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第三問 : 認知症の主な症状にどのようなものがあるか 下枠に二つ記入してください 例 ) 同じことを何度も言うなど ( 答えはたくさんあります ) 例 ) ささいなことで怒るなど ( 答えはたくさんあります ) 第四問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには

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Academic year: 2021

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認知症(解答)

テストは難しめに作成しています。テキストや講義、解答と照らし合わせて復習していただけれ ばと思います。なお、採点を目的としていないので点数は設定していません。 また、記述式の解答は答えが一つとは限りません。私の答案よりも良い解答があることは十分に 考えられますので、参考解答として認識していただければと思います。 第一章.認知症とは 第一問:加齢と認知症による物忘れの違いについて、次の( )に当てはまる言葉を記入し てください。 項目 物忘れ 認知症 原因 ( 加齢 ) ( 脳の病気 ) 自覚 物忘れがあることを自覚 物忘れを自覚していない 記憶 体験の( 一部 )を忘れる (きっかけがあれば思い出せる) 体験の( 全て )を忘れる (完全に記憶が抜け落ちている) 日常生活への支障 特に支障はない 支障がある 症状の進行 進行性はあまりない ( 年単位で進行 ) 医療機関を 受信する場合 心配になって自分で行く 多くは家族に付き添われていく 第二問:加齢と認知症による物忘れの違いについて、具体例としてどのようなケースがあるかを 下枠に記入してください。 具体例① 加齢 : 例)孫の学年を忘れている 認知症: 例)孫がいること自体を忘れている 具体例② 加齢 : 例)ご飯の時に何を食べたかを忘れている

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第三問:認知症の主な症状にどのようなものがあるか、下枠に二つ記入してください。 例)同じことを何度も言う など(答えはたくさんあります) 第四問:次の認知症に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているものには×を ( )内に記入してください。 ①( × )65 歳以上の約 2 人に 1 人が認知症であると言われている ②( ○ )加齢による単なる物忘れは誰にでも起こる老化現象であり、心配の必要はない ③( × )認知症による物忘れであっても、きっかけがあれば思い出すことができる ④( × )軽度認知症の症状として、注意力の減退や徘徊行動がある。 ⑤( ○ )認知症の症状が重くなって高度認知症となると歩行障害や言葉の減少が表れ、最終的 には寝たきりとなる 第五問:認知症の初期における特徴について、「短期記憶」と「長期記憶」の二つの単語を用い て説明してください。 例)ささいなことで怒る など(答えはたくさんあります) ○ 解答例) 認知症における初期の症状の特徴として「最近の出来事(短期記憶)は障害されるが、認知症 を発症する前に起きた出来事(長期記憶)は残っている」という事がある。 そのため、若い時の印象深い出来事などの長期的な記憶は残っている。 85 歳以上の約 4 人に 1 人 体験の全てを忘れているため、思い出すことができない 覚えられない(記憶障害)や感情の動揺(不安や恐怖感)があります

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第六問:認知症における「中核症状」と「周辺症状(BPSD)」について、それぞれに分けて説明 してください。 ・中核症状 ・周辺症状(BPSD) 第七問:認知症によって表れる中核症状の種類や症状を( )に記入してください。 中核症状 症状 ( 記憶障害 ) ・直前の事を忘れる ・同じことを何回も言う ・忘れ物を何回もする 見当識障害 ・今がいつなのか:( 時間 )や( 季節 )の感覚がなくなる ・今どこにいるのか:( 道順 )の感覚がなくなる ( 判断力 )の低下 ・真夏にセーターを着る ・考えるスピードが遅い 実行機能障害 ・( 計画 )を立てて実行できない ・目的達成の( 判定 )ができない 第八問:認知症の周辺症状にどのようなものがあるか、下枠に二つ記入してください。 ※答えはたくさんあります。 ○ 解答例) 中核症状は認知症によって脳細胞が死滅することにより、どのような方であっても必ず表れる 症状のことである。認知症である以上、中核症状の発生を抑えることはできない。 ○ 解答例) 必ず表れる中核症状と違い、人によって出たり出なかったりする認知症の症状を周辺症状と言 う。周辺症状の出方は周囲の人の接し方によって大きく異なる。 例)抑うつ状態 例)不安

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第九問:認知症患者に対する周囲の人の接し方について、病気の症状を抑えるために気をつける ことについて、下の図を参考にして説明してください。 ○ 解答例) 認知症患者は健常人と同じように目で視て、耳で聞き、相手の感情を読み取っている。そして、 言葉などが不自由になるほど、その場の雰囲気や相手の表情などに敏感になる。 そして、必ず症状として表れる認知症の中核症状とは違い、周辺症状は「その人に対する接し 方」によって症状が大きく異なる。つまり、周辺症状の出方は日々のストレスによるものが大き い。そのため、認知症患者にとって「受け入れられている」という安心感が重要となる。 また、認知症患者は記憶の障害によって、「過去→現在→未来」を繋げて考えることができな い。認知症の方が認識できるのは「現在」に関してであり、これを理解することがとても重要に なる。そのため、「昨日も言ったでしょ!!」と過去に対して怒ったり、「それをしたら明日困る でしょ!!」と未来に対して叱ったりしても意味がない。 これを認識せずに叱ると、不安感だけではなくうつ状態や攻撃的行動、徘徊などの周辺症状が 表れやすくなってしまう。

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第十問:次の若年期認知症に関する基礎知識について正しいものには○を、間違っているものに は×を( )内に記入してください。 ①( × )若年期認知症患者において、多くはアルツハイマー型認知症によるものである ②( ○ )18 歳以上 65 歳未満で発症する認知症を若年期認知症と呼ぶ ③( ○ )若年期認知症を発症すると記憶障害などによって仕事に支障が出て、解雇される可能 性が高くなる ④( ○ )若年期認知症では本人以外にも、子供のケアまで考える必要がある 第二章.認知症の種類と診断 第十一問:主な認知症の種類を三つ下枠に記入してください。 第十二問:認知症を診断する有名な方法があります。この診断法の名前を下枠に記入してくださ い。 アルツハイマー型認知症 長谷川式認知症診断法 レビー小体型認知症 脳血管性認知症 脳血管性や頭蓋外傷による認知症の比率も高いです

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第十三問:認知症の診断には「第十二問」で答えたような診断法もあるが、この方法を日常生活 の中で不自然なく試すのは困難を極めます。しかし、たった一つの言葉で認知症を見抜く方法があ ります。この方法について説明してください。 第三章.認知症の病態 第十四問:アルツハイマー型認知症の患者さんでは、「老人班」と「神経原線維変化」の二つの 特徴的な構造的変化が起こっています。それぞれ、どのような特徴を有するかを説明してください。 ・老人班 ・神経原線維変化 ○ 解答例) 日常生活の何気ない会話の中で「認知症かどうか」を見抜くことができる言葉として、「 最近 のニュースはどんなことがありましたか?」がある。 この質問によって、まだ認知症の症状がほとんど表れていない軽度認知障害で約 50%の人が答 えられない。アルツハイマー型認知症を発症した方であれば、約 90%で判定することができる。 ○ 「分からない」、「知らない」と言う ○ 「最近はニュースを見ていない」と取り繕う ○ 答えたニュースの内容が古い 上記のような答えであると、認知症である可能性が高い。 ○ 解答例) 老人班とは、大脳皮質に沈着するタンパク質の塊のことである。 このタンパクはアミロイドベータ(Aβ)という異常なタンパク質が凝集したものであり、こ れが老人班を形成して脳にシミのようなものを作る。 ○ 解答例) アルツハイマー型認知症では神経細胞の中に糸くずのようなものが蓄積する。これが、神経原 線維変化のことである。 神経原線維変化は、タウタンパクと呼ばれるタンパク質が凝集することで起こる。

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第十五問:アルツハイマー型認知症の進行過程について、下図の( )に当てはまる言葉を 記入してください。 第十六問:レビー小体型認知症では異常なタンパク質が大脳皮質に表れていますが、この異常な タンパク質の名前を下枠に記入してください。 第十七問:レビー小体型認知症では、アルツハイマー型認知症で認められる記憶障害だけでなく その他の症状も確認されます。それぞれどのような特徴をもつか説明してください。 症状の種類 症状の主な特徴 認知機能の障害 例)記憶を留めることが難しい 運動機能の障害 例)歩行障害、体を動かしにくい(パーキンソン病のような症状) 幻視 例)見えるはずのないものが見える レビー小体 約束 覚えられない 計画・実行 言葉 寝たきり

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第十八問:脳血管性認知症では、認知症の進行過程がアルツハイマー型認知症やレビー小体型認 知症とは異なります。この理由について、下図を参考にして説明してください。 ○ 解答例) 脳血管性認知症の原因としては、脳梗塞や脳出血の多発によるものが 70%以上を占める。つま り、脳血管が詰まったり破れて出血したりすることで脳の働きが悪くなり、認知症が引き起こさ れる。 脳血管性認知症における症状の進行としては、アルツハイマー病やレビー小体病のように少し ずつ病気が進行するのではなく、脳血管障害の発作が起こるたびに段階的に症状が悪化する。そ のため、脳血管障害の発作を予防することで認知症の悪化を防ぐことができる。

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第四章.認知症の治療薬 第十九問:アルツハイマー型認知症の治療薬はどのような仮説に基づいて開発されているか、仮 説の名前を下枠に二つ記入してください。 第二十問:アルツハイマー型認知症に関する基礎知識について正しいものには○を、間違ってい るものには×を( )内に記入してください。 ①( ○ )アルツハイマー型認知症によって脳の萎縮が起こり、神経伝達物質の一つであるアセ チルコリン(ACh)の量が減少している ②( ○ )アセチルコリン(ACh)を分解する酵素として、アセチルコリンエステラーゼ(AChE) がある ③( × )世界初のアルツハイマー型認知症の治療薬は海外で開発された ④( × )アルツハイマー型認知症では、神経伝達物質の一つであるグルタミン酸の放出量が減 少している ⑤( ○ )アルツハイマー型認知症の治療薬として漢方薬が使用されることもある ⑥( × )漢方薬を使用することによって、アルツハイマー型認知症の中核症状を抑えることが できる ⑦( ○ )薬を使用することによって、アルツハイマー型認知症の進行を遅らせることができる コリン仮説 グルタミン酸仮説 日本で開発されました グルタミン酸が常に放出された状態です 周辺症状を抑えることができます

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第二十一問:コリン仮説に基づくアルツハイマー型認知症治療薬に関して、その作用機序を説明 してください。 ○ 解答例) アルツハイマー型認知症では脳内のアセチルコリン量が減少している。そのため、薬によって アセチルコリン量を増やすことができれば、アルツハイマー型認知症を治療することができる。 脳内のアセチルコリン量を増やすためには、酵素の阻害を考えることが重要となる。そして、 アセチルコリンを分解する酵素として、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)がある。 脳内において、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)が存在するために、記憶に関わる神経 伝達物質アセチルコリンが分解されている。そのため、このアセチルコリンエステラーゼ(AChE) を阻害すれば、記憶に関わるアセチルコリン(ACh)の分解を抑えることができる。 この結果としてアセチルコリン量を増やし、アルツハイマー型認知症を治療する。

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第二十二問:アルツハイマー型認知症に関する文章について、次の( )に当てはまる言葉 を記入してください。なお、同じ言葉が何度も使われることもあります。 グルタミン酸は脳内における興奮性のシグナル伝達物質であり、アセチルコリンと同じように ( 記憶 )や( 学習 )に関わっている。 アルツハイマー型認知症では脳に異常なタンパク質が生成される。この異常なタンパク質によっ てグルタミン酸が( 常に放出されている )状態となっている。これによって、記憶が難しくな る。 また、グルタミン酸が過剰な状態であるとグルタミン酸放出に関わる細胞が死んでいく。これに よって、アルツハイマー型認知症を発症すると考えられている。 この仮説が( グルタミン酸仮説 )である。 ただし、グルタミン酸が記憶に関わっているのであれば、「グルタミン酸の放出が多くなることで、 記憶が改善されるのではないか」と考えることができる。しかし実際にはそうではなく、常に放出 されることで、( 記憶形成 )に必要なシグナルもマスクされてしまう。 グルタミン酸が放出され続けることでシグナルのノイズが起こり、記憶や学習機能が障害されて しまう。そこで、アルツハイマー型認知症の治療薬としては、( グルタミン酸受容体 )を阻害す る薬が使用される。

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第二十三問:グルタミン酸受容体の弱い阻害によってアルツハイマー型認知症を治療することが できるが、なぜ「弱い阻害」である必要があるのか下図を参考にして理由を説明してください。 ○ 解答例) グルタミン酸受容体を阻害することによって、シグナルノイズを抑えることができる。この時、 異常なグルタミン酸受容体の活性化に対してのみ受容体の働きを抑制するため、弱い阻害である 必要がある。 アルツハイマー型認知症で使用されるグルタミン酸受容体阻害薬では「正常なシグナル伝達の ような強い条件下」では素早く受容体から解離する。なぜなら、前述の通りグルタミン酸受容体 に対して弱い阻害作用を示すからである。 グルタミン酸受容体を強く阻害すると、正常なシグナル伝達まで遮断してしまう。これが弱い グルタミン酸受容体阻害作用によって、正常なシグナルまで影響を与えにくい受容体の阻害が可 能となる。

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第二十四問:レビー小体型認知症によって表れる以下のような症状にどのような種類の治療薬が 使用されるかを記入してください。 症状 治療薬の種類 精神症状 (幻覚など) 抗精神病薬(統合失調症治療薬) パーキンソニズム (運動障害など) 抗パーキンソン病薬 記憶障害 アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬 第二十五問:レビー小体型認知症は薬による治療が困難になることがあります。この理由につい て簡潔に説明してください。 第二十六問:脳血管性認知症ではどのように薬物治療を行うか説明してください。 ○ 解答例) レビー小体型認知症の特徴として薬物過敏症があり、薬を投与すると副作用が強く出たり症状 が悪化したりすることがあるため。 ○ 解答例) 脳血管性認知症は脳の血管が詰まったり(脳梗塞)、血管が破れて出血したり(脳出血)して 起こる。 これらの疾患は高血圧や糖尿病、脂質異常症などに伴って起こりやすい。そのため、治療とし ては高血圧や糖尿病などの基礎疾患を取り除くことが重要となる。

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第五章.認知症の介護に当たって 第二十七問:認知症の治療を行う上で、薬物に頼らない非薬物療法はとても大切です。できるだ け本人の脳を活性化させるような環境を作り、残っている機能を高めるためにどのような事が行え るかを説明してください。 第二十八問:認知症の介護を行う上で、自分自身の負担軽減を考えることはとても重要です。実 際にどのようにして負担軽減を図ることができるかを下枠に記入してください。 ○ 解答例) 残っている脳機能を高めるため、地域社会や家庭の中で「本人を活躍させる場」を提供するこ とが必要である。 認知症では記憶力が低下することはあっても、感情まで失われる訳ではない。そのため、「趣 味を楽しむ」、「家事を任せる」、「適度な運動をする」などによって気持ちを安定させることがで き、認知症の進行を遅らせることが可能となる。 ○ 解答例) ・身内に相談する ・介護保険の利用を検討する ・施設や病院の利用を検討する

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第二十九問:下にある表について、( )の中に入る言葉を記入して表を完成させてくださ い。 ○ 認知症の主な治療薬 主な作用機序 一般名 商品名 アセチルコリン エステラーゼ(AchE)の阻害 ドネペジル ( アリセプト ) ガランタミン ( レミニール ) ( リバスチグミン ) イクセロンパッチ リバスタッチパッチ グルタミン酸受容体の阻害 (NMDA 型グルタミン酸受容体) メマンチン ( メマリー ) そ の 他 認知症の周辺症状を抑える ─ 抑肝散 ア ル ツ ハ イ マ ー 型 認 知 症 治 療 薬

参照

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