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「『平穏死と在宅医療』を考えるフォーラム」

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(1)2013 年度(前期)指定公募① 「市民講座開催への助成」 完了報告書 「平穏死と在宅医療」を考えるフォーラム ■:基調講演: 基調講演:「平穏死という親孝行」(長尾 和宏氏) - 人生の最期をどこで、どのように迎えますか - ■:「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジウム. 主催/ 主催. NEXTAGE研究所. 共催/ 「NPO法人シニア生き甲斐ネット」 「すこやかおもちゃ病院」 共催 「大人の学校」 後援/ 後援. 奈良県,奈良県病院協会、奈良県看護協会、奈良県社会福祉協議会、奈良県訪問看 奈良県 奈良県病院協会、奈良県看護協会、奈良県社会福祉協議会、奈良県訪問看. 護ステーション協議会、奈良県介護支援専門員協会、橿原市、橿原市社会福祉協議会 護ステーション協議会、奈良県介護支援専門員協会、橿原市、橿原市社会福祉協議会 奈良新聞社、朝日新聞奈良総局、毎日新聞奈良支局、読売新聞奈良支局、産経新聞奈 良支局、京阪奈情報教育出版株式会社. 2013 年 10 月 7 日提出 NEXTAGE研究所 所長 竹内 奉正. 公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団助成事業. 1.

(2) 1、はじめに 1、はじめに ・・企画の目的 人生 90 年が当たり前になった今、人生 50 年の短命時代では考えられなかった認知症・ 介護・お一人暮らしの最期・終末期のあり方等が,人生の<生>と<死>の間にどっかりと 占めるようになった。一方、戦後の高度経済成長・人口増加時代の社会は、核家族化が3 世代家族の、都市化がコミュニティの崩壊をもたらし、自宅・コミュニティで何とか担い、 継承していた介護や自宅での看取り・葬儀・死後の処理など,生老病死&死後のライフサー ビスの担い手は、家庭外の専門集団にとって代わられ、社会化された。 しかも、2005年人口増加がピークを迎え、以後は何も施策がなされなければ3~40数年 間、史上初めての人口減少・少子・高齢・大介護・多死社会がやってくる時代をむかえて いる。 人生とは、100人100様だが、「終わりよければすべてよし」といわれている。この世 に生まれてきたことに感謝はしても、<誕生>は自分で選択し望んだものではない。せめ ても、人生一度なら自分の最期は自分で決めたいではないか。老人問題は客観的な社会課 題だが、老後問題は、当事者の課題である。平均寿命が 30~40 年延びたということは、老 いる時間が延びたことに他ならない。伸びた 30~40 年を自分の好きなこと、やりたいこと で元気で楽しみながら生きつつ、忍び寄ってくる老・病・死に向き合い、介護や死や最期 のあり方を、自分で考え、決定せざるを得なくなってきたということになる。「自分らしい 最期を迎える」ということは、そういうことを考える時間をプレゼントされたとも言える。 しかし、戦後は、生きることだけ考えるのに精一杯。何故か死はタブー、忌避されてきた。 戦後しばらくは自宅での看取りや葬儀も見られたが、病院や主治医・葬儀場に取って代わ られ、死が日常から遠くになってしまった今、我々は死生観の空洞の中にいる。 従って、自分らしい最期を過ごすためには、それなりの知識を得る努力がいる。作法がい る。そして、自分がこの世に生を受け、次世代にバトンタッチしていく役割と使命がある ことに気づかせる必要がある。 自分の尊厳死・自分の最期は、元気なうちに、考え、準備し、覚悟しておくことと同時に、 家族に書き記すか、家族に伝えておくことが必要になってくる。何故ならば、家族が当事 者に代わって決断をせまられる病気・介護・死後の処理、そして弔いを継承してくれるか らである。それは当事者の問題であると同時に、また当事者の家族の問題でもある。 今回の市民講座は、当事者と当事者夫婦・親子のケアされる立場の人に、より多く参加い ただくことを目的としたものです。現在、尊厳死問題の第一人者であり、「平穏死」を提唱 され、24時間365日、最期の看取りに多忙な自称「尼崎の町医者」長尾クリニック院 長、長尾和宏氏に基調講演「平穏死という親孝行」を、そしてそれをベースに奈良県の「在 宅医療・看護・介護」の現場の第一線で実践されているご専門家の夫々の立場からの現状 と今後について討論していただくシンポジウムの二つを企画した次第。. 2.

(3) 2、イベント情報告知の方法 ・主催のNEXTAGE研究所が無名・非力なため、後援名義の借用 後援名義の借用で「信頼」 「信用」を 後援名義の借用 得るため奈良県はじめ、医師会・社会福祉協議会・訪問看護ステーション協議会などの 協力得ること。 ・ 信用(後援)とイベント情報の掲載で集客効果を得るため、奈良新聞社・朝日・毎日・ 読売・産経新聞奈良支局などのマスコミ媒体の協力を得ること(奈良新聞社、毎日新聞 奈良支局、読売新聞奈良支局に掲載していただく) ・ NHKニュース奈良ナビでイベント情報のプレゼンの実施 ・ 雑誌(月間奈良)、フリーペパー(読みっこ・奈良リビング・ウーマンライフ)に掲載 ・ 「チラシ作戦」 ・・共催の「大人の学校」 (代表. 溝口博巳)の個人ネットワークや個人. 300数名に(5~50枚)郵送。顔の見える人の口コミ ・ Facebook の活用. 効果あり. ・メル友の活用. ・ パネリストのネットワーク(業界の知名人であった効果) ・ 講師長尾和宏氏の知名度力(特ダネで平穏死で放映8/13) ・. いろんな各種イベントに参加して、チラシを配布・プレゼン. ・. 行政のイベントチラシ置き場に配置. 3、参加申込について ・FAXの申込:120 件(205 名)―主力の申込方法. 管理はインターネット Fax(受信記録・. 名簿整理に非常に役立った) ・ 電子メールでの申込:16 件(29 名) ―― Google の Gmail 活用. (インターネット. Fax と連携でき非常に良かった) ・ ハガキ申込:16 件(26 名)の内 9 件(13 人)(何か連絡があると思っていたが無かったの でだめだったと思い行かなかった)にはお詫びと当日の資料送付 ・ 電話申込 23 件(29 名) 新聞に掲載後1週間問い合わせ&申込あり。同時にチラシを持 っておられる人が刺激を受けるのかFAXによる申込も伸びた。 4、申込者と当日の参加者特性 9月6日の申込者&参加者. 289名. ボランティア26名入れて315名 315名. 7日出席者. 263名. (参加費). 41名(ボランティア&ゲスト・パネリスト) 欠席者 計 総参加者数 ※当日. 46名. 当日参加31名. 289名. 会場周辺の橿原市で3件、医療関係のイベントが重なり、予定の350人まで申. 込者が達しなかったのは残念であった。業界関係者約 80 名 ・夫婦( 夫婦(22 %)・一般市民(約7割の 夫婦( 組 44 人 15%) ・一般市民 約7割の 200 人)が参加されたのは良かった。. 3.

(4) まとめと感想 (1) まとめ. I部. 基調講演:長尾 和宏氏 「平穏死という親孝行」 ― 人生の最期をどこで、どのように迎えますか ―. 講演のテーマのキーワードは「平穏死」 「平穏死」「在宅医療」「親孝行」ということ 「親孝行」ということ・・・ ということ・・・から ・・・から 始まりました。 ● 平穏死とは、苦しまないで長く生きること、「生命の終わりに無理な延命治療を行 わず、人間としての尊厳を保ちながら穏やかに旅立つこと」 わず、人間としての尊厳を保ちながら穏やかに旅立つこと」。 石飛先生は「平穏死」という言葉(造語です)を使われた。中村仁一先生は、「自然 死」という言葉を使われた。私は、日本尊厳死協会の関西支部長を拝命している関係で 「尊厳死」という言葉を使ってきた。3つの言葉は同じ意味です。 ● 私は平穏死を知るのに 10 年もかかった。 年もかかった 病院に勤務して 11 年目、それまでの疑念「毎日、末期がんや肝硬変末期の患者さん に延命治療を重ね、多くの壮絶な最期に立ち会いながら、人は死ぬ時、なんでここまで 苦しまなあかんのやろう」が決定的となる一人の患者と出会いました。 “咽頭ガン末期で何も食べられない患者さんが、点滴を一切拒否されたのです 点滴を一切拒否されたのです。一週間 点滴を一切拒否されたのです ぐらいの命と想定していたところ、最終的に3ヵ月間も生きられた。最期はまったく苦 しまず、枯れるように死んでいかれたのです。”衝撃的な結果でした。この患者さんか ら「延命治療をしないほうが長く生きて、苦痛は軽減する」という「自然死」を学び、 考え方が大きく変わったのです。初めて経験した「平穏死」でした。 初めて経験した「平穏死」でした。 その後、町医者としてこれまで700人以上の患者さんを在宅で看取る中で、「満足 死」を数多く見てきました。ほぼすべてが平穏死。病院での「苦しんでの逝き方」とは まったく違っていました。自分の問題として向き合い、穏やかな死の具体的処方箋とし て述べたのが、石飛先生の「平穏死」という言葉を使わさせていただいた著書「平穏死 10の条件」。老衰や認知症の終末期 老衰や認知症の終末期、末期がん、臓器不全など、不治かつ末期状態に 不治かつ末期状態に 老衰や認知症の終末期 陥った患者さんが、食べられなくなっても人工的な栄養補給しないで自然の死を迎える のが、平穏死、自然死、尊厳死です。 多くの方は、最期は穏やかに過ごしたいと思っています。しかし現実にはそうはなら ない。何故?そうならないか・・ ●わずか 40 年前、日本では 年前、日本ではこの平穏死が当たり前だった。 日本ではこの平穏死が当たり前だった。年間死亡者数の約8割が この平穏死が当たり前だった。年間死亡者数の約8割が在 年間死亡者数の約8割が在 宅死。 宅死。 しかし、1970 年代に入って、医療の高度化や集約化(国民皆健康保険制導入 1961 しかし、 4.

(5) 年)・核家族化で在宅介護の担い手崩壊により、看取りの場所が病院へ移動。「在宅死」 と「病院死」が逆転したのが 1976 年。今では、住み慣れた自宅で最期を迎える人わず か1割、8割以上が病院で亡くなっている。日本人の死因の1位である「がん」に限る と、約9割が病院で亡くなっている。つまり、ほとんどの人が「病院で死亡」しかも「大 病院へ行けばよい治療がしてもらえる=病院がベスト」と思い込んでいます。(自分の 最期は、病院・主治医さんに依存している状況) ●死はいつも 死はいつも他人事 いつも他人事・・・ 他人事・・・「死の外注化」自分の問題として考えられない。 病院・主治医に「こんな治療しかありませんがどうしますか・・と問われれば・・た とえ延命治療とわかっても・・」「先生にお任せします」といわざるを得ません。 自分の最期は自分で決める、自己決定しなければ「いくら平穏な死を望んでも簡単には 叶わない、人間らしく死に逝くことのできない時代」に生きています。 ●. 「超高齢社会」「多死社会」「直らない病気の増加」による最期の看取り場の環境変化 ↓ 日本は世界一の超高齢社会 超高齢社会に突入した 24% の 3000 万人、4人にひとり 超高齢社会に突入した→今、高齢化率 に突入した. が高齢者の時代。高齢化率はまだ増加傾向で 2025 年には 3 人にひとりに・・。 また、年間の死亡者数 120 万人が 20 年後には 160 万人という「多死社会」 「多死社会」&「人口減少」 「多死社会」 時代を迎えます。しかも、ガン(死因1位、二人に一人)や認知症(高齢者の 10%300 万 人、要介護認定者 460 万人の6割)など治らない病気が増加します。今や「 「がんと認知症」 んと認知症 の時代。 ↓ 末期の病気などで治らない状態なのに高齢の親を無理やり入院させたばっかりに、「寝たき りに」させて、「認知機能を奪ってしまう」ケース、それはゴールの見えない「延命治療」 への序章となるのです。 ●「待てない」のが現代医療・・・ 「待てない」のが現代医療・・・大 「待てない」のが現代医療・・・大病院では簡単には「平穏死」出来ない現実。 ・脱水. →. 点滴. ・低栄養. →. 胃ろう. ・貧血. →. 輸血. ・脱水. →. 脱水. ・高血糖. →. インスリン. ・高血圧. →. 降圧剤. ・高血圧低下. ・呼吸困難. →昇圧剤. →. 酸素吸入. 病院では上記のような延命治療をするが、寿命との分水嶺があるはず。 両者を区別す 5.

(6) る高齢者医療へ。 「是正すべき脱水」と「是正すべきでない脱水」 (自然エネルギーに任 せる・終末期の脱水は友だ) ↓ 「例えば、大腸がんや胃がんで腸閉塞になって食べられなくなった患者さんの場合、病 院では高カロリー栄養を入れて、抗がん剤を打っている方がたくさんおられる。この場 合、高カロリー栄養は先ず、がんにいくので、がんはどんどん元気になっていく。また、 水分を入れることで、胸水や腹水がたまり、腸も動かない最悪の状態になります。」 また、がんや認知症の終末期、あるいは老衰に近く回復の見込みがない場合でも、食 事ができなくなると「胃ろう」が造設され、水が飲めなくなれば点滴で輸液が入れられ、 呼吸ができなくなると人工呼吸器がつけられます。 それで多少は生存期間が延びたとしても、自然に逆らう行為で生かされることによっ て、全身がむくみ、胸水や腹水がたまって、激しい苦痛を伴いながら最期を迎えること になるのです。 何もしなくて只、痛みや苦しみをとりのぞくための緩和ケアだけで、穏やかな死、看取 りが可能だが「病院ではできない」のだ。何故なら、多くの病院の医者にとって「延命」 は至上命題だからです。余命数日と予測されるその段階でも、病院の主治医はまだ抗が ん剤治療をあきらめていないケースがあります。 ↓ ●食べる&「胃ろう」について・・・胃ろうという選択、しない選択 食べる&「胃ろう」について・・・胃ろうという選択、しない選択 ↓ 食べられなくなること、それは人間の寿命? 「ハッピーな胃ろう」とは、生きて楽しむための胃ろう・・・胃ろうで食べられるよう 「ハッピーな胃ろう」 になる、元気になる、じょく瘡が治る、本人も家族も笑顔になるもの。 老衰や認知症末期の「アンハッピーな胃ろう 「アンハッピーな胃ろう」とは、本人の意識がなくなるか、意思表 「アンハッピーな胃ろう 示ができなくなった植物状態での胃ろう。平穏死の阻害の要素になっているもの。 ●多死社会への看取りの場所の対応は?・・看取りの場所の多様化 多死社会への看取りの場所の対応は?・・看取りの場所の多様化 病院は治療に専業、療養床できない状況へだが・・ (認知症は神経科でベットが満杯) 看取りの場としては今のベッド数ぐらいの横ばい。 介護施設(特養・老健・有料老人ホーム・は総量規制)で不足。今後は、サ付高齢者 賃貸住宅(10 年で60万戸計画)で対応。後の不足分は、その他(小規模多機能型・ 在宅ホスピスなど民間依存) ・ 「在宅療養=在宅医療 在宅療養=在宅医療+在宅 在宅医療+在宅介護」 +在宅介護」で期待されてというの 介護」 が実態。 ↓ 病院でも、施設でも、自宅でも、「平穏死」を迎えることができれば、場所はどこでも いいのです。 6.

(7) ● どこで最期をどこでどのように迎えたいか・・人間らしく「穏やかな死を迎えたい」 と自己決定するには知識と情報が必要。 ↓ 「在宅は平穏死の可能性大」「病院は延命死&?」「施設は延命死&?」 又は「納得死、満足死」という視点ではどうか 平穏死できるためには ↓ 先ずは自己決定・・自分の最期は自分で決める 先ずは自己決定・・自分の最期は自分で決める リビングウイル(尊厳死宣言)&エンディングノートで自己決定&家族に伝える ※リビングウイル. 希望しているひと. 米国では 41%、日本 ※. 0.1%・・・日本は低い. 自己決定の文化の違い→. 欧米は本人の意思、日本は家族の意思重視. ↓ 「親の平穏死をぶっ壊すのはいつも 親の平穏死をぶっ壊すのはいつも家族 のはいつも家族」 家族」・・・・特に遠くの長男「あなたさえいなけ ・・・・特に遠くの長男「あなたさえいなけ れば・・・」(後悔しない親の看取り方をする知識と情報を知らない)が が 少しでも長 少しでも長 く生きてもらいたい思いで、 く生きてもらいたい思いで、医者・病院にお任せしますと もらいたい思いで、医者・病院にお任せしますと判断・ 医者・病院にお任せしますと判断・決断し、結果として 判断・決断し、結果として親 決断し、結果として親 不孝してしまう 不孝してしまうケースが多い。 してしまうケースが多い。 従って、「おひとりさまの看とりが. 一番易しい」. 地域で平穏死・在宅医療 地域で平穏死・在宅医療=看取りできるための4つの課題 在宅医療=看取りできるための4つの課題 ① 本人(当事者)の課題(リビングウイル、エンディングノートで自己決定) 本人(当事者)の課題(リビングウイル、エンディングノートで自己決定) ② 家族の課題. (親孝行の再考). ・ 在宅での看取りの課題(知識と情報)を知ること ・ 医療保険&介護保険制度を知ること ・ 在宅療養(在宅医療+在宅介護・看護)看取りのチーム性を知ること ・ 死が怖い(死生観) ・ 家で死ぬと犯罪になると思っている。医師法 家で死ぬと犯罪になると思っている。医師法 20 条の正しい理解を! ↓ 「息を引き取る時間に医者はいなくても大丈夫。医者は死後でも行けば、死亡診断書は 発行できる。死亡時間は推定でもいい。 ③ 病院&現代医療の課題 病院&現代医療の課題 (文化差をどう埋めるか) ・. 延命治療と寿命の<分水嶺>を知る。. ・ 「待てない」現代医療の実態を知ること. 7.

(8) ④ 地域の課題(医療と介護の連携推進) ↓ ● エンド・オブ・ライフケア感覚を共有した中での医療連携、看取り ・ 病院はかっては延命の重視 ↓↑. 価値の共有※. 在宅は生活重視 ※ 死生においてもシームレスな連携を ※ 医療と介護の連携の主役は看護師 ・ 今後の医者・介護に必要なもの ↓ ・ ホスピスマインド 食と栄養(在宅NST・・料理研究家 食と栄養. 8. 辰巳さんの教え).

(9) Ⅱ部 「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジウム ● コーディネーター:なかたに みさこ ● パネリスト ・長尾クリニック院長. 長尾和宏氏 竹村恵史氏 河田安浩氏. ・竹村医院 院長 ・ちゅうわ往診クリニック院長. ・奈良県訪問看護ステーション協議会会長 小松洋子氏 柳川剛秀氏 ・奈良市二名地域包括支援センター長 ・多機能型介護ホーム芝の里 取締役 芳野正裕氏 ※ コーディネーター:なかたに みさこさんは「義父の看取りの体験者」 「義父の看取りの体験者」で当日のレ みさこ 「義父の看取りの体験者」 ジュメにその体験内容を掲載しております。その体験・反省から、実父(おひとり ぐらし)の最期のあり方にどのように向き合っていけばいいかの「問いかけ」、そし て市民の代表として「平穏死と在宅医療」に対する知識と情報 市民の代表として「平穏死と在宅医療」に対する知識と情報を得ることを目的と 市民の代表として「平穏死と在宅医療」に対する知識と情報 しております。 シンポジウムは、長尾先生の基調講演「平穏死と在宅医療」つまり. 自分の最期をどこ. でどのように過ごすか・人生の終末期のあり方ですが・・人生「終わりよければ全てよ し」としてのその その最期は その最期は、長尾先生によれば「尊厳死」 最期は、長尾先生によれば「尊厳死」=「平穏死」 、長尾先生によれば「尊厳死」=「平穏死」(自分の死に方は 過度な延命治療をしないで、自然に、穏やかに死んで逝くこと)であり であり、その実現には であり その実現には 「尊厳死宣言 リビングウイル」を書き残してお リビングウイル」を書き残しておくこと、 くこと、「在宅死」 在宅死」が現状を考えると 一番可能性があるということです。 シンポジウムは、あくまでも奈良における「在宅死」の現状実態と今後についての対応 奈良における「在宅死」の現状実態と今後についての対応 (終末期における在宅死=在宅療養=在宅医療+在宅介護のシステム)についてという ことが焦点となります。 従ってシンポジウムは、前述のとおり 従ってシンポジウムは、前述のとおり 医療の代表<「医師会」「病院」「訪問医」「訪問看護師」> 介護の代表<「地域包括支援セ 介護の代表<「地域包括支援センター(ケアマネジ 包括支援センター(ケアマネジャ ンター(ケアマネジャー)」「介護施設 「介護施設」 施設」(代表施設 (代表施設とし 施設とし て小規模多 小規模多機能型の代表者 機能型の代表者) の代表者)するパ するパネリストとして ネリストとして選択させていただき として選択させていただき ました。 従いまして、参加 従いまして、参加者の 参加者の方 者の方は、全 は、全て在宅死・看取りの経験者です。 1、最初は自己紹 最初は自己紹介と夫々 介と夫々の立場での看取り 夫々の立場での看取り・在宅死の具 在宅死の具体例を話していただきました。 「平穏死」については、パネリストの皆さんはすべて既に実践・体験されておられて た方で、自分のやり方で間違っていなかったと確認された方、あるいは長尾先生の本で 9.

(10) 気がつき、今実践されている方たちでした。 2、今後の「 、今後の「最期のあり方 最期のあり方」については医療側 については医療側も介護側 も介護側も厚生省が提案している 提案している 「地域包括 「地域包括ケアシステム」 包括ケアシステム」を ケアシステム」を模索中 模索中 「地域包括 「地域包括ケアシステム 包括ケアシステム」 ケアシステム」 ↓ 「生活支援視 「生活支援視点 活支援視点」 医療側 医療側(医療保 (医療保険 療保険). ↓. 介護側 介護側(介護保険 (介護保険). ↓. ↓. 「在宅療養支援診 「在宅療養支援診療 支援診療所」核 所」核. 地域包括支援セ 地域包括支援センター」 包括支援センター」を ンター」を核. <連携チ 連携チーム> ーム>. <連携チ 連携チーム> ーム>. +. ・「病院」 病院」. ・訪問介護事業 訪問介護事業所・訪問介護. ・かかりつけ医(主 かかりつけ医(主治医). ・介護施設 介護施設ホーム 施設ホーム. ・「訪問看護ステーシ 「訪問看護ステーショ 訪問看護ステーション」. ・サ付高齢者 サ付高齢者住宅. ・「ナ 「ナーシング・ホーム」 ーシング・ホーム」. ↑ 「生活 「生活支援視点」 支援視点」. これに向かって夫々の立場で考えつつ、医療と介護の上手な連携を地域で模索されてい る。 3, 「在宅医療」 在宅医療」のキーマン:「かかりつけ医」(主 (主治医)の選択・ 治医)の選択・見分け方 分け方 ↓ 医療保険・介護保険の両方に関係してくる。要介護認定には大切な人、大きな病院・ 専門医の紹介にも、そして在宅往診医として、死亡診断書を書いてくれる人としても ↓ ・ 地域のことは地域の人に聞 地域のことは地域の人に聞く ・ 普段のお 普段のお付 のお付き合い・情報・知識が必要 い・情報・知識が必要 ・ 近くの地域 くの地域包括支援セ 地域包括支援センター・介護 包括支援センター・介護施設 ンター・介護施設・市 施設・市町村 ・市町村福祉 町村福祉課 福祉課に相談 ・ 今日のパ 今日のパネリストさん ネリストさんに主治医さん 治医さんのご相談する ご相談する 4、「当事者」&「家族」はいつ、どん 「当事者」&「家族」はいつ、どんなことをきっかけに どんなことをきっかけに準備 なことをきっかけに準備しておくべきか 準備しておくべきか ・親が大病(がん、認知症などのになったとき)自分の老いのレッスンとして・・ある いは、自分が老いをなんらかのきっかけで感じられたとき、 「長尾先生」の「平穏死 10 の条件」 「平穏死という親孝行」 「ガンの花道」 「家族が選んだ『平穏死』[胃ろうという 選択、しない選択]などを、先ず読むべきです。そして人生の最期・死のイメージが必 要。 10.

(11) 又は、75 歳の後期高齢 の後期高齢から 高齢から要 から要介護認定、認知症が出 介護認定、認知症が出てくる確率 てくる確率が 確率が高くなってくるの くなってくる で、先ずは、最期の締めの情報・知識を集めておくことが大切。 元気なうちに何を考えておく必要があるかからはじめることが必要だ。 エンディングノートで何を準備すべきかが必要。 。 5、今日テーマ 「親孝行」家族とのコミュニ 「親孝行」家族とのコミュニケーシ ミュニケーショ ケーションのあり方 ンのあり方 ・子どものほうからはサインを出しにくいもの。出すとすれば、何気なく話題を出した り、尊厳死・平穏死という本、エンディングノートをさりげなく、目に付くところに老 いたり、近所のだれだれさんが認知症なられたとか、亡くなられてとか、親族の死など をきっかけに・・・。 ・親の方からしっかり考えておくことが今の親の義務。尊厳死協会は入ったということ も親からのサインの一つを投げたこと。そうなんだ、準備しているのだなということが 分る。 ・とにかく家族が仲が悪い。家族仲良くが大事。お金のある人のほうが無い人より悪い。 お金は葬儀・介護費用だけ置いて、後は全部自分のために使ってしまうこと宣言してお くことも大切。私もずっと親父とは仲が悪かったが、最期のお別れだけは何とかでき、 納得死・満足死させることができたら・・仲が悪かったこともサぁっと消えてしまった。 ・がんになった時も直ぐに死ぬわけではないので・・それをきっかけに話せばいいぐら いに考えておいたほうがいい。人間必ず死ぬのだから・・そのきっかけから準備しても いい。もっと気楽に考えてもいいのでは・・。 6、最期に本日の「平穏死と在宅医療」を考えるについてのひ 最期に本日の「平穏死と在宅医療」を考えるについてのひとことを ・長尾先生が10年かかって平穏死に気づかれ、その普及に尼崎で24時間・365日 がんばっておられる。尼崎の人はホントに幸せ。大阪市の浪速区医師会では、地域病院 の連携によって患者の医療情報を共有しており、それぞれの病院や医師による閲覧が iPad 上でできるようになっている。夜間や休日の救急時にも即座に患者情報が確認できるため、 搬送病院での受け入れ円滑化などに役立っているという。奈良の医師会も在宅医療の地域 連携でお役に立つこと考えないといけませんね。. ・8年前に平穏死を知って、人が信じられない程穏やかな死に出会った。衝撃的だった。 これで私のライフワーク「往診クリニック」への道が決定された。 ・平穏死を現場で看取り、自分の最期もそうでありたいと思った。在宅での終末期は、 看護ステーションも「より死の質を高めるよう」がんばっていきたいと思っています。. 11.

(12) ・仲の良くなかった父親の最期を何とか「平穏死・満足死・納得死」して送ってやれて、 終わりよければすべてよしを実感した。 ・ 平穏死・死は医療がメインのことだと考えていたが・・介護側のケアマネージャー の役割も質も重要なポイント。質がいろいろあり、性格の合わないマネジャーはど んどん代えて質の高い死を達成すべきだ。 ● 長尾和弘氏 長尾和弘氏のコ 和弘氏のコメ のコメント いつもは、平穏死について怒 いつもは、平穏死について怒られてばっかり。今日は褒 られてばっかり。今日は褒められてばかり。こん められてばかり。こんな日も あるのだなぁ あるのだなぁと気持ち 気持ちよく聞 よく聞かせていただきました。 「在宅での平穏死、施設での平穏死、小規模多機能での平穏死。いろんな場での平穏死を 話して頂いた。在宅医の先生は、「僕は平穏死を知るまで8年かかった」と言われました。 私は10 年かかったが、その先生はそれより早かった。 石飛先生でも平穏死と出会うまで、40年くらいかかっていると思う。こうした発言が飛 び通ったデスカッションは、初めてです。内容も濃く、ハイレベルのものです。奈良はホ ントに進んでいると思いました。 「平穏死という親孝行」の講演、そして「平穏死と在宅医療」のシンポジウム、実はこの 2つのタイトルでの組み合わせは、ありそうでこれまでありませんでした。. 全国でこんなカタチで在宅医療のあり方をしたシンポジウムは初めてではないでしょ うか。又、尊厳死協会の話がパネリストから出て、本当に嬉しかった。 ・かかりつけ医の選び方ですが、2本立てをお勧めします。病院の専門医と近くの主治医 さん(近くがポイントです)との2本立てです。これは悪くない。浮気したと思われます がそんなんじゃない。かかりつけ医を判断される際、私の本を持って行ってください。 こんな本あかんはと言う医者はさけられたらいい。 ・私は、「在宅医療」=医療と介護の連携の主役は看護師さんだと思っています。 訪問看護ステーション協議会の小松会長さんに、いろんなことを教えて頂きました。 訪問看護は、奈良から始まったとのこと。それは、光明皇后の時代。 看護師(のような職種)の方が、全国から大仏建立のためにやってきて病気になった人た ちを訪問してケアしていたそうだ。訪問看護の発祥は奈良 訪問看護の発祥は奈良! 訪問看護の発祥は奈良 最初は、えっと思ったが、よく考えれば納得がいきました。 現在、がん患者さんの在宅看取り率のトップは奈良県な がん患者さんの在宅看取り率のトップは奈良県なのだ。 がん患者さんの在宅看取り率のトップは奈良県な 20%近くあり、最低レベルの都道府県の3倍も看取っているのだ。 現在、訪問看護ステーションは、全国に7042ケ所ある。 奈良県には、87ケ所ある。 奈良県には、12000人の看護師がいるが、訪問看護に従事しているのは、400人。 12.

(13) 奈良県の場合、看護師 30 人に 1 人が、訪問看護師。 訪問看護の従事率は、たった3%。 小松さんは 365 日. 24 時間. フルで精一杯やっていらっしゃるとのこと。しんどいんで投. げ出したいときもあるが・・奈良県は発祥の地だからがんばっていらっしゃるという。 ほんとは、その 10 倍の、3 割くらいでもいいのでしょうが・・・・・。 医療機関数は、10 万。在宅療養支援診療所は、1 万 2 千。訪問看護ステーションは、7千。 2025 年には 160 万人の多死時代を迎えます これらの数字を、どう考えるのか。大きな課題です。. ● 感想 ・ 「平穏死=最期」「在宅医療(+在宅介護)=在宅療養」「親孝行」がキーワード になる市民向けの講演とシンポジウム ↓ 目的はまずまず 目的はまずまず達成 はまずまず達成され 達成された されたのではないか・・ のではないか・・(誰 (誰に、何 に、何を、気づ を、気づいてもらうか) 気づいてもらうか) ・ 市民(6割)関係者(4割)―参加申込リストより ・ 50歳未満(4割)60歳以上(6割)―勇美記念財団アンケート回収 173 名より ・ 自分の幸せなカタチの最期は平穏死・尊厳死→そのためには自己決定がいる のための知識と地域情報がいる. →. 場所としては在宅が一番可能性あり・孫・子. どもに看取りを見せることが高齢者の役割・義務 が鍵(家族が抵抗勢力. →そ. →家族へのコミュニケーション. 書き残すことが必要). ・ こういう流れ、何からはじめなければならないかがよくわかった。わかりやすかっ た。困った時にどこへ行けばいいのか、基調講演とシンポジウムを通して関係者の 立場、仕組み等がよくわかった等、参加してよかったという声をいただきました。 ● 個人的には ・あまり考えたくないテーマを、明るく前向きに向き合え、当たり前のこと、自然なこ とそして、自分で考え、自分で決定していくものだということに気づきました。 ヒトは「人と人の間で生まれ、人と人の間で生き、人と人の間で病み、人と人の間で人間 として死んで逝くの」が人間の生きる意味・人生・尊厳死=平穏死. =尊厳生だというこ. とを学びました。結局、人生とはケアされ生き、ケアして生き、ケアされて生き抜くとい う唯一の動物が人間。在宅介護中の95歳の母親(認知症・失明・身障2級)が、機嫌の いい時に言った「人間にうまれてきてよかったなぁ」という言葉の意味をかみしめながら 彼女の最期を子ども、孫たちには見せてやりたいと思っております。 以上. 13.

(14) 一般資料編 一般資料編 1、 申込用 申込用チラシ 2、 当日配布 当日配布のレジュメ資料一式 配布のレジュメ資料一式 3、 基調講演:長尾和宏氏「平穏死という親孝行」資料 基調講演:長尾和宏氏「平穏死という親孝行」資料 4、 「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジウム 4-1 河田 安浩氏 プレゼン資料 プレゼン資料 4-2 小松 洋子氏 プレゼン資料 プレゼン資料 4-3 柳川 剛秀氏 プレゼン資料 プレゼン資料 4-4 芳野 正裕氏 プレゼン資料 プレゼン資料.

(15) 研究所 主催 「平穏死と在宅医療」を考えるフォーラム. 人生の最期を に う 迎 よ え の ます ど 、 で か? こ ど. 平穏死という親孝行. 日時. 2013年 9 月 7日(土). 会場. 奈良県社会福祉総合センター. 定員. 350名. 13 : 00∼16 : 30 大ホール 6階. 参加費. ※定員になり次第締め切ります. 500円. ●13 : 00∼. Ⅰ部 基調講演:平穏死という親孝行 長尾 和宏 (ながお. かずひろ). 長尾クリニック院長。 東京医大卒業後、大阪大第二内科入局。 平成7年、尼崎市で「長尾クリニック」を開業。 「苦しまない最期の医療」と「在宅での自然な最期をサポートする医療」 “人を診る”総合医療を 目指し、外来診療から在宅医療まで365日24時間体制で従事。著書「平穏死」10の条件で平穏死 のすすめを提唱、実践。ブログ(http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/)が大好評。. ●14 : 45∼16 : 30. Ⅱ部 「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジウム ●コーディネーター:. ●パネラー:.  なかたに みさこ.  長尾クリニック院長:長尾和宏氏.  奈良県訪問看護ステーション協議会会長:小松洋子氏.  竹村医院 院長:竹村恵史氏.  多機能型介護ホーム芝の里 取締役:芳野正裕氏.  ちゅうわ往診クリニック院長:河田安浩氏  奈良市二名地域包括支援センター長:柳川剛秀氏. ■共催/大人の学校、NPO 法人シニア生き甲斐ネット、すこやか「おもちゃ病院」 ■後援/奈良県、奈良県病院協会、奈良県看護協会、奈良県社会福祉協議会、奈良県訪問看護ステーション協議会、橿原市、     橿原市社会福祉協議会、奈良県介護支援専門員協会、京阪奈情報教育出版株式会社     奈良新聞社、朝日新聞奈良総局、毎日新聞奈良支局、読売新聞奈良支局、産経新聞奈良支局. ※このフォーラムは公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けています。.

(16) 「平穏死と在宅医療」を考えるフォーラム参加申込書. FAX 0742-90-1107. ■参加申込は、メール又はFAX・ハガキのいずれかでお願いいたします。    メール:参加申込専用のE-Mail([email protected] )    FAX:0742-90-1107    ハガキ:〒630-0121 生駒市北大和2-12-2  NEXTAGE研究所宛 ■参加ご希望の方は、① 郵便番号 ② 住所(居住地又は送り先)③ 氏名(代表)  ④ 電話番号 ⑤ FAX番号 ⑥ 参加人数を明記の上、上記の方法にてお申込ください。  参加人数が複数の場合は、代表者がご記入ください。   ※ご応募は定員350名になり次第、申込受付を終了とします。個人情報は申込受付及び定員に達したときの    お断り、次回の案内送付の際に利用しその他の目的では利用しません。. ① 郵便番号 ② 住  所 ③ ふりがな   氏  名 ④ 電話番号 ⑤ FAX番号. メールアドレス. ⑥ 参加人数         名 ⑦講演にご質問、要望があればご記入下さい。. ■交通ご案内 N. R166. 線 橿原 近鉄. R165. R24 県立医大病院. R169 橿原神宮前駅. 橿原神 宮西口 駅. 橿原公苑. 橿原神宮. 畝傍御陵前駅. 奈良県社会福祉 総合センター. 研究所. そ の 他 お問合せ TEL:0743-79-3727 FAX:0742-90-1107 ※このフォーラムは公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けています。.

(17) ※. 9月7日に使用したレジュメです. 「平穏死と在宅医療」を考えるフォーラム 平成 25 年 9 月 7 日(土). ●13:00~. Ⅰ部 基調講演:平穏死という親孝行 講師:長尾 和宏氏. ●14:45~16:30. Ⅱ部 「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジュウム ● コーディネーター:なかたに みさこ ● パネリスト ・長尾クリニック院長 ・竹村医院 院長 ・ちゅうわ往診クリニック院長 ・奈良県訪問看護ステーション協議会会長 ・奈良県訪問看護ステーション 協議会会長 ・奈良市二名地域包括支援センター長 ・多機能型介護ホーム芝の里 取締役. 長尾和宏氏 竹村恵史氏 河田安浩氏 小松洋子氏 柳川剛秀氏 芳野正裕氏. このフォーラムは公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けています.

(18) Ⅰ部 基調講演:「平穏死という親孝行」 ― 人生の最期をどこで、どのように迎えますか ー 長尾和宏氏: 長尾和宏氏:長尾クリニック院長、東京医大卒業後、大阪大第二内科入局 平成7年、尼崎市で「長尾クリニック」を開業。 「苦しまない最期の医療」と「在宅での自然な最期をサポートする医療」“人を診る” 総合医療を目指し、外来診療から在宅医療 365 日 24 時間体制で従事。 著 書 「 平 穏 死 」 10 の 条 件 で 平 穏 死 の す す め を 提 唱 、 実 践 。 ブ ロ グ (http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/)が大好評。. メモ.

(19) Ⅱ部「平穏死と在宅医療」を考えるシンポジウム <パネリスト&コーディネーター> パネリスト&コーディネーター>プロフィール ● 竹村恵史(たけむら けいじ) 1948 年奈良県で生まれる。1973 年名古屋大学医学部卒業。中部労災病院内科医師。 1978 年父を自宅で看取ると共に、竹村医院を継承し今に至る。 1988 年より特別養護老人ホーム大和園の配置医師に。この施設で 25 年間に約 150 人の方を看 取る。 1994 年奈良県医師会理事、2010 年同副会長。2000 年から NPO 法人奈良県介護支援専門員協 会に入会。現在理事長。. ● 河田安浩(かわだ やすひろ) 1972 年. 奈良県橿原市で生まれる。. 1997 年. 近畿大学医学部卒業後、ホスピスに行くか、外科をするか迷った挙句に 大阪市立総合医療センターにて複数科にわたり研修。. 1999 年. 大阪市立大学医学部付属病院. 胸部・腹部外科および救命救急センター勤務. 2004 年. 大阪市内一般病院にて終末期医療および在宅医療にふれ、 「やっぱりホスピス!し かもこれからは在宅!」と、在宅ホスピスクリニックの設立をめざす。. 2006 年. 河田胃腸科医院にて在宅医療・在宅ホスピスを始める。. 2011年 在宅療養支援診療所・在宅ホスピス緩和ケアクリニックとして訪問診療特化型「ち ゅうわ往診クリニック」を開設。. ● 小松洋子(こまつ ようこ) 医 療 機 関 で看 護 師 勤 務 する。 1989 年 ~社 団 法 人 奈 良 県 看 護 協 会 専 務 理 事 2004 年 ~公 益 財 団 法 人 日 本 訪 問 看 護 財 団 理 事 2008 年 ~㈱奈 良 在 宅 看 護 センター代 表 アンフィニ訪問看護ステーション運営 2010 年~社団法人 奈良県訪問看護ステーション協議会会長 ●柳川剛秀(やながわ たかひで) 1997 年:. 国立療養所. 2005 年:. 西奈良中央病院在宅介護支援センター. 2006 年:. 奈良市二名地域包括支援センター センター長. 邑久光明園. 主任介護支援専門員.

(20) ●芳野正裕(ほうのまさひろ) 勤務:有限会社. 祥寿会. 役職:取締役. 所属:多機能型介護ホーム芝の里(小規模多機能型居宅介護事業所) 職務:介護支援専門員(計画作成担当者) 介護経験:平成 17 年 4 月〜 平成 20 年 4 月〜. グループホームこもれび 多機能型介護ホーム芝の里. 資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症指導者、認知症ケア専門士 日本認知症グループホーム協会奈良県支部. 副会長. 小規模多機能型居宅介護奈良県ネット—ワークの会 桜井市地域密着型サービス部会 奈良県介護保険研究会. 副会長. 代表世話人. 世話人. 認知症介護実践者研修及びリーダー研修の講師 小規模多機能型居宅介護計画作成担当者研修の講師. ● なかたにみさこ ひとまち元気カンパニー代表 大阪生まれの大阪育ち。高校生の頃よりアルフォンス・デーケン氏やキューブラー・ロス 氏の書籍を学ぶ会に参加し、“死”について考える機会に恵まれる。その後社会教育団体に おいて工藤信夫元平安女学院大学院教授と傾聴ボランティアの養成に取り組む中対人援助 者が死生観を持つ必要性を提唱し、グリーフケア(喪失の悲嘆の回復)の講座等を開講し てきた。奈良の財団法人たんぽぽの家発行の奈良の介護情報誌発刊に携わることから奈良 の“介護”とのご縁ができる。障害者福祉関係の NPO、社会福祉法人にて障害者就労相談 を経て現在は地域や福祉のコーディネートやコーチングの手法を使った起業サポート等や りたいことをやれる元気な人の暮らすまちづくりに取り組む。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――. メモ.

(21) <在宅看取り体験者の発表> 義父を看取って気づいたこと なかたにみさこ 2013 年9月7日 2012 年6月ずっと1人で暮らしていた 80 歳の義父が足を痛がり、確認するとかなりの 腫れだったので病院へ連れていきました。義父の住まいからはかかりつけ医より近くに中 規模の総合医院が歩いて5分のところにあり、今回もその総合病院で診察をしてもらった。 足は三ヶ月間、体のしんどさからベッドで寝ずに座椅子で寝ていたことからうっ血したの ではないかということだったのですが、そのしんどさの要因が肝臓ガンだったのです。そ こで即入院。肝臓はもう真っ白でカテーテルでまず三分の一を処置しました。その三週間 の入院期間、家族は夜間のみ見舞う毎日でした。義父にはガンのことは告知しませんでし た。早く退院したがり脱走まで企てたほど帰りたがった義父でした。 たまたまこの頃 47 歳の夫の会社で希望退職を募られ、今後の介護のことを考えて8月末 に退職することにしました。 退院後はまた一人で生活をしていました。夜には夫が見に行く毎日の中、7月の検診時 に8月9日に二回目の手術が決まり、8月に再入院しました。二回目の手術も終え9月初 旬に退院した後は、夫が炊事と義父の仕事(天理教教会長)の介助のため住み込むことに なりました。浴槽が深いため入浴も難しくなり入浴介助とリハビリを受けたく介護認定を 申請しました。要介護1でした。以前に義姉が舅と姑を家で介護し看取った経験があった ことでどのようにすればいいかがわかっていたのは有難かったです。9月中旬の検診で体 力が落ちてきたので三回目の手術を延ばすことになりました。 10 月に入り意識がおかしくなって2日に車椅子で総合病院へ連れていくと、便が詰まり アンモニア中毒と言われて点滴で処置しました。連れて帰り介護ベッドを導入したかった のですが要介護1では実費になるので義姉から借りることにしました。10 月3日に入浴の ためデーサービス利用が始まりました。5,6 日に点滴の為に通院の際、病院内で転倒しその ことが起因したのか寝たきりになってしまいました。その為、地域包括支援センターに再 度介護認定の再審査を依頼しました。10 月 25 日に来訪してもらえることになったが、10 月 15 日に三回目の手術の為に入院になり、26 日に手術の予定日に急変し、意識が無くなり ました。ICU に入り余命2-3日と宣告されました。家族が集まり家と病院の往復の中、 症状が回復して大部屋へまた戻りました。意識は回復せずこの日から夫だけでは大変なの で義姉夫婦と4人交代で付き添いました。病院からもずっと付き添ってほしいと言われて いました。血圧が低くなり小康状態がずっと続きましたが 11 月 15 日 3:00 に血圧が下がり 脈も落ち個室に移されました。そして 17 日夜中に家族が見守る中息を引き取りました。個 室に入ってからは点滴もなくなったせいかすっと息を引き取っていったように見えました。.

(22) まさか?のことが、病気―手術―介護の繰り返しで最期を看取るという、たった6ヶ月の あわただしいい出来事でした。その間、義父も家族も何の準備なしの出来事だったのです。 以前から義父と死に方、死後のことにについて話していたことはなかったそうです。か かりつけの先生にも6月の時点で報告はしたのですが特に何もなかったそうです。 義父はどんな死に方をしたかったのか今はもう聞くこともできません。義父は死ぬとい うことを準備できなかったようにも感じます。残される家族が死を受け入れられなかった からなのか、義父には受け止められないという判断だったのか、義父には6月以降何も話 しませんでした。これは実子である夫の判断でした。 療養と介護が 1 度に始まった我が家。夫の看護、介護そして看取りを体験していろいろ 今まで机上でわかっていたことを実感として感じました。体が大きかった義父の介護はか なりの重労働でした。トイレ介助で腰を痛めました。また血圧が下がり最後に入院した時 はいつまで続くかわからない入院にほぼずっと付き添いを求められました。夫が仕事を辞 めていたので出来たのですがそうでなければどうなっていたのだろうかと思います。また 医療も介護も必要な情報をそれぞれに集めないといけないことも大変です。知っているか らこそ使えるわけで、でも情報は待っていても誰も持ってきてはくれないのです。そのあ たりを相談するのが病院になりがちになるのは介護よりも医療の方が先だったからでしょ うか。 今77歳の実父には希望の死に方をさせてあげたいと思いつつも夫のような全力での看 取りを出来るだろうか、そのための在宅医療をいかに手当てできるか・・・不安があります。 私が長女で妹が3人いますがすべて関東在住のため、関西に住む父のサポートはやはり関 西在住の私にかかることは覚悟しています。 笑い話ですが今父の部屋にエアコンがついていない。妹はそれは虐待だと言ってきまし た。(もちろん扇風機はつけています・・・)もちろんそんなつもりもなく父が自分で希望し てその部屋にいるのです。一昨年、母が急死した際はエンディングノートを記入してくれ ました。そこには延命は望まないことや葬儀はいらない等希望が書かれていました。父の 希望もいろいろあるでしょうが、きっと妹たちとの調整がいっぱいでてくるのだろうと感 じています。最近は今後の住まいについて父と話をすることがあります。父は施設を考え ているようですが、妹たちはまだというかあまりその案に乗り気ではないようです。たま に集まる時に話をしてはそれぞれが意見を言うだけで先送りです。でもこんな感じで、ひ とつずつ家族でコミュニケーションをとっていくしかないのでしょう。いまはまだ自分で 生活ができる父なのですが、これでもし自分で食事ができなくなったら、家事ができなく なったらと思うと今の自分の生活がどうなるのだろうと漠然と不安が募ります。叶えてあ げた気持ちと、どこまでできるのかの不安はありますがそこに目を伏せずに叶えてあげら れる娘でいたいと思います。終末期あるいは人生の締めのことは、突然やってくる問題で あり、父・当事者自らが考えると同時に、まだ早いという家族の問題であることに義父の 終末期から気づいた次第です。.

(23) 平穏死と 在宅医療 平成25年9月7日(土). 長尾クリニック 長尾和宏. 「がん」と 「認知症」 の時代 1.

(24) 今後の看取りの場所. 医療機関・介護施設数には限りがあり、自宅での看取りもほぼ横ばいと推測される。今後20年で急増する 医療機関・介護施設数には限りがあり、自宅での看取りもほぼ横ばいと推測される。今後 年で急増する 高齢者死亡者を受け入れるためには、「その他施設(高専賃・有料老人ホーム等)」の役割が重要となる。 4. 平成20年2月13日「21世紀保健医療フォーラム」厚生労働省老健局老人保健課 鈴木 康裕課長の資料より引用. 2.

(25) 多様化する看取りの場所 1 病院 6 自宅 3 5 6 7 7 7 7 7 7. 数字は死亡診断書 に丸をする番号. 介護三施設 老人ホーム 7=その他 グループホーム 小規模多機能 が増えている! サ高住 (尼崎だけ??) 託老所 ウイークリーマンション 友人、愛人の家 お店. 息を引き取る瞬間に 医者が居なくても大丈夫! 医者は死亡後でも、行けば 死亡診断書を発行できます。 (医師法20条の正しい理解を!) 医師法20条の正しい理解を!) 記入する死亡時間は、推定でいい. 3.

(26) 2つの「 つの「24時間以内」 24時間以内」 医師法20条:24時間以内に診ていれば往診不要 (昭和24年) 医師法21条:24時間以内に警察に届け出が要る (明治7年) *昭和24年にできた法律が平成24年に議論されている・・・ *実に多くの医師が、20条と21条を混同している現実! 法律の誤解が、在宅看取りの阻害因子になっている。. 3つの病態を区別、 意識しよう!. 4.

(27) JAAD. アルツハイマー型認知症の 経過を追った症状の変化 MMSE の点数 (発症前期) 30 不安,抑うつ,もの忘れ (MCI) 軽度. 知的機能障害. (初期) 記憶・記銘力障害,失見当識(時間) 20 (中期) 失名詞,着衣失行,構成失行 視空間失認,錐体外路障害 10 精神症状 問題行動 (妄想,幻覚,徘徊). 高度 0. (末期) 人格変化,無言・無動 失外套症候群. 1年. 認知症性老人の 日常生活自立度. 3年. 5年. 自立困難. Ⅰ. Ⅱ. 7年. 要介護. Ⅲ. 10年. 経過. 介護困難・施設入所. Ⅳ. M. 介護者と被介護者の上下関係 介護する人. 介護される人 介護される人. 介護する人. 介護する人. 介護される人. 5.

(28) 最近の3冊 「平穏死 「平穏死のすすめ」. 石飛幸三著. 「大往生したけりゃ医療とかかわるな」 中村仁一著 「平穏死 「平穏死・10の条件」 長尾和宏. 共通点 : 自然死、延命治療への疑問 在宅か 相違点 : 著者の年代、施設か 著者の年代、施設か在宅 在宅か. 6.

(29) 両者を区別する高齢者医療へ. ・ 是正すべき脱水 ・ 是正すべきでない脱水 =自然な省エネモード =終末期の脱水は友!. 人生のステージ. みずみずしい柿 干し柿. 7.

(30) 人生のステージ. アメリカ車 燃費が悪い ハイブリッドカー 燃費が良い. がん性腹膜炎にIVHしながらの抗がん剤治療. ・ がん細胞が先に がん細胞が先にブドウ糖 ブドウ糖を取り込み ブドウ糖を取り込み →がんは急速に発育・増大 がんは急速に発育・増大 ・ 腹水、腸閉塞に、さらに 腹水、腸閉塞に、さらに水 水を入れる →腹水穿刺、イレウスチューブ 腹水穿刺、イレウスチューブ ・ 抗がん剤(シスプラチン)という 抗がん剤(シスプラチン)という毒 毒 →最期のトドメ、 最期のトドメ、安楽死という犯罪!? 最期のトドメ、安楽死という犯罪!?. 8.

(31) 在宅≒ 在宅≒平穏死!! 病院≒延命死!? 施設≒延命死?? *. 納得死、満足死という視点ではどうか?. 現状 「ハッピーな胃ろう」と「アンハッピーな胃ろう」 QOL(命の質)と寿命の関係 QOL QOLが が高い. 胃ろうという選択、しない選択. ハッピーな 胃ろう. QOL QOLが が低い. しない場合. 寿命が短い. 胃ろうをした場合. アンハッピーな 胃ろう. 寿命が長い. 9.

(32) あるべき姿 あるべき姿 「ハッピーな胃ろう」の時間を延ばすには・・・. 胃ろうをした場合. QOL QOLが が低い. 口腔ケア、嚥下リハビリ. QOL QOLが が高い. 胃ろうという選択、しない選択. ハッピーな 胃ろう. しない場合. 寿命が短い. アンハッピーな 胃ろう 寿命が長い. 誤嚥 = 誤嚥性肺炎、ではない! 食べられるのに食べさせない現代医療 「餓死させるのですか」で家族は胃ろう 家族は胃ろう承諾 ろう承諾 その点、犬はいいなあ。 入院もしなくていいし、抗がん剤も受けないでいいし 延命治療という縮命治療も、受けなくていい。 「平穏生」を全うした先に、平穏死がある・・・・. 10.

(33) 平成24年6月24日という日 日本老年医学会 「患者の不利益が利益を上回る場合は、 水分・人工栄養補給の撤退も選択肢」 日本透析学会 「本人または家族が希望すれば 透析の中止も可能」(読売新聞). リビングウイル(LW)とは? 不治かつ末期に陥った時の 自分の延命措置に関する希望. ・米国 ・日本. 41% % 0.1% %. * さらに、内容がオーダーメイドか既製品化の違いもある. 11.

(34) LW法制化の現状(H24年8月現在) ・ LWが文書で表明されていることが大前提 LWが文書で表明されていることが大前提 ・ 「不治」かつ「末期」を、2人以上の医師が判定 ・ 延命治療を差し控えても医師は免責される 差し控えとは? 1案=不開始のみ 2案=中止のみ ・ 難病、障害者は対象外 従来の「阿吽の尊厳死」を否定するものではない. アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは? )とは? アドバンス・ケア・プランニング(. 「地域包括ケア」の中でのACPへ. 12.

(35) 多職種連携(チーム医療) かかり 病院. 看護. 訪問 リハビリ. ○多職種間での情報の ○多職種間での情報の 伝達・共有に 伝達・共有に手間 ・共有に手間 (時間、コスト) 時間、コスト)が か かる。 かる。. つけ医 つけ医. 訪問. ケアマネー ジャー. 利用者. 通所介 護・通所 リハ. 訪問 介護 ショート ステイ. ○役割分担が不明確な 役割分担が不明確な 部分がある。 部分がある。 ○顔が見えない中での 顔が見えない中での 連携。 連携。. 訪問 入浴. 足りない職種を、3つ考えて! 足りない職種を、3つ考えて!. 「地域包括ケア」の本質 「地域包括ケア」の本質 ・ ・ ・ ・ ・. 市町村単位で統一 市町村単位で統一 推進者は、誰でもいい! 推進者は、誰でもいい! 目指すは、地域完結型 目指すは、地域完結型 「食」と「緩和ケア」が柱 「食」と「緩和ケア」が柱 多職種と市民がまじ 多職種と市民がまじくる まじくる. 13.

(36) 医療と 医療と介護の連携 介護の連携(夫婦生活) 夫:医療保険 52歳 :非営利 妻:介護保険 12歳 :営利OK! 40才の年の差婚 40才の年の差婚. ・如何に仲良くできるか? ・如何に理解しあえるか? ・如何に死生観を共有できるか?. 親の平穏死をぶち壊すのは いつも「家族」、特に遠くの長男 いつも「家族」、特に遠くの長男 「あなたさえいなければ・・・・」 おひとり様の看取りが一番、易しい. 14.

(37) どちらが優先する? 家族の意思. 欧米 本人の意思. 日本・ アジア. 自己決定の文化 →代理人の選定 代理人の選定. 本人の意思. 家族の意思 親孝行の文化. 「おひとりさま」の ・在宅療養や ・在宅看取り は、どうなのか? 15.

(38) 実は、連続している?・・・. ・ ・ ・ ・ ・. 自殺 安楽死 尊厳死 セデーション 自然死(平穏死). がん対策推進基本計画が提唱する緩和ケアのあり方 今までの考え方 緩和ケア. がん治療 診断時. 死亡. これからの考え方. がん治療. 診断時 Cancer Pain Relief. 緩和ケア. 死亡. 世界保健機関 編,武田文和 訳:がんの痛みからの解放とパリアティブ・ケア, pp.5-13, 金原出版,東京 (1990) 一部改変. 16.

(39) 施設ホスピス VS. 在宅ホスピス 小川香代子さん(がん専門看護師)の場合 ー白衣をもう一度 からー. エンドオブライフケア感覚を共有した エンドオブライフケア感覚を共有した 地域包括ケアの中での医療連携、看取り 地域包括ケアの中での医療連携、看取り. 病院:かつては延命 病院:かつては延命重視 延命重視 価値観の共有. 在宅:生活 生活重視 在宅:生活重視 死生観においてもシームレスな連携を! 死生観においてもシームレスな連携を! ** 医療と介護の連携の主役は看護師 医療と介護の連携の主役は看護師 *. 17.

(40) 今後の医療・介護に必要なもの. ・ホスピスマインド ・食と栄養(在宅NST) 料理研究家の辰巳さん 料理研究家の辰巳さんの教え・・・ 辰巳さんの教え・・・. 地域で平穏死できるためには 地域で平穏死できるためには 1 本人の課題(LW,エンデイングノート) 2 家族の課題(親孝行の再考) 3 病院の課題(文化の差をどう埋めるか) 4 地域の課題(医療と介護の連携推進). 18.

(41) 安心でき る在宅の ために! ちゅうわ往診クリニック 河田安浩. 1.

(42) 生前遺影撮影. あのイオンまで・・・. 2.

(43) 慢性疾患の経過 高い. 機能 55. 低い. 癌の経過 高い. 機能 6. 低い. 3.

(44) でも 家にいるっ ていいよね. 在宅医療·介護あんしん20 2012.08.20 12. 地域包括ケアシステム. 4.

(45) • • • • •. 24時間対応 訪問看護ステーション 地域の医療・介護サービスと連携 看取りや緊急対応の実績 常勤医師3人以上(連携でも可). • 連携医療機関に 連携医療機関に 病床有. 9. 強化型 在宅療養支援診療所 (病床有). 訪 看. 訪 看. サ高住. 訪 看. 小規模 多機能介護 ホーム. ○○診療所 グループ. ○○診療所 グループ. 訪 看. 訪 看. 訪 看. ナーシング ホーム. ○○病院 ○○診療所 グループ. 10. ○○病院. 5.

(46) ほんまやなぁ! せやけど、あんた 肥えすぎやで・・・. ばあちゃん! 一緒に寝れる 家はいいよね. ご清聴ありがとうございました [email protected]. 医療法人. 良翔会. 河 田 胃 腸 科 医 院 ちゅうわ往診クリニック 訪問看護ステーションみそら. 6.

(47) 平穏死と在宅医療 訪問看護の役割. ⼀般社団法⼈奈良県訪問看護ステーション協議会 小松 洋子 平成25年9月7日. 訪問看護ステーションのあゆみ① • 1992年(平成4年)4⽉に⽼⼈保健法の改正で登場 した⽼⼈訪問看護制度 当初は、「寝たきり⽼⼈の介護に重点を置いた看 護とリハビリテーション看護」が目的 • 1994年(平成6年)10月に訪問看護制度になり訪問 看護対象者は乳児、障害者等に拡大 • 2000年(平成12年)4月に介護保険スタート 要介護者等に居宅サービスの⼀つとして訪問 看護を提供(1割負担)5年ごとに介護保険制度 改正がある. 1.

(48) 訪問看護ステーションのあゆみ② • 2006年に介護予防訪問看護 • 2006年に療養通所介護(医療ニーズの⾼い要介護 者に看護と介護が⼀体的に通所サービスを⾏う) • 2012年4月から新たに「定期巡回・随時対応型訪 問介護看護」複合サービス(⼩規模多機能型居宅 介護と訪問看護」が始まった • 介護職員の痰吸引等が合法化された • 第5期介護保険事業計画スタート、2025年を⾒据 えて「地域包括ケア」の実現が始まる. * 平成 9年3月 9年3月 奈良県訪問看護ステーション協議会創設 * 平成24年4月 一般社団法人奈良県訪問看護ステーション協議会 (平成25年4月1 ヶ所の訪問看護ステーションが (平成25年4月1日 4月1日現在 74ヶ所の訪問看護ステーション ヶ所の訪問看護ステーションが加入) 奈良県ステーション数 87ヶ所 (H25 H25年 H25 4.月 1日現在) 全 国 〃 7042ヶ所 (H25 H25年 H25 4.月 4. 1日現 在) 奈良県内の訪問看護師400⼈(4,050 4,050人⇒ 4,050 ⇒27,572回訪問) 27,572 ≪活動内容≫ ≫  訪問看護のあり方について実態調査や研究を⾏ない、 ステーション間の連絡、協⼒、調整及び情報交換をする  訪問看護の質保証のために、研究、研修会の実施  医療、健康、福祉・⾏政等と連携をする. 2.

(49) 3.

(50) 訪問看護の目的 • 訪問看護とは • 対象者が在宅で主体性をもって健康の自己管理と必要な 資源を自ら活用し、生活の質を高める事ができるようにな ること目指、訪問看護従事者は健康を阻害する因子を日 常生活から見出し、健康の保持・増進・回復を図り、あるい は疾病や障害による影響を最小限にとどめる。 また、安らかな終末を過ごすことが出来るように支援する。 そのために、具体的な看護を提供し健康や療養生活の相 談に応じ、必要な資源の導入・調整を図る。. (日本看護協会訪問看護検討委員会・1990年). 訪問看護ステーションの体制 • 指定訪問看護事業所(健康保険法) • 指定居宅サービス事業所 • 介護予防サービス事業所 • 管理者(保健師・助産師・看護師) • 訪問看護担当職員 • • • •. 保健師 助産師 看護師 准看護師. 理学療法士 作業療法士 言語療法士. 事務員. 4.

(51) 訪問看護サービスの内容  ≪療養上のお世話≫ 病状観察と判断、療養指導 栄養・食事の援助、排泄援助、整容、更衣、体位の変 換、移動・移乗の介助、保清、環境整備、リハビリ、認 知症・精神障害者のケア、家族支援、社会資源調整、 退院支援  ≪医療処置≫ 酸素管理、吸引・吸入、膀胱留置カテーテル管理、膀 胱洗浄、褥瘡予防・処置、創傷処置、在宅中心静脈 栄養管理、経官栄養管理、人工肛門管理、人工膀胱 管理、胃ろう管理、気管カニューレ管理、人工呼吸器 管理、CAPD管理、緩和ケア、ターミナルケア、血糖 値管理、服薬管理、注射・点滴管理、浣腸・摘便、検 査補助、その他緊急時対応. 訪問看護の開始. • 訪問看護の利用は主治医が訪問看護 の必要性を認めた者に限られる • 訪問看護の開始には「訪問看護指示 書」が必要. 5.

(52) 主治医との連携 • 指示書⇒1~6か月の期間で主治医が記載(300点) • 特別指示書は利用者に急性増悪の変化があれば必 要(100点) • 報告書⇒1か月に1回提出 • 計画書は、変化、修正があればその都度提出する。 • 緊急時報告⇒指示書に記載されている連絡先へ電話 し、指示を受ける 緊急でない時は、病状報告用紙に記入しFAX・ メー ルする • 在宅療養支援診療所との連携 24時間往診可能な体制を確保している 複数の訪問看護ステーションとの連携が可能. 在宅患者さんの紹介元 • • • • • • •. 居宅介護支援事業所 病院から退院時 診療所 地域包括支援センター 保健所 介護老人保健施設 本人・家族からの依頼. 6.

(53) 生きるのも死ぬのもあるがままに したい それを貫きたい • 自分の理想的な死とは何か QOD(クオリティ・オブ・デイス)死の質 • 誰かが何とかしてくれるだろう. 死を直面したときにさまざまな後悔がある. 朱雀門 ご清聴ありがとうございました。 せんと君. 7.

(54) 「平穏死と在宅医療」を考える シンポジウム. 奈良市二名地域包括支援センター センター長 柳川 剛秀. 地域包括支援センターとは 平成18年4月、介護保険制度改正に伴い 各市町村に設置されました。 現在、奈良県では全市町村で61か所設置 されています。 地域包括支援センターの主な業務 • • • •. 高齢者総合相談支援事業 介護予防ケアマネジメント事業 権利擁護事業 包括的・継続的ケアマネジメント事業. 1.

(55) もうひとつの大きな役割 • 地域包括支援センターの役割としてもうひ とつ大きなものがあります。. 地域包括ケアシステムの構築. 2.

参照

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