ほたて

38 

Loading.... (view fulltext now)

Loading....

Loading....

Loading....

Loading....

全文

(1)

2004-IAD

食品規制

6-d

平成

16 年度 食品規制実態調査

食品輸入規制・流通実態調査

( フランス )

2005 年 3 月

日本貿易振興機構(ジェトロ)

産業技術・農水産部

(2)

目 次

Ⅰ.日本酒... 1

1.品目の定義... 1

2.手続全体の流れ... 1

3.輸入・販売上の規制... 2

4.表示方法... 4

5.税制度... 6

6.国内流通/取引慣行等... 7

7.サンプル輸出の規制状況等(展示会用)... 9

8.関連企業・団体リスト... 9

Ⅱ.だし... 11

1.品目の定義... 11

2.手続全体の流れ... 11

3.輸入・販売上の規制... 12

4.表示方法... 14

5.税制度... 16

6.国内流通/取引慣行等... 16

7.サンプル輸出の規制状況等(展示会用)... 17

8.関連企業・団体リスト... 18

参考資料1 「フランスの証明書モデル」(仮訳) ...19

参考資料2 「日本産の水産物のEU域内への輸入に関するEU委員会決定」...21

参考資料3 「認定施設に係る手続」...27

参考資料4 「包装済み商品の表示義務」...28

参考資料5 「一時輸入のための申請書類」...34

(3)

Ⅰ.日本酒

1.品目の定義 日本酒 HS コード 2 リットル以下の場合 2206 00 59 2 リットル以上の場合 2206 00 89 2.手続全体の流れ (1) フローチャート 付加価値税・関税等納付 貨物引き取り 日本

フランス

一部の植物については 証明書作成 貨物到着 48 時間前までに 税関に予告(運送・輸入代行業者) 食品衛生・植物防疫 却下 (日本へ返却か廃棄) 自由通行証(レッセパッセ)の交付 税 関 検 査 通 関 輸 入 前 他の EU 域内流通 OK 国内・域内流通 輸 入

(4)

(2)留意点 原則的には、EU 加盟国であれば検疫・税関手続はどの国でも同じである。輸入業者の話では、海運で の輸入については10 年前までは同じEU 加盟国でもフランスに比べオランダの方が手続がスムーズで あったことから、フランスのルアーブル港ではなくオランダのロッテルダム港で手続をしてからフラ ンスへ陸送する、というケースも多かったようであるが、現在ではこうした運用上の差異はほとんど 無くなってきているとのことである。 なお、輸入に伴う諸手続(関税支払いや検疫の手続、倉庫管理など)については、基本的に大手運 送業者に運送を委託すれば一括して行ってくれる。これらに係る諸費用については 5 の「税制度」に てモデルケースを設定し試算してみたので参照されたい。 3.輸入・販売上の規制 (1)輸入の規制及び手続 日本酒を輸入するためには「輸入ライセンス」が必要となる。輸入ライセンスの申請には以下のフ ローのような手続を経なければならない。 申請してから、実際に許可を得るまで最低 2∼3 カ月を要する。また、新しい銘柄を輸入する場合に は、当該日本酒の(フランス国内での)酒税を決定するために、その都度申請をしなければならない。

(5)

日本酒の輸入申請のフロー

フランス当局

申請者

輸入事業開始 ライセンス認可 関税局にライセンス取得申請

書類の提出

申請者の身分証明書、会社商業登録証(Kbis), 定款、 業務実施住所、年間ストック/フロー想定数量、会計 基準等 関税局に 輸入予定日本酒の申請 (成分分析の研究所検査用) 関税局に結果報告 ↓ 酒税率の決定 研究所にて成分検査

書類・サンプルの提出

1. 酒に関する記述 アルコール度数、発泡性飲料かどうか等。酒の呼称 2. 成分リスト 酒の生成に使用されるすべての成分 (成分及び各成分に対し最終製品内に含まれる量<%>) 3. アルコール芳香を使用する場合の記述 4. 発酵性アルコール飲料、蒸留性アルコール飲料を混 合する場合の記述 5. 製造過程 6. 酒のプレゼンテーション (酒瓶に貼られるラベル原本を 2 枚を含む) 7.税関試験用の酒のサンプル 4 本

(6)

(2)販売時の規制及び手続 アルコール飲料の商行為に携わるためには、「飲料の小売(débitant)」1又は「認可倉庫業(entrepositaire agrée de boisson)」(卸に相当)2のいずれかのライセンスが必要である。 (3)所轄官公庁 <保健衛生検査等> 経済財務省 競争・消費・不正防止総局 (DGCCRF) 59, boulevard Vincent Auriol, 75013 Paris.

Tel 01 44 87 17 17

<税関審査、関税の徴収>

経済財務省 関税総局(Direction générale des Douanes et des Droits indirects:DGDDI) Direction générale des douanes et droits indirects

HOTEL DE CAMBACERES

2 rue Montalembert 75700 PARIS 07 SP Tel 01 40 04 04 04

<検疫、防疫を含む衛生基準制定> 農業省 食料総局

251, rue de Vaugirard - 75732 Paris cedex 15

(4)業界/量販店独自の基準及び手続 特になし。 4.表示方法 (1)法律に基づく義務表示及び手続 ■ラベル表示 ボトルに付けるラベルに記載すべき内容は以下のとおりである。これらは、理解しやすく書か

1公衆衛生法典に基づき、販売する飲料水の性質に応じて5 つのグループに分類されている。これらの分類に応じて販売許 可(ライセンス)を申請しなければならない。日本酒は第 5 グループに属する。 2通常、輸入代行業務を行う運送会社が認可倉庫業者(entrepositeur agréé)を兼ねている場合もある。

(7)

れ、かつフランス語で表記しなければならない。 1. 品名 2. 成分 3. 一部成分の量3 4. 正味量 5. 賞味期限と保存方法 6. 製造者、ボトリング業者、あるいは EU 域内に居住する販売者の名前あるいは企業名 7. ロット番号 8. 製品の原産国あるいは原産地(原産国、原産地の記載がなければ購買者が考え違いをする可能性 がある場合) 9. 使用方法、必要な場合は取り扱い方法(乾燥した場所で保存など) アルコール度が 1.2%以上の飲料の場合は「アルコール濃度」を明示する。なお、アルコール度 10%以 上の飲料は、賞味期限の記載は免除される。 ■容器の規定 0.20、0.35、0.50、0.70、 1、1.5、2、2.5、 3、4.5、5、10 リットルがあり、このうち 5 リットルと 10 リットルは業務用である。 当該容量の容器以外での小売販売は認められていないため、例えば、清酒の 1 升ビン(1.8 リットル) は、原則としてそのままでは EU 内では転売できない。市中では一升ビンで販売される(運用で認め られている)ケースも見られるようであるが、基本的には、上記のどれかの容量になるように輸入し た後詰め替えるか、上記のどれかのサイズのものを最初から(日本にそのサイズ容器があれば)輸入 する必要があろう。なお、レストランが自分の店で直接客に出す場合は、この限りでない。 (2)法律に基づく任意表示及び手続 特になし。 (3)業界の自主表示及び手続 特になし。

3 条件は消費法典第R117-17 条と第R112-17-1 条で規定

(8)

5.税制度 (1) 関税 ・ 2 リットル以下の場合:製品容量 1 ヘクトリットル当たり 7.7 ユーロ ・ 2 リットル以上の場合:製品容量 1 ヘクトリットル当たり 5.76 ユーロ (2)付加価値税(VAT):19.6% (3)その他 ● 酒税(以下はフランスの税率) ―100%の発酵酒でない場合(一般的な日本酒) ・アルコール度 22%以下の場合;製品量 100 リットルあたり 214 ユーロ ・ アルコール度 22%以上の場合:純アルコール量 100 リットルあたり 1,450 ユーロ ―100%の発酵酒かつアルコール度が 15%未満の場合 製品量 100 リットル当たり 3.4 ユーロ ―100%の発酵酒でかつアルコール度が 15%未満の場合 製品量の酒税は 100 リットルあたり 3.40 ユーロである。 ● アルコール飲料税

アルコール度が 25%以上のものについては、酒税の他にアルコール飲料税(cotisation sur la boisson

alcoolique)が課税される4。これは健康保険全国公庫の財政改善を目的に導入された税である。

税率:容量 1 リットルにつき 1.3 ユーロ

(9)

6.国内流通/取引慣行等 (1)国内マーケット事情 パリで流通する日本酒は、日本産の普通酒(月桂冠や大関などのナショナルブランド)・特定名称酒 (本醸造や純米酒などのいわゆる「地酒」)と、米国産の普通酒(同上)が主流であり、主に寿司など の日本食レストランで消費されている。納入元は日系食材卸業者が中心で、ほとんどの場合食材と併 せて納品される。小売は数件の日本食材店と一部の高級食材店(デパート食品館など)に限られてお り、少量ずつ個人輸入されるケースも多い。かつては、日本酒専門の卸業者(岡永ヨーロッパ)も存 在したが、現在では撤退している。 <日本食レストランの状況> 日本食レストランのうち日本人が経営する店は、パリに 50 軒ほど存在するが、懐石や本格寿司を扱 う高級店では一升瓶の特定名称酒が扱われており、現地在住の日本人や医師・弁護士・官僚など上層 階級のフランス人がビジネス会食の際に注文している。一方、客単価 20 ユーロ前後の居酒屋・ラーメ ン屋業態では、「キュービック」と呼ばれる容量 19 リットルのボックス詰めの米国産普通酒の利用が 増えており、主な顧客は、企業の駐在員や日本人観光客、フランス人サラリーマン・学生などである。 最近は、非日本人による日本食レストランも急増している。和食ブームに乗って中国系移民が中華 レストランから職種変えしたケースが多い。10∼15 ユーロの定食メニューを中心に、客単価は 20 ユ ーロ前後、主な顧客層は学生、20 代∼40 代フランス人中流階級層である。酒・食材とも中国系卸から 仕入れることがほとんどである。 地元フランス人に人気の某寿司レストランは、中国系経営者には珍しく食材をすべて日系卸から仕 入れ、日本酒を一合徳利(一本 5.35 ユーロ)で提供している。米国産のキュービック酒「大関」を卸価 格 60∼70 ユーロ/税抜で仕入れ、徳利に詰め替えている。この店では日本酒はシェア 50%の人気飲料 で、常連の多くはワインではなく日本酒かビールを注文する。しかし経営者が中国系ということもあ り、なかには日本酒を中国酒と混同する客もいるという。オーナーいわく「多くの中国系和食店では、 「SAKE」と称して中国白酒(アルコール度数 40∼50%の蒸留酒)をサービスしています。だから「SAKE =白酒」と思い込んでいるフランス人はかなり多いです」。この店で日本酒を飲んで、「こんな弱いア ルコールは SAKE ではない」とクレームをつける客は後を絶たないという。本物の日本酒を飲む前に、 誤った認識が備わっている状況である。この店では、キュービック酒「大関」は取引先の日系食材卸 の進めに従って選んだもので、「よりグレードの高い日本酒(特定名称酒)があるなら試してみたい」 との声もあった。

(10)

<小売店での販売状況> 日系の食材小売店は、パリ 1 区オペラ界隈や日本人居住地域に近い 15 区などに数店舗が存在する。 特定名称酒の扱いもあるがその数は少なく、店頭に 5∼10 種類程度である。価格は、冷蔵輸送に伴う コスト高の問題などから日本の約 1,5∼2 倍前後、購入者はほとんど現地在住の日本人である。また、 アジア系食材店で米国産の普通酒を売っているケースも見られる (2) 流通経路(フローチャート) 輸入 (外国船、航空機) 日本食材店アジア 日本食レストラン等 輸入・卸業者 一般消費者 (3)新規参入時の留意点 前述の「岡永ヨーロッパ」で 1994 年から現地法人社長を務めた亀井氏は、パリには日本酒市場拡大 の可能性がまだあると見ている。数年来の和食ブームで急増した安価な和食店、それに親しむフラン ス人達である。彼らに飲んでもらえれば日本酒の裾野は一気に広がるだろうが、その大半が通うのは 客単価の安い、非日本人経営の店であり、そういう店では日本酒を置いていること自体少ない。そこ にどうやって本物の日本酒を食い込ませられるかが課題と考えている。 経営者の理解度、顧客層によっても差があるが、先の中国人経営の某寿司レストランのケースのよ うに日本卸を通している店を中心に手ごろな銘柄をプロモーションしていくのも一つの有効な方法と 思われる。 また、高級フランス料理店という、これまで日本酒の市場として考えられなかった場所への進出も

(11)

考えられる。好例は、愛知県萬乗酒造の「醸し人 久平治」である。経営者がレストラン側に直接売 り込みを行った結果、現在では三ツ星レストランを中心に取り扱いが増えているという。他の酒蔵や 酒類卸との連関性・連続性のあるプロモーション、及び高級店のブランドを通じた知名度の向上いか んによっては、間口拡大の可能性も秘めている新規分野といえよう。 なお、前述したように、輸出する場合は、輸入するフランス側の業者が、「輸入ライセンス」を取得 しているかどうかを確認する必要がある。また、酒税率の決定のため、本来は輸出する日本酒ブラン ド毎に申請を出さねばならないが(日本酒の種類によってアルコール度数や製造過程が異なるため)、 過去に輸出歴のあるブランドの場合は、「過去に申請済みの日本酒ブランドと同様」として通関するこ ともある。こうした手続については輸入業者に確認されたい。 7.サンプル輸出の規制状況等(展示会用) 展示会の見本としてのサンプル商品輸入の場合であっても、食品衛生(認可施設での製造、衛生証 明書の添付)や動植物検疫に関する規制・手続については一般に輸入する場合と同様である。 ただし、税関手続に関しては、一時許可(Admission temporaire)の申請5を当該商品の輸入地域又は 使用地域を管轄する関税当局に行うことにより、全額免税を受けることができる。あるいは、通関手 帳に関する通関条約(ATA条約)に基づき、ATA手帳の取得による通関で免税措置を受けることも可 能となっている。 8.関連企業・団体リスト (1) 輸入業者 ● KIOKO

46 rue des Petits Champs - 75002 Paris Tel 0142613365

● KANAE

11,rue Linois 75015 Paris

Tel 0140599803 Fax 0140598563 ● JFC FRANCE

4/8 Quai de Seine 93400 Saint-Ouen Tel 0149189140 Fax 0149189149

(12)

● OTODOKE SARL 46 rue Sainte-Anne 75002 Paris Tel 0142860222 Fax 0140200567 ● FOODEX

4 Imp des Carrières 75016 Paris Tel 0146475050

● TANG FRERES

48 AV D IVRY 75013 PARIS Tel. 0145708000 Fa: 0145820555 ● China-Thai

8, rue Henri Dunant94550 Chevilly-Larue Tel 0156701784

(2) 卸業者

(1)の輸入業者と同じ。

(3)関連団体 特になし。

(13)

Ⅱ.だし

1.品目の定義 だし HS コード かつおだし 乾燥・粉末状スープ加工品 2104 10 10 こんぶだし 海草こんぶ類 1212 20 00 (注:中に含まれる成分により異なる) 2.手続全体の流れ (1)フローチャート 付加価値税(VAT)・関税等納付 貨物引き取り

日本

フランス

水産物 ・認定工場による生産 ・衛生証明書の準備 ・包装上に原産国(日本はJAPON)と認定番号の 印刷 貨物到着 48 時間前までに 税関に予告(運送・輸入代行業者) 食品衛生・動物検疫 自由通行証(レッセパッセ)の交付 他の EU 域内流通 OK 税関手続 通 関 輸 入 前 却下 (日本へ返却か廃棄) 国内・域内流通 輸 入

(14)

(2)留意点 日本酒(前述)と同様 3.輸入・販売上の規制 (1)輸入の規制及び手続 一般に、EU域外国(いわゆる「第三国」)からの水産物を含む動物や動物性製品の輸入は、製品ご とに輸入が認められている国が限定されており、これらの国以外からの輸入は禁止されている。また、 第三国としてリストに掲載された国でも、輸入に際してはEUの食品衛生基準に合致するものとして認 定を受けた施設や工場で生産された製品であること、及び製品に「衛生証明書」が付帯されているこ とが義務付けられている6。第三国に対する輸出入の条件などについては各国別にEUが定めている。日 本産の水産物または水産加工物に関する詳しい輸入及び輸入条件7については、参考資料2「日本産の 水産物のEU域内への輸入に関するEU委員会決定」を参照されたい。 以下、日本からフランス国内に日本の水産物を直接輸入する場合の手続及び必要書類をフローチャ ートをもとに説明する。 輸入前に日本側で満たすべき条件、用意すべき書類 ■認定工場での生産 前述のように、フランス(つまり EU 域内)に水産物を輸入するためには、まずその製品が EU の食 品衛生基準を満たすものとして認定を受けた施設(工場)で生産されていることが前提となる。認定 を受けるための大まかな手続は、参考資料3「認定施設に係る手続」のとおりであるが、詳しくは、 施設の所在地の都道府県の衛生担当部局又は地方厚生局に問い合わせられたい。 ■「衛生証明書」の準備 フランスに水産物又は水産加工物を輸入する際、フランスの法律8により下記に掲げる水産物の種類 ごとに該当する衛生証明書をフランスの検疫当局に提出し審査を受ける必要があるため、事前に準備 する必要がある。衛生証明書(日本語及びフランス語で作成)は管轄の地方厚生局9から発行される。 様式については、参考資料1「フランスの証明書モデル」を参照されたい。

6 EUの動物検疫の基本指令である 97 年 12 月 18 日付けEC指令 97/78 号 7 2001 年 3 月 21 日付け委員会決定(2001/253/EC) 8 86 年 7 月 25 日付け農業省令第 2 条 9 各地方厚生局の連絡先については http://www.kantei.go.jp/jp/syoukai/html/kourou/04-ad.html 参照

(15)

<生鮮水産物、または冷蔵・冷凍水産物>: 証明書 I <塩漬け、塩水付け、干物、薫製、加工、缶詰にされた水産物>: 証明書 II <魚及び海洋ほ乳類の脂肪または油>: 証明書 III <生で消費される貝類、うに、ほや>: 証明書 IV 水産加工物であるだしについては証明書 II が必要となる。 輸入前にフランス側で行われる作業 フランス側での輸入手続を輸入代行業者(通常は運送業者が輸入代行業務も行っている)に委託す る場合、輸入に先立って輸入代行業者はオンラインで HS コードや商品名などを入力し、税関のオン ライン申請を行う。その後、税関で審査するものがあれば、税関から運送会社に通知がなされる。水 産物または水産加工物の場合は必ず審査があるため、審査が行われる旨、輸入代行業者に事前に通知 がなされる。 通関時における手続 ■食品衛生・動物検疫 この段階で、輸入対象となる輸入貨物について、前述の認可施設で生産されたものであるかどうか、 また「衛生証明書」が付帯されているかなども含めた書類検査、貨物確認検査、物理的検査が行われ る。これらの審査を通過した段階で、自由通行証10が交付され、これによりフランスから他のEU加盟 国への移動も可能となる。 書類検査 :事前に申請された輸入品に関する情報と、実際に輸入された製品に付帯された商品 インボイスや衛生証明書などの書類の内容との整合性の確認が行われる。 貨物確認検査 :製品に付帯されている衛生証明書の整合性の確認、梱包・容器上の表示(4 表示方法 (1)で後述)の適合性の検査が行われる。コンテナースキャナーチェック11が行われる 場合もある。 物理的検査 :製品に付帯されている衛生証明書を確認し、製品に適切な運搬条件が遵守されたか を確認するため、以下の検査が行われる。 −視臭覚検査(匂い、色、触感等) −単純な物理的・化学的検査(切断、解凍、加熱等)

10加盟国共通の、EUへの輸入時の検疫検査を通過したという証明パスポート 11大型スキャナーを使ったコンテナー内の製品チェック

(16)

−試験所での検査(残留物、病原菌、汚染、損傷等) また、上記の物理的検査では、特にコールドチェーンが運搬中に切断されていなかったかを確認す るための運送手段・条件の確認、商品や容器上のラベルに明記された重量と実量の比較、梱包材の確 認、運送中の温度の確認が行われる。試験所での検査は各製品の代表サンプルについて行われ、サン プル抽出の頻度は貨物の 1%(個数にして、最低 2 個、最高 10 個)である。 貨物のチェックは通常は抜き打ち調査であるが、魚介類については必ず全検査が行われる。試験所 での検査が通れば、貨物は保税地域への移動を許可されるが、例外的12に貨物全ての荷降ろしを求めら れる場合もある。通常、これらの検査は貨物到着の即日あるいは翌日に行われる。 ■税関手続 フランス国内に輸入する場合は、フランス当局に関税を支払うための税関手続が行われる。関税が 支払われた製品は保税地域から自由に国内へ輸送される。 関税に係る諸費用については5「税制度」でモデルケースを設定し試算してみたので参照されたい。 (2)販売時の規制及び手続 特になし。 (3)所轄官公庁 日本酒(前述)と同様 (4)業界/量販店独自の基準及び手続 特になし。 4.表示方法 (1)法律に基づく義務表示及び手続 2001 年 1 月 1 日から水産物の販売に際して、「水産物種の販売名」「生産方法」「生産地」の 3 つの 表示が義務付けられている13。これら 3 項目は、請求書、包装上及びラベル上に明記されなければなら ない。だしについては、以下のとおりである。

13 2001 年 10 月 22 日付EU委員会規則第 206/2001 号

(17)

輸入時の梱包・容器上の表示 梱包(段ボール)及び容器(袋包装、缶詰等)上に、原産国名である「JAPON」(日本)及び認定施 設に係る業者番号が記載されていなければならない。また、ラベル無しの缶詰(フランスで包装され るもの)については、缶詰の上蓋あるいは底に型押しあるいは不溶インクでこれらの情報が明示され ていなければならない。 生産から販売までのトレーサビリティ管理 EUにおいては、2005年1月1日からトレーサビリティ管理が義務付けられている14。トレーサビリテ ィは「生産、加工、流通のあらゆる段階で、食品、飼料、畜産加工品及びそれらに使用することが意 図・予想される物質を追跡し、遡って調べる能力」と定義されており、これら食品などに付帯される 書類(伝票や請求書、衛生証明書など)に、生産者、所有者、製造年月日、製造場所、ロット番号な どが記載されていなければならない。 日本から輸入される水産物については、出荷施設の特定が可能でなければならない。このため日本 の製造者は、個々の製品の容器包装及び段ボールなどの外包装上に、出荷国(つまり日本「JAPON」) と認定施設の業者番号を明記しなければならないが、これは既に述べた現行の規制で対応済みの作業 であり、新たな作業が伴うものではない。 また、販売時には同製品を輸入した輸入業者の名前、住所が商品の包装上に明記されていなければ ならない。 包装済みの製品の場合 ほたてなどの水産物やその加工品も含め、一般に食品が製品として包装済である場合には、以下の 事項を必ず表示しなければならない。 a. 製品の販売名称 b. 成分のリスト c. 特定の成分あるいは成分種の含有量 d. 正味量(重量または容量) e. 食品の特性を保持できる期間及び保存条件(賞味期限、消費期限及び保存方法) f. 製造業者または包装処理業者の名称・住所、あるいは EU 域内の販売業者または輸入者の名称・ 住所 g. 製造ロット番号 h. 製品の原産地

14 EU規則第 178/2001 号

(18)

i. 使用上の注意事項 上記の a∼i の各項目に関する主な規定は参考資料4「包装済み商品の表示義務」を参照のこと。 (2)法律に基づく任意表示及び手続 特になし。 (3)業界の自主表示及び手続 特になし。 5.税制度 (1)関税:11.5% (2)付加価値税(VAT):5.5% (3)その他 検疫税:6.10 ユーロ/トン(最低限 30.49 ユーロ) 6.国内流通/取引慣行等 (1)国内マーケット事情 だしの成分として魚の粉末や削り節が含まれる場合は、他の水産物と同様、輸出に当たっては工場 認可や衛生証明書が必要となるが、現在だしで認定を受けている工場は日本には存在しない。アジア 系食材店等でだしが販売されているケースもみられるが、流通経路等は不明である(某業者からの聞 き取りでは、鰹節を一旦韓国の認可工場へ輸出し、そこで削り節にしてパック加工した上で EU へ輸 出するケースもあるようである)。

(19)

(2)流通経路(フローチャート) 日本食材店 アジア食材店 有機食品取扱店 外食業者 輸入業者 一般消費者 輸入 (外国船、航空機) (3)新規参入時の留意点 フランス国内の日本食レストランを中心としたニーズは大きいが、参入に当たっては、まず工場の 認定を受けることから始める必要があろう。 7.サンプル輸出の規制状況等(展示会用) 日本酒(前述)と同様

(20)

8.関連企業・団体リスト

(1)輸入業者

● JFC FRANCE

4/8 Quai de Seine 93400 Saint-Ouen Tel 0149189140 Fax 0149189149

● OTODOKE SARL

46 rue Sainte-Anne 75002 Paris Tel 0142860222 Fax 0140200567

● KIOKO

46 rue des Petits Champs - 75002 Paris Tel 0142613365

● KANAE

11,rue Linois 75015 Paris

Tel 0140599803 Fax 0140598563

● FOODEX

4 Imp des Carrières 75016 Paris Tel 0146475050

● TANG FRERES

48 AV D IVRY 75013 Paris Tel 0145708000 Fax 0145820555

● Exo Store

52 avenue de Choisy Paris 75013 Tel 0144249988

(2)卸業者

(1)の輸入業者と同じ。

(3)関連団体 特になし。

(21)

参考資料1 「フランスの証明書モデル」

(仮訳) 証明書の様式Ⅱ(加工品) モデルIIの証明書 塩漬け、塩水付け、干物、薫製、調製または保存状態の水産物 消費用としてフランスに輸入され、塩漬け、塩水付け、干物、薫製、調製または保存状態で陳列され る海洋又は淡水水産物の検疫証明書 I.食品原産地 原産国: 省: 局: II.食品識別 種類: 販売名(1) 学名: 保存方式: 包装の種類: 包装上の商標: 小包の個数: 正味重量: III.食品の出荷元 認可施設の名前と所在地: 発送者の名前と所在地: IV.食品の輸送先 食品の発送元(発送地): 食品の輸送先(目的地): 発送期日: 輸送手段:貨車、トラック、航空機、船舶(2) 受取人の名前と所在地: V.検疫証明書 下に署名した者(氏名と役職名) 所轄獣医局(3)

(22)

上記の者は上に指定した食品に関して、以下の事項を証明する。 1. 人間による消費に適すると一般に認められている。 2. 公衆衛生上の許容率を超える化学的又は生物学的汚染物質を含んでいない。 3. フランスの現行規制条項に基づいて調製、貯蔵及び輸送されたものである。 4. 冷凍食品の場合は、 年 月 日(4)に冷凍されたものである。 5. 包装の種類が何であれ、保存食品の場合は、安定性を検証できる試験に合格したものである。 作成場所: 作成期日: 正式印: 署名: (注) (1) 販売名は、原産国の公用語及びフランス語で明記する。 (2) 不要な記載事項を棒線で抹消する。貨車及びトラックの場合は登録番号、飛行機の場合は航空 便の番号、船舶の場合は船名を明記する。 (3) 検査当局が獣医局でない場合は、その代わりに「検疫官」と記入する。 (4) 初回冷凍の場合は、文字 C、その後水産物を切り分けて再冷凍した場合は文字Tを冷凍期日の 後に付記する。当該記載事項は包装上にも転写しなければならない。急速冷凍食品の場合は、 文字C又はTの付記は義務付けられていない。(1986 年 7 月 25 日付け法令付則 I)

(23)

参考資料2 「日本産の水産物の EU 域内への輸入に関する EU 委員会決定」

(24)

第 1 条 1.決定 95/538/EC に従い、第 1 条は以下の通り変更する。 第 1 条 日本製水産・養殖品の検査、照明書(指令 91/493/EEC の規定に基づく)の発行は、厚生労働福祉省の検 査・安全局(ISD)をその管轄機関とする。 2.第 2 条は以下の通り変更する。 第 2 条 日本を原産地とする水産・養殖品は以下の条件を満たさなければならない。 1. 発送品には、各個毎に、附属 A-hereto の書式に従い、用紙一枚の衛生証明書を添付しなけ ればならない。同証明書は、正確に記載、署名され、日時を記入された番号付原本でなけ ればならない。 2. 製品は、附属 B のリストに記載される、認可を受けた企業/加工船/冷蔵・冷凍品販売店 或いは登録された冷凍船から出荷されたものでなければならない。 3. 保存食品製造用のばら積み冷凍水産品を除き、全ての包装物には、消去不可能な字で、 JAPAN という単語と共に、輸出元の企業/冷蔵・冷凍品販売店/加工船の登録認可番号が 記載されていなければならない。 3.第 3 条2項は以下に変更する。 2.証明書は、ISD 代表者の氏名、職能の記載と署名、および、他の承認印と異なる色を用いた同局公式 印の捺印が必要である。 4.附属 A は附属 A-hereto に変更する。 第 2 条 本決定は、EU 官報への掲載から 45 日後に発効する。 第 3 条 本決定は加盟国に宛てたものである。 2001 年 3 月 21 日、於ブリュッセル

(25)
(26)
(27)

付表 A 衛生証明書 EU 域内に輸入される日本産水産物及び養殖水産物 参照番号: 輸出国 :日本 管轄官庁:厚生労働省、検査・安全局(ISD) I.水産物識別 水産物或いは養殖水産物の記述(1) - 種類(学名) - 状態(2)及び加工方法 コードナンバー(必要な場合) 包装の種類 梱包数 正味量 保管及び輸送時の温度 II.食品の原産地 EU 域内への輸出のための ISD により認可された公式認定機関名称、認定番号、認定工場あるいは 冷蔵貯蔵庫、冷凍所 III.製品の輸送先 製品は以下のように輸送される。 (発送地): から (目的地): へ

(1) 不要事項を抹消すること (2) 生もの、冷蔵、冷凍、塩漬け、燻製、缶詰等

(28)

輸送手段: 発送者の名称及び所在地 受取人の名称及び所在地 IV.検疫証明書 所轄検疫官は上に指定した水産物または養殖水産物に関し、以下の事項を証明する。 1) 欧州指令 92/48 号により規定された衛生規則に準じた漁船により捕獲、処理された ものである。 2) 欧州指令 91/493 号付属 II、III、IV により規定された衛生基準に準じた方法で、水揚 げ、処理あるいは、包装、調整、加工、冷凍、解凍、保管されたものである。 3) 欧州指令 91/493 号付属 V に規定された検疫検査を受けたものである。 4) 欧州指令 91/493 号付属 VI、VII、VIII に準じて、包装、死別、保管、輸送されたも のである。 5) 毒性種または、生体毒素を含む種を含まないこと。 6) 水産物カテゴリーに関し、欧州指令 91/493 号及び適用決定事項により規定された 器官弛緩、寄生虫学、化学、細菌学上の基準を順守したものである。 下に署名する検疫官は、欧州指令 91/493 号、欧州指令 92/48 号により規定された措置を 認めるものである。 作成場所 作成年月日 検疫官署名(1)(3) 印章(3) 氏名(大文字)、役職、資格

(3) 印章及び署名の色は当衛生証明書の他箇所と別の色でなければならない

(29)

参考資料3 「認定施設に係る手続」

製造者 都道府県衛生担当部局 施設認定申請書+関係書類を添えて

申請

書類審査 ↓ 施設の現地調査 施設・工場 ・認定施設の満たすべき条件 -構造設備の基準 -衛生管理基準 ・製造者の義務 -個別検査(理化学的検査又は微生物学的検査 等)を実施すること -HACCP の実施 ・生鮮・冷凍・加工品について、取扱い条件を満 たすこと ・包装基準・表示基準(出荷国、施設認定番号)・ 保管と運搬基準 厚生労働省管轄 地方厚生局 現地調査/認可(施設毎の認定番号の付番) 通知/認可 書類審査 ↓ 施設の現地調査 厚生労働省 EU 委員会 通知/認可 認可の通知 行政側 対 EU 輸出が可能に EU 官報による公布 製造者側

(30)

参考資料4 「包装済み商品の表示義務」

a. 製品の名称

製品の販売名称は、製品の実態を明らかにしている必要があり、ブランド名や独創性に重きを置い た名称とは別個のものでなければならない。また、製品の状態や加工の方法を表示しなければ購入側

の誤解を招く恐れがある場合には、製品の販売名称に加えて、粉末(en poudre)、凍結乾燥(lyophilisé)、

冷凍(surgelé / congelé)、解凍(décongelé)、低温殺菌(pasteurisé)、滅菌(stérilisé)、再合成(reconstitué)、

濃縮(concentré)、薫製(fumé)等と明示しなければならない。 b. 成分のリスト 成分の定義:食品の製造過程において使用され、最終的な製品の中にそのままの形や変化された形 や存在する、添加物も含む総ての物質を示す。ただし、食品の製造過程においてのみ補助的に使用さ れる添加剤(例:製造中に原料成分の変色を抑えるために使用される添加剤など、最終的な製品に対 する機能がないもの)については、表示義務はない。 成分リストの構成: 成分リストについては、 ・ 食品の成分は重量の多い順に記載しなければならない。 ・ 成分リストを表示するにあたって、その上に「成分」と表示しなくてはならない。 ・ 製品名、またその表示に使用されている成分については成分リストに、その重量又は含有率を記 載しなければならない。(事項の「c.特定の成分あるいは成分カテゴリーの含有量」を参照) ・ 以下の区分に含まれる食品添加物の場合は、化学物質名又はEECの分類番号を記載しなければな らない15 着色料(colorant) 甘味料(édulcorant) 保存料(conservateur) 酸化防止剤(antioxygène) 酸性化剤(acidifiant) 酸化調整剤(correcteur d'acidité) 凝固防止剤(anti-agglomérant) 消泡剤(antimoussant) 増量剤(agent de charge)

15 1984 年 12 月 7 日付け省令(1998 年 9 月 29 日付け省令により改定)

(31)

乳化剤(émulsifiant) 溶解塩(sel de fonte)*1 強化剤(affermissant) 味覚増進剤(exhausteur de goût) ゲル化剤(gélifiant) コーティング剤(agent d'enrobage) 加湿剤(humectant) アミドン(amidon modifié)*2*3 推進ガス(gaz propulseur) 膨張剤(poudre à lever) 安定剤(stabilisant) 濃縮剤(épaississant)

小麦粉処理剤(agent de traitement de la farine)

*1 プロセスチーズあるいは、プロセスチーズをベースとした食品のみ *2 グルテンを含有する場合は、原料となった植物名を添付しなければならない。 *3 化学物質名あるいは EU の分類番号の記載は必要ない。 c. 特定の成分あるいは成分種の含有量 2000 年 2 月 14 日以降は、食品の生産過程・準備過程で使用された成分に関して、以下のものはそ の量を表示しなければならない16 ・販売名称に使われている成分・成分種、または販売名称が消費者に連想させる成分・成分種 ・表示ラベル上で、言葉、画像、図などが示唆している成分・成分種 ・名称や外観から他の製品と混同しやすい場合には、製品を最も特徴付けている成分・成分種 d. 正味量(重量又は容量) 製品の正味量の表示は、液体に関しては正味容量により、その他のものについては正味重量による。

16 なお、以下の場合には成分・成分種の量表示に関する規制が適用されない。

・成分・成分種の水切りした正味重量(poids net égoutté)が表示されている場合 ・既にEU規制に沿うかたちで成分・成分種量が表示されている場合 ・芳香付けを目的に、成分・成分種をごく少量使用した場合 ・仮に販売名称に使われていても、その成分・成分種の量が製品の特質を決定づけるものでない場合 ・ある成分・成分種に関して、EU が使用量を厳密に規定する一方で、その表示を義務付けない場合 ・ 果実、野菜、スパイス、ハーブなどの混合食品において、いずれの成分をも他を圧倒する量で使用さ れていない場合 ・ 規制に従って製品名称の脇に「甘味料」あるいは「砂糖と甘味料」と表示してある場合 ・ 栄養表示の対象となった場合におけるビタミン・ミネラルの添加に関する表示

(32)

ねり製品の場合は、正味重量。 e. 食品の特性を保持できる期間及び保存の条件(賞味期限、消費期限及び保存方法) 表示には、どの日、月、年まで、食品が適切な条件下でそのままの品質を保てるかをはっきり明記 しなくてはならない。ただし、維持できる期間が 3 カ月未満の場合は日と月のみ、維持できる期間が 3 カ月から 18 カ月の間は月と年のみ、維持できる期間が 18 カ月を超える場合は年のみを表示するこ とができる。

(1)消費期限:DLC(date limite de consommation)

ある短期間を過ぎて消費した場合、人体に直接悪影響を与える可能性のある生鮮食品に対して、一

定期日にまで消費することを強調する形(「à consommer jusqu’au ...」又は「à consommer jusqu’à la date

figurant ...」)で消費期限が表示される。なお、「...」の箇所には日時を直接表示するか、あるいは日時が

包装のどこに表示されているかを示す。この期限は遵守されなければならず、この期限を超えた製品

の販売は禁じられる17

(2)賞味期限(保存期限):DLUO(date limite d'utilisation optimale)

賞味期限は、適切な保存条件の下であればその食品がその特性を保つ期間であり、「à consommer de

préférence avant (日)...」又は「à consommer de préférence avant fin (日以外の期限)」(...までに消費さ

れたいの意味)と記載される。なお、「...」の箇所には日時を直接表示するか、あるいは日時が包装の どこに表示されているかを示す。この賞味期限は法的な拘束力は持たず、賞味期限後も製品の品質が 保たれていれば販売が許される。 食品毎の消費期限表 食品 保存期間 温度 100g 以下の冷凍食品 包装から 9 カ月間 -12°あるいは-18° 冷蔵パック肉 包装から 5 日間 3° 冷蔵レトルト食品 6 日間(延長可) 3° f. 製造業者又は包装処理業者の名称・住所、あるいはEU域内の販売業者又は輸入業者の名称・住所 責任者が特定できるようこれらは必ず表示しなければならない。また、製造者または包装処理者が 域外の業者である場合には、必ず域内の輸入業者の名称、所在地を併せて表示しなければならない。

171984 年 12 月 7 日付け省令(1991 年 3 月 8 日付け省令により改定)

(33)

責任者の特定は二つの規制に従う。一つは「表示」政令で、これによると、包装業者、製造業者、 EEC 内の販売業者のうちいずれかの会社名・所在地が記されていなくてはならない。もう一つは「度 量衡」政令で、これによると、5g あるいは 5ml 以上の包装済製品について、EEC 内の容器詰め業者、 容器詰めを指示する業者、輸入業者のいずれかの会社名かコード番号を明らかにしなくてはならない。 なお、域内の包装業者、容器詰めを依頼した域内の製造業者、容器詰めを依頼した域内の販売業者、 製品を輸入した域内の販売業者が明らかとなっている場合、責任業者は一社だけ明らかになっていれ ば良いものとする(他の場合は 2 社必要)。 包装地がフランス国内か、フランス以外の EC 域内または EC 域外かにより表示に記載しなければな らない業者(包装業者、製造業者、容器詰め業者、販売業者または輸入業者)がそれぞれ定められて いる。(下の表参照) 〈包装地がフランスの場合〉 「表示」政令による 「度量衡」政令による 表示される 会社名及び所在地 会社名及び所在地又はコード番号 会社数 包装業者 包装業者 1 製造業者が容器詰め業者に委託 -EC 域内の製造業者 フランス包装業者あるいは 2 容器詰めを委託した EC 域内業者 1 -EC 域外の製造業者 フランス包装業者 2 EC 域内の販売業者 -容器詰めを委託 フランス包装業者 2 容器詰めを委託した EC 域内業者 1 -容器詰めを委託しない フランス包装業者 2 容器詰めを委託した EC 域内業者 2 〈包装地が EC 域内(フランス以外)の場合〉 「表示」政令による 「度量衡」政令による 表示される 会社名及び所在地 会社名及び所在地又はコード番号 会社数 包装業者 包装業者(EC) 1 製造業者が容器詰め業者に委託 -EC 域内の製造業者 包装業者(EC) 2 容器詰めを委託した EC 域内業者 1 -EC 域外の製造業者 包装業者(EC) 2

(34)

EC 域内の販売業者 -容器詰めを委託 包装業者(EC) 2 EC 域内業者へ 1 -容器詰めを委託しない 包装業者(EC) 2 容器詰めを委託した EC 域内業者 2 〈包装地が EC 域外で、フランスへ輸入される場合〉 「表示」政令による 「度量衡」政令による 表示される 会社名及び所在地 会社名及び所在地又はコード番号 会社数 包装業者 フランスの輸入業者 2 EC 域外の製造業者 フランスの輸入業者 2 EC 域内の販売業者 -フランスの輸入業者 フランスの輸入業者 1 -輸入業者ではない フランスの輸入業者 2 -フランス外の業者 フランスの輸入業者 2 〈包装地が EC 域外で、フランス以外の EC 域内へ輸入される場合〉 「表示」政令による 「度量衡」政令による 表示される 会社名及び所在地 会社名及び所在地又はコード番号 会社数 包装業者 EC への輸入業者 2 EC 域外の製造業者 EC への輸入業者 2 EC 域内の販売業者 -かつ輸入業者 EC への輸入業者 1 -輸入業者ではない EC への輸入業者 2 g. 製造ロット番号 原則として「L」の次に番号を記載する。場合によっては賞味期限、消費期限表示を製造ロット番号 に替わるものと見做すことができる。 h. 製品の原産地表示 原則として、消費者の誤解を生む可能性のある場合は原産地を表示しなければならない。フランス で生産された原料を用いて国内で加工した食品のみが、「フランス製品」あるいは「フランスで製造」

(35)

あるいは国旗またその色を表示に使用することができる。輸入原料を使用し国内で加工等の処理が行 われた食品については、「フランスにて加工、缶詰、冷凍・・・」など処理の内容を記載することが望 ましい。 i. 使用上の注意事項 冷凍食品には解凍後の再冷凍を禁ずる表示を義務付けている。「使用方法」「使用上の注意」の記載 は製品の安全性の観点から要求されるもので、特に新製品や新しい包装システムなどには表示が必要 とされる。

(36)
(37)
(38)

平成 16 年度 食品規制実態調査 食品輸入規制・流通実態調査(フランス) 発行 2005 年 3 月 発行所 日本貿易振興機構(ジェトロ)産業技術・農水産部 東京都港区赤坂 1-12-32 電話 03(3582)5186 ⒸJETRO 2005(無断転載を禁じます)

Updating...

参照

Updating...

関連した話題 :