空港 各空港 出発時刻 各空港 到着時刻 羽田 24:00 羽田 翌朝 07:40 成田 22:30 成田 翌朝 08:45 関西 24:05 関西 翌朝 08:00 ソウル 23:25 ソウル 翌朝 07:55 シャンハイ 25:10 シャンハイ 翌朝 04:25 ホンコン 24:15 ホンコン 翌朝 06:50 タイペイ 23:25 タイペイ 翌朝 06:55 バンコク 20:00 バンコク 翌朝 07:50
資料 7 那覇空港の輸出入(2012 年 単位:%) 1 資料 5 から,那覇空港から成田空港をはじめとするアジアの主要空港までの所要時間 は,すべて 2 時間以内である。 2 資料 6 から,羽田空港を 24 時に出発した飛行機は,那覇空港で貨物を積み替え,早け れば翌朝 7 時 40 分に羽田空港に戻ることができる。 3 資料 7 から,2012 年には,那覇空港は輸出入とも輸送用機器が最も多く,輸出超過に なっている。 4 資料 6 と資料 7 から,国際物流関連産業のハブ空港としてオープンした那覇空港では, 国際線の貨物を取扱うようになったが,相手国・地域はアジアの諸都市に限定されている。 輸出額 4,629,271 千円 再輸出品 80 電気機器 12 魚介類及び 同調製品 2 その他 6 [輸出]品目 相手国・地域 デンマーク シンガポール 台湾 その他 ホンコン 0 20 40 60 80 100 (%) マカオ 注)「再輸出品」とは,日本から輸出する外国産貨物のことである。 (沖縄地区税関のホームページなどにより作成) 相手国・地域 アメリカ 合衆国 大韓民国 ブラジル その他 0 20 40 60 80 100 (%) 台湾 中華人民共和国 輸入額 13,796,117 千円 その他 35 電気機器 17 一般機械 19 [輸入]品目 輸送用 機器 29
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問 4 エミリーさんたちは,沖縄県那覇市と北海道札幌市について調べ,その結果を資料 8 ∼資 料 11 にまとめて特徴を比較した。これらの資料をもとに読み取ったり推察したりした文と して最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 12 。 資料 8 エミリーさんが市役所で調べた観光情報 資料 9 ユウタさんが図書館で調べた人口統計 沖縄県那覇市の観光情報(2011 年) ○ 亜熱帯気候/台風銀座/梅雨がある ○ 観光客数は 5,379,472 人。このうち 県外からが全体の約 94.4 % を占める。 ○ 航空機利用は,「東京」が最も多く, 観光客数の 47.9 % を占めている。船 舶利用は,「鹿児島」の割合が高い。 ○ 滞在中に訪れた観光地は,「国際通 り周辺」が最も多く,次いで「首里城」 となっている。 道路は入り組んでいる。 北海道札幌市の観光情報(2011 年) ○ 雪の多い冬/梅雨のない夏 ○ 観光客数は 12,165,000 人。このうち 道内からが全体の 59.2 % を占める。 ○ 自家用車で訪れる人が最も多く,観 光客数の 53.0 % を占め,次いでJR が 23.2 %,バスが 23.1 %,航空機利 用はごくわずかである。 ○ 滞在中に訪れた観光地は,「円山動 物園」が最も多く,その他に「大通公 園」などが有名である。 道路は主に碁盤目状になっている。 気候 観光客 交通 機関 観光地 注)年齢別人口構成は,四捨五入しているため 内訳の数値を合計しても 100 % にはならない。 (那覇市のホームページなどにより作成) 那覇市 人口に関するデータ 札幌市 315,954 人口総数(人) 1,913,545 8,052 人口密度(人/km2 ) 1,707 那覇市 年齢別人口構成 札幌市 (%) 16.4 0 ∼14 歳 11.7 65.7 15∼64 歳 67.7 17.8 65 歳以上 20.5 那覇市 産業別就業者割合 札幌市 (%) 0.8 第 1 次産業 0.5 11.3 第 2 次産業 15.2 87.9 第 3 次産業 84.3 DATE TITLE 人口統計(2010 年)
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資料10 ミキさんが調べた那覇市と札幌市の降水量と気温 資料11 ユイさんがノートに貼った那覇市と札幌市の中心部の地形図 1 資料 8 の 観光客 と資料 9 の 人口に関するデータ をみると,那覇市と札幌市それ ぞれの都市を訪れる観光客数は,いずれも人口の 10 倍以上である。 2 資料 9 中の 年齢別人口構成 をみると, 0 〜14 歳の人口割合は那覇市の方が高く, 産業別就業者割合 の第 3 次産業を比較すると札幌市の方が高くなっている。 3 資料 8 中の 気候 をみると,那覇市は台風銀座とよばれたり梅雨があったりするの で,資料 10 中で那覇市の降水量を示すグラフはイであろう。 4 資料 8 中の 観光地 をみると,那覇市の道路は入り組んでいるとあるので,資料 11 中のウの地形図が那覇市のものだろう。 那覇市 年平均気温 23.1 ℃ 31.8 ℃( 7 月) 14.6 ℃( 1 月) 札幌市 年平均気温 8.9 ℃ 26.4 ℃( 8 月) -7.0 ℃( 1 月) 月平均最高気温 月平均最低気温 (℃) -5 35 30 25 20 15 10 5 0 -10 降水量 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12(月) 0 50 100 150 200 250 300 ア イ (㎜) (国土地理院のホームページなどにより作成) ウ 都市の地形図 エ 都市の地形図東南アジアの調査に関して,問 1 ∼問 4 に答えよ。 問 1 サエコさんは,2004 年にスマトラ島で起きた大地震の震源地がその近くの海溝付近にあ ることを知り,東南アジアの海溝について調べた。資料 1 を参考に,東南アジアにある海溝 として最も適切なものを,資料 2 中の 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 13 。 資料 1 東南アジア付近のプレート境界 資料 2 【共通問題】
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0 1,000 km (『Diercke Weltatlas』により作成) 0 1,000 km 1 2 3 4 スマトラ島 震源地 スンダ(ジャワ)海溝Ⓑ
問 2 サエコさんは,東南アジアの農業について興味をもち,資料 3 に示した 4 枚の写真を得 た。このうち,一つは主に国内消費用に作られている作物の栽培の様子であり,残りの三つ は主に輸出用のものの栽培の様子である。主に国内消費用に作られている作物の栽培の様子 を示した写真として最も適切なものを,資料 3 中の 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。 解答番号は 14 。 資料 3 東南アジアにおける主な作物の栽培の様子を示した写真 インドネシアの稲の栽培 マレーシアの油ヤシの栽培 フィリピンのバナナの栽培 ベトナムのコーヒーの栽培 (http://stopchildlabour.jp などによる) 1 2 3 4問 3 サエコさんは,東南アジアの工業化に興味をもち,そのうち日本企業が最も多く進出して いるタイに関する資料 4 と資料 5 を作成し,資料 6 を得た。これらの資料から読み取った文 として最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 15 。 資料 4 地域別,県別にみたタイの工業団地数(2011 年) (JETRO資料などにより作成) 北部 北東部 中央部 バンコク 南部 1 か所 2 か所以上 ∼ 4 か所以下 5 か所以上 ∼10 か所以下 11 か所以上 300 km 0 地域の境 県の境
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資料 5 タイに進出している日本企業数の推移 資料 6 アジア通貨危機の説明 1997 年,タイの通貨であるバーツが変動相場制に移行した。これは事実上の通貨切 り下げにあたり,インドネシアや大韓民国などの通貨も大幅に下落した。アジア各国で 銀行や民間企業の破綻が相次いで,深刻な景気後退に見舞われた。これを,アジア通貨 危機という。 (「バンコク日本人商工会議所資料」などにより作成) 1 資料 4 から,工業団地が造成された県が最も多い地域は中央部で,バンコクに造成され た工業団地数は 11 か所以上である。 2 資料 4 から,北部,北東部,南部のいずれの地域にも工業団地が造成された県がみられ るが,この三つの地域はいずれも,地域内に 5 か所以上の工業団地をもっている。 3 資料 4 と資料 5 から,2011 年には,工業団地のある県の数は 10 以上あり,タイに進出 している日本企業は 1,000 社以上ある。 4 資料 5 と資料 6 から,アジア通貨危機が起きた 1997 年から 2002 年にかけて,タイに進 出している日本企業は一貫して増加している。 注)タイに進出している日本企業とは,バンコク日本人商工会議所に登録している企業を示す。 0 500 1,000 1,500(社) 2010 2005 2000 1995 1990 1985 (年)問 4 サエコさんは,資料 7 のように,東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟している 10 か 国を,原加盟 5 か国とあとから加盟した 5 か国にグループ分けし,その二つのグループの特 徴を比較するため資料 8 と資料 9 を作成した。資料 9 中のア∼ウは,それぞれ農業従事者 数,年少人口,海外在留邦人数のいずれかである。資料 8 を参考に,資料 9 中のア∼ウに当 てはまる項目名の組合せとして最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。 解答番号は 16 。 資料 7 ASEAN原加盟 5 か国 (インドネシア,シンガポール, タイ,フィリピン,マレーシア) ASEANにあとから加盟した 5 か国 (カンボジア,ブルネイ, ベトナム,ミャンマー,ラオス) 1,000 km 0
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資料 8 資料 9 ア イ ウ 1 農業従事者数 年少人口 海外在留邦人数 2 農業従事者数 海外在留邦人数 年少人口 3 海外在留邦人数 農業従事者数 年少人口 4 海外在留邦人数 年少人口 農業従事者数 米の生産量(2010 年) 人口(2011 年) 貿易額(2011 年) 原加盟 5 か国 57.9 % 73.6 % 89.7 % あとから 加盟した 5 か国 42.1 % 26.4 % 10.3 % 注)・農業従事者数は 2010 年,年少人口,海外在留邦人は 2011 年の統計である。 ・ 年少人口とは 0 歳以上∼14 歳以下の人口のことで,海外在留邦人とは海外に居住している日本人のことである。 (『世界国勢図会 2012/13 年版』などにより作成) ア イ ウ 原加盟 5 か国 60.4 % 74.1 % 90.8 % あとから 加盟した 5 か国 39.6 % 25.9 % 9.2 %環境,資源・エネルギー問題に関して,問 1 ∼問 4 に答えよ。 問 1 資料 1 は,PM 2.5 などの大気汚染物質の濃度が高く視界が不良な日と,視界が良好な日 の景観を比較したものである。資料 1 に関して,先生と生徒の会話文中の空欄 X , Y に当てはまるものの組合せとして最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ 選べ。解答番号は 17 。 資料 1 ある都市の同じ場所で異なる日に撮影された写真(2013 年撮影) 生徒:どうしてこんなに大気汚染がひどくなっているのですか。 先生:かつての日本では,工業地域や大都市圏を中心に,経済成長に伴って自動車や工 場などでの化石燃料の消費が急増し,大気汚染物質を含んだ排出ガスが大量に発 生していました。これらは公害問題として改善策が講じられ,現在では発生はか なり抑えられています。 生徒:それでは,なぜこの写真で見られるように,大気汚染が改善されていないのです か。 先生:実は,経済成長が著しく化石燃料の消費が急増した近隣諸国の影響があるといわ れています。PM 2.5 などの大気汚染物質は非常に小さく軽いので,その一部が X に乗って日本に飛来しているといわれています。資料 2 は,1998 年と 2011 年の大気汚染の程度を示したものです。どちらが 2011 年のものか分かりま すか。 生徒: Y だと思います。 先生:そうですね。日本では,いま私たちがもっている技術や知識を,近隣国の関係機 関に提供しようとしています。 生徒:環境問題の解決のためには,国を越えた協力が必要ですね。 【選択問題】
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視界が不良の日 視界が良好の日資料 2 都道府県別にみた大気汚染観測所の環境基準値達成率 X Y 1 偏西風 ア 2 偏西風 イ 3 貿易風 ア 4 貿易風 イ ア イ 注)大気汚染の程度は,各都道府県における観測 施設のうち,年平 環境基準値を達成した箇所 が占める割合(%)を基にしている。 (環境省ホームページなどによる) 凡 例 ほとんど達成できず(達成率 30 % 未満) あまり達成できず(達成率 30 % 以上∼60 % 未満) ある程度達成できた(達成率 60 % 以上∼100 % 未満) すべて達成できた(達成率 100 %)
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問 2 資料 3 は,かつてある資源を採掘していた長崎県池島の施設における研修センターの様子 と国際協力プログラムを説明したものである。資料 4 中の A , B は,それぞれ 石炭と石油のいずれかを示し,資料 5 の ア , イ も同様である。資料 3 を基に, A と B , ア と イ のそれぞれにおいて,池島で採掘されていた資源 と同じものの組合せとして最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。 解答番号は 18 。 資料 3 この資源は,20 世紀中頃までは日本国内の主要なエネルギー資源として日本各地で採 掘されていた。ところが 1960 年頃になると,海外からの安価な資源が輸入されはじめ たり,この資源に変わって別の資源がエネルギー供給の中心となり,価格が下落した。 池島など日本国内の採掘施設では地下に坑道を掘り進めて採掘する方式が多く,一度 に大量に採掘できないほか,事故を防ぐための対策で多額の経費がかかるなど,次第に 採算が合わなくなり各地で閉鎖が相次いだ。 閉鎖後の池島では,老朽化が進んでいない施設を生かして,現在も同じ方法で採掘し て日本に輸出している国などから,研修生を受け入れて実技指導を行ったり,技術者を 現地に派遣して指導するなど国際協力に貢献している。 (JOGMEC「研修業務成果報告書」などにより作成)
資料 4 日本の一次エネルギー供給構成の推移 資料 5 日本の資源別の輸入相手先上位国(2010 年) ア の輸入相手先上位国 イ の輸入相手先上位国 順位 国名 % 順位 国名 % 1 サウジアラビア 30.3 1 オーストラリア 63.7 2 アラブ首長国連邦 20.6 2 インドネシア 18.3 3 カタール 11.8 3 ロシア 5.8 4 イラン 9.8 4 カナダ 5.7 5 クウェート 7.5 5 中華人民共和国 3.4 6 ロシア 6.8 6 アメリカ合衆国 1.7 7 イラク 3.3 7 ベトナム 0.9 (「財務省貿易統計」などによる) 資料 4 資料 5 1 A ア 2 A イ 3 B ア 4 B イ (『エネルギー・経済統計要覧』などによる) 水力・地熱 (年) 1955 60 65 70 75 80 85 90 95 2000 05 2010 A B 原子力 天然ガス 新エネルギー等 (%) 100 80 60 40 20 0
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問 3 近年日本では,広く社会で使用されている携帯電話などの電化製品に含まれる金属を再生 可能な資源と捉えて「都市鉱山」と呼び,その活用が注目されている。このことに関連した資 料 6 ∼資料 8 から読み取った文として最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選 べ。解答番号は 19 。 資料 6 主な金属の世界埋蔵量と埋蔵国(2010 年,%) 資料 7 世界埋蔵量と比較した日本の「都市鉱山」における推定蓄積量の割合(%) 注)各金属の埋蔵量は金属含有量で換算している。 (『世界国勢図会(2012/13)』により作成) ブラジル 18.4 オーストラリア17.2 ロシア16.1 10.3 8.3 ウクライナ その他 オーストラリア 14.3 11.8 ロシア9.8 チリ6.7 5.9 5.9 南アフリカ共和国 アメリカ合衆国 インドネシア その他 鉄 870 億t 銅 6.30 億t 銀 51.0 万t 金 5.1 万t ペルー 23.5 チリ13.7 13.5 13.5 8.4 7.3 ポーランド メキシコ 中華人民共和国 中華人民共和国 その他 オーストラリア チリ 23.8 ペルー14.3 12.7 6.0 5.6 メキシコ その他 アメリカ合衆国 オーストラリア (物質・材料研究機構資料(2010)により作成) 16.4 金 22.4 銀 8.1 銅 1.6 鉄 0 5 10 15 20 25 (%)
資料 8 日本国内で廃棄物から資源として金属回収を行っている自治体の割合(2010 年,%) 1 資料 6 から,金の世界埋蔵量上位 6 か国は,いずれも南半球に位置している。 2 資料 6 と資料 7 から,主な金属のうち,世界埋蔵量が多い金属の順に,世界埋蔵量と比 較した日本の「都市鉱山」における推定蓄積量の割合が高い。 3 資料 6 と資料 8 から,主な金属のうち,世界埋蔵量が多い金属の順に,日本国内で廃棄 物から資源として金属回収を行っている自治体の割合が高い。 4 資料 7 と資料 8 から,主な金属のうち,世界埋蔵量と比較した日本の「都市鉱山」におけ る推定蓄積量の割合が高い金属の順に,日本国内で廃棄物から資源として金属回収を行っ ている自治体の割合が低い。 (環境省資料などにより作成) 4.6 金 4.0 銀 21.7 銅 66.8 鉄 0 20 40 60 80 (%)
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問 4 大分県では現在,太陽光,風力,地熱発電などの再生可能エネルギーの開発が盛んであり, 資料 9 は,それらの特徴と大分県における立地を説明したものである。資料 10 の X , Y は,それぞれ太陽光と地熱のいずれかを示し,資料 11 の ア , イ も同 様である。資料 9 を参考に,資料 10 と資料 11 から,それぞれ地熱を示したものの組合せと して,最も適切なものを,あとの 1 ∼ 4 のうちから一つ選べ。解答番号は 20 。 資料 9 太陽光,風力,地熱を利用した発電所の景観及び説明 太 陽 光 フル稼働した場合の発電能力(施設容量)は,地 熱や風力よりも大きいが,発電は昼間に限られる 上,天候に大きく影響されるため,稼働率は約 11 % にとどまる。 大分県では,県内最大都市の工業地域内に日本 最大級の集積地が見られる。 風 力 昼夜関係なく発電できるが,「風任せ」のため稼 働率は約 17 % にとどまる。 全国的には海岸線沿いなどに設置されることも 多いが,大分県では,山麓や尾根筋に設置される ことが多い。 地 熱 気象条件に関係なく,安定した発電が可能なた め稼働率は 50 % を超える。 大分県には国内最大級の発電所があり,発電量 は全国一位である。国立公園(火山地帯)内や温泉 地帯が有望な適地であるが,規制も多く発電所数 はまだ少ない。 注)「稼働率(%)」とは,その施設を年間(24 時間× 365 日)稼働させた場合に想定される総発電量に対して,実際に 1 年 間でどのくらい発電されたか(次ページ資料 10 のA/B× 100)を示す。「(年間の)施設利用率」ともいう。 (各発電施設ホームページなどにより作成)