ザンビアへの投資の現状と留意点
J I C A ア フ リ カ 地 域 投 資 促 進 支 援 業 務
ザ ン ビ ア 投 資 促 進 ア ド バ イ ザ ー
小 西 悟
年 月
2 0 1 7 年 6 月
若年層の割合は過半数を占め
若年層の割合は過半数を占め、
人口も増加傾向にある。
2060年までの人口予測
アフリカの人口構成
東南アジアの人口構成
2,500
3,000
3,500
80‐84
90‐94
100+
80‐84
90‐94
100+
1 000
1,500
2,000
百万人
50‐54
60‐64
70‐74
40 44
50‐54
60‐64
70‐74
0
500
1,000
10 14
20‐24
30‐34
40‐44
10 14
20‐24
30‐34
40‐44
サブサハラアフリカ 中国
南アジア インド
東南アジア
0 100 200
0‐4
10‐14
百万人
0 50 100
0‐4
10‐14
百万人
出所:国連経済社会局人口部
注:いずれも2015年現在
ザンビアの魅力
安定的な政治体制
アフリカで最も安全な国の1つ
1964年10月24日(東京オリン
ピックの閉会式)の独立以
降 戦争や紛争の経験なし
降、戦争や紛争の経験なし。
全ての政権交代が民主的で
平和裏に行われている
平和裏に行われている。
緑が濃いほど平和なことを示し
北ローデシア
ザンビア共和国
(イギリスの植民地)
6
緑が濃いほど平和なことを示し、
赤が濃いほど平和から遠いことを示す。
(イギリスの植民地)
ザ ビ
も
カ大陸全体 傾向と 様
ザンビアでもアフリカ大陸全体の傾向と同様、
若年層が過半数、人口も増加傾向である。
人口予測
人口構成(2015年)
3 500
4,000
4,500
5,000
万人
60‐64
65‐69
70‐74
75‐79
80+
2 000
2,500
3,000
3,500
30‐34
35‐39
40‐44
45‐49
50‐54
55‐59
500
1,000
1,500
2,000
0‐4
5‐9
10‐14
15‐19
20‐24
25‐29
しかし単独の市場規模としては小さい
‐ 0 100 200 300 400
0‐4
万
出所:国連経済社会局人口部
しかし単独の市場規模としては小さい…
近隣諸国を含めて考える。
2015年時点での人口
アフリカトップ20カ国
特にコンゴ(民)を市場として考え
るだけで約1億人市場になる。
国名
2015年
1 ナイジェリア 183,523
2 エチオピア 98,942
3 エジプト 84,706
4 コンゴ(民) 71,246
5
6
4 コンゴ(民) 71,246
5 南アフリカ 53,491
6 タンザニア 52,291
7 ケニア 46,749
8 アルジェリア 40,633
9 ウガンダ 40,141 2.02 2.28
2.56
2.85
3.15
3
4
10 スーダン 39,613
11 モロッコ 33,955
12 モザンビーク 27,122
13 ガーナ 26,984
14 マダガスカル 24,235
15 カメル ン 23 393 0 16 0 18 0 21 0 25 0.29 0.34 0.39 0.44
0.71 0.81 0.92 1.04
1.16 1.29 1.42
1.55
1.37 1.57
1.79
0
1
2
15 カメルーン 23,393
16 アンゴラ 22,820
17 コートジボワール 21,295
18 ニジェール 19,268
19 ブルキナファソ 17,915
20 マラウィ 17 309
0.16 0.18 0.21 0.25 0.29 0.34 0.39
0
億人
ザンビア コンゴ(民) その他ザンビア近隣国
20 マラウィ 17,309
10
色のついている国はザンビアの近隣諸国
出所:国連経済社会局人口部
コンゴ民とザンビアの関係
コンゴ民輸入額に占める
ザンビアの割合
コンゴ民カタンガ州との位置図
16%
18%
20%
10%
12%
14%
2%
4%
6%
8%
0%
2%
出所:UNCTAD
ザンビアを中心とした面的な
ザンビアを中心とした面的な
進出事例
<日立建機株式会社>
ザンビアコッパーベルト州を中心に、
コンゴ民旧カタンガ州やモザンビーク
石炭会社も管轄
石炭会社も管轄。
同社製品に係るアフターサービス、機
械再生等を実施。
実
14
日系企業は拠点国を中心に
日系企業は拠点国を中心に
アフリカに進出し始めている。
国名 企業数 比率
南アフリカ
275 40.0%
エジプト 49 7 1%
エジプト 49 7.1%
ケニア 47 6.8%
モロッコ 45 6.6%
ナイジェリア 32 4 7%
ナイジェリア 32 4.7%
モザンビーク 27 3.9%
タンザニア 23 3.3%
ガ ナ 22 3 2%
ガーナ 22 3.2%
チュニジア 16 2.3%
セネガル 14 2.0%
ザンビア 12 1 7%
ザンビア 12 1.7%
アルジェリア 12 1.7%
ウガンダ 12 1.7%
アフリカ合計 687 100%
アフリカ合計 687 100%
出所:外務省
南アフリカからどこに行くか
2050年の人口予測
アフリカに進出している日系企業
が利用しているFTA・関税同盟
国名
2050年予測(万人)
1 ナイジェリア 44,036
2 エチオピア 18,757
3 コンゴ(民) 15,529
4 タンザニア 12,942 22 2
24.4
48.9
0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50
等南部アフリカ共同市場(COMESA)
欧州自由貿易連合(EFTA)・SACU自由貿易協定
南部アフリカ開発共同体(SADC)
%
4 タンザ ア 12,942
5 エジプト 12,180
6 ウガンダ 10,408
7 ケニア 9,717
8 スーダン 7,714
9 ニジェール 6,941 11.1
17.8
17.8
22.2
大アラブ自由貿易地域(GAFTA)
EU・SADC自由貿易協定
地中海諸国(エジプト・チュニジア等)とEUの連合協定
等南部アフリカ共同市場(COMESA)
10 南アフリカ 6,341
11 モザンビーク 5,993
12 マダガスカル 5,550
13 アルジェリア 5,452
14 アンゴラ 5,432
15 カメル ン 4 860
4.4
8.9
11.1
その他の協定
南ア‐EU貿易・開発・協力協定(TDCA)
東アフリカ共同体関税同盟(EAC)
15 カメルーン 4,860
16 ガーナ 4,567
17 マリ 4,517
18 ザンビア 4,421
19 モロッコ 4,288
20 コートジボワール 4 234
2.2
4.4
4.4
西アフリカ経済通貨同盟(UEMOA)
西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)
アガディール協定
N=45
20 コ トジボワ ル 4,234
16
出所:JETRO
出所:国連経済社会局人口部
南アの次の一手としてザンビ
南アの次の 手としてザンビ
アを活用する事例
<進出の背景/理由>
新興国での汎用塗料の事業拡大のため(日本⇒南アフリカ⇒ザン
ビアで進出)。
<課題と取り組み>
合併や買収で進出を進めるにあたり、なによりも信頼できるパート
ナーを見つけることが課題になる。
アフリカに関してはまだ欧米のプレーヤーも少ないので、まずはいち
早く進出して、ブランドを立ちあげ、「カンサイ」の知名度を上げるた
め。
現地の商習慣、ネットワークを知り尽くしている現地の人材を活用し
た現地化を推進する。
但し、アフリカと一言にいっても地域ごとにかなり文化が違うことに
<進出の決め手>
人口規模が大きい。
但し、ア リカ 言 も地域 なり文化 違う
は留意が必要(例:南アは白人中心だが、東部アフリカは印橋社
会)。
将来的にGDP成長率が見込まれる。
信頼できる制度化(例:上場制度、知財関連制度)が進んでいる。
周辺国を含めた地域拠点として機能している。
地域のネットワークを持っている信頼できるパートナー企業が見つ
かった。