2013. 2. 15 (第44号-3)
中古住宅 平成
25年1月の動向
新設住宅着工見通し
(参考)利用関係別戸数の見通し 平成25年2月22日現在 機 関 名 平成24年度 合計 持 家 貸 家 給与住宅 分譲住宅 合計 持 家 貸 家 給与住宅 分譲住宅 合計 (全2機関) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) みずほ総合研究所 2/15 88.9 34.4 32.7 0.7 26.3 94.1 29.8 29.2 0.7 26.3 86.0 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2/18 89.2 32.5 33.0 0.3 25.5 91.3 30.1 31.2 0.4 24.8 86.5 平 均 89.1 33.5 32.9 0.5 25.9 92.7 30.0 30.2 0.6 25.6 86.3 (注) 給与住宅は、機構にて合計から持家、貸家、分譲住宅を差引きにより算出。 発表日 平成25年度(2013年度) 平成26年度(2014年度) 新設住宅着工戸数(万戸)
新設住宅着工戸数の見通し【10~12月期GDP1次速報後】
資料:各機関ホームページ、国土交通省「建築着工統計調査報告」をもとに作成
(注)前回の予測はPromotional i 33号(11/22)、37号(12/21)に掲載
内閣府(2/14公表)による10~12月期GDP1次速報を踏まえた各機関の新設住宅着工戸数の見通し
新設住宅着工戸数 【14機関の平均値】
平成24年度 89万戸 平成25年度 92万4千戸 平成26年度 82万5千戸
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(参考)財団法人建設経済研究所「建設経済モデルによる建設投資の見通し」から (参考)社団法人住宅生産団体連合会「経営者の住宅景況感調査」から (万戸) 持 家 貸 家 給与住宅 分譲住宅 合計 持 家 貸 家 給与住宅 分譲住宅 合計 建設経済研究所(注1) 1/28 32.1 31.3 0.6 25.0 89.0 34.8 31.7 0.6 25.9 93.0 住宅生産団体連合会(注2) 1/25 31.8 30.0 1.0 24.7 87.5 34.3 31.3 0.1 25.7 91.4 (注1)2012年7~9月期の四半期別国民所得統計速報を踏まえた予測。 (注2)会員のうち回答があった16社のうち最大値と最小値を除いた予測平均値。 機 関 名 発表日 平成24年度(2012年度)(予測) 平成25年度(2013年度)(予測) (参考)新設住宅着工戸数 年度実績 (戸) 年度計 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 平成24年度 215,851 227,097 240,340 平成23年度 841,246 203,170 229,590 208,977 199,509 平成22年度 819,020 195,167 212,728 218,745 192,380 年度計 持 家 貸 家 給与住宅 分譲住宅 平成23年度 841,246 304,822 289,762 7,576 239,086 平成22年度 819,020 308,517 291,840 6,580 212,083 平成21年度 775,277 286,993 311,463 13,231 163,590 平成25年2月22日現在 機 関 名 平成24年度 合計 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 合計 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 合計 (全14機関) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2/20 89.0 - - - - 100.0 - - - - 92.0 農林中金総合研究所 2/18 89.3 - - - - 97.0 - - - - 87.5 アジア太平洋研究所 2/22 90.0 - - - - 95.3 - - - - 76.0 ニッセイ基礎研究所 2/15 90 94 96 98 92 95 77 74 72 70 73 第一生命経済研究所 2/14 89.4 - - - - 94.5 - - - - 80.6 みずほ総合研究所 2/15 88.9 90.8 96.4 97.8 90.7 94.1 84.4 84.9 86.2 88.8 86.0 東レ経営研究所 2/18 89.7 - - - - 93.6 - - - - 77.3 信金中央金庫地域・中小企業研究所 2/18 89.0 - - - - 92.0 - - - - 86.0 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2/18 89.2 90.5 91.3 92.0 91.6 91.3 89.2 86.9 85.3 84.7 86.5 みずほ証券リサーチ&コンサルティング 2/18 88.8 91.0 95.0 95.0 83.0 91.1 77.5 75.0 80.0 80.0 78.0 三菱総合研究所 2/15 88.9 - - - - 91.0 - - - - 84.0 富国生命保険相互会社 2/19 88.7 - - - - 90.2 - - - - - 浜銀総合研究所 2/19 85.6 - - - - 87.5 - - - - 83.4 三井住友信託銀行 2/22 89.7 81.3 - - - - -平 均 89.0 91.6 94.7 95.7 89.3 92.4 82.0 80.2 80.9 80.9 82.5 最 大 90.0 94.0 96.4 98.0 92.0 100.0 89.2 86.9 86.2 88.8 92.0 最 小 85.6 90.5 91.3 92.0 83.0 81.3 77.0 74.0 72.0 70.0 73.0 発表日 新設住宅着工戸数(万戸) ※四半期は季節調整済み年率換算値 平成25年度(2013年度) 平成26年度(2014年度) (上期)88.2 (下期)74.22013.2.22 (第45号)
資料:各機関ホームページから作成
▲はマイナス、単位:%(参考)各機関の民間住宅投資の見通し
【10~12月期GDP1次速報後】
○10~12月期GDP1次速報を踏まえた各機関の実質GDPのうち民間住宅投資(季節調整系列前期比)の見通しは次のとおり。
○7-9月期または10-12月期をピークに消費税率引き上げ前の駆け込み需要が見込まれ、平成25年度は大幅な伸びを予想。来年1-3月期以降、反動減を見込む機関が大勢。
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平成25年2月22日現在 機 関 名 平成24年度 年度 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 年度 4~6月 7~9月 10~12月 1~3月 年度 (全23機関) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) (予測) SMBC日興證券 2/19 4.7 - - - - 14.2 - - - - ▲ 10.7 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 2/20 5.8 1.5 6.6 2.9 ▲ 3.3 13.0 ▲ 7.5 ▲ 2.5 ▲ 0.5 5.5 ▲ 8.0 伊藤忠経済研究所 2/15 4.8 - - - - 10.7 - - - - ▲ 15.2 富士通総研経済研究所 2/14 5.3 3.2 4.0 1.9 ▲ 4.9 9.8 ▲ 4.2 ▲ 2.9 ▲ 1.8 0.0 ▲ 8.8 東レ経営研究所 2/18 5.2 - - - - 9.3 - - - - ▲ 9.8 ニッセイ基礎研究所 2/15 5.0 2.6 2.9 2.6 ▲ 1.5 9.1 ▲ 13.6 0.1 ▲ 0.1 0.6 ▲ 12.8 第一生命経済研究所 2/14 5.3 - - - - 9.0 - - - - ▲ 14.5 アジア太平洋研究所 2/22 5.4 2.5 2.5 2.4 ▲ 3.6 9.0 ▲ 12.2 ▲ 6.4 ▲ 0.2 ▲ 0.4 ▲ 17.4 農林中金総合研究所 2/18 5.2 1.2 1.5 3.0 2.5 8.3 ▲ 3.0 ▲ 0.5 0.5 0.2 0.5 三菱東京UFJ銀行 2/22 5.0 - - - - 7.1 - - - - - 日本経済研究センター 2/22 4.9 2.2 2.1 1.8 ▲ 1.2 7.1 ▲ 4.9 ▲ 3.9 ▲ 1.0 2.6 ▲ 7.1 日本総研 2/14 4.9 - - - - 6.8 - - - - ▲ 8.2 浜銀総合研究所 2/19 4.8 - - - - 6.7 - - - - ▲ 10.4 大和総研 2/19 4.9 - - - - 6.6 - - - - ▲ 4.9 みずほ証券リサーチ&コンサルティング 2/18 5.0 1.0 3.4 1.9 ▲ 4.9 6.5 ▲ 9.7 ▲ 5.7 0.7 0.8 ▲ 14.9 みずほ総合研究所 2/15 4.2 1.6 5.3 1.9 ▲ 3.7 6.4 ▲ 9.5 0.7 1.6 4.8 ▲ 7.9 明治安田生命保険相互会社 2/19 4.9 1.5 2.1 0.9 ▲ 2.1 6.0 ▲ 4.0 ▲ 1.0 1.0 1.2 ▲ 4.6 野村證券金融経済研究所 2/21 5.1 0.9 1.2 1.7 ▲ 0.2 5.9 ▲ 1.5 ▲ 1.1 - - ▲ 1.6 三菱総合研究所 2/15 5.0 - - - - 5.5 - - - - ▲ 4.4 富国生命保険相互会社 2/19 4.8 - - - - 4.9 - - - - - 信金中央金庫地域・中小企業研究所 2/18 4.9 - - - - 4.8 - - - - ▲ 5.7 三井住友信託銀行 2/22 5.0 4.6 - - - - - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2/18 4.6 0.4 0.9 1.2 0.0 3.4 ▲ 2.3 ▲ 2.0 ▲ 1.6 ▲ 1.0 ▲ 4.0 平 均 4.99 1.69 2.95 2.02 ▲ 2.08 7.60 ▲ 6.58 ▲ 2.29 ▲ 0.14 1.43 ▲ 8.52 最 大 5.8 3.2 6.6 3.0 2.5 14.2 ▲ 1.5 0.7 1.6 5.5 0.5 最 小 4.2 0.4 0.9 0.9 ▲ 4.9 3.4 ▲ 13.6 ▲ 6.4 ▲ 1.8 ▲ 1.0 ▲ 17.4 (注).機関名は、平成25年度(2013年度)民間住宅投資伸び率の大きい順 発表日 平成25年度(2013年度) 平成26年度(2014年度) 実質GDPのうち民間住宅投資(季節調整系列前期比) (上期)2.3 (下期)▲0.32013.2.22 (第45号)
(参考) 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通しに対するコメント① 【10~12月期GDP1次速報後】
資料:各機関ホームページから抜粋
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機関名 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通し みずほ総合研究所 ○2012年10~12月期の新設住宅着工戸数は、前期比+4.8%(7~9月期同▲0.4% )と増加し、年率91万8千戸(季節調整済み年率換算値)と2008年10~12月期以来の高水 準となった。住宅ローン金利が低位で推移していることに加え、住宅エコポイントの着工期限(10月末)を前に駆け込みの動きが生じた影響とみられる。実際、10~12月期に前 期比+7.9%と増加が目立った貸家の着工戸数は、前回の住宅エコポイントが終了した時期と同様の動きを示している。 ○着工が堅調であったことを受け、GDPベースの10~12月期の実質住宅投資は前期比+3.5%(7~9月期同+1.6%)と3四半期連続で増加した。 ○着工戸数は2013年1~3月期にエコポイントの反動で一旦弱含んだ後、増加基調に復する見込みだ。金利が引き続き低位で推移することに加え、消費税率の引き上げを前に した駆け込み需要が着工戸数を押し上げるだろう。 ○今年1月には住宅ローン減税の拡充が決定されたが、住宅購入者の大部分を占める中・低所得者層へのメリットは高所得者に比べ小さく、駆け込みと反動を抑制する効果は 限定的であるとみている。 ○税率引き上げの半年前(2013年9月末)までに請負契約が結ばれた住宅には(引渡しが2014年4月以降になっても)現行税率が適用されるという措置を受け、着工戸数は持 家や貸家を中心に2013年度半ばにピークに達するだろう。 ○2014年に入ると着工戸数はピークアウトし、2014年半ばまで反動減の影響が現れる見通しだ。2014年度後半以降は、2015年10月の再度の消費税率引き上げを前に再び増 加に転じるだろう。2015年3月末までに請負契約が結ばれた住宅には税率8%が適用されるという措置が押し上げ要因となり、着工戸数は2014年度末にかけて増加していくと みられる。ただし、年度ベースでは大幅な減少になることは避けられない。 浜銀総合研究所 ○2012年10~12月期の実質住宅投資は前期比+3.5%と、7~9月期(同+1.6%)から伸びが高まった。10月末で終了した住宅購入支援策終了前の駆け込み着工の押し上げ などにより、住宅投資は盛り上がったと考えられる。 ○2013年1~3月期は消費税率引き上げ前の駆け込み需要が顕在化するとみられるものの、住宅購入支援策終了の反動などから、いったん伸びが弱まるだろう。 ○2013年度に入ると、消費税率引き上げ前の駆け込み需要による押し上げが本格化し、住宅投資は次第に伸びが高まると考えられる。もっとも、消費税率引き上げ後の税負 担の軽減するため、2014年度より住宅ローン減税が拡充されることから、住宅投資の駆け込み需要の盛り上がりは1997年4月の消費税率引き上げ時と比べ緩やかなものにな ると予想される。 ○住宅ローン減税の拡充については、課税対象となる住宅の購入価格に対して住宅ローン残高の割合が高いほど税負担が相殺されやすい一方で、ローン残高の割合が低い と税負担が緩和されにくい内容となっている。こうしたことを踏まえ、住宅投資の駆け込み需要は住宅ローン減税拡充の影響を考慮していない前回(2012年12月)の当社予想に 比べ、5割程度にとどまると想定した。 ○一方、2014年度の住宅投資は弱い動きになると予想される。消費税率引き上げによる駆け込み需要の反動で年度当初から住宅投資は大きく落ち込むだろう。また、構造的 な問題として、住宅取得層の減少が住宅投資を押し下げる要因になると考えられる。住宅を取得する割合が比較的高い30~44歳の人口は2012年から減少に転じており、この 先も減少が続くことが見込まれている。2012年度は、フラット35Sエコなどの住宅取得支援策により住宅取得層の減少を補ってきたと考えられる反面、相当数の需要が先食いさ れたと考えられる。2014年度は、消費税率引き上げ前の駆け込みによる先食い需要の反動も出ることから、住宅取得層減少の影響を大きく受けることになろう。 三菱UFJリサーチ&コンサルティング ○2012年10~12月期の新設住宅着工戸数は、前年比+15.0%、と、前年の水準が低かったこともあって大幅な伸びとなった。季節調整済年率換算値でみると、91万8千戸と、 2008年10~12月期以来の90万戸超えとなった。10月は復興支援住宅エコポイントやフラット35Sエコの終了前の駆け込み需要が着工を押し上げたとみられるが、同月末に制度 が終了した後、11、12月も着工戸数は高水準が続いており、2014年4月の消費税率引き上げを見据えた着工が出始めている可能性もある。 ○また、工事の進捗状況で測る実質民間住宅投資(GDPベース)は前期比+3.5%と3四半期連続で増加した。 ○今後は、国内景気の持ち直しを背景に、着工戸数も緩やかな増加が続くと見込まれる。株価が上昇していることも、消費者マインドの改善の通じて住宅取得意欲を向上させる 可能性がある。 ○一方、リーマン・ショック以降、建設業では労働力や設備などの供給力が絞り込まれてきた。このため、復興のための公共事業の遂行もあって、供給制約が住宅着工の下押 し圧力になることが懸念される。 ○消費税率引き上げ前の駆け込み需要が着工を押し上げるとみられるものの、個人消費と比べると長期間にわたって緩やかに表れることになるだろう。さらに2013年度税制改 革では、住宅ローン減税を2017年末まで延長した上、2014年4月の消費税率引き上げ時点で最大控除額を拡充させるなどの措置が講じられる予定だ。こうした負担軽減策の効 果もあって、駆け込み需要やその反動減は比較的軽微にとどまる可能性がある。 ○着工戸数は2012年度に89万2千戸となった後、2013年度は増税前の駆け込み需要もあって91万3千戸に増加するものの、2014年度には反動減によって86万5千戸まで減少 すると見込む。実質民間住宅投資についても、着工にほぼ沿った動きとなるだろう。2013.2.22 (第45号)
(参考) 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通しに対するコメント② 【10~12月期GDP1次速報後】
資料:各機関ホームページから抜粋
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機関名 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通し 明治安田生命保険相互会社 ○新設住宅着工戸数(季調値)は、2011年の秋をボトムに回復基調が続いている。昨年11月以降、前月比で2ヵ月連続の減少となったが、これは「住宅エコポイント」対象工事 の着工期限が10月末だったため、駆け込み需要が発生した反動減によるところが大きい。季節調整済年率換算戸数は、2011年度の総着工戸数(84万1千戸)を依然として上 回って推移していることから、住宅着工は、緩やかな持ち直し傾向が続いているとみている。 ○利用関係別に見ると、持家や貸家が堅調で、特に貸家は東北地方での復興需要や2011年の落ち込みが大きかった反動もあって、昨秋には大幅な伸びを示している。一方、 分譲住宅のうち、特にマンションで弱めの動きが続いている。今後の住宅政策を見極めたいとの意向から、模様眺めの状況が続いているほか、建設資材や人手が不足すること に伴う建設コストの上昇でマンション価格に割高感があることが背景にあるとみられる。 ○地域別の住宅着工戸数の推移を前年比で見ると、東北地区は4月をピークに鈍化しつつあったが、9月以降、再び高い伸びを示している。住宅着工における東北のシェアは、 2010および2011年度ともに4.8%だったが、2012年度累計では6.5%となっており、復興需要の押し上げ寄与が顕著となっている。被災3県(岩手・宮城・福島)の震災後の住宅 着工(2011/4~2012/12)は6万戸と、東日本大震災によって全壊した住宅12万5千戸(半壊23万1千戸)の48%となった。ただ、当該数値には、被災以外の着工も含まれている こと、本格的な建て替え需要は、仮設住宅の入居期限経過後に出てくる可能性が高いことなどから、2013年以降も着工増が続くとみている。被災3県の全壊戸数は12万5千戸 だが、すでに他の地域に移住している被災者も多いことなどから、復興需要による着工増は9万戸程度、このうち2013年度が約2万5千戸、2014年度が約2万戸と予想している。 ○今後は、2012年度税制改正で延長・拡充された「新規住宅取得資金の贈与税の非課税措置」などの住宅取得支援策や、住宅ローンの低金利環境による下支え効果に加 え、消費税率引き上げ前の駆け込み需要が出てくる可能性が高い。2013年度税制改正では、消費増税の影響を緩和・平準化する目的で、住宅ローン減税の延長・拡充が決定 した。一般的な世帯の例として、住宅ローン3,000千万円、建物価格2,500万円、金利3%を前提に試算すると、減税額の10年間累計と消費増税による負担増との比較ではそれ ほど大差がない結果となる。ただ、当初の支払金額は消費増税分だけ高くなることから、相応の駆け込み需要が発生するとみている。 ○また、土地売買による所有権移転登記件数が5月以降増加基調であることから、駆け込み需要に備えて、マンション業者やパワービルダーなどを中心に分譲用地の仕入れが 進んでいる可能性が高いとみられ、供給業者の積極的な販売も駆け込み需要を後押しすると予想する。 ○駆け込み需要の時期については、前回の消費増税時には増税の2四半期前にピークを迎えていることから、今回も同様に2013年度の半ばにかけて駆け込み需要が発生し、 2013年度の住宅着工を6%程度押し上げると想定している。 ○住宅市場は、今後、少子高齢化や世帯数の減少が見込まれるなか、住宅ストックの余剰感(空き家の増加)が高まっていることに加え、所得環境の改善が期待しにくい状況 が続くとみていることから、中長期的には厳しい環境が予想される。 ○こうした中、2014年は、住宅ローン減税拡充による下支え効果は続くものの、需要先食いによる反動減が避けられないとみており、停滞感を強める可能性が高いとみている。 富国生命保険相互会社 ○住宅投資は、2013年度半ばにかけて消費税率引上げを見据えて増加すると見込んでいる。進捗ベースで計上される住宅投資は3四半期連続で増加し、新設住宅着工戸数 も、10~12月期が年率91万8千戸と、住宅エコポイントなどの優遇策がなくなった後でも、高水準の推移が続いている。 ○景気ウォッチャー調査をみると、住宅販売会社の回答では、来客数の増加を指摘する声が多く、家計の住宅取得意欲は高まっているとみられる。 ○被災地域においては、岩手・宮城・福島の3県の新設住宅着工戸数は、10~12月期が約1万3千戸と震災前の2010年同期比で68%増となっている。このように増加傾向では るが、2012年暦年の新設住宅着工戸数は、約4万戸と震災前の2010年比で約1万3千戸増にとどまり、住宅再建の動きは極めて遅い。 ○今後については、2014年4月の消費税率の引上げを睨んで、駆け込み的な動きが強まると見込んでいる。住宅取得に影響を及ぼす他の要因についても、雇用環境は総じて 改善傾向となり、住宅ローン金利も低水準の推移が見込まれる。2013年度前半の新設住宅着工戸数は均してみれば年率90万戸台半ばになると想定している。 ○消費税率引上げの影響を緩和するために政府は住宅ローン減税の控除額を拡充したが、これだけでは駆け込み着工を緩和する要因にはならないと想定している。 ○被災地においては、土地区画整理事業や集団移転事業が進捗してから住宅を再建することになり、本格的な住宅投資は数年後に顕在化すると見込んでいる。 富士通総研経済研究所 ○消費税率が2014年4月と2015年10月に段階的に引き上げられることになったが、2014年4月の5%から8%への引き上げに伴い、本予測期間中の2013年度中には消費や住 宅投資に駆け込み需要が発生することになる。本予測においては、消費と住宅投資の駆け込み需要の発生によって、2013年度の実質GDP成長率が0.4ポイント程度押し上げら れることを想定している(消費の押し上げ効果は0.6ポイント程度)。 ○これは駆け込み需要が、1997年4月の消費税率引き上げ(3%から5%)時並みに発生することを念頭に置いているが、今回は税率が最終的に2倍(10%)となるため、これを 消費者が強く意識した場合は、耐久消費財など高額商品の駆け込み需要が想定以上に増えることもあり得る。 ○住宅については、住宅ローン減税の拡充や現金給付によって、消費税率引き上げによる税負担増加分の補填を検討する動きもあり、さらに、10%への引き上げ時には住宅 に対する軽減税率が導入される可能性もある。こうした施策が早い段階で打ち出された場合には、さほど駆け込み需要が発生しない可能性もないわけではない。 ○ただ、住宅については、消費税率引き上げのほか、物価目標の採用によっていずれは長期金利が上昇すると考えられること、都市部では地価が底打ちしたという二つの要因 も、駆け込み需要を発生させやすくなっている。このため、2013年度中の住宅投資の伸びは高めになり、2014年度はその反動減が生じると考えられる。2013.2.22 (第45号)
(参考) 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通しに対するコメント③ 【10~12月期GDP1次速報後】
資料:各機関ホームページから抜粋
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機関名 新設住宅着工戸数/民間住宅投資の見通し ニッセイ基礎研究所 ○昨年12月時点の見通しでは2013年度の駆け込み需要の規模をGDP比で0.7%と想定していた。しかし、1/29に閣議決定された2013年度税制改正では、消費増税の影響が 大きい住宅、自動車に対する激変緩和措置として、住宅ローン減税の拡充、自動車取得税の縮小が盛り込まれた。このため、消費税率引き上げ前の駆け込み需要は当初の想 定よりも小さくなる可能性が高くなった。 ○住宅投資は、被災地域における住宅再建を中心に持ち直しの動きを続けた後、2013年度に入ると消費税率引き上げ前の駆け込み需要によって伸びが大きく高まるだろう。 ○ただし、駆け込み需要による押し上げ幅は2013年10~12月期がピークで、税率引き上げ前の2014年1~3月期には前期比でマイナスとなり、税率が引き上げられる4~6月期 にはマイナス幅が急速に拡大することが見込まれる。 ○住宅投資は2012年度が前年比5.0%、2013年度が同9.1%、2014年度が同▲12.8%と予想する。 信金中央金庫 地域・中小企業研究所 ○住宅着工戸数(季節調整済み年率換算値)は、2011年10~12月に79万1千戸へ減少したものの、その後は4四半期連続で増加し、2012年10~12月には90万9千戸に達し た。住宅エコポイント発行対象工事の着工期限(2012年10月末)を前に駆け込みがみられたといった事情もあるが、被災地での住宅再建が進み始めたことが住宅投資回復の 主因である。 ○今後も震災で全半壊した住宅(東日本大震災による住宅被害は2月13日時点で全壊12万9千戸、半壊26万9千戸)の再建が続く見通しである。津波による被害が大きかった 沿岸部では、高台移転による住宅地の集約化など住民との合意形成に時間を要しているが、被災地全体でみると、住宅の再建は着実に進展しよう。 ○被災地での住宅再建に加えて、2013年度には消費税率引き上げ前の駆け込み着工も見込まれる。消費税率引上げの影響を軽減する目的で、住宅ローン減税が拡充される (10年間で最大200万円→400万円)が、家財道具などを含めると増税前に購入する方が負担は小さいとみられる。2013年度の住宅投資は4.8%増と予測した。 ○駆け込み需要が発生する結果、2014年度は個人消費と同様にその反動減が見込まれる。2015年10月に消費税率がもう一段引き上げられるため、2014年度後半からは駆け 込み需要が出始める可能性もあるが、2014年度の住宅投資は5.7%減と5年ぶりに減少すると予測した。 三菱東京UFJ銀行 ○住宅投資は昨年10-12月期にも前期比+14.7%と、4-6月期の同+9.0%、7-9月期の同+6.7%を上回る伸びを示した。「フラット35Sエコ」の金利優遇措置や「住宅エコポイン ト」といった支援策は昨年10月末に終了したものの、11月、12月の住宅着工戸数は年率90万戸前後の良好な水準を保った。 ○また、東北地方では、持家や貸家を中心に住宅再建の動きが続いている。 ○先行きを展望すると、こうした復旧・復興需要の継続のほか、金利の低位安定や所得の緩やかな改善なども、住宅投資のプラス材料となる見込みである。加えて、消費税率 引き上げを前にした駆け込み需要が、2013年度中の押し上げ要因として計算できる。今後も住宅投資は堅調に推移する公算が大きい。 ○なお、2013年度税制改正大綱における「住宅ローン減税」の拡充が正式に決定した場合、年収や住宅購入金額などの条件によっては、減税拡充による負担軽減額が消費税 率引き上げに伴う負担増加額を上回る可能性も出てくる。このため、一部では住宅買い控えの動きも同時に発生してくると考えられる。 第一生命経済研究所 ○2013年度後半については、2014年4月に実施される消費税率引き上げを前にした駆け込み需要が景気を押し上げる。 ○駆け込み需要は、主に個人消費と住宅投資において発生する。住宅部門については早い時期から影響が出ることが特徴であり、既に販売増や着工増の形で一部顕在化し ている模様だ。今後、駆け込みによる押し上げの影響が本格化するだろう。 ○なお、消費税率引き上げの悪影響を軽減するために、住宅ローン減税の拡充や自動車取得税の軽減などの措置が決定されているが、駆け込みを大きく抑制するほどの影響 は持たないと考えている。 三菱総合研究所 ○消費税増税前の駆け込みが注目される住宅販売は、足もと回復傾向にあるほか、着工ベースでも戸建てを中心に堅調に推移している。「平成25年度税制改正大綱」に消費税増税に合わせた住宅ローン減税拡充が盛り込まれたため、増税前後の住宅販売の山谷は幾分均されるであろう。 伊藤忠経済研究所 ○建築に長い時間を要する住宅投資については、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の効果が、個人消費より早いタイミングで発生すると見込まれる。2013年度の住宅投資は前年比10.7%と二桁の増加、新設住宅着工戸数は2008年度以来の100万戸台を予想している。 農林中金総合研究所 ○震災復興に関しては、被災自治体の行政処理能力や建設業などのボトルネック問題など、様々な難題を抱えており、これまでなかなか進まなかったという状況にあったが、2 年という時間を経過し、ようやく進み始める可能性も出てきている。こうした復興事業が本格的に進展すれば、それらが呼び水となって被災地での住宅や企業設備投資などの民 間需要が期待される。 アジア太平洋研究所 ○10-12月期の実質民間住宅投資は前期比3期連続のプラスと好調である。すでに消費税率引き上げに対応した駆け込み需要が一部現れているようである。 ○実質民間住宅投資は、2012年度+5.4%と復興需要を中心に持ち直し、2013年度は駆け込み需要で+9.0%と大幅に伸びるが、2014年度は反動で▲17.4%と大きく減少す ると予測する。2013.2.22 (第45号)
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