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ホーム・スキャン・データを用いた食卓メニュー分析

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Academic year: 2021

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1999年度日本オペレーションズ ・リサーチ学会 春季研究発表会

1−F−5

ホーム・スキャン。データを用いた食卓メニュー分析

02401770東京理科大学 永井 亮雄NAGAIFusao, 02401460生田目 崇NAMAmMETakashi O1404540(株)NTTデータ *中川慶一郎NAKAGAWAKeiichiro, 高橋 浩之TAKAHASHIHiroyu】(i

早稲田大学 向井 健太MUKAIKenta, 田畑 智幸TABATATbmoaki また,メニューの履歴を考えると,日々のメニューの移 り変わりは特に直前のメニューから影響を受けると考えら れる.よって,Stage3までで決定されたメニュー・アイテ ムが将来のメニューに何らかの影響を及ぼすと考えられる が,このことは分析の対象外とする. 4.分析モデル 本研究では,概念モデルの各投階について,以下の分析 を行う. 4.1.Stage.1 Stage.1では各夕食における主食と主菜の組み合わせが 将来の組み合わせに村してどのような影響を及ぼすかとい う点に着目する.そこで,その影響を測定するために,同 じ組み合わせの発生間隔について考察する.なお,データ より主食,主菜を以下のように分類した. 主食: ご飯,井,麺類,その他,なし 主菜: 肉類,魚類,その他,なし これら主食・主菜がどのような間隔で選択されるかにつ いてハザード率を考える.たとえば,主菜に関するハザー ド率は次のようになる. 図.2を見ると,肉類と魚類ではハザード率のグラフが 大きく異なる.肉類の場合は間隔に寄らず高いハザード率 を保っているが,魚類の場合はハザード率が増加する傾向 が見られる.主食に?いても,上記の分類に関して異なっ たグラフを確認できる.これは,主食と主菜の組み合わせ を考えてみても,例えば「ご飯と肉料理」の組み合わせの 直後は健康的な理由や食事のバランスなど考え同じ組み合 わせを避けるが,時間間隔とともにまた同じ組み合わせの 食事をしたくなるというような現象に相当する. 本稿では主食と主菜の組み合わせにハザード・モデルを 適用するが,上記の事実からハザード・モデルの密度関数 にワイプル分布を用いることとする.ワイプル分布は指数 分布を一般化したものであり,ハザード率が時間とともに 増加または減少するような現象を説明できる.ワイプル分 布の累積密度関数は以下のようになる.

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ト(‡7)〉 (1) 1.はじめに 本稿は,日本オペレーションズ・リサーチ学会マーケテイ ング・モデル研究部会においておこなわれた第5回データ 解析コンペティションの報告である.本コンペは,購買/ 献立メニュー/使用食材に関するホーム・スキャン・デー タ(食MAPTMl)を用いて献立メニューと購買行動の構造 を把捉するモデルを提案し,その独自性を競うものである. 我々は日々の夕食に着日し,献立メニューおよびその材 料を考慮したモデルを提案する. 2.使用データ ある世帯のメニューおよび,使用材料に関する1年間の 履歴を用いて解析をおこなった.なお,データに含まれる 項目は以下の通りである. モニタ世帯データ: モニタID,家族人数,共働き状況,合計世帯年収 世帯メンバ・データ: モニタID,続柄コード,性別,年齢,職業 購買データ: モニタID,JANコード,購入日,購入価格, 野人数量,購入先,JICFSコード,材料コード 献立メニュー・材料・商品データ: モニタID,飲食種別,飲食日付,メニューID, メニュー通番,材料コード,JANコード, 使い切りフラグ 3.概念モデル 本研究では,各世帯は以下に示す概念モデル(阻1)に 従って献立メニューを決定するものとして分析を行う. Stage.1:その日の食卓のフレーム・ワークとして主食と 主菜の組み合わせを決定する. Stage.2:選択された主食と主菜の組み合わせに該当する 主菜のメニュー・アイテムを決定する. Stage.3:主食,主菜との調和を考えた副菜のメニュー・ア イテムを決定する. Stage.4:選択された主菜,副菜のメニュー・アイテムに必 要な材料を決定する. 1食MAPTMは(株)NTTデータの商標です. −114− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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図.2.ある世帯の主菜のハザード率 4.3.Stage.3 Stage・3では,Stage.2で選択された主食・主菜と副菜(味 噌汁,サラダ等)の組み合わせについて考える.それぞれ の主食・主菜と副菜について数量化ⅠⅠⅠ類と数量化ⅠⅤ類 を用いてそれぞれのアイテム同士の親近性を図示する. 4.4.Stage・4 Stage.4では,Stage.3までで選択された食卓メニi一に 村する材料の選択をおこなうと想定する.メニューと材料に ついて,数量化ⅠⅠⅠ類を用いてそれらの親近性を図示する. 5.分析 詳しい分析結果については,発表時に報告する. 6.おわりに 本稿では,ホーム・スキャン・データを用いた食卓メニュー 分析モデルを提案した.本モデルでは,食卓メニューを決 定する過程をモデル化し,その各段階においてメニュー決 定までの行動を把握するような分析をおこなった.こういっ た分析を通して,食卓を意識したマーケテイング活動の情 報の一端を担えるのではないかと期待している. 謝辞 本研究に関して,立教大学の守口剛教授をはじめとする マーケテイング・モデル研究部会の皆様から有益なコメン トをいただきました.ここに感謝の意を表します. 参考文献 [1]田中豊,垂水共之:「Windows版 統計解析ハンドブッ ク 多変量解析」,共立出版(1995)・ 【2】竹内啓(編):「統計学辞典」,東洋経済新報社(1989). 図.1.献立メニュー決定の概念モデル ただし,tは経過時間,αは形状パラメータ,7は尺度パ ラメータである・0 . Rate)である. 4・2.Stage・2 Stage.2ではStage.1において決定された組み合わせの 中で主菜の個別メニュー・アイテム間の競合状態を考察す る.ここでいうメニュー・アイテムとは,肉類でいえば「牛 肉の妙めもの」といった具体的なメニューである.このと き,あるメニュー・アイテムが選択された直後に同じアイ テムが選択される確率は低く,時間間隔に応じて選択され る確率が高くなるものと考える.これより,個人の選択モ デルとして多項ロジット・モデルを用いる.なお,説明変 数は各メニュー・アイテムが選択されてからの時間間隔と する. −115− © 日本オペレーションズ・リサーチ学会. 無断複写・複製・転載を禁ず.

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