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P1-14-3 低酸素環境下で発現が変動するmicroRNAの網羅的解析を通じた卵巣癌腹膜播種抑制の分子標的治療の可能性 : 低酸素刺激で発現低下を示すmiR-199a-3pはc-Metの発現抑制を通じて播種進展を抑制する

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Academic year: 2021

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Title

P1-14-3 低酸素環境下で発現が変動するmicroRNAの網羅的

解析を通じた卵巣癌腹膜播種抑制の分子標的治療の可能性 :

低酸素刺激で発現低下を示すmiR-199a-3pはc-Metの発現抑

制を通じて播種進展を抑制する( 本文(Fulltext) )

Author(s)

木瀬, 康人; 澤田, 健二郎; 中村, 幸司; 牧野, 弘; 水野, 智子; 橋

本, 香映; 磯部, 晶; 馬淵, 誠士; 坂田, 正博; 森重, 健一郎; 木村,

Citation

[日本産科婦人科學會雜誌] vol.[66] no.[2] p.[508]-[508]

Issue Date

2014-02-01

Rights

Japan Society of Obsterics and Gynecology (公益社団法人日本

産科婦人科学会)

Version

出版社版 (publisher version) postprint

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/52683

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

Japan Society of Obstetrics and Gynecology

NII-Electronic Library Service

Japan  Sooiety  of  Obstetrios  and  Gyneoology

508(S

−368

般 演 題 日産 婦 誌66巻

2

Pl −14−

3

 

低 酸 素 環 境 下で発 現が変 動 するmicroRNA の 網 羅 的解 析 を通じ た卵 巣 癌 腹 膜 播 種 抑 制の分子 標的治 療の 可能性

低酸素刺激で発 現低 下 を示 すmiR

199a

3p

はc

−Met

の発 現抑制を 通 じ て播 種 進 展 を鉚 制 する

大阪大1

阜大U 木瀬 康人’

澤田健二

中村幸司1

牧 野

 

弘Lt

水 野智 子2

橋 本 香映’

 

晶1

誠 士1

正 博1

森 重 健

郎z

木村   正1 【目的】卵 巣 癌が腹 膜 播 種進展 する 過程で は

腹 腔 内 を浮遊 する癌 細 胞 が低 酸 素に さ ら さ れ

この 環境へ の応 答に よりさ らに播 種 浸 潤が増 悪 する

低 酸 素刺 激に伴う癌 細胞の形質転 換にmicroRNA が 関与 してい ると考 え

網羅 的解析を通じ て候 補mi

croRNA を抽品 し

そ の分子標 的 治療の可 能 性 を検 討 した

【方 法】

1

% 酸素下に培養した卵 巣癌 細 胞 株よ りRNA を抽出 し

 mi

croRNA  array 解 析で低 酸 素刺 激にて発 現 変 動 するmicroRNA を見 出し

低 酸 素で発 現が低 下 するmiR

−199a−3p

を抽 出 した

ln

 silico 解析に よりmiR

−199a−3p

の標 的遺 伝 子として

MET

に着 目し た

イン フ ォ

ム ドコン セ ン トを得た卵 巣癌 臨床 検 体と

細 胞株で の ヱniR

−199a−3p

MET

発 現の相 関 につ い て RT

qPCR

免 疫 組 織 化 学

 Western 

blot

で検 討 した

 miR

199a

−3p

の前駆 体 を細 胞株に導 入 し

その増 殖 能

接 着 能

浸潤能に与 える影 響 および

MET

の下 流シ グ ナルである

ERK ,

 

Akt

に与 え

る影響を

Western

 

blot

で検 討し た

 miR

199a安 定発現 卵 巣癌 細 胞 株 に よ る卵 巣 癌の癌性 腹 膜 炎モデルマ ウ スに おい て

 miR

199a入 が与 え影 響 を検 討 した

成 績 】 卵 巣 癌 細 胞 株のみならず組織検 体に おい てもmiR

−199a−3p

とMET

発 現は逆 相 関しており

miR

199a

−3p

MET

発 現を抑 制していた

  miR

199a

3pの卵 巣癲細胞 株へ の 導入はその増 殖 能

着能

浸 潤 能 を有 意に抑 制 し

そ れらの抑 制は

MET

強制導入 に よっ て解 除さ れた

腹 膜播 種モデル で はmiR

−199a

安定発現株

で control 株と 比べて著 明な 腹膜播種病 変の抑 制を認めた

【結 論1低酸素刺 激で発 現 低 下 を 示 す miR

199a

3pは

 c

Met の発 現 抑制 を通 じて in virto 及びin vivo に おいて卵巣癌の進展 を 強力に制 御 し

新たな治療 標 的の可能性を提 示した

P1 −14−

4

 卵 巣 癌 進展を制御 する腹水中骨髄 由 来細 胞の同定とその役 割の解析 大 阪 大 磯 部

 

晶, 澤田健二郎

橋 本 香 映

中村 幸司

馬 淵誠士

坂田正博

木 村

 

正 【目的】卵 巣 癌患者の最 大の死 因 は多 量の腹水 産生 を伴 う腹 膜 播 種であ る

患 者 腹 水に は多 くの骨 髄 由来細 胞が 含 ま れ

サ イ ト カインな どの産生を 通 じて

癌の播 種 進 展 を促 進してい る

そ こ で

患 者 腹水中 に含 まれ る骨 髄 由来 細 胞 を表 面マ

で 分 類 し

どの細 胞 が 代 表 的 なサ イ トカインで あるイン タ

ロ イ キン6IL

6を 産 生 し

腹 膜 播種を 制御 する の か検 討を行っ た

【方 法】未 治 療の卵 巣癌 患 者腹 水より赤血球な ど を 除去し た後に

骨 髄 球のマ

である

CDllb,

単球のマ

であ

CDI4

に よ る 選 別 を行い

細 胞 を

CDIlb−CD14−,

 CDllb +

CDI4−,

 

CDllb

CD14

+の

3

種 類に分類し た

そ れ ぞ れの細 胞

の サイ トカイン生能を培養液 中の

IL−6

濃 度の ELIsA 測 定により検 討した

ま た卵 巣癌 細 胞 株

sKov3ip1

との共培 養 実験 を行い

癌 細 胞の増 殖 能

浸 潤 能に及ぼす 影 響を検討し た

【成績】

CDIlb

CD14

細 胞に おい て

有意 に高い

IL−6

産 生 能 を 認め た

そ こで

,CDIIb

CDI4

+のさ らなる性 質 を確 認 すべ

マ クロ フ ァ

ジのマ

であ る

CD68

 

CD206

に よ る

FACS

解 析 を行い

これ らの細 胞の大 部分 (

87.

8

%)が

M2

マクロファ

ジであるこ とを確 認し た

 

CDIIb

CD14

細 胞

sKov3ipl

細胞との共 培 養に よ り

その増殖 能

浸 潤能と も有 意に促 進したが

その促 進効 果は抗ヒ ト

IL−6

受 容体 抗 体の投 与に よりほ ぼ完全に抑 制さ れ た

【結 論

1

卵 巣 癌 腹 水に存 在 するM2 マクロフ ァ

ジが

IL−6

産生を通じて卵 巣 癌の播 種進展を 制 御し て い る こと を報告 し た

腹 膜 播 種 病 巣 に 対 して

抗 IL

6治 療は有 効である可能 性が示 唆さ れた

Pl

14

5

 

卵 巣 癌

PD −U

発 現は

問質 内の リン パ球が分 泌 する

IFN 一

γに より誘 導 され る 京 都 大1

近畿 大2 安彦

 

郁1

松 村 謙 臣1

濱 西潤三1

堀川直城L

Jin

 

Peng

村上隆介1

山口

 

建1

馬 場

 

長1

小 西 郁生1

万 代 昌紀2 【目的】免 疫 抑 制 分 子PD

Llを 標 的 と し た 治療が 固形 癌に有 効である とい 臨 床 試 験 結 果 が 世 界 的に注 目さ れ ている

我々 は

卵 巣 癌に発 現 したPD

U が抗 腫 瘍免 疫 を抑 制し

腹 膜播 種 を促 進 する こと を報 告し て き た

しか し

 PD

Ll 発 現 機 序に つ い ては

,IFN−V

に よ る誘 導が報 告さ れて い る が

卵 巣 癌に お け る発 現制 御 機構は不 明である

本 研究では

卵 巣 癌微 小 環 境 におけるPD

−L1

発 現機 序の解 明 を 目的 と した

【方法】マ ウ ス卵巣癌細 胞 株 をマ ウス腹 腔 内 また は皮 下に投 与し た

 PD

Ll

やIFN 受容 体の発 現をshRNA に よ り抑 制

ま た はIFN

Yを局 所 投 与し

腫瘍の免 疫 染 色 を行っ た

倫理委 員 会の承認の下

卵 巣 癌 患者腹 水 由 来の腫 瘍 細 胞のフ ロ

サ イ トメ ト リ

を行い

,28

例の卵 巣癌 症 例の原 発 巣と腹膜 播 種 巣 を免 疫 染 色で評 価 し た

【成 績 】マウス腹 膜 播種に はIFN

γ陽性リ ンパが多数 浸潤し

腫 瘍 細 胞の PD

Ll が高発 現して いた が

皮 下 腫 瘍では リンパ球 浸 潤が乏 し く

PD

Ll は発 現し てい な かっ た

皮 下腫 瘍に IFN

γを局 所 投与すると

PD −Ll

を強発 現し

腫 瘍 径が有 意に増 大し た が

,PD −Ll

発 現 を抑 制 する と腫 蕩 増大効果 は 打 ち 消 さ れた

また

腫 瘍 細 胞の IFN

γ受 容 体 発 現 を抑 制 すると

腹 膜 播種が抑 制さ れ た(p

O

021)

患者卵巣 癌 細 胞にIFN胃 を添加 すると

 

PD −L1

発 現 が 誘 導さ れ た

卵巣 癌 症 例で は

腫 瘍 問 質内のリンパ 球 数腹 膜 播 種 巣で多 く

間質内リンパ 球 数と腹 膜 播種 腫 瘍の PD

Ll発 現とは強 く 相 関 して いた (p

O.

003

【結論】癌 細胞の

PD −Ll

発 現 は微 小 環 境

特に免 疫細 胞浸 潤の影 響を受 けやす く

卵 巣癌 腹 膜 播 種では間質内の リンパ 球が分 泌 す るIFN

yが癌 細 胞の

PD −

Ll発 現を促し腫瘍増 大 に 働 くと考 え られ る

N工 工

Eleotronio  Library  

参照

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