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PSA PXA Technical Overview Agilent PXA より優れた性能 : より優れた機能 : より優れた柔軟性 : より優れた互換性 :

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(1)

PSA

から

PXA

移行する理由

Technical Overview

より優れた性能:

最高性能のデザインの開

より優れた機能:

デバイスの詳細な解析

より優れた柔軟性:

テスト・システムの寿命

の最大化

より優れた互換性:シー

ムレスな移行の実現と移

行リスクの低減

Agilent PXA

シグナル・アナライザは、現在ご使用の高性能

アナライザをさらに進化させた後継機としてご使用いただ

けます。過去の実績を引き継ぎ、現在のデザインを改良し、

将来の革新を加速します。

(2)

目次

PXA

に移行する理由

より優れた性能:

• 2 GHzで−172 dBm/HzのDANL による最高の感度 • 向上したTOI(+21 dBm)と3次ダ イナミック・レンジ(115 dB @2 GHz) • 向上した近傍位相雑音: −129 dBc/Hz(10 kHzオフセッ ト、1 GHz)

より優れた機能:

• 25種類以上の測定アプリケーショ ン(移動体通信、無線接続、デジ タル・ビデオ、汎用)のサポート。 • Agilent 89600Bベクトル信号解 析(VSA)ソフトウェアを内部で実 行 可 能。MATLABな ど の 他 の Windows® PCプログラムを実行 して、規格外信号を解析すること も可能 • 測定速度が最大70 %以上高速に なり、PSAに比べて速度が大幅に 向上 • 内部解析帯域幅が160 MHzまで拡 大。優れたフラットネスと最大 75 dBのSFDRを実現

より優れた柔軟性:

• ユーザビリティを高める機能:自 動チューニング、12個のマーカ、 ピーク・テーブル、リミット・ラ インなど • 従 来 のGPIBや10Base-Tイ ー サ ネットを超える高速インタフェー ス:USB 2.0とギガビットLANに よ る 高 速 デ ー タI/Oと 便 利 な リ モート制御 • リムーバブル・フラッシュ・メモ リ・ドライブにより、セキュリティ 保護が容易で、機密扱いの解除も 簡単 • 将来のためのスケーラビリティ: 7個の内蔵拡張スロットと容易に ア ッ プ グ レ ー ド 可 能 なCPUモ ジュール

より優れた互換性:

• PSAとの形状の互換性:ほぼ同じ 寸法、リア・パネルのアナログ/ IF出力 • 機能の互換性:PSAおよび以前の HP/Agilentアナライザとの優れ たコード互換性

概要:

PSA

PXA

...3

PXA

による高度な信号解析能力

...5

PXA

にアップグレードする理由

より優れた性能:最高性能のデザインの開発 ...6 より優れた機能:デバイスに関する詳細な情報の入手 ...9 より優れた柔軟性:テスト・システムの寿命の最大化 ...11 より優れた互換性:シームレスな移行の実現と移行のリスクの低減 ...14

Web

リソース

...16

(3)

研究開発、製造(ATE)での新しい高性能信号解析機器への移行には、慎重な 考慮が必要です。本書では、新しいN9030A PXAシグナル・アナライザおよ び既存のAgilent PSAシリーズ高性能スペクトラム・アナライザ(E4440A/ 43A/45A/46A/47A/48A)の概要を説明し、比較しています。 Agilent PSAスペクトラム・アナライザは、2000年に登場して以来、アップデー トと拡張を続け、航空宇宙/防衛や通信の分野で、最高の性能と広帯域解析機 能が要求されるアプリケーションに使用されてきました。

概要:

PSA

PXA

PSA:50 GHz以上の周波数レンジを備え、内部で最大80 MHz、外部デジタイザの使用により 最大300 MHzの解析帯域幅を提供し、今後も引き続き優れたサービスを提供し続けます。

(4)

しかし、最近の新しいアプリケーションやテクノロジーには、感度、ダイナミッ ク・レンジ、解析帯域幅などに関して、さらに高い機能と性能を要求するもの が現れてきました。また、多くのユーザが、USB 2.0やギガビットLANなど のより高性能なインタフェースを必要としています。さらに、多くの場合、よ り要求の厳しいテスト・プロトコルを処理するために、測定スループットの高 速化が求められます。 このような拡張が必要な場合は、PSAに代わる測定器として、新しいPXAへ の移行をご検討ください。

PXA:AgilentのXシリーズシグナル・アナライザの最高性能のモデルで、PSAに代わる測定器として 最適な形状、適合性、機能を備えています。PXAは、最大周波数50 GHz(外部ミキサ使用時は

325 GHz以上)、最大解析帯域幅160 MHzまでのモデルが用意され、業界最高性能のシグナル・アナラ イザです。研究開発/製造テスト・ベンチをアップグレードすることにより、本書で紹介しているさ まざまな利点が得られます。

(5)

一般仕様

PSA

PXA

備考

RF入力 精密N型(メス) 精密APC-3.5 mm(オス)、 オプションBAB 精密N型(メス) 精密APC-3.5 mm(オス)、 オプションC35 オプションの3.5 mm RF入力コネ クタ(オプション526でのみ使用 可能) ディスプレイ 640×480(解像度) S-VGA、表示領域213 mm(8.4インチ) 1024×768(解像度) X-VGA、表示領域213 mm(8.4インチ) オプションのリア・パネル出力 Y軸ビデオ(オプション124) Y軸ビデオ(オプションYAV) ログ・ビデオ出力(オプションH7L) ログ・ビデオ出力(オプションALV) IF出力: • 10 MHz(オプションHYX) • 21.4 MHz(オプションHB2) • 70 MHz(オプションH70) • 321.4 MHz(標準) Aux IF出力: • プログラマブルIF出力 (オプションCRP)、10∼75 MHz、 500 kHzステップ • 第2 IF出力(オプションCR3) (IF出力周波数はプログラム 可能) (IF周波数は322.5 MHz(公称値)、 帯域幅オプションに応じて シフト)

CPU 150 MHz HP PA-RISC Intel 2.0 GHz Core 2 Duo

オペレーティング・システム 独自UNIX(クローズド) Windows XP Pro(オープン)

インタフェース GP-IB、デバイスのみ (1)USB 2.0タイプB、(デバイスのみ) 10Base-Tイーサネット GP-IB、デバイスまたはコントローラ (6)USB 2.0タイプA(マスタ) (1)USB 2.0タイプB(デバイス) 1000Base-Tイーサネット PXAはLXI準拠 オンボード不揮発性メモリ 512 MB(オプション115、オプション 117を注文した場合以外は標準装備) 80 GB リムーバブル・フラッシュ・メ モリ・ドライブ PXA にはフラッシュ・メモリ・ド ライブが標準装備 動作温度範囲 0∼55 ℃ 0∼55 ℃ 測定速度/スループット 寸法(高さ×幅×奥行き) 177 mm×426 mm×483 mm 177 mm×426 mm×532 mm ラック・ユニットでの高さ寸法 19インチ・シャーシの1フル4U 19インチ・シャーシの1フル4U ラック・マウント・キットが 必要 質量 23 kg 22 kg

(6)

PXAのノイズ・フロア低減機能により、低レベル信号の正確な表示と 測定が可能になります PXAの優れたダイナミック・レンジを示すハイ・サイド・ノッチ・ フィルタを使用した隣接チャネル漏洩電力の測定 低位相雑音の1 GHz信号源の狭スパン測定より、PXAの優れた近傍ノイズ 側波帯性能がわかります。 PXAのローノイズ・パス・オプションにより、3.6 GHzより上でのノイズ・ フロアが最大10 dB向上します

PXA

による高度な信号解析能力

Agilent PXAは、業界最高の感度と ダイナミック・レンジをはじめ、さ まざまな優れた特長を備えています。 ノ イ ズ・ フ ロ ア 低 減 機 能(「NFE」、 標準装備)などのAgilentの最新の技 術革新により、低レベル信号の測定 感度が最大12 dB改善されています。 TOIポイントを高める新しいRFフロ ントエンド・マイクロ回路により、 トランスミッタ歪み測定のダイナ ミック・レンジを拡大できます。 オプションのローノイズ・パス(オプ ションLNP)を使えば、RF入力チェー ンに通常存在する大きな挿入損失を 持つ要素を完全にバイパスして、3.6 GHzより上のマイクロ波帯域でプリ アンプなしで最高の感度を実現でき ます。 さらに、改良されたLO同調回路によ り、PXAの近傍位相雑音はPSAに比 べて10 dB以上向上し、必要なとき に最高の性能が得られます。 しかし、どれほど性能が向上してい ても、既存のテスト・ソフトウェア や手動テスト手順を書き換えたり、 テスト・システムを再設計したりし ないとそれを十分に活用できないの では不便です。 この問題を解決するために、Agilent はPXAの主な物理特性(形状と適合 性)およびその手動/リモート・ユー ザ・インタフェース(機能)を、PSA をベースに設計しています。 SCPIに関してPSAとの互換性を維持 しながら、PXAの新しい機能をサ ポートするために、SCPI拡張とエイ リアスが提供されています。これに より、既存のテスト・ソフトウェア や手動テスト手順を書き換えなくて も、PXAの優れた性能をフルに活用 できます。

(7)

表1. PSAとPXAの主な仕様一覧

RF

性能

PSA

PXA

周波数レンジ 3 Hz∼6.7 GHz 3 Hz∼13.2 GHz 3 Hz∼26.5 GHz 3 Hz∼42.98 GHz 3 Hz∼44 GHz 3 Hz∼50 GHz 3 Hz∼3.6 GHz 3 Hz∼8.4 GHz 3 Hz∼13.6 GHz 3 Hz∼26.5 GHz 3 Hz∼43 GHz 3 Hz∼44 GHz 3 Hz∼50 GHz TOI 2 GHz 10 GHz 50 GHz +17 dBm +8 dBm +12.5 dBm(公称値) +21 dBm +15 dBm +13 dBm(公称値) DANL プリアンプ・オフ プリアンプ・オン プリアンプ・オフ NFEオン LNP プリアンプ・オン NFEオン 2 GHz 10 GHz 50 GHz −153 dBm −150 dBm −127 dBm −166 dBm −163 dBm −140 dBm −159 dBm −157 dBm −136 dBm − −155 dBm −138 dBm −172 dBm −170 dBm −153 dBm 位相雑音(1 GHz) 10 kHzオフセット 1 MHzオフセット −116 dBc/Hz −145 dBc/Hz −129 dBc/Hz −145 dBc/Hz 位相雑音 (50 GHz、公称値) 10 kHzオフセット 1 MHzオフセット −100 dBc/Hz −130 dBc/Hz −110 dBc/Hz −129 dBc/Hz 振幅確度 保証性能 ±0.62 dB(≦3.0 GHz) ±0.59 dB(0.01∼3.6 GHz) 95 %の信頼度 ±0.19 dB(≦3.0 GHz) ±0.19 dB(≦3.6 GHz) 最大解析帯域幅 80 MHz(オプション122) 160 MHz(オプションB1X) 最大帯域幅でのIF周波数応答 ±0.30 dB(代表値) ±0.25 dB(代表値) W-CDMA ACPR ノーマル −75 dBc −80 dBc ユーザ雑音校正 −81 dBc −83 dBc 3次ダイナミック・レンジ 2 GHz 113 dB 115 dB 10 GHz 105 dB 109 dB 1. 代表値:±0.75 dB(解析帯域幅140 MHzまで)

PXA

にアップグレードする理由

より優れた性能:最高性能のデザインの開発

広い帯域幅で信号を解析し、測定の 不確かさを減らし、従来は隠れてい た信号を表示できます。PXAは、スー パーワイドIFテクノロジーにより、 業界最高の160 MHz(PSAの2倍)と いう測定帯域幅(オプション)と、最 大75 dBのスプリアスのないダイナ ミック・レンジを実現しています。 • PXAはPSAと同等の絶対パワー測 定確度があり、±0.19 dB(95 % の信頼度レベル)という優れた値 を実現しています。 • PXAは、最高−172 dBm/Hzの 実効感度(DANL、NFEを使用し た2 GHzでの仕様、オプションの RFプ リ ア ン プ 使 用 時 )に よ り、 PSAよりも最大12 dB小さな信号 を表示できます。 • PXAは、優れたTOI性能と高い感 度により、PSAを上回る有効ダイ ナミック・レンジを提供します。 PXAは、 −83 dBcのW-CDMA ACPR測 定 を 容 易 に 実 行 で き、 2 GHzで115 dBの3次ダイナミッ ク・レンジを実現しています。 • PXAは、PSAに比べて近傍位相 雑音が10 dB以上向上し、多くの 高性能通信用トランスミッタで重 要な位相雑音のテスト・マージン を改善できます。 またPXAは、Agilent M1970V/ M1970W導波管高調波ミキサをサ ポートし、最大110 GHzの優れた性 能を実現しています。これらのスマー ト・ミキサは、簡単なUSBプラグア ンドプレイを使用して、変換損失デー タをダウンロードし、接続されてい るミキサ用にPXAを自動的に設定し ます。また、局部発振器のケーブル 長の違いによる経路損失も自動補正 します。 • PXAはシステム・コントローラと して使用できるので、ラックに別 途PCを入れる必要がありません。 このため、システムを移動する際 に、機密扱いを解除するPCが1台 少なくて済みます。 • 測定速度とデータ転送速度の向上 により、テスト時間を短縮し、テ スト・スループットを大幅に改善 できます。PSAと比べて最大70 %の高速化が可能です。

(8)

SS B 位 相 雑 音( dB c/ H z ) オフセット周波数に対する、さまざまな中心周波数における位相雑音(公称値)、 RBW感度曲線、最適化された位相雑音 オフセット周波数(Hz) -60 RBW=100 Hz RBW=1 kHz RBW=10 kHz RBW=100 kHz -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 0.1 1 10 100 1000 10000 -160 CF = 25.2 GHz CF = 50 GHz CF = 10.2 GHz CF = 600 MHz さまざまな中心周波数におけるPSAの位相雑音性能(公称値、100 Hzのオフセットから開始) さまざまな中心周波数におけるPXAの位相雑音性能(公称値、10 Hzのオフセットから開始) SS B 位 相 雑 音( dB c/ H z ) オフセット周波数に対する、さまざまな中心周波数のおける位相雑音(公称値)、 RBW感度曲線、最適化された位相雑音 オフセット周波数(Hz) -60 -50 -40 -30 -20 -70 -80 -90 -100 -110 -120 -130 -140 -150 -160 -170 0.1 0.01 1 10 100 1000 10000 CF = 50 GHz CF = 1 GHz CF = 10.2 GHz RBW=100 Hz RBW=1 kHz RBW=10 kHz RBW=100 kHz CF = 25.2 GHz

(9)

表2. PSAとPXAの測定速度の比較

測定スループット

PSA

ms

PXA

ms

速度の改善

測定器プリセット 168 28 6倍 マーカ・ピーク・サーチ 78 2.5 31倍 ローカル・アップデート 17 10 1.7倍 データ転送(501ポイント) 15 5 3倍 データ転送(10001ポイント) 217 30 7倍 CF同調/伝達 (4∼5 GHz) 209 69 3倍 リモート掃引/トレース転送 30 10 3倍 測定/モード切り替え ~1000 40 25倍

X

シリーズ

シグナル・アナライザの高速性

PXAは、きわめて高いオンボード処理能力と新しいデータ・インタフェース により、PSAに比べて速度が大幅に向上しています。帯域外掃引同調測定とチャ ネル内変調解析の間のモード切り替えは劇的に高速化されていて、場合によっ てはPSAより10倍高速になることもあります。マーカ・ピーク・サーチは20 倍以上高速化され、スプリアス・サーチ機能が向上しています。PXAは多く の場合、PSAに比べて最大70 %以上スループットが向上しています。

(10)

PXAには、汎用スペクトラム解析用のベーシック・スペクトラム・アナライザ・ モード、復調測定用のI/Qアナライザ(例:PSAのオプションの「ベーシック・ モード」)、最新の移動体通信に用いられている最も一般的な無線方式の信号規 格に準拠したパワー測定を「ボタンを1回押す」だけで実行できるパワー・スイー トなど、PSAの主要なアプリケーションが標準装備されています。PSAで最 も広く使用されている位相雑音や雑音指数などの測定パーソナリティの機能が 拡張され、PXAで使用できます。 PXAのオプションの測定アプリケーションは、他のPXAアナライザや、Xシ リーズのMXA/EXAシグナル・アナライザに移動して使用できます。さらに、 PXAアプリケーション・ソフトウェアの14日間無料試用ライセンスも利用で きます。業界最高の89600B VSAソフトウェアは、PXA内部または外部PCで 動作し、当初からPXAでフル・サポートされています。また、規格外の信号 や独自の信号のデジタル変調解析で、ハードキー/ソフトキー操作とSCPIプ ログラミングが必要な場合は、N9064Aが使用できます。 Agilent N9051Aパルス測定ソフトウェアを使えば、パルス解析を実行できま す。さらに、MATLABなどのサードパーティ製PCソフトウェアをPXAで直 接実行して、カスタム・データの解析も可能です。

より優れた機能:デバイスに関する詳細な

情報の入手

N9051Aパルス測定ソフトウェアによるパルス解析 N9064Aベクトル・シグナル・アナライザ測定アプリケーションを使用す れば、従来のフロント・パネル・インタフェースとSCPIリモート・プロ グラミングを使用して、柔軟なデジタル変調解析が行えます

(11)

表3. 主要測定アプリケーションの比較

アプリケーション/ソフトウェア

PSA

PXA

汎用スペクトラム解析 標準 標準 パワー・スイート 標準 標準 I/Qアナライザ オプション(オプションB7J、140、122) 標準 位相雑音 オプション(オプション226) オプション(N9068A) 雑音指数 オプション(オプション219) オプション(N9069A) 89600B VSAソフトウェア 外部PCで動作 内部または外部PCで動作 柔軟なデジタル復調 オプション(オプション241) N9064A(オプション1FP/2FP) アナログ復調 − オプション パルス解析 N9051Aパルス測定ソフトウェアにより外部PCで 動作(オプションB7J、140、122のどれかが必要) N9051Aパルス測定ソフトウェア MATLABによるカスタム解析 外部PCで動作(オプションB7J、140、122のどれ かが必要) 内部または外部PCで動作 PXA位相雑音測定アプリケーション PXA雑音指数測定アプリケーション • PXAには、25種類以上の標準とオプションの測定アプリケーションが用意 されています。汎用スペクトラム解析測定とパワー・スイートは、PSAと 同様に標準装備され、I/Qアナライザ・モードも標準装備されています(PSA ではオプション)。

• PXAは、Agilentの業界最高の89600B VSAソフトウェアを内部で実行で き、主要なすべての携帯電話/無線ネットワーク規格と、多くの規格外の 変調方式や特殊な変調方式を解析できます。 • デジタル変調解析で、従来のようなハードキー/ソフトキーによる手動イ ンタフェースまたはSCPIリモート・プログラミング・インタフェースが必 要な場合は、N9064Aシグナル・アナライザ測定アプリケーションが使用 できます。 • N9051Aパルス測定ソフトウェアを使えば、パルス解析が行えます。さらに 高度なカスタム解析のために、MATLABをPXA内部で直接実行できます。

(12)

測定器の価格を考えれば、将来登場する新しいテクノロジーへの容易なアップ グレードにより、長いシステム寿命と長期間の信頼性を確保することが重要な のは明らかです。PXAは、アップグレード可能な測定ハードウェアにより、 高いスケーラビリティと長いシステム寿命を実現しています。例えば、ユーザ・ アップグレード可能なCPUモジュール、リムーバブル・フラッシュ・メモリ・ ドライブ、複数の測定器間での転送が可能な電子ライセンスの測定アプリケー ション・ソフトウェア(PSAでは使用不可)などがあります。さらに、PXAの7 個の内部拡張スロット(PSAは3個)により、将来の大きな拡張が可能です。

より優れた柔軟性:テスト・システムの

寿命の最大化

PXAのリア・パネルの拡大図からは、最新のインタフェース、高速I/O、リムーバブル・フラッシュ・メモリ・ドライブ、さらに取り外しが 簡単なアップグレード可能なCPUモジュールにより、将来のテクノロジーにも対応できることがわかります USBタイプB

GPIB IEEE 488 USB 2.0タイプA 1000Base-T LAN

リムーバブル・フラッシュ・ メモリ・ドライブ VGA

帯域幅の拡大、柔軟な選択肢

PXAでは、オプションの内部解析帯域幅として、25 MHz、40 MHz、160 MHz が用意されています(標準は10 MHz)。160 MHzの解析帯域幅は、14ビット、

400 Mサンプル/sのADCと、Agilent独自のリアルタイムI/Q補正と処理用の

ASICテクノロジーを組み合わせて達成され、優れたフラットネスとスプリアス のないダイナミック・レンジにより、最高品質の広帯域測定を実現しています。 さらに広い帯域幅が必要なアプリケーションのために、PXAでは、160 MHzを 超える帯域幅(3.6 GHzより上では最大900 MHz)のIF出力オプションが用意さ れています。

(13)

PXAのリミット・ラインは、信号が指定されたリミット(許容マージンを 含む)を超えた場所を表示します PXAでは最大12個のデルタ・マーカが使用でき、互いを基準にしたり、 異なるトレースに対して設定できます

ユーザビリティの向上

最新のインタフェース

便利なセキュリティ保護

PXAは、Xシリーズ アナライザで好評のユーザ・インタフェース機能をすべ て備えています。例えば、柔軟に設定可能な12個のマーカ、表形式に見やす く表示するピーク・テーブル、マーカ読み値を参照できるマーカ・テーブル、 高度なトレース演算、デルタ・バンド・パワー・マーカなどです。これらの機 能により、I/Q変調信号やマルチトーン信号の特性評価を容易に実行できます。 自動チューニングを使えば、アナライザの周波数、スパン、振幅レベルを、画 面表示と信号測定用にすばやく最適化できるので、操作が効率化されます。ユー ザ定義可能なリミット・ラインと振幅補正が使用でき、パワー・スイートの機 能が拡張されてTOIと高調波のワンボタン測定が可能になっています。 特定のファンクション・キーに関する詳細なコンテキスト依存ヘルプ情報 (SCPIコマンド構文を含む)を、ヘルプ・ボタンを押すだけで表示できます。 これにより、ハードキー/ソフトキーの手動操作のシーケンスに基づいて、 ATEコードを簡単に作成できます。

PXAと外部コントローラとの接続には、従来のGPIBに加えて、7個のUSB 2.0

ポートやギガビット(1000Base-T)イーサネットLANなどのさまざまな高速イ ンタフェースが使用できます。

測定器の機密保持手順を簡素化するために、リムーバブル・フラッシュ・メモ リ・ドライブが装備され、必要に応じて機密情報を含まないフラッシュ・メモ リ・ドライブと簡単に交換できます。

(14)

将来の成長のためのスケーラビリティ

Agilent PXAシグナル・アナライザは、拡張のための豊富な内部スペースと、 フィールド・アップグレード可能なCPUモジュールを備え、研究開発用シス テムや自動テスト・システムの価値を将来にわたって長く維持できます。 リムーバブル・フラッシュ・メモリ・ドライブ フィールド・アップグレード可能な CPUモジュール 将来の拡張のための7個の内部拡張スロット

• PXAはWindows PCベースのシグナル・アナライザであり、従来のGPIB

に加えて、ギガビットLANやUSB 2.0などの最新のインタフェースを装備 しています。フロント・パネルまたはリア・パネルのUSBポートにポータ ブル・メモリ・デバイスを接続することにより、データやキャプチャ画像 の保存、ファームウェア・アップグレードが簡単に行えます。 • 位相雑音や雑音指数などのオプションの測定パーソナリティのライセンス は電子的に提供され、必要なときに簡単に追加でき、複数の測定器間で転 送することもできます。これらの機能はPSAでは利用できません。

(15)

表4. PSAとPXAの主な特性

特長の比較

PSA

PXA

測定器インタフェース GPIB、10Base-T、

(1)USB 2.0タイプB(デバイス) (GPIB6)USB 2.0、1000Base-Tタイプ、A

(1)USB 2.0タイプB 測定器セキュリティ オプション117またはHS1/HE1 スペシャル・オプションが 必要 スペシャル・オプションは 不要 USBパワー・センサのサポート なし あり SNSノイズ・ソースのサポート なし あり ファームウェア・ アップデート 外部PCを使用 高速USB 2.0デバイスを使用 アップグレード 3個の内部拡張スロット 7個の内部拡張スロット、アッ プグレード可能なCPUモジュー ル、リムーバブル・フラッシュ・ メモリ・ドライブ 測定アプリケーションの トランスポータブル・ライセンス なし あり 測定アプリケーションの 試用ライセンス(14日間) なし あり

PXAは、PSA向けに開発されたものと同じSCPIコマンド言語とコマンド・セッ トを使用しているので、既存のテスト・ソフトウェアが使用できます。また、

PXAにはSCPIコマンド・エイリアス機能もあり、多くの場合でPSAのリモー ト・コマンド応答を認識して模倣できます。さらに、PXAは、PSAのリモー ト言語互換性オプションを拡張したN9061Aリモート言語互換性アプリケー ションにより、856xEC(オプションN9061A-2FP)および8566/68アナライザ (オプションN9061A-1FP)との互換性も実現しています(どちらのオプション も、新しいPXAと同時に購入すれば無料です)。

より優れた互換性:シームレスな移行の

実現と移行のリスクの低減

8566/68および856xE/ECスペクトラム・アナライザとのGPIBコマンドの互換性を実現する、 N9061Aリモート言語互換性アプリケーション Xシリーズ シグナル・アナライザ XシリーズRLCアプリケーション(N9061A) ユーザの8566/68 および856xE/EC用の リモート・プログラム エミ ュ レ ー タ コマンド・ エラー・ログ

(16)

• 従来の高性能アナライザをPSAでアップデートすることをお考えの場合は、

PXAはPSAと同じラック高さ(4RU)と幅を持つため、既存のテスト・シス テム・ラックに容易に収容できます。奥行きはPSAに比べて約5 cm増えて います。質量はPSAとほぼ同じで、23 kgです。 • PXAには、PSAやそれ以前のアナライザで使用されていたオプションのY 軸アナログおよびIF出力機能と同等のアナログおよびIF出力オプションが 用意されています(囲み記事を参照)。 • PXAで採用されている測定アルゴリズムの多くは、PSA向けに開発された ものをベースにしているため、PSAに対する高い互換性と測定の一貫性が 得られます。 • これ以外のPSAエミュレーションが必要な場合は、Agilentが提供する専用 のソフトウェア・ユーティリティやツールと、各地のAgilentのアプリケー ション・エンジニアリング・サービスによるサポートを利用することで、 テスト・コードを変更せずに既存のテスト・ソフトウェアでPXAを動作さ せることができます。

PXA

のアナログ

/IF

出力

信号エンベロープの

アナログ・モニタ:

• スクリーン・ビデオ、リニア、ま たはログ・ビデオ出力機能を備え たオプションのY軸ビデオ出力(オ プションYAV)

狭帯域アプリケーション:

• オプションのユーザ・プログラマ ブルIF出力は、PSAのオプション の21.4 MHz/70 MHz IF出力を正 確に近似し、10∼75 MHzの周波 数レンジで、500 kHz単位でプロ グラム可能です(オプションCRP)

広帯域アプリケーション:

• オプションの高速立ち上がり時間 ログ・ビデオ出力は、広帯域外部 エンベロープおよびビデオ検出が 必要なカスタム・アプリケーショ ン に 使 用 で き ま す( オ プ シ ョ ン ALV) • オプションの第2 IF出力は、公称 帯域幅が>160 MHzであり、外部 広帯域I/Q変調が必要な場合に使 用できます(オプションCR3)

(17)

測定器マイグレーション・プラニング・サービス

また、Agilentが提供する測定器マイグレーション・プラニング・サービス (IMPS)を利用することで、古いテスト機器から最新テクノロジーへの移行と 最適化を実現できます。詳細については、計測お客様窓口までお問い合わせく ださい。

ご存じでしたか?

アジレントの提供する「トレード アップ・プログラム」(下取り)によっ て、お手持ちの資産を有効活用して、 お得に最新測定器へのお買い替えが 可能です。アジレント・トレードアッ プ・プログラムの利点

また、

Agilent

は以下の

3

つの

サービスを提供します。

• テスト機器リプレース・エンジ ニアリングのサポート • 新規購入は、新品だけでなく、 アジレントCertiPrime再生品も 選べる場合があります。 • 最新の技術・最新の測定器をお 使いいただき続けることができ ます。 AgilentのIMPSプログラムの詳細 については、以下を参照してくだ さい。 www.agilent.co.jp/find/techrefresh

(18)

www.agilent.co.jp

www.agilent.co.jp/find/PXA

Windows®およびMS Windowsは、Microsoft®

Corporationの登録商標です。 詳細については、Agilent Webサイ トをご覧ください。 PXAシグナル・アナライザ: www.agilent.co.jp/find/pxa PXAへの移行: www.agilent.co.jp/find/psa2pxa 導波管高調波ミキサ: www.agilent.co.jp/find/smartmixers

Web

リソース

アジレント・アドバンテージ・サービスは、お 客様の機器のライフタイム全体にわたって、お 客様の成功を支援します。また、サービスの品 質向上、サービス内容の充実、納期の短縮に継 続的に取り組みます。こうした取り組みは、機 器の維持管理費の削減にも繋がると信じており ます。このような修理・校正サービスに支えら れたアジレント製品を購入後も安心してお使い ください。機器およびサービスの管理の効率化 に、Infoline Webサービスもご活用いただけま す。修理・校正サービスを通じて、お客様のビ ジネスの成功に貢献できるよう努め、エンジニ アは専門知識を積極的にお客様に提供します。 www.agilent.co.jp/quality www.agilent.co.jp/find/advantageservices 電子計測UPDATE www.agilent.co.jp/find/emailupdates-Japan Agilentからの最新情報を記載した電子メール を無料でお送りします。 www.lxistandard.org LXIは、Webへのアクセスを可能にするイー サネット・ベースのテスト・システム用イ ンタフェースです。Agilentは、LXIコンソーシ アムの設立メンバです。

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