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第5学年 道徳学習指導案

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Academic year: 2021

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第1学年 道徳学習指導案

指導者 船本 正美 1 主題名 あたたかい心で親切に 【2-(2)親切】 2 資料名 はしの上のおおかみ(わたしたちの道徳 1.2年生) 3 ねらい いじわるをしないで親切にすると相手も自分もうれしい気持ちになることに気づき,身近にいる 人に進んで親切にしようとする心情を養う。 4 主題設定の理由 (1)ねらいとする価値について よい人間関係を築くには,相手に対する思いやりが不可欠である。思いやりとは,相手の立場を推し量り, 自分の思いを相手に向けることである。思いやりは,具体的には温かく見守りながら接することや,相手の 立場に立った励ましや援助などを含む親切な行為として表れることが期待される。 低学年のこの時期の児童においては,まずは身近な人に広く目を向け,温かい心で接し,温かい心をとど けたいという気持ちを深めることができるよう指導することが大切である。 特に,身近にいる幼い人や高齢者等との直接的なかかわり合いの機会を多くし,相手のことを考え,優し く接し,具体的に親切な行為ができるようにすることが求められる。そうして,多くの人とかかわっていく 中で,親切にした方もされた方も互いに温かい気持ちになり,人間関係を和やかなものにしていけると気づ かせていくことが大切である。 (2)児童の実態について 日常の生活の中で道徳的な実践ができている場面があるが,自分の中でその行動がどういう意味があるの か意識することはあまりないので,帰りの会で優しい行動をした子を賞賛する機会をつくったり,「ありが とうカード」で感謝の気持ちを表したりと,親切な行為のよさを日常的にとりあげる学級風土をつくってき た。また,生活科で校舎外へ出るときには,地域の人とのふれあいや園児,高齢者にもかかわり合う機会を 多くし,温かい心で親切にすることの気持ちよさや大切さを感じ取ることができるように学習を進めてきた。 縦割り班活動や異学年交流などを通して1年生の児童にとっての人間関係は広がってきている。道徳アン ケートの「友だちとなかよくしている」の項目では,全員が自分では「そう思う」と回答していた。大好き な友だちや自分に親切にしてくれる人には親切な行為をしたり,親切にされて感謝する気持ちをもったりす る意識が育ってきている。その一方で,広がりつつある人間関係が固定化してきており,親しい友だちには 親切にできるが,他の人に親切にすることが難しいこともある。また,思い込みや自己中心的な考え方から の親切とは異なる行為になることも多く,思いやりや親切の具体的な行為については分かっていない。 (3)資料について 本資料は4つの場面で構成されている。 ① おおかみが,橋の上で,自分より小さな動物を通せんぼしていじわるをする場面 ② おおかみがくまに出会って道をゆずろうとする場面 ③ おおかみがくまに親切にされて橋を渡してもらい,いつまでもその後ろ姿を見ている場面 ④ おおかみが親切になった場面 自分より小さな動物に対していじわるをするおおかみや,そんなおおかみに優しくするくまの姿は,児 童のふだんの生活に近く共感しやすい。くまの行為に心を打たれたおおかみがくまのように「自分より小 さな人」を大切にする優しいおおかみになった,という心情の変化を話し合う中で,親切な行動のよさを 十分に感じさせたい資料である。

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5 指導にあたって 導入において,上級生に親切にされた体験やそのときの気持ちについて話し合わせる。その際,事前の活 動の写真を提示し,体験を想起することができるようにする。その後,上級生のようになりたいという憧れ をもたせるようにする。 資料提示には,視覚に訴えることのできるペープサートを使い,話を読み進めながら発問をしていく。 展開前段では,くまに通してもらう場面に役割演技を取り入れて,親切にしてもらったときの気持ちよさ を感じ取らせる。いばっていたおおかみがくまの優しさに触れて,自分の中で変わる場面を大切にし,じっ くりと児童に考える時間をとる。 展開後段では,おおかみのように周りの人にどんな優しいことができるかを考えさせる。そして,親切に ついて自分を語る時間としたい。小さな子にはいじわるではなく親切にしたい,と児童が考えられるような 話し合いになると,より効果的と思われる。今までの体験を振り返るためには,保護者の協力を得た実態ア ンケートを紹介する。 終末では,人に優しくしている絵本や「わたしたちの道徳」などの挿絵を視聴覚機器を使って提示するこ とで,親切にする行為の素晴らしさを紹介し,実践意欲を高めることにつなげていけるようにしたい。 <研究とのかかわり> 本校の道徳研究「心を揺さぶる発問と立場や思いを明確にする板書」にかかわり,本時では,主人公のお おかみの思いに共感,同化させながら,進んで親切をしていきたいという気持ちをもつ時間とする。 そのために,くまに優しくされたおおかみの心の動きを考えることでねらいに迫ることができると考え, 「いじわるなおおかみが,どうして優しくなったのかな。」を中心発問とする。そして,「どんなことを考え ながら,いつまでもくまさんの後ろ姿を見ていたのかな。」「どうしてくまさんのまねをしたいと思ったのか な。」と補助発問をすることで,いじわるをやめてこれからは優しくしたいと決めたことに気づかせたい。 また,「くまさんに優しくされた前と後では,おおかみの優しさの大きさはどれだけ違うかな。」と補助発問 することで,いじわるをしているときと親切にしたときとでは質が違うことも押さえたい。 板書の工夫では,発達の段階を考慮し,森の中にいるような雰囲気を作る背景画を作成する。資料の流れ を分かりやすくするために,資料提示をしながらキーワードとなる言葉を貼っていく。くまの行為のよさに 関して,多様な考えが出るように,おおかみの気持ちを分類比較できる板書を構成する。 生活科や行事などでの地域の人とのふれあいや園児,高齢者にもかかわり合う機会と結び付け,親切につ いての「補充」の時間として位置付ける。 今後,自分自身のことばかりでなく他へも目を向けることができつつある児童に,生活科では本格的に 地域や年長さんとの交流の機会をつくることを大切にして,そこでのかかわり合いが道徳的実践の場となる よう関連付けていく。 6 他の教育活動と本時の位置づけ 教科 道徳の時間 その他の教育活動 生活科 「なかよしいっぱいだいさく せん」 (4月) 「もうすぐ2年生」 (2月) 「ごろりん ごろん ころろろろ」 2-(2)親切 (6月) 「はしの上のおおかみ」 2-(2)親切 (10月) 「ぼくにできること」 2-(2)親切 (1 月) 運動会,シェイクアウト (9月) 親子行事 (11月) (11月) 国語 「おおきな かぶ」 (7 月) 1年生をむかえる会 (4月) 学活「きらきらさんがいっぱい」 ふれあい集会,ふれあいタイム ふれあい遠足 (5月) 年長さんを迎える会 6年生を送る会 (2月)

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7 本時の学習 (1)準備 場面絵,短冊,ペープサート,一本橋の絵 (2)展開 学習過程 学習活動と発問 ◎評価・留意点 導 入 気 づ く ○上級生に優しくされた体験について話し合う。 ・6年生に,ふれあい遠足で優しくしてもらった。 ・2年生に分からないことを教えてもらった。 ・親切にされると,とてもうれしくなった。 ・親切のよさを実感させるために, 「親切にされたときどう思った かな。」と問い,ねらいとする価 値への方向付けを行う。 (5) 展 開 と ら え る ○資料「「はしの上のおおかみ」のペープサートを聞き,おお かみの気持ちを中心に話し合う。 <「もどれ,もどれ。」と,追い返したおおかみはどんな気持 ちだったかな。> ・おれさまは強いんだぞ。この橋は自分のものだ。 ・いばるのは気持ちがいいな。おれさまは,えらいんだぞ。 ・いじわるは,楽しいなあ。もっともっとやりたい。 <くまさんに会ったとき,おおかみはどうして「どうぞ,おさ きに。」と言ったのかな。> ・ぼくより,大きいな。こわいなと思ったから。 ・強そうだな。逃げよう。いじわるをされそうだから。 ≪いじわるなおおかみが,どうして優しくなったのかな。≫ ・くまさんに会ってから。 ・くまさんの後ろ姿をいつまでも見ているうちに,いろいろ 考えたから。くまさんのまねをしたから。 くまさんに ・よかった。くまさん,ありがとう。うれしいな。 ・くまさんは,なんて優しいんだろう。 ・どうして,いばらないのかな。 これまでのじぶんに ・みんなに,ごめんなさいと言いたい。 ・ぼくは,いばりんぼうで,いじわるだったな。 ・ぼくは優しくなかったな。優しくすればよかった。 これからは ・小さくて弱い子には,優しくしてあげたいな。 ・小さな子にいばらないで,みんなとなかよくしたいな。 ・くまさんみたいに優しくしよう。ゆずってあげればいいんだ。 ○ 自分の生活を振り返り,発表する。 〈前よりもずっといい気持ちになったおおかみさんのような ことがあったかな。おおかみさんのように,周りの人にして あげたいことがあるかな。〉 ・おもちゃをゆずってあげながら,幼稚園の子と遊んであげたよ。 ・いじわるしないで,優しくしてあげたい。 ・だれかが困っていたら,「どうしたの。大丈夫?」と声をかけたい。 ・話を読み進めながら一つ目の発 問をする。いじわるを楽しんで いるおおかみ,うさぎや他の小 動物の気持ちにも注目させる。 ・「おおきい・つよい」「ちいさい・ よわい」カードを使い,大きい 者は小さい者に対していばれる とおおかみが思っていることを 明らかにする。 ・うさぎに対するおおかみの行動 が,変化したことに触れる。 ・くまの行為のよさに関して,多 様な考えが出るように,前後の おおかみの気持ちを比較できる 板書を構成する。 ・役割演技を通して,親切にされ たときのおおかみの心情に共感 させる。 ・自分より弱く言うことを聞くよ うな相手に対しても優しくする 大切さに気付かせるために,「い つまでもくまさんの後ろ姿を見 ながら,何を考えていたのか な。」「どうしてくまさんのまね をしたいと思ったのかな。自分 だったらどうかな。」と問う。 ・いじわると親切をしているとき の気持ちを比べるために,「くま さんに優しくされた前と後で は,おおかみの優しさの大きさ はどれだけ違うかな。」と問う。 ◎相手も自分もとてもうれしい気 持ちになることに気づき,親切 にしようとする気持ちをもつこ とができたか。 【役割演技・観察・発言】 ・実態アンケートを紹介する。 (20) 重 ね る (10) 終 末 あ た た め る ○相手に優しく接している絵を見て,できることを考える。 ・親切にすると,された方もした方もみんないい気持ちになるんだな。 これからは,だれにでも優しくしたいな。 ・「わたしたちの道徳P66」の 具体的な親切の行為を知り,実 践意欲へと結び付けることがで きるようにする。 (10)

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9 資料分析 あらすじ (話題につなげたい場面) 登場人物の心の動き ◎ 中心発問 ○基本発問 ・予想される児童の反応 準備しておく 補助発問 ①おおかみは, 自分より小さ くて弱い動物 に対して「も どれ,もど れ。」と一本橋 で通せんぼを していた。 ② 大きなくま が一本橋に立 っていたので あわてておお かみは道をゆ ずろうとした 。 ③ 抱き上げて 下ろして帰っ て行くくまの 後ろ姿をいつ までもおおか みは見送っ た。 ④ くまと同じ ようにしてう さぎを抱き上 げて通したお おかみは, 前よりもずっ といい気持ち になった。 ・だれにもわたらせないぞ。 ・この橋は自分のものだ。 ・おれはえらいんだ。 ・この橋は自分のものだ。 ・いじわるは楽しいなあ。 ・くまは強いし,大きいなあ。 ・うさぎは小さいけど,くまは 大きいなあ。 ・いばるとおこられそう。 ・橋の下に落とされるかも。 ・怖い目にあうかもしれないか ら,仕方がない。ゆずろう。 ・優しいくまさんでよかった。 ・だっこしてくれたからよかっ た。助かった。 ・怖い目にあわなくてほっとし た。 ・ありがとうございます。 ・どうして,いばらないのかな。 ・あ,おれ,わるいことをして たんだな。 ・なんでゆずってあげなかった んだろう。 ・いじわるしなければよかった な。 ・くまさんみたいにぼくもいい ことをしよう。 ・こんどからやってあげよう。 ・ゆずってあげればいいんだ。 ・くまさんみたいになりたいな。 ・くまさんみたいになれた。 ・優しくすると気持ちがいいな。 ・これからはみんなに優しくし よう。 ○うさぎを「もどれ,もどれ。」と, おいかえしたおおかみは,どんな 気持ちだったかな? ・だれにもわたらせないぞ。 ・この橋は自分のものだ。 ○きつねやたぬきに言ったときは, おおかみはどんな様子だったか な? ・いばって言った。 ・楽しくてしかたがない。 ○くまに会ったとき,おおかみはど うして「どうぞ,おさきに。」と 言ったのかな? ・くまはおおかみより強いし,大き いから。 ・うさぎは小さくて,くまは大きい から。 ・いばるとおこられそうだから。 ・落とされるかもしれないから。 ・うさぎは弱い。くまは強いから。 ○「こうすればいいんだよ。」と そ っとおろされたおおかみは,くま のうしろすがたを見ながら,どん なことを考えていたのかな? ・優しいくまさんでよかった。 ・だっこしてくれたからよかった。 ・怖い目にあわなくてほっとした。 ・ありがとうございます。 ・どうして,いばらないのかな。 ・おれ,わるいことをしてたんだな。 ・なんでゆずってあげなかったんだ ろう。 ・いじわるしなかったらよかったな。 ・くまさんみたいにぼくもいいこと をしよう。 ・こんどからやってあげよう。 ・ゆずってあげればいいんだ。 ○おおかみは,どうして優しくなっ たのかな? ・親切にされたらうれしかったから。 ・自分がわるかったなと思ったから。 ・くまさんみたいに優しくなりたい と思ったから。 ○「うさぎさんは どうおもったか な。」 ○「どうしてくま さんのまねをし たいと思ったの かな。じぶんだ っ た ら ど う か な。」 ○「うさぎさんは どうおもったか な。」 ○「くまさんに優 しくされた前と 後では,おおか みの優しさの大 きさはどれだけ 違うかな。」

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