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スライド率等の改定に伴う労災保険年金額の変更について 1 スライド制について (1) スライド制の趣旨労災保険年金額については 原則として算定事由発生日 ( 被災日 ) の賃金を基に算定した給付基礎日額に給付の種類等に応じた給付日数を乗じて算定されていますしかしながら 年金は長期にわたって給付するこ

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(1)

労 災 年 金 受 給 者 の 皆 様 へ

◎スライド率等の低下により、平成22年10月支払分から、 ほとんどの方について、年金額が減少しています。 ○スライド率とは、被災当時の一般労働者の賃金の水準と直近(前年度)の水 準とを比べて、年金の額を上げ下げして調整する仕組みのことです。 ○スライド率は、毎年見直しを行い、10月支払分から新しいスライド率での 支給となります。 ○平成21年度の賃金水準が20年度と比べ低下していることから、平成22 年10月支払分から23年8月支払分のスライド率は、前年に比べ低下してい ます。 ○労災年金受給者の皆様におかれましては、スライド率等の低下による労災年 金額の低下につきまして、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ※なお、スライド率等の制度についての詳細は、「スライド率等の改定に伴う 労災保険年金額の変更について」をご覧ください。

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スライド率等の改定に伴う労災保険年金額の変更について 1 スライド制について (1)スライド制の趣旨 労災保険年金額については、原則として算定事由発生日(被災日)の賃金を基に算定し た給付基礎日額に給付の種類等に応じた給付日数を乗じて算定されています しかしながら、年金は長期にわたって給付することになるため、被災時の賃金によって 補償を続けていくとすると、その後の賃金水準の変動が反映されないこととなり、また、 過去に被災した労働者と近年被災した労働者との補償水準が大きく異なってくる等、公平 性を欠くこととなります。 このため、労災保険においては、給付基礎日額を賃金水準の変動に応じて改定する制度 (スライド制)を取り入れています。 スライドによる年金額の改定は、一般の労働者一人あたりの平均給与額の変動率を基 準として、厚生労働大臣が定める改定率(スライド率)により、翌年度の8月1日以降に 支給すべき年金給付について行われます。 (2)スライド率の算定方法 スライド率の算定は、算定事由発生日(被災日)の属する年度の平均給与額と、支給年 度の前年度の平均給与額(平成22年8月1日からの1年間のスライド率であれば平成2 1年度の水準)を比較して計算されます。 したがって、平均給与額が前年度より上昇していれば年金額が増加しますが、下降して いれば年金額も減少することになります。 (参考) スライド率算定方法 平成21年度の平均給与額 平成22年8月以降 (4月から翌年3月の各月の合計額) ×100 の年金スライド率 算定事由発生日の属する年度の平均給与額 (4月から翌年3月の各月の合計額) (3)今回のスライド率の改定について 平成22年8月以降に適用されるスライド率は、表1のとおりです。 なお、現役労働者の平均給与額が減少していることから、昨年(平成21年)と比べ、 平均で1.41%減のマイナス改定となっています。

(3)

2 給付基礎日額の最低保障額(自動変更対象額)について 労災保険の給付は、被災された労働者の被災日以前3ヶ月間に支払われた賃金を基礎として 計算される給付基礎日額を基に算定されることとなりますが、その額を給付基礎日額とするこ とが適当でないと認められるとき、例えば、最低保障額として定められた額(自動変更対象額) に満たない場合は、最低保障額を給付基礎日額とします。 ただし、スライド制が適用されることにより最低保障額を超えないときに限り、最低保障額 をスライド率で除した額を給付基礎日額とすることとなります。 今般、この給付基礎日額の最低保障額が3,950円に改定されました(従前4,040円)。 3 年金給付基礎日額の年齢階層別最低・最高限度額について 労災保険年金額は給付基礎日額を基に算定されますが、賃金水準が一般的に低い若年時に被 災した労働者の年金額が生涯にわたって据え置かれた場合、壮年時に被災した者の年金額と比 較すると大きな格差が生じることになります。 このような問題に対処するために、年金の給付基礎日額には、一般的労働者の年齢階層別の 賃金構造の実態等に基づき、年齢階層別の最低限度額及び最高限度額が設けられています( 本年8月1日以降適用される年金給付基礎日額の最高・最低限度額は表2のとおりです)。 なお、昭和62年1月31日現在において労災年金を受けていた方で、給付基礎日額にスラ イド率を乗じた額が最高限度額を上回る場合には、給付基礎日額に昭和62年1月31日時点 のスライド率を乗じて得た額を年金給付基礎日額とします。 4 労災保険年金額の改定について 上記1~3のとおり、労災年金に係るスライド率、給付基礎日額の最低保障額及び年金給付 基礎日額の年齢階層別の最低・最高限度額が改定されたことによる変更後の給付基礎日額は、 平成22年8月1日以降の年金額の算定に適用されますので、平成22年10月支払期から変 更後の年金額が支払われることになります。 なお、今回の改定により年金額等が変更となる方に対しては、8月下旬に「変更決定通知書」 を送付してお知らせしていますので、下記の計算例を参考にご確認ください。

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表1 スライド率表(単位:%) 死傷の原因たる事故発生の日又は診断によって疾病の発生が確定 した日の属する期間(算定事由発生日の属する期間) 年金給付基礎日額に乗ずるべき率 昭和22 年9月1日から昭和23 年3月31 日まで 20,111(20,396) 昭和23 年4月1日から昭和24 年3月31 日まで 7,313( 7,417) 昭和24 年4月1日から昭和25 年3月31 日まで 4,055( 4,112) 昭和25 年4月1日から昭和26 年3月31 日まで 3,500( 3,549) 昭和26 年4月1日から昭和27 年3月31 日まで 2,861( 2,902) 昭和27 年4月1日から昭和28 年3月31 日まで 2,468( 2,503) 昭和28 年4月1日から昭和29 年3月31 日まで 2,174( 2,205) 昭和29 年4月1日から昭和30 年3月31 日まで 2,052( 2,081) 昭和30 年4月1日から昭和31 年3月31 日まで 1,962( 1,990) 昭和31 年4月1日から昭和32 年3月31 日まで 1,851( 1,877) 昭和32 年4月1日から昭和33 年3月31 日まで 1,787( 1,812) 昭和33 年4月1日から昭和34 年3月31 日まで 1,761( 1,786) 昭和34 年4月1日から昭和35 年3月31 日まで 1,654( 1,677) 昭和35 年4月1日から昭和36 年3月31 日まで 1,556( 1.578) 昭和36 年4月1日から昭和37 年3月31 日まで 1,392( 1,412) 昭和37 年4月1日から昭和38 年3月31 日まで 1,252( 1,270) 昭和38 年4月1日から昭和39 年3月31 日まで 1,129( 1,145) 昭和39 年4月1日から昭和40 年3月31 日まで 1,019( 1,034) 昭和40 年4月1日から昭和41 年3月31 日まで 932( 946) 昭和41 年4月1日から昭和42 年3月31 日まで 846( 858) 昭和42 年4月1日から昭和43 年3月31 日まで 762( 773) 昭和43 年4月1日から昭和44 年3月31 日まで 675( 684) 昭和44 年4月1日から昭和45 年3月31 日まで 590( 598) 昭和45 年4月1日から昭和46 年3月31 日まで 507( 514) 昭和46 年4月1日から昭和47 年3月31 日まで 445( 451) 昭和47 年4月1日から昭和48 年3月31 日まで 385( 390) 昭和48 年4月1日から昭和49 年3月31 日まで 324( 329) 昭和49 年4月1日から昭和50 年3月31 日まで 261( 264) 昭和50 年4月1日から昭和51 年3月31 日まで 222( 225) 昭和51 年4月1日から昭和52 年3月31 日まで 199( 202) 昭和52 年4月1日から昭和53 年3月31 日まで 182( 185) 昭和53 年4月1日から昭和54 年3月31 日まで 173( 175)

(5)

昭和54 年4月1日から昭和55 年3月31 日まで 162( 165) 昭和55 年4月1日から昭和56 年3月31 日まで 154( 156) 昭和56 年4月1日から昭和57 年3月31 日まで 147( 149) 昭和57 年4月1日から昭和58 年3月31 日まで 140( 142) 昭和58 年4月1日から昭和59 年3月31 日まで 136( 138) 昭和59 年4月1日から昭和60 年3月31 日まで 132( 134) 昭和60 年4月1日から昭和61 年3月31 日まで 128( 129) 昭和61 年4月1日から昭和62 年3月31 日まで 125( 126) 昭和62 年4月1日から昭和63 年3月31 日まで 122( 123) 昭和63 年4月1日から平成 元年3月31 日まで 118( 119) 平成 元年4月1日から平成 2年3月31 日まで 114( 116) 平成 2年4月1日から平成 3年3月31 日まで 111( 113) 平成 3年4月1日から平成 4年3月31 日まで 107( 108) 平成 4年4月1日から平成 5年3月31 日まで 105( 106) 平成 5年4月1日から平成 6年3月31日まで 103( 105) 平成 6年4月1日から平成 7年3月31 日まで 101( 102) 平成 7年4月1日から平成 8年3月31 日まで 99( 101) 平成 8年4月1日から平成 9年3月31 日まで 98( 99) 平成 9年4月1日から平成10 年3月31 日まで 97( 99) 平成10 年4月1日から平成11 年3月31 日まで 98( 99) 平成11 年4月1日から平成12 年3月31 日まで 97( 99) 平成12 年4月1日から平成13 年3月31 日まで 97( 98) 平成13 年4月1日から平成14 年3月31 日まで 97( 99) 平成14 年4月1日から平成15 年3月31 日まで 98( 100) 平成15 年4月1日から平成16 年3月31 日まで 98( 100) 平成16 年4月1日から平成17 年3月31 日まで 99( 100) 平成17 年4月1日から平成18 年3月31 日まで 98( 100) 平成18 年4月1日から平成19 年3月31 日まで 98( 100) 平成19 年4月1日から平成20 年3月31 日まで 98( 100) 平成20 年4月1日から平成21 年3月31 日まで 99( - ) (注) ( )内は、改定前の率。

(6)

表2 年齢階層別の最低限度額・最高限度額表(単位:円) 年齢階層の区分 最 低 限 度 額 最 高 限 度 額 20 歳未満 4,325( 4,585) 12,774( 13,284) 20 歳以上25 歳未満 4,929( 5,126) 12,774( 13,284) 25 歳以上30 歳未満 5,576( 5,790) 13,053( 13,868) 30 歳以上35 歳未満 6,102( 6,363) 16,059( 16,749) 35 歳以上40 歳未満 6,551( 6,859) 18,535( 19,497) 40 歳以上45 歳未満 6,762( 7,104) 22,107( 22,411) 45 歳以上50 歳未満 6,701( 7,031) 23,795( 23,969) 50 歳以上55 歳未満 6,286( 6,627) 24,455( 24,955) 55 歳以上60 歳未満 5,560( 5,919) 23,227( 23,551) 60 歳以上65 歳未満 4,638( 4,644) 20,794( 20,409) 65 歳以上70 歳未満 3,950( 4,040) 15,246( 14,451) 70 歳以上 3,950( 4,040) 12,774( 13,284) (注) 1 ( )内は、改定前の額。 2 年齢の計算については、被災労働者の平成22 年8月1日における年齢をもって、 同日から1年間を当該被災労働者の年齢とする。 <参 考> 労災年金額の計算例について ●計算の具体例(平成22年10月現在で計算) ・被災者の生年月日 : 昭和30年9月27日(死亡労働者が生存していると仮定した場合の 8月1日の基準日における年齢55歳) ・算定事由発生日 : 昭和63年5月10日 ・遺族の人数 :3人 妻と被災者の両親(給付日数223日) ・平 均 賃 金 : 9,652 円 63 銭 ・特 別 給 与 : 600,000 円 ・スライド率 : 118% ・厚生年金等の受給関係: 改正後厚生年金の遺族年金を受給(調整率84%) (1)労災保険の年金の給付額(年額)は、次の式によって計算されます。 年金給付基礎日額×給付日数×厚生年金等の調整率 ① まず、給付基礎日額を計算します。 平均賃金 9,652 円 63 銭の円未満の端数を切り上げた額 9,653 円が給付基礎日額となります。 ② 次に、年金給付基礎日額を算出します。

(7)

給付基礎日額にスライド率を乗じます。(表1 スライド率表「昭和63年」の欄参照) 9,653 円×118%=11,390 円 54 銭 ↓ 11,391 円 (円未満切り上げ) ③ ②で算出された年金給付基礎日額が最低限度額及び最高限度額の適用を受けるかどうか確 認します。 死亡された労働者が生存していると仮定した場合の基準日(平成22年8月1日)におけ る年齢(55歳)に属する年金給付基礎日額に係る最低限度額及び最高限度額は、最低限度 額 5,560 円、最高限度額 23,227 円となっており(表2参照)、最低限度額と最高限度額の範 囲内であるので、年金給付基礎日額は、②で算出されたとおり 11,391 円となります ④ したがって、年金年額は、上記計算式に当てはめると、 11,391 円×223 日×84%= 2,133,762 円 12 銭 ↓ 2,133,762 円 (円未満切捨て) ⑤ 2か月に1回支給される年金(特別年金を除く。)の額は、年金年額の6分の1で、 2,133,762 円×1/6=355,627 円(円未満切捨て)となります。 (2) 災害発生前の1年間、ボーナス等の特別給与を受けていた方に支給される特別年金の給付額 (年額)は、次の式によって計算されます。 算定基礎日額×給付日数 ① まず、給付基礎年額の20%に相当する額(A)と特別給与額(B)を比較していずれか低 い方の額を算定基礎年額として算出します。(ただし、A及びBが 150 万円を超える場合は、 150 万円を算定基礎年額とします。)。 ○給付基礎年額の20%に相当する額(年金給付基礎日額×365 日×20/100) 11,391 円×365 日×20/100=831,543 円 (円未満切上げ)……A ○特別給与の額(スライド制が適用される場合は、スライド率を乗じて得た額) 600,000 円×118%=708,000 円 (円未満切上げ) ……B AとBを比較すると、Bの方が少額であるので、特別給与 600,000 円が算定基礎年額となり ます。 ② 次に、算定基礎日額を算出します。 〔算定基礎年額×1/365〕(円未満切上げ)×スライド率(円未満切上げ) 〔600,000 円×1/365〕(円未満切り上げ)×118%=1,940 円(円未満切上げ) ③ したがって、特別年金年額は、 1,940 円×223 日=432,620 円 ④ 2か月に1回支給される特別年金の額は、特別年金年額の6分の1で、 432,620 円×1/6=72,103 円となります。 (円未満切捨て)

(8)

<上記計算例の場合の変更決定通知書例>・・8月下旬に送付 <労働者災害補償保険> は が き ス ラ イ ド 率 の 改 定 に よ る 変 更 決 定 通 知 書 平成22年 8月 1日  年 金 証 書 番 号 XXXX - XXXXXXXXXXX - XX   あ な た の 労 災 保 険 年 金 及 び 特 別 年 金 は 177-0044   8月 分 か ら 次 の 年 金 給 付 (算定)基礎日額 東京都   に よ っ て 計 算 し ま す の で 、 下 記 の と お り 練馬区上石神井4-8-4   額 が 変 更 さ れ ま す。 ◎ 年 金 (スライド率 %)  給付日額 給付日数(日) 労災  花子    様 ◎ 特 別 年 金 (スライド率 %) 算基日額 給付日数(日) ◎ 傷 病 差 額 特 別 年 金 この通知書は再発行しませんので、大切に保管して ください。 ( 裏面の記載事項をよくお読みください。 ) <上記計算例の場合の振込通知書例>・・10月支払期に送付 は が き あなたの年金等は、平成22年10月から平成23年 8月までの各偶数月に、次のとおり指定のあった金融機 関の預貯金口座に振込みの手続きを行うこととしましたの 177-0044 で通知します。 東京都 (年金等の支払予定日は裏面に記載してあります。) 練馬区上石神井4-8-4 年金証書の番号 XXXX-XXXXXXXXX 労災  花子    様 振込先金融機関店舗名 ○○銀行△△支店 振込請求銀行名     日本銀行本店 官署支出官 厚生労働省労働基準局長 (裏面の注意事項をよく読んでください。) 118 特年金年額(円) 1940 223.00 傷差特年年額(円) 432620 118 厚調 年金年額(円) 11391 223.00 84 2133762 労 災 保 険 年 金 等 振 込 通 知 書 労 災 就 学 等 援 護 費 *0 円 労 災 援 護 給 付 金 *72,103 円 合 計 支 払 額 *427,730 円 平成22年10月15日 労 災 保 険 年 金 *355,627 円 ○年金年額=給付日額×給付日数×厚年調整率 (11391×223×84%) ○特別年金年額=算基日額×給付日数 (1940×223) ○1回に振り込まれる年金の額(年額の1/6) (年金)2133762÷6=355627円 (特別年金)432620÷6=72103円 合計 427730円 ○表1のスライド率表より、昭和63年5月10日(算定事由発生 日)が属する期間に係る改定前のスライド率が119%であっ たことが分かるので、今回の改定により、119%から118% へと1%のマイナス改定になったことが確認できる。 ス ラ イ ド 後 の 額 改 定 通 知 書 の 特 別 年 金 と 同 じ 意 味 で す 。

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