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野球におけるバットスイングの再現性に関する研究 R 前田正登神戸大学 MM* A T f f T j f T f f DL T D L T f T f ; f D f f f f f *K

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Kobe University Repository : Kernel

タイトル

Title

野球におけるバットスイングの再現性に関する研究(Reproducibility on

bat swing in baseball)

著者

Author(s)

前田, 正登

掲載誌・巻号・ページ

Citation

スポ-ツ方法学研究,14(1):1-11

刊行日

Issue date

2001-03

資源タイプ

Resource Type

Journal Article / 学術雑誌論文

版区分

Resource Version

publisher

権利

Rights

DOI

JaLCDOI

URL

http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/90001653

PDF issue: 2019-01-18

(2)

野球におけるバットスイングの再現性に関する研究

Reproducibility on bat swing in basebaU

前 田 正 登 ( 神 戸 大 学 )

Masato Maeda

*

Abstract

The purposeofthisstudywas to investigate thereproducibility ofbatswing inrelationto the level of skill.The subjects were fiveskilledbaseball playersand three unskilled players. The behaviorsofthe bat during their swings were analyzed with DL T (DirectLinear Transfonnation) method using two cameras, and the three-dimensional kinematic data were calculated at impact to the ball and during swinging the bat.The main results were as follows;

1) Standard deviations in the position and angle ofthe bat at impact were smallin theskilledplayers. 2)Distances from the bat to the ballatimpact were clearly small in theskilledplayers.

3)Standard deviations in the positionofbat during theswing in the unskilled players were larger than those at impact.

4) Standarddeviations in the liner and angularvelocity ofthe bat at impact were smallin theskilled players.

5) Standard deviations in the linear velocityfrom the beginning of swing to the impact were gradually increased in the unskilled players. 1n theskilledplayers, there were smallinall overthe swing.

(3)

2 ス ポ ー ツ 方 法 学 研 究 第14巻 第1号 平 成13年3月

1

.緒 野球における打撃は,攻撃側としてボールに作 用できる唯一の機会である。その打撃において, 打者は投手から投げられたボーノレを,より強くあ るいは正確に打つことが求められる。これらのう ち,正確に打つためには,ボールを打撃すると予 測される位置にパットを運び,ボールを的確に捉 えることが必要となる。そして,これを何度も繰 り返せること,すなわち再現性の高いスイングが できることが,打者にとっては極めて重要となるo したがって,パットスイングの再現性と打撃の技 術水準の関係を明らかにすることは,打撃技術の 向上を図るうえで有益な情報となるであろう。 従来,野球における打撃動作に関する研究は数 多く,上方からの撮影によって打撃動作を解析し たもの5)やプロ野球選手の打撃動作を

3

次元で解析 した研究13) 野球ではないものの

3

次元でソフトボー ルの打撃動作を詳細に解析した研究6)などのほか, パットの

3

次元的軌道を明らかにしたうえで様々 な選手の打撃動作を類型化する試み11)も行われてい る。また,打撃の一局面である打撃時前後のパッ トとボーノレの挙動に着目したもの14)や,打撃の際に 生じる地面反力から動作の成り立ちを検討した研 究1) 打撃の際のパットスピードと体格・体力要因 との関連を検討したもの8)など,様々な側面からの 検討がなされている。 打撃の再現性に関する研究として,選手の技術 水準との関連で,テニスのストローク12)やゴ、ルフス イング9) バスケッ トボールのフリースローシュー ト7)において,それぞれ検討されている。野球にお けるパットスイングの再現性に関しては,打撃動 作として打者が及ぼす地面反カ2.10)からや,打撃動 作における選手の関節運動3)から検討したものがあ るが,スイング中のパット挙動から詳細な検討し たものは見当たらない。 本研究では,スイング中におけるパットの

3

次 元的挙動を解析し,パットスイングの再現性と技 術水準との関連を検討するものである。まず,熟 練者と未熟練者の打撃時におけるパッ ト位置の再 現性を

3

次元的に比較し,次に範囲をスイング全 体に広げて,パット位置の再現性を時間経過に沿っ て考察する。

2

.

研究方法 (1)被験者 被験者は大学硬式野球部所属のレギュラークラ ス選手

5

名と,野球に関する技術トレーニングを 行ったことのない未熟練者

3

名の計

8

名とした。 被験者の属性を表1に示す。なお,被験者はすべ て右利きで,実験はすべて右打ちで行われた。ま た,被験者には実験内容を説明し,同意を得た上 で実験を実施した。 表1 被験者の身体的特徴と野球歴 Subject Height Weight Experience (m) (kg) (years) ].0 1.83 90 11 T.Y 1. 72 73 10

S

k

i

l

l

e

d

M.N 1.70 64 7 K.T 1.70 68 11 Y.F 1.65 55 12 A.H 1.73 73

U

n

-

s

k

i

l

l

e

d

C

.

M 1. 73 58 M.A 1.83 88 (2)実験方法 実験構成を図lに示す。図に示す通り測定用マー カーをパットに2個所(ヘッド側とグリップ側)取 り付けた。被験者には,野球規則の定めるバッター ボックス(1.

8

2

9

mx

1.

2

19m

)

内で試合と同じ位置 で構えさせ,軸足(右足)の位置を決定したうえで, 打撃動作を行う際は,常に軸足を最初に決定した 位置にしてから打撃動作を行うよう指示した。打 撃準備は投球を待つように構えさせ,ティーパッ ティング台の上に固定された実験用ボール(発砲ス チロール製:直径6cm)を,験者の合図で打つよう 指示した。 被験者が行う打撃動作を,2台のCCDカメラ (SONY社製)によって60Hz(シャッター速度:1/ 1000秒)で撮影した。撮影されたマーカーは, 3次 元位置計測器(QuickMAG ;応用計測研究所製)

(4)

前田:野球におけるパットスイングの再現性に関する研究 3

QuickMAG Computer 図1 実験構成 により座標変換され.

3

次元座標データとしてパー ソナルコンビュータに取り込んだ。なお,この

3

次 元位置計測には.DLT法が用いられており,標準 残差はそれぞれx軸が4.121mm.y軸が1.384mm. Z軸が3.676mmで.3軸では5.698mmで、あった。 (図1参照) 打撃動作は,反応時間を除けばおよそ

0

.

2

秒と短 い14)ので,撮影される映像から打撃の時刻を精密に 特定することが困難である。ここでは時間分解能 を上げて打撃時刻を特定するために,実験用ボー ルにアルミ電極を取り付け,ティーパッティング 台側に設けた電池とで閉回路を構成し.VTRのパ ルス信号とともに

A/D

変換器を介して,その電 圧をコンビュータに取り込んだ。したがって,打 撃時刻はコンビュータに取り込んだ閉回路の電圧 がボールを打撃することによって遮断された時刻 となり.VTRのパルス信号との時間差から求めた。 打撃動作を行うのは,コースが真ん中で高さは 被験者の好みに合せた位置(以後

Middle

と表す). それぞれの被験者にあわせたストライクゾーンぎ りぎりのインコース高め(以後

I

n

-

h

i

g

h

と表す), インコース低め(以後

I

n

-

l

o

w

と表す),アウトコー ス高め(以後

Out-high

と表す),アワトコース低 め(以後

Out-low

と表す)の計

5

コースで,各コー スをランダムにそれぞれ10回ずつスイングさせた。 (3)分析方法 測定したパットの

3

次元位置座標の実測値から, 分析の対象となる時間範囲のデータを取り出した。 本研究では,個々のデータによって若干異なるが, 打撃時刻以前の約0.4秒間,それ以後の約0.1秒間, 計

0

.5秒間を取り出して分析を行った。取り出した

3

次元位置データをスプライン関数により補間して 見かけ上のデータ数を増やし4,15) それをもとにパッ トの2測定点について各方向の並進速度,及び、パッ トの回転速度も求めた。 次に,打撃時と判断された時刻を規準として, それぞれのコースにおける測定回数分のデータを 時刻ごとに加算平均し,各時刻での標準偏差を求 めた。本研究では,この算出された標準偏差を再 現性の指標としたれ2)。また,打撃の正確性を検討 するために, xz面内における打撃時のヘッドとグ リップの位置座標からパットの位置を求め,パッ トの中心線とボールの中心の最短距離を算出した。 なお,熟練者と未熟練者の各変量における有意

(5)

4 スポーツ方法学研究 第14巻 第1号 平 成13年3月 差の検討には,対応のない t検定を行い,その有意 水準を

5%

とした。

3

.

結 果 (1)打撃時におけるバットの位置 各被験者の打撃時におけるヘッド及びグリップ の位置座標をコース別に図 2.1"-'2.5に示す。図で は,設定したボーノレの位置を原点とし,ヘッドと グリップの位置を相対座標にして標準偏差ととも に示している。全被験者のいずれのコースにおい ても,打撃時にはグリップよりもヘッドの位置が 低く,ヘッドよりもグリ ップ位置での個人差が大 きい傾向である。また,設定されたボール位置(図 では原点)に近いのはヘッドで,被験者はパットの ヘッド側,いわゆるスイートスポット付近でボー ルを捉えようとしていることがわかる。 g g ロ 400 S :2∞ α3 0 0. N -0 <l) N 司

E

O Z .200 ・600 -400 ・200 Nonnalized x-position(mm) 200 図 2.1"-' 2.5の標準偏差に着目すると,いずれの コースも未熟練者のZ方向における値,特にヘッ ドの値が顕著に大きい傾向である。本研究ではこ g g ロ o ui200

0. N -0 U N 珂

E

O Z 一200 600

~

;

-

J

i

4 -400 -200 Skilled;Head

Skilled;Grip o Unskilled;Head o Unskilled; Crip Nonnalized x-position(mm) 200 図2.3 Middleにおける打撃時のヘッド及びグリップの位置 g g 口 400 ,~ 2

(/)

0. N -0 <l) N

-

同 日 相

Z -200 600 Skilled; Head Skilled; Grip 場e

両隣 o Unskilled; Head

U問'killed;GrIp

400 ・200 200 Nonnalized x-position(mm) 図2.1 Out-highにおける打撃時のヘッド及びグリップの位置 図2.4Out-lowにおける打撃時のヘッド及びグリップの位置 g g ロ 400

.

8

200

I

T │

.

] I

~

+

N 伺

E

Z -200 -400 Skilled; Head

SkilLed;Grip o UnskiJ/ed;Head o Unskilled;Grip g g 口 400 S:200 +-' (/) 0 0. N -0 <l) N 司

E

O Z Skilled;Head ゅ

~楓

H長

+

+

SkiJled; Grip o UnskiIJed; Head

Unskilled;Grip

.

.

.

.

&

ー+

?

~OO

= _

~口 -200 200 Nonnalized x-position(mm) Nonnalized x-position(mm) 400 図2.2 In-highにおける打撃時のへッド及びグリップの位置 図2.5In-lowにおける打撃時のヘッド及びグリップの位置

(6)

5 野球におけるパットスイングの再現性に関する研究

前回

打撃時の各座標値における熟練者と未熟練者の標準偏差の有意差 Course x-posltlon y-posltlon z-posltlOn

Head Grip Head Grip Head Grip

Out-high n.s n.s p< 0.05 n.s p< 0.05 n.s In-high n.s n.s n.s n.s n.s n.s Middle n.s n.s n.s n.s n.s n.s Out-low p< 0.05 n.s n.s n.s n.s n.s In-low n.s n.s p< 0.05 p< 0.05 p< 0.05 p<0.05 表2 値を示したほかは,被験者によって大差は認めら れない。 図3.1及び図3.2中に示された打撃時におけるパッ ト角度の標準偏差に着目する(表

3

参照)と, パッ

ト角度の標準偏差はy-angle,z-angleいずれも熟 練者の方が小さい傾向を示した。この中でOut-h ighにおける z-angleは熟練者の値の方が

5%

水準 で、有意に小さかった。 打撃時におけるボールとパットの距離を図

4

に 示す。この値は各コースに設定されたボールとパッ トの中心線との最短距離であり,値が小さい方が ボールの中心とパットの中心線が合致しているこ とを意味し,より正確にボールを打撃できている と考えられる。全体的に見て,熟練者の方が概ね 値が小さい傾向であることが認められる。統計的 には, Out-lowとIn-lowで熟練者の値の方が

5

%

の標準偏差を再現性の指標にしているが,熟練者 と未熟練者との間でその差が有意であるかを検討 した。その結果を表2に示す。 表2より熟練者と未熟練者の標準偏差の差は, Out-highにおいてはヘッドのy座標とZ座標に, Out-lowにおいてはヘッドの

x

座標に,In-lowに おいてはヘッ ,ド グリップのy座標と Z座標にそ れぞれ

5%

水準で、有意差が認められた。 打撃時におけるパットの角度を図3.1及び図3.2 に示す。図ではパットとy軸(図l参照)とのなす 角度を y-angle,z軸とのなす角度を z-angleと して標準偏差とともに示している。いずれのコー スにおいてもy-angleは個人差が大きく,ボール を捉えるパットの角度は被験者によって異なるこ とがわかる。また, z-angleはいずれのコースに おいても熟練者M.Nと未熟練者M.Aがやや低い 2.5

Out-high~ fn-highロMiddle OOut-low 目fn-low

2 0.5 1.5 ( 匂吋﹄ ) ω - 口 問 lh O C.M A.H M.A Y.F M.N K.T T.Y J.O Un-skilled 打撃時におけるパットの角度(y-angle:パットと y軸のなす角度) Skilled 図3.1

(7)

平成13年3月 第1号 第14巻 スポーツ方法学研究 6 3

.Out鴫high図In-high口Middle悶Out-low目In-low

2.5 2 1.5 ( 匂 何 -H ) ω -M W ロ何﹄ N C.M A.H M.A Y.F M.N K.

T

T.Y J.O Un-skilled Skilled ノ〈ットと Z軸のなす角度) 打撃時におけるパットの角度(z-angle 図3.2 打撃時におけるパット角度の標準偏差(平均値±標準偏差) 表3 In-low (X 1O-1rad) Out-low (X 1O-1rad) Middle (X 1O-1rad) In-high (X 10一lrad) Out-high (X 1O-1rad) Subject 0.311 :t0.002 0.273 :t0.001 0.357:t0.001 0.333 :t0.002 0.390:t0.001 Skilled 0.523:t0.004 0.483 :t0.008 0.450:t0.009 0.564 :t0.013 0.510:t0.007 Unskilled y-angle 0.247:t0.001 0.180 :t0.001 0.179:t0.001 0.138:t0.0011 0.221:t0.001 r .持 0.388:t0.003-.J 0.296:t0.003 Skilled 0.409:t0.001 0.253:t0.001 0.290:t0.004 Unskilled z-angle *:pく0.05 打撃時におけるHeadとGripの並進速度の標準偏差(平均値±標準偏差) 表4 In-low (m/s) Out-low (m/s) Middle (m/s) In-high (m/s) Out-high (m/s) Subject 0.401:t0.021 0.437:t0.077 0.545 :t0.077 0.462:t0.063 0.392:t0.082 Skilled 1.639 :t2.116 1.053:t0.215 0.961 :t1.527 1.332:t2. 648 0.970:t0.061 Unskilled Head 0.308:t0.025 1.095土0.915 0.317:t0.051 0.416土0.080

o

.421 :t

O

.

045 0.508:t0.139 Skilled Grip 0.649:t0.035 0.679土0.525

o

.

908:t1.306 0.682:t0.051 Unskilled 打撃時におけるパットの角速度の標準偏差(平均値±標準偏差) 表5 In-low (rad/s) Out-low (rad/s) Middle (rad/s) In-high (rad/s) Out-high (rad/s) Subject O. 70 :t0.061 r* 2.47士2.74-.J 0.86:t0.28 0.64 :t0.05 1.04 :t0.28 1.79 :t5.03 Skilled 1.78 :t1.59 1.43土1.98 2.09 :t1.97 1.09:t0.01 Unskilled y-angle 1.34 :t0.29 *:pく0.05 1.68 :t0.06 1.30 :t0.06 2.01:t1.56 1.14 :t0.87 1.81 :t0.53 1.18:t0.13 1.52:t0.48 1.30 :t0.23 1.26 :t0.25 Skilled Unskilled z-angle

(8)

7 野球におけるパッ トスイングの再現性に関する研究 前回 .Out-high図Jn-highロMiddleロOut-low自Jn-low n u n v n u n u a u a U 凋 吟 弓 ζ

( g

E )

お A O

こ - 何 門 戸

E

。 占 ω υ ロ

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的 自 C.M A.H M.A Y.F M.N K.T T.Y J.O

Un-skilled Skilled 打撃時におけるパッ トとボールの距離 閥 、) , m m om e o n u o p 羽 子 AU O L 剛山 4m O

N 蜘 m m 制 4 ( g g ) ロ

2 H

E a

t N

3 N

E

z

OHe.d

Grip 図4 問 ) m m o 叩 Q U O 相 内 AU ρ l v 日 開 仙 沼 a J m o 悶 N 刷 脚 珊 瑚 4 ( g g ) 口 。 耳 目 。 ロ iN 宮 N 号 呂 ﹄ 。

z

OH.回d

Grip 蜘 1 m m 蜘 ∞ 0 3 0 p n u -x d ρ - u qb 初 計 m o 棚 N 蜘 脚 却 制 4 ( g g ) ロ 臼 吉 田

o a l

N

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-何 百 ﹄ 。

z

H回d

Grip

叩削 m 蜘 伽 Q U O D -o v r ,d ρ し q b m 凶 4m o 醐 N

4 5 0 5

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5

5

5

H

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a

1

3

U

N

E

z

O HetJd

Grψ 500 500 g g ロ

0. ム・制 官 N T苦-1∞o

E

Z ・1500 4∞ 切o 500 10∞ Nonnalizedx-position(mm) Unskilledρlayer OH.ad

Gr伊 500 g g ロ

. . . . , 的 O 0. ふー闘 力

J b司 守司・1∞o

E

Z -15∞ -1000 る00 500 四)() Nonnalized x-position(mm) Skilled ρlayer 0 #回d

Grip ln-high) スイング中におけるパットのヘッ ド及びグリップの位置(設定コース 図5

(9)

司 l f h ! ? h B 1 1 1 1 1 1 1 1 a 1 111111J011111 1 1 1 1 1 1 } i l l i t -e O 圃 -内 ζ ι , h ' 白 圃 白 . , S I

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l

m

z u y x z v y x z v ' x z v ' x z u y x z u y x z v d x z u z x n v n v 内u r 4 U A U A u n v n v n v A U A U A u n v n u r n V A U A U A u n v n v n VAudu d u n n n a a a n n n a a a n n n a a a n n n a a a G G G 陶 陶 憎 G G G 陶 陶 陶 G G G 陶 陶 陶 G G G 同 e e

平 成13年3月 第1号 第14巻 スポーツ方法学研究 8 0.05 0.25 -0.05 -0.05 'ー ' --0.15 -0.1

i -0.1 -0.1 圃

-田・ -015 -0.15 0.2 -0.2 ー0.25

-0.05 -0.05 守 口05 -0.1 -0.1 0.1 -0.15 苧0.15 ー0.15 -0.2 0.25 Time (s) 打撃時におけるパッ トの位置座標の標準偏差 より有意に大きいと認められた時刻区間(未 熟練者A.H) -0.05 -0.25 図

6

.

2

Time (s) 打撃時におけるパッ トの位置座標の標準偏差 より有意に大きいと認められた時刻区間(熟 練者T.Y) 0.05 -0.1 -0.25 図6.1 たがって,熟練者T.YではMiddle,未熟練者A.H で、は

O

u

t

-

l

ow

において,有意な差と認められる時 刻区間が無かったことを意味する。図

6

.

1

に見られ るように,熟練者ではIn-highにおいて有意と認め られた時刻区間がやや多いものの,その他は有意 と認められた時刻区間はわずかで,それらもさほ ど長くはない。一方,図

6

.

2

の未熟練者では,有意 と認められた時刻区聞が-

0

.

1

5

秒から-

0

.

1

秒に 多く, -

0

.

0

5

秒にまで、至っている場合もいくつか 認められる。また,熟練者のようにヘッドばかり ではなく,グリップにおいても有意と認められた 時刻区間が存在していることがわかる。 (3)スインゲ中のバット速度 打撃時におけるヘッドとグリップの並進速度の 標準偏差を,熟練者と未熟練者に分けて平均値と して表4に示す。表4において,すべてのコース でヘッドとグリップいずれも未熟練者よりも熟練 者の方が値が小さく,グリップよりもヘッドにお 水準で有意に小さかった。 (2)スイング中のバットの位置 スイング、中におけるパットの位置(ヘッドとグリッ プの位置)を, In-highの繋練者T.Yと未索前廉者A.H を例として図5に示す。図5では図2と同様に標 準偏差も示している。図でも明らかなようにスイ ング中におけるパット位置の標準偏差は未熟練者 の方が顕著に大きい。さらに,未熟練者ではその 大きい標準偏差が,打撃時付近には小さくなって いることがわかる。そこで,スイング中における パッ ト位置の標準偏差が打撃時におけるパッ ト位 置の標準偏差より有意に大きいかを検討した。 スイング中の各時刻において,打撃時のパット の位置座標の標準偏差より有意に大きい(5%水準) と認められた時刻区間を図

6

.

1

及び図

6

.

2

に示す。 図

6

.

1

では熟練者T.

Y

,図

6

.

2

では未熟練者A.

H

を 例として,差が有意と認められた時刻区間がある 場合に,その区間を塗りつぶして示している。し

(10)

前回:野球におけるパットスイングの再現性に関する研究 ( ぴ3 、 ¥ 日 ) t 3 u

U :>2 . . . . 同 <1.) ロ ド-l1 '+< 0

ぴ3 0 -0.35 ・0.3 -0.25 -0.2 -0.15 -0.1 ・0.05 0.05 -Head 峨 榊 醐Grip Slalledplllyer 。 。 内 ζ 4 , 肉 U ( 的 ¥ 戸 同 ) b o o -u ﹀﹄

g

ロ J H C Q . ω -Head 餓 胸 骨G同p U1I$IaUedplllyer -0.35 -0.3 -0.25 -0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0.05 Time (8) 図 7 ヘッド及びグリップにおける並進速度の標準偏差の 時間変化(設定コース:

l

n

-

h

i

g

h

)

ける差がより顕著であることがわかる。なお,こ れらのうち,

Out-high

のヘッドにおける差は

5%

水準で有意で、あった。 打撃時におけるパットの角速度の標準偏差を表

5

に示す。

Out-high

を除いたコースにおいて,熟 練者は標準偏差が小さいことが認められる。なお,

I

n

-

l

o

w

y

-

a

n

g

l

e

における差は

5%

水準で、有意であっ た。 ヘッドとグリップにおける並進速度の標準偏差 の時間変化を,熟練者T.Yと未熟練者A.Hの

I

n

-h

i

g

h

を例として図

7

に示す。図

7

のように,熟練 者では終始小さい値で推移しているのに対し,未 熟練者では-

0

.

1

秒付近から急激に大きくなり,

0

秒付近,すなわち打撃時において最大となる推移 であることがわかる。

4

.

考 察 (1)打撃時の再現性と正確性 野球のパットコントロールを,ボーノレを捉える ために最適な位置かっ最適な時刻にパットを移動 させることと定義すれば,その最適な位置におけ 9 るパット軌道のばらつきで再現性を評価できると 考えられる。平野ら3)は,打撃中の地面反力の測 定から本研究と同様の方法で分散(本研究の標準偏 差に当たる)を求め,好打者ほど分散が小さかった ことを報告し,大道ら12)は,テニスストロークを例 に,分散関数を定義して再現性の指標にしている。 本研究でもこれらに習い,打撃技術を評価する指 標として標準偏差を用いた。 表2の結果からもわかるように,熟練者と未熟 練者におけるパット位置の標準偏差は

Out-high

, Out-low及び~In-low において有意な差が認められ, 打撃として重要なパットを打撃位置へ繰り返して 正確に運ぶパットコントロールの技術に,双方で 明確な差があったことを示唆している。特に,

Out-h

i

g

h

ではパットのヘッドとパット角度の

z

-

a

n

g

l

e

の 標準偏差において有意な差が認められたことから, このコースにおいてはパットの角度を制御するこ との困難さが窺える。また,

I

n

-

l

o

w

においてはヘッ ド,グリップの位置いずれにも差が認められたこ とから,このコースではパットの位置そのものの 制御が困難であることが示唆される。 野球における打撃では,再現性とともに正確性 も重要な要素であり,むしろ正確性を踏まえない 再現性はあり得ない。図4に示されるように,熟 練者は未熟練者よりも正確にボールを捉えている ことがわかる。特に,

Out-low

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において はその差が有意で、あった。

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においては打撃 時のパット位置の再現性にも有意差が認められて おり,未熟練者にとってはこのコースのボールを 打撃することが極めて困難であることが推察され る。本研究においては,本来,飛来してくるはず のボールを固定したことによって,時間的な打撃 位置を予測する必要が無く,タイミングという打 撃を構成する要素は全く取り除かれている。それ にもかかわらず,このような大きなずれが認めら れたことは,実際の打撃動作における打撃位置の 把握とパットコントロールの困難さを示唆するも のであろう。小田ら10)は,打撃動作の正確性はい ずれも身体の上下方向(本研究ではZ軸方向)のコ ントロールに関係していると報告しており,本研 究においても打撃時におけるパットとボールとの

(11)

10 ス ポ ー ツ 方 法 学 研 究 第14巻 第l号 平 成13年3月 距離に差が認められ,身体ではなくパット挙動か ら見た場合においても先行研究を支持する結果と なった。 (2)バットスイングの再現性 打撃時における未熟練者のパット位置は再現性 が低いものの,熟練者との差が顕著ではない結果 であった。しかし,未熟練者においては,その打 撃時とスイング中におけるパット位置の標準偏差 には明らかに差が認められた。打撃時にでさえ再 現性が低いことに加え,スイング中にはさらに低 いことから,未熟練者は,スイング開始位置から 打撃時付近までのパット軌道を試行毎に調節じて スイングをしているのではないかと推察される。 熟練者では, 日頃の練習によって,スイング中の パットの軌道やボールを打撃する時刻は常に安定 させるように努めていると考えられるので,本研 究の条件設定のように打撃する時刻を被験者に委 ねている場合,スイング中は終始同じ程度のずれ に留められるのではないかと推察される。実際の 打撃で、はボールが移動するので打撃する時刻も見 極める必要が生じ,その分パットスイングの再現 性はもっと低下するであろう。 また,図7に示されるように,未熟練者におけ るパット速度の標準偏差は,スイング開始から次 第に大きくなり,打撃時にほぼ最大に達するよう な推移で、あった。力学的には速度は加速度の時間 積分であり,加速度は力に比例する。すなわち, 未熟練者のように打撃時に向かつて速度のばらつ きが大きくなっていくことは,打撃時に至るまで の各時刻においてパットの加速方法(操作方法)に もばらつきがあることを示唆するものと考えられ る。一方,熟練者は打撃時の速度の標準偏差が小 さく,スイング中も標準偏差が大きくなっていく ようなことはないので,パットの加速方法が比較 的一定しているものと考えられる。したがって, 熟練者と未熟練者のスイングには質的な相違(例え ば,パットに加えられる力の量とタイミングの相 違)があるものと推察される。

5

.

結 言 本研究では,スイング中におけるパットの

3

次 元的挙動解析から,熟練者と未熟練者の打撃時に おけるパット位置の再現性を比較し,さらに,ス イング全体にわたってその再現性を時間経過に沿っ て比較することにより,パットスイングの再現性 と技術水準との関連を検討した。 主な結果は,以下とおりであった。 (1)打撃時におけるパットのヘッド,グリップ の位置座標及びパット角度の標準偏差は,い ずれも熟練者の方が小さく,パット位置の再 現性は熟練者の方が高かった。

(

2

)打撃時におけるボールとバットとの距離は, 概ね熟練者の方が小さく,熟練者の方が正確 性において優れていた。 ( 3 )未熟練者は,打撃時にも増してスイングの 前半からパット位置にばらつきが認められ, パット軌道の再現'性が低かった。 ( 4 )打撃時におけるパットのヘッド,グリップ の並進速度及びパットの角速度の標準偏差は, 概ね熟練者の方が小さく,パット速度の再現 性は熟練者の方が高かった。 ( 5 )未熟練者では,スイング開始から打撃時に 至るまで次第にバット速度の標準偏差が大き くなっていたが,熟練者で、はバット速度の標 準偏差はスイング全体にわたって終始小さい 値であった。 以上のように,パットを適切な打撃位置に正確 に移動させる打撃動作の難易度は高く,熟練者と 未熟練者のパット操作の再現性には明らかに差が 認められた。 参考文献 1)平野裕一,宮下充正 野球の打撃の基本的動作に関す る研究.身体運動の科学V スポーツ・バイオメカニク スへの挑戦, 260-267, 1983. 2)平野裕一:地面反カからみた打撃の特性.スポーツパ フォーマンスの環境, 46-5,1 1988. 3)平野裕一,宮下充正,大道等.パッティングの運動力 学ースイング前後の動作の再現性について一.体力科 学,28(4), 363, 1979. 4)松尾知之:同一速度条件下でのスイング様式.生体・ 運動のシステムースポーツスキルの向上一,118-122, 1994.

(12)

前回:野球におけるパットスイングの再現性に関する研究 11 日Mcintyre,D.R.andPfautsch,E.W.: Akinematicanal

-ysisof the baseballswingsinvolved in opposite -field and same-field hitting. Research Quarterly for Exerciseand sport, 53(3), 206-213, 1982.

6)Messier,S.P. and Owen,M.G:.Bat dynamics of fast pitchsoftballbatters. Research Quarterly for Ex -erciseand sport, 55(2), 141-145, 1984. 7)野村治夫,前回正登,美崎教正,森脇俊道,村田英人, 柳田泰義:バスケットボールフリースローシューティ ングにおける関節トルクの再現正確性.生体・運動の システムースポーツスキノレの向上一, 113-117, 1994. 8)村田厚生.野球のスイング時のパットのヘッドスピー ドに及ぼす影響.人間工学, 34(3), 151-155, 1998. 9)西沢真一,穂苅真樹,片岡祐介,渡辺嘉二郎 ゴ、ルフ スイングにおけるグリップカとスキル.スポーツ産業 研究, 8(1), 39-47, 1998. 10)小田伸午,森谷敏夫,田口貞善,松本珠希,見正冨美 子:地面反カからみた野球のティーパッティング技術. 体育学研究, 36, 255-262, 1991. 11)及川研,大沼徹,平野裕一 野球のパットの軌道及び それに影響する打撃動作の類型化の試み.スポーツ方 法学研究, 9(1), 127-139, 1996. 12)大道等,宮下充正:テニスストロークにおける四肢関 節運動の再現性と技術水準.身体運動の科学V スポー ツ・バイオメカニクスへの挑戦,杏林書院, 268-274, 1983. 13)大島義晴,小林一敏,菅原秀二:打撃動作の分析ー1-. 身体運動の科学N スポーツのバイオメカニクス,杏林 書院,191-203, 1983. 14)渋川侃二.インパクト直前におけるパットの動き.身 体運動の科学N スポーツのバイオメカニクス,杏林書 院, 216-22,1 1983. 15)山田憲政:ゴルフスイング中の上肢関節の役割.人間 工学, 26(2), 81-86, 1990.

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