Title
教育利用を目的とした映像,音声,図形,文字資料のデー
タベースの開発( はしがき )
Author(s)
後藤, 忠彦
Report No.
平成6年度-平成8年度年度科学研究費補助金 (基盤研究(A)(1)
課題番号06558017) 研究成果報告書
Issue Date
1996
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/223
は し が き 学校教育におけるコンピュータの利用が図形,文字資料から映像,音声を用いた教材開 発・利用へと発展し始めた。また,コンピュータを用いたマルチメディアの活用は,文部 省を始め各方面で教育実践研究が推進され始めている。マルチメディア教材開発は多様な 各種資料が必要である。そこで,全国的な資料,各教科教育用資料とくに映像,音声,図 形,文字の流通が要望されている。そこで,映像,音声等の資料が共同利用できる教材の データベースの開発が必要とされている。 ところが,現状では,教育用の映像,音声,図形,文字情報のデータベースの開発は, まだ整備されていない状況で,マルチメディアの教育利用研究の大きな障害となっている。 そこで,マルチメディアの教育研究,教育実践の利用に適応した各種教材資料の流通用 データベースの開発が強く望まれている。 このため,本研究では,岐阜大学で1981年から研究を進めてきた文字,図形資料を 主とする教材データベースを基礎にして,マルチメディア教育利用に対応した映像,音声, 図形,文字資料の流通を目的としたデータベースを開発し,広く教育研究,教育実践に利 用可能なシステムの開発を行なった。このため,次のような内容で研究を進めた。 1981年から進めてきた文字,図形教材のデータベースを基礎として,素材の特性を 配慮した映像,音声資料を管理する二次情報管理処理システムを研究開発した。 これをもとにして,映像,音声情報のコンピュータへの入力,記録等の管理システムを 開発した。とくに,素材データの入力としては,映像(動画,静止画)のデータベースへ の入力,記録方法とその管理システムを構成し,ハイビジョンを含めて広く利用を可能と した。 これらの研究成果をもとにして,映像,音声,図形,文字資料の教材データベースシス テムを開発し,試行用の映像,音声等の資料を学習システム研究会等の協力を得て素材を 収集記録し,研究試行用の教材データベースを作成し,その試行を行った。 全国的な利用を可能にするため,教育センター,学校,研究機関等で,教育用の映像, 音声,図形,文字資料データベースの適用性の試行研究を進めてその改善を行い,CD-ROM,通信ネットワークを用いた利用を可能にした。 それまでの成果をもとに,学習システム研究会,学情研,マルチメディア教育利用研究 会等の協力を得て,教材データベースを用いた教材開発,利用のための処理システムの開 発とその教育実践への適用性の検討を行い,その実用化を進めた。さらに,広く学校教育, 生涯学習施設等の教育実践で利用可能なテキストの作成とその適用性の検討,改善を行い, 広く全国的に利用可能とした。 マルチメディアに関する教育研究,教材開発に適する映像の管理システムを構成する。 ー1一
このマルチメディア素材データベースの研究開発にあたっては,学習システム研究会, 学情研,教育センター,その他多くの教員の方々に約3万画像の映像の収集,二次情報の 作成等の協力,また全国各地での利用研修,教育実践での適用し,その有効性の調査検討 を進めた。 ここに関係者各位に厚く感謝の意を表す。 研究代表者 後 藤 忠 彦 (岐阜大学教育学部教授) - 2