• 検索結果がありません。

2010_summer_spring_all.indd

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "2010_summer_spring_all.indd"

Copied!
47
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

■ 巻頭特集

014

── 江戸東京スタイルで涼む夏

「涼」とは暑い夏を涼むこと。体感温度は変わらない、けれど、色や形、音、香りに心を 開くことで、実感として涼しさを得る。古人が編み出した、粋でエコロジカルな夏の過ごし 方です。江戸=Tokyoスタイルで涼む夏。 020 風と光の夏しつらい 強い夏の光が生み出す住空間における光と影。さらに木、布、和紙などの自然素材がもつ 質感がインテリアに清涼感をもたらします。 030 冷菓で夕涼み 見た目も涼しく、のど越しも爽やか。しかも簡単に作れてヘルシー。暑さを吹き飛ばす清 涼の和風スウィーツをどうぞ。 034 江戸のデザイン涼し 季節の言葉が見え隠れするのが紋様と形。培われた勘と技、新旧の匠の技が生み出す形の 中に、江戸っ子の「粋」の精神が宿ります。 042 夏の色 暑いさなか、涼をもたらすものにまつわる色の記憶の数々。たとえば、金魚の朱、染め付 けの藍など。涼む色のアレンジメント。 052 江戸の夏イベントカレンダー 2010 ■ 特集

054 江戸の町を歩く、食べる

高層ビルが次々と建築され変貌激しい東京。しかし下町を歩いてみると、懐かしい江戸の 気配が漂う露地やお店が点々と。深川、神田、浅草、根津など、江戸の情緒とおいしいも のに出会う半日トリップです。

070 ガラスの茶会

──今、注目のガラス作家たち アメリカやヨーロッパでガラス技術を学んだ新世代のガラス作家たちが、自分の土地の文 化に合った独自の作品を生み出しています。彼らの関心の一つがお茶道具。ガラスを使っ た茶会とティーブレイクの提案。

096 花遍路

──全国50の「花の寺」に春を訪ねて 「花の寺」と呼ばれるのは、境内の花の美しさで知られる全国のお寺のこと。花が一番き れいな春から夏、仏像と共にさまざまな花に会いに、全国のお寺を訪ねてみましょう。 009 Works 艸 画・文=篠田桃紅 010 水辺の抒情 東京の北に位置する日本第二の面積をもつ湖沼、霞ヶ浦。帆引き船の白帆が夏の日の光を 幻想的に映し出します。 080 豆腐・夏のご馳走 ヘルシーな豆腐はシンプルゆえ料理次第で楽しみも倍加。人気シェフが提案する豆腐の新 たなメニューで楽しむ夏。 112 デジタルマガジンと和文テキストのご案内 113 アーティスト・インタビュー ●生誕100年記念 「黒澤明を知っていますか?」:数々の名作を世に送り出し、今なお世界 に影響を与え続ける、日本映画界の巨匠・黒澤明。その魅力に迫る、特別メモリアル・イ ンタビュー 3本立てと、記念イベント情報など。 ●森村泰昌:名作絵画の中の人物などに自らが扮するセルフポートレート作品で知られる 森村の今度のテーマは「報道写真の中に見る20世紀の男たち」。初の映像作品を含む新作 シリーズへの想いを語る。 118 アート & エンターテインメント アーキテクツ・インスタレーション / 川喜田半泥子 / 長谷川等伯 / 六本木クロッシング / 猪 熊弦一郎 / 遣唐使 / 能楽の世界 / 束芋 / 人間失格 / ダーリンは外国人 /誰かが私にキスをし た / 春との旅 / LEDアート / チェルフィッチュ / マクベス 萬斎スタイル / 建物再生 122 書店リスト/提供協力会社 123 定期購読 125 KIEパートナーホテル 130 次号予告 2010年 春/夏号 目次 日本語編

a p a n e s e t e x t

J

(2)

2 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ Works・自然 ]

Works

画・文=篠田桃紅 p.009     草にねて、       草の香に身をまかせつつ         夢を追う日の暮るるも惜しく 知人の若い日の作歌、春の日、若い身のよろこびも、感傷も、 哀惜もこもった忘れ難い一首。 自然

水辺の抒情

文=編集部 p.010 たっぷりと風を孕んだ白帆が湖面をゆらゆらと動いていく。 船体を横向きにして風に流されているのは帆引き船だ。船 は長く延びた縄で水中の網を曳いている。水深は最深部で も 7 メートル。回遊するワカサギやシラウオを効率良く獲る ために、明治 13 年(1880)、霞ヶ浦で考案された帆引き網 漁である。  茨城県にある霞ヶ浦は、総面積 220 平方キロメートルに 及ぶ、琵琶湖につぐ国内第二の湖。もともとは海と繫がって いた入り江だったが、江戸時代からの度重なる治水事業に より、現在では淡水湖となっている。水質汚染にも悩まされ たが、徐々に改善に向かっており、関係者の努力が続く。  帆引き船は、この霞ヶ浦で、トロール船に完全に取って 代わられる昭和 42 年(1967)まで漁業の主役だった。一時 完全に姿を消すが、その後文化遺産の継承を目的に再建造 され、今は観光用に操業を行っている。  最盛期には 200 艘を超える帆引き船が霞ヶ浦で操業して いたという。その壮観な夏の風物詩を再び見てみたいとは 思うのは、叶わぬ夢だろうか。 (p.011) 左ページ・霞ヶ浦の湖面に反射する日を白帆に受け、帆引き船 が白い世界の中に溶け込む。 上・岸から離れたところに設置された鯉の養殖場へと至る橋。 下・霞ヶ浦は蓮根生産全国一。広大な蓮畑に蓮が咲き誇る。 (p.013) 写真は、かすみがうら市が主催し今年で 10 年目になる「霞ヶ 浦帆引き船フォトコンテスト」の入選作品から。観光帆引き船は 7 月下 旬∼ 11 月下旬の日曜・祝日に出航している。 かすみがうら市環境経済部観光商工課 Tel. 029-897-1111 www.city.kasumigaura.ibaraki.jp/hobiki/ 2010年 春/夏号 日本語編

a p a n e s e t e x t

J

Copyright - Sekai Bunka Publishing Inc. All rights reserved. Reproduction in whole or in part without permission is prohibited.

(3)

―― 江戸東京スタイルで涼む夏

撮影=佐藤竜一郎 (p.14 ∼ 19、24 ∼ 33、36 ∼ 41、44、46 ∼ 49)、 小林庸浩 (p.34 ∼ 35) 文=編集部 スタイリング=福田典子(p.16 ∼ 19,24 ∼ 29、38、46 ∼ 49) 鎌倉時代の随筆家・吉田兼好は『徒然草』の中で「家のつ くりようは夏をもって旨とすべし」と述べている。つまり、日 本の夏は高温多湿であるから、風通しのいい家を基本にせよ、 と兼好はいう。暑い夏をいかに快適に過ごすか、エアコンの ない時代の課題から一つの概念ともいえる「涼」が生まれた。 「涼」は文字通り「涼むこと」だが、肌に感じる温度を下げ るということだけではない。「涼」は五感で感じるもの。その 知恵と感性は現代の暮らしにも美しく生きている。 夏なら浴衣、浴衣には団扇。帯に団扇を差すのが粋なスタイルだ。浴 衣は、「湯帷子」という浴衣が、江戸時代に着物として一般的に着られ るようになったもの。吸湿性のいい浴衣は夏の普段着だったが、ここ 2 ∼ 3 年また若い世代で浴衣がブーム。夏の花火大会の夜など浴衣姿を 見ることも珍しくなくなった。 着付け=高塚ゆみえ(p.14 ∼ 19) 団扇/伊場仙 1

夕涼み

p.016 日本家屋の夏座敷に入ると暗さに驚くことがある。外の陽射 しが強い分、家の中は暗く、影の色が他の季節より濃い。 簾のシルエット越しに外の風景がくっきりと浮かぶ。このコ ントラストの強さが夏だ。影の演出は涼の知恵の一つでもあ り、風にゆれる簾の影と光の動きは見ていて飽きない。簾 は陽射しを遮るが、風を通し、家の中に空気の流れを作る。 軒に吊るした風鈴がカランと鳴ればそれは風の合図で、空 気の流れを耳で感じる。肌に触れるものの質感は涼感を左 右するから、敷物や座布団、家具に竹や籐を使う。つるん とした質感が、見た目にも涼しい。日が沈んでもまだ暑い 夕べを、人々は浴衣姿で縁側や縁台に腰かけて過ごし、す うっと吹いてくる夕風に涼んだ。夕涼み優雅なひとときだ。 (p.016)江戸時代から作られていたというガラスの風鈴は、金属製の風 鈴とは異なる少し乾いた音色がかえって涼しげだ。風鈴自体は元は魔除 けだったというから、鈴の音は特別の意味をもつ。ガラス風鈴の篠原風 鈴本舗は明治時代に創業。江戸風鈴といえばここのこと。ソーダガラス を使った宙吹きガラスに内側から絵付けをするスタイル。伝統の金魚柄 や花柄に加えて、手の込んだ市松模様なども試みている。 上の写真の左の細長い風鈴「うたまろ」5,250 円。左写真の手前二つ の小さい風鈴 840 円、市松模様の風鈴 2,520 円、その他は 1.470 ∼ 2,835 円(蜻蛉柄と手前の花柄の風鈴は非売品) (p.017)細く裂いたすず竹で編んだ手作りの竹座布団。中には竹の皮 目を細く削って作った竹わたが入れてあり、涼感ともに素晴らしいクッ ション。岩手県各所でかつては見られたものだが、今は玉山村に住む 主婦・渡辺カツさんが一人コツコツと編むのみ。1 年に 5 枚しかできな い貴重品だ。 江戸団扇 ・ 団扇立て/伊場仙、葦スダレ/豊田スダレ店 p.019 蚊取り線香の香りを嗅ぐと、夏の夕暮れの光が思い浮かぶ。 もっとも、気密性の高いマンションに暮らす現代の都会人は 蚊に悩まされることもなく、蚊取り線香とも昨今あまり縁が ない。螺旋の形状をしている蚊取り線香は、蚊遣りに固定し て使う。火をつけると線香の匂いと煙が漂い、強い防虫効 果がある。その匂い、煙のゆらめきが、いつの間にか夕暮 れの風景と共に記憶に刻まれていく。  夏も終わりに近づくと、小さな鈴を転がすような虫の声が どこからか聞こえてくる。虫の声の観賞は平安時代(794-1185)の貴族にまで遡る。虫が羽をこすり合わせるだけの音 が、心に染み入るように心地よい。それは秋の訪れの報せ であり、季節を先どって人はそこに涼を得る。 2010年 春/夏号 日本語編

a p a n e s e t e x t

J

(4)

4 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ] (p.018)上・シンプルなデザインのブロンズ製の蚊遣り「海比古1」/ 山麓アトリエ 18,000 円 右下・日本の伝統的な花火である線香花火は夏の季語でもある。繊細 な火花を散らし、小さく消えてゆく儚さが季節の巡りと結びつく。 左・団扇/伊場仙 右ページ・書の描かれた日傘/ HIFUMI S、円座/たくみ 右ページ・駿河竹千筋細工は江戸時代から続く竹ひごを使った細工も の。中央の虫籠は大名や豪商が使ったとされる大和虫籠 64,800 円/竹 工房はなぶさ 1

風と光の夏しつらい

p.020 「目にも涼やか」という言葉がある。ひんやりした素材の質感 を生かし、光を演出することでインテリアに目で涼む涼感が 生まれる。 撮影=大泉省吾、松川真介 (p.020)苔玉は、植物の根を土で包んで丸め、苔を貼ったもの。冷涼 とした深山の趣がある。苔玉が置いてあるのは、錆鉄の肌合いと硬質な 光沢がひんやり感を醸し出すサイドテーブル。脚部はウォールナット材。 石清水久生作(空間鋳造) 茶托/ヨーガンレール (p.021)竹で編んだ家具は竹のつるりとした肌触りと共に、ゆったりし た編み目であるほど見た目も軽やかで涼しげだ。卓面と脚部を麻の葉く ずし(竹の編み方の一つ)でつないだ真竹のローテーブル。 上平福也作(暮らしのクラフトゆずりは)、銀製花器/宮本商行 (p.022)リビングにさっと敷いて横になれる昼寝用の布団。絞り模様の 藍染めの麻を側地に、中綿には繊維が粗く空気の流れがいい麻綿を使っ ている。寝返りを打つたびに麻のひんやりとした触感。メープルの無垢 材を使用した座椅子は、風通しのいい格子をモチーフにしたデザイン。 昼寝布団/いづみや、座椅子/トイネ・ジェイピー、ストール/ヨーガ ンレール (p.023)陶板にマットな銀彩を施した三つ脚の膳。陶板のざらつきのあ る質感が網代の敷物の感触とマッチして、夏らしいしつらいとなる。 安藤雅信作(ギャルリ百草)、ナプキン/ヨーガンレール 格子の家具に光と影が揺れる p.024 大きな格子をイメージさせるカーブがリビングを横切るソ ファー、江戸切子の把手も冷ややかに、小抽き出しの連な るチェスト。江戸の伝統家具職人らがデザイナー岩倉榮利 氏とコラボレートして製作した家具シリーズである。黒檀の 光沢、格子のイメージの連なりが室内に強いコントラストを 生み出す。それは、真夏の日に、狭い路地の影の中に迷い 込んだような錯覚を抱かせる。モダンでかつ伝統的な意匠 が現代のインテリア感覚に馴染んでいる。 (p.025)左ページ・幅が 4 メートルにわたり垂直にそそり立つ背の高い 縦格子は、背もたれであると同時に光と影を整理する装置だ。大きさの 存在感よりも柔らかに機能する。

Round Sofa - A /Side Table(tobi)/リビング・デザイン東京、倉敷手 織緞通/たくみ、夏ざぶとん・藍染めナプキン/染司よしおか、小さなクッ ションの小紋着物地/二葉苑、竹とんぼ/べにや民芸店、市松カップ ・ 長方漆皿 ・ ちろり酒グラス・白磁四方皿・蘭の入った青白磁円鉢(陶房 青)/ HIFUMI S 右・風と光の抜けるチェア。硬い素材感であるにもかかわらず、反りを もつ背面の格子のラインがなんとも優雅だ。 Easy Chair(tobi)/リビング ・ デザイン東京 下・たくさんの抽き出しの使い方を想像するだけで楽しい。把手が特注 の江戸切子、表面が黒檀加工という贅沢な、現代の薬箪笥。 Grand Chest(tobi)/同 和紙が光を中和する夏しつらい p.026 手触りが優しく冬に暖かい印象もある和紙だが、一方で涼 の演出にうってつけの素材でもある。鈴木源吾氏は現代の 名経師である。経師は襖や障子など表装を行う職人のこと だが、鈴木氏は国宝クラスの書画を手がける匠の技の持ち 主であると同時に、現代的なデザインセンスをもつ屈指の 職人である。光を遮り、あるいは和らげる屏風という移動可

(5)

能な間仕切りが、鈴木氏の手にかかると、目にも涼やかな 和紙の家具へと変貌する。 (p.026)白い和紙を細く切った藍の和紙で繋ぎ、モダンな雨模様を作っ ている。骨組みは横に走っているだけなのだが、どこを見ても皺一つな いところが名経師の真骨頂。強い光を一時的に溜めて徐々に開放するよ うな、和紙越しの光の柔らかさが落ち着く。 屏風(鈴木源吾作)/鈴栄経師株式会社、一真しのぎカップ(真樹一 真作)白木盆・一閑張り漆黒膳・なずな碗/ HIFUMI S、江戸団扇・手 拭地/伊場仙、藍染めコースター/染司よしおか (p.027)上・時代劇にも出てくる蛇の目傘は和傘の代表的紋様。 右・和紙を一枚一枚折り、網代に編んだ衝立。白く単調に刻まれた紋 様のリズムが暗い室内に映える。 上・右、いずれも鈴木源吾作/鈴栄経師株式会社 軽やかに舞う紋様、江戸小紋と江戸更紗 p.028 江戸時代、幕府は贅沢を取り締まる奢侈禁止令をたびたび 発令した。庶民に対しては特に厳しく、着物の生地に絹は 禁じられ、紬、木綿、麻に限られ、色も地味なものに統制 された。しかし、江戸の庶民は逞しくその規制の中でもお 洒落を貫く。武家の裃に使われていた、遠くから見たので はわからない繊細な紋様を着物に取り入れ、そこに「粋」 を表現した。その紋様が小紋である。細かい柄が考案され、 それを染めるだけの技術があった。江戸時代は型染めなど 染色技術が飛躍的に発展した時代である。  一方、更紗は江戸時代から 200 年ほど遡る室町時代に、 南蛮船によりもたらされたとされる。江戸更紗は 30 ∼ 300 枚に及ぶ型紙を使用する染色技術の集成で、花や鳥などを 精緻に図案化したエキゾチックな風合い。京都のものと比 べると色味が渋い。江戸の水が硬水で鉄分を多く含むもの であったことに関係するが、その渋さが江戸の美意識でも あったのだ。 (p.028)窓辺に下がっているのは、江戸の粋を今に伝える染の里・二 葉苑に残る、昭和時代の江戸小紋と江戸更紗の染め見本(非売品)。光 を透かし風に揺れる、贅沢で美しい陽射しよけだ。 しまむしろ/田中栄八商店、虎竹かご/ HIFUMI S、吹き硝子瑠璃色ジャ グ/べにや民芸店 (p.029 上)左・江戸更紗の反物でコーディネートしたクッション。エキ ゾチックな図案と渋い色彩が特徴。 下・遠くから見ると無地に見える生地が近づくとこの通り。職人たちが技 術を競った小紋の柄は、ありとあらゆるパターンを描き出す。 左、下とも二葉苑 (p.029 下)左・多層的な絵柄が映える更紗をテーブルセンターに。異 国情緒を漂わせているが、描かれているのは日本の花鳥風月。 江戸更紗/二葉苑 1

冷菓で夕涼み

p.030 うだるような炎天下を歩いた後に、あるいは夏の夕餉のデザー トに、冷たい和のスイーツはいかが? 見た目も涼やかな器 で供したい。 コーディネートとスイーツ製作=福田典子 ● 熟れた西瓜とゆかりのとろとろ葛仕立て 真っ赤に熟れた西瓜は、夏のデザートの王様。ゆかりのとろとろ葛仕立 てを添えて暑気を払うと共に、冷房や冷たいものを取りすぎた身体の気 を養う。 【作り方】西瓜はよく熟れた新鮮なものを選び、頃よく冷やしてから櫛型 に切る。ゆかりのとろとろ葛仕立ては、小さな鍋に 200cc の湯を沸かし、 大匙 3 の吉野葛を同量の水で溶かして加え、ゆかり(赤紫蘇を梅酢で 漬け込み、天日で干して細かくしたもの)大匙3を加えながらかき混ぜ る。冷蔵庫で冷やし、器に盛り付けて、穂紫蘇を添える。 青白磁円皿(加藤委作)/瑞玉、マット白磁花型ミニカップ(若杉聖子 作)/ HIFUMI S

(6)

6 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ] (p.031) ● 白玉の夏デザート つるんと喉越しもさわやかな白玉に、抹茶の清涼感と粒餡の甘みが奏で る夏の味わい。 【作り方】白玉粉は、耳たぶくらいのやわらかさになるまで水を加えて練 り、大中小の 3 つの大きさのボールを作る。ほかに、抹茶と梅酢を入 れた白玉も同様に作る。沸騰した湯に放し、浮き上がってから 2 分間ゆ で、冷水に取る。器に2センチの厚さに切ったカステラを敷き、大匙 3 の餡をのせ、大中小の抹茶、梅酢、スタンダードの白玉をバランスよく 散らして、抹茶のアイスクリームをのせる。器の縁から、ソーダを注ぎ、 小鳥の干菓子、アラザンをあしらう。 内空色白磁マット毬ボール(瀬兵作)、貝のスプーン/ HIFUMI S (p.032) ● 杏仁風味(アマレット風味)のあんみつ  冷たい口あたりに、アマレットの洗練を加えた大人のあんみつ。 【作り方】3 時間以上、水で戻した角寒天 3 分の 1 本を鍋にちぎり入れて、 400cc の水を加えて、火にかけて煮溶かす。2回ほど沸騰させ、布巾 で絞りながら漉し、アマレットリキュール大匙 3 を混ぜ合わせて、バット に 1 センチ厚になるように流し込み、水で冷やし固める。水 80cc、蜂 蜜大匙2を鍋で煮溶かして冷やし、シロップを作る。器に 1 センチ角に 切った寒天、ゆでたえんどう豆、あんこを入れ、干しあんず、求肥、金 平糖をあしらって、アマレットリキュールで香りをつける。 染め付け蝶紋 ・ 芙蓉手蕎麦猪口(岩永浩作)・ モール硝子小皿(山下 達巳作)時代銀スプーン/ SUIGYOKU、藍染めコースター/染司よし おか (p.033) ● 葛きりシャンパン 3種のベリーのフレッシュ感と葛切りのツルツル触感を、シャンパンの ジューシーさでまとめ上げた涼感を誘う夏の逸品。 【作り方】ボールに、本葛粉 50g と水 150cc を入れてよく混ぜて、布巾 で漉す。大きめの鍋に湯を沸かして、バットを浮かべ、1 ミリ厚に葛を 流して、固まるまでそのまま置く。固まったらバットを湯に沈め、全体が 透明になったら引き上げ、水を張ったものに浸ける。水に浸けたまま、 ゴムべラではがして水から引き上げる。これを 3 回繰り返す。葛を 1 セ ンチ幅に切り葛切りにする。器に葛切り、黒蜜小匙 1、ラズベリー、ブルー ベリー、苺を入れて、シャンパンを注ぎ入れる。 1

江戸のデザイン涼し

p.034 亀戸天神で有名な町の一角、小さな住宅風の建物に、海外 からの顧客がひっきりなしに訪れる。江戸切子の華硝(熊 倉硝子工芸)の工房と店舗があるからなのだが、その目だ たなさ加減がまた江戸らしいといえば江戸らしい。  切子の技術は基本はいずこも同じで、東京で作られる切 子なら江戸切子、薩摩で作られれば薩摩切子となる。しかし、 数ある工房の中でも華硝の江戸切子はカットの精度と色彩 美で群を抜く。華硝オリジナルの緻密な紋様は、伝統を受 け継ぎつつ今なお進化を続けているようである。決定的な 技の一つが手磨きだ。カットしたガラスに仕上げの磨きを かける場合、今多くは薬品が使われる。しかし華硝ではす べて手で磨く(その技法は企業秘密だという)。薬品を使わ ないから色落ちがなく、よその切子と並べてみれば一目瞭 然で華硝の作品は色が濃い。同じ瑠璃でも深い海の底のよ うなコクがある。このグラスで冷たい飲み物を飲めば、暑さ を忘れ去ることは間違いない。 (p.034)「米つなぎ」と名付けられた技法は、その名のごとくお米の粒 を並べたような幾何学的な編み目紋様。編み目の大きさが端にいくにし たがって規則正しく小さくなっているが、それらは信じがたいことにすべ て下絵なしに直接ガラスを削って描かれていく。職人芸術の結晶である。 この技法で作られたワイングラスは洞爺湖サミットの際に要人のお土産 になった。 (p.035)精緻な模様はすべて手で削られたもの。近寄ってみても寸分 の狂いのない正確なパターンの連続は、手技によるものとはなかなか 思えない。光の角度によってはメタリックな輝きを見せる芸術品。色は 手前から、切子の代表色である、瑠璃、葡萄、紅。 ワイングラス「宝石」一客 26,250 円/華硝

(7)

掌に無限をつかみ p.036 ものを小さくする、ミニチュア化するという傾向は SONY に 始まったことではなく、縮小する文化は日本には挙げればい くらでもある。江戸時代にも小さな玩具というのが流行った。 今ならたとえば、両国にある江戸東京博物館で江戸の町を 人ごと一緒にミニチュア化した展示もよく知られる。しかし、 ミニチュア作家・森音広夢さんの作る作品はレベルが違い すぎる。なにしろ大きさ 0.8 ミリの「世界最小のテディベア」 を作ったというギネス記録をもつ人。製作はすべて肉眼と手 作業のみ。道具から手作り。小さくても木目を合わせてあり、 貫通させる穴も 0.3 ミリと極限の作業だ。その小さな細工の 中に幽玄の世界から風が吹いてくる。 (p.036)能面の般若(上)、舞楽面の崑崙八仙(下右)、神楽面の住吉 翁(下左)、古面の鬼(箱の外)の4種の面を一つの箱に収めた森音 広夢さんの作品「古面」。それぞれの面は高さ 1 センチ、すべて手で彫 られている。材は檜、桂で、顔料と漆の仕上げ。翁の面一つ見ても、 本物同様、髭が埋めこまれ、顎の部分が分かれ紐で留めてあるという徹 底ぶりだ。この小さな箱の中に人の感覚を超越する幽玄の世界がある。 (p.037)左・有名な江戸時代のからくり人形をまったく同じ仕掛けで森 音さんがミニチュア化した「極小茶運び人形」。高さ 5.4 センチ。部品 は一つ一つ、檜、柘植、山桜などの木を削って作られており、目はガラ ス、茶碗も陶器製だ。 下・夏場、幽霊話に盛り上がる江戸っ子の怪談好きは今も昔も変わらな い。怖い話に背筋をぞっとさせて涼むのである。「幽霊画牙彫り∼硯屏 仕立て」はマストドン(マンモスの牙)に絵を彫った作品。溝に墨を刷 り込み、さらに 1 ミリ四方あたり 900 という点描を施してある。絵の部 分が縦 5.4 センチ、横 1.4 センチという世界最小の幽霊画。 意匠も使い勝手も抜群、江戸生まれの粋な万能道具 p.038 江戸時代、浴衣とともに庶民の文化として普及した手拭。薄 くて軽く、かさばらない。肩にちょいとひっかけて湯屋へ、 という姿は、なんとも颯爽とした江戸っ子気風を感じさせる。 「手拭」という名前の通り本来は肌を拭う道具であり、白地 を多くとるのは合理的だったが、そんな中にも、例えば p.039 の「かまわぬ」柄のように、ちらっと洒落っ気のある意匠を 忍ばせるのが江戸の粋だ。手拭の縁が裁ちっぱなしなのは、 切れた鼻緒をすげたり、切り傷などに必要な分を手で割い て応急処置をする実用性を追求したため。近年は総柄や、 さまざまな色、絵柄のものが登場し、額装してインテリアと して楽しむのも流行しているが、手拭はやはり手で使ってこ そ真価を発揮する。原点に立ち戻り、手で触れて心地よく、 目で見て楽しい実用品として、暮らしの中に取り入れるのが 新鮮だ。 (p.038)上・涼を誘う江戸好みの色合いと、爽やかなシャリ感が 本日のお客様を迎える。 手拭/竺仙 秋田杉楕円桶/ HIFUMI S 左・江戸前のいなせな藍染めと、白木の静謐さを取り合わせた夏の卓 上で、きりっと冷えた日本酒を楽しむ。手拭を半分に切り、縁を縫い合 わせ硝子をかぶせれば、夏の光の反射もご馳走になる。 手拭「吉原つなぎ」「市松紺」/竺仙 白木の SAKE クーラー(川尻洋三作)・檜の升・グラス・コンプラ瓶・箸お き/ HIFUMI S 染付け網代紋皿(須田靑華作)/瑞玉 (p.039) 結び文 Secret Message 書状を細くたたみ結んだもので、縁起が良い柄とされる。密かに交わさ れる恋文を思わせる、しっとりとした風情のある柄。 かまわぬ Carefree 江戸時代の人気の歌舞伎役者のトレードマークともいえる、「役者柄」。 これは七世市川團十郎ゆかりの柄。日本語の、「鎌 かま 」「輪 わ 」 に「ぬ」の音を当てた、言葉あそびの柄。江戸っ子らしい洒落っ気が効 いている。 こつこつと  Steadily we go こちらも、言葉あそびの妙。頭蓋骨の模様を、「骨」という漢字の別の 読み方「こつ」にかけ、「こつこつと=地道に」という言葉を表現。

(8)

8 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ]

豆絞り Patterned peas 手拭の模様といえば「豆絞り」、という定番柄。伝統的な染めの技法「注 染」染めのものは、点の一つ一つがいびつに滲み、それがまた味わい がある。 大小あられ Hailstorm 大小の白い点で霰を描いた、江戸小紋柄。美しい藍のグラデーションは、 横向きに見れば空から降り積もる情景が浮かび上る。 山道 Mountain trail 最初に全面を灰色に染め、その上から藍をかぶせ山道を表したジグザ グ模様を表現する、手の込んだ染めの技法。山道に積もった松葉の、 小紋柄を白く染め抜いている。 半纏 Men at work 半纏は、江戸時代の職人や商売人の仕事着。屋号や名前、家紋などを 染め抜いた「印半纏」は、実用的であると同時に芸術的。粋でいなせな、 江戸っ子柄が勢ぞろい。 麻の葉 Diamond leaves 力強く伸びる麻にあやかり、丈夫にまっすぐ育つようにと子供の肌着や、 魔除けの柄として、女性の肌襦袢(着物の下着)や腰紐などにも、現 在もよく使われる伝統柄。 爪菖蒲 Irises もとは侍の裃に使われた、江戸小紋の柄。藍、鼠色、茶色、深緑など の渋めの地色に、近くによると分かる細かい総柄が施される。これは、 よく見られる菖蒲の花模様を、「爪」という漢字のモチーフに当てはめ た柄。 エコロジカルな紋様たち p.040 浴衣に団扇は「涼」の揺るがないイメージだ。庶民的な団扇 も江戸には江戸の形があって、京団扇と比べるなら、柄の材 が京都は北山杉だが、江戸は丸竹を裂いて作っている。骨 組みが見えるのが江戸だ。これができる職人は今、千葉県の 館山にしかいない。江戸の絵柄はやはり江戸で流行ったシン プルな縞、格子などが定番。粋で見た目にも涼しげである。 (p.040) 籠目 シンプルなれど飽きの来ない竹籠の網の目の紋様。 柄長・小満月。 ここに掲載したのは、いずれも 16 世紀から続く老舗「伊場仙」の団扇 の一部。 (p.041) (中央 12 時の位置から時計回りに) 瓢箪に変わり縞 線の太さや間隔など多くのパターンがある縞柄は江戸期の代表的紋様。 中満月型/浴衣地(綿) 十七格子 縦横の線で構成される格子もさまざまなバリエーションがある。 柄長・小満月型/手拭地(綿) 金魚 愛らしい金魚柄。上から二図の中を覗き見た図であるのが、江戸風だ。 ミニ満月形/手拭地(綿) 螢は夏の季語。螢狩りで螢を捕まえ、螢籠で観賞するのも夏の風物誌。 大満月型/浴衣地(絣) 滝縞 動きを感じさせる直線で表現した滝を落ちる水。縞のバリエーションの一つ。 中満月型/手拭地(綿) 市松に伊場仙紋 チェス柄の市松模様は歌舞伎役者の佐野川市松が袴に愛用していたの が最初。 大和型・半張り/綿ローン地 水玉散らし 散らしは基本の図形を全体に散らしたり撒いたりしたような構成の名称。 大和型/沖繩紅型染め(和紙) 花火 意匠化されたものが江戸の好みなら、写実的な柄はむしろ現代のもの。 中満月型/手拭地(綿)

(9)

三枡に隈取 枡を入れ子に三つ重ねた三枡の紋と歌舞伎役者の隈取りとの組み合わせ。 柄長・小満月型/手拭地(綿) 1

夏の色

p.042 春には春、夏には夏の季節的な色のイメージというものがあ る。夏の季節の思い出は、懐かしさと色とを一緒に呼び覚ます。 (p.044)17 世紀半ば江戸に登場したとされる、火薬が 0.1 グラムにも 満たない小さな手持ち花火、線香花火は、日本人がもっとも大切にする 花火だ。和紙を手で縒って作り、牡丹、柳、松葉、菊などと変化する繊 細な火花の形にすら名前がある。最後に小さな火球がジーと音を立てて ポトンと落ちる、桜にも通じる儚い美しさは線香花火の印象を一層強く する。セット(ひかりなでしこを除く)4,800 円/立岩商店 ひかりなで しこは桐箱入りで、12 本セット 2,625 円、35 本セット 5,250 円 煌めき 花火写真(p.42 ∼ 43、45)=冴木一馬 p.045 色とりどりの花火の色は本格的な夏の幕開けの合図だ。浴 衣に団扇といういでたちで夕涼みがてら花火を眺めるのが 江戸っ子の定番。江戸時代からの歴史をもつ隅田川花火大 会では、屋形船から見物するスタイルも健在で、東京の花 火で一番の賑わいを見せる。花火師たちの卓越した技を見 るのも花火の醍醐味の一つで、ここに集めたのは花を模し た花火たち。線香花火の小さな火花にすらも花の姿を見る 日本人、夜空に咲く花だからその名も花火なのだ。 藤 / かすみ草 / アレンジメントブーケ / 西洋花束 菊 / ひまわり / 牡丹 p.046 藍染めや染め付けの器など、見回せば私たちの日常に溢れ ている藍の色。比較的簡単に染められる藍染めは江戸時代 に各地に普及。藍独特の香気も好まれ、日常着から暖簾、 風呂敷など日常生活に溶け込んだ。磁器に呉須で絵付けし て焼成する染め付けの藍の色が千変万化で魅せるように、 藍の中に無数の色があるその「深さ」に人は惹かれるので ある。それは列島を取り巻く海の色であり、夕暮れの空が宇 宙へと溶け込んでいく深遠な色でもある。藍は心を解放す る夏の色だ。 (p.046 左)上・生絹藍染ストール・経縞ストール/染司よしおか、神代 (JINDAI)竹ひご屏風/豊田スダレ店 下左・藍染のハギレをパッチワーク風に合わせ、2 枚のガラスではさん だコースター。藍染ハギレ/たくみ 下右・正藍染風呂敷・藍染綿風呂敷(山北節子作)・倉敷緞通/たくみ、 藍染麻座布団(小)/染司よしおか (p.047 右) 藍古九谷山水唐人紋瓢型徳利 ・ 染付網手盃洗 ・ 染付芙蓉手七寸皿 ・ 染 付葵紋大猪口 ・ 染付七宝繋ぎ紋猪口/古美術西川、深瑠璃どら鉢 ・ 深 瑠璃四寸鉢 ・ 深瑠璃七寸平鉢 ・ 深瑠璃五寸浅鉢 ・ 深瑠璃豆小鉢(坂本 達哉作)/ HIFUMI S、藍染風布/瑞玉 p.048 子どもの頃の夏の記憶にあるのは、花火、西瓜、そして夏 祭りの縁日の金魚すくい。お祭りから持ち帰った金魚とは、 いつもすぐに別れが待っていて、その儚さが短い夏の思い 出をより鮮やかなものにするかのようだ。  多くの人にはそんな思い出の中でしかなじみのない金魚 にもっと親しんでもらいたいと、カフェを併設したユニーク なスタイルで営業するのは、東京・本郷にある「金魚坂」。

(10)

10 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ] 東京ではもうほとんど見ることのなくなった金魚屋の中で、 ここはなんと創業 350 年、江戸時代から続く老舗だ。訪れ ると、店先に並ぶたくさんの陶製の鉢などに泳ぐ、40 種余 りの金魚たちに出迎えられる。日本には 1502 年に、中国か ら伝来したという金魚。フナが突然変異で赤くなったものを 原種とし、大坂の堺から江戸へ広まり品種改良されていった。 当初は贅沢な愛玩品だったが、江戸も中期になると、たら いや火鉢に水を張って庶民の家の中で愛でる様子が、多く の浮世絵に描かれている。今は熱帯魚ブームもあって、金 魚も設備の整った水槽で飼われガラス越しに横から観賞さ れるが、江戸時代にはたいてい、たらいや火鉢に水を張っ て上から眺めて楽しむものだった。「暑い季節なら、金魚が ゆらゆらと泳ぐ鉢を覗くだけでも、部屋の中で涼を演出でき るし、寒い季節には自然な加湿器にもなるんじゃないかしら」 と、7 代目になる女将さん・吉田智子さんは語る。 (p.048)日本には 1502 年に中国から大坂の堺に伝来し、江戸に広ま ると一躍、金魚文化が花開いた。品種改良を経て、写真のランチュウ、 水泡眼、琉金などの種類が生まれた。 沖縄泡硝子鉢/たくみ (p.049) ❶ 小赤 和金 日本の金魚の最も原種に近いこの種類は、夏祭りの金魚すくいでおなじみ。 ❷ ピンポンパール ピンポン玉に似た丸い体に、真珠が並んだような突起状の鱗が特徴。 フワフワとぎこちなく泳ぐ姿に愛嬌がある。 ❸ 水泡眼  角膜が水泡状に膨らみ、眼が飛び出しているように見えるユーモラスな 姿。水泡が大きく、左右均等のものが美しいとされる。 ❹ 丹頂 タンチョウヅルに似た、頭のてっぺんの真紅の模様が、白い体に映える。 ❺ 更紗琉金 和金の変異種。紅白のものを「更紗」と呼ぶ。「3ツ尾」と呼ばれる、 三つ叉に分かれた大きな尾鰭が、ゆらゆらと涼しげに揺れる。 ❺ コメット 尾鰭が長く育つのが特徴で、彗星が尾をひいて流れるように、素早く泳 ぐ細身の姿が美しい。 ❺ ランチュウ 浮世絵などに多く登場する種類。背鰭がなく、丸みを帯びた体形と、頭 部がでこぼこと発達するのが特徴。大きく成長したものは堂々とした風 格だ。 ❺ 3ツ尾 和金 古来種である和金の、尾鰭が「3ツ尾」になったもの。赤と白の更紗 模様が愛らしい。  白磁枡型鉢/ HIFUMI S 赤、白、青、紫 写真=中島 (p.050)毎年夏に開かれる入谷の朝顔まつりは夏を知らせる下町の風 物詩。入谷は江戸時代から朝顔と縁の深い所だったが、朝顔市は明治 時代に十数軒の植木屋が軒を連ねて始まったと言われている。写真提 供/台東区 p.051 下町の路地を夏歩くと、朝顔の鉢植えを軒下に並べた風景 に出会う。かつては町を売り歩く朝顔の行商も盛んで、人々 は朝顔を身近に置いて潤いのある暮らしを楽しんだ。現代 でも朝顔は身近な栽培植物の代表だ。太陽をいっぱいに浴 びた朝顔は夏を告げる。  「朝顔が江戸の色彩文化に与えた影響は大きい」というの は朝顔に詳しい植物遺伝学者の米田芳秋先生。「朝顔の原 種の花色は青ですが、江戸以前に突然変異で白ができ、江 戸時代に入って赤、紫などが出てきた。茶色、灰色などの 中間色、複色の朝顔も多数育種されました。当時の図譜に あって今はない色もあります」

(11)

 その色の多彩さ、マニアぶりは当時の図譜を見ると驚くば かり。江戸は一大園芸都市であり「園芸技術もおそらく世界 一の規模と技術」だったと米田先生。特に江戸後期の文化 ・ 文政(1804 -1829)の頃から嘉永・安政時代(1848 -1860) に、色や形の異なる朝顔の珍品・奇品を育種して楽しむ風 潮もピークに達した。庶民に愛され、園芸家の情熱をもか きたてるという意味で、朝顔は特別な存在の花である。 蔓を伸ばしラッパ型の花を次々と咲かせるのが普通。赤や青、浅葱、紫、 白などは比較的よく見られる。栽培家の間では大輪の朝顔が今は主流。 一方で牡丹のように八重の花弁をもつものや葉が細かく切れている「変 化朝顔」は、メンデルの遺伝法則発見(1865)以前に江戸の園芸家たち が変異を見つけ保存したもの。 左=行灯仕立ての朝顔。

(12)

12 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ]

江戸の夏イベントカレンダー 2010

時期 イベント名 場所 問い合わせ先 Memo 4 月 30 日 ∼ 5 月 6 日 大國魂神社 例大祭 (くらやみ祭) 府中市/大國魂神社 大國魂神社 042-362-2130 日本一の大太鼓の行列に先導され、一之宮∼六之宮、そ して本社神輿が、神社の西にある御旅所へ渡御される。 5 日が大祭のメイン。 www.ookunitamajinja.or.jp (日本語のみ) 5 月 3 ∼ 4 日 江戸川区花の祭典 江戸川区/ 鹿骨スポーツ広場  江戸川区産業振興課農 産係 03-5662-0539 草花や苗木、朝採り新鮮野菜も販売。会場中央の広場で は、園芸講座や大道芸など、さまざまなイベントが行わ れる。 5 月 5 日 水天宮例祭 中央区/水天宮 水天宮 03-3666-7195 安産、子授けのご利益で知られる神社。当日は多くの露 店が出る。終日露店あり。 www.suitengu.or.jp (日本語のみ) 5 月 5 日 銀座柳まつり 中央区/西銀座通、 数寄屋橋公園ほか 西銀座通会  03-3566-4003 警視庁や東京都吹奏楽団による 1500 人の吹奏楽団の演 奏、ベンツのクラシックカー、マーチングバンドのパレード、 東京都公認のヘブンアーティストのパフォーマンスなど。 銀座の柳の苗木、各地の物産品などの無料配布もある。 www.ginza.jp/nishiginza/yanagi/(日本語のみ) 5 月 5 日 香取神社勝矢祭 江東区/香取神社 香取神社 03-3681-4575 武者行列は亀出神社から出発。香取神社で儀式が行わ れる。平安時代、平将門の乱を平定し、矢が奉納された 故事に由来。 www.katorijinja.or.jp (日本語のみ) 5 月 7 ∼ 9 日 下谷神社例大祭 台東区/下谷神社 下谷神社 03-3831-1488 夏を告げる江戸で最初の祭り。下町の風物詩として賑わ う。当日は多くの露店が出る。 www.tctv.ne.jp/shitaya-/ (日本語のみ) 5 月 8 ∼ 9 日 浅草橋紅白マロニエまつり 台東区/柳北公園、 柳北スポーツプラザ 体育館周辺 マロニエまつり実行委 員会 03-3851-4500 浅草橋の並木の樹木名を冠した下町の新しい祭り。江戸 庶民文化の色濃く、寄席、隅田川の屋形舟、賑わい市 等が開催される。 5 月 14 ∼ 16 日 三社祭 台東区/浅草神社 浅草神社 03-3844-1575 浅草の町並みを屈強な男衆が神輿を担いで練り歩く、江 戸随一の荒祭りとして知られる。本社神輿の宮出し(境 内の外に出す)、宮入り(境内に戻す)がクライマックス。 3 日間で約 150 万人が訪れる。 www.asakusajinja.jp/english/  5 月 15 ∼ 16 日 東京みなと祭 中央区/晴海客船 ターミナル 東京みなと祭協議会事 務局 03-5500-2585 1941 年 5 月 20 日の東京港開港を記念して行われる。晴 海会場にて世界最大級の帆船等の一般公開、ポートバ ザール、フリーマーケット、船の科学館会場にて体験乗 船会など、各会場で多彩なイベントが行われる。 www.tokyoport.or.jp/52maturi0103.htm (日本語のみ) 6 月上旬 文京あじさいまつり 文京区/白山神社境内 及び 白山公園 文京区役所アカデミー 推進課観光担当  03-3812-7111 あじさいは梅雨時の花。歯痛止めの神様として知られる 白山神社の境内から白山公園にかけて、約 3000 株のあ じさいが梅雨時に咲く都内の名所。土曜日・日曜日を中 心に賑やかなイベントも開催される。 www.city.bunkyo.lg.jp/visitor_kanko_event_ajisai.html (日本語のみ) 6 月 10 ∼ 17 日 山王まつり 千代田区/日枝神社 日枝神社 03-3581-2471 神幸祭は、隔年交互に神田明神と日枝神社から神輿が出さ れる。2010 年は日枝神社の神幸祭の年で 11 日に行われる。 神田祭とともに山王まつりは天下祭と呼ばれており、江戸 三大祭りの一つ。日本の歴史に触れる厳かな行事が多い。 www.hiejinja.net/jinja/english/ 東京の夏は一年の中でも威勢のいいお祭りやイベントが盛 りだくさんだ。由緒ある例大祭や市、花火大会、そして地方 発祥の踊りからブラジルのサンバまで、盛り上がりには事欠 かない。涼感を求めるなら花火や市へ、夏の賑わいを満喫 したいなら祭りや盆踊りなどに足を運んでみよう。

(13)

6 月 19 ∼ 20 日 郡上おどり in 青山 港区/ 秩父宮ラグビー場 ムラバヤシ商会 03-3401-2462 郡上おどりは岐阜県八幡町で行われる盆踊り。本場、岐 阜県八幡町から郡上おどりの保存会が出演、本場同様の 熱気の中で郡上おどりが楽しめる。 観光客も踊りに参加 できるのが特徴。同時開催の物産展も好評。 www.aoyama-gaienmae.or.jp (日本語のみ) 6 月 23 ∼ 24 日 千日詣りほおずき市 港区/愛宕神社 愛宕神社 03-3431-0327 ほおずきは平安時代から薬用され、オレンジ色の袋状の 萼が美しい植物。災難除けのお札やほおずきが売られる。 この日は茅を束ねた輪をくぐってお祓いをする茅の輪くぐ りの神事も行われる。 www.atago-jinja.com (日本語のみ) 7 月 6 ∼ 8 日 入谷の朝顔市 台東区/鬼子母神、 入谷中央商店街 鬼子母神(真源寺) 03-3841-1800 鬼子母神の境内を中心に言問通り沿いを約 100 軒の業 者が朝顔を並べる。他の多くの露店も並ぶ。 7 月 9 ∼ 10 日 浅草寺四万六千日ほおず き市 台東区/浅草寺 浅草寺 03-3842-0181 江戸時代から続く市で約 250 軒のほおずき市が立ち、露 店 も 出 る。 四 万 六 千 日と は こ の 日 に 参 拝 す ると、 四万六千日分参拝したことと同じ功徳があるというご縁 日。 www.senso-ji.jp/about/index_e.html 7 月 10 日 西新井大師 風鈴まつり 足立区/西新井大師 西新井大師 03-3890-2345 北海道から沖縄まで全国各地からさまざまの風鈴があつ められ涼感を煽る。美しい音色が響きわたり、その数は 400 種、4000 個以上。風鈴は展示即売される。 www.nishiaraidaishi.or.jp (日本語のみ) 7 月 12 ∼ 14 日(予定) 月島草市 台東区/月島西仲通り 商店街 商店街振興組合 03-3531-0076 もんじゃ焼きが有名な月島。月島西仲通り商店街、500 メートルの通り全部に屋台が並ぶ。昔はお盆の道具を 売っていたが、今は縁日の露店が中心。 www.tsukinishi.com (日本語のみ) 7 月 13 ∼ 16 日 みたままつり 千代田区/靖国神社  靖国神社 03-3261-8326 大小3万を超える提灯が山吹色の光の海となる光景は圧 巻。神輿が出るほか、巨大な山車燈籠で知られる。みこ し振りや青森ねぶたなども開催。期間中は毎日奉納芸能 がある。 www.yasukuni.or.jp/english/ 7 月 17 ∼ 18 日 江戸川区特産金魚まつり 江戸川区行船公園 江戸川区産業振興課 農産係 03-5662-0539 金魚の産地で知られる江戸川区が主催。和紙を張った道 具で水中の金魚をすくう金魚すくいには、両日で 2 万匹 の金魚が用意される。その他、金魚の即売会や江戸風 鈴などの伝統工芸品の店も出る。 www.city.edogawa.tokyo.jp/chiikinojoho/event/ kingyo7/index.html (日本語のみ) 7 月 17 日 ∼ 8 月 8 日 うえの夏まつり 台東区/上野公園 不忍池 上野観光連盟 03-3833-0030 上野公園と不忍池湖畔に灯されるボンボリ約 1200 個が 美しい。植木・盆栽市、骨董市、パレード、夜店、音楽 イベントなど盛りだくさん。 www.ueno.or.jp (日本語のみ) 7 月 18 ∼ 19 日(予定) 文京朝顔・ほおずき市 文京区/朝顔市:伝通寺、 ほおづき市:源覚寺 文京朝顔・ほおずき市実行委 員会事務局 03-3813-3638 しっとりした趣のある小石川の町並みの中で開催される。 朝顔市は徳川家ゆかりの伝通院、ほおずき市は源覚寺が 会場。期間中は、ほおずきの鉢植え販売の他、模擬店や 物産展、コンサートなどの楽しい催し物が多数行われる。 www.city.bunkyo.lg.jp/visitor_kanko_event_ asagao.html (日本語のみ) 7 月 19 日 (予定) 海の灯まつり in お台場 2010 港区/お台場海浜公園 海の灯まつり in お台場実行委 員会事務局 03-3599-7305 お台場はさまざまな商業施設や企業が集まる臨海副都 心。海の安全を願って 7 色の紙袋にロウソクの火を灯し て描いた地上絵で砂浜が彩られる。ワークショップやコ ンサーもあり、来場者数も例年 5 万人を超える、お台場 海浜公園の夏の風物詩。 www.tptc.co.jp/park/ (日本語のみ) 7 月 21 ∼ 24 日 神楽坂まつり (ほおずき市・阿波踊り) 新宿区/神楽坂通り 神楽坂通り商店会事務 所 03-3268-2802 昔ながらの古い佇まいの路地や、風情ある飲食店がある 神楽坂。毘沙門天善国寺を中心にほおずき市が開催さ れる。クライマックスの阿波踊りは神楽坂通りにて。 www.kagurazaka.in/matsuri/index.html (日本語のみ) 7 月下旬の 火曜日 葛飾納涼花火大会 葛飾区柴又野球場 (江戸川河川敷) 葛飾区産業経済課観光 振興担当係 03-3838-5558 『男はつらいよ』のフーテンの寅さんは日本で人気の映 画シリーズ。映画の舞台の柴又のある葛飾らしく寅さん の持ち物を型物花火で表現し、カバンや帽子などを花火 の小玉で作っている。約 1 万発。

(14)

14 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 夏 ] 7 月下旬 足立の花火 足立区/荒川河川敷 (千代田線鉄橋∼西新井 橋間) 足立区観光交流協会 03-3880-5853 見物は 300 メートルのナイアガラ。スターマインが主流 で昭和時代に流行っていた花火が息を潜める昨今、貴重 な存在の大会。約 1 万 2000 発。 http://adachikanko.jp/fireworks/  7 月 28 日 ∼ 8 月 3 日 大輪あさがお展示会 千代田区/日比谷公園 東京朝顔研究会総務部 03-3483-1779 毎朝約 1000 鉢の色とりどりの朝顔を展示。手塩にかけ て育てられた朝顔の豊富なバリエーションが訪れる人を 楽しませる。最終日は午前のみ。 7 月 31 日 新宿エイサーまつり 新宿区/新宿東口 商店街地区 新宿エイサーまつり 実行委員会 03-3209-9291 独特のリズムと響きをもった沖縄民謡をバックに、沖縄 の盆踊りともいえるエイサーが新宿の路上で繰り広げら れる。新宿区新宿通りを中心とした新宿東口商店街地区 で開催される。 http://shinjuku-eisa.jp (日本語のみ) 未定 (例年は 7 月 最終土曜日) 立川まつり国営 昭和記念公園花火大会 立川市/国営昭和記念 公園みんなの原っぱ 立川観光協会 042-527-2700 50 年以上の歴史をもつ大会。国内の一流花火師が集 う煙火芸術協会の芸術性の高い花火が見られる。 約 5000 発。 7 月 31 日 (予定) 隅田川花火大会 墨田区/ 第1会場:桜橋∼言問橋 第2会場:駒形橋∼厩橋 墨田区役所 03-5608-1111 江戸時代に両国川開きとして始まった伝統の花火大会。 1961 年に終了したが 17 年後に復活。隅田川は花火見 物の屋形船で賑わう。会場が 2 か所に分かれて競技会 が行われ、全国の有名花火師の作品が見られる。約 2 万 1500 発。 http://sumidagawa-hanabi.com/index_eg.html 未定 (例年 7 ∼ 9 月) 調布市花火大会 調布市/多摩川河川敷 (京王相模原線鉄橋 下流)多摩川会場・ 布田会場2か所 調布市役所産業振興課 042-481-7184 ここ数年プログラムに組み込まれている人気アニメ『ゲ ゲゲの鬼太郎』のキャラクターを花火でかたどった「鬼 太郎花火」が、子どもに喜ばれる。約 1 万 2000 発。 8 月 1 ∼ 8 日 奉納あさがお展 千代田区/靖国神社 靖国神社 03-3261-8326 色とりどりの朝顔約 500 鉢が奉納展示される。市とはま た異なる風情ある朝顔の姿に出会える。 www.yasukuni.or.jp/english/ 8 月 2 ∼ 4 日(予定) 人形町せともの市 中央区/人形町商店街 ( 水 天 宮 ∼ 人 形 町 交 差 点) せともの市実行委員会 03-3666-5666 人形町商店 街協同組合 03-3666-9064 もとは日常使われる陶器、瀬戸物の供養のために始まっ た。初日は午後から瀬戸物への感謝、将来の発展など祈 願する神事が行われる。日本橋界隈の陶磁器問屋のテン トが並び、陶磁器や漆器、ガラス製品、台所用品が特価 で販売される。 www.ningyocho.or.jp (日本語のみ) 8 月 6 ∼ 7 日 住吉神社 例祭 中央区/住吉神社 住吉神社 03-3531-3500 3 年に 1 度(次回は 2011 年)の本祭りの年は八角神輿 や獅子頭の宮出し。佃島内に 6 本の幟が立つ。2010 年 は陰祭。 www.sumiyoshijinja.or.jp (日本語のみ) 8 月 6 ∼ 8 日(予定) 八王子まつり 八王子市/甲州街道及 び西放射線ユーロード 付近 八王子まつり実行委員 会 042-648-1531 山車、神輿、氷の彫刻、太鼓合戦、民踊流し等。300 店ほどの夜店が出る。 www.hachiojimatsuri.jp (日本語のみ) 8 月 7 日 (予定) 江戸川区花火大会 江戸川区/江戸川河川敷 江戸川区花火大会実行 委員会事務局 03-5662-0523 同じ打ち上げ場所で市川市民納涼花火大会と同時開催。 最大の見物はオープニングのレインボーカラーの花火の 一斉打ち。約 1 万 4000 発。 www.city.edogawa.tokyo.jp/chiikinojoho/event/ hanabi8/ (日本語のみ) 8 月 7 日 青梅市納涼花火大会 青梅市永山公園 グラウンド 青梅市観光協会事務局 0428-24-2481 全国で青梅だけの仕掛け花火、永山大照明は感動のひ ととき。丘陵に設置された花火が丘陵の木々を幻想的に 浮かび上がらせる。約 3800 発。 www.omekanko.gr.jp/firework (日本語のみ) 例年 8 月 第 2 土曜日 (日曜日の 可能性もあり) 東京湾大華火祭 中 央 区 / 晴 海 主 会 場、 晴 海 第 2・3 会 場、 豊 海 運動公園会場 中央区観光協会 03-3546-6525 ウォーターフロントの夜景をバックに尺五寸(直径 45 セ ンチ)の大玉が上がる。開くと 500 メートル近くになる。 約 1 万 2000 発。 www.city.chuo.lg.jp/ivent/ toukyouwanndaihanabisaimeinn (日本語のみ)

(15)

未定 (例年は 8 月 第 1 土日を 含む 5 日間) 阿佐谷七夕まつり 杉並区/阿佐谷パール センター 商店街事務所  03-3312-6181 七夕は星を祭る年中行事。 阿佐谷の七夕は商店街が 1954 年から続けているもので、大掛かりで鮮やかな七 夕飾りや張りぼてがアーケードを彩る、手づくり感たっぷ りの祭り。 www.asagaya.or.jp (日本語のみ) 8 月 15 日頃 深川八幡祭り 江東区/富岡八幡宮 富岡八幡宮  03-3642-1315 富岡八幡宮の例祭。三年に一度(次回は 2011 年)、八幡 宮の御鳳輦と呼ばれる神輿が出る年が本祭り。さらに 54 基の町神輿が担がれる連合渡御も行われる。「水かけ祭」 の別名通り、沿道の観衆から神輿の担ぎ手に清めの水が 浴びせられ、観衆も一体となって盛り上がる。 www.tomiokahachimangu.or.jp (日本語のみ) 例年 8 月中旬 ∼ 下旬 世田谷区 たまがわ花火大会 世田谷区/二子玉川緑 地運動場 せたがやコール 03-5432-3333 ここ数年、人気急上昇の花火大会。都内有数の河川、多 摩川の河川敷で夕涼みしながらの観賞。プログラム構成 に注目。 www.tamagawa-hanabi.com (日本語のみ) 8 月 20 ∼ 22 日(予定) 麻布十番納涼まつり 港区/麻布十番商店街 麻布十番商店街振興組 合 03-3451-5812 麻布十番は昔懐かしい雰囲気の店が多い商店街。世界 各国の特産品や食品が出品される国際バザール、盆踊り、 人気コメディアンらによる寄席、お囃子など。多くの夜 店も並ぶ。 www.azabujuban.or.jp (日本語のみ) 8 月 20 ∼ 22 日(予定) 六本木ヒルズ 盆踊り 港区/六本木ヒルズア リーナ 六本木ヒルズ総合 インフォメーション 03-6406-6000 六本木ヒルズアリーナに組まれたやぐらの周りを浴衣で 囲み、オリジナルの「六本人音頭」を踊る。六本木ヒル ズのレストランがこの時期限定で出店する縁日屋台の他、 前夜祭も開催される。 www.roppongihills.com/en/ 8 月 25 ∼ 26 日(予定) すみだ錦糸町 河内音頭大盆踊り大会 墨田区/竪川親水公園 特設会場 大阪から音頭取りを招いて開かれる本場大阪さながらの 大盆踊り大会。 www.geocities.jp/iyakorase/ (日本語のみ) 8 月 26 ∼ 29 日 虫聞きの会 墨田区/向島百花園  向島百花園サービス センター 03-3611-8705 江戸時代につくられた植物園でのイベント。虫の声を聞 きながら、茶会が楽しめる。入園料:150 円。 www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html (日本語のみ) 8 月 28 ∼ 29 日 原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい 2010 渋谷区/原宿表参道、明 治 神 宮、 代 々 木 公 園、 NHK 前ケヤキ並木通り 他 原宿表参道元氣祭 スーパーよさこい事務局 03-5766-1320 高知のよさこいは意匠をこらしたファッションと、派手な 振り付けが特徴。「日本人の元氣を世界に発信したい」と、 明治神宮奉納祭として 2001 年から開催されている。本 場土佐を含め全国から集まった約 90 チームが圧倒的な フォーマンスを繰り広げる。 www.yosakoi-harajuku.com (日本語のみ) 8 月 28 ∼ 29 日 東京高円寺阿波踊り 杉並区/ JR 高円寺駅周辺 東京高円寺 阿波おどり振興協会  03-3312-2728 阿波踊りは軽快なリズムで踊る徳島県の有名な踊り。高 円寺は徳島に次いで第 2 位の規模を誇る。約 188 団体 (連)、約 1 万 2000 人の踊り手が、軽快なお囃子を奏で 踊る。見物客 120 万人余りを動員。 www.koenji-awaodori.com/indexEn.html 8 月 28 日 浅草サンバカーニバル 台東区/馬道通り∼ 雷門通り 浅草商店連合会 03-3841-9250 今年で 30 回目を迎える日本で最大のサンバカーニバル。 東京下町の夏を代表するお祭りの一つに成長し、 現在で は、出場するチームも全国区。サンバの本場、ブラジル からも非常に高い評価を得ている。 www.asakusa-samba.jp (日本語のみ) 未定 築地本願寺 納涼盆踊り大会 中央区/築地本願寺 築地本願寺 03-3541-1131 本願寺境内で盛大な盆踊り。大江戸助六太鼓や趣向を凝 らしたイベントが盛りだくさん。築地ならではの美味しい 模擬店が並ぶ。 http://tsukijihongwanji.jp/tsukiji/index_e.html  未定 浅草夏の夜まつり とうろう流し 台東区/隅田川吾妻橋 親水テラス沿い 浅草観光連盟 03-3844-1221 戦後、浅草復興祭で、空襲の被災者の慰霊ために燈籠 を流したのが始まり。今では夏の風物詩。 www.e-asakusa.jp (日本語と中国語のみ) 未定 (例年 8 月) 神宮外苑花火大会 新宿区・港区/神宮球 場、 国立競技場、 秩父 宮ラクビー場、軟式球場 日刊スポーツ新聞社企画 事業本部 神宮外苑花火大 会事務局 03-3547-0900 都心で行われる花火大会。日本で唯一全席有料の大会 なので場所取りの心配がなく、ゆっくりと出かけて見るこ とができる。約 1 万 2000 発。 http://jinguhanabi.nikkansports.com (日本語のみ) ※イベントの内容や開催日等は変更になる場合がありますので、事前にお問い合わせ下さい。

(16)

16 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 食 ] t

江戸の町を歩く、食べる

撮影=沼知理枝子、岡崎良一、佐藤竜一郎、藤本賢一 文=遠藤賀子、編集部 p.054 高層ビルが立ち並び、常に最先端の食のトレンドが集まり入 れ替わる東京。この劇的な変化の中でも、「下町」として親 しまれる界隈にはかつて江戸と呼ばれた頃の情緒漂う風景 や、江戸から明治時代にかけての創業以来の味を守り継ぐ老 舗が今も所々に残る。当時の趣に浸りながら、現代に進化し た味を楽しめる人気店もあり、食べ歩きの魅力は増すばかり。 昔懐かしい味わいと風情との出会いを求め、江戸・東京の 5つのエリアの散策に出掛けよう。 (p.054)神田「ぼたん」の主人が、開店前に暖簾をかける。夏場、店 の男性はいなせな半纏を羽織り客を迎える。 1

佃島∼深川

――水の都でもあった江戸の入り口 p.056 佃島や深川界隈は江戸時代、東京湾や隅田川で漁をする漁 民が集まる町だった。隅田川の運河である小名木川に荷揚 げ場があり、そこで働く労働者たちの町でもあった。この町 で江戸情緒が残る場所のひとつが清澄庭園。江戸時代の豪 商の屋敷跡と伝わる庭園で、季節の花に囲まれた大きな池 を中心とし、周囲を散策できる。清澄庭園の近くには深川 江戸資料館があり、江戸末期の深川界隈の町並みが再現さ れている。八百屋や船宿など当時の風俗が垣間見られて興 味深い。またこの地には、小魚や貝を醬油で煮詰めた佃煮 に代表される漁民の食文化が残っている。  漁師たちがご飯に炊いたあさりをぶっかけて食べていた という深川どんぶり。下町名物として人気の 深川めし は、 それを復活させた料理だ。大正 13 年(1924)創業の「みや 古」の初代が法事の会食のしめに、隅田川で採れるあさり のむきみを炊き込みご飯にして出したところ、これが評判を 呼んだ。3 代目が水分を吸収してご飯がおいしくなるという 木器、わっぱに入れて供するようになり、今の下町名物深 川めしのスタイルになったという。今では下町を巡る観光バ スツアーに組み込まれるほどの人気だ。  もうひとつ、江戸時代の味を今に伝えるのが深川の「み の家」で、肉が綺麗なピンク色をしていることから桜鍋と呼 ばれる、馬肉を使った鍋料理の専門店だ。馬肉は高たんぱ く低カロリーで栄養価が高く、近くの荷揚げ場の労働者たち が好んで食べていたという。馬肉鍋は安くて疲れを回復して くれる食事として、仕事の合間に食べるのに適していた。し かし江戸時代は四つ足の動物を食べるのはご禁制だったた め、堂々と食べられるようになったのは明治時代に入ってか らのようだ。みの家では冷凍肉を使わず、生肉のみをカナ ダと青森の牧場から直接仕入れる。3 週間熟成させるため、 肉は大変やわらかい。馬肉は牛肉よりもさっぱりしているた め、すき焼きには割り下だけでなく味噌を加える。お酒好き にも好まれる味だ。最近では高級食材になってしまった馬 肉だが、本来庶民の食べ物だったことを考慮し、店ではな るべく価格を抑えて提供しているという。 ■みや古 東京都江東区常盤 2-7-1 Tel.03-3633-0385 11:30 ∼ 14:00 16:30 ∼ 20:30(日曜∼ 20:00)月曜定休 あさりの磯焼き 1,300 円、青やぎのぬた 850 円、関東風卵焼き 600 円、 みや古セット 5,000 円、会席 8,000 円∼ コース料理は要予約 (p.056 左)お椀と小鉢がつく深川めしセット 1,500 円。あさりはねぎと 油揚げと一緒に醬油、みりん、酒、生姜のしぼり汁で炊き込む。一口食 べるとふわっと磯の香りが広がる。 ■みの家本店 東京都江東区森下 2-19-9 Tel.03-3631-8298 12:00 ∼ 14:00、16:00 ∼ 21:00L.O. 日曜 12:00 ∼ 21:00L.O. http://www.e-minoya.jp 桜鍋一人前 1,800 円、卵 50 円、豚鍋 1,800 円、馬刺し 1,800 円、馬肉 たたき 1,500 円 4 名以上で予約可 2010年 春/夏号 日本語編

a p a n e s e t e x t

J

Copyright - Sekai Bunka Publishing Inc. All rights reserved. Reproduction in whole or in part without permission is prohibited.

(17)

(p.056 右)馬肉は意外にもさっぱりとした味で臭みはまったくない。鍋 には割り下に八丁味噌と甘みのある江戸甘味噌をブレンドして入れる。 (p.057) 佃島の路地 佃島のそこかしこに今も残る風景。家々が寄り添って建つ中、軒先には 思い思いに鉢に植えられた緑が、小さな庭のように溢れる。江戸時代、 人々もこうして植物を愛でていたのだろうと、懐かしさを感じる。 1

日本橋∼人形町

――最先端が集まる江戸随一の繁華街 p.058 江戸時代、日本橋は本屋や呉服屋、小間物問屋などが立ち 並ぶ、情報や流行の発信地であった。また、当時は魚市場 があり、そこで魚を買い付ける問屋や仲買人で賑わった。 市場には「江戸前」といわれる、江戸湾(今の東京湾)から 揚がる新鮮な魚介が集まった。6000 軒もの飲食店があった という江戸の町を支えた台所でもある。なかでも江戸湾で 採れる鯛、こはだ、白魚、あわび、赤貝、海老、穴子など を ネタにした 江 戸 前 の に ぎり鮨 は、 文 政 年 間(1818 ∼ 1830)の初めに屋台から発祥し、庶民の間に大流行した。 その江戸前鮨の伝統を今に伝えるのが明治 10 年(1877)創 業の「二葉鮨」。現在は5代目主人が切り盛りする。日本橋 から徒歩圏内の銀座界隈でも屈指の老舗で、屋台風の窓が あるなど外観にも江戸の風情が残る。端正な仕事がなされ たにぎり鮨は、歌舞伎座の役者たちにも愛されてきた。  創業 250 年の「玉ひで」も江戸情緒を色濃く残す人形町 の老舗。玉ひでは、徳川将軍家の鷹狩りの後に鶴を献上す る儀式を行う役目を担っていたが、その後、並行して料理 屋も営むようになった。鶏の最高級品といわれる軍鶏を、 醬油とみりんの割り下で煮る軍鶏鍋を供する。鍋には焼き豆 腐、しらたき、ねぎを一緒に入れて煮て、そのまま、また は生卵をつけて食べる。軍鶏肉は脂身が少なく、かむほど に旨みが口の中に広がる。  さまざまな丼ものは、江戸時代の屋台の人気メニューだっ た。屋台の食事はさっと出てきてさっと食べられることから、 気が短い江戸っ子の気質にも合っていた。2005 年の開店で 老舗ではないが、穴子丼を供する「玉ゐ」は、ビル群の中 で一際目を引く昭和 28 年(1953)築の日本家屋で営業して いる。もともと酒屋だった建物は、天井も床も木造でほっと 落ち着く。穴子丼は鰻の蒲焼きのお重に似せて 箱めし と いう形で出している。酒、砂糖、醬油で柔らかく炊いた後に あぶった穴子は、ふわふわの仕上がり。江戸の外食文化の 名残りに触れることができる。 ■二葉鮨 東京都中央区銀座 4-10-13 Tel.03-3541-5344 12:00 ∼ 14:00 17:00 ∼ 21:30 土曜∼ 20:00 日曜・祝日定休 にぎり、ばらちらし一人前 2,620 円、折詰めは 2,730 円、おまかせにぎ り 9,000 円∼ (p.058 左下)蕎麦、天婦羅とともに、鮨も江戸時代は屋台の人気メニュー だった。鉄火巻きやかんぴょう巻きも入ったにぎり鮨。 ■日本橋 玉ゐ 東京都中央区日本橋 2-9-9 Tel.03-3272-3227 平日 11:00 ∼ 14:00L.O. 17:00 ∼ 21:00L.O. 土 ・ 日・祝日 11:30 ∼ 15:00L.O. 16:30 ∼ 20:30L.O. http://anago-tamai.com/ 箱(穴子)めし中箱 2,800 円、穴子ちらし 1,300 円、穴子の笹巻き押し 寿司 2,000 円、穴子の天ぷら膳 2,500 円、会席 4,200 円∼ (p.058 右中)穴子の箱めし小箱 1, 600 円。おだしセット 200 円を注文 して、最後に穴子茶づけを愉しむのもよし。 ■玉ひで 東京都中央区日本橋人形町 1-17-10 Tel.03-3668-7651 平日 11:30 ∼ 13:00 17:00 ∼ 21:00L.O. 土 11:30 ∼ 13:00 16:00 ∼ 20:00L.O. 日曜・祝日定休 http://www.tamahide.co.jp (昼)元祖親子丼 1,500 円、上すき焼き昼膳 5,000 円、(夜)すき焼きコー ス 6,800 円∼、親子丼コース 6,500 円∼

(18)

18 Spring / Summer 2010 Vol. 25[ 食 ] (p.059 上)東京で鍋といえばすき焼き風鍋のこと。始めに肉を焼いて割 り下を入れる関西風とは異なり、最初から具材と割り下を入れて煮る。 (p.058 右上)江戸っ子たちの信仰もあつかった水天宮は、安産・子授 けのご利益などで知られる、人形町の町の顔。

神田

――威勢のいい江戸っ子気質が残る祭りの町 p.060 神田は日本橋とともに徳川幕府が最初に作った町で、地方 から職人や商人が移り住み、江戸城お膝元の町として活気 に溢れた。この町のシンボル的存在が神田明神だが、明神 の神田祭は、江戸の町を代表する夏祭りのひとつ。多数の 神輿や山車が町を練り歩く、将軍家が保護した庶民参加の 一大イベントだった。現在も5月に行われ、当時の賑わい が偲ばれる。神田の町は、東京の多くの場所がそうである ように、関東大震災や第二次世界大戦の空襲でほとんどが 焼けてしまい、今はビルの街並みが続く。しかし明神から少 し離れた須田町界隈には震災や戦火を免れ、古い町並みが 残る一角がある。そこには江戸の食文化がまだ残っている。 その代表的存在が「かんだやぶそば」だ。蕎麦は江戸中期 以降よく食べられるようになり、幕末には市中に 3700 余軒 もの蕎麦屋があったというほど人気だった。やぶそばはコン クリートの中にあって、ぐるりと板塀に囲まれた庭のある一 軒家。明治 13 年(1880)の創業で、ほんのり青みのある蕎 麦は、蕎麦好きの間では知らぬ人はいないほどだ。  近くの「ぼたん」も木造家屋が印象的な鳥のすき焼き専 門店。暖簾をくぐって 2 階へ上がると籐敷きの大広間。すき 焼きは鳥のむね、もも、皮、モツ、ひき肉を鉄鍋で煮る。 ガスではなく昔ながらの炭火で、炭火係の男性が備長炭を 運んでくる。炭は煮える具合を見ながらゆっくりと食べられ ると、お客にも評判がいい。  江戸末期の天保元年(1830)創業の「いせ源」は、職人 技が光る昭和 5 年(1930)の建築。もとは江戸庶民に愛され たどじょう料理専門店として誕生したが、大正時代からはあ んこう鍋が食べられる専門店として有名に。きもが入るあん こう鍋は今でも珍味として好まれる。刺身、きも刺し、から 揚げなど鍋以外の料理も豊富だ。  最後に江戸の食文化を味わえる店として紹介したいのが、 神田明神の鳥居脇にある甘酒専門店「天野屋」。地下に大 きな天然の室があり、ここで米糀を 1 ∼ 2 週間かけて発酵 させ甘酒を作る。砂糖が貴重で手に入らなかった江戸時代、 甘酒の甘みは庶民に喜ばれた。現在は温めて飲むのが一般 的で、冬の飲み物というイメージがあるが、当時は疲労回 復のため夏場に好んで飲まれたという。 ■かんだやぶそば 東京都千代田区神田淡路町 2-10 Tel.03-3251-0287 11:30 ∼ 19:30L.O. 無休(1 月と 8 月に休みあり) せいろうそば 700 円、あなご南蛮 2,000 円、山かけそば 1,300 円 (p.061 右下)蕎麦屋で肴をつまみ、一杯飲んでから、最後に蕎麦を食 べるのが粋とされるのは江戸時代も今も同じ。 ■ぼたん 東京都千代田区神田須田町 1-15 Tel.03-3251-0577 11:30 ∼入店 20:00 まで 日曜・祝日定休 http://r.gnavi.co.jp/g198900/ 焼き鳥一人前 700 円、すのもの 600 円、卵焼き 600 円 (p.060)鳥すき焼きコースはご飯とフルーツが付いて一人前 7,000 円。 具材はしらたき、長ねぎ、焼き豆腐が入る。割り下で自分の好みの濃さ に調節しながらいただける。 ■いせ源 千代田区神田須田町 1-11-1 Tel.03-3251-1229 11:30 ∼ 13:30L.O. 17:00 ∼ 21:00L.O. 日曜定休(4 9月は土日祝休み) http://www.isegen.com あんこうのから揚げ 1,155 円、きも刺し 1,470 円 (p.061 右上)あんこう鍋一人前3,465 円。あんこう、きも、しらたき、焼き豆腐、 三つ葉、椎茸などが入る。昆布にかつお、醬油、みりんの割り下で煮立てる。

参照

関連したドキュメント

平成12年 6月27日 ひうち救難所設置 平成12年 6月27日 来島救難所設置 平成12年 9月 1日 津島救難所設置 平成25年 7月 8日

春学期入学式 4月1日、2日 履修指導 4月3日、4日 春学期授業開始 4月6日 春学期定期試験・中間試験 7月17日~30日 春学期追試験 8月4日、5日

大正13年 3月20日 大正 4年 3月20日 大正 4年 5月18日 大正10年10月10日 大正10年12月 7日 大正13年 1月 8日 大正13年 6月27日 大正13年 1月 8日 大正14年 7月17日 大正15年

計画断面 計画対象期間 策定期限 計画策定箇所 年間計画 第1~第2年度 毎年 10 月末日 系統運用部 月間計画 翌月,翌々月 毎月 1 日. 中央給電指令所 週間計画

計画断面 計画対象期間 策定期限 計画策定箇所 年間計画 第1~第2年度 毎年 10 月末日 系統運用部 月間計画 翌月,翌々月 毎月 1 日. 中央給電指令所

第1回 平成27年6月11日 第2回 平成28年4月26日 第3回 平成28年6月24日 第4回 平成28年8月29日

7月21日(土) 梁谷 侑未(はりたに ゆみ). きこえない両親のもとに生まれ、中学校までは大阪府立

10 月 4 日 嶋川理事長 成瀬副理事長 谷口専務理事 深田常務理事