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第3章 第3章 教育施設の老朽化状況の把握 1節 構造 構造躯体の健全性の把握 躯体の健全性の把握 老朽化状況の把握フロー 老朽化状況は ①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握 評価します 躯体の健全性は 耐震診断時の既存データから簡易診断を行い 必要に応じてコア抜き

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第3章 教育施設の老朽化状況の把握

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第3

第3

第3

第3章

1 節 構造 ■老朽化状況の把握フロー 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 評価します。 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

構造躯体の健全性の把握 ■老朽化状況の把握フロー 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 評価します。 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

躯体の健全性の把握 ■老朽化状況の把握フロー 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。 32

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

教育施設の老朽化状況の把握

老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。 32 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ や、保全方針、基準の見直し、中長期保全計画につなげます。 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ り調査を行うことで建物ごとの残存耐用年数を把握し、具体的な長寿命化計画につなげます。 躯 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ 老朽化状況は、①躯体の健全性調査と②躯体以外の劣化状況調査の2つに分けて詳細に把握・ 躯体の健全性は、耐震診断時の既存データから簡易診断を行い、必要に応じてコア抜き・はつ 躯 体以外の劣化状況は、現地調査により把握し、劣化度の算定・評価を実施し、劣化優先順位づけ

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33 (1)躯体の健全性調査方法 ① 目的 建築物は躯体の健全性が確保されてはじめて、長期間使用することができますが、施工時の状況 やその後の使用状況、立地環境によって使用できる年数が異なります。長寿命化の実施方針を立て るには、施設ごとに構造躯体の健全性を評価する必要があります。構造躯体の健全性の評価は、専 門知識を有する技術者が現地調査や材料試験を行ったうえで評価するものですが、効率的に把握す るために、簡易評価の結果を用いて簡易的な構造躯体の健全性評価を実施しました。 また、簡易診断で長寿命化が困難と評価された施設のうち、直近で整備が必要と考えられる7学 校9棟については、今年度コンクリート躯体の詳細な調査を追加で実施しました。 ② 対象施設 耐震診断時の資料を基にした簡易評価は、旧耐震基準のうち、耐震診断を行った建築物 120 棟(小中学校 109 棟、その他の教育施設 11 棟)、今年度実施した詳細評価は、直近で整備が 必要と考えられる7学校9棟について調査を実施しました。 ③ 評価方法 ア.耐震診断報告書からの簡易評価【簡易評価】 耐震診断報告書における構造躯体データのうち、コンクリート中性化深さとコンクリート圧縮強 度のデータを用いて評価します。 ① 圧縮強度 低強度(13.5N/mm2未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 ② 中性化深さ 調査時点で 30mm に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 ③ 中性化の進行速度 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断

簡易評価で長寿命化を行うのに検討を要する建物のうち、

直近で整備が必要と考えられる7学校9棟

・旧耐震基準の建築物119棟(小中学校109棟、その他の教

育施設10棟)について簡易評価を実施

コンクリート躯体の詳細評価

調査結果に基づき長寿命化の実施の有無と

残存耐用年数を再設定

耐震診断の鉄筋コンクリートデータを用いた簡易評価

・旧耐震基準の建築物 120 棟(小中学校 109 棟、その他の教 育施設 11 棟)について簡易評価を実施

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なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) として、「 イ.コンクリート躯体の 詳細評価 筋腐食度調査、鉄筋かぶり厚さについて調査を ① 圧縮強度 ② 中性化深さ ③ 中性化の進行速度 ④鉄筋かぶり厚さ 筋、帯筋) ⑤鉄筋腐食状況の診断 ウ.鉄骨造の建物の評価 体育館や幼稚園 り、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 筋コンクリート造の校舎

■構造躯体の健全性とは

建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク リート自身の劣化と、②鉄筋の腐食とに大別できます。 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 例えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま す。 ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: 中性化の進む深さは時間の平方根に比例 鉄筋が錆びやすい状況にな なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) として、「80 年以上」「 コンクリート躯体の 詳細評価は、耐震診断時の調査と同様 筋腐食度調査、鉄筋かぶり厚さについて調査を 圧縮強度 中性化深さ 中性化の進行速度 鉄筋かぶり厚さ( 筋、帯筋)の計測 鉄筋腐食状況の診断 ウ.鉄骨造の建物の評価 や幼稚園等の鉄骨 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 筋コンクリート造の校舎

構造躯体の健全性とは

建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク リート自身の劣化と、②鉄筋の腐食とに大別できます。 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: 中性化の進む深さは時間の平方根に比例 鉄筋が錆びやすい状況にな なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 年以上」「80~60 コンクリート躯体の詳細評価 は、耐震診断時の調査と同様 筋腐食度調査、鉄筋かぶり厚さについて調査を 低強度( 調査時点で 中性化の進行速度 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 (主 耐力壁以外の壁・床は 場合は、長寿命化に適さないと判断 鉄筋腐食状況の診断 腐食状況の係数 ウ.鉄骨造の建物の評価 等の鉄骨造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 筋コンクリート造の校舎と同様に

構造躯体の健全性とは

建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク リート自身の劣化と、②鉄筋の腐食とに大別できます。 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化: ※コンクリート中性化:経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること 中性化の進む深さは時間の平方根に比例 鉄筋が錆びやすい状況にな なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 60 年」「60 詳細評価に基づく評価 は、耐震診断時の調査と同様コア抜き 筋腐食度調査、鉄筋かぶり厚さについて調査を 低強度(13.5N/mm 調査時点で 30mm 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 耐力壁以外の壁・床は 場合は、長寿命化に適さないと判断 腐食状況の係数 0.5 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では と同様に 80 年の長寿命化 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク リート自身の劣化と、②鉄筋の腐食とに大別できます。 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること 中性化の進む深さは時間の平方根に比例 鉄筋が錆びやすい状況になります。 34 なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 60 年未満」の3区分で取りまとめることにします。 に基づく評価【詳細評価】 コア抜きによる 筋腐食度調査、鉄筋かぶり厚さについて調査を行います 13.5N/mm2未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 30mm に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 耐力壁以外の壁・床は 20mm 場合は、長寿命化に適さないと判断 0.5 以下は、 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 年の長寿命化が可能と想定します。 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク リート自身の劣化と、②鉄筋の腐食とに大別できます。 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること 中性化の進む深さは時間の平方根に比例します。 34 なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 年未満」の3区分で取りまとめることにします。 【詳細評価】 による圧縮強度試験、中性化試験 行います。 未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 20mm 以上、耐力壁、柱、梁は 場合は、長寿命化に適さないと判断 以下は、長寿命化に適さないと判断 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 可能と想定します。 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること します。コンクリート なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 年未満」の3区分で取りまとめることにします。 圧縮強度試験、中性化試験 未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 以上、耐力壁、柱、梁は 長寿命化に適さないと判断 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 可能と想定します。 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること コンクリートの中性化が進行すると内部の なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 年未満」の3区分で取りまとめることにします。 圧縮強度試験、中性化試験とともに 未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 以上、耐力壁、柱、梁は 30mm 長寿命化に適さないと判断 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま で使い続けることを目指す場合、構造躯体が健全であることを確認する必要があります。 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま (資料:文部科学省「学校施設の長寿命化改修の手引」平成 26 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われること 中性化が進行すると内部の なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 年未満」の3区分で取りまとめることにします。 とともに、鉄 未満)の場合は、長寿命化に適さないと判断 に達しているものは、長寿命化に適さないと判断 調査時点で、理論値よりも進行が早ければ、長寿命化に適さないと判断 30mm 以上ない 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 、実際は柱脚、仕口の状況を把握し、長寿命化の可能性を確認する必要がありますが、現時点では鉄 建築物の使用年数の限界は、構造躯体の物理的な劣化による時期、あるいは社会的・技術的な変化によ り機能・性能の相対的な価値が失われる時期が考えられます。長寿命化において、構造躯体の耐用年数ま 鉄筋コンクリートに生じる劣化には、①コンクリートの変質・組織崩壊・ひび割れ・欠けなどのコンク 通常、これらの劣化現象は単独で発生しますが、個々の劣化現象は互いに助長しあう関係にあります。 えば、鉄筋がコンクリートの中性化や塩分の侵入によって腐食すると、コンクリートのひび割れや剥落 などの劣化を招きます。また、コンクリートに組織崩壊やひび割れが生じると、鉄筋の腐食が促進されま 26 年1月) 経年によりコンクリート内部のアルカリ成分が失われることをいい、 中性化が進行すると内部の なお、中性化の進行速度による評価によって、理論上は、構造躯体の残存耐用年数を求めることが できますが、ここでは、過去の調査データを用いており、サンプル数も限られた中で、長寿命化方 針を立てる根拠を求めることを目的としているため、評価結果は期待できる使用年数(築後年数) 鉄 ない 造の建物についても、災害時の避難場所として整備されていることなどもあ 鉄

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35 (2)躯体の健全性調査結果 ① 躯体の健全性の詳細評価結果  金池小学校の北・中校舎、滝尾小学校の南校舎の3棟以外は 80 年以上の耐用年数が 期待できる結果となりました。  簡易評価で長寿命化を行うのに検討を要すると判定された施設のうち、直近で整備が 必要と考えられる7学校9棟についてコンクリート躯体の詳細評価を実施。 躯体の健全性詳細評価  今後 10 年間は長寿命化改修による長寿命化を図ることを原則とし、教育施設の集約 化、機能向上を図る。金池小学校については、耐用年を迎える頃をめどに建替える計 画とします。 評価結果 ※簡易評価で、期待できる耐用年数が60年未満と判定され、現時点で築後50年  を経過した建物を対象としました。 中性化 理論値 中性化 状況 コンクリー ト強度 1 金池小学校 北校舎 1962 昭37 54 60未満 27.0 mm 28.8 mm 14.6 N/mm2 2 金池小学校 中校舎 1966 昭41 50 60未満 26.0 mm 31.7 mm 16.2 N/mm2 3 滝尾小学校 中校舎 1959 昭34 57 60未満 28.0 mm 8.8 mm 18.3 N/mm2 4 滝尾小学校 南校舎 1972 昭47 44 60未満 25.0 mm 2.6 mm 11.4 N/mm2 5 三佐小学校 本校舎 1964 昭39 52 60未満 27.0 mm 5.3 mm 23.6 N/mm2 6 判田小学校 南校舎 1962 昭37 54 60未満 27.0 mm 4.6 mm 27 N/mm2 7 稙田小学校 北校舎 1964 昭39 52 60未満 27.0 mm 25.4 mm 21.2 N/mm2 8 賀来小学校 北校舎 1962 昭37 54 60未満 27.0 mm 14.4 mm 20.5 N/mm2 9 小佐井小学校 本校舎 1962 昭37 54 60未満 27.0 mm 14.0 mm 13.6 N/mm2 60未満 16 年 80年以上 28 年 80年以上 26 年 80年以上 26 年 80年以上 28 年 80年以上 26 年 60未満 6 年 60未満 10 年 80年以上 23 年 学校名 校舎 追加調査 簡易評価 時の期待 できる耐 用年数 経過 年数 築年 (和暦) 築年 (西暦) 期待できる 耐用年数 期待できる 残耐用年 数

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② 建物別評価結果

ア.小中学校 小中学校 109 棟について、簡易評価及び詳細評価の判定結果を踏まえた建物別の期待でき る耐用年数を以下に示します。 今後期待できる耐用年数の算定表 今年度詳細調査を実施した建物 金池小学校 南校舎 昭31 平10 18 15.9 42 21.3 24.15 80以上 金池小学校 北校舎 昭37 平27 18 16.2 53 28.8 27.13 60未満 金池小学校 中校舎 昭41 平27 18 16.2 49 31.7 26.09 60未満 長浜小学校 西校舎 昭43 平15 18 17.0 35 38.1 22.05 60未満 春日町小学校 南東校舎 昭44 平15 18 18.8 34 9.2 21.73 80以上 大道小学校 屋内運動場 昭54 平16 18 34.7 25 5.4 18.63 80以上 八幡小学校 南校舎 昭46 平16 18 13.0 33 25.1 21.41 60未満 滝尾小学校 中校舎 昭35 平27 18 18.3 56 8.8 27.89 80以上 滝尾小学校 北校舎 昭45 平16 18 19.6 34 5.6 21.73 80以上 滝尾小学校 南校舎 昭47 平27 18 11.4 43 2.6 24.44 60未満 東大分小学校 南東校舎 昭42 平16 18 18.7 37 24.3 22.67 60未満 東大分小学校 北校舎 昭52 平17 18 24.9 28 24.9 19.72 60未満 日岡小学校 北校舎 昭45 平15 18 20.1 33 8.6 21.41 80以上 日岡小学校 南校舎 昭51 平17 18 22.4 29 15.7 20.07 80以上 桃園小学校 本校舎 昭46 平16 18 19.3 33 18.8 21.41 80以上 津留小学校 南校舎 昭38 平15 18 22.7 40 8.3 23.57 80以上 津留小学校 中校舎 昭47 平15 18 17.5 31 1.4 20.75 80以上 三佐小学校 本校舎 昭39 平27 18 23.6 51 5.3 26.61 80以上 鶴崎小学校 南校舎 昭53 平17 18 25.8 27 28.0 19.36 60未満 別保小学校 南校舎 昭51 平17 18 21.6 29 24.5 20.07 60未満 別保小学校 北西校舎 昭42 平15 18 21.9 36 3.3 22.36 80以上 明治小学校 北校舎 昭50 平16 18 21.8 29 14.4 20.07 80以上 明治小学校 北校舎 昭46 平15 18 19.3 32 0.9 21.08 80以上 高田小学校 西校舎 昭49 平16 18 26.9 30 11.2 20.41 80以上 松岡小学校 北校舎 昭40 平15 18 17.0 38 12.0 22.97 80以上 戸次小学校 北校舎 昭53 平17 18 30.4 27 10.4 19.36 80以上 戸次小学校 屋内運動場 昭55 平17 18 34.1 25 2.2 18.63 80以上 上戸次小学校 屋内運動場 昭50 平15 18 35.2 28 0.7 19.72 80以上 竹中小学校 屋内運動場 昭54 平16 18 28.5 25 1.0 18.63 80以上 判田小学校 南校舎 昭37 平27 18 22.2 53 4.6 27.13 80以上 東稙田小学校 北校舎 昭42 平15 18 18.4 36 27.8 22.36 60未満 東稙田小学校 南校舎 昭49 平16 18 23.5 30 15.9 20.41 80以上 稙田小学校 北校舎 昭39 平27 18 21.2 51 25.4 26.61 80以上 稙田小学校 南校舎 昭47 平16 18 19.4 32 18.7 21.08 80以上 稙田小学校 屋内運動場 昭54 平17 21 32.7 26 6.0 19.00 80以上 理論式に よる深さ 期待できる耐 用年数 設計基 準強度 建築 年度 診断 年度 コンクリート強度(N/mm2) 中性化深さ評価 診断時 の強度 経過年 数 中性化 深さ 施設名 建物名

(7)

37 賀来小学校 北校舎 昭37 平27 18 20.5 53 14.4 27.13 80以上 賀来小学校 南校舎 昭49 平15 18 25.0 29 22.2 20.07 60未満 大在小学校 北校舎 昭50 平16 21 22.5 29 24.0 20.07 60未満 大在小学校 屋内運動場 昭55 平17 18 20.2 25 2.2 18.63 80以上 小佐井小学校 本校舎 昭37 平27 18 13.6 53 14.0 27.13 80以上 坂ノ市小学校 屋内運動場 昭49 平15 18 24.7 29 5.1 20.07 80以上 城南小学校 南校舎 昭42 平15 18 20.6 36 26.2 22.36 60未満 城南小学校 北校舎 昭44 平15 18 19.4 34 21.3 21.73 60-80 明野西小学校 北校舎 昭45 平16 21 18.9 34 24.9 21.73 60未満 明野西小学校 南東校舎 昭46 平16 18 19.8 33 24.8 21.41 60未満 明野西小学校 南西校舎 昭50 平17 18 23.9 30 62.0 20.41 60未満 明野東小学校 北校舎 昭46 平16 21 21.1 33 23.3 21.41 60未満 明野東小学校 中校舎 昭47 平16 18 17.5 32 30.7 21.08 60未満 敷戸小学校 南校舎 昭46 平7 18 16.4 24 6.0 18.26 60未満 敷戸小学校 中校舎 昭47 平16 18 16.4 32 15.8 21.08 80以上 敷戸小学校 北校舎 昭49 平16 18 12.9 30 8.2 20.41 60未満 豊府小学校 南校舎東 昭49 平16 18 34.7 30 5.4 20.41 80以上 明野北小学校 南校舎 昭49 平16 18 22.7 30 11.2 20.41 80以上 明野北小学校 屋内運動場 昭50 平15 18 19.8 28 21.1 19.72 60未満 明野北小学校 中校舎 昭50 平16 18 24.1 29 22.4 20.07 60未満 宗方小学校 南校舎 昭49 平8 18 20.9 22 1.9 17.48 80以上 宗方小学校 中校舎 昭50 平24 18 20.5 37 18.9 22.67 80以上 宗方小学校 屋内運動場 昭50 平15 18 16.0 28 10.3 19.72 80以上 宗方小学校 北校舎 昭55 平17 18 34.7 25 5.7 18.63 80以上 森岡小学校 本校舎 昭51 平17 18 21.2 29 33.0 20.07 60未満 森岡小学校 屋内運動場 昭51 平16 18 33.3 28 9.7 19.72 80以上 舞鶴小学校 屋内運動場 昭51 平16 18 20.6 28 9.7 19.72 80以上 舞鶴小学校 南校舎 昭51 平17 18 24.5 29 3.5 20.07 80以上 舞鶴小学校 北校舎 昭51 平17 18 24.5 29 14.2 20.07 80以上 横瀬小学校 南校舎 昭51 平7 18 16.9 19 10.8 16.24 80以上 横瀬小学校 中校舎 昭51 平7 18 24.3 19 12.0 16.24 80以上 横瀬小学校 屋内運動場 昭52 平16 18 25.2 27 8.7 19.36 80以上 寒田小学校 南校舎 昭52 平17 18 28.9 28 28.5 19.72 60未満 寒田小学校 屋内運動場 昭53 平16 18 29.3 26 2.9 19.00 80以上 寒田小学校 北校舎 昭53 平17 18 26.1 27 18.1 19.36 60-80 鴛野小学校 南校舎 昭53 平17 18 24.5 27 14.0 19.36 80以上 鴛野小学校 北校舎 昭54 平17 18 28.6 26 15.5 19.00 80以上 鴛野小学校 屋内運動場 昭54 平17 21 35.4 26 3.5 19.00 80以上 診断 年度 コンクリート強度(N/mm2) 中性化深さ評価 期待できる耐 用年数 建築 年度 施設名 建物名 設計基 準強度 診断時 の強度 経過年 数 中性化 深さ 理論式に よる深さ

(8)

38 田尻小学校 南校舎 昭54 平17 18 23.6 26 30.0 19.00 60未満 田尻小学校 北校舎 昭55 平17 18 30.3 25 9.6 18.63 80以上 田尻小学校 屋内運動場 昭55 平17 18 28.5 25 6.2 18.63 80以上 荏隈小学校 北校舎 昭56 平17 18 27.1 24 12.1 18.26 80以上 荏隈小学校 南校舎 昭55 平17 18 26.5 25 10.8 18.63 80以上 野津原東部小学校 本校舎 昭47 平14 18 18.5 30 21.0 20.41 60-80 王子中学校 北校舎 昭42 平15 21 23.1 36 2.9 22.36 80以上 王子中学校 中校舎 昭47 平16 18 19.1 32 25.0 21.08 60未満 王子中学校 南東校舎 昭43 平3 18 27.8 23 39.2 17.87 60未満 南大分中学校 南校舎 昭41 平15 18 18.2 37 22.3 22.67 60-80 南大分中学校 北東校舎 昭43 平15 18 21.0 35 33.9 22.05 60未満 滝尾中学校 南校舎 昭46 平15 18 16.0 32 36.5 21.08 60未満 滝尾中学校 中校舎 昭54 平17 18 26.4 26 13.2 19.00 80以上 城東中学校 南東校舎 昭46 平15 18 18.1 32 34.5 21.08 60未満 鶴崎中学校 北校舎 昭48 平16 18 16.2 31 30.4 20.75 60未満 大東中学校 北校舎 昭56 平17 21 28.6 24 12.5 18.26 80以上 大東中学校 南校舎 昭56 平17 21 27.1 24 17.5 18.26 60-80 戸次中学校 本校舎東 昭42 平15 18 17.0 36 35.9 22.36 60未満 判田中学校 北校舎 昭48 平16 18 21.2 31 26.0 20.75 60未満 稙田中学校 北校舎 昭48 平16 18 17.1 31 58.7 20.75 60未満 稙田中学校 南校舎 昭49 平16 18 20.6 30 18.5 20.41 60-80 坂ノ市中学校 北校舎 昭53 平17 18 25.1 27 17.5 19.36 60-80 明野中学校 北校舎 昭46 平15 18 20.6 32 18.6 21.08 80以上 明野中学校 中校舎 昭47 平15 18 20.6 31 20.2 20.75 60-80 稙田東中学校 南校舎 昭49 平16 18 25.2 30 5.9 20.41 80以上 稙田東中学校 中校舎 昭49 平16 18 26.6 30 3.4 20.41 80以上 稙田東中学校 屋内運動場 昭50 平8 18 22.5 21 1.5 17.08 80以上 城南中学校 北校舎 昭51 平16 18 21.0 28 10.0 19.72 80以上 城南中学校 南校舎 昭51 平16 18 25.1 28 12.0 19.72 80以上 稙田西中学校 南校舎 昭52 平17 18 21.3 28 15.4 19.72 80以上 稙田西中学校 北校舎 昭53 平17 18 24.8 27 16.9 19.36 80以上 稙田西中学校 屋内運動場 昭53 平17 18 32.7 27 1.6 19.36 80以上 原川中学校 北校舎 昭55 平17 21 30.3 25 2.1 18.63 80以上 原川中学校 南校舎西 昭56 平17 21 27.1 24 6.9 18.26 80以上 野津原中学校 南校舎 昭53 平17 18 29.0 27 10.0 19.36 80以上 野津原中学校 北校舎 昭53 平17 18 27.8 27 19.4 19.36 60-80 理論式に よる深さ 期待できる耐 用年数 設計基 準強度 診断時 の強度 経過年 数 中性化 深さ 施設名 建物名 建築 年度 診断 年度 コンクリート強度(N/mm2) 中性化深さ評価

(9)

39 イ.その他の教育施設 その他の教育施設 11 棟についての結果を以下に示します。 ※1 アートプラザはH10 年に中性化対策を含めた改修工事を行っているため、 期待できる耐用年数は 80 年以上とする。 ※2 埋蔵文化財保存活用センターは、鉄骨造のため、期待できる耐用年数は 80 年以上とす る。 大分市営陸上競技場 管理棟 昭40 平24 21 33.7 47 16.1 25.55 80以上 日吉原体育館 体育館 昭39 平27 21 21.6 51 12.2 26.61 80以上 佐賀関田中体育館 体育館 昭54 平21 21 28.7 30 29.7 20.41 60未満 鶴崎公民館 公民館 昭47 平8 21 26.1 24 2.2 18.26 80以上 稙田公民館 公民館 昭53 平18 18 33.4 28 3.7 19.72 80以上 大南公民館 公民館 昭55 平8 21 38.9 16 1.0 14.91 80以上 野津原公民館 公民館 昭51 平13 18 26.7 25 2.6 18.63 80以上 情報学習センター 情報学習センター 昭53 平19 21 19.6 29 23.8 20.07 60未満 大分市教育センター 大分市教育センター 昭48 平22 21 19.8 37 16.0 22.67 80以上 アートプラザ アートプラザ 昭41 ### 80以上 埋蔵文化財保存活用センター 埋蔵文化財保存活用センター 昭53 ### 80以上 施設名 建物名 建築 年度 診断 年度 コンクリート強度(N/mm2) 中性化深さ評価 設計基 準強度 診断時 の強度 経過年 数 中性化 深さ 理論式に よる深さ 期待できる耐 用年数

(10)

40 (3)構造躯体の健全性まとめ ① 簡易評価及び詳細評価に基づく結果集計 小中学校は、簡易評価の結果からは、築 30 年以上の建物の約 1/2 が長寿命化できない可能性があ りましたが、そのうち直近で建替えの可能性のある概ね築 50 年以上の9棟について詳細評価を行った 結果6棟は長寿命化が可能との結果となりました。 今後とも長寿命化を行うのに検討を要する建物については引き続き調査が必要です。 ア 小学校・中学校・幼稚園 イ その他教育系施設 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 ~ 昭 和 3 0 年 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 74 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 95 60 61 62 63 平 成 元 2 3 4 5 6 7 8 9 01 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 12 22 23 24 25 26 耐震データのない建物 長寿命を行うのに検討を要する建物 長寿命化可能な建物 耐震データのない建物 長寿命化可能な建物 長寿命を行うのに検討を要する建物 新耐震基準(昭和57年以降) 24.5万㎡(53%) 旧耐震基準(昭和56年以前) 21.7万㎡(47%) 長寿命を行うのに検討を 要する棟 全施設数 462,943㎡ 評価対象 198,483㎡ ・長寿命化可能な建物 115,888㎡ ・長寿命を行うのに検討を要する建物 86,895㎡ 長寿命化可能な建物 耐震データのない建物 58% 築 50 年以上 耐震データのない建物 長寿命化可能な建物 長寿命を行うのに検討を要する建物 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 ~ 昭 和 3 0 年 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 74 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 95 60 61 62 63 平 成 元 2 3 4 5 6 7 8 9 01 11 12 13 14 15 61 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 新耐震基準(昭和57年以降) 6.2万㎡(67%) 旧耐震基準(昭和56年以前) 3.1万㎡(33%) 長寿命を行うのに検討を 要する棟 全施 設数 145棟 92,759㎡ 評価対 象 10棟 22,515㎡ ・長寿命化可能な 建物 8棟 19,416㎡ ・長寿命を行うのに検討を要する棟 2棟 3,099㎡ 長寿命化可能な建物 耐震データのない建物 41% 14% 86% 築 築 築 築 505050 年以上の9棟50年以上の9棟年以上の9棟年以上の9棟 の詳細調査を実施 の詳細調査を実施の詳細調査を実施 の詳細調査を実施 11 11 11 11 棟棟棟 棟 9 9 9 9 棟棟棟棟

(11)

41 ② 今後の対応

簡易評価及び詳細評価からの躯体の健全性評価

対象施設 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物で、耐震診断を行った建築物。 (120 建物) ② 評価方法 圧縮強度、中性化深さ、中性化の進行速度 ③ 調査結果 (棟) 建物別 期待出来る使用年数 計 60 年未満 60~80 年 80 年以上 小中学校 幼稚園 34 (31.2%) 9 ( 8.3%) 66 (60.6%) 109 (100%) その他の教育 施設 2 (18%) 0 (0%) 9 (82%) 11 (100%) ○今年度の簡易調査及び詳細評価の結果、現時点で長寿命化を行うのに検討を要する建物が 45 棟ありますが、これらの建物については、躯体の詳細診断を早急に実施します。 ○比較的新しい新耐震建物等で、今回簡易診断を行っていない建物については、築35~ 40年を迎える段階で躯体詳細評価を実施し、長寿命化の可否について判定を行います。 ○診断の結果、長寿命化可能と判定された建物については、築80年まで使用できるよう、 適切な改修等を行います。 長寿命化可能な建物 長寿命化を行うのに検討を要す る建物 躯体の詳細診断を早急に実施 比較的新しい新耐震建物等で、今 回簡易診断を行っていない建物 築35~40年を迎える段階で 躯体の詳細評価を実施 築80年まで使用 できるよう、適切な 改修等を実施 長寿命化 OK 長寿命化 OK 耐用年数を迎えた 段階で建替え 長寿命化に 適さない建物 長寿命化 NG

(12)

42 ③ 評価結果に基づく長寿命化のコストシミュレーション 「第2章、4.今後の建替え・大規模改修にかかるコストシミュレーション」で試算した今後の維 持更新コストに対して、今回実施した躯体の健全性の調査結果を元に、以下の条件で再試算します。 ア.コスト算出条件  試算条件 共通事項  試算期間:H28~H57(30 年間)  保有量:保全対象施設 59.5 万㎡  建替えコストは3年、大規模改修コストは2年でそれぞれ費用を均等に する。中規模改修は1年で費用を計上する。  修繕にかかる費用は年あたり 500 円/㎡と設定  80 年で建替える建物は 40 年目に大規模修繕を実施、60 年で建替える 建物は 30 年目に大規模修繕を実施  80 年で建替える建物は 20 年目と 60 年目に中規模修繕を実施  過年度平均費用は 28.5 億円/年 長寿命化の条件 (築 80 年で建替え)  躯体の健全性の評価で、長寿命化を行うのに検討を要する建物は 60 年、 その他の建物は 80 年で建替える  詳細評価を実施した建物は、調査結果の耐用年数を採用する  単価設定 大分類 建替え (80 年目) 長寿命化改修 (40 年目) 中規模改修 (20,60 年目) 学校教育 系施設 校舎 270千円/㎡ 170千円/㎡ 80千円/㎡ 体育館・武道 場 290千円/㎡ 180千円/㎡ 90千円/㎡ プール 110,000千円/校 50,000千円/校 20,000千円/校 グラウンド - 9千円/㎡ 1千円/㎡ 子育て支援施設、 公園施設 330千円/㎡ 170千円/㎡ 100千円/㎡ 市民文化系施設 社会教育系施設、 行政系施設 400千円/㎡ 250千円/㎡ 120千円/㎡ スポーツ・レクリェーシ ョン系施設 300千円/㎡ 200千円/㎡ 90千円/㎡

(13)

43 イ.長寿命化を実施した場合のコストシミュレーション 長寿命化を行った場合、今後 30 年間で総額約 1,563 億円(年平均 52.1 億円)がかかります。 これは過年度平均費用の約 1.21 倍となり、長寿命化を行っただけでは、過年度平均費用を上回っ ている状況です。 ・躯体健全性評価結果を基に、今後期待できる耐用年数が 80 年以上の建物については、40 年で 大規模改修を行い、80 年で建替えを行う。 ・それ以外の建物については、30 年で大規模改修を行い、60 年で建替えを行う。 躯体健全性の調査結果を基に長寿命化を行うことにより、今後 30 年間で 20.5 億円/年 程度のコスト削減効果が期待できます。しかし、長寿命化を行っただけでは、依然過年度 平均費用の 1.21 倍が必要な状況であるため、躯体以外の劣化状況について、現地調査に より過去の整備状況を把握し、今後の整備方法について検討を行う必要があります。 0 20 40 60 80 100 120 H 22 H 23 H 24 H 25 H 26 H 27 H 28 H 29 H 30 H 31 H 32 H 33 H 34 H 35 H 36 H 37 H 38 H 39 H 40 H 41 H 42 H 43 H 44 H 45 H 46 H 47 H 48 H 49 H 50 H 51 H 52 H 53 H 54 H 55 H 56 H 57 (億円) 過年度平均費用 43.1億円 将来更新費用 52.1億円/年 大規模改修 経常修繕 中規模修繕(20年目) 投資的経費

1.21

1.21

1.21

1.21倍

建替え 縮減分 従来型の整備費用 72.6億円/年 H28~H37 平均 49.7億円 H38~H47 平均 61.9億円 H48~H57 平均 52.3億円 中規模修繕(60年目)

23

23

23

23%

20.5 億円20.520.520.5

%18.5

18.5億円

18.5

18.5

億円億円/億円

億円////年減

億円

億円

///年年年年 削減削減削減削減

年減

年減

年減

(14)

参照

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